JPH0788897B2 - 自動変速機におけるバルブ構造 - Google Patents

自動変速機におけるバルブ構造

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JPH0788897B2
JPH0788897B2 JP15469286A JP15469286A JPH0788897B2 JP H0788897 B2 JPH0788897 B2 JP H0788897B2 JP 15469286 A JP15469286 A JP 15469286A JP 15469286 A JP15469286 A JP 15469286A JP H0788897 B2 JPH0788897 B2 JP H0788897B2
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秀二 加藤
文友 横山
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、自動変速機、特に自動車に搭載される自動変
速機におけるバルブ構造に係り、詳しくはライン圧とス
ロットル圧が作用するプライマリレギュレータバルブの
ように、2個の異なる油圧が作用するバルブの構造に関
する。
(ロ)従来の技術 一般に、プライマリレギュレータバルブは、スロットル
圧及びRレンジでのライン圧が作用して、各要素へ送ら
れるライン圧を高負荷時には高めにかつ低負荷時には低
めに調圧すると共に、該バルブで調圧した油圧をセカン
ダリレギュレータバルブ及びロックアップコントロール
バルブにも供給している。
ところで、従来、プライマリレギュレータバルブは、マ
ニュアルバルブのRレンジにて連通されるライン圧ポー
トとスロットル圧ポートとが隣接して配置されているの
で、特に高温時、R時ライン圧がスロットル圧に漏れ込
みやすく、このため、スロットル圧が高くなってアキュ
ムレータコントロール圧を高く設定し、この結果、ニュ
ートラルからリバースへの切換えに際してのシフトショ
ックを大きくしてしまう。特に、小型化のため、R時ラ
イン圧ポートとスロットル圧ポートとの間隙の狭いF・
F用の自動変速機において該リバース切換え時のシフト
ショックが顕著に表われる。
そこで、第6図に示すように、ライン圧ポート2とスロ
ットル圧ポート3の間におけるバルブボディ1に直接ド
レーンポート5を穿設し、ライン圧のスロットル圧への
漏れ込みの防止を図ったバルブV′が案出されている。
そして、該プライマリレギュレータバルブV′における
スロットル圧ポート及びRレンジライン圧ポート部分
は、バルブボディ1に穿設されたバルブ孔1aにスリーブ
6′が嵌合されており、該スリーブ6′にスプール7が
嵌挿すると共に、各ポート2,3部分にそれぞれ環状溝
9′,10′及び貫通孔11,12が形成されている。
従って、スロットル圧はポート3、環状溝10′及び貫通
孔12を介してバルブ室7bに導かれ、またR時ライン圧は
ポート2、環状溝9′及び貫通孔11を介してバルブ室7a
に導かれるが、この際ライン圧ポート2からスリーブ
6′とバルブ孔1aとの隙間に漏れ込んだライン圧はスリ
ーブ6′の環状溝13を通ってドレーンポート5から排出
される。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 ところで、バルブボディ1に直接形成するドレーンポー
ト5は、鋳抜きにより成形する関係上、ある程度の大き
さ(3mm程度)が必要である。また、適正なライン圧を
得るため、スリーブ6′を個々のバルブにおいて高さ調
整する必要があり、このため、大きく調整を必要とする
ものは、スリーブ6′の環状溝9′がドレーンポート5
に連通してしまう虞れがある。
また、ドレーンポート5がバルブボディ1に、かつライ
ン圧ポート2用及びスロットル圧ポート3用の環状溝
9′,10′がスリーブ6′に形成されているため、スリ
ーブ6′を低く調整する際はライン圧ポート2用の環状
溝9′が、またスリーブ6′を高く調整する際はスロッ
トル圧ポート3用の環状溝10′がそれぞれドレーンポー
ト5に連通する虞れが生じ、このためライン圧ポート2
とスロットル圧ポート3とを所定間隔離れて配置する必
要があり、バルブが長くなってしまう。
そこで、本発明は、スリーブにドレーン用の凹溝を形成
することにより、上述問題点を解消した自動変速機にお
けるバルブ構造を提供することを目的とするものであ
る。
(ニ)問題を解決するための手段 本発明は、上述事情に鑑みなされたものであって、例え
ば第1図に示すように、スリーブ6の外周に、第1のポ
ート(例えばR時ライン圧ポート)2と対応する位置に
周方向に沿う第1の凹溝9を形成すると共に第2のポー
ト(例えばスロットル圧ポート)3と対応する位置に周
方向に沿う第2の凹溝10を形成する。そして、これら両
凹溝9,10の間に周方向に沿う第3の凹溝20を形成し、更
に該第3の凹溝20から、前記第1の凹溝9に干渉するこ
となくスリーブ6の先端に抜ける軸方向に沿う凹溝21を
形成して、漏れ込み油を該軸方向の凹溝21を通してドレ
ーンすることを特徴とする。
(ホ)作用 以上構成に基づき、第1のポート2に供給される高圧油
圧が第1の凹溝9からスリーブ6とバルブ孔1aとの隙間
に漏れ込むと、該漏れ込み油圧は第3の凹溝20にて受け
られ、更に軸方向に沿う凹溝21に導かれてスリーブ6の
先端に排出され、そしてドレーン孔22からドレーンされ
る。
(ヘ)実施例 以下、図面に沿って、本発明を具体化した実施例につい
て説明する。
プライマリレギュレータバルブVは、第1図に示すよう
に、バルブボディ1に形成されたバルブ孔1aを有し、更
にバルブ孔1aに開口する第1のライン圧ポート25、第2
のライン圧ポート26及び第3のライン圧ポート27の外、
セカンダリレギュレータバルブ、ロックアップコントロ
ールバルブ等に連通するポート29及びドレーンへ連通す
るポート28,22を有しており、そして更に、マニュアル
バルブのリバースレンジにおいて供給されるR時ライン
圧ポート2及びスロットル圧が供給されるスロットル圧
ポート3を有している。また、2つに分割されているス
プール7,7′が摺動自在に嵌挿されており、ライン圧を
負荷に対応するように調圧する。更に、R時ライン圧ポ
ート2及びスロットル圧ポート3部分におけるバルブ孔
1aにはスリーブ6が嵌合されており、かつスプール7′
に形成されたフランジ7cとスリーブ6先端との間にはス
プリング30が縮設されている。
そして、第2図ないし第5図に示すように、スリーブ6
はスプール7が嵌挿する大径及び小径の孔6a,6bを有し
ており、更に該スリーブ6の外周におけるR時ライン圧
ポート2に整合する部分には一部残置部eを有するC字
状の円周方向に沿う凹溝9が形成されており(第3図参
照)、かつ該凹溝9から孔6a,6bとスプール7にて構成
されるバルブ室7aに連通する貫通孔11,11が穿設されて
いる。また、スロットル圧ポート3に整合する部分には
円周方向に沿う環状の凹溝10が形成されており、かつ該
凹溝10から孔6bとスプール7にて構成されるバルブ室7b
に貫通孔12,12が形成されている。そして、これら凹溝
9,10の間部分には円周方向に沿う小幅の凹溝20が環状に
形成されており、更に該小凹溝20から前記残置部eを通
ってスリーブ6の先端に抜ける小幅の軸方向に沿う凹溝
21が形成されている。また、スリーブ6の底面には複数
の高さの異なる段差部a,b,c…が形成されており、バル
ブ孔1aの底面と相俟って、スリーブ6の高さを調整し得
る。
本実施例は、以上のような構成からなるので、スロット
ル圧ポート3からバルブ室7bに作用するスロットル圧及
びR時ライン圧ポート2からバルブ室7aに作用するライ
ン圧、更に第1のライン圧ポート25からスプール7′の
他端に作用するフィードバック圧に基づき、第3のライ
ン圧ポートのライン圧が調圧され、ブレーキ及びクラッ
チに、負荷に応じた適正な作用圧を作用すると共に、ポ
ート29への圧力を調圧する。この際、R時ライン圧ポー
ト2からのライン圧が凹溝9からスリーブ6とバルブ孔
1aの隙間に漏れることがあるが、該漏れ油は、スロット
ル圧用凹溝12に流れ込むことなく、小凹溝20にて受けら
れ、該小凹溝20にて受けられた油は小凹溝21を通ってス
リーブ6先端に排出され、更にドレーンポート22からド
レーンされる。また、軸方向に沿う凹溝21は機械加工に
より極めて小さく形成されているので、漏れ油が絞られ
て、R時ライン圧ポート2から大量の油が漏出すること
はない。
そして、微妙な調整を必要とするスプリング30及びスプ
ール7′,7等は個々の製品で多少のバラツキがあるた
め、バルブ毎にスリーブ6の高さ調整をして適正なライ
ン圧にする必要があるが、このため、スリーブ6を適宜
な回転位相位置に設定することにより、スリーブ底面の
段差部a,b,cとバルブ孔底面との係合位置を調整してス
リーブ6の高さを調整する。この際、凹溝9,10,20はス
リーブ6に形成されているので、小幅の凹溝20がR時ラ
イン圧ポート2又はスロットル圧ポート3に連通するか
又はその近傍になるまで、スリーブ6を大きく調整でき
る。
なお、上述実施例は、プライマリレギュレータバルブに
ついて述べたが、複数の異なる圧力の油圧が作用する他
のバルブにも適用できることは勿論である。
(ト)発明の効果 以上説明したように、本発明によると、スリーブ6の外
周に形成した軸方向に沿う凹溝21により、漏れ油をドレ
ーンするので、異なる油圧が作用する第1のポート2と
第2のポート3との油の流れ込みを防止できるものであ
りながら、第1のポート2と第2のポート3との間隔を
小さくでき、バルブの小型化を図ることができると共
に、軸方向に沿う凹溝21は機械加工により微小に形成で
き、大量の油の漏出を防止することができる。
また、スリーブ6の底面に高さの異なる複数の段差部a,
b,c…を形成すると、スリーブ6の高さ設定が容易とな
る。
更に、プライマリレギュレータバルブVに適用すると、
R時ライン圧ポート2からスロットル圧ポート3への油
の漏れ込みを防止して、ニュートラルからリバースレン
ジに切換える際に生じやすいシフトショック(N→Rシ
ョック)を減少することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明をプライマリレギュレータバルブに適用
した実施例を示す断面図、第2図はそのスリーブを示す
第5図II−II線による断面図、第3図は第2図III−III
線による断面図、第4図は第5図IV−IV線による断面
図、第5図はその底面を示す側面図である。そして、第
6図は従来例を示す断面図である。 1……バルブボディ、1a……バルブ孔、2……第1のポ
ート(R時ライン圧ポート)、3……第2のポート(ス
ロットル圧ポート)、6……スリーブ、7……スプー
ル、9……第1の凹溝、10……第2の凹溝、20……第3
の凹溝、21……軸方向に沿う凹溝、22……ドレーン孔、
a,b,c……段差部、e……残置部、V……バルブ(プラ
イマリレギュレータバルブ)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−41061(JP,A) 特開 昭61−52451(JP,A) 実開 昭60−56845(JP,U)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定油圧を供給する第1のポート及び異な
    る油圧を供給する第2のポートを有し、更にこれらポー
    トが開口するバルブ孔にスリーブを嵌合してなる自動変
    速機におけるバルブにおいて、 前記スリーブの外周に、前記第1のポートと対応する位
    置に周方向に沿う第1の凹溝を形成すると共に前記第2
    のポートと対応する位置に周方向に沿う第2の凹溝を形
    成し、更にこれら両凹溝の間に周方向に沿う第3の凹溝
    を形成し、そして該第3の凹溝から、前記第1の凹溝に
    干渉することなくスリーブ先端に抜ける軸方向に沿う凹
    溝を形成して、漏れ込み油を該軸方向の凹溝を通してド
    レーンすることを特徴とする自動変速機におけるバルブ
    構造。
  2. 【請求項2】前記スリーブがその底面に高さの異なる複
    数個の段差部を有する特許請求の範囲第1項記載の自動
    変速機におけるバルブ構造。
  3. 【請求項3】前記バルブがプライマリレギュレータバル
    ブであり、かつ前記第1のポートがマニュアルバルブの
    リバースレンジにて供給されるライン圧ポートであり、
    前記第2のポートがスロットル圧ポートである特許請求
    の範囲第1項又は第2項記載の自動変速機におけるバル
    ブ構造。
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