JPH0786438A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH0786438A
JPH0786438A JP5224498A JP22449893A JPH0786438A JP H0786438 A JPH0786438 A JP H0786438A JP 5224498 A JP5224498 A JP 5224498A JP 22449893 A JP22449893 A JP 22449893A JP H0786438 A JPH0786438 A JP H0786438A
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JP
Japan
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floating gate
charge storage
storage electrode
region
gate
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5224498A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Ishikawa
清志 石川
Kiyohiko Sakakibara
清彦 榊原
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Publication of JPH0786438A publication Critical patent/JPH0786438A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電荷蓄積電極への電子の注入効率および電荷
蓄積電極からの電子の引抜き効率を高めて書込特性およ
び消去特性を向上させることが可能な半導体記憶装置を
提供する。 【構成】 p型シリコン基板1とフローティングゲート
7との間にコントロールゲート5を介在させるように構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体記憶装置に関
し、特に、電気的に情報の書込および消去が可能な半導
体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体記憶装置の1つとして、電
気的に情報の書込および消去が可能なEEPROM(E
lectrically Erasable and
Programmable Read Only Me
mory)が知られている。これらは、たとえばVLS
Iテクノロジー入門(平凡社,図1−35,p39)な
どに開示されている。図24は、そのような開示された
従来のEEPROMを示した断面構造図である。
【0003】図24を参照して、従来のEEPROMで
は、p型シリコン基板251の主表面上の所定領域にチ
ャネル領域258を挟むように所定の間隔を隔ててドレ
イン領域252とソース領域253とが形成されてい
る。チャネル領域258上およびソース領域253上に
は酸化膜254を介して不純物がドープされたポリシリ
コンからなるフローティングゲート255が形成されて
いる。フローティングゲート255上には酸化膜256
を介して不純物がドープされたポリシリコンからなるコ
ントロールゲート257が形成されている。コントロー
ルゲート257およびフローティングゲート255を覆
うように酸化膜259が形成されている。
【0004】図25は、従来のEEPROMの書込動作
の一例を説明するための模式図であり、図26は書込動
作の他の例を説明するための模式図である。また図27
は従来のEEPROMの消去動作を説明するための模式
図である。図25〜図27を参照して、次に従来のEE
PROMの動作について説明する。
【0005】まず、図25を参照して、従来の書込動作
の一例について説明する。この例では、コントロールゲ
ートにたとえば+20Vの正電圧、ドレイン領域252
にたとえば+10Vの正電圧、ソース領域253に0V
の電圧をそれぞれ印加する。これにより、メモリトラン
ジスタをオンさせてチャネル領域258を流れる高エネ
ルギ電子がドレイン領域252近傍からフローティング
ゲート255に注入される。
【0006】次に、図26を参照して、書込動作の他の
例について説明する。この他の例では、コントロールゲ
ート257にたとえば+20Vの正電圧、ドレイン領域
252に−10Vの負電圧、ソース領域253に0Vの
電圧をそれぞれ印加する。この例ではメモリトランジス
タをオンさせずにフローティングゲート255とドレイ
ン領域252との間の高電界によるFNトンネル電流を
利用してフローティングゲート255に電子を注入す
る。
【0007】次に、図27を参照して、従来のEEPR
OMの消去動作について説明する。消去動作において
は、コントロールゲート257に−10Vの負電圧、ド
レイン領域252に0Vの電圧、ソース領域253に+
10Vの正電圧をそれぞれ印加する。これにより、フロ
ーティングゲート255とソース領域253との間にF
Nトンネル電流を流させ、フローティングゲート255
からドレイン領域253に向かって電子を引抜く。
【0008】なお、読出動作としては、コントロールゲ
ート257にたとえば5Vの電圧を印加してメモリトラ
ンジスタがオンするか否かによって0または1に対応す
るデータが読出される。すなわち、フローティングゲー
ト255に電子が蓄積されている状態(書込状態)か否
かによってコントロールゲート257に5Vを印加した
場合にメモリトランジスタがオンするかオフのままであ
るかが異なる。これを利用してデータの読出が行なわれ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のEEPROMで
は、図24〜図27に示したように、フローティングゲ
ート255の上方に設けられたコントロールゲート25
7に正または負の高電圧を印加することによってフロー
ティングゲート255とドレイン領域252またはソー
ス領域253との間に高電界を発生させて書込または消
去動作を行なっていた。
【0010】つまり、コントロールゲート257に正ま
たは負の高電圧を印加することによって間接的にフロー
ティングゲート255の電位を制御する。そして、フロ
ーティングゲート255とドレイン領域252またはソ
ース領域253との電位差によって高電界を発生させて
書込または消去動作を行なう。ところが、この場合に、
フローティングゲート255の電位はコントロールゲー
ト257の電位の約半分程度に低下するため、コントロ
ールゲート257に高電圧を印加したとしてもフローテ
ィングゲート255を高い電位にするのは困難であっ
た。この結果、フローティングゲート255とドレイン
領域252またはソース領域253との間の電位差を有
効に高めることが困難であった。
【0011】このため、従来では、フローティングゲー
ト255とドレイン領域252またはソース領域253
との間の電界をより高めるのは困難であった。この結
果、従来では、書込特性(フローティングゲート255
への電子の注入効率)および消去特性(フローティング
ゲート255からの電子の引抜き効率)を向上させるこ
とが困難であった。
【0012】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、請求項1〜5に記載の発明の目
的は、半導体記憶装置において、書込特性および消去特
性を向上させることである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1〜3における半
導体記憶装置は、電気的に情報の書込および消去が可能
な半導体記憶装置であって、主表面を有する第1導電型
の半導体基板と、その半導体基板の主表面上にチャネル
領域を挟むように所定の間隔を隔てて形成された第2導
電型の1対の不純物領域と、チャネル領域上に第1の絶
縁膜を介して形成された制御電極と、その制御電極上に
第2の絶縁膜を介して形成された電荷蓄積電極とを備え
ている。なお、好ましくは、上記した制御電極を2以上
に分岐して形成するのがよい。さらに、上記した制御電
極を電子が通過できる程度の厚みで形成してもよい。
【0014】請求項4における半導体記憶装置は、電気
的に情報の書込および消去が可能な半導体記憶装置であ
って、主表面を有する第1導電型の半導体基板と、その
半導体基板の主表面上にチャネル領域を挟むように所定
の間隔を隔てて形成された第2導電型の1対の不純物領
域と、チャネル領域上に第1の絶縁膜を介して形成され
た電荷蓄積電極と、その電荷蓄積電極上に第2の絶縁膜
を介して形成された制御電極とを備えている。そして、
その電荷蓄積電極は2以上に分岐して形成されている。
【0015】請求項5における半導体記憶装置は、電気
的に情報の書込および消去が可能な半導体記憶装置であ
って、主表面を有する第1導電型の半導体基板と、その
半導体基板の主表面上にチャネル領域を挟むように所定
の間隔を隔てて形成された第2導電型の第1および第2
の不純物領域と、チャネル領域上に第1の絶縁膜を介し
て形成された電荷蓄積電極と、電荷蓄積電極上に第2の
絶縁膜を介して形成された制御電極とを備えている。そ
して、電荷蓄積電極は第1の不純物領域側と第2の不純
物領域側とでその不純物濃度が異なる。
【0016】
【作用】請求項1〜3に係る半導体記憶装置では、チャ
ネル領域上に第1の絶縁膜を介して制御電極が形成さ
れ、その制御電極上に第2の絶縁膜を介して電荷蓄積電
極が形成されているので、電荷蓄積電極と不純物領域と
の間に高電圧が印加される制御電極が介在する構成とな
り、電荷蓄積電極と不純物領域との間の電界が従来に比
べて高められる。これにより、従来に比べて電荷蓄積電
極への電子の注入効率および電荷蓄積電極からの電子の
引抜き効率が向上される。なお、上記制御電極を2以上
に分岐するように形成すれば、電荷蓄積電極と不純物領
域との間の電子の流れがより円滑になり、電子の注入効
率および引抜き効率がより高められる。また、上記した
制御電極を電子が通過できる程度の厚みで形成すること
によっても、電荷蓄積電極と不純物領域との間の電子の
流れが円滑になり、電子の注入効率および引抜き効率が
高められる。
【0017】請求項4に係る半導体記憶装置では、チャ
ネル領域上に第1の絶縁膜を介して電荷蓄積電極が形成
され、その電荷蓄積電極上に第2の絶縁膜を介して制御
電極が形成され、さらに上記した電荷蓄積電極が2以上
に分岐して形成されているので、その分岐している隙間
の部分をドレイン領域に相当する一方の不純物領域の端
部の上方に位置するように形成すれば、電子の注入時に
一度酸化膜に注入された電子がドレイン領域に引き戻さ
れるのが有効に防止される。これにより、従来に比べて
電子の注入効率(書込特性)が向上される。
【0018】請求項5に係る半導体記憶装置では、チャ
ネル領域上に第1の絶縁膜を介して電荷蓄積電極が形成
され、その電荷蓄積電極上に第2の絶縁膜を介して制御
電極が形成され、さらに上記した電荷蓄積電極がその第
1の不純物領域側と第2の不純物領域側とで不純物濃度
が異なるように形成されているので、その異なる不純物
濃度の境界面において接触電位差による電位差が生じ
る。これにより、電荷蓄積電極のうちの第1の不純物領
域側(ドレイン領域側)の電位が第2の不純物領域側
(ソース領域側)の電位よりも容易に高電位に設定され
る。この結果、電荷蓄積電極の全体が等電位の場合に比
べて第1の不純物領域(ドレイン領域)からの電子の注
入がより容易になるとともに、第2の不純物領域(ソー
ス領域)への電子の引抜きもより容易になる。これによ
り、電子の注入効率および引抜き効率が従来に比べて向
上される。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0020】図1は本発明の第1実施例によるEEPR
OMを示した断面図であり、図2は図1に示したEEP
ROMのフローティングゲートとコントロールゲートと
の重なり状態を示した平面図である。図1および図2を
参照して、この第1実施例のEEPROMでは、p型シ
リコン基板1の主表面上の所定領域にチャネル領域8を
挟むように所定の間隔を隔ててドレイン領域2およびソ
ース領域3が形成されている。チャネル領域8上の所定
領域には酸化膜4を介在して2又に分岐されたコントロ
ールゲート5が形成されている。コントロールゲート5
上には酸化膜6を介して電子を蓄積するためのフローテ
ィングゲート7が形成されている。
【0021】酸化膜4は100Å程度の厚みで形成され
ている。コントロールゲート5は不純物がドープされた
ポリシリコンからなり、その厚みは100Å程度であ
る。酸化膜6は100Å程度の厚みで形成されている。
フローティングゲート7は、不純物がドープされたポリ
シリコンからなり、その厚みは1000Å程度である。
【0022】ここで、この第1実施例では、図24〜図
27に示した従来のEEPROMと異なり、フローティ
ングゲート7とドレイン領域2およびソース領域3との
間に介在するようにコントロールゲート5を形成してい
る。これにより、たとえば書込動作の際にコントロール
ゲート5に従来と同様の高電圧(+20V)を印加した
場合にコントロールゲート5とドレイン領域2との間の
電界が従来に比べて強められ、結果としてフローティン
グゲート7とドレイン領域2との間の電界も強められ
る。これにより、従来に比べてドレイン領域2からフロ
ーティングゲート7への電子の注入が容易となり、書込
特性を向上させることができる。
【0023】また、消去時には、ソース領域3に+20
V、コントロールゲート5に+10Vの電圧をそれぞれ
印加することによって、フローティングゲート7内に蓄
積された電子はコントロールゲート5およびソース領域
3の両方の電界に引っ張られる。これにより、従来に比
べてフローティングゲート7からソース領域3への電子
の引抜き効率が向上される。この結果、消去特性を向上
させることができる。
【0024】なお、この第1実施例では、コントロール
ゲート5を2又に形成しているので、フローティングゲ
ート7への電子の注入およびフローティングゲート7か
らの電子の引抜きの際にコントロールゲート5が電子の
流れを妨げるのを有効に防止することができる。これに
より、効率のよい電子の注入および引抜きを行なうこと
ができる。
【0025】また、この第1実施例の構造は、従来のE
EPROMの構造においてコントロールゲート5とフロ
ーティングゲート7の上下関係を逆にしてコントロール
ゲート5の形状を少し変化させただけである。したがっ
て、従来と同様の製造技術を用いてマスクを少し変化さ
せることにより容易に製造することができる。
【0026】図3は本発明の第2実施例によるEEPR
OMを示した断面図である。図3を参照して、この第2
実施例では、第1実施例と異なりコントロールゲート1
5を3又に形成している。このように構成しても図1に
示した第1実施例と同様の効果を得ることができる。す
なわち、書込および消去時に3又に分岐したコントロー
ルゲート15に所定の電圧を印加することによって、フ
ローティングゲート7とドレイン領域2またはソース領
域3との間の電界が従来に比べて強められ、フローティ
ングゲート7への電子の注入およびフローティングゲー
ト7からの電子の引抜き効率を向上させることができ
る。これにより、書込および消去特性を向上することが
できる。
【0027】図4は本発明の第3実施例によるEEPR
OMを示した断面図である。図4を参照して、この第3
実施例は、図1に示した第1実施例と同様にコントロー
ルゲート25が2又に分岐して形成されている。ただ
し、この第3実施例では、第1実施例と異なり、コント
ロールゲート25の端部の位置がフローティングゲート
7の端部の位置と揃うように形成されている。このよう
に構成することによっても、図1に示した第1実施例と
同様の効果を得ることができる。
【0028】図5は、本発明の第4実施例によるEEP
ROMを示した断面図である。図5を参照して、この第
4実施例では、図3に示した第2実施例と同様に、コン
トロールゲート35が3又に分岐して形成されている。
ただし、この第4実施例では、第2実施例と異なり、外
側のコントロールゲート35の端部の位置がフローティ
ングゲート7の端部の位置に揃うように形成されてい
る。このように構成することによっても、第2実施例の
EEPROMと同様の効果を得ることができる。
【0029】図6は、本発明の第5実施例によるEEP
ROMを示した断面図である。図6を参照して、この第
5実施例では、第1および第3実施例と同様にコントロ
ールゲート45が2又に分岐して形成されている。ただ
し、この第5実施例では、一方のコントロールゲート4
5の外側の端部がフローティングゲート7の端部よりも
はみ出して形成されている。このように構成することに
よっても、第1実施例および第3実施例のEEPROM
と同様に書込効率および消去効率を向上させることがで
きる。
【0030】図7は、本発明の第6実施例によるEEP
ROMを示した断面図である。図7を参照して、この第
6実施例では、2又に分岐したコントロールゲート55
の両方の外側の端部がフローティングゲート7の端部よ
りもはみ出して形成されている。このように形成するこ
とによっても、第1実施例、第3実施例、第5実施例の
EEPROMと同様の効果を得ることができる。
【0031】図8は、本発明の第7実施例によるEEP
ROMを示した断面図である。図8を参照して、この第
7実施例では、図3に示した第2実施例と同様に、コン
トロールゲート65が3又に分岐して形成されている。
ただし、この第7実施例では、第2実施例と異なり、3
又に分岐したコントロールゲート65のうちの1本の外
側の端部がフローティングゲート7の端部よりもはみ出
すように形成されている。このように構成することによ
っても、第2実施例および第4実施例と同様に、書込効
率および消去効率を向上させることができる。
【0032】図9は、本発明の第8実施例によるEEP
ROMを示した断面図である。図9を参照して、この第
8実施例では、3又に分岐したコントロールゲート75
のうち両端部に位置するコントロールゲート75の外側
の端部がフローティングゲート7の端部よりもはみ出す
ように形成されている。このように形成することによっ
ても、第2実施例、第4実施例、第7実施例と同様の効
果を得ることができる。
【0033】図10は、本発明の第9実施例のEEPR
OMを示した断面図である。図10を参照して、この第
9実施例では、p型シリコン基板101の主表面上の所
定領域にチャネル領域108を挟むように所定の間隔を
隔ててドレイン領域102およびソース領域103が形
成されている。チャネル領域108上には酸化膜104
を介してITOからなり50Å程度の厚みを有するコン
トロールゲート105が形成されている。コントロール
ゲート105上には酸化膜106を介して不純物がドー
プされたポリシリコンからなり1000Å程度の厚みを
有するフローティングゲート107が形成されている。
なお、酸化膜104および106はともに100Å程度
の厚みで形成されている。
【0034】この第9実施例では、コントロールゲート
105を薄膜で形成することによって、フローティング
ゲート107への電子の注入またはフローティングゲー
ト107から電子を引抜く際に酸化膜104および10
6を流れる電子がコントロールゲート105を容易に通
過できるようにしている。これに同時に、この第9実施
例においても、上記した第1〜第8実施例と同様に、p
型シリコン基板101とフローティングゲート107と
の間にコントロールゲート105が介在するように形成
されているので、たとえば書込動作の際にコントロール
ゲート105に従来と同様の高電圧(+20V)を印加
した場合にコントロールゲート105とドレイン領域1
02との間の電界が強められ、結果としてフローティン
グゲート107とドレイン領域102との間の電界も強
められる。これにより、従来に比べてフローティングゲ
ート107に電子が注入されやすくなり、書込効率を向
上させることができる。
【0035】また、消去動作においても、コントロール
ゲート105に+10V、ソース領域103に+20V
の電圧を印加することによって、フローティングゲート
107に蓄積された電子はコントロールゲート105お
よびソース領域103の両方からの電界に引っ張られ
る。この結果、従来に比べてフローティングゲート10
7内の電子が引抜かれやすくなり、消去効率を向上させ
ることができる。
【0036】図11は、本発明の第10実施例によるE
EPROMを示した断面図である。図11を参照して、
この第10実施例では、p型シリコン基板111の主表
面上にチャネル領域118を挟むように所定の間隔を隔
ててドレイン領域112およびソース領域113が形成
されている。チャネル領域118およびドレイン領域1
12上には酸化膜114を介して2又に分岐したフロー
ティングゲート115が形成されている。分岐した2本
のフローティングゲート115の間の部分はドレイン領
域112の側端部の上方に位置するように形成されてい
る。フローティングゲート115上には酸化膜116を
介してコントロールゲート117が形成されている。
【0037】酸化膜114および116はともに100
Å程度の厚みで形成されている。フローティングゲート
115およびコントロールゲート117はともに不純物
がドープされたポリシリコンからなり1000Å程度の
厚みで形成されている。
【0038】ここで、この第10実施例では、フローテ
ィングゲート115を2又に分岐させ、かつその分岐し
た2本のコントロールゲート115の間の部分をドレイ
ン領域112の側端部の上方に位置するように形成する
ことによって、書込効率を向上させることができる。す
なわち、図25に示した従来のEEPROMでは、フロ
ーティングゲート255への電子の注入時に注入が進む
とフローティングゲート255の電位が低下する。フロ
ーティングゲート255の電位が低下すると一度酸化膜
254に注入された電子の一部がドレイン領域252の
電位によって引き戻されるという不都合が生じていた。
【0039】図11に示した第10実施例では、上記の
ような不都合を防止するために、フローティングゲート
115を2又に分岐するとともにその分岐部分をドレイ
ン領域112の側端部の上方に位置するように配置す
る。これにより、フローティングゲート115の左側の
部分が電子の注入時にドレイン領域112に戻ろうとす
る電子流を右側のフローティングゲート115に押し戻
す役割を果たす。この結果、フローティングゲート11
5への電子の注入を効率よく行なうことができる。これ
により、書込効率を向上させることができる。
【0040】図12は、本発明の第11実施例によるE
EPROMを示した断面図である。図12を参照して、
この第11実施例では、上記した第10実施例と同様
に、フローティングゲート125を2又に分岐するとと
もにその分岐部分をドレイン領域112の側端部の上方
に位置するように配置する。ただし、この第11実施例
では、上記した第10実施例と異なり、コントロールゲ
ート127のp型半導体基板111の主表面に沿った方
向の長さを右側のフローティングゲート125の対応す
る長さよりも短くなるように構成している。このように
構成することによっても、上記した第10実施例と同様
に、書込効率を向上させることができる。
【0041】図13は、本発明の第12実施例によるE
EPROMを示した断面図である。図13を参照して、
この第12実施例では、上記した第10実施例および第
11実施例と同様に、フローティングゲート135を2
又に分岐するとともにその分岐部分をドレイン領域11
2の側端部の上方に位置するように形成している。ただ
し、この第12実施例では、上記した第10実施例およ
び第11実施例と異なり、コントロールゲート137の
p型シリコン基板111の主表面に沿った方向の長さを
右側のフローティングゲート135の対応する長さより
も長くなるように形成している。このように構成するこ
とによっても、第10実施例および第11実施例と同様
に、書込効率を向上させることができるという効果を奏
する。
【0042】図14は、本発明の第13実施例によるE
EPROMを示した断面図である。図14を参照して、
この第13実施例においては、p型シリコン基板141
の主表面上にチャネル領域148を挟むように所定の間
隔を隔ててドレイン領域142およびソース領域143
が形成されている。チャネル領域148上には酸化膜1
44を介してn+ にドープされたポリシリコンからなる
フローティングゲート145aとn- にドープされたポ
リシリコンからなるフローティングゲート145bが形
成されている。
【0043】フローティングゲート145aおよび14
5b上には酸化膜147を介して不純物がドープされた
ポリシリコンからなるコントロールゲート147が形成
されている。酸化膜144および146の厚みはともに
100Å程度である。また、フローティングゲート14
5a、145bおよびコントロールゲート147の厚み
はそれぞれ1000Å程度である。
【0044】ここで、この第13実施例においては、フ
ローティングゲートをn+ の不純物濃度を有するフロー
ティングゲート145aとn- の不純物濃度を有するフ
ローティングゲート145bとによって形成する。これ
により、フローティングゲート145aとフローティン
グゲート145bとの境界部分において接触電位差(b
uit in potential)による電位差が発
生する。この電位差によって、ドレイン領域142側の
フローティングゲート145aの電位がソース領域14
3側のフローティングゲート145bの電位よりも高電
位になるため、従来のフローティングゲート内がほぼ等
電位の場合に比べて、ドレイン領域142からの電子の
注入が容易になるとともに、ソース領域143への電子
の引抜きも容易になる。この結果、書込特性および消去
特性を向上させることができる。
【0045】図15は、本発明の第14実施例によるE
EPROMを示した断面図である。図15を参照して、
この第14実施例では、上記した第13実施例と同様
に、フローティングゲートをn+ にドープされたポリシ
リコンからなるフローティングゲート155aとn-
ドープされたポリシリコンからなるフローティングゲー
ト155bとによって形成している。ただし、この第1
4実施例においては、第13実施例と異なり、フローテ
ィングゲート155aのp型シリコン基板141の主表
面に沿った方向の長さとフローティングゲート155b
のp型シリコン基板141の主表面に沿った方向の長さ
とがほぼ等しくなるように形成している。このように構
成することによっても、上記した第13実施例と同様に
書込効率および消去効率を向上させることができる。
【0046】図16は、本発明の第15実施例によるE
EPROMを示した断面図である。図16を参照して、
この第15実施例においては、第13および第14実施
例と同様に、フローティングゲートをn+ にドープされ
たポリシリコンからなるフローティングゲート165a
とn- にドープされたポリシリコンからなるフローティ
ングゲート165bとによって形成している。ただし、
この第15実施例においては、第13および第14実施
例と異なり、フローティングゲート165aのp型シリ
コン基板141の主表面に沿った方向の長さをフローテ
ィングゲート165bのp型シリコン基板141の主表
面に沿った方向の長さよりも長くなるように形成してい
る。このように構成しても、上記した第13実施例およ
び第14実施例と同様に、書込効率および消去効率を向
上させることができる。
【0047】図17は、本発明の第16実施例によるE
EPROMを示した断面図である。図17を参照して、
この第16実施例では、p型シリコン基板171の主表
面上にチャネル領域178を挟むように所定の間隔を隔
ててドレイン領域172とソース領域173とが形成さ
れている。チャネル領域178上には酸化膜174を介
して2又に分岐されたコントロールゲート175が形成
されている。コントロールゲート175上には酸化膜1
76を介してn+ にドープされたポリシリコンからなる
フローティングゲート177aとn- にドープされたポ
リシリコンからなる177bが形成されている。
【0048】すなわち、この第16実施例は、図1に示
した第1実施例と図14に示した第13実施例とを組合
わせたような構成を有している。つまり、フローティン
グゲート177aおよび177bとp型シリコン基板1
71との間に2又に分岐されたコントロールゲート17
5を介在させることによって、従来に比べてフローティ
ングゲート177aおよび177bとドレイン領域17
2またはソース領域173との間の電界を強めることが
でき、書込効率および消去効率を向上させることができ
る。
【0049】さらに、フローティングゲートをn+ にド
ープされたポリシリコンからなるフローティングゲート
177aとn- にドープされたポリシリコンからなるフ
ローティングゲート177bとで形成することによっ
て、フローティングゲート177aと177bとの接触
電位差による電位差により、ドレイン領域172側のフ
ローティングゲート177aの電位をソース領域173
側のフローティングゲート177bの電位よりも高くす
ることができる。これにより、ドレイン領域172から
フローティングゲート177aへの電子の注入が容易に
なるとともに、フローティングゲート177bからソー
ス領域173への電子の引抜きも容易になる。この結
果、さらに電子の注入効率および電子の引抜き効率を向
上させることができ、書込特性および消去特性を改善す
ることができる。
【0050】図18は、本発明の第17実施例によるE
EPROMを示した断面図である。図18を参照して、
この第17実施例では、図1に示した第1実施例と同様
に、p型シリコン基板171とフローティングゲート1
87との間に2又に分岐したコントロールゲート175
を介在するように形成している。これにより、第1実施
例と同様に書込効率および消去効率を向上させることが
できる。
【0051】さらに、この第17実施例においては、フ
ローティングゲート187のコントロールゲート175
側の表面187aを凹凸形状に形成している。この凹凸
部の表面粗さは、直径約100Å程度である。この凹凸
形状によって、電界集中が起こり、フローティングゲー
ト187とドレイン領域172またはソース領域173
との間の電界が強められる。これによりフローティング
ゲート187への電子の注入およびフローティングゲー
ト187からの電子の引抜き効率を向上することができ
る。この結果、書込特性および消去特性を向上させるこ
とができる。
【0052】なお、フローティングゲート187の表面
187aの凹凸形状の形成方法としては、フローティン
グゲート187の形成時にたとえば550℃の低温でア
モルファスシリコンを形成する。そして、たとえば70
0℃程度の温度条件下で熱処理を行なうことによってア
モルファスシリコンから粒径の大きなポリシリコンに変
化させる。このようにすれば、フローティングゲート1
87の表面187aは大粒径のポリシリコンによって凹
凸形状になる。
【0053】図19は、本発明の第18実施例によるE
EPROMを示した断面図である。図19を参照して、
この第18実施例では、上記した第17実施例と同様
に、フローティングゲート197aおよび197bとp
型シリコン基板171との間に2又に分岐したコントロ
ールゲート175を介在させるとともに、フローティン
グゲート197a、197bの表面を凹凸形状にしてい
る。ただし、この第18実施例においては、上記した第
17実施例と異なり、さらにフローティングゲートをn
+ にドープされたポリシリコンからなるフローティング
ゲート197aとn- にドープされたポリシリコンから
なるフローティングゲート197bとから形成してい
る。
【0054】すなわち、この第18実施例は、上記した
第16実施例と第17実施例とを組合わせた構造を有し
ている。したがって、この第18実施例の効果として
も、第16実施例と第17実施例の効果を組合わせた効
果が得られ、書込効率および消去効率を著しく向上させ
ることができる。
【0055】図20は、本発明の第19実施例によるE
EPROMを示した断面図である。図20を参照して、
この第19実施例では、p型シリコン基板201の主表
面上にチャネル領域208を挟むように所定の間隔を隔
ててドレイン領域202およびソース領域203が形成
されている。チャネル領域208およびドレイン領域2
02上には酸化膜204を介して2又に分岐したフロー
ティングゲート205が形成されている。フローティン
グゲート205の分岐した間の部分はドレイン領域20
2の側端部の上方に位置するように形成されている。さ
らに、フローティングゲート205の左側の部分はn+
にドープされたポリシリコンからなり、右側の部分はn
- にドープされたポリシリコンからなる。
【0056】フローティングゲート205上には酸化膜
206を介してコントロールゲート207が形成されて
いる。酸化膜204および206は100Å程度の厚み
を有している。フローティングゲート205は1000
Å程度の厚みを有している。コントロールゲート207
は不純物がドープされたポリシリコンからなり、100
0Å程度の厚みを有している。
【0057】ここで、この第19実施例では、n+ にド
ープされた左側のフローティングゲート205とn-
ドープされた右側のフローティングゲート205との境
界部分(図示せず)の接触電位差による電位差によって
左側のフローティングゲート205を右側のフローティ
ングゲート205よりも高電位にすることができる。こ
れにより、左側のフローティングゲート205への電子
の注入および右側のフローティングゲート205からの
電子の引抜きをフローティングゲート全体が等電位の場
合に比べてより容易に行なうことができる。これと同時
にフローティングゲート205を2又に分岐することに
よって、図14に示した第13実施例に比べてn+ とn
- との反発を弱めることができ、左側のフローティング
ゲート205への電子の注入がより容易になる。この結
果、書込特性および消去特性をより向上させることがで
きる。
【0058】図21は、本発明の第20実施例によるE
EPROMを示した断面図である。図21を参照して、
この第20実施例では、上記した第19実施例と同様
に、フローティングゲート215を2又に分岐して形成
するとともに、左側のフローティングゲート215をn
+ にドープされたポリシリコンによって形成しかつ右側
のフローティングゲート215をn- にドープされたポ
リシリコンによって形成する。
【0059】ただし、この第20実施例では、第19実
施例と異なり、右側のフローティングゲート215の酸
化膜204側の表面を凹凸形状に形成する。このように
この第20実施例では、第19実施例の構造にさらに右
側のフローティングゲート215の表面を凹凸形状にす
ることによって、酸化膜204に意図的に電界集中を起
こさせることができる。これにより、上記した第19実
施例に比べてより書込特性および消去特性を向上するこ
とができる。
【0060】図22は、本発明の第21実施例によるE
EPROMを示した断面図である。図22を参照して、
この第21実施例では、図21に示した第20実施例と
異なり、左側のフローティングゲート225と右側のフ
ローティングゲート225との不純物濃度を異ならせず
に同じ不純物濃度にしている。このように構成しても、
フローティングゲート225を2又に分岐しかつその分
岐部分をドレイン領域202の側端部の上方に位置する
ように形成するとともに、右側のフローティングゲート
225の表面を凹凸形状にすることによる書込特性およ
び消去特性の改善を図ることができる。
【0061】図23は、本発明の第22実施例によるE
EPROMを示した断面図である。図23を参照して、
この第22実施例では、図21に示した第20実施例と
異なりフローティングゲート235aおよび235bを
2又に分岐せずに形成している。そして、左側のフロー
ティングゲート235aの表面をも凹凸形状に形成して
いる。このように構成することによって、フローティン
グゲート235aおよび235bの表面に電界集中を発
生させることができ、フローティングゲート235aお
よび235bとドレイン領域202またはソース領域2
03との間の電界をより強めることができる。また、左
側のフローティングゲート235aをn + にドープされ
たポリシリコンによって形成し、右側のフローティング
ゲート235bをn- にドープされたポリシリコンによ
って形成することによりフローティングゲート235a
と235bとの境界領域での接触電位差による電位差に
よって左側のフローティングゲート235aの電位を右
側のフローティングゲート235bの電位よりも高める
ことができる。これにより、左側のフローティングゲー
ト235aへの電子の注入をより容易に行なうことがで
きるとともに右側のフローティングゲート235bから
の電子の引抜きをもより容易に行なうことができる。こ
の結果、電子の注入効率および引抜き効率を向上させる
ことができ、結果として書込特性および消去特性を向上
させることができる。
【0062】
【発明の効果】以上のように、請求項1〜3に記載の半
導体記憶装置によれば、チャネル領域上に第1の絶縁膜
を介して制御電極を形成し、その制御電極上に第2の絶
縁膜を介して電荷蓄積電極を形成することによって、電
子の注入時および引抜き時にその制御電極と不純物領域
との間の電界が従来に比べて強められ、結果として電荷
蓄積電極と不純物領域との間の電界も強められる。これ
により、従来に比べて電荷蓄積電極への電子の注入効率
および電荷蓄積電極からの電子の引抜き効率を向上させ
ることができ、その結果、書込特性および消去特性を向
上させることができる。なお、上記した制御電極を2以
上に分岐して形成すれば、電子の注入時および引抜き時
に電荷蓄積電極と不純物領域との間の電子の流れが制御
電極に妨げられるのが有効に防止される。これにより、
電子の注入効率および引抜き効率をより向上させること
ができる。また、上記した制御電極を電子が通過できる
程度の厚みで形成することによっても、電子の注入およ
び引抜き時の電荷蓄積電極と不純物領域との間の電子の
流れが妨げられるのを有効に防止することができる。こ
れにより、書込特性および消去特性を向上させることが
できる。
【0063】請求項4に記載の半導体記憶装置によれ
ば、チャネル領域上に第1の絶縁膜を介して電荷蓄積電
極を形成し、その電荷蓄積電極上に第2の絶縁膜を介し
て制御電極を形成し、さらに上記した電荷蓄積電極を2
以上に分岐して形成することによって、その分岐部分を
一方の不純物領域(ドレイン領域)の側端部の上方に位
置するように形成すれば、ドレイン領域側の分岐した電
荷蓄積電極によって電子の注入時に第1の絶縁膜に注入
された電子が電荷蓄積電極の電位の低下に伴ってドレイ
ン領域に引き戻されるのを有効に防止することができ
る。これにより、電子の注入効率を向上させることがで
き、書込特性を向上させることができる。請求項5に記
載の半導体記憶装置によれば、電荷蓄積電極を第1の不
純物領域と第2の不純物領域とでその不純物濃度が異な
るように形成することによって、その異なる不純物濃度
の境界部分において接触電位差による電位差が生じ、第
1の不純物領域側(ドレイン領域側)の電荷蓄積電極の
電位を第2の不純物領域側(ソース領域側)の電荷蓄積
電極の電位よりも高くすることができる。これにより、
ドレイン領域から電荷蓄積電極への電子の注入が容易に
なるとともに、電荷蓄積電極からソース領域への電子の
引抜きも容易になる。この結果、電子の注入効率および
引抜き効率を向上させることができ、書込特性および消
去特性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例によるEEPROMを示し
た断面図である。
【図2】図1に示したEEPROMのフローティングゲ
ートとコントロールゲートの重なり状態を示した平面図
である。
【図3】本発明の第2実施例によるEEPROMを示し
た断面図である。
【図4】本発明の第3実施例によるEEPROMを示し
た断面図である。
【図5】本発明の第4実施例によるEEPROMを示し
た断面図である。
【図6】本発明の第5実施例によるEEPROMを示し
た断面図である。
【図7】本発明の第6実施例によるEEPROMを示し
た断面図である。
【図8】本発明の第7実施例によるEEPROMを示し
た断面図である。
【図9】本発明の第8実施例によるEEPROMを示し
た断面図である。
【図10】本発明の第9実施例によるEEPROMを示
した断面図である。
【図11】本発明の第10実施例によるEEPROMを
示した断面図である。
【図12】本発明の第11実施例によるEEPROMを
示した断面図である。
【図13】本発明の第12実施例によるEEPROMを
示した断面図である。
【図14】本発明の第13実施例によるEEPROMを
示した断面図である。
【図15】本発明の第14実施例によるEEPROMを
示した断面図である。
【図16】本発明の第15実施例によるEEPROMを
示した断面図である。
【図17】本発明の第16実施例によるEEPROMを
示した断面図である。
【図18】本発明の第17実施例によるEEPROMを
示した断面図である。
【図19】本発明の第18実施例によるEEPROMを
示した断面図である。
【図20】本発明の第19実施例によるEEPROMを
示した断面図である。
【図21】本発明の第20実施例によるEEPROMを
示した断面図である。
【図22】本発明の第21実施例によるEEPROMを
示した断面図である。
【図23】本発明の第22実施例によるEEPROMを
示した断面図である。
【図24】従来のEEPROMを示した断面図である。
【図25】従来のEEPROMの書込動作の一例を説明
するための模式図である。
【図26】従来のEEPROMの書込動作の他の例を説
明するための模式図である。
【図27】従来のEEPROMの消去動作を説明するた
めの模式図である。
【符号の説明】
1:p型シリコン基板 2:ドレイン領域 3:ソース領域 5:コントロールゲート 7:フローティングゲート なお、各図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/115

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的に情報の書込および消去が可能な
    半導体記憶装置であって、 主表面を有する第1導電型の半導体基板と、 前記半導体基板の主表面上にチャネル領域を挟むように
    所定の間隔を隔てて形成された第2導電型の1対の不純
    物領域と、 前記チャネル領域上に第1の絶縁膜を介して形成された
    制御電極と、 前記制御電極上に第2の絶縁膜を介して形成された電荷
    蓄積電極とを備えた、半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記制御電極は、2以上に分岐して形成
    されている、請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記制御電極は、電子が通過できる程度
    の厚みで形成されている、請求項1に記載の半導体記憶
    装置。
  4. 【請求項4】 電気的に情報の書込および消去が可能な
    半導体記憶装置であって、 主表面を有する第1導電型の半導体基板と、 前記半導体基板の主表面上にチャネル領域を挟むように
    所定の間隔を隔てて形成された第2導電型の1対の不純
    物領域と、 前記チャネル領域上に第1の絶縁膜を介して形成された
    電荷蓄積電極と、 前記電荷蓄積電極上に第2の絶縁膜を介して形成された
    制御電極とを備え、 前記電荷蓄積電極は2以上に分岐して形成されている、
    半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 電気的に情報の書込および消去が可能な
    半導体記憶装置であって、 主表面を有する第1導電型の半導体基板と、 前記半導体基板の主表面上にチャネル領域を挟むように
    所定の間隔を隔てて形成された第2導電型の第1および
    第2の不純物領域と、 前記チャネル領域上に第1の絶縁膜を介して形成された
    電荷蓄積電極と、 前記電荷蓄積電極上に第2の絶縁膜を介して形成された
    制御電極とを備え、 前記電荷蓄積電極は、前記第1の不純物領域側と前記第
    2の不純物領域側とでその不純物濃度が異なる、半導体
    記憶装置。
JP5224498A 1993-09-09 1993-09-09 半導体記憶装置 Withdrawn JPH0786438A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1033754A1 (en) * 1999-03-03 2000-09-06 STMicroelectronics S.r.l. Non-volatile semiconductor memory
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WO2014163841A1 (en) * 2013-03-11 2014-10-09 SanDisk Technologies, Inc. Nanodot-enhanced hybrid floating gate for non-volatile memory devices

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