JPH078708B2 - エレベータの自動放送装置 - Google Patents

エレベータの自動放送装置

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JPH078708B2
JPH078708B2 JP59239515A JP23951584A JPH078708B2 JP H078708 B2 JPH078708 B2 JP H078708B2 JP 59239515 A JP59239515 A JP 59239515A JP 23951584 A JP23951584 A JP 23951584A JP H078708 B2 JPH078708 B2 JP H078708B2
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寿男 柳
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、エレベータの乗客等に対して所要の事項を放
送するエレベータの自動放送装置に関する。
[従来の技術] エレベータの運転中においては、エレベータの乗かご内
の乗客、エレベータを待つ乗客等に対して、階床アナウ
ンスや運転方向アナウンス等を放送する自動放送装置
(例えば実開昭59-9872号公報に記載のような装置)が
使用されている。
[発明が解決しようとする課題] 上記自動放送装置による放送は、エレベータの動きと適
切に合致して行なう必要があったが、従来の自動放送装
置においては、この要求を充分に満足するものはなかっ
た。又、自動放送装置を作動するため、特開昭56-7878
号公報に記載のように乗客の動きに応動する乗客近接セ
ンサを使用するものもあるが、このようなセンサは使用
現場での検出精度の管理が極めて困難であった。又、特
開昭59-53376号公報に示されたドアの開閉信号に連動さ
せて表示装置を動作させるものにおいては、ある程度タ
イムリーな案内表示を行えるが、ドアが開き始めてから
案内表示が始まることになり、放送時期が遅れてしまう
不具合があった。
本発明の目的は、上記従来技術における課題を解決し、
乗客に対するアナウンスを適切なタイミングで行なうこ
とができるエレベータの自動放送装置を提供するにあ
る。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するため、本発明は、音声データメモ
リ、音声合成部、拡声器および入力信号により前記音声
データメモリのデータをとり出してその内容を前記拡声
器で放送させる制御部で構成される自動放送構造を有す
るエレベータにおいて、ドア閉信号の出力を検出する第
1の検出器と、ドア開信号の出力を検出する第2の検出
器と、前記エレベータの乗かごの減速信号の出力を検出
する第3の検出器と、前記第1の検出器の検出信号に応
じて前記音声データメモリから所定データを選択出力す
る第1の選択出力手段と、前記エレベータの停止状態時
前記第1の検出器の検出信号に応じて前記音声データメ
モリから他の所定データを選択出力する第2の選択出力
手段と、前記エレベータの走行状態時前記第3の検出時
の検出信号に応じて前記音声データメモリから前記他の
所定データを選択出力する第3の選択出力手段とを設け
たことを特徴とする。
ドア閉信号の出力が検出されると、これに関する音声デ
ータが選択され拡声器により放送される。又、エレベー
タが停止している状態でドア開信号の出力が検出される
と、これに関する音声データが選択され拡声器により放
送される。さらに、エレベータが移動している状態で減
速信号の出力が検出されると前記ドア開と同じ音声デー
タが選択され拡声器により放送され、したがって、停止
する階床の手前で自動放送装置が動作し、エレベータが
停止する以前から放送を流してその停止階床で降りる乗
客に対して注意を行う。
[実施例] 以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明する。
図は本発明の実施例に係るエレベータの自動放送装置の
ブロック図である。図で、1はエレベータの自動放送装
置を示し、2は自動放送機構である。自動放送機構2
は、制御部3、音声データを記憶する音声データメモリ
4、音声データに基づき音声信号を合成する音声合成部
5、および音声信号を音声に変換する拡声器6で構成さ
れている。制御部3には、アナウンス内容選択信号63
s、注意アナウンス終了指令信号82s、注意アナウンス開
始指令信号91sが入力され、信号82sが入力されると注意
アナウンスを停止し、信号91sが入力されると信号63sに
より選択された注意アナウンスを開始する。注意アナウ
ンスはドア開時注意アナウンス、例えば「ドアが開きま
す」というアナウンス、およびドア閉注意アナウンス、
例えば、「閉るドアに御注意下さい」というアナウンス
の2種のアナウンスがあり、信号63sが高レベル信号の
ときドア開時注意アナウンスが、低レベル信号のときド
ア閉時注意アナウンスがなされるようになっている。即
ち、制御部3は信号63sが高レベルか低レベルかを判断
し、それに対応してアドレス信号を出力して音声データ
メモリ4から当該アドレスに記憶されている音声データ
をとり出し、この音声データを音声合成部5に入力して
音声信号を合声し、拡声器6から注意アナウンスを行な
うように制御する。
アナウンス内容選択信号63s、注意アナウンス終了指令
信号82sおよび注意アナウンス開始指令信号91sを出力す
るための回路構成は次のとおりである。即ち、11はエレ
ベータの制御装置(図示されていない)から出力される
ドア駆動信号のうち閉信号を検出するドア閉検出器、12
は同じく開信号を検出するドア開検出器である。13はド
ア開動作に先行してエレベータの制御装置から出力され
る乗かご減速信号を検出する乗かごの減速検出器であ
る。141〜14nは乗かごに備えられた各階のかご呼び応答
灯の点灯検出器である。ここで、かご呼び応答灯は乗客
等がエレベータの乗かご内で目的階を押すと点灯し、か
ごが到着してドアが開く前に消灯する表示灯である。2
1,23は入力される信号の立上りによりパルスを出力する
前縁微分回路、22,241〜24nは入力される信号の立下り
によりパルスを出力する後縁微分回路である。31はOR回
路、32は後縁微分回路22の信号22sによりリセットされO
R素子33の出力によりセットされるフリップフロップ回
路である。34は電源、35はプルアップ抵抗、36は接地さ
れた切換接触子36aを有するスイッチ、38はプルアップ
抵抗35とスイッチ36の接続点に接続されたインバータで
ある。41はOR素子31の出力信号の立上りによりパルスを
出力する前縁微分回路、42,43はOR素子、51,52はAND素
子である。
61はAND素子51の出力信号51sの入力により所定時間信号
を出力するタイマ、62はAND素子52の出力信号52sの入力
により所定時間信号を出力するタイマ、63は信号51sに
よりリセットされ、信号52sによりセットされるフリッ
プフロップ回路である。このフリップフロップ回路63の
出力が前述のアナウンス内容選択信号63sとなる。71,72
はそれぞれタイマ61,62の出力信号61s,62sの立上りによ
りパルスを出力する前縁微分回路、73,74はそれぞれタ
イマ61,62の出力信号61s,62sの立下りによりパルスを出
力する後縁微分回路である。81,82はOR素子であり、OR
素子82の出力が前述の注意アナウンス終了指令信号82s
となる。91はOR素子81の出力信号81sを入力し、所定時
間経過後信号を出力する遅延回路であり、この遅延回路
91の出力が前述の注意アナウンス開始指令信号91sとな
る。
次に、本実施例の動作を説明する。ここで、スイッチ36
は閉じられているものとする(スイッチ36が開いている
場合の動作は後述する)。
まず、乗かごが例えば1階に停止し、ドアを閉じて待機
中の場合、乗客が1階ホールボタン(図示されていな
い)を押すと、前述のエレベータの制御装置はこれに応
じてドア開信号を出力してドア駆動装置を作動せしめ、
ドア駆動装置によりドアを開き始める。一方、ドア開信
号の出力により、ドア開検出器12はこの信号を検出して
高レベル信号を出力する。この高レベル信号はOR素子3
1、微分回路41を介してAND素子52の一方の入力端子を高
レベルとする。ところで、スイッチ36は閉じているので
インバータ38の入力は低レベル、その出力は高レベルと
なる。したがって、OR素子43を介してAND素子52の他方
の入力端子も高レベルとなり、AND素子52からの信号52s
は高レベルとなる。
AND素子52の出力信号52sが高レベルとなると、(1)フ
リップフロップ回路63はセットされてその出力信号63s
は高レベルとなり、自動放送機構2の制御部3は音声デ
ータメモリ4からドア開時注意アナウンスを行なうデー
タを取り出す。(2)又、OR素子82の出力信号82sは高
レベルとなり、制御部3は自動放送機構2により注意ア
ナウンスがなされている場合にはこれを中断せしめる
(このような場合については後述する)。(3)タイマ
62からは出力信号62sが発生し、その立上りにより微分
回路72,OR素子81を介して遅延回路91が作動を開始す
る。そして、所定時間経過後信号91sを出力する。制御
部3は信号91sの入力により注意アナウンスを開始させ
る。(4)タイマ62の出力信号62sは後縁微分回路73に
も入力され、タイマ62の設定時間後に出力信号62sが低
レベルになると、その立下りにより出力を生じ、OR素子
82から信号82sを出力させ、注意アナウンスを終了させ
る。
以上の動作をまとめると次のようになる。即ち、ドア開
信号の出力が検出されると、直ちに信号82sが出力さ
れ、もし注意アナウンスがされている場合はこれを中断
する。その後、遅延回路91による遅延時間後に信号91s
が出力され、信号63sにより選択されたドア開時注意ア
ナウンスが実行される。このアナウンスが終了し、タイ
マ62に設定された時間が経過するとアナウンス動作が停
止される。これらの動作はドア開信号の出力が検出され
ると同時に開始されるので、ドアが実際に開き始める直
前の適切なタイミングでドア開時注意アナウンスがなさ
れることになり、ドア開時の事故を防止できる。
ドア開が完了すると、ドア開信号がなくなり、ドア開検
出器12の出力信号も低レベルになり、その立下りにより
後縁微分回路22からは信号22sが出力され、フリップフ
ロップ回路32をリセット状態にし、次の動作に備える。
上記の説明に基づいて各信号を機能的にみると、信号12
sはドア開動作中の信号、信号22sはドア開動作完了の信
号、信号52sはドア開時注意アナウンス準備信号、信号6
2sはドア開時注意アナウンスを許可する信号ということ
になる。
次に、ドア開完了後、乗客がかごに乗り、行先階のボタ
ンを押してから所定時間経過した後、又は行先階のボタ
ンを押した後ドア閉ボタンを押したとき、エレベータの
制御装置ではドア閉信号が出力される。ドア閉検出器11
はこのドア閉信号を検出して高レベル信号を出力する。
前縁微分回路21はこの高レベル信号の立上りにより高レ
ベル信号を出力する。一方、前述のように、インバータ
38の出力信号は高レベルであるので、OR素子42の出力信
号42sも高レベルとなる。したがって、AND素子51の出力
信号51sは高レベル信号となり、(1)フリップフロッ
プ回路63はリセットされてその出力信号63sは低レベル
信号となり、自動放送機構2の制御部3は音声データメ
モリ4からドア閉時注意アナウンスを行なうデータを取
り出す。(2)又、OR素子82の出力信号82sは高レベル
となり、注意アナウンスがなれさている場合はこれを中
断する。(このような場合については後述する)。
(3)タイマ61からは信号61sが出力し、その立上りに
より微分回路71,OR素子81を介して遅延回路が作動を開
始し、所定時間経過後信号91aを出力して、制御部3に
より注意アナウンスを開始させる。(4)タイマ61の出
力信号61sは後縁微分回路74にも入力され、タイマ61の
設定時間後に出力信号61sが低レベルになると、その立
下りにより出力を生じ、OR素子82から信号82sを出力さ
せ、注意アナウンスを終了させる。
以上の動作をまとめると次のようになる。即ち、ドア閉
信号の出力が検出されると、直ちに信号82sが出力さ
れ、もし注意アナウンスがされている場合はこれを中断
する。その後、遅延回路91による遅延時間後に信号91s
が出力され、信号63sにより選択されたドア閉時注意ア
ナウンスが実行される。このアナウンスが終了し、タイ
マ62に設定された時間が経過するとアナウンス動作が停
止される。これらの動作はドア閉信号の出力が検出され
ると同時に開始されるので、ドアが実際に閉じ始める直
前の適切なタイミングでドア閉時注意アナウンスがなさ
れることになり、ドア閉時の事故を防止できる。
上記の説明から、信号21sはドア閉開始の信号、信号51s
はドア閉時注意アナウンスの準備信号、信号61sはドア
閉時注意アナウンスを許可する信号、信号81sはドア開
閉時の注意アナウンスの開始信号の機能を有することが
判る。
次に、ドア閉完了後、エレベータの乗かごが押ボタンに
より指定された目的の階に向って走行し、当該目的の階
に接近すると、エレベータの制御装置においてはエレベ
ータの走行を減速する減速信号が出力される。減速検出
器13はこの減速信号を検出して高レベル信号を出力す
る。前縁微分回路23はこの高レベル信号の立上りにより
高レベル信号を出力し、このため、OR素子33の出力信号
33sも高レベルとなる。したがって、フリップフロップ
回路32がセット状態となり、その出力信号32sも高レベ
ルとなり、OR素子31、前縁微分回路41を経てAND素子52
の両入力端は高レベルとなる。以後、前述のドア開時の
動作と同一の動作が実行され、ドアが実際に開き始める
直前の適切なタイミングでドア開時注意アナウンスがな
されてドア開時の事故を防止する。なお、上記の動作
中、減速検出器13が信号を出力した後、エレベータを停
止してドアを開く場合、ドア開信号が出力されてドア開
検出器12の出力が高レベルとなるが、すでにフリップフ
ロップ32の出力が高レベルにあるので、ドア開検出器12
の高レベル出力は無効となり、再度ドア開注意アナウン
スが行なわれるのを防止する。
一方、乗客がある階の押ボタンを押してかご呼び応答灯
を点灯している場合も、上記のエレベータが減速停止す
る場合の動作と同じ動作となる。即ち、エレベータが走
行して上記ある階に停止すると、ドア開に先行してかご
呼び応答灯が消灯する。点灯検出器141〜14nのうち当該
階の点灯検出器はこの消灯により高レベル信号を出力
し、OR素子33の出力信号33sを高レベルとし、フリップ
フロップ回路32をセット状態とする。以後同様の動作と
なる。上記の説明から、信号33s,32sがドア開先行信号
の機能を有することが判る。
次に、一度閉じかかったドアが何等かの理由により再び
開かれる場合について説明する。ドア閉時、上記の動作
により自動放送機構2がドア閉時注意アナウンスを行な
っているとき、エレベータの制御装置においてドア開信
号が出力されると、ドア開検出器12の出力は高レベルと
なり、OR素子31、前縁微分回路41を経てAND素子52の出
力信号52sを高レベルとする。この結果、OR素子82の出
力信号82sも高レベルとなり、制御部3はこの高レベル
信号82sの入力により、放送中のドア閉時注意アナウン
スを直ちに終了(中断)させる。以後、さきに述べたド
ア開時の動作と同様の動作により、ドア開時注意アナウ
ンスが行なわれる。この間、タイマ61から信号61sが出
力されるが、ドア開時の動作には何等の支障をもおよぼ
さない。なお、上記とは逆に、一度開きかかったドアが
何等かの理由により閉じられた場合、放送されているド
ア開時注意アナウンスは中断され、ドア閉時注意アナウ
ンスが放送されることになるが、その動作は上記の動作
に準ずるので、説明は省略する。
以上述べた本実施例の動作の説明はスイッチ36が閉じら
れている場合のものであったが、以下、スイッチ36が開
放されている場合の動作について説明する。スイッチ36
が開放されると、インバータ38の出力信号38sは低レベ
ルとなる。まず、エレベータの制御装置において、ドア
開信号が出力されると、ドア開検出器12の出力が高レベ
ルとなり、OR素子31、前縁微分回路41を介してAND素子5
2の一方の入力端も高レベルとなる。ところで、この時
点では当然ながらドア閉検出器11の出力は低レベルであ
るので、タイマ61の出力信号61sも低レベルにある。こ
の出力信号61sは反転されてOR素子43に入力されるの
で、OR素子43の出力信号43sは高レベルとなっており、A
ND素子52の他端も高レベルとなる。したがって、AND素
子52の出力信号52sも高レベルとなり、以後、前述のド
ア開時の動作と同様の動作によりドア開時注意アナウン
スが実行される。なお、ドア閉時においても、上記の動
作に準じてドア閉時注意アナウンスが実行されるのは明
らかである。
次に、一度閉じかかったドアが何等かの理由で再び開か
れる場合について説明する。ドア閉時、上記の動作によ
り自動放送機構2がドア閉時注意アナウンスを行なって
いるとき、エレベータの制御装置においてドア開信号が
出力されると、ドア開検出器12の出力は高レベルとな
り、OR素子31、前縁微分回路41を経てAND素子52の一方
の入力端を高レベルとする。ところで、この時点におい
てはドア閉時注意アナウンスが行なわれている最中であ
るので、タイマ61の出力信号61sは高レベルにあり、こ
の信号61sは反転されてOR素子43に入力される。又、イ
ンバータ38の出力はスイッチ36が開放されて低レベルと
なっているので、結局、OR素子43の出力信号43sは低レ
ベルとなり、AND素子52の他端は低レベルとなる。した
がって、AND素子52の出力信号52sは低レベルとなり、OR
素子82からは注意アナウンス終了指令信号82sは出力さ
れず、ドア閉時注意アナウンスは中断されずに最後まで
放送される。タイマ61が設定時間経過後に低レベルとな
ると、自動放送機構2は停止され、同時にOR素子43の出
力信号43s、即ちAND素子52の他端の入力信号は高レベル
となる。しかし、このときAND素子52の一方端の入力信
号は低レベルになっているので、AND素子52の出力信号5
2sは低レベルとなり、ドア開時注意アナウンスは行なわ
れない。即ち、一旦閉じかかったドアが再び開かれる場
合も、ドア閉時注意アナウンスは中断されることなくそ
のまま最後まで続けられることになり、放送内容の急激
な中断による乗客の異和感を除くことができる。なお、
開きかかったドアが何等かの理由により閉じる場合の動
作も上記の動作に準じるので、その説明は省略する。以
上の説明から、スイッチ36は、ドア反転時に、一旦放送
した注意アナウンスを中断してアナウンス内容を変更す
るか、又は一旦放送したアナウンスをそのまま最後まで
継続するかのいずれかを選択する機能を有することが判
る。
このように、本実施例では、ドアの開閉の直前に自動放
送機構を作動するようにしたので、適切なタイミングで
ドア開注意アナウンスおよびドア閉注意アナウンスを行
なうことができ、ドア開閉時の事故を未然に防止するこ
とができる。又、乗かごに設けられた検出器の信号によ
って注意放送を行なうので、制御盤からの信号を取出す
テールコードの追加が不要となり、作業性が良くなる。
さらに、スイッチ36を閉じた場合には、ドアの開動作と
閉動作に合致した注意アナウンスを行なうことができ、
これにより、乗客の対応が容易になる。又、放送間隔が
所定の時間以内にならないようにしたので、騒音を減少
することができる。又、ドア開時の補助の検出器が複数
個設けてあるので、多機種のエレベータに用いることが
でき、さらに、現場作業においてこれらを種々の目的に
応用することができる。
なお、上記実施例の説明では、アナウンス内容としてド
ア開閉時の注意アナウンスについて説明したが、これに
限定されることはなく、種々のアナウンスに適用可能で
ある。また、アナウンス内容が2種類の場合について説
明したが、これを1種類とすることができれば(上記実
施例の場合、例えばドアに御注意下さい」の1種類のア
ナウンス内容でもよい)、アナウンス内容選択信号を出
力するための回路構成は不要となる。さらに、上記実施
例の説明ではアナウンス内容は1回の指令に一回だけと
し、アナウンス回数を最小限として騒音を少なくした
が、これに限ることはなく、アナウンスを複数回繰り返
すようにしてもよい。又、自動放送機構の放送開始およ
び放送終了はそれぞれ開始指令信号および終了指令信号
により行なうようにしたが、アナウンス許可信号(上記
実施例におけるタイマの出力信号)を直接自動放送機構
に入力することにより放送開始および放送終了を行なう
ようにすることもできる。又、目的の階に到達してドア
が開かれる場合、ドア開に先行する注意アナウンスとド
ア開時における注意アナウンスの両方を行なう場合には
回路をさらに簡略にすること(上記実施例におけるフリ
ップフロップ回路32の省略)が可能である。
[発明の効果] 以上述べたように、本発明では、ドア閉信号、ドア開信
号、減速信号の各出力を検出して所定の放送を行なうよ
うにしたので、乗客に対するアナウンスを、早過ぎも遅
過ぎもしない適切なタイミングで行なうことができ、特
に、エレベータ運行中、停止する階床の直前で放送が行
なわれるので、放送が遅れることはなく、放送内容を余
裕をもって乗客に伝達することができる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の実施例に係るエレベータの自動放送装置の
ブロック図である。 2……自動放送機構、3……制御部、4……音声データ
メモリ、5……音声合成部、6……拡声器、11……ドア
閉検出器、12……ドア開検出器、13……減速検出器、14
1〜14n……点灯検出器、21,23,41,71,72……前縁微分回
路、22,241〜24n……後縁微分回路、31,33,42,43,81,82
……OR素子、32,63……フリップフロップ回路、36……
スイッチ、38……インバータ、51,52……AND素子、61,6
2……タイマ、91……遅延回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】音声データメモリ、音声合成部、拡声器お
    よび入力信号により前記音声データメモリのデータをと
    り出してその内容を前記拡声器で放送させる制御部で構
    成される自動放送構造を有するエレベータにおいて、ド
    ア閉信号の出力を検出する第1の検出器と、ドア開信号
    の出力を検出する第2の検出器と、前記エレベータの乗
    かごの減速信号の出力を検出する第3の検出器と、前記
    第1の検出器の検出信号に応じて前記音声データメモリ
    から所定データを選択出力する第1の選択出力手段と、
    前記エレベータの停止状態時前記第2の検出器の検出信
    号に応じて前記音声データメモリから他の所定データを
    選択出力する第2の選択出力手段と、前記エレベータの
    走行状態時前記第3の検出器の検出信号に応じて前記音
    声データメモリから前記他の所定データを選択出力する
    第3の選択出力手段とを設けたことを特徴とするエレベ
    ータの自動放送装置。
JP59239515A 1984-11-15 1984-11-15 エレベータの自動放送装置 Expired - Lifetime JPH078708B2 (ja)

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CN104136356A (zh) * 2012-03-02 2014-11-05 三菱电机株式会社 电梯装置
DE112012005977B4 (de) 2012-03-02 2019-01-17 Mitsubishi Electric Corporation Aufzugsvorrichtung

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