JPH0785494A - 情報記録再生装置 - Google Patents

情報記録再生装置

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JPH0785494A
JPH0785494A JP5231331A JP23133193A JPH0785494A JP H0785494 A JPH0785494 A JP H0785494A JP 5231331 A JP5231331 A JP 5231331A JP 23133193 A JP23133193 A JP 23133193A JP H0785494 A JPH0785494 A JP H0785494A
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recording
power
signal
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JP5231331A
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Inventor
Hiroyuki Kurashina
裕行 倉科
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Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 最適記録パワーの決定の精度を向上させるこ
と。 【構成】 比較部19bがβ値演算部19aからの演算
結果であるβ値と推奨値としてのβ値との比較を行い、
推奨値としてのβ値を下回るβ1 と推奨値としてのβ値
を上回るβ2 が得られると、そのβ1 ,β2 により、推
奨値としてのβ値に対応する仮想ステップを求め、この
求められた仮想ステップに応じ、記録レーザーパワーを
決定する。 【効果】 たとえば5ビットのD/AコンバータのLS
Bを使用することにより、従来のステップ数の更に倍の
ステップ数による細分化されたステップの選択が可能と
なるため、限られている記録パワーのテストエリアの拡
大を必要とすることなく、記録パワーの設定が精度良く
行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、追記型(Write Once)
や書換え可能型のディスクにおける記録レーザーパワー
のキャリブレーションを行うための情報記録再生装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】現在、記録可能な高密度ディスクとして
は、レーザ光を用いて記録・再生する方式の追記型(Wr
ite Once)と書換え可能型とがある。ディスクの構造は
CDと同じであるが、異なる点は信号を記録する面であ
る。
【0003】つまり、追記型の場合の記録信号面の材料
としてTeやBiを用い、これにレーザ光を当てその部
分を熔融してピットを形成する方法と、Sb2 Se3 、
TeOxや有機色素系の薄膜を用い、これにレーザ光を
当て光の反射率を変化させる方法の二通りがある。
【0004】一方、書換え可能型の場合の記録信号面の
材料は、希土類金属(Ga,Tb,Dr,Ho等)と3
d遷移金属(Fe,Co,Ni)とのアモルファス合金
が用いられており、信号の記録に際しては光磁気記録方
式(Magnet Optics) が採用されている。ここでの記録
は、外部磁界によって予めイニシャライズされている光
磁気ディスクの記録面の所定箇所をレーザビームの照射
によってキューリー温度(150℃程度)より上げる
と、そこに加わった外部磁界により記録面が垂直磁化さ
れる。読出しは、これに光を当てた時に偏光面がごくわ
ずかに回転する現象(カー効果)を用いることによって
行われる。
【0005】ところで、上記の追記型ディスクであるC
D−Rディスクには、プリグルーブが形成されている。
これは、中心周波数22.05kHZ で極僅かにラジア
ル方向にウォブリングしている。この信号を用いること
により、記録前のディスクを線速度一定に制御すること
が可能となる。
【0006】また、このウォブル信号には最大偏位±1
kHZ でFSK変調により多重された信号が含まれてお
り、この信号を読み取ることにより、ATIP(絶対時
間)が解るので、記録前でも任意の位置へサーチするこ
とが可能となっている。
【0007】ちなみに、CD−Rディスクのフォーマッ
トは、たとえば図1に示す通りであり、ディスク中心部
から順にパワーキャリブレーションエリア(PCA)、
プログラムメモリエリア(PMA)、リードインエリ
ア、プログラムエリアが設けられている。ここで、パワ
ーキャリブレーションエリア(PCA)は録音前に、デ
ィスクの最適記録パワーを記録・測定するエリアであ
り、プログラムメモリエリア(PMA)は追記途中のデ
ィスクを取出す時に、録音情報やスキップ情報を一時的
に記録するエリアである。
【0008】このようなCD−Rにおいて、記録時の最
適記録パワーを決めるために、記録前にOPC(記録パ
ワーキャリブレーション)動作を行っている。このた
め、CD−Rディスクには、100回分のテストエリア
(パーティション)が設けられている。各パーティショ
ンは15フレームである。
【0009】このような記録時の最適記録パワーの決定
は、製造元毎にディスクの記録特性が相違することか
ら、ディスク毎の最適記録パワーが必要となるためであ
る。ちなみに、ディスク毎に最適記録パワーが得られな
い場合には、記録後のエラーレートやジッタが急激に劣
化してしまう場合がある。
【0010】ここで、最適記録パワーを得るための方法
として、たとえば従来では、1フレームを1つの記録レ
ベル(レーザーパワー)に割り振り、15ステップのパ
ワーで最小から最大まで記録を行った後、その部分を再
生してRF信号のエンベロープのピーク(P)とボトム
(B)の電圧を検出する。次いで、β=(P+B)/
(P−B)の値がある設定した値(推奨値としては0.
04程度)を越えたと判断されたステップのレーザーパ
ワーをそのディスクの最適記録パワーとしてその後の記
録を行うようにしていた。
【0011】図2は、最適レーザーパワーを決定する際
のレーザーパワーコントロール回路の一例を示すもの
で、4ビットD/Aコンバータ1には図示省略のマイコ
ンから4ビットの信号Q0 ,Q1 ,Q2 ,Q3 が入力さ
れるようになっており、LDドライバ2が4ビットD/
Aコンバータ1からの出力に基づいてLD3の出力をコ
ントロールするようになっている。
【0012】このようなレーザーパワーコントロール回
路を備えた情報記録再生装置の基本動作は、図3に示す
通りである。ストップ状態から記録が開始される場合、
まずセットアップ動作が行われる(ステップ301)。
セットアップ動作においては、TOCエリアにピックア
ップが移動し、フォーカスサーボがオンし、スピンドル
キック、スピンドルCAVサーボ、トラッキングサーボ
オンが行われる。
【0013】セットアップ動作終了後、OPC(記録パ
ワーキャリブレーション動作)を実行するか否かの判断
が行われる(ステップ302)。実行するか否かの判断
においては、現在セットされているディスクがパワーオ
ンした後、OPCを実行済みならばOPCを行わない。
【0014】OPCを実行する場合には、PCAカウン
トエリアの先頭をサーチし(ステップ303)、次いで
PCAカウントエリアを再生し、RF信号のあるアドレ
スからカウント値を決定する(ステップ304)。カウ
ント値の決定を終えた後、カウント値に対応したPCA
テストエリアをサーチする(ステップ305)。
【0015】その後、OPC動作を行う(ステップ30
6)。すなわち、PCAテストエリアにてテスト記録
(スイープ記録)を行った後、このテスト記録を再生
し、再生結果により最適記録パワー(β値=0.04程
度のパワー)を決定する。ここで、β値は記録後の再生
信号により得られる記録パワーを示すパラメータであ
る。
【0016】β値の決定を終えた後、サーチ動作が行わ
れる(ステップ307)。このサーチ動作に際しては、
追記部分(記録部終端)がサーチされる。
【0017】サーチ動作を終えた後、記録又はポーズ動
作が行われる。すなわち、記録要求が有った場合には、
記録動作が行われる(ステップ308,311)。ここ
での記録動作は、EFMエンコーダ、サーボ回路を記録
モードに設定し、OPCから得られた最適記録パワーを
出力する。
【0018】これに対し、記録要求が無かった場合に
は、記録終端を通過したか否かの判断が行われ(ステッ
プ309)、記録終端を通過した場合には1トラックR
EVジャンプが行われる(ステップ310)。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】このように、上述した
従来の情報記録再生装置における最適記録パワーを得る
ための方法では、1フレームを1つの記録レベル(レー
ザーパワー)に割り振り、15ステップのパワーで最小
から最大まで記録を行った後、その部分を再生してRF
信号のエンベロープのピーク(P)とボトム(B)の電
圧を検出し、次いでβ=(P+B)/(P−B)の値が
ある設定した値(推奨値としては0.04程度)を越え
たと判断されたステップのレーザーパワーをそのディス
クの最適記録パワーとしてその後の記録を行うようにし
ていた。
【0020】ところが、このような最適記録パワーを得
るための方法では、上述したように、ディスク毎に記録
特性が相違しているために、最小パワーと最大パワーと
の差を大きくとる必要があり、必然的に各ステップ間の
パワー差が大きくなってしまう。
【0021】また、ステップのとり方に際しては、単に
たとえばβ値が推奨値を越えた時点のものとしているた
め、ステップ間のどの位置に最適記録パワーを取りうる
ための推奨値が存在しているかの判断は必要とされてい
なかった。
【0022】また、1ステップ程度の検出ミスは、ノイ
ズ等の影響によって十分起こり得るため、やはり上述し
たように、各ステップ間のパワー差が大きいと最適な記
録状態からは外れてしまう可能性が大である。特に、現
状の74分ディスク(線速度1.2m/s)では、レー
ザーパワーに対して非常にクリティカルなものがあり、
僅かにレーザーパワーがずれただけで、記録後のエラー
レート、ジッタが急激に劣化する場合がある。
【0023】したがって、従来の最適記録パワーを得る
ための方法では、上述した推奨値がステップ間のどの位
置に存在しているかの判定が曖昧であるため、最適記録
パワーの決定を精度良く行うことが困難となっている。
【0024】本発明は、このような事情に対処してなさ
れたもので、最適記録パワーの決定の精度を向上させる
ことができる情報記録再生装置を提供することを目的と
する。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、記録媒体に照射する記録レーザーパワー
のキャリブレーションを行う情報記録再生装置におい
て、前記記録レーザーパワーを変化させてステップ毎に
異なるレーザーパワーで前記記録媒体に所定回数の記録
を行う記録制御手段と、前記記録制御手段により記録し
た位置の再生信号から前記ステップ毎に再生信号の上側
ピーク値を検出するピーク値検出手段と、前記記録制御
手段により記録した位置の再生信号から前記ステップ毎
に再生信号の下側ピーク値を検出するボトム値検出手段
と、前記ピーク値検出手段と前記ボトム値検出手段の出
力によって前記ステップ毎に再生信号に関する特性値を
演算する第1演算手段と、前記特性値により最適記録パ
ワーに相当する推奨特性値に対する仮想ステップを演算
する第2演算手段と、前記仮想ステップに応じて前記記
録レーザーパワーを決定する決定手段とを有することを
特徴とする。
【0026】
【作用】本発明の情報記録再生装置では、記録レーザー
パワーを変化させ異なるレーザーパワーで記録媒体に所
定回数の記録を行うとともに、この記録した位置の再生
信号から、推奨値を下回るβ値(β1 )と推奨値を上回
るβ値(β2 )を求めるとともに、これら両β値(β1
,β2 )の演算によって推奨β値に対応する仮想のス
テップ数を求め、この求められた仮想ステップ数に基づ
き、最適特性値が得られる最適記録パワーが決定され
る。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例の詳細を、図面に基づ
いて説明する。図4は、本発明の情報記録再生装置の一
実施例を示すものである。同図に示すように、ピックア
ップサーボメカ11によって読み取られたCD−Rディ
スク10からの再生信号は、再生ヘッド回路12を介し
てCDデコーダ13及びATIP(絶対時間)デコーダ
14に与えられる。CDデコーダ13の出力は、D/A
コンバータ15及びディジタル出力回路16を介して出
力される。
【0028】また、再生ヘッド回路12の出力は、ピー
ク検出回路17及びボトム検出回路18に与えられる
と、これらピーク検出回路17及びボトム検出回路18
からRFT(ピーク値)信号及びRFB(ボトム値)信
号としてマイコン19に出力される。マイコン19は、
これらピーク検出回路17及びボトム検出回路18から
RFT信号及びRFB信号を取込むと、これらの信号に
基づいて所定の演算を施すことにより、LDパワー設定
用のD/Aコンバータ22を介してLDパワー制御回路
23に対し最適記録パワー制御を行わせるためのコント
ロール信号を出力する。ここで、LDパワー設定用のD
/Aコンバータ22におけるLSBがたとえば5ビット
とされている。
【0029】マイコン19には、FL表示管式のキーS
W20からの操作信号が取り込まれるようになってい
る。また、マイコン19には、CDデコーダ13の出力
が与えられるようになっている。
【0030】更に、再生ヘッド回路12の出力は、トラ
ッキング、フォーカス、スピンドルを制御するためのサ
ーボ回路21に出力されることにより、ピックアップサ
ーボメカ11の動作がコントロールされるようになって
いる。サーボ回路21には、マイコン19からの制御信
号が取り込まれるようになっている。ディジタル信号入
力回路24及びA/Dコンバータ25に取り込まれた入
力信号は、CDエンコーダ26によってエンコードされ
た後、LDパワー制御回路23を介してピックアップサ
ーボメカ11に与えられる。
【0031】図5は、上記のマイコン19の詳細を示す
ものであり、β値演算部19aは上記のピーク検出回路
17及びボトム検出回路18からRFT(ピーク値)信
号及びRFB(ボトム値)信号に基づき、β値を演算に
よって求める。β値を求めるに際しては、図6に示すよ
うに、0〜14までの15ステップについて、0ステッ
プから順に行われる。すなわち、本実施例では、ディス
クへの試し書きはLDパワーの小さい方から大きい方へ
向けて順に行われる。
【0032】比較部19bには、最適な推奨値としての
β値(たとえばβ=0.04)が保持されている。比較
部19bは、β値演算部19aからの演算結果であるβ
値と推奨値としてのβ値との比較を行い、β値演算部1
9aからの演算結果であるβ値が推奨値としてのβ値を
下回っている場合には、β値演算部19aからの演算結
果であるβ値をβ1 としてメモリ19cに記憶させる。
【0033】また、次のステップにおけるβ値演算部1
9aからの演算結果であるβ値が推奨値としてのβ値を
下回っている場合には、先に記憶されているメモリ19
c内部のβ値と置き換えられる(オーバーライト)。
【0034】一方、β値演算部19aからの演算結果で
あるβ値が推奨値としてのβ値を上回っている場合に
は、β値演算部19aからの演算結果であるβ値をβ2
として第2演算部19dに出力する。第2演算部19d
は、比較部19bからのβ2 が与えられると、メモリ1
9cからβ1 を取り込む。このことにより推奨のβ値を
含むステップ間の両ステップ夫々のβ値を第2演算部1
9dは得たことになる。このβ1 とβ2 との演算によっ
て近似値を求める。すなわち、図7に示すように、上記
の推奨値(β=0.04)が8ステップ目と9ステップ
目との間に存在している場合、この間の直線近似x(仮
想ステップ)が求められる。具体的には、8ステップ目
のβ値であるβ1 と、9ステップ目のβ値であるβ2 と
により、図7のように直線(ステップ−β値 特性)を
求める。図7では、xの位置が仮想ステップとなり、た
とえば8.7ステップ等と数値化する。
【0035】第2演算部19dは、直線近似によって求
めた仮想ステップをLD出力決定部19eに出力する
と、LD出力決定部19eが記録パワーを決定するため
の決定信号を出力する。すなわち、第2演算部19dに
は、たとえば図8に示すように、ステップ−LDパワー
特性が、ディスクへの記録時に用いた各ステップに対す
るLDパワー特性に比べ、各ステップ間を更に半分にし
たステップ数が用意されている。これは、上述したよう
に、LDパワー設定用のD/Aコンバータ22における
LSBがたとえば5ビットとされていることに対応して
いるものである。
【0036】また、第2演算部19dにおける演算結果
である直線近似x(仮想ステップ)がたとえば8.7と
して求められた場合、8.7がLD出力決定部19eに
出力される。そして、LD出力決定部19eで、仮想ス
テップ8.7は図8のステップ−LDパワー特性では9
ステップ書込み時のLDパワー出力の範囲に属するの
で、9ステップ目の記録パワーが選択される。
【0037】続いて、このような情報記録再生装置の動
作を、図9乃至図11を用いて説明する。
【0038】まず、マイコン19がHF信号の無いとき
のピーク検出回路17及びボトム検出回路18からのR
FT信号及びRFB信号(電圧)を取込む(ステップ9
01)。これらの信号が取り込まれると、(RFT+R
FB)/2が演算され、その演算結果がREF電圧Vre
f とされる(ステップ902)。なお、REF電圧Vre
f を求めるに際しては、RFT又はRFBのいずれか一
方のみを用いるようにしてもよい。
【0039】REF電圧Vref が求められた後、メカコ
ントロールI/F部であるサーボ回路21に制御信号が
出力され、PCAカウントエリアの先頭がサーチされる
(ステップ903)。PCAカウントエリアの先頭がサ
ーチされると、ATIPデコーダ14からのアドレス情
報、CDデコーダ13からのアドレス情報、RF有無検
出回路(図示省略)からの出力又はそれらの組合せから
PCAカウントエリアのサーチ箇所の正しいことが確認
される(ステップ904)。
【0040】サーチ箇所の正しいことが確認されると、
マイコン19によりメカコントロールI/F部に制御信
号が出力され、PCAカウントエリアの先頭からの再生
が開始される(ステップ905)。
【0041】再生が開始されると、ATIPデコーダ1
4からのアドレス情報、CDデコーダ13からのアドレ
ス情報、RF有無検出回路(図示省略)からの出力又は
それらの組合せから、マイコン19が既にHF信号の記
録されているフレーム数をカウントする(ステップ90
6)。
【0042】フレーム数のカウントが終了すると、マイ
コン19がメカコントロールIF部に制御信号を出力
し、PCAテストエリア内のカウント値に応じ、新たに
OPC動作を用いることのできるフレームをサーチさせ
る(ステップ907)。
【0043】カウント値に対応したフレームがサーチさ
れると、ATIPデコーダ14からのアドレス情報、C
Dデコーダ13からのアドレス情報、RF有無検出回路
(図示省略)からの出力又はそれらの組合せから、マイ
コン19がサーチした場所の正しいことを確認し、テス
ト信号の記録の開始位置で待機させる(ステップ90
8)。
【0044】待機状態において、マイコン19がメカコ
ントロールIF部とパワー設定用D/Aコンバータ22
に制御信号を出力し、EFM信号を15ステップ分記録
させる(ステップ909)。
【0045】ここで、予めテストすべき記録パワーの最
小値、最大値を決定しておき、その間を15分割して、
最小から最大まで順次1フレームずつパワーを変え、1
5フレーム分を記録する。通常、ディスク及びピックア
ップの特性からレーザーパワーを増やしていくと、β値
はマイナスからプラスへと増えていく。
【0046】EFM信号の記録を終えた後、マイコン1
9がメカコントロールIF部に制御信号を出力し、PC
Aテストエリアの今回記録した15フレームの1フレー
ム目(ステップの0)を再生する(ステップ910)。
【0047】1フレーム目の再生を終えた後、1フレー
ム目の再生HF信号のRFT信号とRFB信号の電圧を
A/Dコンバータ(図示省略)を介してマイコン19に
取込む(ステップ911)。RFT信号とRFB信号の
電圧を取込むと、マイコン19のβ値演算部19aがR
FT−Vref =P、RFB−Vref =Bの計算を行い、
更にβ=(P+B)/(P−B)を計算し、βを求める
(ステップ912)。
【0048】次いで、演算によって求められたβが所定
の値を越えているか否かの判断が行われる(ステップ9
13)。すなわち、上述したように、マイコン19の比
較部19bには既に最適な推奨値としてのβ値(0.0
4)が保持されており、比較部19bによってβ値演算
部19aからの演算結果であるβ値と推奨値としてのβ
値との比較が行われる。比較の結果、β値演算部19a
からの演算結果であるβ値を推奨値としてのβ値を下回
っている場合には、演算結果であるβ値β1 としてメモ
リ19cに記憶させる(ステップ915)。
【0049】β1 の記憶を終えた後、次のフレームの再
生を行う(ステップ914)。このステップにおけるβ
値演算部19aからの演算結果であるβ値が推奨値とし
てのβ値を下回っている場合には、先に記憶されている
メモリ19c内部のβ値が次のβ値と置き換えられる。
【0050】また、(ステップ913)での判断におい
て、β値演算部19aからの演算結果であるβ値が推奨
値としてのβ値を上回った場合にはフレームが判断され
る(ステップ916)。フレームの判断の結果、1フレ
ーム目であると判断された場合には、1フレーム目のス
テップが記録パワーとされる(ステップ919)。
【0051】これに対し、(ステップ913)での判断
において、1フレーム目でないと判断された場合には、
第2演算部19dがβ1 とβ2 との演算によって求めた
直線近似値からステップ数を求める(ステップ91
7)。
【0052】すなわち、上述したように、推奨値(β=
0.04)が8ステップ目と9ステップ目との間に存在
している場合、図7のように、この間の直線近似x(仮
想ステップ)が求められる。
【0053】次いで、演算結果がβ2 の得られたステッ
プ範囲に属するか否かの判断が行われ、ステップ範囲に
属すると判断された場合にはβ2 の得られたステップを
記録パワーとする(ステップ920)。これに対し、ス
テツプ範囲に属さないと判断された場合には、演算結果
がβ1 の得られたステップ範囲に属するか否かの判断が
行われる(ステップ921)。
【0054】β1 の得られたステップ範囲に属すると判
断された場合には、β1 の得られたステップを記録パワ
ーとする(ステップ923)。これに対し、β1 の得ら
れたステップ範囲に属さないと判断された場合には、演
算結果はβ2 の得られたステップに0.5ステップ加え
たステップを記録パワーとする(ステップ922)。
【0055】すなわち、図10に示すように、第2演算
部19dによって求められた直線近似値がたとえば8.
7である場合、9ステップ目が最適な記録パワーとされ
る。
【0056】このように、本実施例では、比較部19b
がβ値演算部19aからの演算結果であるβ値と推奨値
としてのβ値との比較を行い、推奨値としてのβ値を下
回るβ1 と推奨値としてのβ値を上回るβ2 が得られる
と、第2演算部19dによる演算によってβ1 及びβ2
からの直線近似値が求められ、この求められた直線近似
値に応じるステップ数が得られる。
【0057】したがって、たとえば5ビットのD/Aコ
ンバータのLSBを使用することにより、従来のステッ
プ数(4ビット)の更に倍のステップ数による細分化さ
れたステップの選択が可能となるため、限られている記
録パワーのテストエリアの拡大を必要とすることなく、
記録パワーの設定が精度良く行われる。
【0058】なお、本実施例では、D/Aコンバータの
LSBを5ビットとした場合について説明したが、この
例に限らずD/AコンバータのLSBを6ビット以上と
してもよく、この場合には、ステップ数が更に細分化さ
れるので、記録パワーの設定がより精度良く行われる。
【0059】また、本実施例では、図10に示したよう
に、仮想ステップ数から記録パワーを決定するに際し
て、デジタル的に決定するようにした場合について説明
したが、この例に限らず、たとえば図12に示すよう
に、アナログ的な方法によって記録パワーを決定するよ
うにしてもよい。
【0060】更に、本実施例では、ディスクへの試し書
きは、LDパワーの小さい方から大きい方へ向けて順に
行ったが、逆に大きい方から小さい方へ向けて記録し、
推奨値がどのステップ間にあるかの判断はあるステップ
のβ値が推奨β値を下回ったことによってもよい。
【0061】なお、本実施例では、本発明を追記型(Wr
ite Once)のCD−Rに適用した場合について説明した
が、この例に限らずキャリブレーションを行うものであ
れば書換え可能型のディスクに適用してもよい。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の情報記録
再生装置によれば、記録レーザーパワーを変化させ異な
るレーザーパワーで記録媒体に所定回数の記録を行うと
ともに、この記録した各ステップの再生信号からβ値を
求め、推奨値を上回るβ値とそのステップ数、及び下回
るβ値とそのステップ数を得るとともに、これらの値か
ら推奨β値に対応する仮想ステップ数を求め、この求め
られた仮想ステップ数に基づき、最適特性値が得られる
最適記録パワーが決定されるので、最適記録パワーの決
定の精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】CD−Rディスクのフォーマットを示す斜視図
である。
【図2】従来の情報記録再生装置に備えられているレー
ザーパワーコントロール回路の一例を示す図である。
【図3】従来の情報記録再生装置の基本動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図4】本発明の情報記録再生装置の一実施例を示すブ
ロック図である。
【図5】図4のマイコンの内部構成を示すブロック図で
ある。
【図6】図4の情報記録再生装置のテスト記録時のステ
ップ数を示す図である。
【図7】図4のマイコンにおける直線近似の求め方を説
明するための図である。
【図8】図4のマイコンに設けられている細分化された
ステップを示す図である。
【図9】図4の情報記録再生装置の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図10】図4の情報記録再生装置の動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図11】図4の情報記録再生装置の動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図12】図8のステップ−LDパワー特性をデジタル
的からアナログ的に変えた場合を示す図である。
【符号の説明】
17 ピーク検出回路 18 ボトム検出回路 19 マイコン 19a β値演算部 19b 比較部 19c メモリ 19d 第2演算部 19e LD出力決定部 22 D/Aコンバータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に照射する記録レーザーパワー
    のキャリブレーションを行う情報記録再生装置におい
    て、 前記記録レーザーパワーを変化させてステップ毎に異な
    るレーザーパワーで前記記録媒体に所定回数の記録を行
    う記録制御手段と、 前記記録制御手段により記録した位置の再生信号から前
    記ステップ毎に再生信号の上側ピーク値を検出するピー
    ク値検出手段と、 前記記録制御手段により記録した位置の再生信号から前
    記ステップ毎に再生信号の下側ピーク値を検出するボト
    ム値検出手段と、 前記ピーク値検出手段と前記ボトム値検出手段の出力に
    よって前記ステップ毎に再生信号に関する特性値を演算
    する第1演算手段と、 前記特性値により最適記録パワーに相当する推奨特性値
    に対する仮想ステップを演算する第2演算手段と、 前記仮想ステップに応じて前記記録レーザーパワーを決
    定する決定手段とを有することを特徴とする情報記録再
    生装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6885617B2 (en) 2001-06-25 2005-04-26 Teac Corporation Optical disk apparatus
US7106673B2 (en) 2001-10-10 2006-09-12 Teac Corporation Optical disk recording apparatus with optimum power control
US7242653B2 (en) 2000-09-13 2007-07-10 Teac Corporation Optical disc apparatus capable of detecting recording characteristics based on a predetermined signal prerecorded and reproduced
US7796481B2 (en) 2004-06-30 2010-09-14 Pioneer Corporation Information recording apparatus, information recording method and information recording program

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