JPH07259110A - 地中ケーブル敷設用ハンドホールおよびその成型装置 - Google Patents
地中ケーブル敷設用ハンドホールおよびその成型装置Info
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- JPH07259110A JPH07259110A JP6089069A JP8906994A JPH07259110A JP H07259110 A JPH07259110 A JP H07259110A JP 6089069 A JP6089069 A JP 6089069A JP 8906994 A JP8906994 A JP 8906994A JP H07259110 A JPH07259110 A JP H07259110A
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- Japan
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- handhole
- molding
- hole
- mold
- female screw
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- Laying Of Electric Cables Or Lines Outside (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 比較的簡単な構成のもとに、保護管を簡単か
つ容易に液密状態に接続することができる構造のコンク
リート製のハンドホールを提供すること、また任意の部
分に保護管接続用の貫通孔を容易に形成することができ
るハンドホールの成型装置を提供すること。 【構成】 保護管8接続用の貫通孔7をその保護管8の
外形に対応する雌ねじ状に成型により、またはインサー
ト雌ねじの埋め込みにより形成するるばかりでなく、ハ
ンドホールの埋設カ所における保護管8の数量および配
置に対応するように、個々のハンドホール自体の成型時
に貫通孔7を成型する。また成型に当たっては、所定の
位置に雄ねじ状の中子20またはインサート雌ねじ支持
体21を支承するための支持部17を予め形成した位置
規制用の補助型部材18,19を成型型枠に着脱自在に
設けるようにし、この補助型部材18,19に雄ねじ状
の中子20またはインサート雌ねじ付支持体21を型組
みすることができるようにした。補助型部材18,19
は発泡プラスチック製であってもよい。
つ容易に液密状態に接続することができる構造のコンク
リート製のハンドホールを提供すること、また任意の部
分に保護管接続用の貫通孔を容易に形成することができ
るハンドホールの成型装置を提供すること。 【構成】 保護管8接続用の貫通孔7をその保護管8の
外形に対応する雌ねじ状に成型により、またはインサー
ト雌ねじの埋め込みにより形成するるばかりでなく、ハ
ンドホールの埋設カ所における保護管8の数量および配
置に対応するように、個々のハンドホール自体の成型時
に貫通孔7を成型する。また成型に当たっては、所定の
位置に雄ねじ状の中子20またはインサート雌ねじ支持
体21を支承するための支持部17を予め形成した位置
規制用の補助型部材18,19を成型型枠に着脱自在に
設けるようにし、この補助型部材18,19に雄ねじ状
の中子20またはインサート雌ねじ付支持体21を型組
みすることができるようにした。補助型部材18,19
は発泡プラスチック製であってもよい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信用ケーブルを地中
に敷設する場合の中継地点となるコンクリート製のハン
ドホールおよびこのハンドホールの成型装置に関するも
のである。
に敷設する場合の中継地点となるコンクリート製のハン
ドホールおよびこのハンドホールの成型装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】地中にケーブルを敷設する場合、各種施
設を共同溝と称する洞道に大規模に敷設することなく、
比較的小規模のもとに敷設する場合には、適宜間隔毎に
埋設したコンクリート製ハンドホールを中継地点に各方
向へ分岐した状態に配線するのであるが、各ハンドホー
ル間に螺旋状のフレキシブル保護管を埋設してその保護
管内にケーブルを挿通するようにしており、しかして保
護管をハンドホールの側壁に接続するには、例えば実開
昭59−107652公報に図示されているように、ハ
ンドホールの側壁の広範囲の部分を薄肉に成型し、施工
時に保護管が接続されるべき部分を特定して薄肉部分の
一部を破壊して穿孔し、この貫通孔に保護管を当接した
状態のもとに貫通孔と保護管との間隙にセメントモルタ
ルを充填するようにしている。
設を共同溝と称する洞道に大規模に敷設することなく、
比較的小規模のもとに敷設する場合には、適宜間隔毎に
埋設したコンクリート製ハンドホールを中継地点に各方
向へ分岐した状態に配線するのであるが、各ハンドホー
ル間に螺旋状のフレキシブル保護管を埋設してその保護
管内にケーブルを挿通するようにしており、しかして保
護管をハンドホールの側壁に接続するには、例えば実開
昭59−107652公報に図示されているように、ハ
ンドホールの側壁の広範囲の部分を薄肉に成型し、施工
時に保護管が接続されるべき部分を特定して薄肉部分の
一部を破壊して穿孔し、この貫通孔に保護管を当接した
状態のもとに貫通孔と保護管との間隙にセメントモルタ
ルを充填するようにしている。
【0003】また、実開昭59−117233公報に図
示されているように、ハンドホールの側壁に多数の円形
状開孔用凹所を形成して薄肉部分を予め用意して、必要
に応じて保護管を接続する部分の凹所を破壊して穿孔
し、この貫通孔に保護管を当接した状態のもとに貫通孔
と保護管との間隙にセメントモルタルを充填するように
している。
示されているように、ハンドホールの側壁に多数の円形
状開孔用凹所を形成して薄肉部分を予め用意して、必要
に応じて保護管を接続する部分の凹所を破壊して穿孔
し、この貫通孔に保護管を当接した状態のもとに貫通孔
と保護管との間隙にセメントモルタルを充填するように
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記第1の従来例(実
開昭59−107652公報)によれば、ハンドホール
側壁に補強筋を使用している関係上、適切なカ所に適切
な直径の貫通孔を円形に穿孔することは著しく困難であ
り、大体は意に反して大きな異形の孔が形成され、保護
管と管通孔との間隙が異常に大きくなり、しかも薄肉部
分であることと相俟って、現場打ちのセメントモルタル
によっては液密充填が非常に困難であり、配線の保護を
標傍するこの種の施設における接続部分において液漏れ
を生じることは致命的な欠陥である。
開昭59−107652公報)によれば、ハンドホール
側壁に補強筋を使用している関係上、適切なカ所に適切
な直径の貫通孔を円形に穿孔することは著しく困難であ
り、大体は意に反して大きな異形の孔が形成され、保護
管と管通孔との間隙が異常に大きくなり、しかも薄肉部
分であることと相俟って、現場打ちのセメントモルタル
によっては液密充填が非常に困難であり、配線の保護を
標傍するこの種の施設における接続部分において液漏れ
を生じることは致命的な欠陥である。
【0005】また第2の従来例(実開昭59−1172
33公報)によると、予め形成した凹所のみに保護管を
接続しなければならず、予め形成した凹所以外の部分に
保護管を接続する必要が生じた場合に穿孔が極めて困難
である等の不都合があり、かつ保護管と管通孔との間隙
を現場打ちのセメントモルタルにより充填するのである
から、液密が不完全となり易い欠点がある。
33公報)によると、予め形成した凹所のみに保護管を
接続しなければならず、予め形成した凹所以外の部分に
保護管を接続する必要が生じた場合に穿孔が極めて困難
である等の不都合があり、かつ保護管と管通孔との間隙
を現場打ちのセメントモルタルにより充填するのである
から、液密が不完全となり易い欠点がある。
【0006】ハンドホールにおける保護管の接続につい
ては、排水用の桝における管路の接続とは異なり、設置
位置によりハンドホールに接続する保護管の数量および
配置は個々に著しく相違し、必然的に現場においてその
接続用貫通孔を手作業により穿設することになる。前記
両従来例においては当然のことであるが、施工現場にお
いて穿孔作業およびセメントモルタルによる充填作業を
必要とし、作業員に過酷な作業を強いることになるばか
りでなく、著しく非能率的であり、しかもコストが高価
となる欠点がある。
ては、排水用の桝における管路の接続とは異なり、設置
位置によりハンドホールに接続する保護管の数量および
配置は個々に著しく相違し、必然的に現場においてその
接続用貫通孔を手作業により穿設することになる。前記
両従来例においては当然のことであるが、施工現場にお
いて穿孔作業およびセメントモルタルによる充填作業を
必要とし、作業員に過酷な作業を強いることになるばか
りでなく、著しく非能率的であり、しかもコストが高価
となる欠点がある。
【0007】そこで本発明の目的は、比較的簡単な構成
のもとに、保護管を簡単かつ容易に液密状態に接続する
ことができる構造のコンクリート製のハンドホールを提
供することにあり、他の目的は任意の部分に保護管接続
用の貫通孔を容易に形成することができるハンドホール
の成型装置を提供することにある。
のもとに、保護管を簡単かつ容易に液密状態に接続する
ことができる構造のコンクリート製のハンドホールを提
供することにあり、他の目的は任意の部分に保護管接続
用の貫通孔を容易に形成することができるハンドホール
の成型装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、保護管接続用の貫通孔をその保護管の外形に
対応する雌ねじ状に成型により形成し、あるいは成型時
にインサート雌ねじの埋め込みにより形成するばかりで
なく、ハンドホールの埋設カ所における保護管の数量お
よび配置に対応するように、個々のハンドホール自体の
成型時に貫通孔を成型するようにし、その成型に当たっ
ては、所定の位置に雄ねじ状の中子を支承する支持部ま
たはインサート雌ねじを支承する支持部を予め形成した
位置規制用の補助型部材を成型型枠に着脱自在に設けて
構成し、この補助型部材に雄ねじ状の中子またはインサ
ート雌ねじを型組して個々のハンドホール毎に適切な貫
通孔を形成することができるようにする。
するため、保護管接続用の貫通孔をその保護管の外形に
対応する雌ねじ状に成型により形成し、あるいは成型時
にインサート雌ねじの埋め込みにより形成するばかりで
なく、ハンドホールの埋設カ所における保護管の数量お
よび配置に対応するように、個々のハンドホール自体の
成型時に貫通孔を成型するようにし、その成型に当たっ
ては、所定の位置に雄ねじ状の中子を支承する支持部ま
たはインサート雌ねじを支承する支持部を予め形成した
位置規制用の補助型部材を成型型枠に着脱自在に設けて
構成し、この補助型部材に雄ねじ状の中子またはインサ
ート雌ねじを型組して個々のハンドホール毎に適切な貫
通孔を形成することができるようにする。
【0009】
【作用】予め定められた数量および位置に中子支持部を
形成した補助型部材または予め定められた数量および位
置にインサート雌ねじ支持体の支持部を形成した補助型
部材を用意してこれに雄ねじ状の中子またはインサート
雌ねじを支承した状態のもとにハンドホール成型用の型
枠を型組みすることにより、個々のハンドホールの成型
時に貫通孔が形成され、設置現場において保護管接続用
の貫通孔を穿設せずに済む。保護管の外形に対応した雌
ねじ状内面を有する貫通孔に短筒状の保護管をねじ込み
つつ挿通するようにし、そのねじ込みに先だって貫通孔
と保護管との両方もしくは一方に接着剤を充分に塗布す
ることにより、貫通孔と保護管との間隙に接着剤が充填
された液密状態のもとに固定され、なお固定後の保護管
にはその管端と長尺の埋設済み保護管の管端とを管継ぎ
手により接続すればよい。
形成した補助型部材または予め定められた数量および位
置にインサート雌ねじ支持体の支持部を形成した補助型
部材を用意してこれに雄ねじ状の中子またはインサート
雌ねじを支承した状態のもとにハンドホール成型用の型
枠を型組みすることにより、個々のハンドホールの成型
時に貫通孔が形成され、設置現場において保護管接続用
の貫通孔を穿設せずに済む。保護管の外形に対応した雌
ねじ状内面を有する貫通孔に短筒状の保護管をねじ込み
つつ挿通するようにし、そのねじ込みに先だって貫通孔
と保護管との両方もしくは一方に接着剤を充分に塗布す
ることにより、貫通孔と保護管との間隙に接着剤が充填
された液密状態のもとに固定され、なお固定後の保護管
にはその管端と長尺の埋設済み保護管の管端とを管継ぎ
手により接続すればよい。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例について詳
細に説明する。本発明の適用対象としての地中ケーブル
敷設用ハンドホールとしては、例えば図1に示すよう
に、有底容器状の下部ブロック1と短筒状の中間ブロッ
ク2と上部ブロック3と蓋受ブロック4とを順次積み重
ねて地中に埋設するようにすると共に、蓋受ブロック4
には蓋体5を冠設し、かつ下部ブロック1の側壁6,6
には貫通孔7,7を穿設してこの貫通孔7,7にケーブ
ル挿通用の保護管8,8を液密状態に接続する型式を採
択する。
細に説明する。本発明の適用対象としての地中ケーブル
敷設用ハンドホールとしては、例えば図1に示すよう
に、有底容器状の下部ブロック1と短筒状の中間ブロッ
ク2と上部ブロック3と蓋受ブロック4とを順次積み重
ねて地中に埋設するようにすると共に、蓋受ブロック4
には蓋体5を冠設し、かつ下部ブロック1の側壁6,6
には貫通孔7,7を穿設してこの貫通孔7,7にケーブ
ル挿通用の保護管8,8を液密状態に接続する型式を採
択する。
【0011】上記型式に対する本発明の特殊構成として
は、例えば図1および図2のように、下部ブロック1の
側壁6,6に穿設する貫通孔7,7として、保護管8の
螺挿に適応する雌ねじ状に成型により形成し、保護管8
の接続に当たっては、比較的短い保護管8を用意して保
護管8と貫通孔7との対接する両面もしくは片面に接着
剤を充分に塗布したまま、保護管8を貫通孔7に螺入し
て液密状態に固定し、既に埋設してある保護管8の主部
に管継ぎ手9により連結するようにする。なお、貫通孔
7を穿設する部分の側壁6を他の部分よりも肉厚に形成
して貫通孔7と保護管8との接着面積を増大することに
より液密が確保し易くなる。
は、例えば図1および図2のように、下部ブロック1の
側壁6,6に穿設する貫通孔7,7として、保護管8の
螺挿に適応する雌ねじ状に成型により形成し、保護管8
の接続に当たっては、比較的短い保護管8を用意して保
護管8と貫通孔7との対接する両面もしくは片面に接着
剤を充分に塗布したまま、保護管8を貫通孔7に螺入し
て液密状態に固定し、既に埋設してある保護管8の主部
に管継ぎ手9により連結するようにする。なお、貫通孔
7を穿設する部分の側壁6を他の部分よりも肉厚に形成
して貫通孔7と保護管8との接着面積を増大することに
より液密が確保し易くなる。
【0012】また、図3のように保護管8の螺挿に適応
するインサート雌ねじ10を塩化ビニール等のプラスチ
ックにより製作し、このインサート雌ねじ10を下部ブ
ロック1の成型時に側壁6,6に埋め込み成型するよう
にしてもよい。なおインサート雌ねじ10の外周には複
数個のリング状突条11,11を設けてコンクリートと
の結合を強固にするばかりでなく、液密作用を増大する
のが望ましい。
するインサート雌ねじ10を塩化ビニール等のプラスチ
ックにより製作し、このインサート雌ねじ10を下部ブ
ロック1の成型時に側壁6,6に埋め込み成型するよう
にしてもよい。なおインサート雌ねじ10の外周には複
数個のリング状突条11,11を設けてコンクリートと
の結合を強固にするばかりでなく、液密作用を増大する
のが望ましい。
【0013】前記ハンドホールの成型当たっては、図4
のように下型12と内型13と外型14とを型組みして
そのキャビティに生コンクリートを充填して容器状の下
部ブロック1を成型するのであるが、貫通孔7の形成に
ついては、貫通孔7を形成しようとする付近一帯の内型
13の型面部と外型14の型面部とに対向状態に浅い凹
部15と16とを各別に形成し、この凹部15,16に
中子支承用の支持部17,17を形成した位置規制用の
補助型部材18,19を着脱自在に添設することができ
るようにすると共に、これら両補助型部材18,19に
はその支持部17,17にわたり前記保護管7の外形に
対応する雌ねじ状貫通孔7の成型に適応する雄ねじ状の
中子20,20を掛け渡し状態に固定するようにする。
のように下型12と内型13と外型14とを型組みして
そのキャビティに生コンクリートを充填して容器状の下
部ブロック1を成型するのであるが、貫通孔7の形成に
ついては、貫通孔7を形成しようとする付近一帯の内型
13の型面部と外型14の型面部とに対向状態に浅い凹
部15と16とを各別に形成し、この凹部15,16に
中子支承用の支持部17,17を形成した位置規制用の
補助型部材18,19を着脱自在に添設することができ
るようにすると共に、これら両補助型部材18,19に
はその支持部17,17にわたり前記保護管7の外形に
対応する雌ねじ状貫通孔7の成型に適応する雄ねじ状の
中子20,20を掛け渡し状態に固定するようにする。
【0014】実際の型組みに際しては、両補助型部材1
8,19に必要な中子20,20を結合して枠体化した
型部材を用意し、この型部材を内型13と外型14との
型締めに先だって内外両型13,14の中間に介装する
ようにすればよく、なお前記中子20については、図4
ように比較的硬質なゴム製の筒状ねじ部20aと軸部2
0bとの嵌合により構成してもよく、また図5のように
塩化ビニール等のプラスチック製の筒状ねじ部20aと
軸部20bとの嵌合により構成してもよく、これにより
脱型に当り軸部20bを引き抜いた後に筒状ねじ部20
aを取り外せばよい。
8,19に必要な中子20,20を結合して枠体化した
型部材を用意し、この型部材を内型13と外型14との
型締めに先だって内外両型13,14の中間に介装する
ようにすればよく、なお前記中子20については、図4
ように比較的硬質なゴム製の筒状ねじ部20aと軸部2
0bとの嵌合により構成してもよく、また図5のように
塩化ビニール等のプラスチック製の筒状ねじ部20aと
軸部20bとの嵌合により構成してもよく、これにより
脱型に当り軸部20bを引き抜いた後に筒状ねじ部20
aを取り外せばよい。
【0015】前記補助型部材18,19としては、これ
を発泡スチロール等の発泡プラスチック製とするのが好
都合であり、ハンドホールの設置カ所における保護管
7,7の数量および配置が判明している場合、補助型部
材18,19は板状の発泡プラスチックに対し指定され
た数量および位置に支持部17,17を中子20に対応
するように、その都度例えば多角形あるいは円形に切抜
き形成するようにすればよい。また補助型部材18,1
9を木質材製とした場合には、発泡プラスチック製の場
合と同様に支持部17を切抜き形成してもよいが、図6
のように中子20における軸部20bとして木質材を採
択し、支持部17としての釘を打ち付けるようにしても
よい。
を発泡スチロール等の発泡プラスチック製とするのが好
都合であり、ハンドホールの設置カ所における保護管
7,7の数量および配置が判明している場合、補助型部
材18,19は板状の発泡プラスチックに対し指定され
た数量および位置に支持部17,17を中子20に対応
するように、その都度例えば多角形あるいは円形に切抜
き形成するようにすればよい。また補助型部材18,1
9を木質材製とした場合には、発泡プラスチック製の場
合と同様に支持部17を切抜き形成してもよいが、図6
のように中子20における軸部20bとして木質材を採
択し、支持部17としての釘を打ち付けるようにしても
よい。
【0016】前記中子20については、これをゴム製と
して型組み状態において拡径するに反し、脱型に当たり
縮径する構造にし、回転させつつ脱型するようにするの
が望ましく、特にその筒状ねじ部20aについては、外
周面だけに防水を施した厚紙製としてもよく、内面から
水分を浸潤して軟化した後に脱型するようにしてもよ
く、更に金属製あるいはプラスチック製としてテーパ付
の雄ねじ状とし、回転させつつ脱型するようにしてもよ
いのである。
して型組み状態において拡径するに反し、脱型に当たり
縮径する構造にし、回転させつつ脱型するようにするの
が望ましく、特にその筒状ねじ部20aについては、外
周面だけに防水を施した厚紙製としてもよく、内面から
水分を浸潤して軟化した後に脱型するようにしてもよ
く、更に金属製あるいはプラスチック製としてテーパ付
の雄ねじ状とし、回転させつつ脱型するようにしてもよ
いのである。
【0017】前記補助型部材18,19については、そ
の支持部17,17をその都度形成することなく、支持
部17,17の個数および配置について予め多種類のパ
ターンを想定して用意し、使用に際して適切なものを選
択するようにしてもよく、これによれば繰り返し使用す
ることができるばかりでなく、補助型部材18,19を
発泡スチロールではなく金属製あるいはプラスチック製
あるいは木材製等の耐久性のある材料とすることができ
る。
の支持部17,17をその都度形成することなく、支持
部17,17の個数および配置について予め多種類のパ
ターンを想定して用意し、使用に際して適切なものを選
択するようにしてもよく、これによれば繰り返し使用す
ることができるばかりでなく、補助型部材18,19を
発泡スチロールではなく金属製あるいはプラスチック製
あるいは木材製等の耐久性のある材料とすることができ
る。
【0018】前記インサート雌ねじ10を埋め込んで成
型するためには、例えば図7のようにインサート雌ねじ
用支持体21と補助型部材18,19とにより構成する
成型用型部材を使用し、支持体21にインサート雌ねじ
10を嵌合した状態のもとに図示のように型組みし、成
型後の脱型に当たっては支持体21を抜き取るようにす
ればよい。
型するためには、例えば図7のようにインサート雌ねじ
用支持体21と補助型部材18,19とにより構成する
成型用型部材を使用し、支持体21にインサート雌ねじ
10を嵌合した状態のもとに図示のように型組みし、成
型後の脱型に当たっては支持体21を抜き取るようにす
ればよい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
のような効果がある。 a.側壁に穿設する貫通孔を保護管の外周面に対応する
雌ねじ状に形成したから、これにより保護管の接続に当
たって接着剤を使用して螺挿することにより液密を確保
した状態に確実に固定することができ、従って現場作業
が著しく容易となるほか、高能率かつ低コストを実現す
ることができる。 b.成型時にインサート雌ねじを埋め込んで保護管接続
用貫通孔を形成したことにより、貫通孔を強固に形成す
ることができるばかりでなく、高精度の雌ねじ状貫通孔
を形成することができ、従って保護管の接続に際して僅
かな間隙のもとに螺挿して接着することができる関係
上、接着が強固であると共に、充分に液密を確保するこ
とができる。
のような効果がある。 a.側壁に穿設する貫通孔を保護管の外周面に対応する
雌ねじ状に形成したから、これにより保護管の接続に当
たって接着剤を使用して螺挿することにより液密を確保
した状態に確実に固定することができ、従って現場作業
が著しく容易となるほか、高能率かつ低コストを実現す
ることができる。 b.成型時にインサート雌ねじを埋め込んで保護管接続
用貫通孔を形成したことにより、貫通孔を強固に形成す
ることができるばかりでなく、高精度の雌ねじ状貫通孔
を形成することができ、従って保護管の接続に際して僅
かな間隙のもとに螺挿して接着することができる関係
上、接着が強固であると共に、充分に液密を確保するこ
とができる。
【0020】c.中子20の支承用または支持体21の
支承用の支持部17,17を形成した位置規制用の補助
型部材18,19を内型13および外型14に着脱自在
に添設するようにすると共に、これら両補助型部材1
8,19にはその支持部17,17にわたり中子20ま
たは支持体21を掛け渡し状態に固定するようにしたか
ら、補助型部材18,19を差し替えることにより中子
20またはインサート雌ねじ10を任意の配置のもとに
設定して成型することができ、従って保護管接続用貫通
孔7の数量および配置の異なる多種類のハンドホールを
容易に成型することができる。 d.補助型部材を発泡プラスチック材により形成するこ
とにより、速やかに任意の配置のもとに支持部を容易に
形成することができる利便があり、貫通孔の特殊な配列
等に即応して成型に供することができ、かつ使い捨て型
の型部材として好適である。
支承用の支持部17,17を形成した位置規制用の補助
型部材18,19を内型13および外型14に着脱自在
に添設するようにすると共に、これら両補助型部材1
8,19にはその支持部17,17にわたり中子20ま
たは支持体21を掛け渡し状態に固定するようにしたか
ら、補助型部材18,19を差し替えることにより中子
20またはインサート雌ねじ10を任意の配置のもとに
設定して成型することができ、従って保護管接続用貫通
孔7の数量および配置の異なる多種類のハンドホールを
容易に成型することができる。 d.補助型部材を発泡プラスチック材により形成するこ
とにより、速やかに任意の配置のもとに支持部を容易に
形成することができる利便があり、貫通孔の特殊な配列
等に即応して成型に供することができ、かつ使い捨て型
の型部材として好適である。
【図1】本発明の地中ケーブル敷設用ハンドホールを示
す縦断側面図である。
す縦断側面図である。
【図2】本発明の一実施例の要部を示す拡大縦断側面図
である。
である。
【図3】他の実施例の要部を示す拡大縦断側面図であ
る。
る。
【図4】本発明の地中ケーブル敷設用ハンドホール成型
装置の一実施例を示す要部の縦断側面図である。
装置の一実施例を示す要部の縦断側面図である。
【図5】他の実施例の中子を示す縦断側面図である。
【図6】更に他の実施例の中子を示す縦断側面図であ
る。
る。
【図7】インサート雌ねじを埋め込み成型する成型装置
を示す要部の縦断側面図である。
を示す要部の縦断側面図である。
6 側壁 7 貫通孔 8 保護管 10 インサート雌ねじ 13 内型 14 外型 18 補助型部材 19 補助型部材 20 中子 21 支持体
Claims (5)
- 【請求項1】 容器状のコンクリート製ハンドホールで
あって、側壁(6)に保護管(8)の螺入に適応する雌
ねじ状の貫通孔(7)を成型により形成したことを特徴
とする地中ケーブル敷設用ハンドホール。 - 【請求項2】 容器状のコンクリート製ハンドホールで
あって、側壁(6)に保護管(8)の螺入に適応する雌
ねじ状の貫通孔(7)をプラスチック製のインサート雌
ねじ(10)により形成したことを特徴とする地中ケー
ブル敷設用ハンドホール。 - 【請求項3】 コンクリート製のハンドホールの側壁
(6)に保護管(8)を液密状態に接続する型式のハン
ドホールを成型するための成型装置であって、ハンドホ
ールの側壁(6)を成型するための内型(13)と外型
(14)との中間に、位置規制用の補助型部材(1
8),(19)と雄ねじ状の中子(20),(20)と
から構成される貫通孔成型用型部材を着脱自在に設けた
ことを特徴とする地中ケーブル敷設用ハンドホールの成
型装置。 - 【請求項4】 コンクリート製のハンドホールの側壁
(6)に保護管(8)を液密状態に接続する型式のハン
ドホールを成型するための成型装置であって、ハンドホ
ールの側壁(6)を成型するための内型(13)と外型
(14)との中間に、位置規制用の補助型部材(1
8),(19)とインサート雌ねじ(10)と支持体
(21),(21)とから構成される成型用型部材を着
脱自在に設けたことを特徴とする地中ケーブル敷設用ハ
ンドホールの成型装置。 - 【請求項5】 補助型部材(18),(19)を発泡プ
ラスチックにより形成した請求項3または請求項4の地
中ケーブル敷設用ハンドホールの成型装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6089069A JPH07259110A (ja) | 1994-03-23 | 1994-03-23 | 地中ケーブル敷設用ハンドホールおよびその成型装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6089069A JPH07259110A (ja) | 1994-03-23 | 1994-03-23 | 地中ケーブル敷設用ハンドホールおよびその成型装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07259110A true JPH07259110A (ja) | 1995-10-09 |
Family
ID=13960572
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6089069A Pending JPH07259110A (ja) | 1994-03-23 | 1994-03-23 | 地中ケーブル敷設用ハンドホールおよびその成型装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07259110A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007100457A (ja) * | 2005-10-07 | 2007-04-19 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 受け継手付き配管ボックスの製造方法並びにそれに用いる調整部材、型及びそれにより製造された受け継手付き配線ボックス |
KR100889357B1 (ko) * | 2008-10-07 | 2009-03-18 | (주)대경기술단 | 지중 배전용 배관파이프 방수구조 |
WO2017086568A1 (ko) * | 2015-11-17 | 2017-05-26 | 손원호 | 다중파이프 보호관 |
CN107227752A (zh) * | 2017-06-12 | 2017-10-03 | 国网浙江省电力公司丽水供电公司 | 一种电缆井结构 |
-
1994
- 1994-03-23 JP JP6089069A patent/JPH07259110A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007100457A (ja) * | 2005-10-07 | 2007-04-19 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 受け継手付き配管ボックスの製造方法並びにそれに用いる調整部材、型及びそれにより製造された受け継手付き配線ボックス |
JP4690844B2 (ja) * | 2005-10-07 | 2011-06-01 | 古河電気工業株式会社 | 受け継手付き配管ボックスの製造方法並びにそれに用いる調整部材及び型 |
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