JPH0787678A - 通信装置 - Google Patents

通信装置

Info

Publication number
JPH0787678A
JPH0787678A JP25219393A JP25219393A JPH0787678A JP H0787678 A JPH0787678 A JP H0787678A JP 25219393 A JP25219393 A JP 25219393A JP 25219393 A JP25219393 A JP 25219393A JP H0787678 A JPH0787678 A JP H0787678A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
charging
signal
converter
body block
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25219393A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazufumi Usui
計文 臼井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP25219393A priority Critical patent/JPH0787678A/ja
Publication of JPH0787678A publication Critical patent/JPH0787678A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型で軽量の充電装置を内蔵し、充電台がな
くても充電が可能な通信装置を提供する。 【構成】 コンセント充電器部1の栓刃11をAC10
0Vの交流電源に差し込むと、AC/DCコンバータ1
2のスイッチングレギュレータが間欠的に作動して2次
電池22への充電を開始する。電話器本体ブロック3が
着信待ち受け状態のとき、スイッチングノイズの影響を
受けないタイミングで基地局からの送信波を受け取る
と、充電中であっても電話器本体ブロック3が確実に受
信動作に入り、次いで、充電制御信号をAC/DCコン
バータ12および充電回路13に出力し、充電を停止さ
せる制御を行う。これにより、充電中であっても、AC
/DCコンバータ12のスイッチングレギュレータから
発生するノイズの悪影響を受けずに確実に受信動作に入
って安定な通話を確保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信装置に係り、詳し
くは、充電台小型で軽量の充電装置を内蔵可能にした通
信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在の通信装置(例えば、時分割多重電
話装置)の典型的なものとしては、ディジタル無線携帯
端末装置が知られており、例えばPHP(Personal Han
dy Phone)がある。PHPは、例えば使用周波数帯とし
て1.9GHz帯を使い、キャリア間隔は300kH
z、アクセス方式は4チャンネル多重のマルチキャリア
TDMA(Time Division Multiple Access:時分割多
重アクセス)、伝送方式はTDD(Time Division Dupl
ex:時分割復信)である。一般に、このような携帯端末
装置は内部に2次電池を内蔵し、充電時には携帯端末装
置を充電台に載置することで、充電が行われるようにな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、携帯が可能
な従来の通信装置(PHP、コードレス電話機等)にあ
っては、充電をする場合に充電台に載せることにより、
内蔵の2次電池に外部から電力を供給して行う構成にな
っていたため、充電台のある場所でしか充電が行えない
という欠点があった。また、一般的に充電台は重くて、
しかもその形状が大きいことから、充電台の移動や携帯
が非常に面倒で、不便であるという問題点があった。一
方、充電器を小型にすれば、充電台も小さくなることが
考えられ、この場合にはスイッチングレギュレータを用
いる方法がある。しかし、従来はスイッチングレギュレ
ータから発生するノイズが送受信に与える悪影響を阻止
する技術が開発されておらず、この点でスイッチングレ
ギュレータを用いる場合にも欠点があった。つまり、通
信装置は常に動作している(待ち受け時および通話時)
ため、この動作時に充電をすると、スイッチングレギュ
レータのノイズが受信信号に乗ってしまうという問題点
があった。
【0004】そこで本発明は、小型で軽量の充電装置を
内蔵し、充電台がなくても充電が可能な通信装置を提供
することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明による通信装置は、内部に2次電池を
備えた通信装置において、前記2次電池を間欠的に充電
する充電手段を有することを特徴とする。また、請求項
2記載の発明による通信装置は、内部に2次電池を備
え、時分割多重方式で通信する通信装置において、前記
2次電池を時分割多重方式に基づいて間欠的に充電する
充電手段を有することを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明では、充電手段の栓刃をAC100Vの
交流電源に差し込むと、スイッチングレギュレータが間
欠的に作動して2次電池への充電が開始される。このと
き、電話器本体ブロックが着信待ち受け状態のとき、ス
イッチングノイズの影響を受けないタイミングで基地局
からの送信波を受け取ると、充電中であっても電話器本
体ブロックが確実に受信動作に入る。したがって、充電
中であっても、スイッチングレギュレータから発生する
ノイズの悪影響を受けずに確実に受信動作に入って安定
な通話が確保されるとともに、従来と異なり、充電台の
ある場所でなくても、小型で軽量の内蔵充電装置によ
り、AC100Vの交流電源があればどこでも充電を行
うことができる。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1〜図7は本発明に係る通信装置の一実
施例を示す図であり、PHP(Personal Handy Phone)
に適用した例である。図1は充電器を内蔵したPHPの
全体構成図である。図1において、1はコンセント充電
器部、2は電源部、3は電話機本体ブロックであり、P
HPはこれらの各部1〜3を全て内蔵し、携帯可能なよ
うに全体が構成されている。コンセント充電器部(充電
手段)1はAC100Vの交流電源に差し込み可能な栓
刃11と、栓刃11を介してAC100Vの交流電源の
供給を受けて所定電圧の直流電源に変換するAC/DC
コンバータ12と、AC/DCコンバータ12から出力
される所定電圧の直流電源を電源部2を充電するために
必要な処理を行う充電回路13とから構成される。
【0008】AC/DCコンバータ12はスイッチング
レギュレータを用いて構成されており、電話機本体ブロ
ック3からの充電制御信号に基づいてスイッチングレギ
ュレータの動作を間欠的に行うようになっている(間欠
動作タイミングは後述の図7参照)。また、充電回路1
3は電話機本体ブロック3からの充電制御信号に基づい
て、通常の充電中(電話機本体ブロック3が受信動作に
入っていないとき)にはAC/DCコンバータ12から
出力される所定電圧の直流電源を電源部2に供給する一
方、電話機本体ブロック3が受信動作に入った時点では
充電動作を停止させる、すなわちAC/DCコンバータ
12から出力される所定電圧の直流電源を電源部2に供
給する動作を停止する制御を行う。電源部2はダイオー
ド21および2次電池22からなり、2次電池22は電
話機本体ブロック3に電源を供給している。ここで、コ
ンセント充電器部1はPHPに内蔵されるため、小型か
つ軽量に構成されている。
【0009】次に、図2は電話機本体ブロック3の詳細
な構成を示すブロック図である。図2において、31は
所定プロトコルに従い装置全体の制御を行なう制御部で
あり、CPU等から構成される。制御部31はROM3
2に格納されているマイクロプログラムに従ってデータ
や演算結果などを一時的に記憶するRAM33を使用し
て音声データ送信処理を含むPHPとしてのディジタル
コードレス電話装置の各種の動作を制御する。また、本
実施例の場合、制御部(充電制御手段)31はコンセン
ト充電器部1がAC100Vの交流電源に差し込まれて
充電状態になったとき、間欠的に行われる通常の充電中
(電話機本体ブロック3が待ち受け状態のとき)にはA
C/DCコンバータ12から出力される所定電圧の直流
電源を電源部2に供給する制御を行うとともに、電話機
本体ブロック3が受信動作に入ると、充電中でもあって
もスイッチングノイズの影響を受けない領域で正常な受
信動作が可能となる受信状態に入った時点で充電を停止
するような制御を行う前記充電制御信号を出力する。
【0010】制御部31には、テンキーや各種のファン
クションキーが設けられたキー入力部34、発信者番号
や時刻、通話時間、通話料金等を表示するLCD等から
なる表示部35、あらかじめ録音されている応答メッセ
ージを送出し、相手からの用件等を録音するカセットテ
ープまたはICメモリからなる録再回路36、音声デー
タを含む各種データを記憶するメモリ37が接続されて
いる。
【0011】また、ディジタルコードレス電話装置は、
アンテナ41からの送受信無線周波数(RF)周波数帯
の信号を受信する若しくはモデム43によりディジタル
変調した音声信号を送受信無線周波数(RF)に周波数
変換してアンテナ41から空中に放出する高周波部42
と、RF受信した音声信号をディジタル復調する若しく
はTDMA信号処理部44によりTDMA処理された音
声信号をディジタル変調するモデム43と、無線周波数
を時間分割し、特定の時間帯でバースト状に送受信信号
を伝送するTDMA(Time Division Multiple Acces
s:時分割多元接続)処理を行なうTDMA信号処理部
44と、ディジタル音声信号を圧縮/伸張処理を行なう
スピーチコーディック45と、ディジタル信号をアナロ
グ信号に変換してアンプ47を介して受話器48に出力
する若しくは送話器49により入力された音声信号をP
CMディジタル信号に符号化して出力するPCMコーデ
ィック46と、スピーカ等からなる受話器48と、マイ
ク等からなる送話器49と、リンガを鳴らすリンガ部5
0とにより構成されている。上記受話器48および送話
器49は握り部分を介して結合して一体化した送受器
(ハンドセット)として構成される。
【0012】上記高周波部42は、周波数変換処理をす
るものであり、受信部51、送信部52、PLLシンセ
サイザ53、バンドパスフィルタ54および送信/受信
を振り分けるアンテナスイッチ55から構成される。受
信部51は、アンテナ41で受信されバンドパスフィル
タ54およびアンテナスイッチ55を介して入力された
信号を、2段のミキサーにより周波数変換し、1.9G
Hzから150〜250MHzの周波数帯の信号にし、
さらに10MHz付近の中間周波(IF)信号に周波数
変換する。送信部52は、モデム43から入力されたπ
/4シフトQPSKの変調波をミキサーで1.9GHz
に周波数変換し、アンテナスイッチ55およびバンドパ
スフィルタ54を介してアンテナ41から輻射する。
【0013】PLLシンセサイザ53は、受信部51お
よび送信部52での周波数変換のための局部発振をす
る。上記モデム43は、π/4シフトQPSKの変復調
処理をするものであり、受信側では、受信部51からの
IF信号を復調してIQ信号に分離し、データ列として
TDMA信号処理部44に転送する。また、送信側で
は、TDMA信号処理部44から転送されてきたデータ
からIQ信号を作成してπ/4シフトQPSKの変調を
して送信部52に出力する。
【0014】上記TDMA信号処理部44は、フレーム
同期およびスロットのフォーマット処理をする。すなわ
ち、受信側では、モデム43か送られてくるデータから
所定タイミングで自己宛てのスロットのデータを取り出
し、スクランブル等を解除して、このスロットのフォー
マットから構成データを取り出し、制御データは制御部
21に送り、音声データはスピーチコーディク45に転
送する。送信側では、スピーチコーディク45から転送
されてくる音声データに制御データを付加して送信デー
タを作成し、スクランブル等をかけて所定タイミング
で、すなわちフレームの自己割り当てスロットに挿入し
てモデム43に送出する。
【0015】また、TDMA信号処理部44は、親機
(基地局)又は子機(移動機)が同一の周波数で時間的
に信号が重ならないように送信し、相互に通信を行なう
ように処理するものであり、信号の送受信は図3に示す
ように基本周期となる一定長のTDMAフレーム内に割
り当てられた一対の時間位置(タイムスロット)を用い
て行われる(例えば、図3のATとARの対)。各局は
フレーム内の割り当てられたタイムスロットに信号を送
出し、この信号が他の信号に衝突しないようにその時間
位置制御(バースト同期制御)を行なう。
【0016】スピーチコーディック45は、ディジタル
データの圧縮/伸張処理をする。すなわち、受信側で
は、TDMA信号処理部44から送られてきたADPC
M音声信号(4bit×8kHz=32k bps)をPC
M音声信号(8bit×8kHz=64k bps)に復号
化することにより伸張してPCMコーディック46に出
力する。送信側では、PCMコーディック46から送ら
れてきたPCM音声信号をADPCM音声信号に符号化
することにより圧縮してTDMA信号処理部44に出力
する。PCMコーディック46は、アナログ/ディジタ
ル変換処理をする。受信側では、スピーチコーディック
45から送られてくるPCM音声信号をD/A変換して
アナログ音声信号をアンプ47に出力してスピーカ48
を駆動する。送信側では、マイク49から入力されたア
ナログ音声信号をA/D変換してPCM音声信号をスピ
ーチコーディック45に出力する。また、ボリューム/
リンガ/トーン信号等の制御を行なう。
【0017】次に、作用を説明する。 [PHPの全体動作]相手局からの音声はアンテナ41
を通して高周波部42によりベースバンド信号に変換さ
れて受信され、受信された音声信号はモデム43により
ディジタル復調されてTDMA信号処理部44に出力さ
れる。TDMA信号処理部44は送信信号に付加された
制御信号(搬送波同期、ビット同期、フレーム同期信
号)を基に受信したディジタル音声信号が送信時の信号
と衝突しないように受信のタイミングを制御するととも
に、バースト状に送られてくる信号を元の伝送速度に変
換して音声信号を取り出す。TDMA信号処理部44に
より取出されたディジタル音声信号はスピーチコーディ
ック45により伸張され、PCMコーディック46によ
りアナログ音声信号に変換されてアンプ47を介して受
話器48から放音される。
【0018】一方、送話器49から入力された音声信号
はPCMコーディック46によりPCMディジタル信号
に符号化され、符号化されたディジタル信号はスピーチ
コーディック45によりデータ圧縮されてTDMA信号
処理部44に出力される。TDMA信号処理部44は所
定の送信タイミングで信号をバースト状に送信するバー
スト送信制御を行って送信するバースト信号をモデム4
3に出力する。モデム43に入力された送信信号はここ
でディジタル変調されて高周波部42に出力され、高周
波部42で無線周波数に周波数変換されてアンテナ41
を通して空中に放出される。
【0019】また、制御部31では、高周波部42の送
信部52のバースト制御信号入力端子に、送信出力をバ
ースト波にするためのバースト制御信号を出力するとと
もに、キー入力部34からのキー操作情報を基にモード
の切替えや状態を制御し、制御結果に基づく表示信号を
表示部35に送出したり、TDMA信号処理部44から
の着信を受けた場合にリンガ50を鳴らす等の制御を行
なう。さらに、本実施例の特徴として、制御部31では
電話機本体ブロック3が受信動作に入ると、充電中でも
あってもスイッチングノイズの影響を受けない領域で正
常な受信動作が可能となる受信状態に入った時点で充電
を停止させるための充電制御信号をAC/DCコンバー
タ12および充電回路13に出力する(詳細は後述)。
【0020】[通信方式の説明]ここで、PHPにおけ
るアクセス方式および伝送方式のうちTDMA/TDD
通信方式は、時分割で複数の端末と通信し、上り/下り
のデータも時分割して同一周波数上に乗せている。具体
的には、図3に一例を示すように、ネットワーク62に
無線基地局61および通常の電話装置が接続されて1つ
の無線基地局61が介して複数の端末(例えば、A〜
D)と通信可能になっており、1つの無線基地局61の
周波数f1上の信号を、例えば5ミリ秒当たり8つのス
ロット(例えば、スロットATは625μs)に分割し
て、下り(基地局→→端末)に4スロット、上り(端末
→基地局)に4スロットを割り当てる。つまり、1つの
キャリア上に同時に4つの双方向の通信チャンネルを設
定できる。なお、Tは下りスロット、Rは上りスロット
を表す。キャリア周波数は制御用と通信用とに分れてい
る。呼接続などを行う制御用キャリアは常に各端末で使
用するため、1キャリア当り1秒間に8スロット以下し
か使用できない。
【0021】次に、端末(PHP)が着信待ち受け時
(制御キャリア使用時)には、LCCHスーパーフレー
ム構成となる。この構成は基地局(CS)で決定し、例
えば公衆端末機(PS:本実施例ではPHP)に報知さ
れる。ここで、図4は着信待ち受け時の制御のうち、L
CCHスーパーフレームの構成例を示す図である。LC
CHとは、論理制御チャネル(Logical Control CHanne
l)の略で、基地局や移動局がリンクチャネル確率フェ
ーズで使用するチャネルの総称をいう。また、スーパー
フレームとは、全てのLCCH要素のスロット位置を指
定する下り論理制御チャネル(LCCH)の最小周期を
いう。下りLCCH要素とは、当該システムで使用され
るBCCH、全ての着信群に対応するPCH(P1〜P
k:群分け数=k)並びに固定的に挿入されるSCCH
およびUSCCH(オプション)をいう。
【0022】図4ではLCCHの下りの例を示してい
る。この場合、nSG=1、nSUB=6、nPCH=4、n
GROUP=2である。nはLCCHインターバル値で、基
地局がLCCH用スロットを間欠送信する周期を示し、
間欠送信周期内のTDMAフレーム数(n)で表した値
をいう。n SUBは、フレーム基本単位長で、BCCH、
SCCH(下り)又はUSCCH(下り)とPCHとで
構成されるLCCHスーパーフレームの構成要素の長さ
のことである。nSGは、1スーパーフレームに含まれる
同一着信群に属するPCH数のことである。nPCHは、
フレーム基本単位内のPCH信号要素の数のことであ
る。nGROUPは、着信群分けファクタのことで、PCH
数(nPCH)の倍数(nGROUP)がPCH情報の群分け数
と規定される。また、nBSは、バッテリーセービング周
期最大値のことで、基地局が特定の着信群に対して同一
着信信号を連送する回数(nBS)である。図5は着信群
P1のバッテリーセービング方法を示す図である。図5
ではnSG=1、nSUB=3、nPCH=2、nGROUP=2の
例が示されている。
【0023】[充電動作]次に、本実施例の特徴部分で
ある充電動作について説明する。まず、充電しようとす
るとき、操作者はコンセント充電器部1の栓刃11をA
C100Vの交流電源に差し込む。これにより、2次電
池22が充電可能な状態であると、栓刃11を介してA
C/DCコンバータ12にAC100Vの交流電源が供
給され、AC/DCコンバータ12のスイッチングレギ
ュレータが間欠的に動作を開始し、充電回路13に所定
電圧(定格電圧)の直流電源を間欠的に供給する。充電
回路13はAC/DCコンバータ12から間欠的に出力
される所定電圧の直流電源を受けて電源部2の2次電池
22に対して、2次電池22の容量に合った充電電流を
ダイオード21を介して供給するように制御する。これ
により、2次電池22が充電回路13によって制御され
た充電電流で充電される。この動作のタイミングチャー
トは図6に示される。すなわち、図6に示すように、A
C/DCコンバータ12のスイッチングレギュレータは
間欠的に動作するため、そのスイッチング波形は間欠的
になっている。また、2次電池22の充電電流もスイッ
チング波形に同期して間欠的になっている。
【0024】いま、図6に示すように充電動作中は電話
機本体ブロック3が着信待ち受け状態にあり、基地局か
らの制御キャリアを受信するようになっている。本実施
例のLCCHスーパーフレーム構成では、その1フレー
ム時間は1.2秒となる。したがって、PHP(電話機
本体ブロック3)では1スーパーフレーム内に1回自分
が呼ばれているかどうかを見に行くことになる。したが
って、着信待ち受け時には約1秒間に約1m秒(0.6
25m秒+α)だけ受信部51を動作させればよいこと
になる。
【0025】電話機本体ブロック3が着信待ち受け状態
になった場合、スイッチングノイズの影響を受けない領
域(A)のタイミングでは電話機本体ブロック3でスイ
ッチングノイズの影響を受けずに、正常な受信動作が行
われる。すなわち、PHPでは上記のような通信制御が
行われるため、受信タイミングと同期を取ることによ
り、ほとんどの時間を充電に当てつつ、着信待ち受け時
には受信がある場合と無い場合とを検知し、充電中であ
ってもスイッチングノイズの影響を受けないタイミング
で確実に受信動作に入ることができる。そして、充電回
路13で2次電池22の満充電を検出すると、充電動作
を停止する。
【0026】次いで、受信動作に入ると、電話機本体ブ
ロック3の制御部31が充電を停止させるための充電制
御信号をAC/DCコンバータ12および充電回路13
に出力する。これにより、AC/DCコンバータ12お
よび充電回路13が充電を停止する処理を行い、充電が
停止する。充電停止後はスイッチングノイズの影響が全
くないから安定な受信が行われ、正常な通話を確保する
ことができる。したがって、充電中であっても、スイッ
チングレギュレータから発生するノイズが送受信に悪影
響を与えることがなく、しかも従来と異なり、充電台の
ある場所でなくても、内蔵したコンセント充電器部1に
より、AC100Vの交流電源があればどこでも充電を
行うことができる。また、スイッチングノイズの影響を
受けなくすることができるので、コンセント充電器部1
を可能な限り小型化し、かつ軽量化することができる。
したがって、小型、軽量化されたコンセント充電器部1
はPHPへの内蔵に適するものとなる。
【0027】なお、本実施例は通信装置をPHPに適用
した例であるが、本発明はPHPに限らず、他の通信装
置(例えば、家庭用のコードレス電話機)にも幅広く適
用できるのは勿論である。また、本実施例の通信方式に
限らず、間欠的に着信制御を行うものであれば、どのよ
うな通信装置に用いてもよく、さらに、装置を構成する
各部材の種類・個数、制御方法等は、どのようなもので
もよいことは言うまでもない。
【0028】さらに、FDMA(Frequency Division M
ultiply Access、周波数分割多重アクセス)において
も、ある程度受信精度を落とせば、図7に示すように、
AC/DCコンバータ12のスイッチングレギュレータ
が間欠的に動作しているため、スイッチングノイズの発
生期間は充電動作をしている期間のみとなる。この充電
動作が行われているときに、電話機本体ブロック3が着
信待ち受け状態になると、その受信波の波形は図7に示
すように、スイッチングノイズの影響を受ける。この場
合、AC/DCコンバータ12のスイッチングレギュレ
ータを小型化すればする程、スイッチング周波数を高く
しなければならず、また、PHPを小型化すればする
程、コンセント充電器部1と電話機本体ブロック3の受
信部51が近接するため、このスイッチングノイズの影
響が大きくなる。
【0029】図7から明らかであるように、2次電池2
2への充電を間欠的に行っているため、電話機本体ブロ
ック3が着信待ち受け状態になっても、スイッチングノ
イズの影響を受けない領域(A)がある。したがって、
最悪でもこの領域(A)で、正常な受信動作が可能とな
る(タイミングt1)。そして、この受信により受信状
態となると、充電を中止することにより、正常な通話を
確保することができる(タイミングt2)。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、充電手段により2次電
池に対して間欠的な充電を行うことにより、電話器本体
ブロックが着信待ち受け状態であっても、スイッチング
ノイズの影響を受けない領域により受信波を受信するこ
とができ、充電中であっても電話器本体ブロックが確実
に受信動作に入ることができる。特に、TDMA方式の
電話機に有効である。したがって、充電中であっても、
スイッチングレギュレータから発生するノイズが送受信
に悪影響を与えることをなくし、しかも従来と異なり、
充電台のある場所でなくても、内蔵した充電手段によ
り、AC100Vの交流電源があればどこでも充電を行
うことができる。また、スイッチングノイズの影響を受
けなくすることができるので、充電手段を可能な限り小
型化し、かつ軽量化することができる。したがって、小
型、軽量化された充電手段を通信装置への内蔵に適する
ものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るPHPの一実施例の全体構成図で
ある。
【図2】電話機本体ブロックの詳細な構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】TDMA/TDDの通信方式を説明する図であ
る。
【図4】着信待ち受け時の制御のLCCHスーパーフレ
ームの構成例を示す図である。
【図5】着信群P1のバッテリーセービング方法を示す
図である。
【図6】PHPでの充電動作を説明するタイミングチャ
ートである。
【図7】FDMA方式での充電動作を説明するタイミン
グチャートである。
【符号の説明】
1 コンセント充電器部 2 電源部 3 電話機本体ブロック 11 栓刃 12 AC/DCコンバータ 13 充電回路 22 2次電池 31 制御部 42 高周波部 43 モデム 44 TDMA信号処理部 45 スピーチコーディック 46 PCMコーディック

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に2次電池を備えた通信装置におい
    て、 前記2次電池を間欠的に充電する充電手段を有すること
    を特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 内部に2次電池を備え、時分割多重方式
    で通信する通信装置において、 前記2次電池を時分割多重方式に基づいて間欠的に充電
    する充電手段を有することを特徴とする通信装置。
JP25219393A 1993-09-13 1993-09-13 通信装置 Pending JPH0787678A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25219393A JPH0787678A (ja) 1993-09-13 1993-09-13 通信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25219393A JPH0787678A (ja) 1993-09-13 1993-09-13 通信装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0787678A true JPH0787678A (ja) 1995-03-31

Family

ID=17233800

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25219393A Pending JPH0787678A (ja) 1993-09-13 1993-09-13 通信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0787678A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012157337A1 (ja) * 2011-05-16 2012-11-22 Necカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社 処理装置、充電システム、充電方法及びプログラム
JP2015023683A (ja) * 2013-07-19 2015-02-02 日東電工株式会社 回路基板及びそれを備えた携帯機器
US9014294B2 (en) 2010-01-12 2015-04-21 Megachips Corporation Communication system, communication apparatus, and communication integrated circuit

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9014294B2 (en) 2010-01-12 2015-04-21 Megachips Corporation Communication system, communication apparatus, and communication integrated circuit
WO2012157337A1 (ja) * 2011-05-16 2012-11-22 Necカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社 処理装置、充電システム、充電方法及びプログラム
JP2015023683A (ja) * 2013-07-19 2015-02-02 日東電工株式会社 回路基板及びそれを備えた携帯機器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5636243A (en) Interterminal direct communication in digital mobile communication system
US5748621A (en) Digital mobile communication system
JP3655057B2 (ja) Cdma送信装置及びcdma送信方法
WO1997036386A1 (fr) Terminal portatif
JPH0787678A (ja) 通信装置
JP3395319B2 (ja) 時分割送受信方式の送受信装置
JPH09261740A (ja) ディジタル無線通信装置
JPH0767182A (ja) マルチチャンネルアクセス方式の無線電話装置
KR20010103454A (ko) 무선가입자망 시스템의 휴대용 단말장치
JP2001028779A (ja) 移動通信システムおよびその制御方法
WO1999016190A1 (en) Equipment and method for radio communication
JPH0984117A (ja) コードレス電話装置の子機及び親機並びにコードレス電話装置
JPH08172375A (ja) 携帯型無線通信システム及び方法
JP3326314B2 (ja) 簡易型携帯電話機
JP3225144B2 (ja) ディジタルコードレス電話装置
JP3665465B2 (ja) 移動通信端末装置
JP3738056B2 (ja) コードレス電話
JPH1065600A (ja) 移動通信装置および移動通信装置の無線回線切換制御方法
JPH08293813A (ja) 電圧制御回路
JP2001169033A (ja) 情報処理装置および情報処理方法、並びに通信端末装置
JPH08274846A (ja) 携帯無線通信装置
JP3482726B2 (ja) 簡易型携帯電話機
JPH1042363A (ja) 無線通信システム、無線通信システムの基地局および端末
JPH07288868A (ja) コードレス電話システム
JPH08125744A (ja) デジタルコードレス電話装置