JPH0789004A - 不燃性の積層板または積層成形体 - Google Patents

不燃性の積層板または積層成形体

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JPH0789004A
JPH0789004A JP25895893A JP25895893A JPH0789004A JP H0789004 A JPH0789004 A JP H0789004A JP 25895893 A JP25895893 A JP 25895893A JP 25895893 A JP25895893 A JP 25895893A JP H0789004 A JPH0789004 A JP H0789004A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、高度の不燃性を有し、かつ成形性に
優れた積層板または積層成形体を提供することを目的と
するものである。 【構成】本発明に係る積層板または積層成形体は、含水
無機化合物が65〜95重量%で、その他にセルロ−ス
繊維及び合成高分子を含有し厚さが1〜5mmの不燃性基
材同士を、接着剤層を挾んで2層以上積層固着して厚さ
を4mm以上に形成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は不燃性の積層板または積
層成形体に関し、更に詳しくは、高度の不燃性を有し、
かつ成形性に優れた積層板または積層成形体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から建築物の防火対策上、各種建材
に不燃性を付与する不燃性基材として水酸化アルミニウ
ム粉体を多量に含有せしめた基材が使用されている。こ
の水酸化アルミニウム粉体を多量に含有せしめた基材は
水酸化アルミニウムの200〜300℃における脱水吸
熱反応によって不燃化が図られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、この水酸化
アルミニウムの如き含水無機化合物を多量に含有せしめ
た基材は、一般に成形性にきわめて乏しいという難点を
有していた。該不燃性基材に成形性を付与するには、熱
硬化性樹脂、熱可塑性樹脂あるいは合成ゴムなどの合成
高分子を含有せしめる方法が考えられるが、該不燃性基
材中に前記合成高分子を含有せしめた場合、その含有率
の増加とともに急激に不燃性能が低下する。
【0004】従って、高度の不燃性を保つためには、該
不燃性基材中に含有せしめ得る合成高分子の含有量はご
く少量にとどめる必要があり、この程度の合成高分子含
有量では依然として、該不燃性基材の成形性はきわめて
不十分なものであった。そこで、本発明はいち早く、特
開平5−112659号公報で、含水無機化合物と炭酸
塩を特定配合比率範囲で併用することによる発煙量の低
減効果により、含有し得る合成高分子の量を増加せし
め、かかる不燃性基材の成形性を向上できることを提案
したところである。しかし、かかる分野での成形性向上
に対する要求はさらに強いものがあり、特に、建築材料
などでは9mm厚乃至15mm厚以上の厚さを要求されるこ
とがあるが、不燃性基材の厚さがこのように厚くなった
場合一段と成形加工が困難となる。よって高度の不燃性
と優れた成形性を併せ有する不燃性を有する成形素材の
開発が急がれていた。本発明は、上記の課題を解決する
ためになされたもので、高度の不燃性を有し、かつ成形
性に優れた積層板または積層成形体を提供することを目
的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る不燃性の積
層板または積層成形体は含水無機化合物が65〜95重
量%で、その他にセルロ−ス繊維及び合成高分子を含有
する不燃性基材同士を、接着剤層を挾んで2層以上積層
固着したものである。また、含水無機化合物と炭酸塩の
合計が65〜95重量%で、その他にセルロ−ス繊維及
び合成高分子を含有する不燃性基材同士を、接着剤層を
挾んで2層以上積層固着したものである。上記した含水
無機化合物としては水酸化アルミニウム、水酸化マグネ
シウム、水酸化カルシウム、2水和石こう及びアルミン
酸化カルシウム等を挙げることができる。これらの化合
物は何れも分子内に結晶水を持ち化学的に類似した構造
を有する、また、含水無機化合物はその種類によって分
解温度及び吸熱量に幾分差があるが高温加熱時に分解し
て、吸熱作用により不燃化効果を示すという点では全く
共通している。従って基本的に前記した含水無機化合物
のいずれを用いてもよいが、入手価格等の経済性をも考
慮すると水酸化アルミニウムが最適である。
【0006】本発明で使用する合成高分子としては、フ
ェノ−ル樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、尿素樹
脂、不飽和ポリエステル樹脂などの熱硬化性樹脂(繊維
状のものを含む)もしくは、ポリオレフィン樹脂、ポリ
エステル樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、スチレ
ン樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂等の熱可塑性
樹脂(繊維状のものも含む)または、SBR、NBR、
MBR等の合成ゴム等の中から少なくとも1種類を選択
して使用する。
【0007】これらの合成高分子は、その種類により硬
化温度、溶融軟化温度等に幾分差があるが加熱処理に伴
う流動硬化作用あるいは軟化溶融再固化作用により不燃
性基材に各種成形賦形硬化もしくは諸強度の発現効果ま
たは含水無機化合物あるいは炭酸塩の脱落防止効果すな
わち、表面強度の向上効果等を与えるという点では全く
共通している。従って、基本的には前記した合成高分子
のいずれを用いてもよいが、入手価格等の経済性をも考
慮するとフェノ−ル樹脂、ポリオレフィン樹脂等が最適
である。本発明で使用する炭酸塩としては、炭酸カルシ
ウム、炭酸マグネシウム、炭酸バリウム、炭酸ストロン
チウム、炭酸ベリリウム、炭酸亜鉛等の中から少なくと
も1種類を選択して使用する。これらの炭酸塩はその種
類により分解温度等に幾分差があるが、高温加熱時に分
解して吸熱作用により不燃化効果を示すという点では全
く共通している。従って基本的に前記した炭酸塩のいず
れを用いてもよいが入手価格等の経済性を考慮すると炭
酸カルシウムが最適である。なお炭酸塩配合によるもう
1つの重要な効果として本発明者が特開平5−1126
59号公報等で指摘したところの発煙量低減効果を挙げ
ることができる。
【0008】本発明に係る不燃性の積層板または積層成
形体を構成する不燃性基材中の含水無機化合物あるいは
含水無機化合物と炭酸塩の合計の含有率範囲は固形分で
65〜95重量%である。その含有率が65重量%未満
では十分な不燃性が得られない。反対に95重量%を超
えた場合は含水無機化合物あるいは含水無機化合物と炭
酸塩の合計量の過多により十分な成形性が得られず、か
つ機械的強度も著しく弱くなるとともに、含水無機化合
物もしくは炭酸塩の脱落も発生しやすくなり不適であ
る。
【0009】また、本発明に係る不燃性基材中には含水
無機化合物のみで炭酸塩を含有しなくとも所期の目的を
達成することができるが、後述するように炭酸塩も同時
に含有した方がより優れた効果を得ることができる。こ
の場合、該不燃性基材中の含水無機化合物/炭酸塩の含
有重量比率は固形分で99.6/0.4 〜50/50の範囲とする
のが好ましい。これは99.6/0.4 よりも含水無機化合物
過多側では炭酸塩併用の効果が十分に得られない可能性
はあり、また50/50よりも炭酸塩過多側では含水無機化
合物の正味含有率の過少により不燃性能が悪化する可能
性があるからである。
【0010】本発明に係る不燃性基材の厚さは1〜5mm
であり、好ましくは2〜4mmである。厚さが1mm未満で
は積層板または積層成形体の接着剤層の数が増大し、該
積層板または積層成形体中に含有される含水無機化合物
あるいは含水無機化合物と炭酸塩の合計に対する接着剤
層の有機物の総量の比率が大きくなり不燃性能を低下さ
せる可能性があるためである。反対に5mmを超えた場合
は積層板または積層成形体の接着剤層同士の間隔が開き
すぎ、後述する不燃性基材を接着剤層を挾んで2層以上
積層することによる不燃性能の向上効果が発現しにくく
なる可能性があり、かつ成形性も悪化傾向となり不適で
ある。
【0011】本発明の不燃性の積層板または積層成形体
の厚さは4mm以上、好ましくは6mm以上である。厚さが
4mm未満では該積層板または積層成形体中に含有される
含水無機化合物あるいは含水無機化合物と炭酸塩の合計
に対する接着剤層の有機物の総量の比率が大きくなり不
燃性能を低下させる可能性があるためである。
【0012】また、本発明の不燃性の積層板または積層
成形体の曲面施工部分への活用(コ−ナ−部への適用)
については、上記不燃性基材同士を接着剤層を挾んで2
層以上積層して固着するという構成とし、かつ該不燃性
基材中にセルロ−ス繊維及び熱硬化性樹脂あるいは熱可
塑性樹脂などの合成高分子を必要量含有せしめることと
したので、高度の不燃性を確保できる上に、厚物の不燃
性基材を単体で用いる場合に比べ成形性が大きく向上
し、わん曲形状、L字形状もしくは3次元成形等の各種
形状をした不燃性の積層成形体を容易に得ることができ
る。加えて、接着剤を用いずに熱圧積層した場合より
も、不燃性基材各層が強固に固着され、得られた積層板
または積層成形体の諸強度が向上するとともに、成形後
の形状保持精度も向上する。特に建築材料などで要求さ
れる9mm厚乃至15mm厚以上といった厚物の需要に応え
る場合、本発明の構成とすることで、不燃性向上効果と
成形性向上効果がより効果的に発揮され高度の不燃性と
優れた成形性を兼備する積層板または積層成形体を経済
的かつ容易に得ることができる。
【0013】さらに、本発明の不燃性の積層板または積
層成形体の具体的かつ効果的な活用例として後述する実
施例9でも示したような不燃性を要求されるコ−ナ−部
等の曲面施工部分を挙げることができる。すなわち、従
来は、図4に示すように溝11加工した不燃材10をR
型台12に当てがい必要な曲率半径を確保した上で溝1
1にセメント等の充填材13を充填し硬化した後に、所
定の場所にはり付けるという方法が採られているが、工
程数が多くなるとともに、施工が繁雑でやっかいなもの
であった。また、珪酸カルシウム板等の一部にこのよう
な溝加工によらない方法も見られるが、適用できる曲率
半径に制約(せいぜい1000mm以上)があり、かなりゆる
やかな曲面しか得ることができなかった。本発明によれ
ば、図3に示すように平面部分は石こうボ−ド等の従来
慣用の不燃性を有する材料14を使用し、コ−ナ−部の
み本発明の不燃性の積層成形体1を予め必要な形状に成
形して組み合わせて使用することにより曲率半径が最小
30〜50mm程度の高度な曲面形状をきわめて容易かつ外観
もきれいに施工することが可能である。
【0014】本発明に係る不燃性基材は上記配合のもと
に含水無機化合物/セルロ−ス繊維/合成高分子あるい
は含水無機化合物/炭酸塩/セルロ−ス繊維/合成高分
子という構成であればよく、その製造法としては湿式抄
造法、乾式成形法など任意の方法が適用可能であり、特
定の製造法に限定するものではないが、以下において、
本発明の当該分野である湿式抄造法を適用した場合を例
とって製造方法にも言及しながらさらに詳述する。
【0015】本発明に係る不燃性基材は含水無機化合物
または炭酸塩の歩留を向上させるための各種歩留向上剤
あるいは必要に応じてガラス繊維、ロックウ−ル繊維、
炭素繊維などの無機繊維または着色のための合成染料等
を含有していてもよい。また、用途によっては機械的強
度もしくは後加工適性の改善等を図るべく、乾燥または
湿潤紙力増強剤、サイズ剤、耐水化剤等を含有せしめる
べきことは言うまでもない。本発明に係る不燃性基材に
合成高分子を含有せしめる方法としては、合成高分子の
液状物、繊維状物あるいは粒状物等を原料スラリ−中に
内添したり、紙層形成後あるいは成形後に塗布または含
浸するなどすればよい。
【0016】含水無機化合物または炭酸塩を含有せしめ
る方法としては含水無機化合物または炭酸塩を含有する
塗料を基材に塗布あるいは含浸せしめるなどの方法も考
えられるが、所定の含有量を確保し、あるいは厚さ方向
での品質の均一化を図るためには原料スラリ−中に含水
無機化合物または炭酸塩を粉体状あるいはスラリ−状に
て内添する方法が最も好ましい。この場合、含水無機化
合物、炭酸塩、セルロ−ス繊維及び合成高分子の添加方
法及び添加順序等は任意であり、必要に応じ叩解処理等
を施してもよい。こうして得た原料スラリ−を用いて本
発明に係る不燃性基材を製造するには通常の抄造法によ
ればよい。すなわち、通常の長網、円網あるいは傾斜網
等の抄造網状に前記したスラリ−を供給し、濾過、脱水
した後、圧搾、乾燥すればよい。また、必要により各種
コンビネ−ション網や多槽円網及び各種ラミネ−タ−な
どにより紙層を2層以上重ね合わせてもよい。
【0017】こうして得た不燃性基材を用いて、本発明
の不燃性の積層板または積層成形体を製造するには、不
燃性基材をエポキシ系、フェノ−ル系、尿素系、メラミ
ン系、酢酸ビニル系、エチレン酢酸ビニル系、ウレタン
系、クロロプレン系等の従来慣用の接着剤層を挾んで2
層以上積層し、固着するか、不燃性基材に従来慣用の成
形法を単独あるいは2種以上組み合わせて適用すること
により成形を施し、しかる後に、前記した従来慣用の接
着剤層を挾んで2層以上積層し固着すればよい。ただ
し、接着剤の選択に際しては被着体の特性を考慮して選
択すべきこと及び接着剤の使用量は適正量とすべきこと
は当然である。
【0018】また、場合によっては不燃性基材の接着剤
層を挾んでの積層、固着と成形とを一体熱圧成形あるい
は一体高周波加熱成形等により同時に行うことも可能で
ある。さらに用途によっては、得られた不燃性の積層板
または積層成形体に各種塗料の吹付けもしくは塗布ある
いは印刷などの表面処理を施したり、あるいは化粧板、
レザ−合成樹脂膜等を貼り合せるなどして、該不燃性の
積層板または積層成形体の付加価値を一段と高めること
ができることは言うまでもない。本発明の積層板または
積層成形体は含水無機化合物あるいは含水無機化合物と
炭酸塩を高含有する不燃性基材を接着剤層を挾んで2層
以上積層して固着するだけで高度な不燃性を発揮する
が、従来慣用の難燃剤の使用を防げるものではない。併
用可能な難燃剤としては有機リン化合物、含リン含窒素
有機化合物、スルファミン酸塩、無機リン酸塩、含ハロ
ゲン化物及びアンチモン系化合物等の公知の難燃剤を挙
げることができる。また、該難燃剤の使用方法としては
原料スラリ−中に内添せしめるなどして不燃性基材中に
含有せしめるか、あるいは該不燃基材を積層もしくは成
形する工程中または該工程の後に塗布または含浸せしめ
る等の方法が挙げられる。
【0019】
【作用】本発明の不燃性の積層板または積層成形体にお
ける不燃性能向上効果の発現機構の詳細については未だ
不明であるが、接着剤層の存在による熱伝導促進作用が
関係しているのではないかと推察している。以下に後で
実施例で示すところのJIS A−1321の表面試験
での試験結果に基づく発明内容を記す。まず、含水無機
化合物あるいは含水無機化合物と炭酸塩を高含有せしめ
た不燃性基材と該不燃性基材と同一の組成で単に目付量
を増加させ厚さを増したもの及び、前記した不燃性基材
を接着剤を用いずに熱圧積層したものの3種類について
表面試験を行ったところ、厚さの増大あるいは熱圧積層
により不燃性能が悪化(排気温度上昇面積もしくは最高
発煙係数または残炎時間の増大)することを確認した。
【0020】次に前記した不燃性基材を有機系の接着剤
を挾んで積層し、固着して得た積層板について表面試験
を行ったところ、今度は、不燃性能が悪化することがな
く逆に積層固着前の不燃性基材単体よりも排気温度上昇
面積もしくは最高発煙係数あるいは残炎時間が減少し不
燃性能が向上することが判明した。このことはきわめて
特異な現象である。すなわち有機系の接着剤層を挾んで
積層し固着して得た積層板中の可燃成分含有率は、積
層、固着前の不燃性基材単体中のそれよりも増大してい
るはずであるから、前記した同一組成下での厚さの増大
あるいは熱圧積層に伴う不燃性能の悪化現象とも相俟っ
て、常識的には該積層板の不燃性能はかなり低下すると
考えられるからである。
【0021】それではなぜ該積層板の不燃性能が向上し
たのか、その理由は次のように推察される。すなわち該
積層板の不燃性能はその構成要素である不燃性基材の主
成分である含水無機化合物あるいは含水無機化合物と炭
酸塩の熱分解による吸熱作用に依存している。従ってこ
の含水化合物あるいは炭酸塩が十分に熱を吸収し熱分解
するに至らなければ不燃化効果は発現しないわけであ
る。しかるに本発明に係る不燃性基材は断熱性に優れる
ため、高温加熱下での該不燃性基材内部での熱伝導はか
なり遅く内部にきわめて不均一な温度分布を生じやすい
と考えられ、該不燃性基材に含有される含水無機化合物
あるいは炭酸塩の熱分解による不燃化効果が必ずしも十
分に発現しているとは言い難い。
【0022】これに対し、所定の厚みの不燃性基材同士
を、接着剤層を挾んで積層し固着して得た所定の厚さの
積層板の場合、接着剤層は不燃性基材よりも熱伝導率が
高いと考えられるので、該積層板を高温加熱したとき、
内部の温度分布は接着剤層の存在のために均一化に向か
い、加熱面からの熱が積層板内部に円滑に伝わり該積層
板を構成する不燃性基材中の含水無機化合物あるいは炭
酸塩の熱分解が促進され該積層板に内包される不燃性能
がきわめて効果的かつ効率的に引き出されるものと考え
られる。
【0023】また、この不燃性能向上効果は、不燃性基
材が含水無機化合物のみ高含有していても十分発現する
が、含水無機化合物と炭酸塩を同時に含有していた方が
より顕著に発現することから、含水無機化合物と炭酸塩
の熱分解挙動の違い、すなわち熱分解温度の差あるいは
分解生成物の差などもこのような不燃性能向上効果に関
係しているものと考えられる。その中でも含水無機化合
物の熱分解により発生する水蒸気と炭酸塩の熱分解によ
って発生する二酸化炭素の物理的・化学的相互作用によ
る燃焼反応への影響が接着剤層の存在により一段と不燃
性能向上の方向に作用するものと推察される。さらに、
接着剤として無機系接着剤を選択した場合においても、
接着剤層の存在による熱伝導の円滑化を図り得るもので
あれば、接着剤そのものが非可燃性であることとも相俟
ってさらに優れた不燃性向上効果の発現が期待される。
【0024】
【実施例】次に本発明を以下の実施例に基づいてさらに
具体的に説明する。本実施例中の各項目の測定は次の方
法により行った。 不燃性: JIS A−1321の表面試験によ
る。 実施例1 市販の針葉樹系未晒硫酸塩パルプを離解機にて離解して
得たセルロ−ス繊維分散液の所定量を取り、これに水酸
化アルミニウム粉体(平均粒子径5.7μm である。以
下同じ)及び粉末状フェノ−ル樹脂(平均粒子径30μ
m である。以下同じ)を添加し、撹拌機にて十分に分散
混合後、角型テスト抄紙機にて手抄を行って乾燥し、さ
らに熱プレスにて加熱処理(温度175℃、圧力5kg/
cm2 、時間3分)し、厚さ約4mmの不燃性基材aを得
た。不燃性基材aについて各成分の含有率を表1に示し
た。次に不燃性基材a同士をウレタン系接着剤層で挾ん
で(ウレタン系接着剤の使用量は各接着剤層につき固形
分で110 g/m2である。以下同じ)3枚積層して、固
着し、厚さ約12mmの積層板Aを得た。積層板Aについ
て不燃性を測定し、その結果を表1に示した。
【0025】実施例2 実施例1において、炭酸カルシウム(平均粒子径1.5
μm である。以下同じ)を添加した以外は実施例1と同
様にして厚さ約4mmの不燃性基材bを得た。不燃性基材
bについて各成分の含有率を表1に示した。次に不燃性
基材b同士を実施例1と同様にしてウレタン系接着剤層
で挾んで2枚積層して固着し、厚さ約8mmの積層板Bを
得た。積層板Bについて不燃性を測定し、その結果を表
1に示した。
【0026】実施例3 実施例1において、セルロ−ス繊維分散液にガラス繊維
(繊維径3μm である。以下同じ)を配合し、さらに炭
酸カルシウムを添加した以外は実施例1と同様にして厚
さ約3mmの不燃性基材cを得た(ただし、熱プレス条件
は温度200℃、圧力20kg/cm2 、時間20分とし
た)。不燃性基材cについて各成分の含有率を表1に示
した。次に不燃性基材c同士をエポキシ系接着剤層を挾
んで(エポキシ系接着剤の使用量は各接着剤層につき固
形分で130g/m2とした。以下同じ)3枚積層して固
着し、厚さ約9mmの積層板Cを得た。積層板Cについて
不燃性を測定し、その結果を表1に示した。
【0027】実施例4 市販の針葉樹系未晒硫酸塩パルプとガラス繊維をパルパ
−にて離解し、これに水酸化アルミニウム粉体及び粉末
状フェノ−ル樹脂を添加し十分に分散混合後、長網/ワ
インドアップロ−ル構成の巻取板紙抄紙機にて紙層を1
5層積層させて抄造を行い、乾燥し、厚さ約3.5mmの
不燃性基材d´を得た。不燃性基材d´について各成分
の含有率を表1に示した。次に不燃性基材d´同士を尿
素系接着剤層で挾んで(尿素系接着剤の使用量は各接着
剤層につき固形分で110g/m2とした。以下同じ)3
枚積層し、高周波加熱方式の熱圧プレス装置にて加熱処
理(圧力15kg/cm2 、時間20分、温度は加熱処理終
了直後の被処理不燃性基材の表面温度160℃であっ
た。)して3層を固着し、厚さ約9mmの積層板Dを得
た。積層板Dについて不燃性を測定し、その結果を表1
に示した。
【0028】実施例5 実施例1において、水酸化アルミニウム粉体に代えて水
酸化マグネシウム粉体(平均粒子径10μm である。以
下同じ)を用い、粉末状フェノ−ル樹脂に代えて繊維状
ポリオレフィン樹脂(市販のポリエチレン系合成パルプ
である。以下同じ)を用いた以外は実施例1と同様にし
て厚さ約4mmの不燃性基材eを得た。不燃性基材eにつ
いて各成分の含有率を表1に示した。次に不燃性基材e
同士を実施例1と同様にしてウレタン系接着剤層を挾ん
で3枚積層して固着し、厚さ約12mmの積層板Eを得
た。積層板Eについて不燃性を測定し、その結果を表1
に示した。
【0029】実施例6 実施例1において、粉末状フェノ−ル樹脂に代えて液状
アクリル樹脂(市販の熱可塑性アクリル酸エステル・酢
酸ビニル共重合物である。以下同じ)を用いた以外は実
施例1と同様にして厚さ約4mmの不燃性基材fを得た。
不燃性基材fについて各成分の含有率を表1に示した。
次に不燃性基材f同士を実施例1と同様にしてウレタン
系接着剤層を挾んで3枚積層して固着し厚さ約12mmの
積層板Fを得た。積層板Fについて不燃性を測定し、そ
の結果を表1に示した。
【0030】比較例1 実施例1で得た不燃性基材aについての不燃性を測定
し、その結果を各成分の含有率と併せて表1に示した。 比較例2 実施例1で得た熱プレス前の不燃性基材を接着剤を用い
ずに3枚積層し、熱プレスにて加熱処理(温度175
℃、圧力5kg/cm2 、時間9分)して3層を熱圧着し厚
さ約12mmの積層板Gを得た。積層板Gについて不燃性
を測定し、その結果を表1に示した。 比較例3 実施例2で得た不燃性基材bについての不燃性を測定
し、その結果を各成分の含有率と併せて表1に示した。
【0031】比較例4 実施例2において、各成分の配合量を増した以外は実施
例2と同様にして厚さ8mmの不燃性基材b′を得た(た
だし、熱プレス条件は、温度175℃、圧力5kg/cm
2 、時間6分とした)。不燃性基材b′についての不燃
性を測定し、その結果を各成分の含有率と併せて表1に
示した。 比較例5 実施例2で得た熱プレス前の不燃性基材を接着剤を用い
ずに2枚積層し、熱プレスにで加熱処理(温度175
℃、圧力5kg/cm2 、時間6分)して2層を固着し、厚
さ約8mmの積層板Hを得た。積層板Hについて不燃性を
測定し、その結果を表1に示した。 比較例6 実施例3で得た不燃性基材cについての不燃性を測定
し、その結果を各成分の含有率と併せて表1に示した。
【0032】比較例7 実施例3で得た熱プレス前の不燃性基材を接着剤を用い
ずに3枚積層し、熱プレスにて加熱処理(温度200
℃、圧力20kg/cm2 、時間30分)して3層を熱圧着
し、厚さ約9mmの積層板Iを得た。積層板Iについての
不燃性を測定し、その結果を表1に示した。 比較例8 実施例4で得た不燃性基材d′を熱プレスにて加熱処理
(温度175℃、圧力5kg/cm2 、時間3分)し、厚さ
約3mmの不燃性基材dを得た。不燃性基材dについての
不燃性を測定し、その結果を各成分の含有率と併せて表
1に示した。 比較例9 実施例4で得た不燃性基材d′を接着剤を用いずに3枚
積層し、熱プレスにて加熱処理(温度175℃、圧力5
kg/cm2 時間9分)して3層を熱圧着し、厚さ約9mmの
積層板Jを得た、積層板Jについて不燃性を測定し、そ
の結果を表1に示した。
【0033】
【表1】
【0034】実施例7 実施例1で得た熱プレス前の不燃性基材2をエポキシ系
接着剤層3を挾んで2枚積層し、該接着剤3が硬化しな
いうちに金型による曲げ成形(金型温度175℃、圧力
2kg/cm2 、時間6分)を行い良好な積層成形体1を得
た。得られた積層成形体1(ただし、厚さは約8mm)の
形状を図1に示す。 実施例8 実施例7において、実施例1で得た熱プレス前の不燃性
基材2に代えて実施例3で得た熱プレス前の不燃性基材
2を用いた以外は、実施例7と同様にして、金型による
曲げ成形(金型温度200℃、圧力20kg/cm2 、時間
30分)を行い、図1と同様な形状を有する良好な積層
成形体1(ただし、厚さは約6mm)を得た。 実施例9 実施例4で得た不燃性基材2を尿素系接着剤層3を挾ん
で3枚積層し、木型による高周波加熱成形(圧力15kg
/cm2 、時間20分、温度は成形終了直後の被成形不燃
性基材の表面温度160℃であった。)を行い、良好な
積層成形体1を得た。得られた積層成形体1(ただし、
厚さは約9mm)の形状を図2に示す。次に、この積層成
形体1を長手方向に2等分し、厚さ9mmの石こうボ−ド
4と組み合わせることにより図3に示すような曲面コ−
ナ−部を容易に容易に製作することができた。
【0035】比較例10 実施例1において、粉末状フェノ−ル樹脂を添加しない
以外は実施例1と同様にして得た熱プレス前の不燃性基
材を用い、実施例7と同様にして金型による曲げ成形を
行ったが、割れが発生し、不燃性基材内部での剥離強度
も著しく弱く良好な積層成形体を得ることができなかっ
た。 比較例11 実施例3において粉末状フェノ−ル樹脂を添加しない以
外は実施例3と同様にして得た熱プレス前の不燃性基材
を用い実施例8と同様にして金型による曲げ成形を行っ
たが割れが発生し不燃性基材内部での剥離強度も著しく
弱く良好な積層成形体を得ることができなかった。 比較例12 比較例4で得た熱プレス前の不燃性基材を用い、接着剤
を用いず2枚積層せずに1枚のみとした以外は実施例7
と同様にして金型による曲げ成形を行ったが、不燃性基
材が厚過ぎるためか、若干の割れが発生し良好な積層成
形体を得ることができなかった。
【0036】上記実施例1〜9、比較例1〜12、表1
及び図1〜図3からわかるように、含水無機化合物ある
いは含水無機化合物と炭酸塩の合計が65〜95重量%
で、その他にセルロ−ス繊維及び合成高分子を含有する
不燃性基材を接着剤層を挾んで2層以上積層固着するこ
とにより高度の不燃性を有し、かつ成形性に優れた不燃
性の積層板または積層成形体が得られることがわかっ
た。特に不燃性については、不燃性基材の組成を等しく
して比較した場合、単に目付量を増大させて厚さを増し
たり、該不燃性基材を接着剤を用いずに熱圧積層した場
合、排気温度上昇面積もしくは最高発煙係数または残炎
時間の増大といった不燃性能の悪化を伴うのに対し、該
不燃性基材を接着剤層を挾んで2層以上積層して固着す
ることにより、たとえ有機系の接着剤層を挾んだ場合に
おいても、積層・固着前の該不燃性基材単体の場合より
も排気温度上昇面積もしくは最高発煙係数または残炎時
間が減少し、不燃性能が向上するというきわめて特異な
効果が得られることがわかった。
【0037】
【発明の効果】本発明の不燃性の積層板または積層成形
体は上記の説明からわかるように、含水無機化合物ある
いは含水無機化合物と炭酸塩の合計が65〜95重量%
で、その他にセルロ−ス繊維及び合成高分子を含有し厚
さが1〜5mmの不燃性基材同士を、接着材層を挾んで2
層以上積層固着して厚さを4mm以上とする構成としたの
で、単に不燃性基材の目付量を増したり、不燃性基材同
士を、接着剤を用いずに熱圧積層した場合におこる排気
温度上昇面積もしくは最高発煙係数または残炎時間の増
大といった不燃性能の悪化が解消される。本発明の積層
板または積層成形体では、積層、固着前の不燃性基材単
体よりも排気温度上昇面積もしくは最高発煙係数または
残炎時間が減少しきわめて優れた不燃性能を有する。
【0038】この不燃性基材同士を接着剤層を挾んで2
層以上積層固着することによる不燃性能の向上効果は不
燃性基材が含水無機化合物/セルロ−ス繊維/合成高分
子という構成でも十分に発現するが、炭酸塩も同時に含
有せしめ、含水無機化合物/炭酸塩/セルロ−ス繊維/
合成高分子という構成の不燃性基材を選択することによ
り一段と顕著にその効果が得られる。また、含水無機化
合物あるいは含水無機化合物と炭酸塩を主成分とする厚
さが1〜5mmの不燃性基材同士を接着剤層を挾んで2層
以上積層固着し厚さ4mm以上に形成するという構成と
し、かつ該不燃性基材中にセルロ−ス繊維及び熱硬化性
樹脂あるいは熱可塑性樹脂などの合成高分子を必要量含
有せしめることとしたので、高度の不燃性を確保できる
上に、厚物の不燃性基材を単体で用いる場合に比べ成形
性が大きく向上し、わん曲形状、L字形状もしくは3次
元成形等の各種形状をした不燃性の積層成形体を容易に
得ることができる。加えて接着剤を用いずに熱圧積層し
た場合よりも、不燃性基材各層が強固に固着され、得ら
れた積層板または積層成形体の諸強度が向上するととも
に、成形後形状保持精度も向上する。
【0039】特に建築材料などで要求される9mm厚乃至
15mm厚以上といった厚物の需要に応える場合、本発明
の構成とすることで、不燃性向上効果と成形性向上効果
がより効果的に発揮され、高度の不燃性と優れた成形性
を兼備する積層板または積層成形体を経済的かつ容易に
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により得られたL字形状を示す積層成形
体の斜視図である。
【図2】本発明により得られたわん曲形状を示す積層成
形体の斜視図である。
【図3】本発明により得られたわん曲形状を示す積層成
形体を不燃性建築材のコ−ナ−部として使用した斜視図
である。
【図4】(a)(b)は従来の溝加工石こうボ−ドによ
るコ−ナ−部の製造工程図および(c)はそのコ−ナ−
部の使用状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 積層成形体 2 不燃性基材 3 接着剤層

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 含水無機化合物が65〜95重量%で、
    その他にセルロ−ス繊維及び合成高分子を含有し厚さが
    1〜5mmの不燃性基材同士を、接着剤層を挾んで2層以
    上積層固着して厚さを4mm以上に形成したことを特徴と
    する不燃性の積層板または積層成形体。
  2. 【請求項2】 含水無機化合物と炭酸塩の合計が65〜
    95重量%で、その他にセルロ−ス繊維及び合成高分子
    を含有し厚さが1〜5mmの不燃性基材同士を、接着層を
    挾んで2層以上積層固着して厚さを4mm以上に形成した
    ことを特徴とする不燃性の積層板または積層成形体。
  3. 【請求項3】 含水無機化合物は水酸化アルミニウム、
    水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、2水和石こう
    及びアルミン酸化カルシウムの中から選ばれた少なくと
    も1種類から成る請求項1または2記載の不燃性の積層
    板または積層成形体。
  4. 【請求項4】 合成高分子は熱硬化性樹脂、熱可塑性樹
    脂及び合成ゴムの中から選ばれた少なくとも1種類から
    成る請求項1、2または3記載の不燃性の積層板または
    積層成形体。
  5. 【請求項5】 炭酸塩は炭酸カルシウムである請求項
    1、2、3または4記載の不燃性の積層板または積層成
    形体。
  6. 【請求項6】 不燃性基材は2層以上のシ−ト層の積層
    体から成る請求項1、2、3、4または5記載の不燃性
    の積層板または積層成形体。
  7. 【請求項7】 請求項1または2記載の不燃性の積層成
    形体を石こうボ−ド等の不燃性板材間のコ−ナ−材とし
    て使用することを特徴とする不燃性の積層成形体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5934085A (en) * 1997-02-24 1999-08-10 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Thermal insulator cabinet and method for producing the same

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