JPH0785619B2 - 配線用アダプターおよび配線用アダプターを用いた地中ケーブルの配設方法 - Google Patents

配線用アダプターおよび配線用アダプターを用いた地中ケーブルの配設方法

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JPH0785619B2
JPH0785619B2 JP2160475A JP16047590A JPH0785619B2 JP H0785619 B2 JPH0785619 B2 JP H0785619B2 JP 2160475 A JP2160475 A JP 2160475A JP 16047590 A JP16047590 A JP 16047590A JP H0785619 B2 JPH0785619 B2 JP H0785619B2
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昭太郎 小関
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誠新産業株式会社
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G3/00Installations of electric cables or lines or protective tubing therefor in or on buildings, equivalent structures or vehicles
    • H02G3/22Installations of cables or lines through walls, floors or ceilings, e.g. into buildings

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  • Architecture (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Laying Of Electric Cables Or Lines Outside (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、地中ケーブルを配設するためにコンクリート
製の配線箱に埋め込まれる配線用アダプターおよび配線
用アダプターを用いた地中ケーブルの配設方法に関する
ものである。
(従来の技術) 地中ケーブルが配設される配線箱は一般にコンクリート
製であり、その側壁に地中ケーブルを挿入するための挿
入孔が形成されていた。しかしながら、工事現場におい
てコンクリート製の側壁に挿入孔を形成するのはきわめ
て面倒であり、このため側壁に配線用アダプターを埋め
込み、この配線用アダプターに形成された挿入孔に地中
ケーブルを挿入することが知られている。
このような配線用アダプターとして、特公昭59−24616
号公報に記載された複数口ダクト盤A(符号は同公報援
用、以下同)や、特公昭50−16519号公報に記載された
ダクト終端装置19が知られている。
前者の複数口ダクト盤(配線用アダプター)Aは、工事
現場においてその口数を工事現場のケーブル数に合せて
決め、ダクト筒体1と囲い枠2を接着剤により接着し、
さらに両者の間にモルタルなどのセメント系材料3を打
ち込んで組み立てたうえで、函体(配線箱)4の窓孔5
に嵌合し、射出器でモルタルを注入して接着するように
なっている。
また後者のダクト終端装置(配線用アダプター)19は、
管状の受容部31の両側部に垂直側壁27,29を形成し、ま
た垂直側壁27,29の両端部にフランジ37,39を形成して構
成されている。このものは、フランジ37,39同士を嵌合
させて所要個数の受容部31を備えたダクト終端装置19を
形成したうえで、型枠41の中に位置決めし、この型枠41
にコンクリート45を流し込んで穹拱(配線箱)21を形成
するものである。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら上記従来の複数口ダクト盤Aやダクト終端
装置19は、何れも工事現場で組み立てるため施工がきわ
めて面倒であって、熟練度によって施工の巧拙が生じる
ことは避けられず、初心者が迅速に、また施工のばらつ
きがないように適正に施工することは困難であるという
問題点があった。
また配線箱に挿入される地中ケーブルの挿入位置、本
数、太さなどの施工条件は工事現場によって異るもので
ある。ここで、上記従来の複数口ダクト盤Aやダクト終
端装置19は、地中ケーブルの本数に応じてダクト筒体1
の口数や受容部31の個数を調整することは可能である
が、地中ケーブルの太さに応じてダクト筒体1や受容部
31の孔径を変更することはできず、またコンクリート打
ちして函体4や穹拱21に埋め込んだ後では、地中ケーブ
ルの位置に応じてその挿入位置(すなわちダクト筒体1
や受容部31の位置)を調整することはできないものであ
る。このように上記従来技術は施工の自由度がきわめて
小さいことから、現場の施工条件に柔軟に対応しながら
地中ケーブルを自由に配設しにくいという問題点があっ
た。
そこで本発明は、工事現場において、施工の熟練度に関
係なく、初心者でも簡単・迅速に施工のばらつきがない
ように配線箱に地中ケーブルを配設でき、また工事現場
の施工条件に柔軟に対応できる地中ケーブルの配設の自
由度の大きい配線用アダプターおよび配線用アダプター
を用いた地中ケーブルの配設方法を提供することを目的
とする。
(課題を解決するための手段) このために本発明は、配線箱1の内部側に配置される背
板7を有するボックス4と、このボックス4の内部を配
線箱1の外部側からペースト13が充填される複数のエリ
ア5に分割する仕切壁部6とから配線用アダプター3を
構成し、かつこの配線用アダプター3を工具により開孔
可能な素材により形成したものである。またボックス4
の周囲はつば部8を突設したものである。
また本発明は、背板7を有し且つ仕切壁部6によりその
内部が複数のエリア5に分割されたボックス4から成る
配線用アダプター3を、地中ケーブルが配設されるコン
クリート製の配線箱1の側壁1aに埋め込む工程と、配線
箱1に配設される地中ケーブルの挿入位置、本数、太さ
などの施工条件に応じて、背板7に工具により挿入孔1
2,16を開孔する工程と、挿入孔12,16に地中ケーブルを
挿入した後、この地中ケーブルが挿入されたエリア5の
内部にペースト13を充填する工程とから配線用アダプタ
ーを用いた地中ケーブルの配設方法を構成したものであ
る。
(作用) 上記構成によれば、現場の施工条件に応じて、配線用ア
ダプター3の所望の位置に所望の孔径の挿入孔12,16を
所望の数だけ開孔し、この挿入孔12,16に地中ケーブル
を通した後、この挿入孔12,16が開孔されたエリア5の
内部に、モルタルや樹脂などのペースト13を充填するこ
とにより、地中ケーブルを配線箱1に簡単・迅速に配設
することができる。
(実施例) 次に、図面を参照しながら本発明の実施例を説明する。
第1図は地中ケーブルの配線箱の斜視図、第2図は配線
用アダプターの背面斜視図である。第1図において、こ
の配線箱1は、コンクリートにより強固に作られてい
る。2はこの配線箱1の上面に設けられた人孔蓋であ
り、この配線箱1を地中に埋没した状態で、この人孔蓋
2は地表に露呈する。
3は配線箱1の側壁1aに埋め込まれた配線用アダプター
である。第1図および第2図において、このアダプター
3はボックス4を主体とし、このボックス4の内部に
は、このボックス4の内部を複数のエリア5に分割する
仕切壁部6が格子状に形成されている。またその背面に
は背板7が形成されており、更にこのボックス4の周囲
にはつば部8が一体的に突設されている。本実施例では
ボックス4は角形であり、仕切壁部6はその内部を8等
分するように格子状に形成される。
このアダプター3は、例えば合成樹脂などのコンクリー
トよりも強度の小さい素材により薄板状に形成されてお
り、ドリル等の工具により、ケーブル管を挿入するため
の挿入孔12,16を簡単に開孔することができる。
次に施工方法を説明する。配線箱1をコンクリート打ち
して形成する際に、アダプター3を側壁1aに埋め込むこ
とにより、アダプター3を配線箱1と一体化する。次に
工具によりアダプター3に挿入孔12,16を開孔する。こ
の挿入孔12,16の開孔位置、個数、孔径などは、ケーブ
ル管やケーブルの挿入位置、本数、太さなどの工事現場
の施工条件に応じて決定される。
挿入孔12,16を開孔したならば、ケーブル管を挿入す
る。第3図はケーブル管10を挿入孔12に挿入したアダプ
ター3の断面図であり、ケーブル管10にはケーブル11が
挿入されている。ケーブル管10を挿入したならば、この
ケーブル管10を取り囲むエリア5の内部に、モルタルや
樹脂などのペースト13が充填されて、挿入孔12とケーブ
ル管10の間の隙間は密閉される。またペースト13が固化
することにより、ケーブル管10はしっかりと固定され
る。なお第3図において、側壁1aに埋め込まれたつば部
8は、アダプター3の側壁1aからの抜け止めと、地下水
(矢印参照)が配線箱1の内部に浸入するのを防止する
止水手段となっている。また第3図において、背板7は
配線箱1の内部側(第3図において右側)に配置されて
おり、エリア5の内部には配線箱1の外部側(第3図に
おいて左側)からモルタル13が充填される。
以上のようにエリア5内にペースト13を充填すれば、施
工のばらつきなく十分な水密性を確保して確実に密閉す
ることができる。また第4図に示すように、ケーブル管
15が大径の場合は、複数のエリア5にまたがって大孔径
の挿入孔16を開孔し、このケーブル管15を取り囲む複数
のエリア5内(本実施例では4つのエリア5内)に、ペ
ースト13を充填する。以上のようにこのアダプター3に
よれば、現場の施工条件に柔軟に対応しながら、簡単・
迅速に施工することができる。
(発明の効果) 以上説明したように本発明は構成がきわめて簡単であっ
て、ケーブル管10やケーブル11などの地中ケーブルの配
線箱1への配設を簡単・迅速に行うことができ、また施
工費を大巾にコストダウンできる。また地中ケーブルの
挿入位置、本数、太さなどの工事現場の施工条件に対応
して挿入孔12,16の開孔位置、個数、孔径などを決定す
ればよいので、地中ケーブルの配設の自由度がきわめて
大きく、工事現場の施工条件に柔軟に対応しながら施工
できる。更にはモルタル13は配線箱1の外部側からエリ
ア5の内部に簡単に充填できるなど、施工はきわめて簡
単であって熟練度は要しないので、熟練度の相違による
施工の巧拙のばらつきはほとんどなく、初心者でも迅速
に、また十分な水密性を確保できるように適正に施工で
きる。またボックス4の周囲につば部8を突設しとこと
により、地下水が配設箱1内に浸入するのを効果的に防
止するとともに、その抜け止め作用により、配線用アダ
プター3を配線箱1にしっかり固定することができる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の実施例を示すものであって第1図は地中ケ
ーブルの配線箱の斜視図、第2図は配線用アダプターの
背面斜視図、第3図は配線箱の側壁に埋め込まれた配線
用アダプターの断面図、第4図は配線用アダプターの正
面図である。 1……配線箱 1a……側壁 3……配線用アダプター 5……エリア 6……仕切壁部 7……背板 10,15……ケーブル管 11……ケーブル 12,16……挿入孔 13……ペースト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】地中ケーブルが配設されるコンクリート製
    の配線箱1の側壁1aに埋め込まれる配線用アダプター3
    であって、前記配線箱1の内部側に配置される背板7を
    有するボックス4と、このボックス4の内部を前記配線
    箱1の外部側からペースト13が充填される複数のエリア
    5に分割する仕切壁部6とから成り、工具により開孔可
    能な素材により形成したことを特徴とする配線用アダプ
    ター。
  2. 【請求項2】前記ボックス4の周囲に、つば部8を一体
    的に突設したことを特徴とする特許請求の範囲第1項に
    記載の配線用アダプター。
  3. 【請求項3】背板7を有し且つ仕切壁部6によりその内
    部が複数のエリア5に分割されたボックス4から成る配
    線用アダプター3を、地中ケーブルが配設されるコンク
    リート製の配線箱1の側壁1aに埋め込む工程と、 前記配線箱1に配設される地中ケーブルの挿入位置、本
    数、太さなどの施工条件に応じて、前記背板7に工具に
    より挿入孔12,16を開孔する工程と、 前記挿入孔12,16に地中ケーブルを挿入した後、この地
    中ケーブルが挿入された前記エリア5の内部にペースト
    13を充填する工程と、 を含むことを特徴とする配線用アダプターを用いた地中
    ケーブルの配設方法。
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