JPH0788572A - 穿孔成形方法及び成形用工具 - Google Patents

穿孔成形方法及び成形用工具

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JPH0788572A
JPH0788572A JP23328393A JP23328393A JPH0788572A JP H0788572 A JPH0788572 A JP H0788572A JP 23328393 A JP23328393 A JP 23328393A JP 23328393 A JP23328393 A JP 23328393A JP H0788572 A JPH0788572 A JP H0788572A
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JP
Japan
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punching
hole
punching portion
bumper reinforcement
rear wall
Prior art date
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Pending
Application number
JP23328393A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Tokieda
枝 正 幸 時
Haruhiko Terada
田 春 彦 寺
Osamu Ogawa
川 治 小
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダイスを利用しないプレス加工によつて加工
面に大きなダレを生じさせることなく穿孔を成形する成
形方法及びその成形用工具を提供すること。 【構成】 穿孔(21,22)の周上に相当する小径の
第2打抜部(92)によつて第1工程を行い、穿孔(2
1,22)の周に相当する第1打抜部(91)によつて
第2工程を行ことで、第1工程によつて打抜面積の小さ
い仮孔が成形し、第2工程における打抜面積が小さくな
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、平板上に穿孔を成形す
るために利用される。
【0003】
【従来の技術】従来、穿孔は、ドリルを利用した切削加
工やポンチ及びダイスを利用したプレス加工によつて平
板に成形されていた。
【0004】しかし、前述した切削加工では、加工工数
が増大し、コストアツプを招くこととなるものであり、
前述したプレス加工では、ダイスを必要とするためバン
パリインフオースメント等の閉断面で且つ長い形状の製
品に用いることが困難なものであつた。又、前述したプ
レス加工において、ダイスを利用せずにプレス加工を行
うと穿孔の加工面に大きなダレ(へこみ)が生じやすく
なるものであつた。尚、ダイスを利用しないプレス加工
として特開昭58−214007号公報や特開平2−2
74328号公報に示される類似の技術も知られてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ダイスを利
用しないプレス加工によつて加工面に大きなダレを生じ
させることなく穿孔を成形する成形方法及びその成形用
工具を提供することを、その技術的課題とするものであ
る。
【0006】
【発明の構成】
【0007】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために本発明において講じた第1の技術的手段は、平
板に複数の小孔を打ち抜く第1工程と、前記小孔を結ぶ
ように前記平板を打ち抜く第2工程とを有して穿孔を平
板に成形することである。
【0008】又、第2の技術的手段は、穿孔の周に相当
する第1打抜部と、前記第1打抜部上に前記穿孔の周上
に相当するように突出して設けられた小径であつて且つ
複数の第2打抜部とを有した成形用工具としたことであ
る。
【0009】
【作用】本発明によれば、第2打抜部によつて第1工程
を行い、第1打抜部によつて第2工程を行う。よつて、
第1工程によつて打抜面積の小さい仮孔が成形されるこ
ととなり、第2工程における打抜面積も小さくなる。結
果、加工面に大きなダレを生じさせることなくダイスを
利用しないプレス加工によつて穿孔を平板に形成し得
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明に係る実施例を添付図面に基づ
いて説明する。
【0011】図1及び図2に示されるように、バンパ装
置1は、バンパリインフオースメント2,ステー3,発
泡樹脂4及び外装体5とから構成されている。バンパリ
インフオースメント2は、押し出し成形によりアルミ材
から成形されるものであつて、前後壁2a,2b及び上
下壁2c,2dよりなる閉断面形状を呈しており、若干
湾曲しながら長物となるように延在されている。又、こ
のバンパリインフオースメント2は上下壁2c,2d間
で前後壁2a,2bを連結する中間壁2eを一体に有し
ており、この中間壁2eによつてバンパリインフオース
メント2の座屈強度が設定されバンパ装置1に加わる衝
撃を所定の形態で吸収するようにしている。ステー3
は、バンパリインフオースメント2を車両(図示せず)
にその長手方向が車両幅方向となるように保持するもの
であつて、バンパリインフオースメント2の後壁2bに
形成された貫通孔21及びステー3のフランジ部3aに
形成された貫通孔31に挿通されるボルト6と後壁2b
の内面側に固着されたナツト7との締結によつてバンパ
リインフオースメント2に連結される。発泡樹脂4は、
バンパリインフオースメント2の前壁2aの前側に配設
され、バンパ装置1に加わる衝撃をある程度吸収するも
のである。外装体5は発泡樹脂4を覆うように配置さ
れ、バンパ装置1の意匠となるものであつて、外装体5
に形成された貫通孔51に挿通されたクリツプ8がバン
パリインフオースメント2の下壁2dに形成された貫通
孔22に係止されることで、バンパリインフオースメン
ト2に保持される。
【0012】図1及び図2に示されるバンパリインフオ
ースメント2の貫通孔21,22は、夫々の孔径に合う
ダイレスポンチ9(本実施例では貫通孔21用として説
明)を利用したプレス加工によつて夫々成形されるもの
である。
【0013】図3及び図4に示されるように、ダイレス
ポンチ9は、第1打抜部91と複数の第2打抜部92と
から構成されている。
【0014】第1打抜部91は、貫通孔21の径に相当
する円柱形状を呈しており、側周面と端面とのコーナ部
分で後述するようにバンパリインフオースメント2の後
壁2bの所定部位を打ち抜いて貫通孔21を成形する。
第2打抜部92は、夫々が貫通孔22の周上に相当する
ように第1打抜部のコーナ部分に突出成形されたもので
あつて、夫々が小径の円柱形状を呈しており、その側周
面と端面とのコーナ部分で後述するようにバンパリイン
フオースメント2の後壁2bの所定部位を打ち抜いて貫
通孔21の仮孔23を成形する。又、この第2打抜部9
2は、第1打抜部92からの突出量が小さい打抜部92
aと突出量が大きい打抜部92bとが交互に配置された
ものであつて、段階的にバンパリインフオースメント2
の後壁2bの所定部位を打ち抜くようにされている。
【0015】次にバンパリインフオースメント2の後壁
2bに貫通孔21が成形される手順を図5に基づいて説
明する。
【0016】バンパリインフオースメント2を加工面と
なる後壁2bがプレス機(図示せず)に装着されたダイ
レスポンチ9の方を向くようにプレス機にセツトしてプ
レス機を作動させてダイレスポンチ9を加圧する。これ
により、図5aに示されるように、先ず、第2打抜部9
2の打抜部92bによつて後壁2bの所定部位が打ち抜
かれて後壁2bに小径の仮孔23aが複数個成形され、
さらに、図5bに示されるように、第2打抜部92の打
抜部92aによつて後壁2bの所定部位が打ち抜かれて
後壁2bに小径の仮孔23bが複数個成形される。さら
にダイレスポンチ9が加圧され続けると、図5cに示さ
れるように、第1打抜部92によつて仮孔92a,92
bを結ぶように後壁2bの所定部位が打ち抜かれる。結
果、後壁2bに貫通孔21が形成される。この後は、図
5d及び図5eに示されるように、ダイレスポンチ9が
引き上げられていく。
【0017】上記したように、貫通孔21をバンパリイ
ンフオースメント2の後壁2bに成形する際、第2打抜
部92によつて後壁2bを打ち抜く第1工程によつて打
抜面積の小さい仮孔32a,32bが形成されるので、
第1打抜部91によつて後壁2bを打ち抜き実質的に貫
通孔21を成形することとなる第2工程における打抜面
積も小さくなる。結果、加工面に大きなダレが生じさせ
ずに貫通孔21が成形される。又、ダイスを使用しない
プレス加工により貫通孔21を成形するので、バンパリ
インフオースメント2にも容易に用いられ且つ加工工数
も大幅に削減される。更に、第2打抜部92によつて打
ち抜かれた形状を利用してナツト7の回り止めをさせる
ことも可能となり、ナツト7の後壁2bへの固着が容易
なものとなる。
【0018】尚、第1打抜部91及び第2打抜部92に
よつてバンパリインフオースメント2の後壁2bを打ち
抜く際、多少は加工面にダレが生じるが、第2打抜部9
2の径と各第2打抜部92間の距離を略等しくすること
によつてこの加工面に生じるダレをより小さくすること
ができる。又、貫通孔21の成形後、ダイレスポンチ9
を引き上げることを利用して加工面に生じたダレを無く
すようにしてもよい。
【0019】この場合は、第1打抜部91及び第2打抜
部92の面粗度やダレ部分の変形態様(曲げ変形か組成
変形)等が影響する。
【0020】図6及び図7に示されるように、第2打抜
部92の形状を第1打抜部91の形状つまり貫通孔21
の周に合う形状としてもよい。これにより、成形された
貫通孔21の見栄えを良くすることができる。この場
合、第2打抜部92の形状を扇形とし、第2打抜部92
の頂点間の距離より第2打抜部92の貫通孔21の周に
合う形状とされる辺間の距離を小さくするとよい。これ
により、加工面に生じるダレをより小さくすることがで
きる。又、図8及び図9に示されるように、第2打抜部
92の突出量を5段階にしたり、図10及び図11に示
されるように、第2打抜部92の突出量を9段階にした
りしてもよい。このように、第2打抜部92の突出量の
段階を多くしていくことによつて加工面に生じるダレを
より小さくすることができる。尚、図12及び図13に
示されるように、第2打抜部92の突出量を全て同じも
のとしてもよい。
【0021】尚、本実施例においては、バンパリインフ
オースメント2に設けられる貫通孔21の成形として説
明したが、利用製品は、特にバンパリインフオースメン
ト2に限定されるものではなく、ダイレスポンチ9を利
用したプレス加工による成形が望ましい様々な製品に展
開できる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、第2打抜部によつて第
1工程を行い、第1打抜部によつて第2工程を行うの
で、第1工程によつて打抜面積の小さい仮孔が成形され
ることとなり、第2工程における打抜面積を小さくする
ことができる。これにより、加工面に大きなダレを生じ
させることなくダイスを利用しないプレス加工によつて
穿孔を平板に形成することができる。又、第2打抜部の
第1打抜部に対する突出量が段階的とされるので、加工
面に生じるダレをより小さくすることができる。更に、
第2打抜部の形状が穿孔の周に合う形状とされるので、
穿孔の見栄えを良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る成形用工具を用いた穿孔成形方法
によつて穿孔が形成されたバンパリインフオースメント
を採用したバンパ装置の断面図である。
【図2】本発明に係る成形用工具を用いた穿孔成形方法
によつて穿孔が形成されたバンパリインフオースメント
の斜視図である。
【図3】本発明に係る成形用工具の斜視図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】本発明に係る穿孔成形方法の手順を示す図であ
り、図5a及び図5bは、第1工程を示す図、図5cは
第2工程を示す図、図5d及び図5eは成形後の工程を
示す図である。
【図6】本発明に係る成形用工具の第1の変形例を示す
斜視図である。
【図7】図6の平面図である。
【図8】本発明に係る成形用工具の第2の変形例を示す
斜視図である。
【図9】図8の平面図である。
【図10】本発明に係る成形用工具の第3の変形例を示
す斜視図である。
【図11】図10の平面図である。
【図12】本発明に係る成形用工具の第4の変形例を示
す斜視図である。
【図13】図12の平面図である。
【符号の説明】
9 ダイレスポンチ(成形用工具) 21 貫通孔(穿孔) 22 貫通孔(穿孔) 23 小孔(仮孔) 91 第1打抜部 92 第2打抜部 2b 後壁(平板)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板に穿孔を成形する方法において、前
    記平板に複数の小孔を打ち抜く第1工程と、前記小孔を
    結ぶように前記平板を打ち抜く第2工程とを有する穿孔
    成形方法。
  2. 【請求項2】 平板に穿孔を成形するための工具におい
    て、前記穿孔の周に相当する第1打抜部と、前記第1打
    抜部上に前記穿孔の周上に相当するように突出して設け
    られた小径であつて且つ複数の第2打抜部とを有する成
    形用工具。
  3. 【請求項3】 前記第2打抜部の前記第1打抜部に対す
    る突出量が段階的とされた請求項2記載の成形用工具。
  4. 【請求項4】 前記第2打抜部の形状が前記穿孔の周に
    合う形状とされた請求項2記載の成形用工具。
JP23328393A 1993-09-20 1993-09-20 穿孔成形方法及び成形用工具 Pending JPH0788572A (ja)

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JP23328393A Pending JPH0788572A (ja) 1993-09-20 1993-09-20 穿孔成形方法及び成形用工具

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014018864A (ja) * 2012-07-12 2014-02-03 Modine Manufacturing Co 管に開口を形成するためのシステム及び方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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