JP3326314B2 - 簡易型携帯電話機 - Google Patents

簡易型携帯電話機

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JP3326314B2
JP3326314B2 JP30783795A JP30783795A JP3326314B2 JP 3326314 B2 JP3326314 B2 JP 3326314B2 JP 30783795 A JP30783795 A JP 30783795A JP 30783795 A JP30783795 A JP 30783795A JP 3326314 B2 JP3326314 B2 JP 3326314B2
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、デジタル無線通信
を行う携帯型の電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年無線周波数帯の有効利用を目的とし
た移動体通信システムが盛んに研究されている。現行の
PHS(パーソナルハンディホン:第二世代コードレス
電話システム)では周波数帯の有効利用をTDMA/TDD(Tim
e Division Multiple Access /Time Division Duplex)
方式の無線通信によって実現している。次に図8の模式
図、図9の説明図を参照しながらPHSにおける無線通
信について説明を行う。図8はPHSによって構成され
る無線通信システムを示す模式図であり図9はTDMA
/TDD方式におけるタイムスロットの割り当てを示す
図である。
【0003】図8において基地局はCSと略記している。
また簡易型携帯電話機に相当する移動局はPSと略記して
いる。図中の基地局101は円内に描かれているがこの
円は基地局101の無線ゾーンを表している。移動局1
31〜134は何れもこの円の中に描かれているので基
地局101の配下に置かれている。図9に示すようにP
HSにおいてTDMAフレームを構成するスロットは
(図中の上りスロット1、2、3、4、下りスロット
1、2、3、4)、上り下りのスロット1なら移動局1
31、上り下りスロット2なら移動局132、上り下り
スロット3なら移動局133というように、それぞれが
配下の移動局に割り当られている。この上り下りの1対
のスロットがPHSにおける通信用チャネルでありこれ
らにおいて独立した通信が実現できる。この上りと下り
の一対には1から4までのスロット番号が割り当られ通
信用チャネルは、このスロット番号で指示される。この
スロット番号で示すようにPHSでは一の無線搬送波を
4つの移動局で利用できる。そのため周波数帯の利用効
率が4倍になっている。
【0004】PHSの場合1タイムスロット長は625
μsecでありTDMAフレーム長は5msecである。1つ
のタイムスロットは240ビットの伝送容量を有しその
内の160ビットが音声データの伝送に割り当られ、残
りのビットエリアが無線に関する各種制御情報の伝送に
割当られる。移動局134からしてみれば常時受信処
理、送信処理を行う必要はなく自局に割り当られた上り
タイムスロット−4、下りタイムスロット−4の時間域
のみ受信処理及び送信処理を行えばよい。受信処理及び
送信処理が間欠的で済みから変調器や増幅器、復調器へ
の給電は上りタイムスロット−4、下りタイムスロット
−4に割り当られた時間域のみ行えばよい。このように
各移動局が自局に割り当られた時間域のみ給電すると6
25μsec×2/5msecの計算により電力消費は約1/
4で済む。
【0005】移動局は携帯電話タイプであるから変調器
や増幅器、復調器は内蔵している充電電池によって給電
されるが上記のような間欠的な給電は通話における充電
電池の消耗を約1/4にする。その結果通話可能時間
(1回あたりの充電で通話できる時間)がより長くなり
持ち運びに非常に便利になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の携
帯電話機を用いて受け付け業務を行う場合、実際の通話
時間がごく僅かであるのに、保留状態における電力消費
によって何時の間にか通話可能時間が短くなっていると
いう状況が生じる。移動局における保留機能では保留状
態を示すメロディを相手側に流し、その合間に内線番号
の入力待ちを行って電話を取り次ごうとする。一方保留
メロディが流れている間相手側の話者は受話器を耳にあ
てながらそのメロディが途切れるのを待っており、保留
側で電話の取り次ぎや保留解除の操作が行われると通話
を再開する。保留メロディが途切れるのを待っている間
相手側は無音状態になる。保留側へは無音状態の音声デ
ータが送信されて来る訳だがこの無音状態の音声データ
を保留側は通常通りに受信する。無音音声が送信されて
来るというのに保留側は通常通り受信を行うので無音音
声の受信のための電力消費によって通話可能時間が短く
なってしまう。通話に必要な書類を手元に用意する場合
や相手側には知られたくない内容を通話の際中に相談す
る場合にも保留機能は用いられるがこれらの多用でも電
力消費は通常の通話時と変わりなく発生する。
【0007】本発明は上記問題点に鑑み保留状態におけ
る省電力化を実現でき、受け付け業務等での通話可能時
間を伸ばすことができる携帯電話機を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、無線搬送波上で時分割多重
された下りタイムスロットによって基地局が発したデー
タを受信する受信手段と、本機に割り当てられた下りの
タイムスロットの時間域を含む短時間だけ間欠的に受信
手段に給電する給電手段と、操作者からの保留の指示を
受け付ける受付手段とを有する簡易型携帯電話機におい
て、保留についての指示を受付手段が受け付けると、給
電手段による受信手段への間欠的な給電のうち所定回数
の給電を間引く間引き手段を備えることを特徴としてい
る。
【0009】また請求項2に記載の発明は前記給電手段
は、下りタイムスロットに割り当られた時間域に相当す
るパルス幅を持ったタイミングパルスを発生するタイミ
ングパルス発生部と、装置駆動電源と受信手段との間に
介在され、タイミングパルス発生部が発生したタイミン
グパルスのパルス幅に相当する期間中駆動電源と受信手
段とを電気的に接続する接続部とを備え、前記間引き手
段は操作者からの保留指示を受付手段が受け付けるとタ
イミングパルス発生部が発生するタイミングパルスをカ
ウントし、数パルスを計数する毎に1パルスを出力する
カウンタを有することを特徴としている。
【0010】また請求項3に記載の発明は前記受信手段
は、受信電界強度を測定する測定部を備え、前記簡易型
携帯電話機は更に、受信電界強度が所定基準を下回って
いると測定される期間のみ受信手段に対する給電の間引
きを禁止する禁止手段を備えることを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態に係る
無線電話装置の構成を示す構成図である。携帯電話機は
図1に示す電源ブロック3、受信側給電ゲート4、送信
側給電ゲート5、制御部6、マンマシンI/F制御部7、
保留信号再生部8、音声符号化回路9、アンテナスイッ
チ部16及び間引き回路18をポケットサイズの筐体内
に高密度に実装している。話者がこの筐体を把持して顔
に近づけると耳元に図中のスピーカ51が近づき口元に
マイク52が近づくようになっている。筐体表面のパネ
ルには電話番号押下のためのテンキー53や保留状態指
定/解除の指示を受け付ける保留ボタン54、通話ボタ
ン55等が配されている。また筐体の背面は一部取り外
し式になっており取り外すと収納スペースに収納されて
いる充電電池を着脱することができる。本携帯電話機は
図8に示した移動局として機能し、多数の基地局から構
成されるPHSのエリア内で無線通信を行うことができ
る。
【0012】復調+データ分離部10・受信IF回路11
・受信RF回路12は受信処理を担う受信部1を構成し、
変調+データ合成部13・送信IF回路14・送信RF回路
15は送信処理を担う送信部2を構成する。受信部1及
び送信部2はアンテナスイッチ部16によって交互にア
ンテナを用いている。受信部1を構成する復調+データ
分離部10・受信IF回路11・受信RF回路12と電源ブ
ロック3との間には受信側給電ゲート4が介在し、送信
部2を構成する変調+データ合成部13・送信IF回路1
4・送信RF回路15と電源ブロック3との間には送信側
給電ゲート5が介在している。以上の受信部1及び送信
部2の送受信処理は制御部6が内蔵しているPLL周波
数シンセサイザ17が発生する基準クロックと同期して
行われる。
【0013】受信部1において受信RF回路12はアンテ
ナからの入力信号の中から高周波成分(RF成分)だけを
通過させ、増幅した後に出力する。受信IF回路11はP
LL周波数シンセサイザ17の発振信号を受けて作り出
された基準クロック信号と出力されたRF信号とをミキ
シングして中間周波数(IF)帯域の信号を生成する。復
調+データ分離部10は中間周波数信号をπ/4シフト
4相QPSKを用いて復調し、制御データと音声データ
とに分離して制御部6及び音声符号化回路9に振り分け
る。また受信RF回路12はアンテナの受信レベルを測定
し、測定結果を制御部6に伝える測定部(図示せず)を
備えており、制御部6はこの測定部によって現在の受信
電界強度を把握している。
【0014】送信部2において変調+データ合成部13
は送信音声データ及び送信制御データを合成し合成デー
タをπ/4シフト4相QPSKによってIF帯域の信号
に変調する。送信IF回路14は変調されたIF帯域信号
の増幅を行い送信RF回路15は増幅された信号と基準ク
ロック信号とのミキシングを行ってミキシングされた信
号からRF帯の周波数成分だけを取り出し増幅した後に
アンテナに出力する。
【0015】電源ブロック3はカートリッジタイプのNi
-Cd、ニッケル水素、リチウムイオン等の充電電池、該
充電電池を収納するケース、充電電池の電極を接続する
アダプタ、及び保護回路からなり受信側給電ゲート4、
送信側給電ゲート5がオンの状態のみ受信部1及び送信
部2を給電する。受信側給電ゲート4はパワーMOSFET等
のスイッチング素子であり、受信ゲート信号がゲート端
子に印加されることによりオン/オフが切り替わる。同
じく送信側給電ゲート5もパワーMOSFET等のスイッチン
グ素子であり、送信ゲート信号がゲート端子に印加され
ることによりオン/オフが切り替わる。
【0016】制御部6はTDMA処理や位置登録、呼接続、
呼切断、加入者登録等のレイヤ3の機能を制御する本携
帯電話機の中枢である。また制御部6はその内部にPL
L周波数シンセサイザ17を備え、基準クロック信号、
受信ゲート信号及び送信ゲート信号を発生する。図2は
上り下りタイムスロットと、送信ゲート信号及び受信ゲ
ート信号との対応を説明する図である。受信ゲート信号
及び送信ゲート信号は波長が5msec程度でパルス幅がタ
イムスロット長を示す625μsecより多少長めになってい
る。このパルスの立ち上がりは図示するように図9に示
したタイムスロットが基地局から送信されてくるタイミ
ングより多少前に設定されている。そのためこの受信ゲ
ート信号によって下りタイムスロットが送信されてくる
タイミングが受信側給電ゲート4に指示される。ところ
でPLL周波数シンセサイザ17が有する水晶発振器は
温度変化の影響を受け易い。この影響によって本電話機
内では基準クロック信号、送信ゲート信号、受信ゲート
信号の位相が僅かずつずれる。そのため制御部6は基地
局からのタイムスロットが含んでいる1001からなる4ビ
ット長パタンを受信して、このパタンを受信したタイミ
ングでPLL周波数シンセサイザ17を起動させて位相
ずれを補償している。
【0017】マンマシンI/F制御部7はテンキ−53、
保留ボタン54、通話ボタン55を接続したキーマトリ
ックス、液晶ディスプレィ、LEDを有し、電話番号の入
力や保留状態指示、オンフック、オフフックの指定を受
け付ける。また保留が指示されると液晶に『ホリュウチ
ュウ』というキャラクタを表示し、LEDを赤く灯す。こ
れらで保留状態である旨を表示する。更に制御部6は保
留ボタン54の押下時に受信側給電ゲート4及び保留信
号再生部8へと保留期間信号を出力する。
【0018】保留信号再生部8は保留メロディあるいは
保留状態を音声でアナウンスする保留メッセージを記憶
するROMを内蔵し、保留期間信号の立ち下がりに応じて
これらの保留メロディ、保留メッセージを読み出して音
声符号化回路9に出力する。音声符号化回路9は、AD
PCM/PCMによってアナログ・ディジタルの双方向
変換を行い、マイク51からの音声入力やスピーカ52
への音声出力を行う。他にも着呼を知らせためのリンガ
鳴動及び回線接続などの制御を行う。更に保留信号再生
部8から保留メロディ、保留メッセージが出力される
と、これを送信音声データとして変調+データ合成部1
3に出力する。
【0019】間引き回路18は受信ゲート信号が発した
受信ゲート信号を間引くものであり図3に示す内部構成
を有する。図3における2ビットカウンタ41のチップ
イネーブル端子(CE端子)はANDゲート43を介して保
留期間信号を入力し、保留期間信号がLowになると2ビ
ットカウンタ41はカウント動作を開始する。2ビット
カウンタ41は受信ゲート信号が含むパルスを計数する
ものであり0〜3の計数値を2つ出力端子から出力す
る。ANDゲート42は出力端子が両方ともLowのとき、言
い換えると2ビットカウンタ41が0を計数したときの
み開くゲート回路である。詳しく言うとANDゲート42
は2ビットカウンタ41が1〜3を計数している間は閉
じてビットカウンタ41が0を計数すれば開く。このAN
Dゲート42の動作によって2ビットカウンタ41が0
を計数する度にANDゲート42からパルスが1つ出力さ
れる。このようなANDゲート42の開閉によって入力:
出力が4:1になるので結局のところ受信ゲート信号の
パルスは4個から1個に間引かれることになる。受信ゲ
ート信号が4から1つに間引かれると受信側給電ゲート
4がオンになる回数も4つから1つに減る。受信側給電
ゲート4のオン回数が減ると受信部1への給電回数が4
→1に間引かれたことになる。本実施形態では2ビット
カウンタを設けたため受信部1への給電回数が4→1に
なったがmビットのカウンタを設ければ給電の間引きが
m→1になることはいうまでもない。保留期間信号と
共にANDゲート43に加えられている解除信号は通常はH
ighであるが間引き動作を禁止する必要がある場合のみL
owになる信号であり、解除信号がLowになるとたとえ保
留期間信号がLowであってもANDゲート43が閉じられて
しまう。ANDゲート43が閉じられるとそれと共に2ビ
ットカウンタ41のカウント動作は停止する。
【0020】電力消費を図る際受信ゲート信号のパルス
をどれだけ間引くかが問題点となるが、この間引き処理
は基地局との同期を維持できる範囲に留めておくのが賢
明である。同期が外れる程間引きを行えば保留状態が解
除しても再度基地局に対して位置登録や呼接続を行わね
ばならず電源を切った場合と同様のロスが生じるからで
ある。
【0021】基地局との同期維持のためには先に述べた
ようにPLLを起動することによって位相ずれを補償す
る必要があるが、位相ずれで支障が生じるのは位相が約
1.3μsec以上ずれた場合であり、これを越えない限り受
信動作を間引くことは可能となる。上記の4:1の入出
力比は以上の位相ずれを鑑みて設定されている。次に図
4を参照しながらに間引き回路18による間引き処理つ
いて説明を行う。図4は間引き回路18における入出力
を示すタイムチャートである。
【0022】矢印y1では受信ゲート信号のパルスが2
ビットカウンタ41からそのままスルー出力されてい
る。ところが矢印y2での立ち上がりによって保留期間
信号がLowになってからは受信ゲート信号22のパルス
のうち、2ビットカウンタ41の出力に表れるのは矢印
y3、y4に示すパルスのみである。2ビットカウンタ
41の出力によって4:1の比率で受信ゲート信号が間
引かれていることが判る。本図において保留期間信号は
矢印y5の立ち上がりでLowからHighに切り替っているが
この切り替りによって矢印y6に示すように受信ゲート信
号がスルー出力されている。これは保留期間信号の立ち
上がりによって2ビットカウンタ41の動作が禁止され
たためであり操作者からの保留解除指示で受信ゲート信
号の間引きが解除されていることがわかる。
【0023】間引き処理監視部19は前記測定部から通
知された受信電界強度を取得してこれが閾値を下回れば
解除信号をLowに切り替える。逆に上回れば解除信号をH
ighに切り替える。いわば受信電界強度の低下に応じて
間引きによる省力化を禁止するのである。このような間
引き禁止が必要となるのは通信用チャネルTchの切り替
えを行うためである。携帯電話機が基地局の無線ゾーン
から遠退いていけば受信電界強度が低下してしまう。同
様に基地局同士の無線ゾーンの競合したり直接波と間接
波とが干渉すれば受信電界強度が低下してしまう。この
場合通信を継続するために必要となるのが先に述べた通
信用チャネル切り替えである。通信用チャネルを切り替
える場合移動局は基地局と連携して図5に示すシーケン
スを行う。本図はPHSの標準規格RCR−STD28に記載さ
れているレイヤ3のハンドオーバ時の通信用チャネル切
り替えシーケンスであるが、非同期平衡モード設定コマ
ンド(SABM)、呼設定メッセージ、呼設定メッセー
ジ、機能要求メッセージ等のレイヤ3メッセージが移動
局−基地局間で送受信されている。これらのレイヤ3メ
ッセージはSACCH(SLow Added Control CHannel)ある
いはFACCH(Fast Added Control CHannel)という制御
チャネルによって伝送される。タイムスロットとSACCH
のフレーム構成との対応を図6に示す。図6を参照する
とSACCHは連続するタイムスロットで一つのフレームを
構成していることがわかる。そのためSACCHを用いる場
合タイムスロットは間引けないこともわかる。このよう
な事情のため間引き処理監視部19は受信電界強度に応
じて解除信号を出力して間引きの要否を切り替える。
【0024】以降図7のフロ−チャ−トを参照しながら
間引き監視処理について詳細に説明する。本フロ−チャ
−トはステップ9の判定がYesとなるまでステップ2〜
ステップ8の処理が繰り返されるループ構造になってい
る。またステップ5〜ステップ8はステップ4において
変数iが4をカウントする度に実行される。この変数iは
受信ゲート信号のパルス数のカウントのための変数であ
りステップ2において初期化がなされる。
【0025】保留期間信号が立ち下がっため間引き処理
監視部19は既に起動している。ステップ1では、間引
き処理監視部19は保留監視制御用の閾値C_RSS1を設定
する。ステップ1の実行後、ステップ2に移行する。ス
テップ2ではRSS1モニタ処理を開始し変数iを=0と設定
する。ステップ2の実行後ステップ3に移行する。ステ
ップ3では変数iをインクリメントし、ステップ4に移
行する。ステップ4では変数iの値が4を越えたか否か
を判定する。2ビットカウンタ41によって0から2ま
でパルス数がカウントされている間ステップ3及びステ
ップ4のループ処理は巡回し、パルス数が4になれば
『変数i=4』となるのでステップ5に移行する。ステ
ップ5では受信スロットの受信電界強度:RSSiを測定す
る。ステップ5の実行後、ステップ6に移行して測定さ
れた受信電界強度RSSiが閾値C_RSSIを越えたかを判定す
る。越える場合はステップ8で解除信号をHighにするが
越えない場合はステップ7で解除信号をLowにしてANDゲ
ート42を閉じ、2ビットカウンタ41のカウント動作
を停止する。これによって間引き回路18による間引き
動作が停止する。停止中制御部6は図5のシーケンス図
に示した通信用チャネル切り替えシーケンスを最寄りの
基地局と連携して行い通信用チャネルを切り替える。制
御部6が切り替えシーケンスを終え通信用チャネルが切
り替ると通信用チャネルの受信電界強度が回復しステッ
プ6でYesと判定される。Yesと判定されたことによって
ステップ7で解除信号がHighに設定され間引き処理監視
部19による間引きが再開する 続くステップ8ではオフフック押下を監視して通話終了
操作がなされたか否かを判定する。もしなされると処理
を終了するがなされなければステップ2に戻って監視処
理を継続する。
【0026】以上のように本実施形態によれば、保留期
間信号の立ち上がり、立ち下がりに応じて保留状態は受
信部1に対する間欠的な給電を間引くため保留状態にお
ける電力消費を低減させることができる。故に保留機能
が多く用いられる場合には電力消費が低く済み連続通話
時間を伸ばすことができる。更に基地局から基地局へと
持ち運ばれる場合には受信電界強度の低下に基づき間引
きを禁止するので、間引きによる省力化はハンドオーバ
時の通信用チャネル切り替えに何の支障もきたさない。
【0027】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の簡易型携帯
電話機によれば保留が指定されている期間は受信手段に
対する間欠的は給電を間引くため保留状態における電力
消費を伝送させることができる。保留機能が多く用いら
れる場合には電力消費が低く済み連続通話時間を伸ばす
ことができる。
【0028】また請求項3記載の簡易型携帯電話機によ
れば基地局から基地局へと持ち運ばれる場合には受信電
界強度の低下に基づき間引きを禁止するので、間引きに
よる省力化はハンドオーバ時の通信用チャネル切り替え
に何の支障もきたさない。
【図面の簡単な説明】
【図1】携帯電話機の内部構成を示す図である。
【図2】上り下りタイムスロットと、送信ゲート信号及
び受信ゲート信号との対応を説明する図である。
【図3】間引き回路18の内部構成を示す図である。
【図4】間引き回路18における入出力を示すタイムチ
ャートである。
【図5】RCR−STD28に記載されているハンドオーバ時の
通信用チャネル切り替のシーケンスを示す図である。
【図6】タイムスロットとSACCHのフレーム構成との対
応を示す図である。
【図7】間引き処理監視部19の処理内容を示すフロ−
チャ−トである。
【図8】PHSによって構成される無線通信システムを
示す模式図である。
【図9】TDMA/TDD方式におけるタイムスロット
の割り当てを示す図である。
【符号の説明】
1 受信部 2 送信部 3 電源ブロック 4 受信側給電ゲート 5 送信側給電ゲート 6 制御部 7 マンマシンI/F制御部 8 保留信号再生部 9 音声符号化回路 10 復調+データ分離部 11 受信IF回路 12 受信RF回路 13 変調+データ合成部 14 送信IF回路 15 送信RF回路 16 アンテナスイッチ部 17 PLL周波数シンセサイザ 18 間引き回路 19 間引き処理監視部 41 2ビットカウンタ 42 ANDゲート 43 ANDゲート 51 スピーカ 52 マイク 53 テンキー 54 保留ボタン 55 通話ボタン 101 基地局 131 移動局 131〜134 移動局
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 1/00 H04B 7/26

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線搬送波上で時分割多重された下りタ
    イムスロットによって基地局が発したデータを受信する
    受信手段と、本機に割り当てられた下りのタイムスロッ
    トの時間域を含む短時間だけ間欠的に受信手段に給電す
    る給電手段と、操作者からの保留の指示を受け付ける受
    付手段とを有する簡易型携帯電話機において、 保留についての指示を受付手段が受け付けると、給電手
    段による受信手段への間欠的な給電のうち所定回数の給
    電を間引く間引き手段を備えることを特徴とする簡易型
    携帯電話機。
  2. 【請求項2】 前記給電手段は、 下りタイムスロットに割り当られた時間域に相当するパ
    ルス幅を持ったタイミングパルスを発生するタイミング
    パルス発生部と、 装置駆動電源と受信手段との間に介在され、タイミング
    パルス発生部が発生したタイミングパルスのパルス幅に
    相当する期間中駆動電源と受信手段とを電気的に接続す
    る接続部とを備え、 前記間引き手段は、 操作者からの保留指示を受付手段が受け付けるとタイミ
    ングパルス発生部が発生するタイミングパルスをカウン
    トし、数パルスを計数する毎に1パルスを出力するカウ
    ンタを有することを特徴とする請求項1記載の簡易型携
    帯電話機。
  3. 【請求項3】 前記受信手段は、受信電界強度を測定す
    る測定部を備え、 前記簡易型携帯電話機は更に、 受信電界強度が所定基準を下回っていると測定される期
    間のみ受信手段に対する給電の間引きを禁止する禁止手
    を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の簡易
    型携帯電話機。
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