JPH0788835B2 - 多翼送風機 - Google Patents
多翼送風機Info
- Publication number
- JPH0788835B2 JPH0788835B2 JP62119433A JP11943387A JPH0788835B2 JP H0788835 B2 JPH0788835 B2 JP H0788835B2 JP 62119433 A JP62119433 A JP 62119433A JP 11943387 A JP11943387 A JP 11943387A JP H0788835 B2 JPH0788835 B2 JP H0788835B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- impeller
- blower
- motor
- casing
- stator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は空調機器などに使用される多翼送風機に関する
ものである。
ものである。
従来の技術 従来、特に小型化を目的にした多翼送風機ｅは第５図に
示すように、主板１と中央に空気の流入口４を有する副
板３との間に断面が円弧状の翼２を回転軸と平行に多数
配列した羽根車ｄと、羽根車ｄ内部に位置させた円筒状
のモータ６および渦巻型のケーシング５とで構成してい
る。なお、ここで７はケーシング５に設けた給気口、８
は吐出口を示す。
示すように、主板１と中央に空気の流入口４を有する副
板３との間に断面が円弧状の翼２を回転軸と平行に多数
配列した羽根車ｄと、羽根車ｄ内部に位置させた円筒状
のモータ６および渦巻型のケーシング５とで構成してい
る。なお、ここで７はケーシング５に設けた給気口、８
は吐出口を示す。
第５図において、モータ６を駆動することによって羽根
車ｄが回転し、ケーシング５に設けた給気口７から吐出
口８に至る流れが生じ、送風機として動作するものであ
る。
車ｄが回転し、ケーシング５に設けた給気口７から吐出
口８に至る流れが生じ、送風機として動作するものであ
る。
しかるに、第５図に示す構成を使用した場合、円筒状の
モータ６が羽根車ｄの内部に位置しているため、モータ
６によって羽根車ｄ内部の空気流路が大幅に狭められ、
空気抵抗が増加し送風機ｅの性能が大幅に低下する問題
点があった。さらに、送風機ｅの性能を変更する場合
は、ケーシング５、モータ６および羽根車ｄの全てを設
計変更しなくてはならない問題点があった。
モータ６が羽根車ｄの内部に位置しているため、モータ
６によって羽根車ｄ内部の空気流路が大幅に狭められ、
空気抵抗が増加し送風機ｅの性能が大幅に低下する問題
点があった。さらに、送風機ｅの性能を変更する場合
は、ケーシング５、モータ６および羽根車ｄの全てを設
計変更しなくてはならない問題点があった。
発明が解決しようとする問題点 本発明は、このような従来の問題点を解消するもので、
羽根車内部の空気抵抗を、ほとんど増加させることな
く、小型化した多翼送風機を提供すると同時にモータの
固定子のみを交換することによって送風機の性能変更を
可能にしたものである。
羽根車内部の空気抵抗を、ほとんど増加させることな
く、小型化した多翼送風機を提供すると同時にモータの
固定子のみを交換することによって送風機の性能変更を
可能にしたものである。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明は、羽根車の主板に
平板状の永久磁石を配してモータの回転子を構成すると
ともに、前記永久磁石に対向するケーシング内面に界磁
コイルから成るモータの固定子を配置し、前記固定子を
ケーシングより脱着交換可能にしたものである。
平板状の永久磁石を配してモータの回転子を構成すると
ともに、前記永久磁石に対向するケーシング内面に界磁
コイルから成るモータの固定子を配置し、前記固定子を
ケーシングより脱着交換可能にしたものである。
作用 本発明は上記した構成によって羽根車内部の空気抵抗の
増加を大幅に抑制することができ、送風機能を、ほとん
ど低下させることなく、送風機を薄型かつ小型化する同
時に送風機の性能変更をモータの固定子を脱着交換する
ことによって容易にすることができるものである。
増加を大幅に抑制することができ、送風機能を、ほとん
ど低下させることなく、送風機を薄型かつ小型化する同
時に送風機の性能変更をモータの固定子を脱着交換する
ことによって容易にすることができるものである。
実施例 以下、本発明の実施例を図面を使用して説明する。第１
図は渦巻型のケーシングａ内に多翼型の羽根車ｂを配置
し送風機を構成したもので、羽根車ｂは外方に平板状の
永久磁石２を配置した主板１と中央に空気の流入口４を
有する副板３との間に断面が円弧状の翼５を回転軸７と
平行に多数配設してモータｃの回転子13を構成してい
る。また、主板１を羽根車ｂの内方に凹ませて、この凹
部内に永久磁石２を配している。一方、永久磁石２と対
向するケーシングａ内面にはモータｃの固定子９を構成
する複数の界磁コイル８を積層した基板10を設けるとと
もに界磁コイル８相互の中央には、羽根車ｂの軸受６と
結合させる回転軸７を設けている。さらに、モータｃの
固定子９をケーシングａに挿入するとともにケーシング
ａ外方から複数の止めネジ11で固定子９をケーシングａ
に固定し、止めネジ11を緩めることによって固定子９と
ケーシングａとが脱着交換できる構成にしている。なお
12はケーシングａの空気給気口、13は同じく吐出口を示
す。また、第２図は第１図のＡ−Ａ′線断面図を示す。
図は渦巻型のケーシングａ内に多翼型の羽根車ｂを配置
し送風機を構成したもので、羽根車ｂは外方に平板状の
永久磁石２を配置した主板１と中央に空気の流入口４を
有する副板３との間に断面が円弧状の翼５を回転軸７と
平行に多数配設してモータｃの回転子13を構成してい
る。また、主板１を羽根車ｂの内方に凹ませて、この凹
部内に永久磁石２を配している。一方、永久磁石２と対
向するケーシングａ内面にはモータｃの固定子９を構成
する複数の界磁コイル８を積層した基板10を設けるとと
もに界磁コイル８相互の中央には、羽根車ｂの軸受６と
結合させる回転軸７を設けている。さらに、モータｃの
固定子９をケーシングａに挿入するとともにケーシング
ａ外方から複数の止めネジ11で固定子９をケーシングａ
に固定し、止めネジ11を緩めることによって固定子９と
ケーシングａとが脱着交換できる構成にしている。なお
12はケーシングａの空気給気口、13は同じく吐出口を示
す。また、第２図は第１図のＡ−Ａ′線断面図を示す。
上記構成において、界磁コイル８に通電すると、主板１
と一体に構成している永久磁石２が回転して羽根車ｂが
回転し、給気口11から吐出口12に至る流れが生じ、送風
機として動作する。このとき、羽根車ｂがモータｃの回
転子13として作用するため、モータｃをケーシングａに
内蔵した構成となり、送風機全体が小型化できるという
効果があると同時に羽根車ｂの主板１の凹部に永久磁石
２を配することで、主板１と副板３間の長さすなわち、
翼５の長さを長く取ることができるため羽根車ｂの送風
効率を向上させることができる。一方、送風機の性能変
更は、ケーシングａおよび羽根車ｂをそのままにして、
モータｃの回転数に係わる設計変更を行うことによって
も可能である。すなわち、モータｃの界磁コイル８のみ
を設計変更しても対応することができる。したがって、
本願はモータｃの固定子９をケーシングａから脱着交換
できる構成にしているため、送風機の必要性能に応じて
固定子９のみを交換することによって送風機性能を容易
に設計変更することができるものである。
と一体に構成している永久磁石２が回転して羽根車ｂが
回転し、給気口11から吐出口12に至る流れが生じ、送風
機として動作する。このとき、羽根車ｂがモータｃの回
転子13として作用するため、モータｃをケーシングａに
内蔵した構成となり、送風機全体が小型化できるという
効果があると同時に羽根車ｂの主板１の凹部に永久磁石
２を配することで、主板１と副板３間の長さすなわち、
翼５の長さを長く取ることができるため羽根車ｂの送風
効率を向上させることができる。一方、送風機の性能変
更は、ケーシングａおよび羽根車ｂをそのままにして、
モータｃの回転数に係わる設計変更を行うことによって
も可能である。すなわち、モータｃの界磁コイル８のみ
を設計変更しても対応することができる。したがって、
本願はモータｃの固定子９をケーシングａから脱着交換
できる構成にしているため、送風機の必要性能に応じて
固定子９のみを交換することによって送風機性能を容易
に設計変更することができるものである。
なお、脱着構成として止めネジ11を使用する構成につい
て説明したが、第３図に示すように、固定子９とケーシ
ングａにネジ部14などを設けて、両者を螺合あるいはか
んごうさせる方法、第４図に示すように、固定子９の外
方から環状の固定リング15を使用する方法などが考えら
れる。
て説明したが、第３図に示すように、固定子９とケーシ
ングａにネジ部14などを設けて、両者を螺合あるいはか
んごうさせる方法、第４図に示すように、固定子９の外
方から環状の固定リング15を使用する方法などが考えら
れる。
発明の効果 以上のように本発明の多翼送風機の羽根車によれば次の
ような効果が得られる。
ような効果が得られる。
（１）送風機の必要性能に応じて、固定子の交換のみで
送風機の性能を容易に変更することができる。
送風機の性能を容易に変更することができる。
平板状の永久磁石と羽根車の主板とを一体に構成すると
もに羽根車の主板の凹部に永久磁石を配することで、主
板と副板間の長さすなわち、翼の長さを長く取ることが
できるため羽根車の送風効率を向上させることができる
と同時に羽根車の慣性モーメントが増加するため、送風
機の負荷変動の影響を小さくすることができる。
もに羽根車の主板の凹部に永久磁石を配することで、主
板と副板間の長さすなわち、翼の長さを長く取ることが
できるため羽根車の送風効率を向上させることができる
と同時に羽根車の慣性モーメントが増加するため、送風
機の負荷変動の影響を小さくすることができる。
第１図は本発明の一実施例における多翼送風機の断面
図、第２図は第１図のＡ−Ａ′線断面図、第３図、第４
図は他の実施例の要部の断面図、第５図は従来例を示す
断面図である。 ａ……ケーシング、ｂ……羽根車、ｃ……モータ、１…
…主板、２……永久磁石、８……界磁コイル、９……固
定子、10……基板、11……止めネジ、13……回転子。
図、第２図は第１図のＡ−Ａ′線断面図、第３図、第４
図は他の実施例の要部の断面図、第５図は従来例を示す
断面図である。 ａ……ケーシング、ｂ……羽根車、ｃ……モータ、１…
…主板、２……永久磁石、８……界磁コイル、９……固
定子、10……基板、11……止めネジ、13……回転子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梅景 康裕 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 友広 輝彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭59−88297（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭61−200490（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】羽根車の主板の凹部に平板状の永久磁石を
配してモータの回転子を構成するとともに、前記永久磁
石に対向するケーシング内面に界磁コイルから成るモー
タの固定子を配置し、前記固定子をケーシングより脱着
交換可能にした多翼送風機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62119433A JPH0788835B2 (ja) | 1987-05-15 | 1987-05-15 | 多翼送風機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62119433A JPH0788835B2 (ja) | 1987-05-15 | 1987-05-15 | 多翼送風機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63285291A JPS63285291A (ja) | 1988-11-22 |
| JPH0788835B2 true JPH0788835B2 (ja) | 1995-09-27 |
Family
ID=14761309
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62119433A Expired - Lifetime JPH0788835B2 (ja) | 1987-05-15 | 1987-05-15 | 多翼送風機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0788835B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE4232851B4 (de) * | 1991-09-30 | 2005-10-13 | Papst Licensing Gmbh & Co. Kg | Kleingebläse |
| JP6130353B2 (ja) | 2011-04-05 | 2017-05-17 | レスメド・リミテッドＲｅｓＭｅｄ Ｌｉｍｉｔｅｄ | 呼吸装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5988297U (ja) * | 1982-12-03 | 1984-06-14 | 三菱電機株式会社 | 送風機 |
| JPS61200490U (ja) * | 1985-06-04 | 1986-12-15 |
-
1987
- 1987-05-15 JP JP62119433A patent/JPH0788835B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63285291A (ja) | 1988-11-22 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070927 Year of fee payment: 12 |