JPH08148587A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置

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JPH08148587A
JPH08148587A JP6286774A JP28677494A JPH08148587A JP H08148587 A JPH08148587 A JP H08148587A JP 6286774 A JP6286774 A JP 6286774A JP 28677494 A JP28677494 A JP 28677494A JP H08148587 A JPH08148587 A JP H08148587A
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floating gate
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memory device
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Seiji Yamada
誠司 山田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】均一な消去特性が得られ、データの誤読み出し
を防止できると共に、電荷の保持特性を高めることがで
きる不揮発性半導体記憶装置を提供することを目的とし
ている。 【構成】基板上にゲート酸化膜27を介してフローティ
ングゲート28を備えたメモリセル構造を有し、データ
の書き込みをフローティングゲート28へのチャネルホ
ットエレクトロン注入で行い、消去をフローティングゲ
ート28へのホットホール注入により行うことを特徴と
している。書き込み及び消去ともにホットキャリアを用
いるので、膜厚の薄いトンネル酸化膜が不要になり、ト
ンネル酸化膜の形成不良に起因する誤読み出しなどの不
良が発生し難くなる。また、ホットキャリア注入は、F
−Nトンネル電流と比較して酸化膜厚のばらつき等の変
動に影響され難いため、均一な消去特性が得られ、過消
去の発生を抑制できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は不揮発性半導体記憶装
置に関するもので、特に、書き込みをチャネルホットエ
レクトロンで行い、消去を基板ホットホールで行うフラ
ッシュメモリに関する。
【0002】
【従来の技術】1993年8月発行のIEEE EDL
には、図12及び図13に示すような構成のフラッシュ
メモリが開示されている。図12は概略構成を示す斜視
図、図13は上記図12に示したメモリセルの断面構成
図である。図12及び図13において、10はp型のシ
リコン基板、11は柱状構造(以下柱と称する)、12
はワード線、13はビット線、14はゲート酸化膜、1
5はフローティングゲート、16は絶縁膜、17はコン
トロールゲート(図12のワード線12に対応する)、
18はn+ 型のソース領域、19はn+ 型のドレイン領
域、20は層間絶縁膜である。
【0003】上記柱11は、p型のシリコン基板10の
主表面がRIE等の異方性エッチング法によりエッチン
グされて形成され、この柱11の基部周辺の基板10中
にn+ 型のソース領域18が、柱11の上部にn+ 型の
ドレイン領域19がそれぞれ配置されている。そして、
上記ソース領域18とドレイン領域19間の基板10、
すなわち柱11の側面が全てチャネル領域として働く。
この柱11の側壁には、ゲート酸化膜14を介してフロ
ーティングゲート15が形成され、更にフローティング
ゲート15の周りには絶縁膜16を介してコントロール
ゲート17が形成される。上記柱11は、層間絶縁膜2
0で埋め込まれ、この層間絶縁膜20上に形成されたビ
ット線13と上記ドレイン領域19とがコンタクトされ
ている。
【0004】上記構成のメモリセルへのデータの書き込
み及び消去は、ドレイン電位をVd、コントロールゲー
トの電位をVcg、及びソース電位をVsとすると次の
ように設定して行われる。すなわち、データの書き込み
は、例えばVd=6V、Vcg=12Vとすることによ
り、ドレイン領域19の近傍のチャネル領域で発生した
チャネルホットエレクトロンをゲート酸化膜14を介し
てフローティングゲート15へ注入することによって行
う。一方、消去は、Vcg=−12V、Vs=6Vとす
ることにより、フローティングゲート15からソース領
域18への電子のファウラー・ノルドハイム電流によっ
て行う。
【0005】ところで、上記のような構成のメモリセル
では、消去をファウラー・ノルドハイム電流によって行
うため、均一な膜厚の薄い酸化膜(ゲート酸化膜14)
が不可欠である。しかしながら、消去を行うソース領域
18の周りの基板10(柱11の側壁部)は異方性エッ
チングにより形成されているため、表面の平坦性が悪
く、均一な膜厚の安定した薄い酸化膜を形成するのは難
しい。このため、メモリセル毎の消去特性のばらつきが
大きくなり、過消去状態となるメモリセルが発生し易
く、過消去されたメモリセルと同一列のメモリセルから
データを読み出す際、誤読み出しが発生するという問題
がある。
【0006】また、消去をファウラー・ノルドハイム電
流によって行う場合には、トンネル酸化膜(ゲート酸化
膜14)に高電界を印加するため、この酸化膜の劣化が
急速に進行する。この傾向は、微細化に伴うトンネル酸
化膜の薄膜化につれてますます顕著になり、フローティ
ングゲート15に蓄積された電荷の十分な保持ができな
くなるという問題を生ずる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の不
揮発性半導体記憶装置は、メモリセル毎の消去特性のば
らつきが大きく、過消去状態となるメモリセルが発生し
易いため、過消去されたメモリセルと同一列のメモリセ
ルからデータを読み出す際に誤読み出しが発生するとい
う問題があった。
【0008】また、微細化に伴うゲート酸化膜の薄膜化
によってフローティングゲートに蓄積された電荷の保持
が難しくなるという問題があった。この発明は上記のよ
うな事情に鑑みてなされたもので、その目的とするとこ
ろは、均一な消去特性が得られ、データの誤読み出しを
防止できる不揮発性半導体記憶装置を提供することにあ
る。また、この発明の他の目的は、電荷の保持特性を高
めることができる不揮発性半導体記憶装置を提供するこ
とである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1の不
揮発性半導体記憶装置は、半導体基板上にゲート酸化膜
を介して形成されたフローティングゲートを備えたメモ
リセルを有し、このメモリセルへのデータの書き込み及
び消去を、上記フローティングゲートへのチャネルホッ
トエレクトロン注入とホットホール注入により行うこと
を特徴としている。
【0010】請求項2に記載したように、前記フローテ
ィングゲートへのチャネルホットエレクトロン注入とホ
ットホール注入を、前記半導体基板中に形成されたドレ
イン領域とソース領域との間の領域で行う。
【0011】請求項3に記載したように、前記フローテ
ィングゲートへのチャネルホットエレクトロン注入をド
レイン領域の近傍から前記ゲート酸化膜を介して行い、
前記フローティングゲートへのホットホール注入をソー
ス領域に隣接して設けられ、ソース領域と同一導電型で
且つソース領域より不純物濃度が低い不純物拡散領域か
ら前記ゲート酸化膜を介して行う。
【0012】また、請求項4の不揮発性半導体記憶装置
は、半導体基板の主表面に形成された柱と、この柱を取
り巻くようにゲート酸化膜を介して形成されたフローテ
ィングゲートと、上記フローティングゲートの周りに絶
縁膜を介して形成されたコントロールゲートと、上記コ
ントロールゲート下の上記半導体基板の表面領域に形成
されたソース領域と、上記柱の上部に形成されたドレイ
ン領域と、上記ソース領域とドレイン領域との間の上記
柱中に、上記半導体基板の主表面と垂直な方向に形成さ
れるチャネル領域と、上記フローティングゲート及び上
記チャネル領域下の上記半導体基板中に形成され、ソー
ス領域と同一導電型で且つソース領域よりも不純物濃度
が低い不純物拡散領域とを有するメモリセルを具備する
ことを特徴とする。
【0013】請求項5に記載したように、前記メモリセ
ルへのデータの書き込みは、前記ドレイン領域の近傍の
前記チャネル領域から、前記ゲート酸化膜を介して前記
フローティングゲートにチャネルホットエレクトロンを
注入することによって行い、前記メモリセルのデータの
消去は前記不純物拡散領域から前記ゲート酸化膜を介し
て前記フローティングゲートにホットホールを注入する
ことによって行うことを特徴とする。
【0014】この発明の請求項6に記載した不揮発性半
導体記憶装置は、半導体基板上にゲート酸化膜を介して
形成されたフローティングゲートと、このフローティン
グゲート上に絶縁膜を介して形成されたコントロールゲ
ートとを有するメモリセルを備えた不揮発性半導体記憶
装置において、上記コントロールゲートは、ワード線の
延びている方向のフローティングゲートで共用され、且
つワード線の延びている方向と直交する方向のフローテ
ィングゲートで共用されることを特徴とする。
【0015】更に、この発明の請求項7に記載した不揮
発性半導体記憶装置は、メモリセルが列方向及び行方向
に等間隔に配置された不揮発性半導体記憶装置におい
て、前記メモリセルとビット線とのコンタクトを、任意
のメモリセルのコンタクトに対して、隣接するコンタク
トを行方向に1つ、列方向に2つ離れた位置のメモリセ
ルに配置したことを特徴とする。
【0016】請求項8に記載したように、前記メモリセ
ルへのデータの書き込み及び消去を、上記フローティン
グゲートへのチャネルホットエレクトロン注入とホット
ホール注入により行うことを特徴とする。
【0017】
【作用】請求項1ないし5のような構成によれば、書き
込み及び消去共にホットキャリアを用いるので、ゲート
酸化膜として膜厚の薄いトンネル酸化膜が不要になる。
またホットキャリア注入は、F−Nトンネル電流と比較
して酸化膜厚のばらつきなどの変動に影響され難いた
め、各メモリセルの消去特性を等しくでき、過消去の発
生を抑制できる。従って、均一な消去特性が得られ、デ
ータの誤読み出しを防止できる。また、トンネル酸化膜
に比して厚いゲート酸化膜を用いることができるので、
ゲート酸化膜の劣化を少なくでき、電荷の保持特性を高
めることができる。
【0018】請求項6ないし8に示す構成によれば、隣
り合うメモリセルでワード線(コントロールゲート)を
共用するので微細化が可能となり、均一な消去特性によ
りデータの誤読み出しを防止できるとともに、電荷の保
持特性を高めることができる。
【0019】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図1及び図2はそれぞれ、この発明の
第1の実施例に係る不揮発性半導体記憶装置におけるメ
モリセルの構成を示すもので、図1はメモリセルの構成
を示す断面図、図2は図1に示したメモリセルのパター
ン平面図で、図2のA−A´線に沿った断面が図1に対
応している。但し、図2では図面を簡単化するために層
間絶縁膜とビット線を省略した状態のパターン平面を示
している。
【0020】図1及び図2において、21はp型シリコ
ン基板、22は上記基板21の表面がRIE等の異方性
エッチングで選択的に除去されて形成された柱状構造
(柱と略称する)、23はn+ 型のソース領域、24は
+ 型のドレイン領域、25はチャネル領域、26はn
- 型の不純物拡散領域、27はゲート酸化膜、28はフ
ローティングゲート、29は絶縁膜、30はコントロー
ルゲート、31は層間絶縁膜、32はビット線である。
【0021】図1及び図2に示す如く、柱22の上部に
はドレイン領域24が形成され、この柱22の基部を含
むシリコン基板21の表面にはn- 型の不純物拡散領域
26が形成されている。上記ドレイン領域24と不純物
拡散領域26との間の柱22中がチャネル領域25とし
て働く。上記柱22の側壁部には、この柱22を取り囲
むように、ゲート酸化膜27を介してフローティングゲ
ート28が設けられ、このフローティングゲート28を
取り囲むように絶縁膜29を介してコントロールゲート
30が設けられている。そして、上記コントロールゲー
ト30下の基板21の表面領域にソース領域23が配置
される。このソース領域23は、不純物拡散領域26内
に設けられ、これらの領域23,26は電気的に連続し
た領域になっている。
【0022】次に、図3〜図6を参照しつつ上記図1及
び図2に示したメモリセルの製造工程を説明する。ま
ず、p型シリコン基板21の主表面に柱22を形成する
ために、基板21の表面にレジストを塗布し、パターニ
ングを行って図3に示すようなレジストマスク33を形
成する。
【0023】次に、RIE等の異方性エッチングによ
り、基板21の表面を1.0μmの深さまでエッチング
した後、上記レジストマスク33を除去し、熱酸化によ
り基板21の表面に厚さが200オングストローム程度
の酸化膜34を形成する。その後、図4に示すように、
基板21の主表面に対して斜め方向にボロンを8×10
12atoms/cm2 程度イオン注入する。引き続き、
基板21の主表面に対して垂直に、リンを5×1013
toms/cm2 程度イオン注入する。
【0024】上記酸化膜34をNH4 Fで除去後、熱酸
化により基板21の表面を酸化し、厚さが200オング
ストローム程度のゲート酸化膜27を形成する。その
後、全面に厚さ1000オングストロームのポリシリコ
ン層を堆積形成後、このポリシリコン層中にPOCl3
による熱拡散でリンを導入する。そして、図5に示すよ
うに、異方性エッチングを行って柱22の側壁部にポリ
シリコンを残存させることによりフローティングゲート
28を形成する。
【0025】CVD法により、厚さ100オングストロ
ームの酸化膜、厚さ150オングストロームのシリコン
窒化膜、及び厚さ70オングストロームの酸化膜を順次
積層形成し、3層構造の絶縁膜28を形成する。次に、
全面にAsを5×1015atoms/cm2 程度イオン
注入して、ソース領域23とドレイン領域24を同時に
形成する。その後、リンをドープした厚さ4000オン
グストロームのポリシリコン層を全面に堆積形成し、異
方性エッチングを行って柱22の側壁部にこのポリシリ
コン層を残存させると図6に示すような構造が得られ
る。残存されたポリシリコン層30は、コントロールゲ
ート(ワード線)として働く。
【0026】その後、CVD酸化膜(層間絶縁膜31)
によりメモリセル間の凹部を補填し、Alからなる配線
(ビット線32)を形成すると図1に示したようなメモ
リセルが完成する。
【0027】上記図1及び図2に示したメモリセルで
は、ソース領域23をコントロールゲート30の直下に
配置し、n- 型不純物拡散領域26をソース領域23の
間に配置している。また、ゲート酸化膜27として、薄
いトンネル酸化膜は使用していない。
【0028】上記図1及び図2に示したメモリセルへの
データの書き込み及び消去は次のようにして行う。すな
わち、ドレイン電位をVd、コントロールゲート30の
電位をVcg、ソース電位をVs、基板電位をVsub
及びチャネル電位をVchとすると、書き込み時には従
来と同様に、例えばVd=6V、Vcg=12Vとする
ことにより、ドレイン領域24の近傍のチャネル領域2
5でチャネルホットエレクトロンを発生させ、ゲート酸
化膜27を介してフローティングゲート28に注入す
る。一方、消去は、例えばVs=Vsub=5V、Vc
h=0V、Vcg=−5Vとすることにより、n- 型不
純物拡散領域26からゲート酸化膜27を介してフロー
ティングゲート28へ基板ホットホールを注入して行
う。
【0029】上記のような構成によれば、書き込み及び
消去共にホットキャリアを用いるので、膜厚の薄いトン
ネル酸化膜が不要になる。またホットキャリア注入は、
F−Nトンネル電流と比較して酸化膜厚のばらつきなど
の変動に影響され難いため、各メモリセルの消去特性を
等しくでき、過消去の発生を抑制できる。従って、均一
な消去特性が得られ、データの誤読み出しを防止でき
る。また、ゲート酸化膜27としてトンネル酸化膜より
も厚い酸化膜を用いることができるので、電界を印加し
た時の酸化膜の劣化が少なく、電荷の保持特性を高める
ことができる。
【0030】なお、上記第1実施例では、ソース領域2
3を不純物拡散領域26内に設けたが、不純物拡散領域
26をソース領域23よりも浅く形成し、ソース領域2
3間に、これらの領域と接して不純物拡散領域26を設
けることにより、電気的に連続した領域にしても良い。
【0031】図7は、この発明の第2の実施例に係る不
揮発性半導体記憶装置について説明するためのもので、
隣接する二つのメモリセル部を抽出して示す断面構成図
である。図7において、前記図1ないし図6と同一構成
部には同じ符号を付している。この第2実施例では、隣
り合うメモリセルでワード線(コントロールゲート3
0)を共有している。これによって、上述した第1実施
例よりも更に微細化が可能になる。この構成を採用する
ためには、ワード線を共有する隣のビットと選択性を持
たせる必要があり、その一つの手段として、図8に示す
ようにメモリセルの行列配置に対して斜め方向にビット
線32を配置し、ビット線32とドレイン領域24との
コンタクト35を任意のメモリセルのコンタクトに対し
て、隣接するコンタクトを行方向に1つ、列方向に2つ
離れた位置のメモリセルに配置することが考えられる。
【0032】図9は、この発明の第3の実施例に係る不
揮発性半導体記憶装置におけるメモリセルの断面図であ
る。このメモリセルは、上記図1及び図2に示したメモ
リセル構造において、n- 型不純物拡散領域26をチャ
ネル領域25下で分離したものである。
【0033】図9に示す構成の場合には、消去の際、V
sub=Vch=0Vとし、n- 型不純物拡散領域26
内で熱平衡的に発生するホールをゲート酸化膜26を介
してフローティングゲート28に注入する。
【0034】このように構成すれば、チャネル領域25
の電位が基板21の電位に設定され、浮遊状態とならな
いため、電圧の制御が容易となる。図10及び図11は
それぞれ、この発明の第4の実施例に係る不揮発性半導
体記憶装置について説明するためのもので、図10はパ
ターン平面図、図11は図10のB−B´線に沿った断
面図である。図10では図面を簡単化するために層間絶
縁膜とビット線を省略した状態で示している。
【0035】図10及び図11に示すメモリセルは、1
つの柱22に複数のメモリセルを形成している。他の基
本的な構成は、上記図1及び図2に示した構成と同様で
あるので、同一部分に同じ符号を付してその詳細な説明
は省略する。
【0036】このような構成によれば、1つの柱22の
側壁部に複数のメモリセルのフローティングゲート28
及びコントロールゲート30(ワード線)を形成できる
ので、高集積化に好適である。
【0037】上述した各実施例では、書き込み及び消去
ともにホットキャリアを用いることにより、膜厚の薄い
トンネル酸化膜が不要になり、トンネル酸化膜の不良に
起因する誤読み出しなどの不良を抑制できる。また、ホ
ットキャリア注入は、F−Nトンネル電流に比して酸化
膜厚のばらつき等の変動に影響され難いため、消去特性
を均一化できるので、過消去の発生を抑制できる。な
お、この発明は上述した第1ないし第4の実施例に限定
されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で種々変形
して実施可能なのは勿論である。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、均一な消去特性が得られ、データの誤読み出しを防
止できる不揮発性半導体記憶装置が得られる。また、電
荷の保持特性を高めることができる不揮発性半導体記憶
装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例に係る不揮発性半導体
記憶装置におけるメモリセルの構成を示す断面図。
【図2】この発明の第1の実施例に係る不揮発性半導体
記憶装置におけるメモリセルの構成を示すパターン平面
図。
【図3】図1及び図2に示した不揮発性半導体記憶装置
の製造工程について説明するためのもので、第1の製造
工程を示す断面図。
【図4】図1及び図2に示した不揮発性半導体記憶装置
の製造工程について説明するためのもので、第2の製造
工程を示す断面図。
【図5】図1及び図2に示した不揮発性半導体記憶装置
の製造工程について説明するためのもので、第3の製造
工程を示す断面図。
【図6】図1及び図2に示した不揮発性半導体記憶装置
の製造工程について説明するためのもので、第4の製造
工程を示す断面図。
【図7】この発明の第2の実施例に係る不揮発性半導体
記憶装置におけるメモリセルの構成を示す断面図。
【図8】図7に示した構成を実現するためのビット線と
ドレイン領域とのコンタクトの配置例を示すパターン平
面図。
【図9】この発明の第3の実施例に係る不揮発性半導体
記憶装置におけるメモリセルの構成を示す断面図。
【図10】この発明の第4の実施例に係る不揮発性半導
体記憶装置におけるメモリセルの構成を示すパターン平
面図。
【図11】この発明の第5の実施例に係る不揮発性半導
体記憶装置におけるメモリセルの構成について説明する
ためのもので、図10に示したパターンのB−B´線に
沿った断面図。
【図12】従来の不揮発性半導体記憶装置について説明
するためのもので、メモリセルの構成を示す斜視図。
【図13】従来の不揮発性半導体記憶装置について説明
するためのもので、図11に示したメモリセルの断面構
成図。
【符号の説明】
21…p型シリコン基板(半導体基板)、22…柱状構
造(柱)、23…ソース領域、24…ドレイン領域、2
5…チャネル領域、26…n- 型不純物拡散領域、27
…ゲート酸化膜、28…フローティングゲート、29…
絶縁膜、30…コントロールゲート(ワード線)、31
…層間絶縁膜、32…ビット線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/115

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上にゲート酸化膜を介して形
    成されたフローティングゲートを備えたメモリセルを有
    し、このメモリセルへのデータの書き込み及び消去を、
    上記フローティングゲートへのチャネルホットエレクト
    ロン注入とホットホール注入により行うことを特徴とす
    る不揮発性半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記フローティングゲートへのチャネル
    ホットエレクトロン注入とホットホール注入を、前記半
    導体基板中に形成されたドレイン領域とソース領域との
    間の領域で行うことを特徴とする請求項1に記載の不揮
    発性半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記フローティングゲートへのチャネル
    ホットエレクトロン注入をドレイン領域の近傍から前記
    ゲート酸化膜を介して行い、前記フローティングゲート
    へのホットホール注入をソース領域に隣接して設けら
    れ、ソース領域と同一導電型で且つソース領域より不純
    物濃度が低い不純物拡散領域から前記ゲート酸化膜を介
    して行うことを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半
    導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 半導体基板の主表面に形成された柱と、
    この柱を取り巻くようにゲート酸化膜を介して形成され
    たフローティングゲートと、上記フローティングゲート
    の周りに絶縁膜を介して形成されたコントロールゲート
    と、上記コントロールゲート下の上記半導体基板の表面
    領域に形成されたソース領域と、上記柱の上部に形成さ
    れたドレイン領域と、上記ソース領域とドレイン領域と
    の間の上記柱中に、上記半導体基板の主表面と垂直な方
    向に形成されるチャネル領域と、上記フローティングゲ
    ート及び上記チャネル領域下の上記半導体基板中に形成
    され、ソース領域と同一導電型で且つソース領域よりも
    不純物濃度が低い不純物拡散領域とを有するメモリセル
    を具備することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記メモリセルへのデータの書き込み
    を、前記ドレイン領域の近傍の前記チャネル領域から、
    前記ゲート酸化膜を介して前記フローティングゲートに
    チャネルホットエレクトロンを注入することによって行
    い、前記メモリセルのデータの消去を前記不純物拡散領
    域から前記ゲート酸化膜を介して前記フローティングゲ
    ートにホットホールを注入することによって行うことを
    特徴とする請求項4に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 半導体基板上にゲート酸化膜を介して形
    成されたフローティングゲートと、このフローティング
    ゲート上に絶縁膜を介して形成されたコントロールゲー
    トとを有するメモリセルを備えた不揮発性半導体記憶装
    置において、上記コントロールゲートは、ワード線の延
    びている方向のフローティングゲートで共用され、且つ
    ワード線の延びている方向と直交する方向のフローティ
    ングゲートで共用されることを特徴とする不揮発性半導
    体記憶装置。
  7. 【請求項7】 メモリセルが列方向及び行方向に等間隔
    に配置された不揮発性半導体記憶装置において、前記メ
    モリセルとビット線とのコンタクトを、任意のメモリセ
    ルのコンタクトに対して、隣接するコンタクトを行方向
    に1つ、列方向に2つ離れた位置のメモリセルに配置し
    たことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記メモリセルへのデータの書き込み及
    び消去を、上記フローティングゲートへのチャネルホッ
    トエレクトロン注入とホットホール注入により行うこと
    を特徴とする請求項6または7に記載の不揮発性半導体
    記憶装置。
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