JPH078510Y2 - チョッパ折装置 - Google Patents

チョッパ折装置

Info

Publication number
JPH078510Y2
JPH078510Y2 JP1988157641U JP15764188U JPH078510Y2 JP H078510 Y2 JPH078510 Y2 JP H078510Y2 JP 1988157641 U JP1988157641 U JP 1988157641U JP 15764188 U JP15764188 U JP 15764188U JP H078510 Y2 JPH078510 Y2 JP H078510Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
chopper
slit
signature
guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988157641U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0279365U (ja
Inventor
新太郎 高橋
Original Assignee
東浜精機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 東浜精機株式会社 filed Critical 東浜精機株式会社
Priority to JP1988157641U priority Critical patent/JPH078510Y2/ja
Publication of JPH0279365U publication Critical patent/JPH0279365U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH078510Y2 publication Critical patent/JPH078510Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は枚葉印刷物等の紙類を折畳むことのできるチョ
ッパ折装置に関する。
[従来の技術] 輪転機に付設されて枚葉印刷物を直角に折り、次段の製
本工程に進ませるチョッパ折装置が知られている。その
ような従来のチョッパ折装置を以下に示す。
第4図は従来のチョッパ折装置の斜視図である。第5図
は第1図のチョッパ折装置を矢印A方向から見た図であ
る。
第4図において、例えば連続的に繋ったまま印刷された
折丁100は、図示しない印刷機からローラ40を介して送
られてきた後、先ずフォーマである折ローラ41によりタ
テ折にされる。その後折丁100の先端は断裁胴42と差込
胴43との間に入り、該先端が差込胴43の外周に設けられ
た針43bに突き刺され、差込胴43の回転と共に折丁100は
差込胴43の外周を取り巻くようになる。差込胴43と同期
的に回転する断裁胴42の外周に突出した断裁刃42aは、
差込胴43を取り巻いている折丁100を所定の長さに断裁
する。
針43bが突き刺された折丁100の先端と、断裁刃42aによ
り断裁された後端とのほぼ中間である差込胴43の外周
に、差込刃43aが設けられている。差込刃43aは、差込胴
43に隣接し同期して回転する咥胴44の咥え44aに正対し
た時にのみ咥え44aに向かって繰り出す構成となってお
り、対する咥え44aは、差込刃43aが繰り出されたときの
み咥える(口を閉じる)構成となっている。更に、差込
胴43が回転するのに伴って差込刃43aが咥え44aに正対し
たときに、針43bは引っ込むように構成されている。し
たがって、差込胴43を取り巻いている折丁100は、差込
刃43aが咥え44aに正対したときに、その中間部を咥え44
aに咥えられることとなり、同時に針43bが胴内に引っ込
むことにより中間部を折られた状態で咥胴44に渡され
て、咥胴44の回転と共に咥胴44の回りを移動することに
なる。
咥胴44にそれぞれ一端を隣接させて水平に延在してい
る、第二搬送ベルト手段である4本の下側搬送ベルト45
が、互いに並列して隔置配置され、咥胴44から離れる方
向に第二搬送面である上面45aを移動させている。更
に、下側搬送ベルト45上には同数の第一搬送ベルト手段
である上側卯7搬送ベルト58が、その第一搬送面である
下面58a(第5図参照)をそれぞれ上面45aに当接させて
設けられており、該下面58aは下側搬送ベルト45と同期
して同方向に移動している。
下側搬送ベルト45の一端近くにきたときに咥え44aが開
くように構成されているので、折丁100は下側搬送ベル
ト45の一端近くで咥胴44から離れ、今度は下側搬送ベル
ト45の上面45aと上側搬送ベルト58の下面58a(第5図参
照)とに挟まれて、咥胴44から離れる方向に搬送される
ようになる。
更に、第4、5図を参照して従来技術によるチョッパ折
装置を説明する。第5図において、下側搬送ベルト45の
上面45aと上側搬送ベルト58の下面58aは、平らなチョッ
パテーブル51上を移動するように設けられており、下側
搬送ベルト45の上面45aは後述するテーブル51の下方を
移動するようになっている。チョッパテーブル51は内側
の2本の下側搬送ベルト45の間にスリット51aを設けて
いる。スリット51aの下方には2つの折ローラ53が、ス
リット51aの長手方向に延在して並列し、かつ同期的に
回転するように設けられている。なお、チョッパテーブ
ル51のスリット51aの縁部は滑らかに下方に向かって傾
斜している。
スリット51aの上方には、鋼板製であるチョッパブレー
ド46がアーム47により垂直方向に支持されている。第4
図に示す通り、アーム47は枢支軸48に枢支的に支持され
ており、該枢支軸48はクランク機構49に連結されてい
る。クランク機構49は図示しない動力源より動力伝達さ
れることにより、枢支軸48を往復運動的に回転させ、そ
れによりアーム47を介してチョッパブレード46も上下方
向に往復運動することとなる。
更に第5図において、下側搬送ベルト45と上側搬送ベル
ト58とに挟まれて搬送されてきた折丁100(第4図)
は、スリット51aの上方まできたときに図示しないスト
ッパにより停止させられ、更にチョッパブレード46の下
降により、スリット51aを通って下方に押し込まれ、折
ローラ53の間に入って折畳まれ、そして折ローラ53の下
方に設けられた羽根車54の羽根の間に落下し、その後図
示しないコンベアにより搬出されることとなる。
ところで、作動速度が高速化された近年のチョッパ折装
置においては、なるべく搬送ベルトをスリット近傍に設
けることが望ましい。搬送ベルトをスリット近傍に設け
ることにより、チョッパブレードで紙をスリット内に押
し込むときに、ほとんど全部が押し込まれるぎりぎりま
で搬送ベルトで紙を抑えることができ、搬送ベルトを離
れた瞬間からスリット内に入ってしまうまでに生ずる折
丁の振動(振れ)をわずかの期間だけに抑えることがで
きる。ところが、第4、5図に示すようなチョッパ折装
置においては、スリットの下方に折ローラが設けられて
いるために搬送ベルトをスリットに近接させて設けるこ
とができない。したがって、搬送ベルトを離れた瞬間か
らスリット内に入ってしまうまでの期間が長くなるの
で、その期間中に折丁の端が振動して例えば、シワや折
れもしくは端切れ等の折不良を招来することになる。
上述した不具合に対し、第4、5図に示すような従来技
術によるチョッパ折装置においては、固定ブラシ52をス
リット51a両脇の近傍であるチョッパテーブル51上に設
けて、搬送された折丁100の振動を防止するようにして
いる。すなわち、固定ブラシ52のブラシ部52aの弾性力
を利用して、折丁100を上方から軽く押えることによ
り、チョッパブレードによって押し込まれるときの折丁
の移動を妨げることなくその振動を防止し、好ましくな
い折不良を防止するようになっている。
[解決しようとする課題] しかしながら、上述した従来技術のチョッパ折装置には
以下のような問題点がある。すなわち、固定ブラシ52は
固定的に設けられているために、搬送されてきた折丁10
0が、固定ブラシ52のブラシ部52aに引っ掛かって、ブラ
シ部52aとチョッパテーブル51との間に侵入しにくい構
成となっている。したがって、折丁100はブラシ部52aの
ところで紙詰まりを起こしやすくなり、紙詰まりが発生
した場合には該紙詰まりを除去するために、チョッパ装
置もさることながら輪転機までも停止させなくてはなら
ず、再始動するまでに大変な手間および時間がかかって
しまう。
本考案は、紙詰まりを発生させることなく折速度の高速
化に対応することができ、更に折丁の出来上がり品質を
向上させるチョッパ折装置を提供することを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] 上記問題点に鑑みて本考案にによるチョッパ折装置は、 スリットが設けられたチョッパテーブルと、 該スリットの長手方向に沿った両側に設けられ、それぞ
れ同期した速度で移動する第一搬送面を有する第1搬送
ベルト手段と、 該スリットの長手方向に沿った両側において、該第一搬
送ベルト手段の第一搬送面に対応する第二搬送面を有
し、該第一搬送面と該第二搬送面との間に紙を挟んで搬
送すべく、該第一搬送面に同期した速度で該第二搬送面
が移動するようになっている第二搬送ベルト手段と、 該スリットの長手方向であって該第一搬送面および該第
二搬送面に交差する方向において、前記スリットに繰り
返し出入り自在の構成となっており、該スリットから離
隔することにより,該スリットまで紙が搬送されてくる
ことを許容し、搬送されてきた該紙に当接しながら該ス
リットに侵入することにより、該紙を該第一搬送面と該
第二搬送面との間より引き出して、該スリットに押し込
み通過させるように設けられたチョッパブレード手段と
からなっており、 該チョッパブレード手段と共に移動することにより、該
第一搬送面及び該第二搬送面に対する距離が変化するよ
うになっていて、紙が搬送されているときは、該紙の搬
送を妨害しないように該紙から離隔しており、該チョッ
パブレード手段により該紙が、該第一搬送面と該第二搬
送面との間より引き出されたときは、該紙に近接するこ
とにより該紙の振動を防止すると同時に、該紙を案内す
るようになっているガイド手段を設けたことを特徴とす
るチョッパ折装置。
[作用] 本考案によるチョッパ折装置によれば、 該ガイド手段が該チョッパブレード手段と共に移動する
ことにより、該第一搬送面及び該第二搬送面に対する距
離が変化するようになっていて、該ガイド手段は紙が搬
送されているときは、該紙の搬送を妨害しないように該
紙から離隔しているので、該紙が該スリットまで搬送さ
れるときに、引っ掛かるものが何もないため紙詰まりを
起こすことがない。更に、該チョッパブレード手段によ
り該紙が、該第一搬送面と該第二搬送面との間より引き
出されたときは、該ガイド手段は該紙に近接して該紙を
案内するので、該紙の移動に伴う振動を防止することが
でき、したがって該紙はスムーズにスリットを通過する
ことができる。
[実施例] 以下、図面に示した本考案の実施例に基づき本考案を更
に詳細に説明する。
第1図は本考案によるチョッパ折装置の、第5図と同方
向に見たときの図である。なお第1図に示すチョッパ折
装置において、第4図に示す従来技術によるチョッパ折
装置と構成が同じである部分は以下に詳細を記載せず、
異なる部分を中心に説明する。
第1図において、第二搬送ベルト手段である4本の下側
搬送ベルト5は、平らなチョッパテーブル11上を第二搬
送面である上面5aを移動させるように設けられており、
下側搬送ベルト5の下面(図示せず)は後述するテーブ
ル13の下方を移動するようになっている。下側搬送ベル
ト5上には第一搬送ベルト手段である同数の上側ベルト
手段18が、その第二搬送面である下面18aをそれぞれ上
面5aに当接させて設けられており、下側搬送ベルト5と
同期して下面18aを同方向に移動させている。
チョッパテーブル11は内側の2本の下側搬送ベルト5の
間に中央にスリット11aを設けている。スリット11aの下
方には2つの折ローラ13が、スリット11aの長手方向に
延在して並列しかつ同期的に回転するように設けられて
いる。なお、チョッパテーブル11のスリット11aの縁部
は滑らかに下方に向かって傾斜している。
スリット11aの上方には、鋼板製であるチョッパブレー
ド6がアーム7により垂直方向に支持されている。アー
ム7は枢支軸8に枢支的に支持されており、該枢支軸8
は図示しないクランク機構に連結されている。従来技術
と同じようにクランク機構は、枢支軸8を往復運動的に
回転させ、それによりアーム7を介してチョッパブレー
ド6も上下方向に往復運動することとなる。なお、アー
ム7とチョッパブレード6とでチョッパブレード手段を
構成している。
下側搬送ベルト5により搬送されてきた紙すなわち印刷
物等である折丁(図示せず)は、スリット11aの上方ま
できたときに図示しないストッパにより停止させられ、
更にチョッパブレード6の下降により、スリット11aを
通って下方に押し込まれ、折ローラ13の間に入って折畳
まれ、そして折ローラ13の下方に設けられた羽根車14の
羽根の間に落下し、その後図示しないコンベアにより搬
出されることとなる。
チョッパブレード手段にはガイド手段である折丁ガイド
12が取り付けられている。折丁ガイド12について第2図
を参照して以下に説明する。
第2図はアーム7先端に取り付けられたチョッパブレー
ド6と、更にチョッパブレード6に取り付けられた折丁
ガイド12を示す斜視図である。上壁7bと側壁7c(一部の
み図示)とからなっていて、アーム7が下降したときに
側壁7cがほぼ垂直方向に延在しかつスリット11aにほぼ
平行になるように位置決めされたチョッパブレード取付
部7aが、第2図に示すようにアーム7の先端に設けられ
ている。
チョッパブレード取付部7aの側壁7cにはネジ穴(図示せ
ず)が3か所に設けられ、中央のネジ穴のみわずかに下
方に位置している。中央および両側の穴がわずかに下方
に位置した5つの穴(図示せず)をそれぞれ有する2枚
のブレード抑え板16が同様に5つの穴(図示せず)を有
するチョッパブレード6の上部を、各穴を重合させるよ
うにして挟み込み、更に2本のチョッパブレード固定ボ
ルト17が、5つの穴のうち中央および両側を除く2つの
穴を貫通して、対応する側壁7cの2つのネジ穴(図示せ
ず)に螺合することにより、ブレード抑え板16およびチ
ョッパブレード6をチョッパブレード取付部7aの側壁7c
に取り付けている。
折丁ガイド12は、垂直板12cと水平板12dとのそれぞれ長
辺を、ほぼ直角に連結したような構成となっている。垂
直板12cには等間隔に隔置された垂直方向に長い3つの
長穴12aと、各長穴12aの中間付近であってその上縁部に
おいて、2つの切欠部12bとが設けられている。3つの
長穴12aは、上述したブレート抑え板の5つの穴のうち
中央および両側の3つの穴に対応するように位置せしめ
られている。これらの長穴12aは、長穴の最下部に後述
する固定ボルトが当接した状態で締結されても、垂直板
12cの上縁部がチョッパアーム7に上壁7bに丁度当接す
るかそれ以下に位置するように設けられている。また、
2つの切欠部12bは、ブレード抑え板16およびチョッパ
ブレード6をチョッパブレード取付部7aの側壁7cに取り
付けている、2本のチョッパブレード固定ボルト17の頭
部を逃げると同時に、該頭部にボルト締結工具が挿入可
能なように形成されている。
2つの折丁ガイド12が、垂直板12cを互いに対向させる
ようにして以下のように設けられている。すなわち、チ
ョッパアーム7から遠いほうの折丁ガイド12の両側の長
穴12aにガイド板固定ボルト15を挿入し、チョッパブレ
ード6等を貫通させ、チョッパアーム7に近いほうの折
丁ガイド12の両側の長穴12aを通過させ、そこで図示し
ないナットにより螺合締結している。折丁ガイド12の中
央の長穴12aにもガイド板固定ボルト15を挿入し、チョ
ッパブレード6等を貫通させ、チョッパアーム7に近い
ほうの折丁ガイド12の中央長穴12aを通過させるように
しているが、こちらのガイド板固定ボルト15は、ナット
でなく上述した側壁7cのネジ穴に螺合することになる。
チョッパブレード6の組立順序および折丁ガイドの位置
調整法、ならびに本考案によるチョッパ折装置の作用に
ついて以下に示す。
先ずその組立順序であるが、チョッパブレード6をブレ
ード抑え板16で挟み、2本のチョッパブレード固定ボル
ト17を、5つの穴のうち中央および両側を除く2つの穴
を貫通させ、対応する側壁7cの2つのネジ穴に噛合させ
る。次に、折丁ガイド12をその垂直板12cが互いに対向
するようにして、チョッパブレード6ならびにブレード
抑え板16を挟み込み、チョッパアーム7から遠いほうの
折丁ガイド12の両側の長穴12aにガイド板固定ボルト15
を挿入し、チョッパブレード6等を貫通させ、チョッパ
アーム7に近いほうの折丁ガイド12の両側の長穴12aを
通過させ、そこで図示しないナットにより螺合締結す
る。折丁ガイド12の中央の長穴12aにもガイド板固定ボ
ルト15を挿入し、チョッパブレード6等を貫通させ、チ
ョッパアーム7に近いほうの折丁ガイド12の中央長穴12
aを通過させ、側壁7cの中央ネジ穴に螺合締結させる。
以上で組立が完了する。
更に、折丁ガイド12の上下方向位置調整法を以下に示
す。先ず、チョッパブレード6を最下降位置にセットす
る。その状態で3本のガイド板固定ボルト15を緩め、折
丁ガイド12が上下方向に移動自在となるようにする。あ
らかじめ測っておいた使用すべき印刷物等の上の厚さ
が、折丁ガイド12とチョッパテーブル11との間の距離に
ほぼ一致するようにする。その状態のまま、3本のガイ
ド板固定ボルト15を再び締める。以上で位置調整が完了
する。
次に本考案によるチョッパ折装置の作用について以下に
示す。折丁が搬送ベルトに搬送されるまでは、既に説明
した従来技術のチョッパ折装置と同じであるのでそこま
での説明を省略し、折丁が搬送ベルトにより送られてき
たところから説明することにする。
下側搬送ベルト5と上側搬送ベルト18に挟まれて送られ
てきた折丁(図示せず)は、チョッパアーム7の下降に
伴って下降するチョッパブレード6の下縁により中央部
を押され、チョッパブレード6に中央部を軽く折られな
がら下方に高速的に移動する。同時に、チョッパブレー
ド6と共に折丁ガイド12も、折丁との距離を縮めながら
高速的に下降して来る。
第1図に示すようにチョッパブレード6が最下降位置に
到達すると、2つの折ローラ13の間に折丁の中央部が侵
入し、折ローラ13の回転力により、折丁は2つの折ロー
ラ13の間に巻き込まれ、しっかり折られた後に羽根車14
の羽根の間に落下することになる。
ところで、チョッパブレード6の下縁が折丁に当接し下
方に若干押圧する時点ではチョッパブレード6の移動速
度が早くても、ほとんど折丁は振動する(波打つ)こと
がない。これは、折丁がまだ下側および上側搬送ベルト
5、18に挟まれたままであるからである。したがって、
折丁ガイド12はこの時点における折丁を抑える必要がな
い。
上述した時点においては、折丁を抑える必要がないとい
う理由と、折丁の移動を妨げてはならないという理由と
から、折丁との距離が十分に離れているように、折丁ガ
イド12はチョッパブレード6に対し取り付けられてい
る。しかしながら、チョッパブレード6が更に下降し
て、下側および上側搬送ベルト5、18から折丁の端部が
抜け出ると、もはや搬送ベルトは折丁を抑えることがで
きず、その折丁は大きく振動するようになってしまう。
したがって、折丁ガイド12が折丁の下方移動と共に下降
して、搬送ベルトから折丁が外れた瞬間から、搬送ベル
トに代わって折丁の振動を抑えるようになっている。更
に、チョッパテーブル11と折丁ガイド12との距離は、使
用する折丁の厚さに関して適切に設定されているので、
チョッパブレード6が最下方位置にあるときでも折丁の
移動を妨げることはない。
折丁の振動の程度はチョッパ折装置の作動速度が高けれ
ば高いほど大きくなり、また、その作動速度が高ければ
高いときほど折丁の移動を妨げることによる不具合(紙
箱詰まり等)発生の可能性が高まるということから、本
考案によるチョッパ折装置の折丁ガイドは、折丁の移動
を妨げることなく振動を防止しうるため、高速作動する
チョッパ折装置に最適であることが分かる。
次に本発明によるチョッパ折装置における折丁ガイドの
別の実施例を以下に説明する。
第3図は第2図に示すチョッパアーム7に異なる折丁ガ
イド112を取り付け、一部のみ示した斜視図である。折
丁ガイド112は折丁ガイド12とほぼ構成を同じくしてお
り、同様に垂直板112cと水平板112dとを連結した構成と
なっている。第3図に示す折丁ガイド112が折丁ガイド1
2と異なっているのは、水平板112dの下方にブラシ112b
を植設したことと、それに伴って、チョッパアーム最下
降位置におけるブラシ112bの先端とチョッパテーブルと
の距離を、印刷物等の折丁の厚さに等しく設定したこと
である。
このブラシ112bは、チョッパブレード6により下降させ
られ、搬送ベルトを離れたときだけ折丁にソフトに当接
して、折丁の移動を妨げずに効果的に振動を抑えること
ができる。
以上、本考案によるチョッパ折装置の実施例を図面を参
照して説明したきたが、本考案は上記実施例に限定して
解釈されるべきではなく、その趣旨を損ねない範囲にお
いて適宜変更、改良が可能であることは勿論である。例
えば、実施例においてガイド手段を、チョッパブレード
の両側に1づつ設けた折丁ガイド12もしくは112として
示しているが、該ガイド手段は1つの折丁ガイドの代わ
りに、3つの短アングル部材であっても良い。こうする
ことにより、本考案による効果を変えることなく、実施
例のものよりも軽量化されたガイド手段を提供すること
ができる。また、実施例においてはブレード抑え板を使
用していたが、折丁ガイドの垂直板を抑え板として兼用
することにより、該ブレード抑え板を省略することもで
き、それによっても軽量化が図られる。面に、折丁ガイ
ドの水平板は正確に水平である必要はなく、チョッパテ
ーブルにおけるスリット近傍の傾きに対応した形状であ
っても良い。形状を対応させることにより、チョッパテ
ーブルと折丁ガイドとの間の隙間を広範囲にわたって、
折丁厚さに合わせて適切に小さく設定することができ、
したがって折丁の振動を抑える効果が更に高くなること
となる。
[考案の効果] 以上説明してきたように、本考案によるチョッパ折装置
によれば、 ガイド手段がチョッパブレード手段と共に移動すること
により、第一搬送面及び第二搬送面に対する距離が変化
するようになっていて、該ガイド手段は紙が搬送されて
いるときは、該紙の搬送を妨害しないように該紙から離
隔しているので、該紙が該スリットまで搬送されるとき
に、引っ掛かるものが何もないため紙詰まりを起こすこ
とがない。更に、該チョッパブレード手段により該紙
が、該第一搬送面と該第二搬送面との間より引き出され
たときは、該ガイド手段は該紙に近接して該紙を案内す
るので、該紙の移動に伴う振動を防止することができ、
したがって該紙はスムーズにスリットを通過することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるチョッパ折装置を、搬送ベルト下
流側から見たときの図である。 第2図はアーム7先端に取り付けられたチョッパブレー
ド6と、更にチョッパブレード6に取り付けられた折丁
ガイド12を示す斜視図である。 第3図は第2図に示すチョッパアーム7に異なる折丁ガ
イド112を取り付け、一部のみ示した斜視図である。 第4図は従来のチョッパ折装置の斜視図である。 第5図は第1図のチョッパ折装置を矢印A方向から見た
図である。 [主要な部分の符号の説明] 5、45、……下側搬送ベルト 6、46、……チョッパブレード 7、47、……チョッパアーム 11、51、……チョッパテーブル 12、112、……折丁ガイド 16、……ブレード抑え板 8、58、……上側搬送ベルト
フロントページの続き (56)参考文献 実公 昭46−9442(JP,Y2) 実願 昭61−117011号(実開 昭63− 24169号)の願書に添付した明細書及び図 面の内容を撮影したマイクロフィルム(J P,U) 実願 昭60−60230号(実開 昭61− 176152号)の願書に添付した明細書及び図 面の内容を撮影したマイクロフィルム(J P,U) 実願 昭57−21945号(実開 昭58− 127050号)の願書に添付した明細書及び図 面の内容を撮影したマイクロフィルム(J P,U)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スリットが設けられたチョッパテーブル
    と、 該スリットの長手方向に沿った両側に設けられ、それぞ
    れ同期した速度で移動する第一搬送面を有する第1搬送
    ベルト手段と、 該スリットの長手方向に沿った両側において、該第一搬
    送ベルト手段の第一搬送面に対向する第二搬送面を有
    し、該第一搬送面と該第二搬送面との間に紙を挟んで搬
    送すべく、該第一搬送面に同期した速度で該第二搬送面
    が移動するようになっている第二搬送ベルト手段と、 該スリットの長手方向であって該第一搬送面及び該第二
    搬送面に交差する方向において、前記スリットに繰り返
    し出入り自在の構成となっており、該スリットから離隔
    することにより、該スリットまで紙が搬送されてくるこ
    とを許容し、搬送されてきた該紙に当接しながら該スリ
    ットに侵入することにより、該紙を該第一搬送面と該第
    二搬送面との間より引き出して、該スリットに押し込み
    通過させるように設けられたチョッパブレード手段とか
    らなるチョッパ折装置において、 該チョッパブレード手段と共に移動することにより、該
    第一搬送面及び該第二搬送面に対する距離が変化するよ
    うになっていて、紙が搬送されているときは、該紙の搬
    送を妨害しないように該紙から離隔しており、該チョッ
    パブレード手段により、該紙が該第一搬送面と該第二搬
    送面との間より引き出されたときは、該紙に近接するこ
    とにより該紙の振動を防止すると同時に、該紙を案内す
    るようになっているガイド手段と、 該ガイド手段を前記チョッパブレード手段に位置調整可
    能に取り付けるための位置調整手段であって、該紙が該
    第一搬送面と該第二搬送面との間より引き出されたとき
    の該紙と該ガイド手段との距離を調整でき、それにより
    厚さの異なる紙を案内できるようになっている位置調整
    手段とを設けたことを特徴とするチョッパ折装置。
  2. 【請求項2】前記ガイド手段は、該紙に向いた面にブラ
    シを植設してなる請求項1記載のチョッパ折装置。
JP1988157641U 1988-12-05 1988-12-05 チョッパ折装置 Expired - Lifetime JPH078510Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988157641U JPH078510Y2 (ja) 1988-12-05 1988-12-05 チョッパ折装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988157641U JPH078510Y2 (ja) 1988-12-05 1988-12-05 チョッパ折装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0279365U JPH0279365U (ja) 1990-06-19
JPH078510Y2 true JPH078510Y2 (ja) 1995-03-01

Family

ID=31437260

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988157641U Expired - Lifetime JPH078510Y2 (ja) 1988-12-05 1988-12-05 チョッパ折装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH078510Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5625722B2 (ja) * 2010-02-04 2014-11-19 株式会社リコー シート折り装置及び画像形成装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58127050U (ja) * 1982-02-18 1983-08-29 三菱重工業株式会社 直角折装置
JPS61176152U (ja) * 1985-04-24 1986-11-04
JPH0647879Y2 (ja) * 1986-07-30 1994-12-07 三菱重工業株式会社 チヨツパ折機における紙案内装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0279365U (ja) 1990-06-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8028821B2 (en) Apparatus for gathering signatures along a conveying section of a circulating conveyor
JP5786009B2 (ja) デジタル印刷された新聞の製造装置
JPS6052463A (ja) 高速プリンタのための接着ステ−シヨン
JPH0213625B2 (ja)
JP2840432B2 (ja) コレーティング若しくはパッケージング機械のシート状製品を制御して送るための装置
JP2000198602A (ja) 逸らせ組立体、逸らせ器、逸らせ方法及び頁揃え方法
EP0836938A2 (en) Pinless folder
US4759741A (en) Vari-gap drive system for box folders and the like
JPS6293182A (ja) シ−ト材料を折り込んで給送する装置
US20030089209A1 (en) Device for cutting paper webs
JPH04269594A (ja) 給紙装置及び丁合装置
JPH0214256B2 (ja)
JPH078510Y2 (ja) チョッパ折装置
JP2008143175A (ja) 可変なチェーン区分を備えた丁合綴じ機
EP0807597A2 (en) Method and apparatus for conveying sheet etc. for a folding machine
JP2516640Y2 (ja) 紙かわし装置
JP2000007163A (ja) 段ボール製函機の給紙装置
JPH0699064B2 (ja) 折りフラップ胴から折り丁を受け取る装置
US6371901B1 (en) Linear folding device and method
JP2708243B2 (ja) 輪転印刷機の排紙装置
JP3156683U (ja) 可変のチェーン区分を備えた丁合い綴じ機
US4863421A (en) Folding apparatus
JP2005314090A (ja) 折機の平行折装置
JP2722000B2 (ja) 折機のアジロ装置
JPH05186141A (ja) 輪転印刷機のチヨツパ折装置