JPH0788581A - 環状成型品のプレス成型方法 - Google Patents

環状成型品のプレス成型方法

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JPH0788581A
JPH0788581A JP25923593A JP25923593A JPH0788581A JP H0788581 A JPH0788581 A JP H0788581A JP 25923593 A JP25923593 A JP 25923593A JP 25923593 A JP25923593 A JP 25923593A JP H0788581 A JPH0788581 A JP H0788581A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 環状成型品のプレス成型において、材料ロス
を減少させ、もって資源の有効利用を図り、産業廃棄物
の処理コストの低減を図ることを目的とする。 【構成】 板状素材10より内輪部12および外輪部1
3を有する第1環状素材成型品11を打抜き成型する工
程と、前記第1環状素材成型品の内輪部を拡げることに
よって該第1環状素材成形品よりも大きい大内輪部14
および大外輪部15を有する第2環状素材成型品20を
成型する工程と、前記第2環状素材成型品を所定形状の
環状成型品30にプレス成型する工程とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は環状成型品のプレス成
型方法に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、図11に示すように内径d
1、外径d2からなるリング状成型品M1をプレス成型
する場合、図中の斜線で示すような内輪部内側および外
輪部外側に大きな材料ロス部分R1が発生する。さらに
図12のような内径および外径とも上記M1より大きい
d3、d4を有するリング状成型品M2をプレス成型す
ると、同図中R2で示す廃棄部分は前記R1よりもさら
に増大する。このようなリング状成型品をはじめとする
環状成型品における材料ロス部分は、容易に再利用する
ことができず結局スクラップとして廃棄されることが多
く、資源の無駄使いとなるばかりか、産業廃棄物として
の処理コストもかさむ一方であった。
【0003】しかるに、この種の環状成型品において、
内輪部内側および外輪部外側に材料ロス部分を生じるの
は止むを得ないこととしても、もし、所定の大きさの内
輪部および外輪部よりも小さい内輪部および外輪部を使
用すればその材料ロスはより少なく抑えることができ
る。つまり。図11の成型品M1から図12の成型品M
2を成型することができれば、材料ロスはR2からR1
に減少させることができるのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、このよう
な発想に基づいて提案されたものであって、環状成型品
のプレス成型において、材料ロスを減少させ、もって資
源の有効利用を図り、産業廃棄物の処理コストの低減を
図ることを目的とする。また、この発明は、合わせて、
従来のプレス成型における連続工程を使用することによ
って、特別な設備投資を行なうことなく、効率良く、簡
略に実現できるプレス成型方法を提案するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明は、
板状素材より内輪部および外輪部を有する第1環状素材
成型品を打抜き成型する工程と、前記第1環状素材成型
品の内輪部を拡げることによって該第1環状素材成形品
よりも大きい大内輪部および大外輪部を有する第2環状
素材成型品を成型する工程と、前記第2環状素材成型品
を所定形状の環状成型品にプレス成型する工程とからな
ることを特徴とする環状成型品のプレス成型方法に係
る。
【0006】
【実施例】以下添付の図面に従ってこの発明を詳細に説
明する。図1はこの発明方法の各工程における成型品を
概略的に示した平面図、図2は第1環状素材成型品を第
2環状素材成型品に成型する工程を示す断面図、図3は
その3−3線における断面図、図4はその拡開状態を示
す断面図、図5は所定形状の環状成型品にプレス成型す
る工程を示す断面図、図6はこの発明方法を実施するた
めのプレス装置の概念図、図7はこの発明方法によって
得られた環状成型品の例を示す斜視図、図8は同じく他
の例を示す斜視図、図9はさらに他の例を示す斜視図、
図10はさらに同じく他の例を示す斜視図である。
【0007】図1に示されるように、この発明のプレス
成型方法は、第1環状素材成型品11を得る工程と、前
記第1環状素材成型品11を第2環状素材成型品20に
成型する工程と、前記第2環状素材成型品20をプレス
成型し所定形状の環状成型品30を得る工程とからな
る。なお、この発明の成型方法によって良好に成型する
ことのできる板状素材としては、公知のプレス成型によ
って成型可能な、ステンレスやアルミまたは鉄、銅など
の金属製板材があげられる。
【0008】まず、公知の打抜き装置によって適宜厚み
の板状素材10を打抜き成型し、内輪部12と外輪部1
3を有するリング形状の第1環状素材成型品11を得
る。
【0009】前記工程で得られた第1環状素材成型品1
1は、図2ないし図4に示されるように、拡開装置23
によって第2環状素材成型品20に成型される。この拡
開装置23は、ダイス25と拡張部材26とテーパ状押
圧部材27とからなり、基台24に装置されている。
【0010】ダイス25は前記第1環状素材成型品11
の内輪部12より小径の内輪28を有するリング状に形
成され、その上面に第1環状素材成型品11が配され
る。拡張部材26は、図2および図3から理解されるよ
うに、略扇形に形成され拡張部29とテーパ溝39とを
備えていて、複数個がリング状に組み合わせられた状態
で前記ダイス25の上面に配置される。この例におい
て、前記拡張部材26は9個で一つのリングを形成して
いる。
【0011】拡張部材26の拡張部29は、前記拡張部
材26の下面側に円弧状に突設されていて、前記ダイス
25上に配置された第1環状素材成型品11の内輪部1
2に係合して当該内輪部12を拡張する。この拡張部2
9の高さは、第1環状素材成型品11の厚みと略同じに
形成される。テーパ溝39は、前記リング状の拡張部材
26の内周に、装置下方に向かって細径に形成されてい
て、後記するテーパ状押圧部材27が摺動可能に嵌合さ
れている。
【0012】テーパ状押圧部材27は、スプリングSに
よって前記拡張部材26上に支持されていて、図示しな
いプレス装置などによってダイス25方向に対して上下
動可能に構成されている。このテーパ状押圧部材27
は、拡張部材26のテーパ溝39に摺接しつつ前記ダイ
ス25方向に下降することにより、前記拡張部材26を
外方向に押し拡げる。これに伴って、図4に示されるよ
うに、前記第1環状素材成型品11の内輪部12を押し
拡げて当該内輪部12と外輪部13とを徐々に拡開す
る。このようにして、前記第1環状素材成型品11より
大きな大内輪部21と大外輪部22を有する第2環状素
材成型品20が成型される。
【0013】前記第2環状素材成型品20の大内輪部2
1と大外輪部22は、目的とする大きさの環状成型品の
ために必要な大きさになるまで拡張成型され、次の工程
によって所定形状の環状成型品にプレス成型される。
【0014】図5に示されるように、前記第2環状素材
成型品20はプレス装置40にセットされる。このプレ
ス装置40は、ダイス42とポンチ43とストリッパー
44とからなり、基台41上に装置されている。ダイス
42には、目的とする環状成型品の形状に形成された成
型部45が形成されていて、前記工程によって得られた
第2環状素材成型品20が前記成型部45に配される。
前記第2環状素材成型品20は、ストリッパー44を介
して、前記成型部45の上面からポンチ43によってプ
レスすることにより、所定形状の環状成型品に成型され
る。
【0015】なお、この発明においては、第1環状素材
成形品11を第2環状素材成形品20に拡開する工程
で、理論上、成型品の肉厚が薄くなる。したがって、も
し必要であれば、最終成型品に要求される肉厚のために
あらかじめ必要な厚みの素材を選択することができる。
【0016】また、この発明方法は、図6に示されるよ
うな連続プレス装置60によって効率的に実施すること
ができる。図中の符号61は打抜き部、62は拡張部、
63は成型部で、単一のプレス装置64によって作動さ
れる。この装置60によれば、打抜き部61で第1環状
素材成型品11が成型され、拡張部62で第2環状素材
成型品20が成型され、成型部63で最終の環状成型品
30が成型される。そして、各工程の各成型品を次工程
に順次移送することによって、単一のプレス装置64に
よって同時に連続成型することが可能となる。
【0017】図7ないし図10はこの発明のプレス成型
方法によって得られた環状成型品の例を示したものであ
る。図7は、外輪部72に凸部71,71,71…を突
設した環状成型品70を表す。図8は、外輪部をフラン
ジ部81として成型した環状成型品80である。さらに
図9は、環状成型品90を図のような略四角形状に形成
した例である。図中の符号91は内輪部、92は外輪部
である。また、図10は環状成型品100を多角形状
(この例では9角形)とし、内側フランジ部101およ
び外側フランジ部102を形成した例である。
【0018】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明方
法によれば、小径の成型品から大径の成型品を拡張成型
するものであるから、環状成型品のプレス成型において
材料のロスを大幅に低減する。したがって、資源が有効
に利用されるだけでなく、産業廃棄物の発生を少なく抑
えてその処理コストを低減させることができる。さら
に、従来のプレス成型における連続工程を使用すること
によって、この発明方法を極めて効率よく簡略に実施す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明方法の各工程における成型品を概略的
に示した平面図である。
【図2】第1環状素材成型品を第2環状素材成型品に成
型する工程を示す断面図である。
【図3】その3−3線における断面図である。
【図4】その拡開状態を示す断面図である。
【図5】所定形状の環状成型品にプレス成型する工程を
示す断面図である。
【図6】この発明方法を実施するためのプレス装置の概
念図である。
【図7】この発明方法によって得られた環状成型品の例
を示す斜視図である。
【図8】同じく他の例を示す斜視図である。
【図9】さらに他の例を示す斜視図である。
【図10】さらに同じく他の例を示す斜視図である。
【図11】一般的な環状成型品のプレス成型方法の一例
を示す平面図である。
【図12】より大径の環状成型品のプレス成型方法の一
例を示す平面図である。
【符号の説明】
10 板状素材 11 第1環状素材成型品 12 内輪部 13 外輪部 20 第2環状素材成型品 21 大内輪部 22 大外輪部 30 環状成型品

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状素材より内輪部および外輪部を有す
    る第1環状素材成型品を打抜き成型する工程と、 前記第1環状素材成型品の内輪部を拡げることによって
    該第1環状素材成形品よりも大きい大内輪部および大外
    輪部を有する第2環状素材成型品を成型する工程と、 前記第2環状素材成型品を所定形状の環状成型品にプレ
    ス成型する工程とからなることを特徴とする環状成型品
    のプレス成型方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記第1環状素材成
    型品の内輪部に拡張部材を装置しこの拡張部材をテーパ
    状押圧部材によって押し拡げることによって第2環状素
    材成型品を成型する環状成型品のプレス成型方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、第1環状素
    材成型品の成型工程と、第2環状素材成型品の成型工程
    と、環状成型品の成型工程とが単一のプレス装置におけ
    る連続工程によって実現される環状成型品のプレス成型
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006017125A (ja) * 2004-07-01 2006-01-19 General Electric Co <Ge> 回転機械を製作するための方法及び装置
CN104874977A (zh) * 2014-10-31 2015-09-02 中北大学 一种异形环件的成形方法

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