JPH05129626A - 半導体記憶装置のセル構造 - Google Patents

半導体記憶装置のセル構造

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JPH05129626A
JPH05129626A JP29155891A JP29155891A JPH05129626A JP H05129626 A JPH05129626 A JP H05129626A JP 29155891 A JP29155891 A JP 29155891A JP 29155891 A JP29155891 A JP 29155891A JP H05129626 A JPH05129626 A JP H05129626A
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JP
Japan
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gate
floating gate
oxide film
sub
conductivity type
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Pending
Application number
JP29155891A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Kitazaki
和宏 北崎
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】接合を通らずに電子を引き抜くことができ、ゲ
ート酸化膜への電荷トラップを抑制してしきい値の変動
を回避することを目的とする。 【構成】一導電型の半導体基板とコントロールゲートの
間に酸化膜を介してフローティングゲートを配置し、該
フローティングゲート下の半導体基板内に他導電型のソ
ース領域及びドレイン領域を形成して構成する半導体記
憶装置のセル構造において、前記フローティングゲート
のゲート端から微小距離を隔てて所定のサブゲートを配
置し、且つ、ゲート端と該サブゲート間に酸化膜を介在
させたことを特徴とする半導体記憶装置のセル構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体記憶装置、特に
不揮発性半導体記憶装置のセル構造に関する。一般に、
外部記憶装置として磁気ディスクが多用されるが、磁気
ディスクは機械的にヘッドをシークさせてデータの読み
書きを行うため、読み書き速度の向上に限界がある。そ
こで、純電気的に読み書きができると共に、電源バック
アップがなくても長期間のデータ保持が可能な記憶装置
が求められる。
【0002】
【従来の技術】図8は、かかる記憶装置に使用して好適
なスタックゲート型フラッシュメモリのセル構造図であ
る。一導電型(例えばp導電型)の半導体基板1とコン
トロールゲート2の間に酸化膜(図示略)を介してフロ
ーティングゲート3を配置するとともに、フローティン
グゲート3下の半導体基板1内に他導電型(例えばn導
電型)のソース領域4及びドレイン領域5を形成して構
成する。なお、6はドレイン領域5に接続するアルミ配
線である。
【0003】フローティングゲート3に電子を注入した
り(以下、書き込み動作)、引き抜いたり(以下、消去
動作)することによってしきい値Vthを変化させ、ソー
ス領域4とドレイン領域5間のオン/オフを読み出しデ
ータに対応させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の半導体記憶装置のセル構造にあっては、フローテ
ィングゲート3からソース領域4へと電子(−電荷)を
引き抜く構成となっていたため、引抜き経路中の接合
(基板1とソース領域4の接合)部でband to
bandトンネルによる正孔(+電荷)が発生し、この
正孔がフローティングゲート3方向に注入されることが
あり、フローティングゲート3と基板1の間の酸化膜
(ゲート酸化膜)に電子や正孔がトラップ(捕捉)さ
れ、ゲート酸化膜の電荷の影響でしきい値Vthが変動す
るといった問題点があった。
【0005】こうしたしきい値Vthの変動は、書き換え
回数の増加に伴って徐々に大きくなり、ついには正規の
書き込みデータの判別が不可能になる程度になることが
あった。そこで、本発明は、接合を通らずに電子を引き
抜くことができ、ゲート酸化膜への電荷トラップを抑制
してしきい値の変動を回避することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、一導電型の半導体基板とコントロールゲ
ートの間に酸化膜を介してフローティングゲートを配置
し、該フローティングゲート下の半導体基板内に他導電
型のソース領域及びドレイン領域を形成して構成する半
導体記憶装置のセル構造において、前記フローティング
ゲートのゲート端から微小距離を隔てて所定のサブゲー
トを配置し、且つ、ゲート端と該サブゲート間に酸化膜
を介在させたことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明では、例えばサブゲートに所定の高電圧
を印加すると、フローティングゲートからサブゲートへ
と電子が引き抜かれ、この引抜き経路中には接合が介在
しない。したがって、band to bandトンネ
ルが起きないので、ゲート酸化膜へのトラップが抑制さ
れ、しきい値変動が回避される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜図4は本発明に係る半導体記憶装置のセル
構造の第1実施例を示す図である。本実施例では、図1
に示すように、一導電型(例えばp導電型)の半導体基
板11とコントロールゲート12の間に酸化膜13とゲ
ート酸化膜14を介してフローティングゲート15を配
置するとともに、フローティングゲート15下の半導体
基板11内に他導電型(例えばn導電型)のソース領域
16及びドレイン領域17を形成して構成する例えばス
タックゲート型フラッシュメモリのセル構造において、
前記フローティングゲート15の両ゲート端15a、1
5bから微小距離Lを隔てて所定のサブゲート18a、
18bを配置し、且つ、ゲート端15a、15bとサブ
ゲート18a、18bの間に酸化膜19a、19bを介
在させたことを特徴とする。なお、20はドレイン領域
17に接続するアルミ配線である。
【0009】かかる構造のメモリセルは、まず、図2
(a)に示すように、2層のポリシリコンによってコン
トロールゲート12とフローティングゲート15を形成
すると共に、基板11に他導電型の不純物を拡散してソ
ース領域16とドレイン領域17を形成する。なお、図
2ではゲート酸化膜を含む各酸化膜の工程を省略してい
る。
【0010】次に、図2(b)に示すように、コントロ
ールゲート12とフローティングゲート15を覆ってポ
リシリコン21を堆積すると、ポリシリコンの断面形状
が、基板11とほぼ同レベルからほぼ垂直に立ち上がっ
てコントロールゲート12の表面とほぼ同レベルに至
り、再びほぼ垂直に立ち下がって基板11とほぼ同レベ
ルになるような形状を描くようになる。したがって、異
方性エッチングによってポリシリコンの立上り部分と立
ち下がり部分を残すことにより、本願発明の要旨に記載
のサブゲートを形成できる。
【0011】サブゲート18a、18bを周辺回路に接
続するための引出し部のパターンは、セルのブロック化
の仕方によって2通りになる。セルのブロックをワード
ライン方向にレイアウトする場合はビットラインの端か
ら引き出すようにし、また、図3に示すように、セルの
ブロックをビットライン方向にレイアウトする場合は引
出しライン22をフィールド酸化膜上に設け、数ワード
ラインで1ブロックを構成するようにする。何れの方式
でも、サブゲート18a、18bの引出しラインをデコ
ータに接続することにより、ブロック単位の一括消去が
可能になる。
【0012】2つのサブゲート18a、18bを独立し
て引出し、一方のサブゲートに負の電圧を印加するよう
にしてもよい。こうすると、サブゲートとフローティン
グゲート間の電界を強めてトンネル電流を高めることが
でき、電子の引抜き作用を促進して消去時間を短縮でき
る。この場合、サブゲート18a、18bの引出しライ
ンを図4に示すようにレイアウトすれば、数ビットライ
ン毎にブロック化でき、図3と同様に一括消去すること
ができる。
【0013】なお、上記実施例では、フローティングゲ
ート15の両ゲート端15a、15bに面して2個のサ
ブゲート18a、18bを配置しているが、何れか1個
であってもよい。このような構造のメモリセルによれ
ば、例えばサブゲート18aに高電圧を印加することに
より、フローティングゲート15の電子を当該サブゲー
ト18aへと引き抜くことができる。したがって、電子
の引抜き経路中に接合が存在しないので、band t
o bandトンネルが起きず、ゲート酸化膜の電荷ト
ラップを抑制でき、しきい値Vthの変動を回避できる。
【0014】図5、図6は本発明に係る半導体記憶装置
のセル構造の第2実施例を示す図であり、サブゲートと
ソース領域の位置関係を工夫した例である。なお、第1
実施例と同一の構成要素には同一符号を付してある。図
5において、基板31に形成された他導電型のソース領
域32は、サブゲート18aの直下から外れた位置にあ
る。こうすると、サブゲート18a直下をチャネル領域
として使用でき、サブゲート18aを選択ゲートとして
機能させることができる。すなわち、サブゲート18a
に所定の選択電圧を印加してそのサブゲート18a直下
にチャネルを形成することにより、コントロールゲート
12、フローティングゲート15、ソース領域32及び
ドレイン領域17からなる1個のセルを選択セルとする
ことができる。
【0015】図6は第2実施例のプロセス工程図であ
る。まず、図6(a)に示すように、2層のポリシリコ
ンによってコントロールゲート12とフローティングゲ
ート15を形成し、次いで、図6(b)に示すように、
ソース側の電極部をレジストで覆うと共に、ドレイン側
電極部に他導電型不純物を拡散してドレイン領域17を
形成する。次に、図6(c)に示すように、ポリシリコ
ン21を堆積してこのポリシリコン21を異方性エッチ
ングすることにより、サブゲート18a、18bを形成
し、サブゲート18a、18bに引出し部(第1実施例
の引出し方法と同じ)を形成した後、図6(d)に示す
ように、ドレイン電極部をレジストで覆うと共に、ソー
ス側電極部に他導電型不純物を拡散してソース領域32
を形成し完成する。
【0016】図7は本発明に係る半導体記憶装置のセル
構造の第3実施例を示す図であり、上記第2実施例のド
レイン側の一方のサブゲート18bをエッチングによっ
て取り除いたものである。このようにしても、他方のサ
ブゲート18aにフローティングゲート15の電子を引
き抜くことができるとともに、サブゲートをセル当たり
1個としたので、セルの占有面積を減少させることがで
きる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、フローティングゲート
のゲート端から微小距離を隔てて所定のサブゲートを配
置したので、接合を通らずに電子を引き抜くことがで
き、ゲート酸化膜への電荷トラップを抑制してしきい値
の変動を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の構造図である。
【図2】第1実施例のプロセス図である。
【図3】第1実施例のレイアウト図である。
【図4】第1実施例の他のレイアウト図である。
【図5】第2実施例の構造図である。
【図6】第2実施例のプロセス図である。
【図7】第3実施例の構造図である。
【図8】従来例の構造図である。
【符号の説明】
11:基板(半導体基板) 12:コントロールゲート 13、14、19a、19b:酸化膜 15:フローティングゲート 15a、15b:ゲート端 16:ソース領域 17:ドレイン領域 L:微小距離 18a、18b:サブゲート
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11C 16/04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一導電型の半導体基板とコントロールゲー
    トの間に酸化膜を介してフローティングゲートを配置
    し、該フローティングゲート下の半導体基板内に他導電
    型のソース領域及びドレイン領域を形成して構成する半
    導体記憶装置のセル構造において、 前記フローティングゲートのゲート端から微小距離を隔
    てて所定のサブゲートを配置し、 且つ、ゲート端と該サブゲート間に酸化膜を介在させた
    ことを特徴とする半導体記憶装置のセル構造。
  2. 【請求項2】前記サブゲートに所定の高電圧を印加する
    ことを特徴とする半導体記憶装置のセル構造。
JP29155891A 1991-11-07 1991-11-07 半導体記憶装置のセル構造 Pending JPH05129626A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5631482A (en) * 1994-09-30 1997-05-20 United Microelectronics Corporation Flash EEPROM memory cell with polysilicon source/drain
US6091101A (en) * 1998-03-30 2000-07-18 Worldwide Semiconductor Manufacturing Corporation Multi-level flash memory using triple well
DE19747776C2 (de) * 1996-12-26 2000-12-28 Lg Semicon Co Ltd Flash-Halbleiterspeicher mit Stapelgate und Verfahren zu dessen Herstellung
CN102412132A (zh) * 2010-09-23 2012-04-11 新加坡商格罗方德半导体私人有限公司 电子可擦除式只读存储器单元

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Effective date: 20000613