JPH0787722A - リニアモータ - Google Patents

リニアモータ

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JPH0787722A
JPH0787722A JP5226784A JP22678493A JPH0787722A JP H0787722 A JPH0787722 A JP H0787722A JP 5226784 A JP5226784 A JP 5226784A JP 22678493 A JP22678493 A JP 22678493A JP H0787722 A JPH0787722 A JP H0787722A
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JP
Japan
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stator
salient
salient poles
poles
phase
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Application number
JP5226784A
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English (en)
Inventor
Hirobumi Satomi
博文 里見
Takao Iwasa
孝夫 岩佐
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Oriental Motor Co Ltd
Original Assignee
Oriental Motor Co Ltd
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Publication date
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Priority to CA002131873A priority patent/CA2131873C/en
Priority to DE69401409T priority patent/DE69401409T2/de
Priority to EP94114322A priority patent/EP0643470B1/en
Priority to US08/305,355 priority patent/US5598044A/en
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K41/00Propulsion systems in which a rigid body is moved along a path due to dynamo-electric interaction between the body and a magnetic field travelling along the path
    • H02K41/02Linear motors; Sectional motors
    • H02K41/03Synchronous motors; Motors moving step by step; Reluctance motors
    • H02K41/031Synchronous motors; Motors moving step by step; Reluctance motors of the permanent magnet type
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/12Stationary parts of the magnetic circuit
    • H02K1/18Means for mounting or fastening magnetic stationary parts on to, or to, the stator structures
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K41/00Propulsion systems in which a rigid body is moved along a path due to dynamo-electric interaction between the body and a magnetic field travelling along the path
    • H02K41/02Linear motors; Sectional motors

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
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  • Combustion & Propulsion (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高推力な出力を得るm相リニアパルスモータ
またはブラシレス直流リニアモータとして動作させる。 【構成】 このリニアモータは、等ピッチ角で配設され
た偶数N個の突極11,12,……を有する固定子1
と、軸方向に移動自在の移動子3とからなる。前記突極
は、互いに隣り合って対をなす各2個の突極で、角度が
(720m/N)度で配設された(N/2m)組の突極
群がm組から成り、各突極群に属する(N/m)−1
個、または(N/m)−2個の各突極の巻線W1,W2
……は、対をなす突極間では逆極性に結線され、対をな
さずに他相の突極を挟んで配設される突極間では同極性
に結線されてm相巻線を構成し、前記突極群中の残りの
突極は、センサ極SA ,SB として、移動子3の位置お
よび移動方向を検出させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリニアモータに関し、特
に、2相および多相リニアパルスモータ、またはブラシ
レス直流リニアモータとして、動作するリニアモータに
関する。
【0002】
【従来の技術】図10に、従来からよく知られている永
久磁石型円筒状リニアモータの縦断面図を示す。
【0003】図10において、前記永久磁石型円筒状リ
ニアモータの固定子100の固定子コア101は、リン
グ状の固定子歯先部102aを形成する内径の小さいリ
ング状ヨーク部と、リング状の固定子歯底部102bを
形成する内径の大きいリング状ヨーク部とが、軸方向に
交互に積層されており、このため、前記固定子コア10
1の内周面には軸方向に等ピッチで多数のリング状歯先
部102aおよびリング状歯底部(溝部)102bから
なる固定子小歯102が形成されている。
【0004】前記リング状歯底部(溝部)102bに
は、リング状巻線103,,104,……110が配設
されている。これらのリング状巻線103,,104,
……110は、図11に示すように、リング状巻線10
3,105,107,109が、交互に極性が逆に結線
されて1つの相(A相)を形成し、また、リング状巻線
104,106,108,110が、同様に、交互に極
性が逆に結線されて他の1つの相(B相)を形成し、全
体で2相を構成している。前記固定子100は、このよ
うに構成されているため、固定子100の極ピッチは固
定子小歯102の歯ピッチの4倍となる。
【0005】また、移動子300の移動子コア301は
円筒形状を有し、その外周面には、半径方向に異なった
極性に着磁された永久磁石極302が、交互に固定子小
歯102の歯ピッチの2倍で配設されており、その結果
移動子300の極ピッチは固定子小歯ピッチの4倍とな
り、前記固定子100の極ピッチと一致している。
【0006】固定子コア101に配設された前記2相の
巻線の相互間は、固定子小歯ピッチ分、すなわち極ピッ
チの1/4だけ軸方向にずれた位置にあり、前記リニア
モータは、ステップごとの基本移動量が極ピッチの1/
4、すなわち固定子小歯ピッチとなる2相の永久磁石型
円筒状リニアパルスモータを構成している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記構
成の永久磁石型円筒状リニアパルスモータは、各リング
状巻線103,104,……110を結線するために
は、前記歯先部102aおよび歯底部102bの各リン
グ状ヨーク部の外周部に切欠部を設けて前記各巻線10
3,104,……110の端部を引き出し、これらを結
線して、前記切欠部に形成されるリード線引出し溝部に
収納する必要がある。このため、該モータ組立の作業性
が悪いという問題点があった。
【0008】他方、前記巻線103,104,……11
0を収容する固定子小歯102の歯底部102bの大き
さは、固定子小歯ピッチに依存しており、該小歯ピッチ
が小さい場合には、前記歯底部102bを大きくするこ
とができず、相あたりのアンペア導体数が大きくとれな
いため、推力が低いという問題点があった。
【0009】さらに、従来構造の前記モータは永久磁石
型であるので、原理的にブラシレス直流モータとして動
作させることができるが、そのためには、移動子の位置
を検出するためのセンサ手段を、別に設ける必要がある
という問題点があった。
【0010】本発明はかかる点に鑑みなされたもので、
その目的は前記問題点を解消し、巻線の作業性ととも
に、モータ組立の作業性がよく、かつ、固定子小歯の歯
ピッチに依存せずに巻線収納部分を大きくして、高推力
を実現できる永久磁石型のリニアモータを提供すること
にある。
【0011】本発明の他の目的は、移動子位置を検出す
るセンサ手段を別に付加することなく、リニアサーボシ
ステムを安価に形成するため、ブラシレス直流モータと
して動作させることができる永久磁石型のリニアモータ
を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明の構成は、内側に向って放射状に等ピッチ角度
で配設された偶数個の突極を有するとともに、該突極の
内周面に軸方向に複数個の固定子小歯が形成された固定
子コアと、前記各突極に各別に巻回された巻線とを有す
る固定子と、該固定子内にあって軸方向に移動自在に支
持されるとともに、外周面に軸方向に沿って交互に異な
った極性で半径方向に着磁された複数個の永久磁石極
が、前記固定子小歯ピッチの1/2の等ピッチで配設さ
れた移動子コアを有する移動子とを備えてなるリニアモ
ータにおいて、次のとおりである。
【0013】(1) 前記固定子コアは、該固定子コア
の固定子鉄板を所定枚数積層したものを固定子コアエレ
メントとして、該エレメントを前記固定子鉄板の突極配
列によって決まる所定の角度で順次回転積層して形成さ
れるとともに、前記固定子突極は、その突極数をN個,
前記モータの相数をmとするとき、互いに隣り合って対
をなす各2個の突極で構成される突極対であって、角度
が(720m/N)度で均等に配設された(N/2m)
組の突極対よりなる突極群がm組から成り、前記各突極
群に属する(N/m)−1個、または(N/m)−2個
の各突極にそれぞれ巻回される巻線は、前記対をなす突
極間では互いに逆極性になるように結線されるととも
に、前記対をなさずに他相の突極を挟んで配設される突
極間では互いに同極性になるように結線されてm相の相
巻線を構成するとともに、各相の前記突極群中の相構成
に関与しない残りの突極は、センサ極として、前記移動
子の軸方向位置および移動方向を検出させ、m相リニア
パルスモータ、またはブラシレス直流リニアモータとし
て動作させ得ることを特徴とする。
【0014】(2) 前記固定子コアの固定子鉄板は、
相数mを2,kを1以上の整数とするとき、8k個の突
極を有するとともに、前記移動子と対向する前記突極の
先端部が、前記移動子側からみて、内半径の小さい突極
が2個と内半径の大きい突極が6個とで形成される突極
群が、円周方向にk組並んで配設されるとともに、内半
径の小さい前記2個の突極は互いに(135/k)度の
角度をなして配列されており、前記固定子コアは固定子
コアエレメントを(135/k)度ずつ順次回転積層し
て形成されるとともに、前記固定子コアエレメントの軸
方向の厚さをtとするとき、前記移動子コアに配設され
た永久磁石極の配設ピッチは4tであることを特徴とす
る。
【0015】(3) 前記固定子コアの固定子鉄板は、
相数mを3,kを1以上の整数とするとき、12k個の
突極を有するとともに、前記移動子と対向する前記突極
の先端部が、前記移動子側からみて、内半径の小さい突
極が2個と内半径の大きい突極が10個とで形成される
突極群が、円周方向にk組並んで配設されるとともに、
内半径の小さい前記2個の突極は互いに(150/k)
度の角度をなして配列されており、前記固定子コアは固
定子コアエレメントを(150/k)度ずつ順次回転積
層して形成されるとともに、前記固定子コアエレメント
の軸方向の厚さをtとするとき、前記移動子コアに配設
された永久磁石極の配設ピッチは6tであることを特徴
とする。
【0016】
【作用】前記のように構成された永久磁石型のリニアモ
ータは、固定子巻線が、各突極に巻回される形で、固定
子周方向に配設されるため、巻線の作業性がよく、かつ
固定子小歯ピッチに依存せずに、アンペア導体数を多く
とることができ、高推力なリニアモータを実現すること
ができる。
【0017】さらに、固定子突極の一部を、移動子の位
置,移動方向を検出するためのセンサ突極として利用で
きるため、従来のエンコーダやレゾルバなどの位置検出
手段を別に設けることなく、ブラシレス直流リニアモー
タとして動作させることができる。
【0018】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の好適な実施例
を例示的に詳しく説明する。図1は、本発明のリニアモ
ータの一実施例を示す縦断面図、図2は図1のII−II線
による横断面図である。本実施例は、相数mおよび整数
kの各数値をm=2、k=1とした場合を示し、従っ
て、固定子突極の数NはN=8k=8となる。
【0019】図1および図2において、固定子1は固定
子コア10と固定子巻線W1,W2,W3,……W8と
からなる。固定子コア10の内側に向って放射状に等ピ
ッチ角度で配設された偶数個、本実施例では8個の突極
11,12,13,……18には、その内周面に軸方向
に複数個の固定子小歯19(歯先部19a,歯底部19
b)が形成されている。また、これら8個の突極11,
12,13,……18のそれぞれに、固定子巻線W1,
W2,W3,……W8が各別に巻回されている。該固定
子コア10は、ハウジング20内に、ブラケット21,
22と図示しないねじ等により、収容、かつ支持されて
いる。
【0020】他方、固定子1内にある移動子3の移動子
コア30は、ブラケット21と22とにより、軸受2
3,24を介して、軸方向に移動自在に支持されてい
る。該移動子コア30の外周には、軸方向に複数個のリ
ング形状の永久磁石極31が固定子小歯19の小歯ピッ
チの1/2ピッチで配設されており、該永久磁石極31
の外周面の極性が軸方向に交互にN極およびS極となる
ように、半径方向に着磁されている。
【0021】図3は、前記固定子コア10を形成してい
る固定子鉄板25の一例を示したものである。図3にお
いて、固定子鉄板25の8個の突極P1,P2,P3,
……P8のうち、突極P3とP6とは、突極先端部の内
半径が小さい突極であり、前記固定子小歯19の歯先部
19aを形成する突極である。他の突極P1,P2,P
4,P5,P7,P8は、突極先端部の内半径が大きい
突極であり、前記固定子小歯19の歯底部19bを形成
する突極である。そして、前記内半径の小さい突極P3
とP6とは、互いに135度の角度をなして配置されて
おり、前記8個の突極がP1,P2,P3,……P8の
順に配列されて、突極群を形成している。
【0022】本実施例は、前記整数kの値がk=1、す
なわち前記突極P1,P2,……P8からなる突極群が
1組の場合であるが、例えばk=2の場合には、前記突
極P1,P2,……P8の順に配列された突極群が2
組、円周方向に並んで配置される構成となり、各突極群
の中の内半径の小さい突極は、互いに135/k度、す
なわち67.5度の角度をなして配置されることにな
る。
【0023】図4は、前記固定子鉄板25を、所定枚数
積層して積厚をtとした固定子コアエレメント26を、
角度135/k度、すなわち、k=1のとき、135度
ずつ回転しながら積層したときに形成される突極11,
12,13,……18の固定子小歯19の様子を、移動
子3側からみたものである。ハッチングのある部分が歯
先部19aを示し、ハッチングのない部分が歯底部19
bを示す。前記固定子コアエレメント26を順次回転積
層することにより、各突極11,12,13,……18
には歯ピッチが8t(歯厚が2t,歯底の厚さが6t)
の固定子小歯19が形成される。従って、前記移動子コ
ア30に配設された永久磁石極31のピッチは、4t
(固定子小歯ピッチの1/2)となる。
【0024】しかも、突極11を基準にしたとき、各突
極の小歯のずれは、それぞれ歯ピッチの、突極12では
3/8,突極13では6/8,突極14では9/8(す
なわち、1/8),突極15では4/8,突極16では
7/8,突極17では10/8(すなわち、2/8),
突極18では5/8である。
【0025】次に、図2において、互いに隣り合って対
をなす各2個の突極11,12と15,16とは、角度
が(720m/N)度、すなわちm=2,N=8k=8
により、180度で均等に配設された関係にある(N/
2m)組、すなわち2組で、この2組を1組とする突極
群を構成するとともに、突極13,14と17,18
も、同様に配設された関係にある他の2組で、この2組
を1組とする突極群を構成し、全体でm=2組の突極群
となる。
【0026】図5に示すように、前記各突極群を構成す
る各2組の前記突極対のうちの{(N/m)−1}個、
すなわち3個の突極、すなわち突極11,12,16お
よび突極13,14,17に巻回された各巻線W1,W
2,W6およびW3,W4,W7は、図示のように結線
されて、A相およびB相を形成し、2相モータを構成し
ている。
【0027】各A,B相巻線の結果は、図5に示すよう
に、互いに隣り合って対をなす突極11,12に巻回さ
れた巻線W1,W2を、互いに逆極性となるように結線
し、他相の突極17,18を間に挟んで配設された突極
11,16に巻回された巻線W1,W6を、同極性とな
るように結線してA相とし、同様に、互いに隣り合って
対をなす突極13,14に巻回された巻線W3,W4
を、互いに逆極性となるように結線し、他相の突極1
5,16を間に挟んで配設された突極14,17に巻回
された巻線W4,W7を、同極性となるように結線して
B相としている。
【0028】また、前記突極群の中の相構成に関与しな
い突極15と18およびその巻線W5とW8は、それぞ
れセンサ極SA ,SB を構成している。
【0029】このように構成することにより、前記突極
群の各突極対11,12;15,16;13,14;1
7,18は励磁されたとき、それぞれ閉磁路を形成し、
各閉磁路が共通の磁路部をもたないよう構成されてい
る。
【0030】このセンサ極SA ,SB は、図示しない高
周波発振器により励磁され、移動子3の永久磁石極31
とセンサ極SA ,SB の小歯19との位置関係に応じて
変化するインダクタンスを検出することができる。すな
わちセンサ極SA ,SB の歯先部19aと永久磁石極3
1とが対向しているときは、インダクタンスが最大とな
り、センサ極SA ,SB の歯底部19bと永久磁石極3
1とが間隙を置いて対向しているときは、インダクタン
スが最小となる。また、前記センサ極SA ,S B に配設
された小歯19は、前記のように軸方向に位相がずれて
いるため、結果として、電気角で90度位相のずれた移
動子位置信号を発生することができる。
【0031】従って、以上のように構成することによ
り、2相の永久磁石型円筒状のリニアパルスモータを構
成することができる。この場合、ステップごとの基本移
動量は固定子小歯19の歯ピッチの1/4、すなわち2
t(ただし、tは固定子コアエレメント26の積厚であ
る)となる。また、移動子3の位置および移動方向を検
出するセンサ極SA ,SB を内蔵しているため、ブラシ
レス直流サーボモータとしても動作させることが可能で
ある。
【0032】図6ないし図9は、本発明のリニアモータ
の他の実施例を示し、図6は横断面図で、前記実施例の
図2と同様な横断面図である。本実施例は、相数mおよ
び整数kの各数値をm=3,k=1とした場合を示し、
従って固定子突極の数NはN=12k=12となる。な
お、本実施例において、以下に説明するほかは、前記実
施例と同様である。
【0033】図6において、固定子コア40の内側に向
って放射状に等ピッチ角度で配設された12個の突極4
1,42,43,……52には、その内周面に軸方向に
複数個の固定子小歯53(歯先部53a,歯底部53
b)が形成さている。また、これら12個の突極41,
42,43,……52のそれぞれに、固定子巻線W4
1,W42,W43,……W52が各別に巻回されてい
る。
【0034】図7は、前記固定子コア40を形成してい
る固定子鉄板54の一例を示したものである。図7にお
いて、固定子鉄板54の12個の突極P41,P42,
P43,……P52のうち、突極P44とP49とは、
突極先端部の内半径が小さい突極であり、前記固定子小
歯53の歯先部53aを形成する突極である。他の突極
P41……P43,P45……P48,P50……P5
2は、突極先端部の内半径が大きい突極であり、前記固
定子小歯53の歯底部53bを形成する突極である。そ
して、前記内半径の小さい突極P44とP49とは、互
いに150/k=150度の角度をなして配置されてお
り、前記12個の突極がP41,P42,P43,……
P52の順に配列されて、突極群を形成している。
【0035】図8は、前記固定子鉄板54を、所定枚数
積層して積厚をtとした固定子コアエレメント55を、
角度150/k度、すなわちk=1のとき、150度ず
つ回転しながら積層したときに形成される突極41,4
2,43,……52の固定子小歯53の様子を、移動子
3側からみたものである。ハッチングのある部分が歯先
部53aを示し、ハッチングのない部分が歯底部53b
を示す。前記固定子コアエレメント55を順次回転積層
することにより、各突極41,42,43,……52に
は歯ピッチが12t(歯厚が2t,歯底の厚さが10
t)の固定子小歯53が形成される。従って、前記移動
子コア30に配設された永久磁石極31のピッチは、6
t(固定子小歯ピッチの1/2)となる。
【0036】次に、図6において、互いに隣り合って対
をなす各2個の突極41,42と47,48とは、角度
が(720m/N)度、すなわちm=3,N=12k=
12により、180度で均等に配設された関係にある
(N/2m)組、すなわち2組で、この2組を1組とす
る突極群を構成するとともに、突極43,44と49,
50および突極45,46と51,52も、同様に配設
された関係にある他のそれぞれ2組で、この2組をそれ
ぞれ1組とする突極群を構成し、全体でm=3組の突極
群となる。
【0037】図9に示すように、前記各突極群を構成す
る各2組の前記突極対のうちの{(N/m)−1}個、
すなわち3個の突極、すなわち突極41,42,47、
突極45,46,51および突極49,50,43に巻
回された各巻線W41,W42,W47;W45,W4
6,W51およびW49,W50,W43は、図示のよ
うに結線されて、A相,B相とおよびC相を形成し、3
相モータを構成している。
【0038】各A,B,C相巻線は、前記実施例と同
様、図9に示すように結線されている。前記突極群の中
の相構成に関与しない突極44,48,52とその巻線
W44,W48,W52はそれぞれセンサ極SC
A ,SB を構成している。
【0039】従って、以上のように構成することによ
り、3相の永久磁石型円筒状のリニアパルスモータを構
成することができる。この場合、ステップごとの基本移
動量は固定子小歯53の歯ピッチの1/4、すなわち3
t(ただし、tは固定子コアエレメント55の積厚であ
る)となる。また、移動子3の位置および移動方向を検
出するセンサ極SA ,SB ,SC を内蔵しているため、
ブラシレス直流サーボモータとしても動作させることが
可能である。
【0040】なお、本発明の技術は前記実施例における
技術に限定されるものではなく、同様な機能を果す他の
態様の手段によってもよく、また本発明の技術は前記構
成の範囲内において種々の変更,付加が可能である。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のリニアモータによれば、2相または3相の永久磁石型
リニアパルスモータ、またはブラシレス直流の永久磁石
型リニアモータを構成することができるとともに、巻線
は、各突極に巻回される形で、固定子コア内に周方向に
配置されるため、歯ピッチに依存せずにアンペア導体数
を大きくとることができ、小型で高推力なリニアモータ
を構成することができる。
【0042】また、固定子コアは、固定子鉄板を所定枚
数積層したものを固定子コアエレメントとして、回転積
層することにより形成できるので、生産性も優れてい
る。
【0043】さらに、移動子の位置および移動方向を検
出するセンサ極を内蔵しているため、別にエンコーダや
レゾルバなどの検出手段を設ける必要がなく、ブラシレ
ス直流リニアモータとして、リニアサーボシステムを安
価に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリニアモータの一実施例を示す縦断面
図である。
【図2】図1のII−II線による横断面図である。
【図3】固定子コアを形成する固定子鉄板の平面図であ
る。
【図4】図3の固定子鉄板を所定角回転積層したときに
形成される固定子小歯部を移動子側から見た展開図であ
る。
【図5】固定子巻線の結線図である。
【図6】本発明のリニアモータの他の実施例(3相)を
示す横断面図である。
【図7】図6の固定子コアを形成する固定子鉄板の平面
図である。
【図8】図7の固定子鉄板を所定角回転積層したときに
形成される固定子小歯部を移動子側から見た展開図であ
【図9】図6の固定子巻線の結線図である。
【図10】従来の永久磁石型円筒状リニアモータの縦断
面図である。
【図11】図10の固定子巻線の結線図である。
【符号の説明】
1 固定子 3 移動子 10 固定子コア 11,12,13,……18,41,42,43,……
52 突極 19,53 固定子小歯 19a,53a 歯先部 19b,53b 歯底部 25,54 固定子鉄板 26,55 固定子コアエレメント 30 移動子コア 31 永久磁石極 k 整数 m 相数 N 突極数 P1,P2,P3,……P8,P41,P42,P4
3,……P52 突極 SA ,SB ,SC センサ極 t 固定子コアエレメントの積厚 W1,W2,W3,……W8,W41,W42,W4
3,……W52 巻線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内側に向って放射状に等ピッチ角度で配
    設された偶数個の突極を有するとともに、該突極の内周
    面に軸方向に複数個の固定子小歯が形成された固定子コ
    アと、前記各突極に各別に巻回された巻線とを有する固
    定子と、該固定子内にあって軸方向に移動自在に支持さ
    れるとともに、外周面に軸方向に沿って交互に異なった
    極性で半径方向に着磁された複数個の永久磁石極が、前
    記固定子小歯ピッチの1/2の等ピッチで配設された移
    動子コアを有する移動子とを備えてなるリニアモータに
    おいて、 前記固定子コアは、該固定子コアの固定子鉄板を所定枚
    数積層したものを固定子コアエレメントとして、該エレ
    メントを前記固定子鉄板の突極配列によって決まる所定
    の角度で順次回転積層して形成されるとともに、前記固
    定子突極は、その突極数をN個,前記モータの相数をm
    とするとき、互いに隣り合って対をなす各2個の突極で
    構成される突極対であって、角度が(720m/N)度
    で均等に配設された(N/2m)組の突極対よりなる突
    極群がm組から成り、前記各突極群に属する(N/m)
    −1個、または(N/m)−2個の各突極にそれぞれ巻
    回される巻線は、前記対をなす突極間では互いに逆極性
    になるように結線されるとともに、前記対をなさずに他
    相の突極を挟んで配設される突極間では互いに同極性に
    なるように結線されてm相の相巻線を構成するととも
    に、各相の前記突極群中の相構成に関与しない残りの突
    極は、センサ極として、前記移動子の軸方向位置および
    移動方向を検出させ、m相リニアパルスモータ、または
    ブラシレス直流リニアモータとして動作させ得ることを
    特徴とするリニアモータ。
  2. 【請求項2】 前記固定子コアの固定子鉄板は、相数m
    を2,kを1以上の整数とするとき、8k個の突極を有
    するとともに、前記移動子と対向する前記突極の先端部
    が、前記移動子側からみて、内半径の小さい突極が2個
    と内半径の大きい突極が6個とで形成される突極群が、
    円周方向にk組並んで配設されるとともに、内半径の小
    さい前記2個の突極は互いに(135/k)度の角度を
    なして配列されており、前記固定子コアは固定子コアエ
    レメントを(135/k)度ずつ順次回転積層して形成
    されるとともに、前記固定子コアエレメントの軸方向の
    厚さをtとするとき、前記移動子コアに配設された永久
    磁石極の配設ピッチは4tであることを特徴とする請求
    項1のリニアモータ。
  3. 【請求項3】 前記固定子コアの固定子鉄板は、相数m
    を3,kを1以上の整数とするとき、12k個の突極を
    有するとともに、前記移動子と対向する前記突極の先端
    部が、前記移動子側からみて、内半径の小さい突極が2
    個と内半径の大きい突極が10個とで形成される突極群
    が、円周方向にk組並んで配設されるとともに、内半径
    の小さい前記2個の突極は互いに(150/k)度の角
    度をなして配列されており、前記固定子コアは固定子コ
    アエレメントを(150/k)度ずつ順次回転積層して
    形成されるとともに、前記固定子コアエレメントの軸方
    向の厚さをtとするとき、前記移動子コアに配設された
    永久磁石極の配設ピッチは6tであることを特徴とする
    請求項1のリニアモータ。
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