JPH0784869B2 - スクロール流体機械 - Google Patents
スクロール流体機械Info
- Publication number
- JPH0784869B2 JPH0784869B2 JP63236048A JP23604888A JPH0784869B2 JP H0784869 B2 JPH0784869 B2 JP H0784869B2 JP 63236048 A JP63236048 A JP 63236048A JP 23604888 A JP23604888 A JP 23604888A JP H0784869 B2 JPH0784869 B2 JP H0784869B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- scroll
- oil supply
- supply passage
- pump
- bearing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C29/00—Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
- F04C29/02—Lubrication; Lubricant separation
- F04C29/025—Lubrication; Lubricant separation using a lubricant pump
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は駆動スクロールと従動スクロールとを回転さ
せる全系回転形のスクロール流体機械に関するものであ
る。
せる全系回転形のスクロール流体機械に関するものであ
る。
第５図は例えば特開昭62−87693号公報に開示された従
来のスクロール流体機械を示す断面図で、図において、
（１）はケーシング、（２）はこのケーシング（１）内
に結合され、上下に貫通された油戻し穴（2a）を有する
フランジ、（３）はこのフランジ（２）に結合された軸
受支えで、中央に筒状のボス部（3a）が形成されてい
る。（４）はモートルで、モートル軸（4a）の上端が上
記ボス部（3a）内に回軸自在に支承されている。（4b）
は上記モートル軸（4a）の上端に形成された偏心穴、
（4c）はこの偏心穴（4b）内と下端とを連通する給油
路、（５）は上記偏心穴（4b）に嵌入される軸部（5a）
を有する揺動スクロール、（６）は上記軸受支え（３）
に結合され、上記揺動スクロール（５）と協動して圧縮
室（７）を構成する固定スクロール、（８）は上記偏心
穴（4b）の底面（4d）と上記軸部（5a）の下端（5b）と
の間に配置され、上記軸部（5a）に結合されたトロコイ
ドポンプで、偏心穴（4b）の底面（4d）に吸入口（4e）
が構成されると共に軸部（5a）の下端（5b）に吐出口
（5c）が構成されている。（９）はケーシング（１）の
底部分に収容された油で、モートル軸（4a）の下端が浸
漬されている。（10）は揺動スクロール（５）の自転を
防止する周知の自転防止機構、（15）は両スクロール
（５）（６）内と連通した吸気口、（13）はケーシング
（１）外へ気体を排気する排気口である。
来のスクロール流体機械を示す断面図で、図において、
（１）はケーシング、（２）はこのケーシング（１）内
に結合され、上下に貫通された油戻し穴（2a）を有する
フランジ、（３）はこのフランジ（２）に結合された軸
受支えで、中央に筒状のボス部（3a）が形成されてい
る。（４）はモートルで、モートル軸（4a）の上端が上
記ボス部（3a）内に回軸自在に支承されている。（4b）
は上記モートル軸（4a）の上端に形成された偏心穴、
（4c）はこの偏心穴（4b）内と下端とを連通する給油
路、（５）は上記偏心穴（4b）に嵌入される軸部（5a）
を有する揺動スクロール、（６）は上記軸受支え（３）
に結合され、上記揺動スクロール（５）と協動して圧縮
室（７）を構成する固定スクロール、（８）は上記偏心
穴（4b）の底面（4d）と上記軸部（5a）の下端（5b）と
の間に配置され、上記軸部（5a）に結合されたトロコイ
ドポンプで、偏心穴（4b）の底面（4d）に吸入口（4e）
が構成されると共に軸部（5a）の下端（5b）に吐出口
（5c）が構成されている。（９）はケーシング（１）の
底部分に収容された油で、モートル軸（4a）の下端が浸
漬されている。（10）は揺動スクロール（５）の自転を
防止する周知の自転防止機構、（15）は両スクロール
（５）（６）内と連通した吸気口、（13）はケーシング
（１）外へ気体を排気する排気口である。
次に動作について説明する。まず、モートル軸（4a）が
回転すると、周知のように揺動スクロール（５）が公転
し、吸気口（15）より気体を取り入れ、固定スクロール
（６）とで気体を圧縮し、排気口（13）よりケーシング
（１）外へ排気する。一方、モートル軸（4a）の偏心穴
（4b）には揺動スクロール（５）の軸部（5a）が嵌入さ
れており、モートル軸（4a）が回転すると、揺動スクロ
ール（５）と共に軸部（5a）が偏心回転しようとする
が、揺動スクロール（５）と軸受支え（３）との間には
周知のように自転防止機構（10）が設けられているた
め、揺動動作することになる。従って、軸部（5a）と偏
心穴（4b）の底面（4d）との間に配置されているトロコ
イドポンプ（８）が偏心穴（4b）内面とでポンプ動作を
実施し、油（９）が給油路（4c）→吸入口（4e）→トロ
コイドポンプ（８）→吐出口（5c）へと送出され、軸部
（5a）の外周や揺動スクロール（５）の下面の摺動部分
を潤滑して油戻し穴（2a）からケーシング（１）の底部
へと戻される。
回転すると、周知のように揺動スクロール（５）が公転
し、吸気口（15）より気体を取り入れ、固定スクロール
（６）とで気体を圧縮し、排気口（13）よりケーシング
（１）外へ排気する。一方、モートル軸（4a）の偏心穴
（4b）には揺動スクロール（５）の軸部（5a）が嵌入さ
れており、モートル軸（4a）が回転すると、揺動スクロ
ール（５）と共に軸部（5a）が偏心回転しようとする
が、揺動スクロール（５）と軸受支え（３）との間には
周知のように自転防止機構（10）が設けられているた
め、揺動動作することになる。従って、軸部（5a）と偏
心穴（4b）の底面（4d）との間に配置されているトロコ
イドポンプ（８）が偏心穴（4b）内面とでポンプ動作を
実施し、油（９）が給油路（4c）→吸入口（4e）→トロ
コイドポンプ（８）→吐出口（5c）へと送出され、軸部
（5a）の外周や揺動スクロール（５）の下面の摺動部分
を潤滑して油戻し穴（2a）からケーシング（１）の底部
へと戻される。
従来のスクロール流体機械は、摺動部分を潤滑するため
に、ポンプ部分がモートル軸の上端に配置されており、
ケーシング底部の油はモートル軸の給油路を介して吸入
されるため、給油路が長くなり、ポンプの吸入側の流体
抵抗が大となり、ポンプが大形化するという課題があっ
た。
に、ポンプ部分がモートル軸の上端に配置されており、
ケーシング底部の油はモートル軸の給油路を介して吸入
されるため、給油路が長くなり、ポンプの吸入側の流体
抵抗が大となり、ポンプが大形化するという課題があっ
た。
この発明は上記の課題を解決するためになされたもの
で、小容量のポンプで確実に摺動部の潤滑を実施できる
スクロール流体機械を得ることを目的とする。
で、小容量のポンプで確実に摺動部の潤滑を実施できる
スクロール流体機械を得ることを目的とする。
この発明に係るスクロール流体機械は、第一の発明で
は、軸部を各々有し、互に異なる軸心上で自転し、双方
が共働して圧縮室を形成し、排気室に圧縮流体を排気す
る第１、第２の一対のスクロール、その第１のスクロー
ルを軸受を介して回転自在に支承するボス部、このボス
部に設けられ、その軸受嵌合孔に連通する第１の給油
路、上記第１のスクロールとこの第１のスクロールの軸
部に設けられ、上記軸受嵌合孔を介し上記第１の給油路
と上記圧縮室内とを連通する第２の給油路、上記ボス部
に設けられ、上記第１のスクロールの軸部を周囲を囲
み、吸入口が上記排気室に連通し、吐出口が上記第１の
給油路に連通し得るポンプケーシング部と、このポンプ
ケーシング部内に配置され、上記第１のスクロールの軸
部に結合された回転部とを有し、この回転部の回転に応
じて上記排気室内の油を上記第１の給油路へ供給するポ
ンプを備えたものである。また、第二の発明では、ポン
プの吐出口と上記第１の給油路との間を上記ポンプの吐
出圧力によって連通させる逆止弁を設けたものである。
また、第三の発明では、枠体内に配置されて軸部を各々
有し、互に異なる軸心上で自転し、双方が共働して圧縮
室を形成し、排気室に圧縮流体を排気する第１、第２の
一対のスクロール、その第１のスクロールを、圧縮室側
の第１の軸受とこれとは反対側の第２の軸受とを介して
回転自在に支承するボス部、このボス部に設けられた軸
受嵌合孔を上記第１の軸受側の第１の空間と第２の軸受
側の第２の空間とに仕切るオイルシール、上記第１の空
間に連通する第１の給油路、上記第１のスクロールとこ
の第１のスクロールの軸部に設けられ、上記第１の空間
を介し上記第１の給油路と上記圧縮室内とを連通する第
２の給油路、上記枠体に設けられ、上記第２の空間を上
記排気室内に連通させる第３の給油路、上記ボス部の上
記第２の空間側に設けられて上記第１のスクロールの軸
部の周囲を囲み、吸入口が上記第２の空間側に連通し、
吐出口が上記第１の給油路に連通し得るポンプケーシン
グ部と、このポンプケーシング部内に配置され、上記第
１のスクロールの軸部に結合された回転部とを有し、こ
の回転部の回転に応じて上記排気室内の油を上記第３の
給油路間を介して上記第１の給油路へ供給するポンプを
備えたものである。
は、軸部を各々有し、互に異なる軸心上で自転し、双方
が共働して圧縮室を形成し、排気室に圧縮流体を排気す
る第１、第２の一対のスクロール、その第１のスクロー
ルを軸受を介して回転自在に支承するボス部、このボス
部に設けられ、その軸受嵌合孔に連通する第１の給油
路、上記第１のスクロールとこの第１のスクロールの軸
部に設けられ、上記軸受嵌合孔を介し上記第１の給油路
と上記圧縮室内とを連通する第２の給油路、上記ボス部
に設けられ、上記第１のスクロールの軸部を周囲を囲
み、吸入口が上記排気室に連通し、吐出口が上記第１の
給油路に連通し得るポンプケーシング部と、このポンプ
ケーシング部内に配置され、上記第１のスクロールの軸
部に結合された回転部とを有し、この回転部の回転に応
じて上記排気室内の油を上記第１の給油路へ供給するポ
ンプを備えたものである。また、第二の発明では、ポン
プの吐出口と上記第１の給油路との間を上記ポンプの吐
出圧力によって連通させる逆止弁を設けたものである。
また、第三の発明では、枠体内に配置されて軸部を各々
有し、互に異なる軸心上で自転し、双方が共働して圧縮
室を形成し、排気室に圧縮流体を排気する第１、第２の
一対のスクロール、その第１のスクロールを、圧縮室側
の第１の軸受とこれとは反対側の第２の軸受とを介して
回転自在に支承するボス部、このボス部に設けられた軸
受嵌合孔を上記第１の軸受側の第１の空間と第２の軸受
側の第２の空間とに仕切るオイルシール、上記第１の空
間に連通する第１の給油路、上記第１のスクロールとこ
の第１のスクロールの軸部に設けられ、上記第１の空間
を介し上記第１の給油路と上記圧縮室内とを連通する第
２の給油路、上記枠体に設けられ、上記第２の空間を上
記排気室内に連通させる第３の給油路、上記ボス部の上
記第２の空間側に設けられて上記第１のスクロールの軸
部の周囲を囲み、吸入口が上記第２の空間側に連通し、
吐出口が上記第１の給油路に連通し得るポンプケーシン
グ部と、このポンプケーシング部内に配置され、上記第
１のスクロールの軸部に結合された回転部とを有し、こ
の回転部の回転に応じて上記排気室内の油を上記第３の
給油路間を介して上記第１の給油路へ供給するポンプを
備えたものである。
この発明におけるスクロール流体機械は、ポンプが回転
することにより、ポンプが設けられているボス部の周囲
の油が、直接的にポンプによって吸入され、このポンプ
によって軸受部分とスクロールの圧縮室内に供給させる
ことになり、小さな容量のポンプで摺動部を確実に潤滑
できる。
することにより、ポンプが設けられているボス部の周囲
の油が、直接的にポンプによって吸入され、このポンプ
によって軸受部分とスクロールの圧縮室内に供給させる
ことになり、小さな容量のポンプで摺動部を確実に潤滑
できる。
第１図ないし第３図はこの発明の一実施例を示す部分断
面図で、（11）はモートルで回転軸（11a）が下方へ突
出している。（12）はこのモートル（11）に結合され、
内部が排気室（Ｂ）を構成する上部ケーシングで、上部
外側の一方に排気口（13）が装着されると共に他方に真
空容器（14）と連通する吸気口（15）が装着されてい
る。（12a）は上部ケーシング（12）内と仕切られて上
端が上記吸気口（15）と連通すると共に下方が開口した
垂直状の吸気通路、（16）は上記上部ケーシング（12）
の下部に結合された下部ケーシング、（16a）はこの下
部ケーシング（16）の上端に形成された軸受支えで、そ
のボス部（16b）には給油路（16c）が形成され軸受嵌合
部（16d）内に連通している。（17）はこの下部ケーシ
ング（16）の下部に結合された下部カバー、（18）は下
部ケーシング（16）内に配置される駆動スクロールで、
軸部（18a）が上記上部ケーシング（12）から突出する
と共に上記下部ケーシング（16）と上部ケーシング（1
2）に軸受（20）（23）を介して回転自在に支承されて
いる。（18b）は上記軸受嵌合部（16d）内と後述する圧
縮室（Ａ）内を連通する給油路、（21）は上記駆動スク
ロール（18）と協働して圧縮室（Ａ）を形成する従動ス
クロールで、軸部（21a）が下部カバー（17）に軸受（2
2）を介し、上記駆動スクロール（18）の軸心に対して
偏心した位置にて回転自在に支承されている。（24）は
上記駆動スクロール（18）と上記従動スクロール（21）
５とを互に旋回自在に連結するオルダム継手で駆動スク
ロール（18）に結合された腕（24a）と、従動スクロー
ル（21）に結合された継手（24b）とで構成されてい
る。（25）は回転軸（11a）と軸部（18a）とを連結する
カップリングでファン（25a）と兼用されている。（2
6）は上部ケーシング（12）と下部ケーシング（16）間
をシールするＯリング、（27）は吸気通路（12a）を上
部ケーシング（12）内から仕切るＯリング、（28）は下
部ケーシング（16）と下部カバー（17）間をシーリする
Ｏリング、（29）は軸部（18a）に形成された排気通路
で潤滑油（30）の油面に上部に開口している。（31）
（32）は上部ケーシング（12）と下部ケーシング（16）
間を封止するオイルシール、（33）は軸受支え（16a）
に結合されたベーンポンプで、上記給油路（16c）に連
通する給油路（33a）を有するポンプケーシング（33b）
と、軸部（18a）に嵌着されるロータ（33c）と、このロ
ータ（33c）に挿入されるベーン（33d）と、上記ポンプ
ケーシング（33b）に形成される吸入口（33e）と、油を
吐出する（33f）と、ポンプケーシング（33b）を覆うポ
ンプカバ（33g）と、吐出口（33f）と給油路（33a）を
開閉する逆止弁（33h）と、この逆止弁（33h）を付勢す
るスプリング（33j）と、ポンプケーシング（33b）とボ
ス部（16b）上面との間を封止するＯリング（33k）とで
構成されている。ここで、上記ポンプケーシング（33
b）と上記ポンプカバ（33g）とでポンプケーシング部を
形成し、上記ロータ（33c）とベーン（33d）とで回転部
を構成している。
面図で、（11）はモートルで回転軸（11a）が下方へ突
出している。（12）はこのモートル（11）に結合され、
内部が排気室（Ｂ）を構成する上部ケーシングで、上部
外側の一方に排気口（13）が装着されると共に他方に真
空容器（14）と連通する吸気口（15）が装着されてい
る。（12a）は上部ケーシング（12）内と仕切られて上
端が上記吸気口（15）と連通すると共に下方が開口した
垂直状の吸気通路、（16）は上記上部ケーシング（12）
の下部に結合された下部ケーシング、（16a）はこの下
部ケーシング（16）の上端に形成された軸受支えで、そ
のボス部（16b）には給油路（16c）が形成され軸受嵌合
部（16d）内に連通している。（17）はこの下部ケーシ
ング（16）の下部に結合された下部カバー、（18）は下
部ケーシング（16）内に配置される駆動スクロールで、
軸部（18a）が上記上部ケーシング（12）から突出する
と共に上記下部ケーシング（16）と上部ケーシング（1
2）に軸受（20）（23）を介して回転自在に支承されて
いる。（18b）は上記軸受嵌合部（16d）内と後述する圧
縮室（Ａ）内を連通する給油路、（21）は上記駆動スク
ロール（18）と協働して圧縮室（Ａ）を形成する従動ス
クロールで、軸部（21a）が下部カバー（17）に軸受（2
2）を介し、上記駆動スクロール（18）の軸心に対して
偏心した位置にて回転自在に支承されている。（24）は
上記駆動スクロール（18）と上記従動スクロール（21）
５とを互に旋回自在に連結するオルダム継手で駆動スク
ロール（18）に結合された腕（24a）と、従動スクロー
ル（21）に結合された継手（24b）とで構成されてい
る。（25）は回転軸（11a）と軸部（18a）とを連結する
カップリングでファン（25a）と兼用されている。（2
6）は上部ケーシング（12）と下部ケーシング（16）間
をシールするＯリング、（27）は吸気通路（12a）を上
部ケーシング（12）内から仕切るＯリング、（28）は下
部ケーシング（16）と下部カバー（17）間をシーリする
Ｏリング、（29）は軸部（18a）に形成された排気通路
で潤滑油（30）の油面に上部に開口している。（31）
（32）は上部ケーシング（12）と下部ケーシング（16）
間を封止するオイルシール、（33）は軸受支え（16a）
に結合されたベーンポンプで、上記給油路（16c）に連
通する給油路（33a）を有するポンプケーシング（33b）
と、軸部（18a）に嵌着されるロータ（33c）と、このロ
ータ（33c）に挿入されるベーン（33d）と、上記ポンプ
ケーシング（33b）に形成される吸入口（33e）と、油を
吐出する（33f）と、ポンプケーシング（33b）を覆うポ
ンプカバ（33g）と、吐出口（33f）と給油路（33a）を
開閉する逆止弁（33h）と、この逆止弁（33h）を付勢す
るスプリング（33j）と、ポンプケーシング（33b）とボ
ス部（16b）上面との間を封止するＯリング（33k）とで
構成されている。ここで、上記ポンプケーシング（33
b）と上記ポンプカバ（33g）とでポンプケーシング部を
形成し、上記ロータ（33c）とベーン（33d）とで回転部
を構成している。
上記のように構成されたものにおいては、モートル（1
1）の回転により、駆動スクロール（18）が回転すると
共にオルダム継手（24）を介して従動スクロール（21）
が偏心回転するので、各スクロール（18）（21）で圧縮
された気体が、排気通路（29）を介して上部ケーシング
（12）内に吐出される。このため、真空容器（14）内の
気体は吸気口（15）→吸気通路（12a）→下部ケーシン
グ（16）を経て、各スクロール（18）（21）内へと吸込
まれ、上記の様に、上部ケーシング（12）内へ吐出され
る。また、上部ケーシング（12）内の気体は排気口（1
3）を介して機体外へと排気される。
1）の回転により、駆動スクロール（18）が回転すると
共にオルダム継手（24）を介して従動スクロール（21）
が偏心回転するので、各スクロール（18）（21）で圧縮
された気体が、排気通路（29）を介して上部ケーシング
（12）内に吐出される。このため、真空容器（14）内の
気体は吸気口（15）→吸気通路（12a）→下部ケーシン
グ（16）を経て、各スクロール（18）（21）内へと吸込
まれ、上記の様に、上部ケーシング（12）内へ吐出され
る。また、上部ケーシング（12）内の気体は排気口（1
3）を介して機体外へと排気される。
ところで、下部ケーシング（16）内の潤滑油は、各スク
ロール（18）（21）に吸込まれ、各スクロール（18）
（21）の相互の摺動面を封止し、気体のリークを防止す
ると共に、その一部は気体と共に排気通路（12a）から
上部ケーシング（12）内に吐出される。また一方、油の
一部は遠心力で各スクロール（18）（21）の外周部へも
排出される。ところが、各スクロール（18）（21）内の
油は、常に排気通路（12a）から上部ケーシング（12）
内に吐出されているため、下部ケーシング（16）内の油
が減少し、各スクロール（18）（21）の摺動面の潤滑が
不足し、リーク防止機能が低下しようとする。このた
め、上部ケーシング（12）内の油がベーンポンプ（33）
により、各スクロール（18）（21）内に供給される。つ
まり、駆動スクロール（18）の軸部（18a）に装着され
ているロータ（33c）が回転すると、ベーン（33d）とポ
ンプケーシング（33b）により、吸入口（33e）から周囲
の油が吸入され、吐出口（33f）から吐出される。吐出
口（33f）から油が吐出されると、その吐出圧力によ
り、スプリング（33j）に抗して逆止弁（33h）が上昇
し、吐出口（33f）と給油路（33a）とを連通することに
なる。従って、油は給油路（33a）から給油路（16c）を
介して軸受嵌合部（16d）内へ供給され、更に、給油路
（18b）を介して各スクロール（18）（21）内の圧縮室
（Ａ）内に供給される。このようにして、各スクロール
（18）（21）内には適量の油が常に確保されることにな
り、各スクロール（18）（21）の摺動面は確実にリーク
が防止される。モートル（11）が停止すると、ベーンポ
ンプ（33）の吐出圧力はなくなり、逆止弁（33h）は閉
じ、給油路（33a）（16c）（18b）を介して気体が逆流
することを防止する。
ロール（18）（21）に吸込まれ、各スクロール（18）
（21）の相互の摺動面を封止し、気体のリークを防止す
ると共に、その一部は気体と共に排気通路（12a）から
上部ケーシング（12）内に吐出される。また一方、油の
一部は遠心力で各スクロール（18）（21）の外周部へも
排出される。ところが、各スクロール（18）（21）内の
油は、常に排気通路（12a）から上部ケーシング（12）
内に吐出されているため、下部ケーシング（16）内の油
が減少し、各スクロール（18）（21）の摺動面の潤滑が
不足し、リーク防止機能が低下しようとする。このた
め、上部ケーシング（12）内の油がベーンポンプ（33）
により、各スクロール（18）（21）内に供給される。つ
まり、駆動スクロール（18）の軸部（18a）に装着され
ているロータ（33c）が回転すると、ベーン（33d）とポ
ンプケーシング（33b）により、吸入口（33e）から周囲
の油が吸入され、吐出口（33f）から吐出される。吐出
口（33f）から油が吐出されると、その吐出圧力によ
り、スプリング（33j）に抗して逆止弁（33h）が上昇
し、吐出口（33f）と給油路（33a）とを連通することに
なる。従って、油は給油路（33a）から給油路（16c）を
介して軸受嵌合部（16d）内へ供給され、更に、給油路
（18b）を介して各スクロール（18）（21）内の圧縮室
（Ａ）内に供給される。このようにして、各スクロール
（18）（21）内には適量の油が常に確保されることにな
り、各スクロール（18）（21）の摺動面は確実にリーク
が防止される。モートル（11）が停止すると、ベーンポ
ンプ（33）の吐出圧力はなくなり、逆止弁（33h）は閉
じ、給油路（33a）（16c）（18b）を介して気体が逆流
することを防止する。
第４図はこの発明の他の実施例を示す図で、図におい
て、（17a）は下部カバ（17）のボス部に形成された軸
受嵌合部で、圧縮室（Ａ）側の軸受（22a）とこれとは
反対側の軸受（22b）が嵌合されている。（34）はこの
軸受嵌合部（17a）に嵌合された一対のオイルシール
で、軸受嵌合部（17a）を軸受（22a）側の空間（Ｃ）と
軸受（22b）側の空間（Ｄ）とに仕切っている。（35）
は上記下部カバ（17）に形成されて上記軸受嵌合部（17
a）内の空間（Ｄ）に連通する水平の給油路、（36）は
この給油路（35）と連通する垂直状の給油路、（37）は
下部ケーシング（16）に形成された垂直状の給油路、
（38）はこの給油路（37）と排気室（Ｂ）とを連通する
水平の給油路、（39）はこの給油路（38）の開口端を封
止するプラグ、（41）は従動スクロール（21）の軸部
（21a）に螺合され、軸受（22）を位置決めするナッ
ト、（42）は上記下部カバ（17）の下端に結合されたベ
ーンポンプで、軸部（21a）の下端に結合されたロータ
（42a）と、このロータ（42a）に挿入されるベーン（42
b）と、これらを覆うポンプケーシング（42c）と、この
ポンプケーシング（42c）と下部カバ（17）との間に配
置されるポンプカバ（42d）とを有している。ここで、
上記ポンプケーシング（42c）と上記ポンプカバ（42d）
とでポンプケーシング部を形成し、上記ロータ（42a）
とベーン（42b）とで回転部を構成している。なお、ポ
ンプカバ（42d）には、軸受嵌合部（17a）内の空間
（Ｄ）と連通する吸入口（42e）と、吐出口（42f）と、
この吐出口（42f）と連通する水平の給油路（42g）と、
この給油路（42g）と連通する垂直の給油路（42h）と、
上記給油路（42g）の開口端を閉ぐプラグ（42j）とが設
けられている。（43）は上記下部カバー（17）に設けら
れ、上記給油路（42h）と軸受嵌合部（17a）内とを連通
する給油路、（44）は軸部（21a）を径方向に貫通して
設けられ、一対のオイルシール（34）で構成された空間
を介して給油路（43）に連通する給油路、（45）はこの
給油路（44）と両スクロール（18）（21）内の圧縮室
（Ａ）とを連通する垂直の給油路、（46）は給油路（42
h）と給油路（43）とを開閉する逆止弁、（47）はこの
逆止弁（46）を付勢するスプリング、（48）は給油路
（37）の周囲を封止するＯリング、（49）は給油路（42
h）の周囲を封止するＯリング、（50）はポンプカバ（4
2d）の上端と下端とを夫々封止する一対のＯリングであ
る。
て、（17a）は下部カバ（17）のボス部に形成された軸
受嵌合部で、圧縮室（Ａ）側の軸受（22a）とこれとは
反対側の軸受（22b）が嵌合されている。（34）はこの
軸受嵌合部（17a）に嵌合された一対のオイルシール
で、軸受嵌合部（17a）を軸受（22a）側の空間（Ｃ）と
軸受（22b）側の空間（Ｄ）とに仕切っている。（35）
は上記下部カバ（17）に形成されて上記軸受嵌合部（17
a）内の空間（Ｄ）に連通する水平の給油路、（36）は
この給油路（35）と連通する垂直状の給油路、（37）は
下部ケーシング（16）に形成された垂直状の給油路、
（38）はこの給油路（37）と排気室（Ｂ）とを連通する
水平の給油路、（39）はこの給油路（38）の開口端を封
止するプラグ、（41）は従動スクロール（21）の軸部
（21a）に螺合され、軸受（22）を位置決めするナッ
ト、（42）は上記下部カバ（17）の下端に結合されたベ
ーンポンプで、軸部（21a）の下端に結合されたロータ
（42a）と、このロータ（42a）に挿入されるベーン（42
b）と、これらを覆うポンプケーシング（42c）と、この
ポンプケーシング（42c）と下部カバ（17）との間に配
置されるポンプカバ（42d）とを有している。ここで、
上記ポンプケーシング（42c）と上記ポンプカバ（42d）
とでポンプケーシング部を形成し、上記ロータ（42a）
とベーン（42b）とで回転部を構成している。なお、ポ
ンプカバ（42d）には、軸受嵌合部（17a）内の空間
（Ｄ）と連通する吸入口（42e）と、吐出口（42f）と、
この吐出口（42f）と連通する水平の給油路（42g）と、
この給油路（42g）と連通する垂直の給油路（42h）と、
上記給油路（42g）の開口端を閉ぐプラグ（42j）とが設
けられている。（43）は上記下部カバー（17）に設けら
れ、上記給油路（42h）と軸受嵌合部（17a）内とを連通
する給油路、（44）は軸部（21a）を径方向に貫通して
設けられ、一対のオイルシール（34）で構成された空間
を介して給油路（43）に連通する給油路、（45）はこの
給油路（44）と両スクロール（18）（21）内の圧縮室
（Ａ）とを連通する垂直の給油路、（46）は給油路（42
h）と給油路（43）とを開閉する逆止弁、（47）はこの
逆止弁（46）を付勢するスプリング、（48）は給油路
（37）の周囲を封止するＯリング、（49）は給油路（42
h）の周囲を封止するＯリング、（50）はポンプカバ（4
2d）の上端と下端とを夫々封止する一対のＯリングであ
る。
上記のように構成されたものにおいては、ベーンポンプ
（42）のポンプ作用で上部ケーシング（12）内の給油路
（38）（37）（36）（35）、軸受（22）内を介して吸入
口（42e）から吸入され、吐出口（42f）から吐出され
る。更に、この油は給油路（42g）（42h）（43）を介し
て一対のオイルシール（34）で構成された空間内に吐出
され、更に、給油路（44）（45）を介して両スクロール
（18）（21）の圧縮室（Ａ）内へと供給される。
（42）のポンプ作用で上部ケーシング（12）内の給油路
（38）（37）（36）（35）、軸受（22）内を介して吸入
口（42e）から吸入され、吐出口（42f）から吐出され
る。更に、この油は給油路（42g）（42h）（43）を介し
て一対のオイルシール（34）で構成された空間内に吐出
され、更に、給油路（44）（45）を介して両スクロール
（18）（21）の圧縮室（Ａ）内へと供給される。
次に、モートル（11）が停止してベーンポンプ（42）が
停止すると、スプリング（47）の弾性力で逆止弁（46）
が閉じ、圧縮室（Ａ）内に大気が入ってくるのを防止す
る。
停止すると、スプリング（47）の弾性力で逆止弁（46）
が閉じ、圧縮室（Ａ）内に大気が入ってくるのを防止す
る。
ところで、上記説明ではポンプとしてベーンポンプ（4
2）を用いたが、トロコイドポンプなど、他のポンプを
用いても良いことは言うまでもない。
2）を用いたが、トロコイドポンプなど、他のポンプを
用いても良いことは言うまでもない。
以上のようにこの発明の第一の発明では、軸部を各々有
し、互に異なる軸心上で自転し、双方が共働して圧縮室
を形成し、排気室に圧縮流体を排気する第１、第２の一
対のスクロール、その第１のスクロールを軸受を介して
回転自在に支承するボス部、このボス部に設けられ、そ
の軸受嵌合孔に連通する第１の給油路、上記第１のスク
ロールとこの第１のスクロールの軸部に設けられ、上記
軸受嵌合孔を介し上記第１の給油路と上記圧縮室内とを
連通する第２の給油路、上記ボス部に設けられ、上記第
１のスクロールの軸部の周囲を囲み、吸入口が上記排気
室に連通し、吐出口が上記第１の給油路に連通し得るポ
ンプケーシング部と、このポンプケーシング部内に配置
され、上記第１のスクロールの軸部に結合された回転部
とを有し、この回転部の回転に応じて上記排気室内の油
を上記第１の給油路へ供給するポンプを備えたので、小
容量のポンプで油を圧縮室内に確実に供給でき、長期に
亘って両スクロール間の気密性を保つことができる効果
がある。また、第二の発明では、ポンプの吐出口と上記
第１の給油路との間を上記ポンプの吐出圧力によって連
通させる逆止弁を設けたので、第１、第２の給油路を介
して圧縮室内の油が排気室内へ逆流することを防止でき
る効果があるある。また、第三の発明では、枠体内に配
置されて軸部を各々有し、互に異なる軸心上で自転し、
双方が共働して圧縮室を形成し、配置室に圧縮流体を排
気する第１、第２の一対のスクロール、その第１のスク
ロールを、圧縮室側の第１の軸受と反圧縮室側の第２の
軸受とを介して回転自在に支承するボス部、このボス部
に設けられた軸受嵌合孔を上記第１の軸受側の第１の空
間と第２の軸受側の第２の空間とに仕切るオイルシー
ル、上記第１の空間に連通する第１の給油路、上記第１
のスクロールとこの第１のスクロールの軸部に設けら
れ、上記第１の空間を介し上記第１の給油路と上記圧縮
室内とを連通する第２の給油路、上記枠体に設けられ、
上記第２の空間を上記排気室内に連通させる第３の給油
路、上記ボス部の上記第２の空間側に設けられて上記第
１のスクロールの軸部の周囲を囲み、吸入口が上記第２
の空間側に連通し、吐出口が上記第１の給油路に連通し
得るポンプケーシング部と、このポンプケーシング部内
に配置され、上記第１のスクロールの軸部に結合された
回転部とを有し、この回転部の回転に応じて上記排気室
内の油を上記第３の給油路間を介して上記第１の給油路
へ供給するポンプを備えたので、第１のスクロールの軸
部を支承する軸受を強制的に潤滑でき、軸受の寿命も向
上できる効果がある。
し、互に異なる軸心上で自転し、双方が共働して圧縮室
を形成し、排気室に圧縮流体を排気する第１、第２の一
対のスクロール、その第１のスクロールを軸受を介して
回転自在に支承するボス部、このボス部に設けられ、そ
の軸受嵌合孔に連通する第１の給油路、上記第１のスク
ロールとこの第１のスクロールの軸部に設けられ、上記
軸受嵌合孔を介し上記第１の給油路と上記圧縮室内とを
連通する第２の給油路、上記ボス部に設けられ、上記第
１のスクロールの軸部の周囲を囲み、吸入口が上記排気
室に連通し、吐出口が上記第１の給油路に連通し得るポ
ンプケーシング部と、このポンプケーシング部内に配置
され、上記第１のスクロールの軸部に結合された回転部
とを有し、この回転部の回転に応じて上記排気室内の油
を上記第１の給油路へ供給するポンプを備えたので、小
容量のポンプで油を圧縮室内に確実に供給でき、長期に
亘って両スクロール間の気密性を保つことができる効果
がある。また、第二の発明では、ポンプの吐出口と上記
第１の給油路との間を上記ポンプの吐出圧力によって連
通させる逆止弁を設けたので、第１、第２の給油路を介
して圧縮室内の油が排気室内へ逆流することを防止でき
る効果があるある。また、第三の発明では、枠体内に配
置されて軸部を各々有し、互に異なる軸心上で自転し、
双方が共働して圧縮室を形成し、配置室に圧縮流体を排
気する第１、第２の一対のスクロール、その第１のスク
ロールを、圧縮室側の第１の軸受と反圧縮室側の第２の
軸受とを介して回転自在に支承するボス部、このボス部
に設けられた軸受嵌合孔を上記第１の軸受側の第１の空
間と第２の軸受側の第２の空間とに仕切るオイルシー
ル、上記第１の空間に連通する第１の給油路、上記第１
のスクロールとこの第１のスクロールの軸部に設けら
れ、上記第１の空間を介し上記第１の給油路と上記圧縮
室内とを連通する第２の給油路、上記枠体に設けられ、
上記第２の空間を上記排気室内に連通させる第３の給油
路、上記ボス部の上記第２の空間側に設けられて上記第
１のスクロールの軸部の周囲を囲み、吸入口が上記第２
の空間側に連通し、吐出口が上記第１の給油路に連通し
得るポンプケーシング部と、このポンプケーシング部内
に配置され、上記第１のスクロールの軸部に結合された
回転部とを有し、この回転部の回転に応じて上記排気室
内の油を上記第３の給油路間を介して上記第１の給油路
へ供給するポンプを備えたので、第１のスクロールの軸
部を支承する軸受を強制的に潤滑でき、軸受の寿命も向
上できる効果がある。
第１図はこの発明の一実施例を示す部分断面側面図、第
２図はこの発明の要部断面図、第３図は第２図のIII−I
II線における断面図、第４図はこの発明の他の実施例を
示す部分断面図、第５図は従来装置の断面図である。 図中、（16）は下部ケーシング、（16a）は軸受支え、
（16b）（17b）はボス部、（16d）（17a）は軸受嵌合
部、（17）は下部カバー、（18）は駆動スクロール、
（18a）（21a）は軸部、（21）は従動スクロール、（16
c）（18b）（33a）（35）（36）（37）（38）（42g）
（42h）（43）（44）（45）は給油路、（20）（22a）
（22b）は軸受、（33）（42）はベーンポンプ、（33c）
（42a）はロータ、（33d）（42b）はベーン、（33e）
（42e）は吸入口、（33f）（42f）は吐出口、（33b）
（42c）はポンプケーシング、（33g）（42d）はポンプ
カバー、（33h）（46）は逆止弁、（34）はオイルシー
ル、（Ａ）は圧縮室、（Ｂ）は排気室、（Ｃ）（Ｄ）は
空間である。 なお、各図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。
２図はこの発明の要部断面図、第３図は第２図のIII−I
II線における断面図、第４図はこの発明の他の実施例を
示す部分断面図、第５図は従来装置の断面図である。 図中、（16）は下部ケーシング、（16a）は軸受支え、
（16b）（17b）はボス部、（16d）（17a）は軸受嵌合
部、（17）は下部カバー、（18）は駆動スクロール、
（18a）（21a）は軸部、（21）は従動スクロール、（16
c）（18b）（33a）（35）（36）（37）（38）（42g）
（42h）（43）（44）（45）は給油路、（20）（22a）
（22b）は軸受、（33）（42）はベーンポンプ、（33c）
（42a）はロータ、（33d）（42b）はベーン、（33e）
（42e）は吸入口、（33f）（42f）は吐出口、（33b）
（42c）はポンプケーシング、（33g）（42d）はポンプ
カバー、（33h）（46）は逆止弁、（34）はオイルシー
ル、（Ａ）は圧縮室、（Ｂ）は排気室、（Ｃ）（Ｄ）は
空間である。 なお、各図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。
フロントページの続き (72)発明者 西田 光博 福岡県福岡市西区今宿東１丁目１番１号 三菱電機株式会社福岡製作所内 (56)参考文献 特開 昭62−210278（ＪＰ，Ａ) 特開 昭58−172486（ＪＰ，Ａ)
Claims (3)
- 【請求項１】軸部（18a）（21a）を各々有し、互に異な
る軸心上で自転し、双方が共働して圧縮室（Ａ）を形成
し、排気室（Ｂ）に圧縮流体を排気する第１、第２の一
対のスクロール（18）（21）、その第１のスクロール
（18）を軸受（20）を介して回転自在に支承するボス部
（16b）、このボス部（16b）に設けられ、その軸受嵌合
孔（16d）に連通する第１の給油路（16c）、上記第１の
スクロール（18）とこの第１のスクロール（18）の軸部
（18a）に設けられ、上記軸受嵌合孔（16d）を介し上記
第１の給油路（16c）と上記圧縮室（Ａ）内とを連通す
る第２の給油路（18b）、上記ボス部（16b）に設けら
れ、上記第１のスクロール（18）の軸部（18a）の周囲
を囲み、吸入口（33e）が上記排気室（Ｂ）に連通し、
吐出口（33f）が上記第１の給油路（16c）に連通し得る
ポンプケーシング部（33b）（33g）と、このポンプケー
シング部（33b）（33g）内に配置され、上記第１のスク
ロール（18）の軸部（18a）に結合された回転部（33c）
（33d）とを有し、この回転部（33c）（33d）の回転に
応じて上記排気室（Ｂ）内の油を上記第１の給油路（16
c）へ供給するポンプ（33）を備えたスクロール流体機
械。 - 【請求項２】ポンプ（33）の吐出口（33f）と上記第１
の給油路（16c）との間を上記ポンプ（33）の吐出圧力
によって連通させる逆止弁（33h）を設けたことを特徴
とする請求項１記載のスクロール流体機械。 - 【請求項３】枠体（16）（17）内に配置されて軸部（18
a）（21a）を各々有し、互に異なる軸心上で自転し、双
方が共働して圧縮室（Ａ）を形成し、排気室（Ｂ）に圧
縮流体を排気する第１、第２の一対のスクロール（18）
（21）、その第１のスクロール（21）を、圧縮室（Ａ）
側の第１の軸受（22a）とこれとは反対側の第２の軸受
（22b）とを介して回転自在に支承するボス部（17b）、
このボス部（17b）に設けられた軸受嵌合孔（17a）を上
記第１の軸受（22a）側の第１の空間（Ｃ）と第２の軸
受（22b）側の第２の空間（Ｄ）とに仕切るオイルシー
ル（34）、上記第１の空間（Ｃ）に連通する第１の給油
路（43）、上記第１のスクロール（21）とこの第１のス
クロール（21）の軸部（21a）に設けられ、上記第１の
空間（Ｃ）を介し上記第１の給油路（43）と上記圧縮室
（Ａ）内とを連通する第２の給油路（44）（45）、上記
枠体（16）（17）に設けられ、上記第２の空間（Ｄ）を
上記排気室（Ｂ）内に連通させる第３の給油路（35）
（36）（37）（38）、上記ボス部（17b）の上記第２の
空間（Ｄ）側に設けられて上記第１のスクロール（21）
の軸部（21a）の周囲を囲み、吸入口（42e）が上記第２
の空間（Ｄ）側に連通し、吐出口（42f）が上記第１の
給油路（43）に連通し得るポンプケーシング部（42c）
（42d）と、このポンプケーシング部（42c）（42d）内
に配置され、上記第１のスクロール（21）の軸部（21
a）に結合された回転部（42a）（42b）とを有し、この
回転部（42a）（42b）の回転に応じて上記排気室（Ｂ）
内の油を上記第３の給油路（35）（36）（37）（38）間
を介して上記第１の給油路（43）へ供給するポンプ（4
2）を備えたスクロール流体機械。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63236048A JPH0784869B2 (ja) | 1988-09-20 | 1988-09-20 | スクロール流体機械 |
| US07/330,514 US4973232A (en) | 1988-09-20 | 1989-03-30 | Rotating scroll machine with oil pump |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63236048A JPH0784869B2 (ja) | 1988-09-20 | 1988-09-20 | スクロール流体機械 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0281983A JPH0281983A (ja) | 1990-03-22 |
| JPH0784869B2 true JPH0784869B2 (ja) | 1995-09-13 |
Family
ID=16994979
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63236048A Expired - Fee Related JPH0784869B2 (ja) | 1988-09-20 | 1988-09-20 | スクロール流体機械 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4973232A (ja) |
| JP (1) | JPH0784869B2 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0364684A (ja) * | 1989-08-02 | 1991-03-20 | Mitsubishi Electric Corp | スクロール流体機械 |
| US5232355A (en) * | 1991-05-17 | 1993-08-03 | Mitsubishi Denki K.K. | Scroll-type fluid apparatus having a labyrinth and oil seals surrounding a scroll shaft |
| US5212964A (en) * | 1992-10-07 | 1993-05-25 | American Standard Inc. | Scroll apparatus with enhanced lubricant flow |
| DE4325285A1 (de) * | 1993-07-28 | 1995-02-02 | Leybold Ag | Ölgedichtete Vakuumpumpe |
| US6196814B1 (en) | 1998-06-22 | 2001-03-06 | Tecumseh Products Company | Positive displacement pump rotatable in opposite directions |
| JP4658245B2 (ja) * | 2003-05-29 | 2011-03-23 | 株式会社日立製作所 | スクロール式流体機械 |
| JP4004447B2 (ja) * | 2003-09-22 | 2007-11-07 | トヨタ自動車株式会社 | オイルポンプの潤滑構造 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR890004524B1 (ko) * | 1986-02-17 | 1989-11-10 | 미쓰비시 전기 주식회사 | 스크롤 압축기 |
| US4846640A (en) * | 1986-09-24 | 1989-07-11 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Scroll-type vacuum apparatus with rotating scrolls and discharge valve |
| KR910001824B1 (ko) * | 1987-08-10 | 1991-03-26 | 가부시기가이샤 히다찌세이사꾸쇼 | 스크롤 압축기의 급유장치 |
-
1988
- 1988-09-20 JP JP63236048A patent/JPH0784869B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1989
- 1989-03-30 US US07/330,514 patent/US4973232A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0281983A (ja) | 1990-03-22 |
| US4973232A (en) | 1990-11-27 |
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