JPH0787756B2 - 顆粒状ミックス飲料の製造方法 - Google Patents
顆粒状ミックス飲料の製造方法Info
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- JPH0787756B2 JPH0787756B2 JP63006184A JP618488A JPH0787756B2 JP H0787756 B2 JPH0787756 B2 JP H0787756B2 JP 63006184 A JP63006184 A JP 63006184A JP 618488 A JP618488 A JP 618488A JP H0787756 B2 JPH0787756 B2 JP H0787756B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、顆粒状ミックスの製造方法に関する。
本発明が解決しようとする問題点及び従来技術 蔗糖、ブドウ糖、果糖等の糖類を含有する、顆粒状ミッ
クス飲料の製造方法において、造粒工程ではバインダー
として従来、水、又は結着剤としてのアラビアガムやグ
アーガム等の天然ガム系物質水溶液、澱粉又は砂糖のよ
うな糖溶液が用いられてきた。しかし、通常の方法で得
られるミックス顆粒は、貯蔵中に固化したり、貯蔵中に
結着剤由来の水不溶性成分が生じ、その商品価値が著し
く低下し、問題であった。
クス飲料の製造方法において、造粒工程ではバインダー
として従来、水、又は結着剤としてのアラビアガムやグ
アーガム等の天然ガム系物質水溶液、澱粉又は砂糖のよ
うな糖溶液が用いられてきた。しかし、通常の方法で得
られるミックス顆粒は、貯蔵中に固化したり、貯蔵中に
結着剤由来の水不溶性成分が生じ、その商品価値が著し
く低下し、問題であった。
粉末ミックス飲料の固化防止法としては、低DEデキスト
リンを単に混合するだけの方法が案出されている。(特
開昭57−189672)しかしこの方法では、固化防止を行う
ためには、多量のデキストリン(15〜60%)を添加する
必要がある為、コストアップ・フレーバーの変化・粉分
離の発生につながり、又、多量のスプーニング量が必要
となるので、飲用時に煩しさが生じる。
リンを単に混合するだけの方法が案出されている。(特
開昭57−189672)しかしこの方法では、固化防止を行う
ためには、多量のデキストリン(15〜60%)を添加する
必要がある為、コストアップ・フレーバーの変化・粉分
離の発生につながり、又、多量のスプーニング量が必要
となるので、飲用時に煩しさが生じる。
又、糖溶液として、ブドウ糖及び/又は砂糖溶液を用い
ることがあるが、一たん糖類を溶解して、造粒・乾燥す
ると、極めて吸湿しやすくなり、造粒物全体が吸湿によ
る固化を起こしやすくなる欠点があった。
ることがあるが、一たん糖類を溶解して、造粒・乾燥す
ると、極めて吸湿しやすくなり、造粒物全体が吸湿によ
る固化を起こしやすくなる欠点があった。
問題を解決するための方法 本発明の目的は、これらの問題を解決し、尚且つコスト
の安い顆粒状ミックス飲料の製造方法を提供することに
ある。
の安い顆粒状ミックス飲料の製造方法を提供することに
ある。
本発明者は、ミックスの造粒工程に用いる結着剤を研究
した結果、低DE値(10以下)のデキストリン水溶液を造
粒時にスプレーし、ミックスにコーティングした後、乾
燥することにより、貯蔵中の固化を起こしにくく、か
つ、安定な顆粒が得られることを発見し、本発明に至っ
た。
した結果、低DE値(10以下)のデキストリン水溶液を造
粒時にスプレーし、ミックスにコーティングした後、乾
燥することにより、貯蔵中の固化を起こしにくく、か
つ、安定な顆粒が得られることを発見し、本発明に至っ
た。
本発明は、蔗糖、ブドウ糖果糖等の糖類、粉末茶抽出
物、コーヒーパウダー、粉末果汁等の粉末および必要に
応じて酸味料、香料、色素等の添加物を混合し、そして
それから造粒し、乾燥することからなる顆粒状ミックス
飲料の製造方法において、その造粒工程の1部又は全期
間にわたってDE値10以下のデキストリン水溶液をスプレ
ーしながら前記造粒工程を行うことを特徴とする方法に
関する。
物、コーヒーパウダー、粉末果汁等の粉末および必要に
応じて酸味料、香料、色素等の添加物を混合し、そして
それから造粒し、乾燥することからなる顆粒状ミックス
飲料の製造方法において、その造粒工程の1部又は全期
間にわたってDE値10以下のデキストリン水溶液をスプレ
ーしながら前記造粒工程を行うことを特徴とする方法に
関する。
本発明の好ましい態様 造粒は転動式造粒又は流動層造粒によってなされること
が好ましい。転動形造粒は(i)回転容器形、(ii)振
動形、(iii)流動層形、(iv)混合機形又は(v)こ
れらの組合せによって行われる。
が好ましい。転動形造粒は(i)回転容器形、(ii)振
動形、(iii)流動層形、(iv)混合機形又は(v)こ
れらの組合せによって行われる。
DE値10以下のデキストリン水溶液の調整は、好ましくは
造粒後のデキストリンの総重量比が10%以下となるよう
にデキストリンを水に溶かして調整する。そのデキスト
リン水溶液をドライミックスにスプレーコーティングし
ながら造粒し、その後好ましくは固形分中の水分が3%
以下もっとも好ましくは2%以下となるまで乾燥するこ
とにより造粒が行われる。
造粒後のデキストリンの総重量比が10%以下となるよう
にデキストリンを水に溶かして調整する。そのデキスト
リン水溶液をドライミックスにスプレーコーティングし
ながら造粒し、その後好ましくは固形分中の水分が3%
以下もっとも好ましくは2%以下となるまで乾燥するこ
とにより造粒が行われる。
本発明に従って製造された顆粒状ミックス飲料は貯蔵中
の固化が防止されて安定である。
の固化が防止されて安定である。
本方法によれば、低DE値のデキストリン添加量は、極め
て少量(10%以下)で造粒の結着効果を示し、しかも出
来上がった造粒物の吸湿特性は極めて低いという、画期
的なメリットが認められた。従って、従来からデキスト
リンを多量に加えることによる風味への影響や造粒顆粒
のスプーニングの多量秤量の欠点が解決なしえた。
て少量(10%以下)で造粒の結着効果を示し、しかも出
来上がった造粒物の吸湿特性は極めて低いという、画期
的なメリットが認められた。従って、従来からデキスト
リンを多量に加えることによる風味への影響や造粒顆粒
のスプーニングの多量秤量の欠点が解決なしえた。
実施例及び対照例 実施例1 蔗糖(70%)、ブドウ糖(20%)及び粉末飲料成分とし
て粉末紅茶(4.5%)と粉末レモン果汁(4.5%)を、添
加物としてクエン酸(0.5%)と粉末香料(0.5%)を混
合し、混合粉末を調整した。
て粉末紅茶(4.5%)と粉末レモン果汁(4.5%)を、添
加物としてクエン酸(0.5%)と粉末香料(0.5%)を混
合し、混合粉末を調整した。
DE値2〜4のデキストリン水溶液は、造粒物中の糖類粉
末飲料、添加物の総重量中において1%となるようにDE
値2〜4のデキストリンの20%水溶液を調整する。
末飲料、添加物の総重量中において1%となるようにDE
値2〜4のデキストリンの20%水溶液を調整する。
前記混合粉末を流動層造粒を行いながら、前記デキスト
リン水溶液を50ccスプレーコーテングして造粒物を形成
し、次いで水分が1.7%となるまでその造粒物を乾燥
し、顆粒状のレモンティーミックス1kgを得た。得られ
た顆粒状のレモンティーミックスは、ガラス瓶に充填
し、32℃で、3ケ月間静置した後、固化の状況を観察し
たところ、全く固化を起こしておらず、水溶性・風味も
良好であった。
リン水溶液を50ccスプレーコーテングして造粒物を形成
し、次いで水分が1.7%となるまでその造粒物を乾燥
し、顆粒状のレモンティーミックス1kgを得た。得られ
た顆粒状のレモンティーミックスは、ガラス瓶に充填
し、32℃で、3ケ月間静置した後、固化の状況を観察し
たところ、全く固化を起こしておらず、水溶性・風味も
良好であった。
実施例2 DE値7〜9のデキストリンをバインダーとして用いた事
の外は、実施例1と全く同じ条件でレモンティーミック
スを作成した。これを同様に32℃で4ケ月間静置した
後、固化の状況を観察したところ、全く固化を起こして
おらず、水溶性・風味も良好であった。
の外は、実施例1と全く同じ条件でレモンティーミック
スを作成した。これを同様に32℃で4ケ月間静置した
後、固化の状況を観察したところ、全く固化を起こして
おらず、水溶性・風味も良好であった。
実施例3 DE値7〜9のデキストリンを、添加量が乾重量比で10%
となる様に濃度を調節して水溶液とし、これをバインダ
ーとして用い、パウダー水分は2.8%まで乾燥した事の
他は、実施例1と全く同じ条件でレモンティーミックス
を作成した。これを同様に40℃にて2ケ月間静置した
後、固化の状況を観察したところ、わずかに固化を起こ
していたが、ガラス瓶を逆さにすると固まりは容易に崩
れ、流動性を取り戻し、水溶性・風味も良好であった。
となる様に濃度を調節して水溶液とし、これをバインダ
ーとして用い、パウダー水分は2.8%まで乾燥した事の
他は、実施例1と全く同じ条件でレモンティーミックス
を作成した。これを同様に40℃にて2ケ月間静置した
後、固化の状況を観察したところ、わずかに固化を起こ
していたが、ガラス瓶を逆さにすると固まりは容易に崩
れ、流動性を取り戻し、水溶性・風味も良好であった。
実施例4 蔗糖(65%)、及び粉末飲料として粉末オレンジ果汁
(30%)を、添加物としてクエン酸塩(4.5%)と粉末
香料(0.5%)を混合し混合粉末を調整した。
(30%)を、添加物としてクエン酸塩(4.5%)と粉末
香料(0.5%)を混合し混合粉末を調整した。
DE値2〜4のデキストリン水溶液は、造粒物中の糖類粉
末飲料、添加物の総重量中において2.6%となるようにD
E値2〜4のデキストリンの35%水溶液を調整する。
末飲料、添加物の総重量中において2.6%となるようにD
E値2〜4のデキストリンの35%水溶液を調整する。
前記混合粉末を流動層造粒を行いながら、前記デキスト
リン水溶液を75ccスプレーコーティングして造粒物を形
成し、次いで、水分が1.9%となるまでその造粒物を乾
燥し、顆粒状のレモンティーミックス1kgを得た。得ら
れた顆粒状のレモンティーミックスは、ガラス瓶に充填
し、40℃で30日間静置した後、固化の状況を観察したと
ころ、全く固化を起こしておらず、水溶性・風味も良好
であった。
リン水溶液を75ccスプレーコーティングして造粒物を形
成し、次いで、水分が1.9%となるまでその造粒物を乾
燥し、顆粒状のレモンティーミックス1kgを得た。得ら
れた顆粒状のレモンティーミックスは、ガラス瓶に充填
し、40℃で30日間静置した後、固化の状況を観察したと
ころ、全く固化を起こしておらず、水溶性・風味も良好
であった。
実施例5 DE値7〜9のデキストリンをバインダーとして用いた事
の外は、実施例4と全く同じ条件で顆粒状の粉末清涼飲
料を作成した。これを同様に32℃で3ケ月間静置した
後、固化の状況を観察したところ、全く固化を起こして
おらず、水溶性・風味も良好であった。
の外は、実施例4と全く同じ条件で顆粒状の粉末清涼飲
料を作成した。これを同様に32℃で3ケ月間静置した
後、固化の状況を観察したところ、全く固化を起こして
おらず、水溶性・風味も良好であった。
実施例6 蔗糖(29%)、ブドウ糖(26%)、果糖(12.5%)、及
び粉末飲料としてコーヒーパウダー(32%)を、添加物
として粉末香料(0.5%)を混合し、混合粉末を調整し
た。DE値4〜5のデキストリン水溶液は、造粒物中の糖
類粉末飲料、添加物の総重量中において5%となるよう
にDE値4〜5のデキストリンの20%水溶液を調整する。
び粉末飲料としてコーヒーパウダー(32%)を、添加物
として粉末香料(0.5%)を混合し、混合粉末を調整し
た。DE値4〜5のデキストリン水溶液は、造粒物中の糖
類粉末飲料、添加物の総重量中において5%となるよう
にDE値4〜5のデキストリンの20%水溶液を調整する。
前記混合粉末を流動層造粒を行いながら、前記デキスト
リン水溶液を500ccスプレーコーティングして造粒物を
形成し、次いで水分が1.5%となるまでその造粒物を乾
燥し、顆粒状のレモンティーミックス2kgを得た。得ら
れた顆粒状のレモンティーミックスは、ガラス瓶に充填
し、40℃で30日間、静置した後、固化の状況を観察した
ところ、全く固化を起こしておらず、水溶性・風味も良
好であった。
リン水溶液を500ccスプレーコーティングして造粒物を
形成し、次いで水分が1.5%となるまでその造粒物を乾
燥し、顆粒状のレモンティーミックス2kgを得た。得ら
れた顆粒状のレモンティーミックスは、ガラス瓶に充填
し、40℃で30日間、静置した後、固化の状況を観察した
ところ、全く固化を起こしておらず、水溶性・風味も良
好であった。
実施例7 DE値7〜9のデキストリンを、添加量が乾重量比で10%
となる様に濃度を調節して水溶液とし、これをバインダ
ーとして用い、パウダー水分は2.7%まで乾燥した事の
外は、実施例6と全く同じ条件で顆粒状の粉末清涼飲料
を5kg作成した。これを同様に40℃にて30日間、静置し
た後、固化の状況を観察したところ、わずかに固化を起
こしていたが、ガラス瓶を逆さにすると固まりは容易に
崩れ、流動性を取り戻し、水溶性・風味も良好であっ
た。
となる様に濃度を調節して水溶液とし、これをバインダ
ーとして用い、パウダー水分は2.7%まで乾燥した事の
外は、実施例6と全く同じ条件で顆粒状の粉末清涼飲料
を5kg作成した。これを同様に40℃にて30日間、静置し
た後、固化の状況を観察したところ、わずかに固化を起
こしていたが、ガラス瓶を逆さにすると固まりは容易に
崩れ、流動性を取り戻し、水溶性・風味も良好であっ
た。
対照例1 バインダーとして水を用いる外は、実施例1と全く同じ
条件でレモンティーミックスを作成した。これを同様に
32℃で6ケ月間静置した後、固化の状況を観察したとこ
ろ、固化を起こしており、ガラス瓶を激しく振っても、
固まりは崩れなかった。
条件でレモンティーミックスを作成した。これを同様に
32℃で6ケ月間静置した後、固化の状況を観察したとこ
ろ、固化を起こしており、ガラス瓶を激しく振っても、
固まりは崩れなかった。
対照例2 対照例1で得られたレモンティーミックスにDE値2〜4
のデキストリンを5%、ドライミックスで混合した。こ
れを同様に32℃で2ケ月間静置した後、固化の状況を観
察したところ、固化を起こしており、ガラス瓶を激しく
振っても、固まりは僅かしか崩れなかった。
のデキストリンを5%、ドライミックスで混合した。こ
れを同様に32℃で2ケ月間静置した後、固化の状況を観
察したところ、固化を起こしており、ガラス瓶を激しく
振っても、固まりは僅かしか崩れなかった。
対照例3 DE値12〜14のデキストリンを、添加量が乾重量比10%と
なる様に濃度を調節して水溶液とし、これをバインダー
として用いた事の他は、実施例1と全く同じ条件でレモ
ンティーミックスを作成した。これを同様に40℃で1ケ
月間静置した後、固化の状況を観察したところ、固化を
起こしており、ガラス瓶を激しく振っても、固まりは僅
かしか崩れなかった。
なる様に濃度を調節して水溶液とし、これをバインダー
として用いた事の他は、実施例1と全く同じ条件でレモ
ンティーミックスを作成した。これを同様に40℃で1ケ
月間静置した後、固化の状況を観察したところ、固化を
起こしており、ガラス瓶を激しく振っても、固まりは僅
かしか崩れなかった。
対照例4 バインダーとして水を用いる外は、実施例4と全く同じ
条件で顆粒状の粉末清涼飲料を作成した。これを同様に
50℃にて4日間、静置した後、固化の状況を観察したと
ころ、固化を起こしており、ガラス瓶を激しく振って
も、固まりは崩れなかった。
条件で顆粒状の粉末清涼飲料を作成した。これを同様に
50℃にて4日間、静置した後、固化の状況を観察したと
ころ、固化を起こしており、ガラス瓶を激しく振って
も、固まりは崩れなかった。
対照例5 対照例4で得られた顆粒状の粉末清涼飲料にDE値2〜4
のデキストリン5%、ドライミックスで混合した。これ
を同様に32℃で4日間、静置した後、固化の状況を観察
したところ、固化を起こしており、ガラス瓶を激しく振
っても、固まりは僅かしか崩れなかった。
のデキストリン5%、ドライミックスで混合した。これ
を同様に32℃で4日間、静置した後、固化の状況を観察
したところ、固化を起こしており、ガラス瓶を激しく振
っても、固まりは僅かしか崩れなかった。
対照例6 バインダーとして水を用いる外は、実施例6と全く同じ
条件で粉末清涼飲料を作成した。これを同様に32℃で1
週間静置した後、固化の状況を観察したところ、固化を
起こしており、ガラス瓶を激しく振っても、固まりは崩
れなかった。
条件で粉末清涼飲料を作成した。これを同様に32℃で1
週間静置した後、固化の状況を観察したところ、固化を
起こしており、ガラス瓶を激しく振っても、固まりは崩
れなかった。
対照例7 DE値12〜14のデキストリンを、添加量が乾重量比で10%
となる様に濃度を調節して水溶液とし、これをバインダ
ーとして用いた事の外は、実施例6と全く同じ条件で粉
末清涼飲料を作成した。これを同様に40℃で4日間、静
置した後、固化の状況を観察したところ、固化を起こし
ており、ガラス瓶を激しく振っても、固まりは僅かしか
崩れなかった。
となる様に濃度を調節して水溶液とし、これをバインダ
ーとして用いた事の外は、実施例6と全く同じ条件で粉
末清涼飲料を作成した。これを同様に40℃で4日間、静
置した後、固化の状況を観察したところ、固化を起こし
ており、ガラス瓶を激しく振っても、固まりは僅かしか
崩れなかった。
本発明による効果 実施例1及び2から分かるように、造粒時に、DE値10以
下のデキストリンを10%以下(乾重量比)の添加量で、
水溶液とし、バインダーとしてスプレーコーティングし
ながら造粒し、3%以下の水分になるまで乾燥して得ら
れる、顆粒状レモンティーミックスは、貯蔵中の固化が
防止され極めて安定なものとなる。更に、本発明による
製造方法は、原料となる糖類・粉末飲料・添加物等の種
類によらず、全ての顆粒状ミックス飲料製品に適用でき
る。
下のデキストリンを10%以下(乾重量比)の添加量で、
水溶液とし、バインダーとしてスプレーコーティングし
ながら造粒し、3%以下の水分になるまで乾燥して得ら
れる、顆粒状レモンティーミックスは、貯蔵中の固化が
防止され極めて安定なものとなる。更に、本発明による
製造方法は、原料となる糖類・粉末飲料・添加物等の種
類によらず、全ての顆粒状ミックス飲料製品に適用でき
る。
Claims (2)
- 【請求項1】蔗糖、ブドウ糖、果糖等の糖類、粉末茶抽
出物、コーヒーパウダー、粉末果汁糖の粉末、および必
要に応じて酸味料、香料、色素等の添加物を混合し、そ
してそれから造粒し、乾燥することから成る顆粒状ミッ
クス飲料の製造方法において、その造粒工程の1部また
は全期間にわたってDE値10以下のデキストリン水溶液を
スプレーしながら前記造粒工程を行うことを特徴とする
方法。 - 【請求項2】上記の造粒が転動式造粒又は、流動層造粒
によってなされ、デキストリンの添加量が10%以下であ
り、更に、乾燥された顆粒状ミックス飲料の水分が3%
以下(好ましくは2%以下)である、特許請求の範囲第
1項に記載された顆粒状ミックス飲料の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63006184A JPH0787756B2 (ja) | 1988-01-14 | 1988-01-14 | 顆粒状ミックス飲料の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63006184A JPH0787756B2 (ja) | 1988-01-14 | 1988-01-14 | 顆粒状ミックス飲料の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01181781A JPH01181781A (ja) | 1989-07-19 |
JPH0787756B2 true JPH0787756B2 (ja) | 1995-09-27 |
Family
ID=11631465
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63006184A Expired - Fee Related JPH0787756B2 (ja) | 1988-01-14 | 1988-01-14 | 顆粒状ミックス飲料の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0787756B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006006252A (ja) * | 2004-06-28 | 2006-01-12 | Sanei Gen Ffi Inc | 水溶性高分子のランピングを防止する方法及びその応用 |
JP2010132767A (ja) * | 2008-12-04 | 2010-06-17 | Sanei Gen Ffi Inc | 粉末色素及び粉末色素の製造方法 |
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---|---|---|---|---|
JP3724463B2 (ja) * | 2002-08-08 | 2005-12-07 | キユーピー株式会社 | 煮豆のドライパック包装体 |
JP6289215B2 (ja) * | 2014-03-31 | 2018-03-07 | 日清食品ホールディングス株式会社 | 顆粒スープおよびその製造方法、並びに顆粒スープを用いた即席食品 |
JP6598708B2 (ja) * | 2016-02-29 | 2019-10-30 | 三井農林株式会社 | 粉末飲料の固結抑制方法 |
JP6758367B2 (ja) * | 2016-03-08 | 2020-09-23 | 日清食品ホールディングス株式会社 | 全脂粉乳および全脂粉乳の造粒方法 |
JP6185121B1 (ja) * | 2016-07-15 | 2017-08-23 | 花王株式会社 | 粉末茶組成物の製造方法 |
JP6185120B1 (ja) * | 2016-07-15 | 2017-08-23 | 花王株式会社 | 粉末茶組成物の製造方法 |
KR102130401B1 (ko) * | 2018-09-07 | 2020-07-07 | 주식회사 웰파이토 | 더덕 추출물을 포함하는 과민성 면역개선 및 항천식 효능 기능성 분말 및 액상 음료 제조 방법 |
TW202106168A (zh) * | 2019-04-26 | 2021-02-16 | 日商三得利控股股份有限公司 | 粉末組成物 |
TW202116175A (zh) * | 2019-09-30 | 2021-05-01 | 日商三得利控股股份有限公司 | 含有芳樟醇、香葉醇及糊精之固體組成物 |
TW202126178A (zh) * | 2019-09-30 | 2021-07-16 | 日商三得利控股股份有限公司 | 含有二甲硫醚及糊精之固體組成物 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57189672A (en) * | 1981-05-18 | 1982-11-22 | Meiji Milk Prod Co Ltd | Preparation of low caking powder drink |
JPS59205932A (ja) * | 1983-05-10 | 1984-11-21 | T Hasegawa Co Ltd | 野菜類及び/又はスパイス類水性抽出物の粉末化法 |
-
1988
- 1988-01-14 JP JP63006184A patent/JPH0787756B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006006252A (ja) * | 2004-06-28 | 2006-01-12 | Sanei Gen Ffi Inc | 水溶性高分子のランピングを防止する方法及びその応用 |
JP2010132767A (ja) * | 2008-12-04 | 2010-06-17 | Sanei Gen Ffi Inc | 粉末色素及び粉末色素の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01181781A (ja) | 1989-07-19 |
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