JPH0788751A - 金属ワーク端面バリ取り仕上装置 - Google Patents

金属ワーク端面バリ取り仕上装置

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Publication number
JPH0788751A
JPH0788751A JP25907093A JP25907093A JPH0788751A JP H0788751 A JPH0788751 A JP H0788751A JP 25907093 A JP25907093 A JP 25907093A JP 25907093 A JP25907093 A JP 25907093A JP H0788751 A JPH0788751 A JP H0788751A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
face
cutter
work
workpiece
working end
Prior art date
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Pending
Application number
JP25907093A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichi Tsujino
修一 辻野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NAKAMOTO TEKKO KK
Original Assignee
NAKAMOTO TEKKO KK
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Publication date
Application filed by NAKAMOTO TEKKO KK filed Critical NAKAMOTO TEKKO KK
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属部品の加工端面に生じるカエリやバリを
除去し、面取りを行う。 【構成】 逆円錐状の回転体で、テーパー面が切削部と
なるカッター21を上下調節及び水平横移動可能とし、
カッター21の水平横移動と平行に作業用端面1Aを形
成した上板2を機体1に設け、作業用端面1Aの極近く
にワーク巾に渉ってクランプするクランパー3を設け、
作業用端面1Aに対向して間隔をおいてワークロケート
ピン4を昇降可能に設置し、ワークロケートピン4で位
置決めされるワーク端面に水平横移動するカッターの切
削部が転接することを特徴とする。作業用端面1Aから
突出して上昇したワークロケートピン4で位置決めさ
れ、かつクランパーにより固定されたワーク端面がカッ
ター21の逆円錐状の回転体の切削部に転擦されること
により、粗面の傾斜が作用し、ワーク端面のバリを除去
し、面取り加工を施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属部品の加工端面に
生じるカエリやバリを除去し、面取りを行う装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】各種工作機械で加工された部品のエッジ
部カエリやプレスで打ち抜かれ等して端面に生じたバリ
等を処理したり面取り加工を行うには、手作業でハンド
グラインダーで研磨するか、ヤスリ掛けにて本仕上げを
行うのが通常であり、軽視されているこの作業工程も必
要不可欠の仕上工程であるが、思わぬ労力とコストが掛
かっていることは衆知の通りである。しかも、メカトロ
技術を駆使するFA、FMSラインに於いても、この面
取り仕上工程のみ機械化が立ち遅れ、大きなネックとな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は部品
加工の仕上工程であるバリ取り、糸面取り作業を機械化
することにより、作業の省力化を図り、製品の高品質
化、高生産性にも繋がり、更に自動化ラインのネック解
消への福音をもたらすことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本装置は、逆円錐状の回
転体で、テーパー面が切削部となるカッターを上下調節
及び水平横移動可能とし、カッターの水平横移動と平行
に作業用端面を形成した上板を機体に設け、作業用端面
の極近くにワーク巾に渉ってクランプするクランパーを
設け、作業用端面に対向して間隔をおいてワークロケー
トピンを昇降可能に設置し、ワークロケートピンで位置
決めされるワーク端面に水平横移動するカッターの切削
部が転擦することを特徴とするものである。
【0005】カッターは金属を台金にし、切削部にボラ
ゾン又はダイヤモンドを電着してもよく、又、クランパ
ーは両側が上方へ反って湾曲した板バネを介在させて長
尺クランプ板を重合し、長尺クランプ板の両側部に下圧
手段を設けたものとしてもよい。
【0006】
【作用】本発明の金属ワークの端面バリ取り仕上装置
は、作業用端面から突出して上昇したワークロケートピ
ンで位置決めされ、かつクランパーにより固定されたワ
ーク端面がカッターの逆円錐状の回転体の切削部に転擦
されることにより、粗面の傾斜が作用し、ワーク端面の
バリを除去し、面取り加工を施すのである。
【0007】切削時にはワークロケートピンは下降し、
カッターの支障とはならず、クランパーがワークの端面
至近部を長尺に渉って、かつカッターに邪魔にならぬよ
うにクランプ作用を行い、カッターのワーク端面への転
擦は安定し、上下調節することで転擦部及び転擦力を変
える作用を奏するのである。
【0008】又、金属を台金とし、テーパー面にボラゾ
ン又はダイヤモンドを電着したカッターは、高速回転で
の安全作用、耐摩耗作用が優れ、そして、板バネを介在
した長尺クランプ板のクランパーは、板バネが長尺クラ
ンプ板の下圧力と相俟って独自の反発力でも下方への圧
力が作用し、長尺クランプ板のクランプ力が充分に及ば
ない中間部にも充分に作用し、両側部のみの下圧でもワ
ークの巾全面にクランプ力を作用させるのである。
【0009】
【実施例】次に、本発明の金属ワーク端面バリ取り仕上
装置の一実施例を図面に基づいて説明する。図1は一部
切り欠いた側面図、図2は一部正面図を表し、機体1、
上板2、長尺クランプ装置3、ワークロケートピン4及
び加工スピンドル5等で構成されている。
【0010】上板2は機体1に水平に設置し、長尺クラ
ンプ装置3は上板2のワークロケートピン4の側の作業
用端面2Aの極近くで、ブロック6、6間に長尺クラン
プ板3Aを架設し、締め付けボルト7、7でブロック
6、6に両側部を圧着することでクランプするものであ
る。又、長尺クランプ板3Aの下面には板バネ3Bをク
ランプするワーク24間に介在させてあり、板バネ3B
は両側が上方へ反って湾曲した長尺板で、長尺クランプ
板3Aと略同巾で、長さは短めで締め付けに支障となら
ないようにしてある(図4)。板バネ3Bの湾曲が長尺
クランプ板3Aの下圧力に対する反発を中央部に作用
し、下圧力となってワーク24に作用するのである。
【0011】上板2のワークロケートピン4と反対側端
近くには補助クランパー8、8、中間部に固定ロケータ
ー9とストッパー10が対向して設けられている。
【0012】上板2の長尺クランプ装置3側の作業用端
面1Aに対向して、間隔を於いてワークロケートピン
4、4が設置してある。ワークロケートピン4、4は昇
降プレート11に立設してあり、昇降プレート11は機
体1に設置したシリンダー12のロッドによって昇降す
る。昇降プレート11は通常降下位置にあり、シリンダ
ー12の作動によって上昇し、上板2より下方にあった
ワークロケートピン4、4の先端部が上板2の位置から
上方へ突出し、ワーク24設置時に於ける加工端面の位
置決めを行う。13、13は昇降プレート11に下設し
たガイドロッドであり、機体1に固定したリニアブッシ
ュ14、14に挿通されている。
【0013】加工スピンドル5はレベルクランプ25で
支持され、水平方向に横設したボールネジ15の回転で
横移動するインナーブロック16と一体と成ったハンガ
ー17に固定されている。カッターの上下調整は回転軸
のエアー推力、出量(ストローク量)を調整することで
行い、具体的にはスピンドル前面に取り付けたストロー
クアジャストメントスクリューの出入量をネジ微調整し
て行う。ハンガー17はボールネジ15の支持枠体18
に係合かつガイドされると共に、加工スピンドル5を充
分に支承している。
【0014】加工スピンドル5は原動モータ19で回転
するカッター軸20に逆円錐状のカッター21を有す
る。カッター21は面取り角度である45度の傾斜とし
てあり、ハイス鋼を焼入した台金にボラゾンの粒子を電
着した安全性、耐摩耗性を考慮したものとしてある。し
たがって、カッター21が回転しながら固定されたワー
ク24の端面に接触してバリを取ると同時に45度の面
取り加工を行いながら横移動するのである。
【0015】加工スピンドル5のノーズ22が機構上長
くなるため、ラジアル荷重によるカッター21の振れ防
止策とし、カッター軸20前端(下端)にベアリングを
設けた両持支持設計とするが、回転軸外殻スリーブ(ク
イル)よりその支持部材23を取り付け、上下動(マク
ー推力)を連動させる機構となっている。
【0016】カッターの円錐角度は標準面取り角度に合
わせ45度とするが、場合により異種角度も可能なもの
とする。又、カッター材質は金属砥石に限らず、通常の
砥石をも取り付け可能とするが、その場合は、砥石割
れ、飛散等に対する防御カバー等の設置を安全策とし考
慮すべきである。
【0017】更に、長尺ワークを確実に固定可能なクラ
ンプ装置であれば、実施例のクランパーに限定されず、
例えば、上板マグネット吸着式クランパーや、ワークに
既にあいている穴等を利用したクランプ方式等でも可能
なものとする。尚、板バネと長尺クランプ板を組み合わ
せた実施例のクランパーは、当装置加工のみならず、他
加工機械に関しても取り付け応用可能なものである。
【0018】本装置の加工運転方式は、基本的にワーク
加工面を考慮し、ワーク固定のカッター移動方式とする
が、設備工場他関連機種との対応により、逆方式も可能
なものとする。
【0019】本バリ取り仕上装置は、ワーク自身のバリ
面が粗く、非常にバラツキが大きく、それ故加工装置は
逆に高精度を要求され、カッターの外周振れ精度、スピ
ンドルを支持する筒体(フレーム)の剛性、カッターと
ワーク端面(空当てロケートピン精度)との走行平行度
(横、上下方向)、及びワークを載せる上板ベース面の
平面度等が設計上求められる。
【0020】
【発明の効果】上記のように本発明はロケーティングを
正確に行い、ワーク端面の近接部をクランプし、ワーク
を安定的に確実にクランプすることができ、カッターの
逆円錐状の切削部を回転させながらワーク端面に転擦移
動させるため、自動的にバリを取り除き、かつ円錐状の
角度に面取りを行える効果を発揮するものである。
【0021】即ち、本発明はワークのロケーティング、
クランプ及びカッターの形状が有機的に構成され、従来
自動化できなかった金属ワークの端面加工をなし得、し
かも精度の高い加工を期待できるのである。
【0022】又、請求項2のカッターは安全性及び耐摩
耗性に優れ、請求項3のクランパーは長尺面の各部に於
いてクランプ力を充分に発揮できるように板バネを介在
させ、長尺クランプ板の押圧力に板バネの反発力をワー
クに作用させた結果、長尺面の全面に渉って強固な下圧
力を得られ、クランプ効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の端面加工装置の一実施例を示す一部切
り欠いた側面図である。
【図2】本発明の端面加工装置の一実施例を示す一部正
面図である。
【図3】本発明の端面加工装置の一実施例を示す一部平
面図である。
【図4】クランパーの一実施例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 機体 2 上板 2A 作業用端面 3 長尺クランパー 3A 長尺クランプ板 3B 板バネ 4 ワークロケートピン 5 加工スピンドル 6 ブロック 7 締め付けボルト 11 昇降プレート 12 シリンダー 15 ボールネジ 16 インナーブロック 20 カッター軸 21 カッター 24 ワーク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 逆円錐状の回転体で、テーパー面が切削
    部となるカッターを上下調節及び水平横移動可能とし、
    カッターの水平横移動と平行に作業用端面を形成した上
    板を機体に設け、作業用端面の極近くにワーク巾に渉っ
    てクランプするクランパーを設け、作業用端面に対向し
    て間隔をおいてワークロケートピンを昇降可能に設置
    し、ワークロケートピンで位置決めされるワーク端面に
    水平横移動するカッターの切削部が転擦することを特徴
    とする金属ワーク端面バリ取り仕上装置。
  2. 【請求項2】 金属を台金にし、切削部にボラゾン又は
    ダイヤモンドを電着したカッターとした請求項1記載の
    金属ワーク端面バリ取り仕上装置
  3. 【請求項3】 両側が上方へ反って湾曲した板バネを介
    在させて長尺クランプ板を重合し、長尺クランプ板の両
    側部に下圧手段を設けたクランパーとした請求項1又は
    2記載の金属ワーク端面バリ取り仕上装置。
JP25907093A 1993-09-22 1993-09-22 金属ワーク端面バリ取り仕上装置 Pending JPH0788751A (ja)

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JP25907093A JPH0788751A (ja) 1993-09-22 1993-09-22 金属ワーク端面バリ取り仕上装置

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JP25907093A JPH0788751A (ja) 1993-09-22 1993-09-22 金属ワーク端面バリ取り仕上装置

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JPH0788751A true JPH0788751A (ja) 1995-04-04

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ID=17328910

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JP25907093A Pending JPH0788751A (ja) 1993-09-22 1993-09-22 金属ワーク端面バリ取り仕上装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106425730A (zh) * 2016-11-14 2017-02-22 奉化市飞天人精密模具设计有限公司 一种零件处理装置
CN106625081A (zh) * 2016-11-14 2017-05-10 奉化市飞天人精密模具设计有限公司 一种菱角打磨装置
CN111015393A (zh) * 2019-11-13 2020-04-17 浙江盛业科技有限公司 一种静铁芯表面加工设备中的磨平机构

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CN106425730A (zh) * 2016-11-14 2017-02-22 奉化市飞天人精密模具设计有限公司 一种零件处理装置
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