JPH0785342B2 - ディスクプレーヤのピックアップ移動機構 - Google Patents
ディスクプレーヤのピックアップ移動機構Info
- Publication number
- JPH0785342B2 JPH0785342B2 JP31866489A JP31866489A JPH0785342B2 JP H0785342 B2 JPH0785342 B2 JP H0785342B2 JP 31866489 A JP31866489 A JP 31866489A JP 31866489 A JP31866489 A JP 31866489A JP H0785342 B2 JPH0785342 B2 JP H0785342B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- pickup
- disc
- control gear
- tray
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Moving Of Heads (AREA)
- Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ディスクプレーヤのピックアップ移動機構に
関し、特に、二つのディスクを装着できるように一対の
ディスクトレイを備えるディスクプレーヤにおけるピッ
クアップ移動機構に関する。
関し、特に、二つのディスクを装着できるように一対の
ディスクトレイを備えるディスクプレーヤにおけるピッ
クアップ移動機構に関する。
この種のディスクプレーヤは、一対のディスクトレイを
プレーヤ本体より突出させ又プレーヤ本体のローディン
グ位置まで引き込む一対のローディング機構と、再生信
号の記録されているディスク側にピックアップを移動さ
せるピックアップ移動機構とを備えている。そして、各
ローディング機構及びピックアップ移動機構はそれぞれ
各駆動モータにて独立して作動されている。
プレーヤ本体より突出させ又プレーヤ本体のローディン
グ位置まで引き込む一対のローディング機構と、再生信
号の記録されているディスク側にピックアップを移動さ
せるピックアップ移動機構とを備えている。そして、各
ローディング機構及びピックアップ移動機構はそれぞれ
各駆動モータにて独立して作動されている。
ところで、従来のピックアップ移動機構は非常に複雑な
歯車構造を有しているので、その組み立てに多大な時間
と手間を要する上に部品点数が多いことからディスクプ
レーヤが高価になってしまう欠点があった。
歯車構造を有しているので、その組み立てに多大な時間
と手間を要する上に部品点数が多いことからディスクプ
レーヤが高価になってしまう欠点があった。
本発明はこのような点を解決するためになされたもの
で、簡単な構造でありながらピックアップを各ディスク
の再生位置に移動させることができるディスクプレーヤ
のピックアップ移動機構を提供することを目的とする。
で、簡単な構造でありながらピックアップを各ディスク
の再生位置に移動させることができるディスクプレーヤ
のピックアップ移動機構を提供することを目的とする。
本発明は、再生情報の記録されているディスクがそれぞ
れ載置される一対のディスクトレイと、各ディスクの再
生情報を読み取るピックアップとを備えるディスクプレ
ーヤにおいて、ピックアップが支持されてその回動でピ
ックアップを各ディスクの再生位置まで移動させる回動
体と、回動体に設けられる回動用ギヤ部と、駆動モータ
にて回転駆動される制御ギヤと、この制御ギヤに設けら
れて回動用ギヤ部と噛み合い、回動体に回動力を付与す
るピックアップ用ギヤ部と、制御ギヤに設けられて回動
体より突出するカム突起が係入され、ピックアップを各
ディスクの再生位置で位置決めすべく回動体を固定的に
保持する回動体保持用カム溝とを含むことを特徴とする
ピックアップ移動機構である。
れ載置される一対のディスクトレイと、各ディスクの再
生情報を読み取るピックアップとを備えるディスクプレ
ーヤにおいて、ピックアップが支持されてその回動でピ
ックアップを各ディスクの再生位置まで移動させる回動
体と、回動体に設けられる回動用ギヤ部と、駆動モータ
にて回転駆動される制御ギヤと、この制御ギヤに設けら
れて回動用ギヤ部と噛み合い、回動体に回動力を付与す
るピックアップ用ギヤ部と、制御ギヤに設けられて回動
体より突出するカム突起が係入され、ピックアップを各
ディスクの再生位置で位置決めすべく回動体を固定的に
保持する回動体保持用カム溝とを含むことを特徴とする
ピックアップ移動機構である。
制御ギヤを回転させ、そのピックアップ用ギヤ部を回動
体の回動用ギヤ部に噛み合わせて回動体を回動させ、こ
れによりピックアップを一方のディスクの再生位置まで
移動させる。そして、制御ギヤの回動体保持用カム溝に
て回動体のカム突起を一定位置で固定し、これにより回
動体を固定的に保持し、ピックアップを前記一方のディ
スクの再生位置で位置決めする。
体の回動用ギヤ部に噛み合わせて回動体を回動させ、こ
れによりピックアップを一方のディスクの再生位置まで
移動させる。そして、制御ギヤの回動体保持用カム溝に
て回動体のカム突起を一定位置で固定し、これにより回
動体を固定的に保持し、ピックアップを前記一方のディ
スクの再生位置で位置決めする。
また、制御ギヤを逆方向に回転させ、そのピックアップ
用ギヤ部を回動体の回動用ギヤ部に噛み合わせて回動体
を逆方向に回動させ、これによりピックアップを他方の
ディスクの再生位置まで移動させる。そして、制御ギヤ
の回動体保持用カム溝にて同様にカム突起を一定位置で
固定し、これにより回動体を固定的に保持し、ピックア
ップを前記他方のディスクの再生位置で位置決めする。
用ギヤ部を回動体の回動用ギヤ部に噛み合わせて回動体
を逆方向に回動させ、これによりピックアップを他方の
ディスクの再生位置まで移動させる。そして、制御ギヤ
の回動体保持用カム溝にて同様にカム突起を一定位置で
固定し、これにより回動体を固定的に保持し、ピックア
ップを前記他方のディスクの再生位置で位置決めする。
従って、ピックアップ用ギヤ部及び回動体保持用カム溝
を設けた制御ギヤと、回動用ギヤ部及びカム突起を設け
た回動体とを組み合わせた簡単な構成でピックアップを
移動させて位置決めすることができる。
を設けた制御ギヤと、回動用ギヤ部及びカム突起を設け
た回動体とを組み合わせた簡単な構成でピックアップを
移動させて位置決めすることができる。
以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。
る。
第1図は本発明に係るディスクプレーヤのピックアップ
移動機構の平面図であり、第2図は同ピックアップ移動
機構を含むディスクプレーヤの平面図である。
移動機構の平面図であり、第2図は同ピックアップ移動
機構を含むディスクプレーヤの平面図である。
これらの図において、1及び2はディスクトレイであ
る。これらのディスクトレイ1,2は装置本体に同一高さ
位置で並列に配され、図示しないディスクを載置するた
めの中央部に再生用の穴1a,2aが設けられている。各デ
ィスクトレイ1,2の外端側には伸長部1A,2Aがそれぞれ一
体的に形成されている。これらのディスクトレイ1及び
2はその下方に配されているローディング機構によりプ
レーヤ本体よりX1方向に突出され、又ローディング位置
までX2方向に引き込まれる。即ち、第9図はディスクト
レイ1及び2をそれぞれ動作させるための一対のローデ
ィング機構3及び4が示されている。これらのローディ
ング機構3,4はディスクトレイ1,2の下方に配されている
断面コ字状の移動体5を有し、これらの移動体5はプレ
ーヤ本体を構成しているシャーシの案内レール6に移動
可能に装着されている。各移動体5内には移動ラックギ
ヤ7が配され、これら移動ラックギヤ7には歯が一部欠
けた構造のアイドルギヤ(欠歯ギヤ)8が噛み合ってい
る。また、各移動体5の先端上面にはピニオンギヤ9が
取り付けられている。これらのピニオンギヤ9には案内
レール6の上方に固定されている固定ラックギヤ10及び
この固定ラックギヤ10と平行に対向している他の移動ラ
ックギヤ11がそれぞれ噛み合っている。他の移動ラック
ギヤ11,11はディスクトレイ1及び2の下面にそれぞれ
固定されている。尚、ディスクトレイ1及び2はシャー
シの図示しない他の案内レールに突出及び後退可能に装
着されている。
る。これらのディスクトレイ1,2は装置本体に同一高さ
位置で並列に配され、図示しないディスクを載置するた
めの中央部に再生用の穴1a,2aが設けられている。各デ
ィスクトレイ1,2の外端側には伸長部1A,2Aがそれぞれ一
体的に形成されている。これらのディスクトレイ1及び
2はその下方に配されているローディング機構によりプ
レーヤ本体よりX1方向に突出され、又ローディング位置
までX2方向に引き込まれる。即ち、第9図はディスクト
レイ1及び2をそれぞれ動作させるための一対のローデ
ィング機構3及び4が示されている。これらのローディ
ング機構3,4はディスクトレイ1,2の下方に配されている
断面コ字状の移動体5を有し、これらの移動体5はプレ
ーヤ本体を構成しているシャーシの案内レール6に移動
可能に装着されている。各移動体5内には移動ラックギ
ヤ7が配され、これら移動ラックギヤ7には歯が一部欠
けた構造のアイドルギヤ(欠歯ギヤ)8が噛み合ってい
る。また、各移動体5の先端上面にはピニオンギヤ9が
取り付けられている。これらのピニオンギヤ9には案内
レール6の上方に固定されている固定ラックギヤ10及び
この固定ラックギヤ10と平行に対向している他の移動ラ
ックギヤ11がそれぞれ噛み合っている。他の移動ラック
ギヤ11,11はディスクトレイ1及び2の下面にそれぞれ
固定されている。尚、ディスクトレイ1及び2はシャー
シの図示しない他の案内レールに突出及び後退可能に装
着されている。
ディスクトレイ1,2の下方の中央部には、第1図及び第
2図に示すように、移動機構19を構成する制御ギヤ12が
配されている。この制御ギヤ12の外周側下面にはギヤ部
12aが設けられ、このギヤ部12aには小径ギヤ13が噛み合
っている。この小径ギヤ13には他の小径ギヤ14Aが噛み
合い、小径ギヤ14Aの取り付けられている軸には大径ギ
ヤ14Bが同軸的に取り付けられている。この大径ギヤ14B
が更に小径のギヤ15Aに噛み合い、このギヤ15Aの取り付
けられている軸には他の大径ギヤ15Bが同軸的に取り付
けられている。この大径ギヤ15Bは駆動モータ16のシャ
フトに取り付けられている小径ギヤ16aに噛み合ってい
る。従って、駆動モータ16を駆動すると、これらのギヤ
列を介して制御ギヤ12が回転駆動される。ディスクトレ
イ1,2と制御ギヤ12との間には信号を再生するためのピ
ックアップ18が配されている。このピックアップ18は移
動機構19を構成している回動体としてのエレベータベー
ス20上に載置されている。エレベータベース20の一端は
ピックアップ18と共に回動中心軸21に回動可能に取り付
けられている。そして、第1図に示すように、エレベー
タベース20の上面より突出する係合突起20aは、ピック
アップ18のL字状穴18aを上方に貫通してその縁部に係
止している。エレベータベース20の係合突起20a近傍の
下面にはエレベータベース20を回動させるためのセクタ
ギヤ部(回動用ギヤ)22が設けられている。このセクタ
ギヤ部22は上述した制御ギヤ12のピックアップ用ギヤ部
23と噛み合う位置に設けられている。ピックアップ用ギ
ヤ部23は同様にセクタ状に形成され、制御ギヤ12の内径
側の上面に設けられている。また、エレベータベース20
の略中央の下面には、下方に突出するカム突起26が設け
られ、このカム突起26は制御ギヤ12の上面に設けられて
いるベース保持用カム溝27に係入されている。このベー
ス保持用カム溝27は円弧状のベース保持カム溝部27a
と、このカム溝部27aの両端に内側に向かって連続して
形成されているベース回動カム溝部27bと、これらカム
溝部27bに連続して形成されている幅の大きなベース通
過カム溝部27cとから成る。ベース回動カム溝部27bは後
述するピックアップ位置決め機構の一部を構成してお
り、エレベータベース20の位置決めのための回動手段と
して用いられる。更に、移動機構19は第1図及び第2図
に示すように、ディスクトレイ1,2に跨がった扇形の案
内板24を備えている。この案内板24は外端に円弧状の立
ち上がり壁24aを有し、この立ち上がり壁24aには、第5
図(A)に示すように、円周方向に沿って案内溝25が形
成されいてる。一方、ピックアップ18の他端側の先端面
からは案内突起18bが突出し、この案内突起18bが案内溝
25に係入されている。
2図に示すように、移動機構19を構成する制御ギヤ12が
配されている。この制御ギヤ12の外周側下面にはギヤ部
12aが設けられ、このギヤ部12aには小径ギヤ13が噛み合
っている。この小径ギヤ13には他の小径ギヤ14Aが噛み
合い、小径ギヤ14Aの取り付けられている軸には大径ギ
ヤ14Bが同軸的に取り付けられている。この大径ギヤ14B
が更に小径のギヤ15Aに噛み合い、このギヤ15Aの取り付
けられている軸には他の大径ギヤ15Bが同軸的に取り付
けられている。この大径ギヤ15Bは駆動モータ16のシャ
フトに取り付けられている小径ギヤ16aに噛み合ってい
る。従って、駆動モータ16を駆動すると、これらのギヤ
列を介して制御ギヤ12が回転駆動される。ディスクトレ
イ1,2と制御ギヤ12との間には信号を再生するためのピ
ックアップ18が配されている。このピックアップ18は移
動機構19を構成している回動体としてのエレベータベー
ス20上に載置されている。エレベータベース20の一端は
ピックアップ18と共に回動中心軸21に回動可能に取り付
けられている。そして、第1図に示すように、エレベー
タベース20の上面より突出する係合突起20aは、ピック
アップ18のL字状穴18aを上方に貫通してその縁部に係
止している。エレベータベース20の係合突起20a近傍の
下面にはエレベータベース20を回動させるためのセクタ
ギヤ部(回動用ギヤ)22が設けられている。このセクタ
ギヤ部22は上述した制御ギヤ12のピックアップ用ギヤ部
23と噛み合う位置に設けられている。ピックアップ用ギ
ヤ部23は同様にセクタ状に形成され、制御ギヤ12の内径
側の上面に設けられている。また、エレベータベース20
の略中央の下面には、下方に突出するカム突起26が設け
られ、このカム突起26は制御ギヤ12の上面に設けられて
いるベース保持用カム溝27に係入されている。このベー
ス保持用カム溝27は円弧状のベース保持カム溝部27a
と、このカム溝部27aの両端に内側に向かって連続して
形成されているベース回動カム溝部27bと、これらカム
溝部27bに連続して形成されている幅の大きなベース通
過カム溝部27cとから成る。ベース回動カム溝部27bは後
述するピックアップ位置決め機構の一部を構成してお
り、エレベータベース20の位置決めのための回動手段と
して用いられる。更に、移動機構19は第1図及び第2図
に示すように、ディスクトレイ1,2に跨がった扇形の案
内板24を備えている。この案内板24は外端に円弧状の立
ち上がり壁24aを有し、この立ち上がり壁24aには、第5
図(A)に示すように、円周方向に沿って案内溝25が形
成されいてる。一方、ピックアップ18の他端側の先端面
からは案内突起18bが突出し、この案内突起18bが案内溝
25に係入されている。
エレベータベース20の先端及び案内板24の両端には一対
のピックアップ位置決め機構28が設けられている。これ
らのピックアップ位置決め機構28は、第5図(A),
(B)に示すように、案内板24(立ち上がり壁24a)の
案内溝25端部に上方に向かって連続的に形成されている
位置決め溝29と、立ち上がり壁24aの端部上方に一端が
取り付けられているコイルバネ30と、このコイルバネ30
の他端が取り付けられている押下部材31とを有し、この
押下部材31はコイルバネ30の取付側の近傍部が立ち上が
り壁24aの端部下方に回動可能に枢支され、通常は同図
(A)に示すように、コイルバネ30が収縮した状態で略
水平に保持されている。また、ピックアップ位置決め機
構28は、エレベータベース20の先端の立ち上がり壁20b
に設けられているV字状溝32を有している。そして、案
内突起18bはこのV字状溝32を貫通して案内溝25に係入
している。
のピックアップ位置決め機構28が設けられている。これ
らのピックアップ位置決め機構28は、第5図(A),
(B)に示すように、案内板24(立ち上がり壁24a)の
案内溝25端部に上方に向かって連続的に形成されている
位置決め溝29と、立ち上がり壁24aの端部上方に一端が
取り付けられているコイルバネ30と、このコイルバネ30
の他端が取り付けられている押下部材31とを有し、この
押下部材31はコイルバネ30の取付側の近傍部が立ち上が
り壁24aの端部下方に回動可能に枢支され、通常は同図
(A)に示すように、コイルバネ30が収縮した状態で略
水平に保持されている。また、ピックアップ位置決め機
構28は、エレベータベース20の先端の立ち上がり壁20b
に設けられているV字状溝32を有している。そして、案
内突起18bはこのV字状溝32を貫通して案内溝25に係入
している。
エレベータベース20の下方にはトレイ固定機構33が設け
られている。このトレイ固定機構33は、第6図に示すよ
うに、一対のロックレバー34,35を備えている。これら
のロックレバー34,35はハ字状に配されてアイドルギヤ
8,8の上方まで伸長しており、幅の狭い一端側が長孔34
a,35aを介して制御ギヤ12の回転中心軸に長手方向へ移
動可能に取り付けられ、他端側の先端に押付片36が取り
付けられている。これらの押付片36は、ディスクトレイ
1,2の下面に固定されているストッパー部材37に押し付
けられ、これによりディスクトレイ1,2を固定する。ロ
ックレバー34,35の先端には切り込み部34b,35bが形成さ
れ、これら切り込み部34b,35b内にはアイドルギヤ8,8の
回転中心軸が非接触の状態で位置している。従って、ア
イドルギヤ8,8がロックレバー34,35にて回転が妨げられ
るのを防止することができる。また、ロックレバー34,3
5の先端側の一側には凹部34c,35cが設けられ、これら凹
部34c,35cには各アイドルギヤ8の上面に突設した回転
阻止突起8aが係入されている。更に、ロックレバー34,3
5の一端側下面からはカム突起38が突出し、これらのカ
ム突起38は制御ギヤ12の上面に設けられているレバー変
位用カム溝39に係入されている。このレバー変位用カム
溝39は制御ギヤ12の内径側に設けられており、約240度
の円弧状に形成されている固定溝部39aと、この溝部39a
の両端に連続して形成されている小径円弧状の変位溝部
39bとから成る。この変位溝部39bはトレイ用ギヤ部17の
内側に位置しており、上述したベース保持用カム溝27の
ベース通過カム溝部27cに連通し、これによって後述す
るようにエレベータベース20のカム突起26が通過する際
にも利用される。
られている。このトレイ固定機構33は、第6図に示すよ
うに、一対のロックレバー34,35を備えている。これら
のロックレバー34,35はハ字状に配されてアイドルギヤ
8,8の上方まで伸長しており、幅の狭い一端側が長孔34
a,35aを介して制御ギヤ12の回転中心軸に長手方向へ移
動可能に取り付けられ、他端側の先端に押付片36が取り
付けられている。これらの押付片36は、ディスクトレイ
1,2の下面に固定されているストッパー部材37に押し付
けられ、これによりディスクトレイ1,2を固定する。ロ
ックレバー34,35の先端には切り込み部34b,35bが形成さ
れ、これら切り込み部34b,35b内にはアイドルギヤ8,8の
回転中心軸が非接触の状態で位置している。従って、ア
イドルギヤ8,8がロックレバー34,35にて回転が妨げられ
るのを防止することができる。また、ロックレバー34,3
5の先端側の一側には凹部34c,35cが設けられ、これら凹
部34c,35cには各アイドルギヤ8の上面に突設した回転
阻止突起8aが係入されている。更に、ロックレバー34,3
5の一端側下面からはカム突起38が突出し、これらのカ
ム突起38は制御ギヤ12の上面に設けられているレバー変
位用カム溝39に係入されている。このレバー変位用カム
溝39は制御ギヤ12の内径側に設けられており、約240度
の円弧状に形成されている固定溝部39aと、この溝部39a
の両端に連続して形成されている小径円弧状の変位溝部
39bとから成る。この変位溝部39bはトレイ用ギヤ部17の
内側に位置しており、上述したベース保持用カム溝27の
ベース通過カム溝部27cに連通し、これによって後述す
るようにエレベータベース20のカム突起26が通過する際
にも利用される。
ところで、本実施例では制御ギヤ12の外周側上面に、ト
レイ用ギヤ部17が設けられている。このトレイ用ギヤ部
17は円弧状に形成され、後述するように、上記したアイ
ドルギヤ8,8と噛み合ってローディング機構3,4を作動さ
せる。
レイ用ギヤ部17が設けられている。このトレイ用ギヤ部
17は円弧状に形成され、後述するように、上記したアイ
ドルギヤ8,8と噛み合ってローディング機構3,4を作動さ
せる。
次に、本発明のピックアップ移動機構の動作をディスク
プレーヤの動作と共に説明する。
プレーヤの動作と共に説明する。
ディスクトレイ2に図示しないディスクが既に載置され
て第2図で示す所定のローディング位置に位置決めさ
れ、ディスクトレイ1に他のディスクを載置しようとす
る場合、第4図で示すように、制御ギヤ12のピックアッ
プ用ギヤ部23及びトレイ用ギヤ部17は図示の位置にあ
り、又ピックアップ18の載置されているエレベータベー
ス20はディスクトレイ1側に回動して位置決めされてい
る。
て第2図で示す所定のローディング位置に位置決めさ
れ、ディスクトレイ1に他のディスクを載置しようとす
る場合、第4図で示すように、制御ギヤ12のピックアッ
プ用ギヤ部23及びトレイ用ギヤ部17は図示の位置にあ
り、又ピックアップ18の載置されているエレベータベー
ス20はディスクトレイ1側に回動して位置決めされてい
る。
このような状態において、駆動モータ16を駆動し、小径
ギヤ16a,15A,14,13及び大径ギヤ15B,14Bから成るギヤ列
を介して制御ギヤ12を第4図において矢印Aで示す時計
方向に回転させると、この制御ギヤ12のピックアップ用
ギヤ部23がエレベータベース20のセクタギヤ部22に噛み
合うので、エレベータベース20がピックアップ18と共に
回動中心軸21を中心として案内板24に沿って反時計方向
に回動を始める。そして、この場合ピックアップ18の案
内突起18bは案内溝25に沿って案内される。制御ギヤ12
が約60度回転すると、エレベータベース20の回動に伴っ
てカム突起26はベース保持用カム溝27のベース通過カム
溝部27cを通過し、第6図に示すように、レバー変位用
カム溝39の変位溝部39bに入り込む。制御ギヤ12が更に
約60度回転し、第1図及び第2図に示す約120度の回転
位置までくると、カム突起26が変位溝部38bを通過して
他のベース通過カム溝部27cに入り込み、同時にエレベ
ータベース20がピックアップ18と共に案内板24に案内さ
れてその端部まで回動し、第1図に示す位置でその回動
が停止する。つまり、ピックアップ用ギヤ部23とセクタ
ギヤ部22との噛み合いが外れる。この状態においてピッ
クアップ18は、第2図で示すようにディスクトレイ2の
下方のディスク再生位置に位置しているが、その光ピッ
クアップ部18cは所定の高さ位置に対して下方に位置
[第5図(A)で示す位置]している。
ギヤ16a,15A,14,13及び大径ギヤ15B,14Bから成るギヤ列
を介して制御ギヤ12を第4図において矢印Aで示す時計
方向に回転させると、この制御ギヤ12のピックアップ用
ギヤ部23がエレベータベース20のセクタギヤ部22に噛み
合うので、エレベータベース20がピックアップ18と共に
回動中心軸21を中心として案内板24に沿って反時計方向
に回動を始める。そして、この場合ピックアップ18の案
内突起18bは案内溝25に沿って案内される。制御ギヤ12
が約60度回転すると、エレベータベース20の回動に伴っ
てカム突起26はベース保持用カム溝27のベース通過カム
溝部27cを通過し、第6図に示すように、レバー変位用
カム溝39の変位溝部39bに入り込む。制御ギヤ12が更に
約60度回転し、第1図及び第2図に示す約120度の回転
位置までくると、カム突起26が変位溝部38bを通過して
他のベース通過カム溝部27cに入り込み、同時にエレベ
ータベース20がピックアップ18と共に案内板24に案内さ
れてその端部まで回動し、第1図に示す位置でその回動
が停止する。つまり、ピックアップ用ギヤ部23とセクタ
ギヤ部22との噛み合いが外れる。この状態においてピッ
クアップ18は、第2図で示すようにディスクトレイ2の
下方のディスク再生位置に位置しているが、その光ピッ
クアップ部18cは所定の高さ位置に対して下方に位置
[第5図(A)で示す位置]している。
引き続いて制御ギヤ12が矢印A方向に若干回転すると、
第3図に示すように、エレベータベース20のカム突起26
がベース通過カム溝部27cよりベース回動カム溝部27bに
入り込み、このカム溝部27bにて強制的に反時計方向に
回動変位される。従って、エレベータベース20が反時計
方向に回動するが、この場合ピックアップ18は、第5図
(B)に示すように、案内突起18bが案内溝25の端部に
当接するので、その回動が規制されてディスク再生位置
に保持されている。よって、その後はエレベータベース
20のみが回動する。一方、このようにエレベータベース
20のみが回動すると、第5図(B)に示すように、案内
突起18bはエレベータベース20のV字状溝32によって持
ち上げられるので、案内溝25に連通している上方案内溝
29内を強制的に上動される。従って、ピックアップ18は
案内突起18bが上方案内溝29の上端に当接するまで上動
し、その位置で停止するので、光ピックアップ部18cが
所定の高さに位置決めされることになる。よって、その
後はディスクトレイ2のディスクの再生が可能となる。
尚、案内突起18bは押下部材31をコイルバネ30の弾性力
に抗して持ち上げつつ上方案内溝29内を上動する。
第3図に示すように、エレベータベース20のカム突起26
がベース通過カム溝部27cよりベース回動カム溝部27bに
入り込み、このカム溝部27bにて強制的に反時計方向に
回動変位される。従って、エレベータベース20が反時計
方向に回動するが、この場合ピックアップ18は、第5図
(B)に示すように、案内突起18bが案内溝25の端部に
当接するので、その回動が規制されてディスク再生位置
に保持されている。よって、その後はエレベータベース
20のみが回動する。一方、このようにエレベータベース
20のみが回動すると、第5図(B)に示すように、案内
突起18bはエレベータベース20のV字状溝32によって持
ち上げられるので、案内溝25に連通している上方案内溝
29内を強制的に上動される。従って、ピックアップ18は
案内突起18bが上方案内溝29の上端に当接するまで上動
し、その位置で停止するので、光ピックアップ部18cが
所定の高さに位置決めされることになる。よって、その
後はディスクトレイ2のディスクの再生が可能となる。
尚、案内突起18bは押下部材31をコイルバネ30の弾性力
に抗して持ち上げつつ上方案内溝29内を上動する。
ところで、制御ギヤ12が第4図に示す位置から時計方向
に約120度回転する間は、ロックレバー34,35のカム突起
38は、第6図及び第2図に示すように、レバー変位用カ
ム溝39の固定溝部39aに係入している。従って、両ロッ
クレバー34,35が変位しないので、ピックアップ18を回
動位置決めする間はディスクトレイ1,2を固定しておく
ことができる。
に約120度回転する間は、ロックレバー34,35のカム突起
38は、第6図及び第2図に示すように、レバー変位用カ
ム溝39の固定溝部39aに係入している。従って、両ロッ
クレバー34,35が変位しないので、ピックアップ18を回
動位置決めする間はディスクトレイ1,2を固定しておく
ことができる。
制御ギヤ12が第7図に示す位置から更に時計方向に回動
すると、一方のロックレバー34のカム突起38は、第8図
に示すように、レバー変位用カム溝39の変位溝部39bに
入り込み、ロックレバー34を矢印で示すように、長手方
向、即ち制御ギヤ12の中心側に変位させる。従って、押
付片36がディスクトレイ1のストッパー部材37より離間
するので、ディスクトレイ1の固定が解除され、又同時
にロックレバー34の凹部34cよりアイドルギヤ8の回転
阻止突起8aが外れるので、アイドルギヤ8の回転が可能
となる。
すると、一方のロックレバー34のカム突起38は、第8図
に示すように、レバー変位用カム溝39の変位溝部39bに
入り込み、ロックレバー34を矢印で示すように、長手方
向、即ち制御ギヤ12の中心側に変位させる。従って、押
付片36がディスクトレイ1のストッパー部材37より離間
するので、ディスクトレイ1の固定が解除され、又同時
にロックレバー34の凹部34cよりアイドルギヤ8の回転
阻止突起8aが外れるので、アイドルギヤ8の回転が可能
となる。
制御ギヤ12が引き続いて回動すると、第9図に示すよう
に、トレイ用ギヤ部17がローディング機構3側のアイド
ルギヤ8と噛み合い、このアイドルギヤ8を反時計方向
に回転させる。アイドルギヤ8が回転すると、ローディ
ング機構3が作動を開始し、移動ラックギヤ7と共に移
動体5が矢印で示す方向に移動する。移動体5が移動す
ると、ピニオンギヤ9は固定ラックギヤ10と噛み合って
いることから、時計方向に回転する。従って、ピニオン
ギヤ9に噛み合っている移動ラックギヤ11が移動するの
で、ディスクトレイ1がシャーシ、即ちプレーヤ本体よ
り矢印方向に突出する。この場合ピニオンギヤ9、移動
ラックギヤ7,11及び固定ラックギヤ10は相互間で所定の
歯数比に設定されているので、例えば、移動体5の移動
量に対してディスクトレイ1は二倍の量だけ突出する。
に、トレイ用ギヤ部17がローディング機構3側のアイド
ルギヤ8と噛み合い、このアイドルギヤ8を反時計方向
に回転させる。アイドルギヤ8が回転すると、ローディ
ング機構3が作動を開始し、移動ラックギヤ7と共に移
動体5が矢印で示す方向に移動する。移動体5が移動す
ると、ピニオンギヤ9は固定ラックギヤ10と噛み合って
いることから、時計方向に回転する。従って、ピニオン
ギヤ9に噛み合っている移動ラックギヤ11が移動するの
で、ディスクトレイ1がシャーシ、即ちプレーヤ本体よ
り矢印方向に突出する。この場合ピニオンギヤ9、移動
ラックギヤ7,11及び固定ラックギヤ10は相互間で所定の
歯数比に設定されているので、例えば、移動体5の移動
量に対してディスクトレイ1は二倍の量だけ突出する。
制御ギヤ12が第7図に示す位置から時計方向に約120度
回転すると、トレイ用ギヤ部17とアイドルギヤ8との噛
み合いが終了し、この時点で駆動モータ16の駆動が停止
される。従って、ディスクトレイ1が所定量だけプレー
ヤ本体より突出した状態に保持されるので、このディス
クトレイ1に他のディスクを載置することが可能とな
る。
回転すると、トレイ用ギヤ部17とアイドルギヤ8との噛
み合いが終了し、この時点で駆動モータ16の駆動が停止
される。従って、ディスクトレイ1が所定量だけプレー
ヤ本体より突出した状態に保持されるので、このディス
クトレイ1に他のディスクを載置することが可能とな
る。
ディスクを載置した後に、図示しない操作部の閉釦を押
圧すると、駆動モータ16が逆方向に駆動され、制御ギヤ
12を反時計方向に回転させる。そして、制御ギヤ12が約
120度回転されて第7図で示す元の位置まで回転する
と、駆動モータ16が停止される。従って、トレイ用ギヤ
部17にてアイドルギヤ8が逆方向に回転されるので、ロ
ーディング機構3が上述したとは逆方向に作動し、ディ
スクトレイ1が第7図で示すローディング位置まで引き
込まれる。また、カム突起38が変位溝部39bより固定溝
部39aに入り込むので、ロックレバー34が元の位置に変
位した押付片36がストッパー部材37に当接され、かつ凹
部34cに回転阻止突起8aが係入される。よって、ローデ
ィング位置でディスクトレイ1が固定され、又アイドル
ギヤ8の回転が阻止される。
圧すると、駆動モータ16が逆方向に駆動され、制御ギヤ
12を反時計方向に回転させる。そして、制御ギヤ12が約
120度回転されて第7図で示す元の位置まで回転する
と、駆動モータ16が停止される。従って、トレイ用ギヤ
部17にてアイドルギヤ8が逆方向に回転されるので、ロ
ーディング機構3が上述したとは逆方向に作動し、ディ
スクトレイ1が第7図で示すローディング位置まで引き
込まれる。また、カム突起38が変位溝部39bより固定溝
部39aに入り込むので、ロックレバー34が元の位置に変
位した押付片36がストッパー部材37に当接され、かつ凹
部34cに回転阻止突起8aが係入される。よって、ローデ
ィング位置でディスクトレイ1が固定され、又アイドル
ギヤ8の回転が阻止される。
ところで、制御ギヤ12が第7図に示す位置から時計方向
に約120度回転してディスクトレイ1が突出し、又その
後に制御ギヤ12が反時計方向に約120度回転して第7図
に示す位置まで戻り、ディスクトレイ1がローディング
位置まで引き込まれる間は、カム突起26がベース保持用
カム溝27のベース保持用カム溝部27aに係入し、このカ
ム溝部27aにて第3図で示す一定位置で固定されてい
る。従って、エレベータベース20が第3図で示す位置で
固定的に保持されるので、ピックアップ18がそのままデ
ィスク再生位置で位置決めされている。よって、ディス
クトレイ1の動作時でもディスクトレイ2側のディスク
を再生することができる。
に約120度回転してディスクトレイ1が突出し、又その
後に制御ギヤ12が反時計方向に約120度回転して第7図
に示す位置まで戻り、ディスクトレイ1がローディング
位置まで引き込まれる間は、カム突起26がベース保持用
カム溝27のベース保持用カム溝部27aに係入し、このカ
ム溝部27aにて第3図で示す一定位置で固定されてい
る。従って、エレベータベース20が第3図で示す位置で
固定的に保持されるので、ピックアップ18がそのままデ
ィスク再生位置で位置決めされている。よって、ディス
クトレイ1の動作時でもディスクトレイ2側のディスク
を再生することができる。
尚、ディスクトレイ1の突出及び引き込み動作時には、
他方のロックレバー35のカム突起38はレバー変位用カム
溝39の固定溝部39aに係入しているだけなので、ディス
クトレイ2及びローディング機構4は固定状態に保持さ
れている。
他方のロックレバー35のカム突起38はレバー変位用カム
溝39の固定溝部39aに係入しているだけなので、ディス
クトレイ2及びローディング機構4は固定状態に保持さ
れている。
一方、制御ギヤ12を第7図に示す位置より反時計方向に
約120度だけ回転させると、エレベータベース20がピッ
クアップ18と共にディスクトレイ1側に回動し(第4図
参照)、同様にピックアップ18が案内板24の他端側で他
のディスク再生位置に位置決めされる。ところで、ピッ
クアップ18は案内突起18bが押下部材31をコイルバネ30
の弾性力に抗して持ち上げた状態で所定の高さに位置決
めされている。従って、エレバータベース20がディスク
トレイ1側に回動を始めた時点では、案内突起18bはV
字状溝32によって位置決め溝29内にて下動されるだけで
なく、コイルバネ30の弾性力を介して押下部材31にて押
し下げられる。よって、案内突起18bを上方案内溝29内
で円滑に下動させて案内溝25に導くことができるので、
ピックアップ18を円滑に回動動作されることができる。
約120度だけ回転させると、エレベータベース20がピッ
クアップ18と共にディスクトレイ1側に回動し(第4図
参照)、同様にピックアップ18が案内板24の他端側で他
のディスク再生位置に位置決めされる。ところで、ピッ
クアップ18は案内突起18bが押下部材31をコイルバネ30
の弾性力に抗して持ち上げた状態で所定の高さに位置決
めされている。従って、エレバータベース20がディスク
トレイ1側に回動を始めた時点では、案内突起18bはV
字状溝32によって位置決め溝29内にて下動されるだけで
なく、コイルバネ30の弾性力を介して押下部材31にて押
し下げられる。よって、案内突起18bを上方案内溝29内
で円滑に下動させて案内溝25に導くことができるので、
ピックアップ18を円滑に回動動作されることができる。
また、制御ギヤ12を更に約120度だけ反時計方向に回動
させると、他方のロックレバー35がカム突起38を介して
変位し、ディスクトレイ2及びアイドルギヤ8の固定が
解除され、更にローディング機構4が同様に作動されて
ディスクトレイ2がプレーヤ本体より突出する。そし
て、制御ギヤ12を約120度だけ逆転させることで、ディ
スクトレイ2をローディング位置まで引き込んで固定
し、かつローディング機構4を固定することができる。
そして、ローディング機構4の作動時には、同様にエレ
ベータベース20のカム突起26がベース保持カム溝部27a
に係入されて一定位置に固定されているので、エレベー
タベース20が固定的に保持され、ピックアップ18がその
ままディスクトレイ1側のディスク再生位置で位置決め
されている。
させると、他方のロックレバー35がカム突起38を介して
変位し、ディスクトレイ2及びアイドルギヤ8の固定が
解除され、更にローディング機構4が同様に作動されて
ディスクトレイ2がプレーヤ本体より突出する。そし
て、制御ギヤ12を約120度だけ逆転させることで、ディ
スクトレイ2をローディング位置まで引き込んで固定
し、かつローディング機構4を固定することができる。
そして、ローディング機構4の作動時には、同様にエレ
ベータベース20のカム突起26がベース保持カム溝部27a
に係入されて一定位置に固定されているので、エレベー
タベース20が固定的に保持され、ピックアップ18がその
ままディスクトレイ1側のディスク再生位置で位置決め
されている。
以上説明したように、本発明によれば、制御ギヤのピッ
クアップ用ギヤ部を回動体の回動用ギヤ部に噛み合わせ
て回動体を回動させ、ピックアップを各ディスクの再生
位置まで移動させると共に、回転体のカム突起を制御ギ
ヤの回動体保持用カム溝にて一定位置で固定し、回動体
を固定的に保持することでピックアップをディスク再生
位置で位置決めするようにしたので、制御ギヤと回動体
とを組み合わせる簡単な構成でピックアップを移動させ
て位置決めすることができる。従って、簡単な構造で組
み立てが容易な上にディスクプレーヤを安価で小型化す
ることができるピックアップ移動機構を提供することが
できる。
クアップ用ギヤ部を回動体の回動用ギヤ部に噛み合わせ
て回動体を回動させ、ピックアップを各ディスクの再生
位置まで移動させると共に、回転体のカム突起を制御ギ
ヤの回動体保持用カム溝にて一定位置で固定し、回動体
を固定的に保持することでピックアップをディスク再生
位置で位置決めするようにしたので、制御ギヤと回動体
とを組み合わせる簡単な構成でピックアップを移動させ
て位置決めすることができる。従って、簡単な構造で組
み立てが容易な上にディスクプレーヤを安価で小型化す
ることができるピックアップ移動機構を提供することが
できる。
第1図及び第2図は本発明に係るピックアップ移動機構
の平面図とこのピックアップ移動機構を含むディスクプ
レーヤの平面図、第3図はピックアップを固定した状態
を示す平面図、第4図は同ピックアップ移動機構の初期
動作を制御ギヤ位置との関係で示す平面図、第5図
(A),(B)はピックアップ位置決め機構の動作をそ
れぞれ示す平面図、第6図はディスクプレーヤーの一部
を破断して示す平面図、第7図及び第8図はディスクプ
レーヤのトレイ固定機構の動作を制御ギヤとの関係で示
す平面図、第9図はディスクプレーヤのローディング機
構の動作を制御ギヤとの関係で示す平面図である。 1,2……ディスクトレイ、3,4……ローディング機構、8
……アイドルギヤ、12……制御ギヤ、16……駆動モー
タ、17……トレイ用ギヤ部、18……ピックアップ、18b
……案内突起、19……移動機構、20……エレベータベー
ス、22……セクタギヤ部、23……ピックアップ用ギヤ
部、25……案内溝、26,38……カム突起、27……ベース
保持用カム溝、28……ピックアップ位置決め機構、32…
…V字状溝、33……トレイ固定機構、34.35……ロック
レバー、36……押付片、37……ストッパー部材、39……
レバー変位用カム溝。
の平面図とこのピックアップ移動機構を含むディスクプ
レーヤの平面図、第3図はピックアップを固定した状態
を示す平面図、第4図は同ピックアップ移動機構の初期
動作を制御ギヤ位置との関係で示す平面図、第5図
(A),(B)はピックアップ位置決め機構の動作をそ
れぞれ示す平面図、第6図はディスクプレーヤーの一部
を破断して示す平面図、第7図及び第8図はディスクプ
レーヤのトレイ固定機構の動作を制御ギヤとの関係で示
す平面図、第9図はディスクプレーヤのローディング機
構の動作を制御ギヤとの関係で示す平面図である。 1,2……ディスクトレイ、3,4……ローディング機構、8
……アイドルギヤ、12……制御ギヤ、16……駆動モー
タ、17……トレイ用ギヤ部、18……ピックアップ、18b
……案内突起、19……移動機構、20……エレベータベー
ス、22……セクタギヤ部、23……ピックアップ用ギヤ
部、25……案内溝、26,38……カム突起、27……ベース
保持用カム溝、28……ピックアップ位置決め機構、32…
…V字状溝、33……トレイ固定機構、34.35……ロック
レバー、36……押付片、37……ストッパー部材、39……
レバー変位用カム溝。
Claims (1)
- 【請求項1】再生情報の記録されているディスクがそれ
ぞれ載置される一対のディスクトレイと、前記各ディス
クの再生情報を読み取るピックアップとを備えるディス
クプレーヤにおいて、前記ピックアップが支持され、こ
のピックアップを各ディスクのそれぞれの再生位置まで
選択的に移動させるべく回動する回動体と、前記回動体
に設けられる回動用ギヤ部と、駆動モータにて回転駆動
される制御ギヤと、この制御ギヤに設けられて前記回動
用ギヤ部との噛み合いで前記回動体に回動力を付与する
ピックアップ用ギヤ部と、前記制御ギヤに設けられて前
記回動体より突出するカム突起が係入され、前記ピック
アップを各ディスクの再生位置で位置決めすべく前記回
動体を固定的に保持する回動体保持用カム溝とを含むこ
とを特徴とするディスクプレーヤのピックアップ移動機
構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31866489A JPH0785342B2 (ja) | 1989-12-07 | 1989-12-07 | ディスクプレーヤのピックアップ移動機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31866489A JPH0785342B2 (ja) | 1989-12-07 | 1989-12-07 | ディスクプレーヤのピックアップ移動機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03181075A JPH03181075A (ja) | 1991-08-07 |
JPH0785342B2 true JPH0785342B2 (ja) | 1995-09-13 |
Family
ID=18101656
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31866489A Expired - Lifetime JPH0785342B2 (ja) | 1989-12-07 | 1989-12-07 | ディスクプレーヤのピックアップ移動機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0785342B2 (ja) |
-
1989
- 1989-12-07 JP JP31866489A patent/JPH0785342B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03181075A (ja) | 1991-08-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0328752B2 (ja) | ||
JP2512574B2 (ja) | ツインディスクプレ―ヤ | |
JP3513849B2 (ja) | 光ディスク装置 | |
JP2002298548A (ja) | ディスクローディング装置 | |
JPH0785342B2 (ja) | ディスクプレーヤのピックアップ移動機構 | |
JP3915918B2 (ja) | ディスクプレーヤのチャッキング装置およびディスクプレーヤ | |
JPS6331246Y2 (ja) | ||
JPH03181054A (ja) | ディスクプレーヤ | |
JPH0828070B2 (ja) | ディスクプレーヤのピックアップ位置決め機構 | |
JPH03214458A (ja) | ディスクプレーヤ | |
JPH03181055A (ja) | ディスクプレーヤのトレイ固定機構 | |
US3907304A (en) | Switching device, in particular for a record player or changer | |
JP3011847B2 (ja) | 光ディスクローディング機構 | |
JPH0621063Y2 (ja) | テ−プ走行装置におけるピンチロ−ラ駆動装置 | |
JPH0437329Y2 (ja) | ||
JPH0548250Y2 (ja) | ||
JPH0296972A (ja) | デイスクプレーヤ | |
JPS5842543B2 (ja) | ロクオンサイセイキ | |
JPH0510273Y2 (ja) | ||
JPH0648585Y2 (ja) | 磁気ヘッドの移動装置 | |
JPH01255741A (ja) | 選択駆動装置 | |
JPH0313851Y2 (ja) | ||
JP3375002B2 (ja) | ディスクのローディング装置 | |
JPH0337157Y2 (ja) | ||
JPH0610512Y2 (ja) | テ−プレコ−ダの動作モ−ド切換機構 |