JPH0788561A - 軒樋成形方法 - Google Patents
軒樋成形方法Info
- Publication number
- JPH0788561A JPH0788561A JP23505893A JP23505893A JPH0788561A JP H0788561 A JPH0788561 A JP H0788561A JP 23505893 A JP23505893 A JP 23505893A JP 23505893 A JP23505893 A JP 23505893A JP H0788561 A JPH0788561 A JP H0788561A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- roll forming
- laminated
- sheets
- eaves
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 熱可塑性樹脂積層金属板の繰出装置からロー
ル成形装置までの一貫生産ラインで効率的に軒樋を成形
する方法を提供する。 【構成】 少なくとも片面に熱可塑性樹脂を被覆してな
る樹脂積層金属板をロールフォーミング加工して軒樋を
成形する方法において、供給装置から繰出される樹脂積
層金属板を所定寸法に切断したのち、遠赤外線加熱又は
誘導加熱を連続的に行ないつつ、樹脂層の温度を70〜
130℃に調整し、引続き同一ライン内でロール成形装
置を通過させ、軒樋形状に成形することを特徴とする軒
樋成形方法。 【効果】 積層板の供給装置からロール成形装置までの
一貫生産ラインで、トラブルがなく効率的に軒樋を成形
することができると共に、得られる軒樋は歪の復元や折
曲部の白化現象がなく外観品質が優れ、且つ金属板と樹
脂層との積層界面で剥離を起すこともない。
ル成形装置までの一貫生産ラインで効率的に軒樋を成形
する方法を提供する。 【構成】 少なくとも片面に熱可塑性樹脂を被覆してな
る樹脂積層金属板をロールフォーミング加工して軒樋を
成形する方法において、供給装置から繰出される樹脂積
層金属板を所定寸法に切断したのち、遠赤外線加熱又は
誘導加熱を連続的に行ないつつ、樹脂層の温度を70〜
130℃に調整し、引続き同一ライン内でロール成形装
置を通過させ、軒樋形状に成形することを特徴とする軒
樋成形方法。 【効果】 積層板の供給装置からロール成形装置までの
一貫生産ラインで、トラブルがなく効率的に軒樋を成形
することができると共に、得られる軒樋は歪の復元や折
曲部の白化現象がなく外観品質が優れ、且つ金属板と樹
脂層との積層界面で剥離を起すこともない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は軒樋成形方法に係り、特
に熱可塑性樹脂積層金属板(以下「積層板」という)の
供給装置からロール成形装置までの一貫生産ラインで効
率的に軒樋を成形する方法に関する。
に熱可塑性樹脂積層金属板(以下「積層板」という)の
供給装置からロール成形装置までの一貫生産ラインで効
率的に軒樋を成形する方法に関する。
【0002】
【従来技術とその課題】従来、積層板よりなる軒樋の生
産ラインでは、積層板の熱可塑性樹脂層が軟質の樹脂層
であれば、鉄板等の金属単板と同様に加熱することな
く、ロール成形することができる。 しかしながら、熱
可塑性樹脂層が硬質の樹脂層であれば、スプリングバッ
ク現象により、ロールによって与えられた歪が復元し易
く、ロール成形時の後続ロールに円滑に入り難い等のト
ラブルを生じ易いと共に、成形できたとしても折曲部が
白化して外観品質が損なわれたり、金属板から樹脂層が
剥離を起し易いものである。
産ラインでは、積層板の熱可塑性樹脂層が軟質の樹脂層
であれば、鉄板等の金属単板と同様に加熱することな
く、ロール成形することができる。 しかしながら、熱
可塑性樹脂層が硬質の樹脂層であれば、スプリングバッ
ク現象により、ロールによって与えられた歪が復元し易
く、ロール成形時の後続ロールに円滑に入り難い等のト
ラブルを生じ易いと共に、成形できたとしても折曲部が
白化して外観品質が損なわれたり、金属板から樹脂層が
剥離を起し易いものである。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するものであって、その要旨は、少なくとも片面に熱可
塑性樹脂を被覆してなる樹脂積層金属板をロールフォー
ミング加工して軒樋を成形する方法において、供給装置
から繰出される樹脂積層金属板を所定寸法に切断したの
ち、遠赤外線加熱又は誘導加熱を連続的に行ないつつ、
樹脂層の温度を70〜130℃に調整し、引続き同一ラ
イン内でロール成形装置を通過させ、軒樋形状に成形す
ることを特徴とする軒樋成形方法である。
するものであって、その要旨は、少なくとも片面に熱可
塑性樹脂を被覆してなる樹脂積層金属板をロールフォー
ミング加工して軒樋を成形する方法において、供給装置
から繰出される樹脂積層金属板を所定寸法に切断したの
ち、遠赤外線加熱又は誘導加熱を連続的に行ないつつ、
樹脂層の温度を70〜130℃に調整し、引続き同一ラ
イン内でロール成形装置を通過させ、軒樋形状に成形す
ることを特徴とする軒樋成形方法である。
【0004】上記遠赤外線加熱又は誘導加熱してロール
フォーミング時の樹脂層の適正温度は70〜130℃、
一層好ましくは65〜120℃であって、上記温度の下
限を下回るとスプリングバック現象による歪戻りや、折
曲部の白化、或いは積層界面の剥離を起し易い等のトラ
ブルを生じ易く、また上記温度の上限を上回ると樹脂層
の表面のシボ、エンボス等の模様が崩れるなど製品の外
観品質の不良を招くこととなる。
フォーミング時の樹脂層の適正温度は70〜130℃、
一層好ましくは65〜120℃であって、上記温度の下
限を下回るとスプリングバック現象による歪戻りや、折
曲部の白化、或いは積層界面の剥離を起し易い等のトラ
ブルを生じ易く、また上記温度の上限を上回ると樹脂層
の表面のシボ、エンボス等の模様が崩れるなど製品の外
観品質の不良を招くこととなる。
【0005】
【実施例1】以下、本発明の実施例について具体的に説
明する。図1は本発明の軒樋成形の工程を側面略図で示
す。本発明で用いる積層板は、芯材の厚み0.27mm
の熔融亜鉛メッキ鋼板の両面に、各々厚み0.35mm
の可塑剤10重量部を添加したポリ塩化ビニルシートを
張合わせてなるポリ塩化ビニル積層鋼板(以下「塩ビ鋼
板」と云う)Aを用い、これをコイル状に巻取って供給
装置にセットし、図1に側面略図で示す如く、供給装置
1から塩ビ鋼板Aを繰出しつつ、計測器2と切断機3と
の連動により定尺2,700mmに切断し、次いでコン
ベア4上を15m/分のライン速度で移動させながら遠
赤外線加熱器5中へ導入する。
明する。図1は本発明の軒樋成形の工程を側面略図で示
す。本発明で用いる積層板は、芯材の厚み0.27mm
の熔融亜鉛メッキ鋼板の両面に、各々厚み0.35mm
の可塑剤10重量部を添加したポリ塩化ビニルシートを
張合わせてなるポリ塩化ビニル積層鋼板(以下「塩ビ鋼
板」と云う)Aを用い、これをコイル状に巻取って供給
装置にセットし、図1に側面略図で示す如く、供給装置
1から塩ビ鋼板Aを繰出しつつ、計測器2と切断機3と
の連動により定尺2,700mmに切断し、次いでコン
ベア4上を15m/分のライン速度で移動させながら遠
赤外線加熱器5中へ導入する。
【0006】上記遠赤外線加熱器5は、長さ4mのトン
ネル状であって、上部ヒータ5−1と塩ビ鋼板Aの表面
との間隔及び下部ヒータ5−2と塩ビ鋼板Aの裏面との
間隔は各150mmに設定されており、塩ビ鋼板Aの片
面当りを電力40KW/m2で放射加熱して、16秒間
で通過させると、塩ビ鋼板Aのポリ塩化ビニル層は、加
熱器5の入口雰囲気温度の28℃から100℃に昇温し
ている。
ネル状であって、上部ヒータ5−1と塩ビ鋼板Aの表面
との間隔及び下部ヒータ5−2と塩ビ鋼板Aの裏面との
間隔は各150mmに設定されており、塩ビ鋼板Aの片
面当りを電力40KW/m2で放射加熱して、16秒間
で通過させると、塩ビ鋼板Aのポリ塩化ビニル層は、加
熱器5の入口雰囲気温度の28℃から100℃に昇温し
ている。
【0007】そして、上記加熱された塩ビ鋼板Aを、上
部成形ロール群6−1及び下部成形ロール群6−2から
なる全長20mのロール成形装置6内で所定の軒樋形状
に成形するが、該ロール成形装置6の出口に於ける塩ビ
鋼板Aのポリ塩化ビニル層は70℃であった。
部成形ロール群6−1及び下部成形ロール群6−2から
なる全長20mのロール成形装置6内で所定の軒樋形状
に成形するが、該ロール成形装置6の出口に於ける塩ビ
鋼板Aのポリ塩化ビニル層は70℃であった。
【0008】
【実施例2】実施例1で使用した遠赤外線加熱器に代え
て、誘導加熱器(周波数:55KHz,出力:75k
W)を用い、ライン速度25m、コイル通過時間1.2
秒の処理条件で加熱したところ、塩ビ鋼板Aのポリ塩化
ビニル層は、誘導加熱器の入口雰囲気温度の28℃から
100℃に昇温している。 そして、上記実施例1同様
加熱された塩ビ鋼板Aを、全長20mのロール成形装置
6内で所定の軒樋形状に成形するが、該ロール成形装置
6の出口に於ける塩ビ鋼板Aのポリ塩化ビニル層は70
℃であった。
て、誘導加熱器(周波数:55KHz,出力:75k
W)を用い、ライン速度25m、コイル通過時間1.2
秒の処理条件で加熱したところ、塩ビ鋼板Aのポリ塩化
ビニル層は、誘導加熱器の入口雰囲気温度の28℃から
100℃に昇温している。 そして、上記実施例1同様
加熱された塩ビ鋼板Aを、全長20mのロール成形装置
6内で所定の軒樋形状に成形するが、該ロール成形装置
6の出口に於ける塩ビ鋼板Aのポリ塩化ビニル層は70
℃であった。
【0009】
【発明の効果】本発明は上記構成よりなるので下記効果
を奏する。即ち本発明によれば、積層板の繰出装置から
ロール成形装置までの一貫生産ラインで、トラブルがな
く効率的に軒樋を成形することができると共に、得られ
る軒樋は歪の復元や折曲部の白化現象がなく外観品質が
優れ、且つ金属板と樹脂層との積層界面で剥離を起すこ
ともないと云う効果を奏する。
を奏する。即ち本発明によれば、積層板の繰出装置から
ロール成形装置までの一貫生産ラインで、トラブルがな
く効率的に軒樋を成形することができると共に、得られ
る軒樋は歪の復元や折曲部の白化現象がなく外観品質が
優れ、且つ金属板と樹脂層との積層界面で剥離を起すこ
ともないと云う効果を奏する。
【図1】本発明の軒樋成形の工程を側面略図で示す。
1 供給装置 3 切断装置 5 遠赤外線加熱器 6 ロール成形装置 A 塩ビ鋼板 B 軒樋
Claims (1)
- 【請求項1】 少なくとも片面に熱可塑性樹脂を被覆し
てなる樹脂積層金属板をロールフォーミング加工して軒
樋を成形する方法において、供給装置から繰出される樹
脂積層金属板を所定寸法に切断したのち、遠赤外線加熱
又は誘導加熱を連続的に行ないつつ、樹脂層の温度を7
0〜130℃に調整し、引続き同一ライン内でロール成
形装置を通過させ、軒樋形状に成形することを特徴とす
る軒樋成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23505893A JPH0788561A (ja) | 1993-09-21 | 1993-09-21 | 軒樋成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23505893A JPH0788561A (ja) | 1993-09-21 | 1993-09-21 | 軒樋成形方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0788561A true JPH0788561A (ja) | 1995-04-04 |
Family
ID=16980460
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23505893A Pending JPH0788561A (ja) | 1993-09-21 | 1993-09-21 | 軒樋成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0788561A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001219224A (ja) * | 2000-02-04 | 2001-08-14 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 樹脂フォーム積層折曲げ鋼板の製造装置 |
-
1993
- 1993-09-21 JP JP23505893A patent/JPH0788561A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001219224A (ja) * | 2000-02-04 | 2001-08-14 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 樹脂フォーム積層折曲げ鋼板の製造装置 |
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