JPH0786295A - バイポーラicの構造及び製造方法 - Google Patents

バイポーラicの構造及び製造方法

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JPH0786295A
JPH0786295A JP5187328A JP18732893A JPH0786295A JP H0786295 A JPH0786295 A JP H0786295A JP 5187328 A JP5187328 A JP 5187328A JP 18732893 A JP18732893 A JP 18732893A JP H0786295 A JPH0786295 A JP H0786295A
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JP
Japan
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layer
type
bipolar
emitter
transistor
Prior art date
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Pending
Application number
JP5187328A
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English (en)
Inventor
Kazuo Abe
一男 阿部
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Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、エミッタが比較的小さく構成され得
るようにした、PNP型トランジスタを有するバイポー
ラICの構造及び製造方法を提供することを目的とす
る。 【構成】p型シリコン基板11の表面に対して、熱拡散
等によってn+型埋込層12を形成し、その上から表面
全体に亘ってエピタキシャル成長等によりn-型層13
を形成して分離し、続いて、該n-型層の表面を酸化1
4し、多結晶シリコン15を堆積させ、エミッタ及びコ
レクタ領域を窓開けして、上記窓から、拡散またはイオ
ン注入によりp型エミッタ層17b及びコレクタ層17
a,17cを形成して、PNPトランジスタを構成する
ことにより、トランジスタを有するバイポーラIC10
を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、PNP型トランジスタ
を有するバイポーラICの構造及びその製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ラテラルPNP型トランジスタを
含むバイポーラICは、例えば、図3に示すように構成
されている。即ち、図3において、バイポーラIC1
は、p型シリコン基板2の表面に対して、熱拡散等によ
ってn+型埋込層3を形成し、該基板2の表面全体に亘
ってエピタキシャル成長等によりn-型層4を形成した
後に、該n- 型層4の周囲にp+型層2a,2bを形成す
ることにより、上記n-型層4を分離し、続いて、該n-
型層4の表面に、熱拡散等(イオン注入の場合もあり)
によりp型拡散層5a,5b,5cを形成すると共に、
該p型拡散層5cとp+型層2bとの間の領域に、熱拡
散等によりn+型拡散層6を形成することにより、PN
P型トランジスタが構成されている。
【0003】このように構成されたバイポーラIC1
は、さらに、その表面を酸化させてSiO2の絶縁膜7
を形成し、該絶縁膜7にエッチング等によりコンタクト
ホール7a,7b,7cを形成した後、該各コンタクト
ホール7a,7b,7cを覆うように、電極8a,8
b,8cを形成することにより、完成する。
【0004】かくして、バイポーラIC1は、p型拡散
層5bに接続された電極8aがエミッタとして、p型拡
散層5cに接続された電極8bがコレクタとして、また
+型拡散層6に接続された電極8cがベースとして、
それぞれ作用するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成のバイポーラIC1においては、PNP型トラ
ンジスタは、そのエミッタとして作用するp型拡散層5
bが、絶縁層7のコンタクトホール7aとの合わせに余
裕を持たせる必要があるため、その面積が比較的大きく
なってしまう。従って、PNPトランジスタ全体が比較
的大きくなり、これによりバイポーラIC1自体も大き
くなってしまうことになる。
【0006】また、エミッタが比較的大きいことから、
PNP型トランジスタの特性として、hFEが比較的低
くなってしまうという問題もあった。
【0007】本発明は、以上の点に鑑み、エミッタが比
較的小さく構成され得るようにした、PNP型トランジ
スタを有するバイポーラICの構造及び製造方法を提供
することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、p型シリコ
ン基板の表面に対して、熱拡散等によってn+型埋込層
を形成し、その上から表面全体に亘ってエピタキシャル
成長等によりn-型層を形成して分離し、続いて、該n-
型層の表面を酸化し、多結晶シリコンを堆積させ、エミ
ッタ及びコレクタ領域を窓開けして、上記窓から、拡散
またはイオン注入によりp型エミッタ層及びコレクタ層
を形成して、PNPトランジスタを構成するようにした
ことを特徴とする、トランジスタを有するバイポーラI
C及びその製造方法により、達成される。
【0009】
【作用】上記構成によれば、バイポーラIC内のPNP
トランジスタは、エミッタの2つのコンタクトホールが
セルフアラインにて形成されるため、エミッタを構成す
るp型拡散層自体は比較的小さく形成され得ると共に、
コンタクトホールは、上記p型拡散領域を含む多結晶シ
リコン上に形成され得ることになり、従って、コンタク
トホールの合わせ余裕が十分確保され得ることになる。
【0010】かくして、エミッタとして作用するp型拡
散層自体が、例えば最小線幅として小さく形成され得る
ことから、PNP型トランジスタが小型に構成され得る
ことになり、バイポーラIC全体も小型に構成され得る
こととなる。
【0011】また、エミッタとして作用するp型拡散層
が小さいことから、PNP型トランジスタの特性として
のhFEが高められ得ることになる。
【0012】
【実施例】以下、図面に示した実施例に基づいて、本発
明を詳細に説明する。図1は、本発明によるバイポーラ
ICの一実施例を示している。
【0013】図1において、バイポーラIC10は、p
型シリコン基板11の表面に対して、熱拡散等によって
+型埋込層12を形成し、該基板11の表面全体に亘
ってエピタキシャル成長等によりn-型層13を形成し
た後に、該n-型層13の周囲にp+型層12a,12b
を形成することにより、上記n-型層13を分離し、続
いて、該n-型層13の表面を薄く酸化させて、酸化膜
14を形成した後に、その上に多結晶シリコン層15を
堆積させる。そして、該多結晶シリコン層15をエミッ
タ−コレクタ間(ベース領域)及びコレクタを囲む領域
を残してパターニングする(図1(A)参照)。
【0014】その後、該多結晶シリコン層15の上に、
レジスト16を塗布して、フォトリソグラフィー法によ
って、該レジスト16のパターンニングを行なう(図1
(B)参照)。
【0015】さらに、レジスト16及び上記多結晶シリ
コン層15をマスクとして、窓15a,15b,15c
からイオン注入によって、n-型層13の表面領域に、
それぞれp型拡散層17a,17b,17cを形成する
と共に、該p型拡散層17cとp+型層12bの間の領
域に、熱拡散またはイオン注入等によりn+型層18を
形成する(図1(C)参照)ことにより、ラテラルPN
P型トランジスタが構成されている。
【0016】その後、レジスト20のパターニングを行
いコンタクトホールの領域の酸化膜14をエッチングし
て除去する。この時、エミッタ部分は、さらにエミッタ
の周囲の多結晶シリコンに重なるように窓開けする(図
1(D)参照)。最後に図1(E)に示すように、表面
に、各電極19a,19b及び19cを形成することに
より、バイポーラIC10が完成する。
【0017】ここで、該p型層17bは、比較的小さ
く、例えば最小線幅となるように形成されている。この
p型層17bに対しては、コンタクトホールの外周が多
結晶シリコン上に位置するように配置することで合わせ
余裕が確保される。
【0018】本発明によるバイポーラIC10は、以上
のように構成されており、PNP型トランジスタが、エ
ミッタとして作用するp型層17b,コレクタとして作
用するp型層17a,17c、そしてベースとして作用
するn+型層12,n-型層13,n+型層18により構
成される。従って、少なくともp型層17bが小さく形
成され得るので、PNP型トランジスタが小さく形成さ
れ得ることになり、かくして、バイポーラIC10全体
も小型に構成され得ることになる。
【0019】尚、上述した実施例においては、薄い酸化
膜14を通してイオン注入により17a,17b,17
cを形成しているが、酸化膜14を十分な厚さにし、レ
ジスト16のパターニング後、エッチングにより17
a,17b,17cに該当する領域の酸化膜14を取り
除いた後、レジストを除去し、熱拡散により17a,1
7b,17cを形成するようにしてもよい。
【0020】また、上記実施例では、ラテラルPNPト
ランジスタを有するバイポーラIC10の場合について
説明したが、これに限らず、例えばバーチカルPNP型
トランジスタを有するバイポーラICに本発明を適用す
ることを可能であり、このような場合にも、同様に小型
に構成され得ることになる。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、エ
ミッタが比較的小さく構成され得るようにした、極めて
優れたPNP型トランジスタを有するバイポーラICの
構造及び製造方法が提供され得ることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるバイポーラICの一実施例の製造
工程を順次に示す、(A)〜(D)はそれぞれ断面図で
ある。
【図2】図1のバイポーラICの完成後の平面図であ
る。
【図3】従来のバイポーラICの一例を示す、(A)は
断面図、及び(B)は平面図である。
【符号の説明】
10 バイポーラIC 11 p型シリコン基板 12 n+型埋込層 12a,12b p+型層 13 n-型層 14 酸化膜 15 多結晶シリコン層 16 レジスト 17a,17b,17c p型拡散層 19a,19b,19c 電極

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 p型シリコン基板の表面に対して、熱拡
    散等によってn+型埋込層を形成し、その上から表面全
    体に亘ってエピタキシャル成長等によりn- 型層を形成
    して分離し、続いて、該n-型層の表面を酸化し、多結
    晶シリコンを堆積させ、エミッタ及びコレクタ領域を窓
    開けして、上記窓から、拡散またはイオン注入によりp
    型エミッタ層及びコレクタ層を形成して、PNPトラン
    ジスタを構成するようにしたことを特徴とする、トラン
    ジスタを有するバイポーラICの製造方法。
  2. 【請求項2】 p型シリコン基板の表面に対して、熱拡
    散等によってn+型埋込層を形成し、その上から表面全
    体に亘ってエピタキシャル成長等によりn-型層を形成
    して分離し、続いて、該n-型層の表面を酸化し、多結
    晶シリコンを堆積させ、エミッタ及びコレクタ領域を窓
    開けして、上記窓から、拡散またはイオン注入によりp
    型エミッタ層及びコレクタ層を形成して、PNPトラン
    ジスタを構成するようにしたことを特徴とする、トラン
    ジスタを有するバイポーラICの構造。
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