JPH0787002A - ディジタル無線携帯端末装置 - Google Patents

ディジタル無線携帯端末装置

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JPH0787002A
JPH0787002A JP5181852A JP18185293A JPH0787002A JP H0787002 A JPH0787002 A JP H0787002A JP 5181852 A JP5181852 A JP 5181852A JP 18185293 A JP18185293 A JP 18185293A JP H0787002 A JPH0787002 A JP H0787002A
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signal
control
burst
transmission
amplifier
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JP5181852A
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Sho Shibata
祥 柴田
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Casio Computer Co Ltd
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    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 RCR規格に対応できるバースト波にするこ
とができ、また、ゲート電圧を細かく可変できるように
する。 【構成】 ローカルアンプ41、送信パワーアンプ44
をゲート電圧コントロール回路43は、制御部11から
バースト制御信号を受け取ることにより送信パワーアン
プ44およびローカルアンプ41のゲート電圧を変動さ
せ、送信出力をバーストにする。また、制御信号のオン
・オフレベルを変化させることにより、このゲート電圧
を調整してドレイン電流を抑え、パワーセーブする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル無線携帯端
末装置に係り、詳しくは、送信出力バースト制御および
パワーセーブ機能を備えたディジタル無線携帯端末装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】現在のディジタル無線携帯端末装置、例
えばPHP(Personal Handy Phone)は、使用周波数帯
として1.9GHz帯を使い、キャリア間隔は300k
Hz、アクセス方式は4チャンネル多重のマルチキャリ
アTDMA(Time Division Multiple Access:時分割
多重アクセス)、伝送方式はTDD(Time Division Du
plex:時分割復信)である。このアクセス方式および伝
送方式は、1つの周波数上の信号を、例えば5ミリ秒当
たり8つのスロットに分割して、下り(基地局→→端
末)に4スロット、上り(端末→基地局)に4スロット
を割り当てる。つまり、1つのキャリア上に同時に4つ
の双方向の通信チャンネルを設定できる。
【0003】また、端末と基地局間のデータは、π/4
シフトQPSK(直交位相偏移変調)を使用し、音声符
号化方式は、ADPCM(Adaptive Differential PC
M:適応差分パルス符号変調)方式で64kビット/秒
のPCM音声信号を32kビット/秒に圧縮符号化して
伝送する。PHPプロトコルは、端末と基地局との間
で、無線チャンネルのリンクを張り、呼接続に必要なプ
ロトコルの種別を選ぶリンク・チャンネル確立フェーズ
と、呼設定や通信フェーズでのプロトコルの選択をする
サービス・チャンネル確立フェーズと、前のフェーズで
設定したチャンネル、プロトコルで通信し、必要に応じ
て無線チャンネルの切り替え、切断等を行なう通信フェ
ーズとに分けられている。
【0004】キャリア周波数は、制御用と通信用とに分
けられ、制御用キャリアは、常に各端末で共用する。通
信用キャリアは、各端末で通信の度に空いているキャリ
ア、スロットを確認して使用し、電波干渉を受けたら他
のキャリアやスロットに移動して干渉を回避する。とこ
ろで、PHPのようにマルチキャリアTDMA方式で通
信するものにおいては、送信時の所定タイミングでのバ
ースト制御、また非送信時(待ち受け時)のパワーセー
ブを必要とする。
【0005】このため、図6に示すように、バースト制
御及びパワーセーブ回路は、アンテナ61、バンドパス
フィルタ62、送信/受信を振り分ける送受切り替えス
イッチ63、送信パワーアンプ64、ピンスイッチ6
5、パワーセーブ回路66、IC信号入力端子67、I
Qモジュレータ(直交変調器)68、局発69、バンド
パスフィルタ70、IFアンプ71、シンセサイザ7
2、ローカルアンプ73及びミキサ74により構成され
る。
【0006】この構成において、IQモジュレータ(直
交変調器)68は、局発69からの周波数f0の局発信
号をIQ信号入力端子67に入力されるIチャンネル信
号とQチャンネルとで直交変調する。バンドパスフィル
タ70は、IQモジュレータ68からの変調波のうち希
望周波数帯のみを通過させる。IFアンプ71は、バン
ドパスフィルタ70を通過した変調波を増幅する。シン
セサイザ72は、無線携帯端末装置で使用する周波数帯
(PHPでは1.9GHz帯)に周波数変換するための
局部発振をする。ローカルアンプ73は、局部発振をし
たシンセサイザ72からの局部発振周波数信号を増幅す
る増幅器である。
【0007】ミキサ74は、IFアンプ71により増幅
された変調波をシンセサイザ72からの局部発振周波数
信号と混合してRF信号として出力する。ピンスイッチ
65は、制御部からのピンスイッチコントロール信号に
従ってオン・オフして送信パワーアンプ64に出力する
信号をバースト制御する。パワーセーブ回路66は、通
話しない時(待ち受け時)に送信パワーアンプ64のゲ
ート電圧を変化させてドレイン電流を抑えパワーセーブ
をする。
【0008】以上の構成において、IQモジュレータ6
8は、図示しない送信データ処理回路からIQ信号入力
端子67に入力されたIチャンネル信号及びQチャンネ
ル信号で局発69からの局発信号を直交変調する。この
直交変調された変調波をバンドパスフィルタ70を通し
て、IFアンプ71で増幅し、ミキサ74に出力する。
このミキサ74では、IFアンプ71で増幅された変調
波をシンセサイザ72、ローカルアンプ73を介して入
力される局部発振周波数信号で所定帯域(PHPでは
1.9GHz帯)の信号に変換してピンスイッチ65に
出力する。ピンスイッチ65は、所定タイミングでオン
・オフすることによりミキサ74からの出力信号をバー
スト制御して、送信パワーアンプ64で増幅して送受切
り替えスイッチ63、バンドパスフィルタ62を介して
アンテナ61から輻射される。この場合、非送信時(待
ち受け時)には、送信パワーアンプ64のゲート電圧を
コントロールして送信パワーアンプ64内部のトランジ
スタのドレイン電流を抑えることによりパワーセーブを
している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】したがって、送信出力
バースト制御およびパワーセーブ機能を備えたディジタ
ル無線携帯端末装置では、パワーセーブするために送信
パワーアンプ64のゲート電圧を変化させるパワーセー
ブ回路66と、出力信号をバースト波にするためのピン
スイッチ65およびその制御回路が必要となり、回路が
複雑になり回路規模が大きくなってしまうという欠点が
あった。
【0010】そこで本発明は、RCR規格案に適合する
送信バースト信号を小さな回路で送信することができる
送信出力バースト制御およびパワーセーブ機能を備えた
ディジタル無線携帯端末装置を提供することを目的とし
ている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明によるディジタル無線携帯端末装置
は、入力された送信出力を増幅する増幅手段と、前記増
幅手段に制御信号を出力して送信出力がバーストになる
ように制御するとともに、パワーセーブ時には前記増幅
手段に出力する制御信号のレベルを変える制御手段とを
備えている。
【0012】前記増幅手段は、例えば請求項2に記載さ
れているように、電界効果トランジスタ(FET)によ
り構成され、前記制御手段の制御信号をゲートに受けて
ゲート電圧を変動させ、該電界効果トランジスタに流れ
るドレイン電流を変えて送信出力をバーストにするよう
にしてもよい。
【0013】また、好ましい態様として、前記電界効果
トランジスタは、例えば請求項3に記載されているよう
に、ゲート電圧にマイナス電源を用いるGaAsFET
であってもよい。前記増幅手段は、例えば請求項4に記
載されているように、少なくとも局部発振信号を増幅す
るローカルアンプと、ミキサの出力側に設けられ送信出
力を増幅するパワーアンプとの何れか1つ以上を備えて
いてもよい。前記制御手段から出力される制御信号は、
例えば請求項5に記載されているように、少なくともバ
ースト制御時の制御信号と、パワーセーブ時でかつバー
スト制御時の制御信号を備えていてもよい。
【0014】
【作用】本発明では、制御手段が、増幅手段に制御信号
を出力することにより増幅手段を構成する例えばGaA
sFETのゲート電圧を変動させ、送信出力をバースト
にする。また、制御信号のオン・オフレベルを変化させ
ることにより、このゲート電圧を調整してドレイン電流
を抑え、パワーセーブ(パワーコントロール)が行われ
る。したがって、RCR規格案に対応できるバースト波
にすることができ、また、ゲート電圧を細かく可変する
ことにより送信出力時のパワーセーブも可能になる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1〜図5は本発明に係るディジタル無線
携帯端末装置の一実施例を示す図であり、PHP(Pers
onal Handy Phone)に適用した例である。本実施例の説
明にあたり、図6に従来例と同一構成部分には同一番号
を付して重複部分の説明を省略する。
【0016】まず、構成を説明する。図1はディジタル
コードレス電話装置の構成図である。図1において、1
1は所定プロトコルに従い装置全体の制御を行なう制御
部であり、CPU等から構成される。制御部11はRO
M12に格納されているマイクロプログラムに従ってデ
ータや演算結果などを一時的に記憶するRAM13を使
用して音声データ送信処理を含むディジタルコードレス
電話装置の各種の動作を制御する。制御部11には、テ
ンキーや各種のファンクションキーが設けられたキー操
作部14、発信者番号や時刻、通話時間、通話料金等を
表示するLCD等からなる表示部15、あらかじめ録音
されている応答メッセージを送出し、相手からの用件等
を録音するカセットテープまたはICメモリからなる録
再回路16、音声データを含む各種データを記憶するメ
モリ17が接続されている。
【0017】また、ディジタルコードレス電話装置は、
アンテナ21からの送受信無線周波数(RF)周波数帯
の信号を受信する若しくはモデム23によりディジタル
変調した音声信号を送受信無線周波数(RF)に周波数
変換してアンテナ27から空中に放出する高周波部22
と、RF受信した音声信号をディジタル復調する若しく
はTDMA信号処理部24によりTDMA処理された音
声信号をディジタル変調するモデム23と、無線周波数
を時間分割し、特定の時間帯でバースト状に送受信信号
を伝送するTDMA(Time Division Multiple Acces
s:時分割多元接続)処理を行なうTDMA信号処理部
24と、ディジタル音声信号を圧縮/伸張処理を行なう
スピーチコーディク25と、ディジタル信号をアナログ
信号に変換してアンプ27を介して受話器28に出力す
る若しくは送話器29により入力された音声信号をPC
Mディジタル信号に符号化して出力するPCMコーディ
ク26と、スピーカ等からなる受話器28と、マイク等
からなる送話器29と、リンガを鳴らすリンガ部30と
により構成されている。上記受話器28および送話器2
9は握り部分を介して結合して一体化した送受器(ハン
ドセット)として構成される。
【0018】上記高周波部22は、周波数変換処理をす
るものであり、受信部31、送信部32、PLLシンセ
サイザ33、バンドパスフィルタ62および送信/受信
を振り分けるアンテナスイッチ63から構成される。受
信部31は、アンテナ21で受信されバンドパスフィル
タ62アンテナスイッチ63を介して入力された信号
を、2段のミキサーにより周波数変換し、1.9GHz
から150〜250MHzさらに10MHz付近の中間
周波(IF)信号に周波数変換する。送信部32は、モ
デム23から入力されたπ/4シフトQPSKの変調波
をミキサーで1.9GHzに周波数変換し、アンテナス
イッチ63およびバンドパスフィルタ62を介してアン
テナ21から輻射する。
【0019】PLLシンセサイザ33は、受信部31お
よび送信部32での周波数変換のための局部発振をす
る。上記モデム23は、π/4シフトQPSKの変復調
処理をするものであり、受信側では、受信部31からの
IF信号を復調してIQデータに分離し、データ列とし
てTDMA信号処理部24に転送する。また、送信側で
は、TDMA信号処理部24から転送されてきたデータ
からIQデータを作成してπ/4シフトQPSKの変調
をして送信部32に出力する。
【0020】上記TDMA信号処理部24は、フレーム
同期およびスロットのフォーマット処理をする。すなわ
ち、受信側では、モデム23か送られてくるデータから
所定タイミングで自己宛てのスロットのデータを取り出
し、スクランブル等を解除して、このスロットのフォー
マットから構成データを取り出し、制御データは制御部
11に送り、音声データはスピーチコーディク25に転
送する。送信側では、スピーチコーディク25から転送
されてくる音声データに制御データを付加して送信デー
タを作成し、スクランブル等をかけて所定タイミング
で、すなわちフレームの自己割り当てスロットに挿入し
てモデム23に送出する。また、TDMA信号処理部2
4は、親機(基地局)又は子機(移動機)が同一の周波
数で時間的に信号が重ならないように送信し、相互に通
信を行なうように処理するものであり、信号の送受信は
図2に示すように基本周期となる一定長のTDMAフレ
ーム内に割り当てられた一対の時間位置(タイムスロッ
ト)を用いて行われる(例えば、図2のTx1とRx1
の対)。各局はフレーム内の割り当てられたタイムスロ
ットに信号を送出し、この信号が他の信号に衝突しない
ようにその時間位置制御(バースト同期制御)を行な
う。
【0021】スピーチコーディク25は、ディジタルデ
ータの圧縮/伸張処理をする。すなわち、受信側では、
TDMA信号処理部24から送られてきたADPCM音
声信号(4bit×8kHz=32k bps)をPCM音
声信号(8bit×8kHz=64k bps)に復号化す
ることにより伸張してPCMコーデック26に出力す
る。送信側では、PCMコーデック26から送られてき
たPCM音声信号をADPCM音声信号に符号化するこ
とにより圧縮してTDMA信号処理部24に出力する。
PCMコーデック26は、アナログ/ディジタル変換処
理をする。受信側では、スピーチコーディク25から送
られてくるPCM音声信号をD/A変換してアナログ音
声信号をアンプ27に出力してスピーカ28を駆動す
る。送信側では、マイク29から入力されたアナログ音
声信号をA/D変換してPCM音声信号をスピーチコー
ディク25に出力する。また、ボリューム/リンガ/ト
ーン信号等の制御を行なう。
【0022】図3は上記ディジタルコードレス電話装置
の高周波部22に用いられるバースト制御、パワーセー
ブ回路の構成図である。図3において、送信パワーアン
プ44(増幅手段)、ゲート電圧コントロール回路43
(制御手段)、ローカルアンプ73(増幅手段)および
ミキサ74は送信部32を構成し、IQモジュレータ
(直交変調器)68、局発69、バンドパスフィルタ7
0およびIFアンプはモデム23の一部(変調部)を構
成する。また、シンセサイザ72は、PLLシンセサイ
ザ33の一部(送信側のみ)を構成する。IQ信号入力
端子67には、送信信号となるIチャンネル信号、Iチ
ャンネル信号と90°位相がずれた送信信号となるQチ
ャンネル信号が入力される。IQモジュレータ(直交変
調器)68は、局発69からの周波数信号Iチャンネル
信号とQチャンネル信号とで直交変調する。局発69
は、周波数変調する場合の周波数(例えば、300MH
z)の局発信号である。バンドパスフィルタ70は、I
Qモジュレータ68からの変調波のうち希望周波数帯の
みを通過させる。
【0023】IFアンプ71は、バンドパスフィルタ7
0を通過した変調波を増幅する。シンセサイザ72は、
次世代ディジタルコードレス電話装置の周波数帯のため
の局部発振(例えば、1.6MHz)をする。ローカル
アンプ41は、局部発振したシンセサイザ72からの局
部発振信号を増幅する増幅器であり、例えばGaAsF
ETにより構成される。ミキサ74は、IFアンプ71
により増幅された変調波をシンセサイザ72からの局部
発振信号と混合してRF信号として出力する。バースト
制御信号入力端子42には、TDMA24から送信出力
をバースト波にするためのバースト制御信号が入力され
る。ゲート電圧コントロール回路43は、バースト制御
信号入力端子42に入力されるバースト制御信号に従っ
て送信パワーアンプ44およびローカルアンプ41のゲ
ート電圧を制御する。詳細については図4で後述する。
送信パワーアンプ44は、送信出力を十分に増幅する電
力増幅器であり、例えばGaAsFETにより構成され
る。そして、送信パワーアンプ44で増幅された出力信
号は、アンテナスイッチ63、バンドパスフィルタ62
およびアンテナ21を介して出力される。
【0024】図4は上記ゲート電圧コントロール回路4
3の回路構成図であり、図5はゲート電圧コントロール
回路43に供給されるバースト制御信号の波形図であ
る。図4において、50はバイポーラトランジスタ、R
1〜R5は抵抗であり、トランジスタ50のエミッタに
は抵抗R1を介して低電位側電源として−10V〜−8
V程度のマイナス電源が供給され、トランジスタ50の
コレクタは抵抗R5を介して高電位電源として接地され
る。また、トランジスタ50のゲートには抵抗R3を介
して0〜5Vの制御信号(図5参照)が入力される。ト
ランジスタ61のコレクタ側の出力はゲート電圧コント
ロール回路43出力としてローカルアンプ41および送
信パワーアンプ44のゲート端子に出力される。また、
抵抗R1、抵抗R2および抵抗R3と、抵抗R4および
抵抗R5は、トランジスタ50に供給される電圧を分圧
してトランジスタ50の各端子に所定の電圧レベルの電
圧を供給するためのものである。
【0025】ここで、上記送信パワーアンプ44および
ローカルアンプ41は、GaAsFETを使用している
ためゲート電圧にマイナス電源を必要とする。そこで本
実施例のゲート電圧コントロール回路43では、トラン
ジスタ50のエミッタに、−10V〜−8V程度のマイ
ナス電源を供給するとともに、トランジスタ50のゲー
トには0〜5Vの制御信号を入力し、この制御信号を図
5に示すように通常バースト制御時とパワーセーブ時バ
ースト制御時で変えることによってトランジスタ50の
コレクタに現れる電位を変え、送信パワーアンプ44お
よびローカルアンプ41のゲート端子間電圧を−0〜5
Vに調整する。上記制御信号は、図5に示すように例え
ば通常バースト制御時が0V〜5V、パワーセーブ時バ
ースト制御時が3V〜5Vである。
【0026】次に、作用を説明する。 ディジタルコードレス電話装置の全体動作 相手局からの音声はアンテナ21を通して高周波部22
によりベースバンド信号に変換されて受信され、受信さ
れた音声信号はモデム23によりディジタル復調されて
TDMA信号処理部24に出力される。TDMA信号処
理部24は送信信号に付加された制御信号(搬送波同
期、ビット同期、フレーム同期信号)を基に受信したデ
ィジタル音声信号が送信時の信号と衝突しないように受
信のタイミングを制御するとともに、バースト状に送ら
れてくる信号を元の伝送速度に変換して音声信号を取り
出す。TDMA信号処理部24により取出されたディジ
タル音声信号はスピーチコーディク25により伸張さ
れ、PCMコーディク26によりアナログ音声信号に変
換されてアンプ27を介して受話器28から放音され
る。
【0027】一方、送話器29から入力された音声信号
はPCMコーディク26によりPCMディジタル信号に
符号化され、符号化されたディジタル信号はスピーチコ
ーディク25によりデータ圧縮されてTDMA信号処理
部24に出力される。TDMA信号処理部24は所定の
送信タイミングで信号をバースト状に送信するバースト
送信制御を行って送信するバースト信号をモデム23に
出力する。モデム23に入力された送信信号はここでデ
ィジタル変調されて高周波部22に出力され、高周波部
22で無線周波数に周波数変換されてアンテナ21を通
して空中に放出される。また、制御部11では、高周波
部22の送信部32のバースト制御信号入力端子42
に、送信出力をバースト波にするためのバースト制御信
号を出力するとともに、キー操作部14からのキー操作
情報を基にモードの切替えや状態を制御し、制御結果に
基づく表示信号を表示部15に送出したり、TDMA信
号処理部24からの着信を受けた場合にリンガ30を鳴
らす等の制御を行なう。
【0028】ディジタルコードレス電話では親機と子機
が通話するときに基本的には同じ周波数を使って通話す
るから、図2の通常待機時状態の送受信タイミングに示
すように親機が送信するタイミングTxのときには子機
は受信するタイミングRxになっている。本実施例のT
DMA通信では、基本となるTDMAフレームが送信の
ためのTDMAフレームTx1〜Tx4と、受信のため
のTDMAフレームRx1〜Rx4に分かれており、各
フレームが更に4つ(4ch)の時間帯に割り当てられ
ている。親機、子機間の送受信は図2のようなタイミン
グで行なわれ、例えば親機から子機1へは1ch目の割
り当てを使用して行なわれ、子機1から親機へはTx→
R1の送受信タイミングで伝送され、同様に親機から子
機2へは1ch目の割り当てを使用してTx2→Rxの
送受信タイミング、子機2から親機へはTx→Rx2の
送受信タイミングで伝送される。
【0029】送信部32における動作説明 IQ信号入力端子67には、Iチャンネル信号、Qチャ
ンネル信号が入力され、IQモジュレータ68は、局発
69によりIチャンネル信号とQチャンネル信号を直交
変調し変調波を出力する。変調波はバンドパスフィルタ
70によって希望周波数帯のみが通過し、IFアンプ7
1により増幅される。また、シンセサイザ72は、次世
代ディジタルコードレス電話装置の周波数帯の局部発振
を出力し、局部発振したシンセサイザ72からの局部発
振信号はローカルアンプ41で規定の送信出力まで増幅
されてミキサ74に出力される。ミキサ74では、IF
アンプ71により増幅された変調波をシンセサイザ72
からの局部発振信号と混合して次世代ディジタルコード
レス電話装置の周波数帯である1.9GHz帯の信号と
して出力する。ミキサ74からの送信出力は、送信パワ
ーアンプ44によって規定の送信出力まで増幅され、ア
ンテナスイッチ63を介してバンドパスフィルタ62に
出力され、バンドパスフィルタ62により1.9GHz
に帯域制限してアンテナ21から輻射される。
【0030】一方、バースト制御信号入力端子42に
は、制御部11から送信出力をバースト波にするための
バースト制御信号が入力され、ゲート電圧コントロール
回路43は、バースト制御信号入力端子42に入力され
たバースト制御信号に従って送信パワーアンプ44およ
びローカルアンプ41のゲート電圧を制御する。送信出
力をバースト波にする。
【0031】ゲート電圧コントロール回路43の動作説
明 上述したように送信パワーアンプ44およびローカルア
ンプ41は、GaAsFETを使用しているためゲート
電圧にマイナス電源を必要とする。そこで、トランジス
タ50のエミッタに、−10V〜−8V程度のマイナス
電源を供給するとともに、トランジスタ50のベースに
は抵抗R3を介して0〜5Vの制御信号を入力し、この
制御信号を図5に示すように通常バースト制御時0V〜
5Vとパワーセーブ時バースト制御時3V〜5Vにする
ことによって、送信パワーアンプ44およびローカルア
ンプ41のゲート端子間電圧を(−5〜0V)に調整
し、これにより送信パワーアンプ44およびローカルア
ンプ41のGaAsFETに流れるドレイン電流を制御
して送信出力をオン・オフする。
【0032】つまり、通常バースト制御については、制
御信号が5Vのとき、トランジスタ50のベース・エミ
ッタ間電圧が所定値(通常、0.6V程度)より高いた
め、トランジスタ50には電流が流れる。このため、ゲ
ート電圧コントロール回路43の出力は、抵抗R1、R
5の分圧(R5/(R1+R5))が出力される。ま
た、制御信号が0Vのとき、トランジスタ50のベース
・エミッタ間点圧が所定値(通常、0.6V程度)より
低いため、トランジスタ50には電流は流れない。この
ため、ゲート電圧コントロール回路43の出力は、抵抗
R1、R4、R5の分圧(R5/(R1+R4+R
5))が出力される。各抵抗値をそれぞれ適正値に設定
することにより、ゲート端子間電圧を−5〜0Vに設定
する。この場合、オン・オフ時のゲート電圧を最適化
し、送信パワーアンプ44およびローカルアンプ41の
2つのアンプをオン・オフすることによってRCR規格
のオンオフ比60dB以上にすることが十分に可能にな
る。
【0033】また、パワーセーブについては、図4に示
すようにゲート電圧コントロール回路43において、制
御信号が5Vのとき、トランジスタ50のベース・エミ
ッタ間電圧が所定値(通常、0.6V程度)より高いた
め、トランジスタ50には電流が流れる。このため、ゲ
ート電圧コントロール回路43の出力は、抵抗R1、R
5の分圧(R5/(R1+R5))が出力される。ま
た、制御信号が3Vのとき、トランジスタ50のベース
・エミッタ間電圧が所定値(通常、0.6V程度)付近
になるようにして、トランジスタ50に電流が少し流れ
るようにする。このため、ゲート電圧コントロール回路
43の出力は、抵抗R1、R4、R5およびトランジス
タ50の内部抵抗RTRとにより(R5/(R1+R4/
RTR+R5))が出力される。各抵抗値をそれぞれ適正
値に設定するこことにより、ゲート端子間電圧をパワー
セーブ電圧に制御する。
【0034】つまり、マイナス電源(−10V〜−8
V)を抵抗R1、抵抗R4、抵抗R5で抵抗分圧し、ト
ランジスタ50の抵抗値によりゲート電圧が制御される
ので図5(b)に示すような制御信号を得ることができ
ればトランジスタの抵抗値を可変できる。これにより、
ゲート電圧を可変できるので送信出力時のドレイン電流
を制御し、パワーセーブすることが可能である。すなわ
ち、トランジスタ50のエミッタに、−10V〜−8V
程度のマイナス電源を供給するとともに、トランジスタ
50のベースには0〜5Vのバースト制御信号を入力す
ることによってトランジスタ50から送信パワーアンプ
44およびローカルアンプ41にマイナスレンジまでの
振幅を持つゲート電圧制御信号を出力して、これらアン
プ44、41のゲート端子間電圧を(−0〜5V)に調
整し、これによりアンプ44、41のGaAsFETに
流れるドレイン電流を制御して送信出力をバースト波に
する。さらに、図5(b)に示すように、パワーセーブ
時には制御信号電圧を3V〜5Vにすることで、アンプ
44、41のGaAsFETに流れるドレイン電流を制
御しパワーセーブをしている。
【0035】このように、本実施例のディジタルコード
レス電話装置のゲート電圧コントロール回路43は、制
御部11からバースト制御信号を受け取ることにより送
信パワーアンプ44およびローカルアンプ41のゲート
電圧を変動させ、送信出力をバーストにする。また、ゲ
ート電圧の変動から、送信出力オフ時はドレイン電流が
減少するので低消費電力となる。さらに、ゲート電圧を
制御しているので、制御信号のオン・オフレベルを変化
させることにより、このゲート電圧を調整してドレイン
電流を抑え、パワーセーブ(パワーコントロール)する
ことが可能になる。したがって、ゲート電圧コントロー
ル回路43により、送信パワーアンプ44およびローカ
ルアンプ41の出力をオン・オフし、RCR規格案に対
応できるバースト波にすることができ、また、ゲート電
圧を細かく可変することにより送信出力時のパワーセー
ブも可能である。
【0036】なお、本実施例では、送信パワーアンプ4
4およびローカルアンプ41をバースト制御およびパワ
ーセーブしたが、これに限らず、他のアンプ(例えば、
IFアンプ71)も同時に制御すればより確実にバース
ト制御ができる。また、本実施例では、ディジタルコー
ドレス電話装置の送信部に適用した例であるが、TDM
A方式等によりバースト制御およびパワーセーブを使用
するものであればどのような装置に用いてもよく、さら
に、装置を構成する各部材の種類・個数、制御方法等
は、どのようなものでもよいことは言うまでもない。
【0037】
【発明の効果】本発明よれば、制御手段から増幅手段に
制御信号を出力することにより増幅手段を構成する例え
ばGaAsFETのゲート電圧を変動させ、送信出力を
バーストし、また、制御信号のオン・オフレベルを変化
させることにより、このゲート電圧を調整してドレイン
電流を抑え、パワーセーブ(パワーコントロール)を行
っているので、RCR規格案に対応できるバースト波に
することができ、また、ゲート電圧を細かく可変するこ
とにより送信出力時のパワーセーブも可能になり、ディ
ジタル無線携帯端末装置等の送信部に利用して好適であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディジタル無線携帯端末装置の一
実施例のブロック構成図である。
【図2】同実施例のディジタル無線携帯端末装置の送受
信タイミングを示す図である。
【図3】同実施例のディジタル無線携帯端末装置のバー
スト制御、パワーセーブ回路の構成図である。
【図4】同実施例のディジタル無線携帯端末装置のゲー
ト電圧コントロール回路の回路構成図である。
【図5】同実施例のディジタル無線携帯端末装置のゲー
ト電圧コントロール回路に入力される制御信号の波形図
である。
【図6】従来のディジタル無線携帯端末装置のバースト
制御、パワーセーブ回路の構成図である。
【符号の説明】
11 制御部 12 ROM 13 RAM 14 キー操作部 15 表示部 16 録再回路 17 メモリ 21 アンテナ 22 高周波部 23 モデム 24 TDMA信号処理部 25 スピーチコーディク 26 PCMコーディク 28 受話器 29 送話器 31 受信部 32 送信部 33 PLLシンセサイザ 41 ローカルアンプ(増幅手段) 42 バースト制御信号入力端子 43 ゲート電圧コントロール回路(制御手段) 44 送信パワーアンプ(増幅手段) 50 トランジスタ 62、70 バンドパスフィルタ 63 アンテナスイッチ 67 IQ信号入力端子 68 IQモジュレータ(直交変調器) 69 局発 71 IFアンプ 72 シンセサイザ 74 ミキサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された送信出力を増幅する増幅手段
    と、 前記増幅手段に制御信号を出力して送信出力がバースト
    になるように制御するとともに、パワーセーブ時には前
    記増幅手段に出力する制御信号のレベルを変える制御手
    段と、 を具備したことを特徴とするディジタル無線携帯端末装
    置。
  2. 【請求項2】 前記増幅手段は、電界効果トランジスタ
    (FET)により構成され、前記制御手段の制御信号を
    ゲートに受けてゲート電圧を変動させ、該電界効果トラ
    ンジスタに流れるドレイン電流を変えて送信出力をバー
    ストにすることを特徴とする請求項1記載のディジタル
    無線携帯端末装置。
  3. 【請求項3】 前記電界効果トランジスタは、ゲート電
    圧にマイナス電源を用いるGaAsFETであることを
    特徴とする請求項2記載のディジタル無線携帯端末装
    置。
  4. 【請求項4】 前記増幅手段は、少なくとも局部発振信
    号を増幅するローカルアンプと、ミキサの出力側に設け
    られ送信出力を増幅するパワーアンプとの何れか1つ以
    上を備えていることを特徴とする請求項1記載のディジ
    タル無線携帯端末装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段から出力される制御信号
    は、少なくともバースト制御時の制御信号と、パワーセ
    ーブ時でかつバースト制御時の制御信号を備えているこ
    とを特徴とする請求項1記載のディジタル無線携帯端末
    装置。
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