JPH0367079A - スクロール流体機械 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、駆動スクロールと従動スクロールとを回転
させる全系回転形のスクロール流体機械に関するもので
ある。

〔従来の技術〕

第２図は例えば特開昭６４−２４１９０号公報に開示さ
れた従来のスクロール流体機械を示す断面でちる。図に
おいて、ｉｌ＋は上部に配設された駆動スクロールで、
円板部（１ｂ）に渦巻突起体（ｌａ）が設けられ、軸中
心０１に吐出口（ＩＣ）が設けられ、上方に駆動軸（４
）が一体に、又は固着により出されている。

（４ａ）は弁Ｏｚを介して吐出口（ＩＣ）に連通ずる排
気経路、（４ｂ）は半径方向にあけられた複数の吐出穴
、（２）は下方に配設された従動スクロールで、円板部
（２ｂ）に設けられた渦巻突起体（２ａ）が渦巻突起体
（１ａ）に組合わされてかり、下部にボス部（６）が出
されている。（６）は円筒上の容器、（６ａ）は吸入室
、（７）はこの容器（６）下端に取付けられた軸受ノ・
ウジングで、軸受州、四を介し、従動スクロール（２）
のボス部（５）を支持し、容器（６）にポルトＸにより
ＯＩＪング＠を介し、気密に取付けられている。（８）
は容器（６）の上端にボルト（２１１によりＯリング（
財）を介し気密に取付けられた上部ハウジングで、この
外周部には環状の大気圧室ｆｉｌが形成されている。ａ
四及び同は上部ハウジング（８）にはめられ駆動軸（４
）を支持する軸受、（至）は押えで、ネジ（至）によっ
て上部ハウジング（８）に固定され、軸受Ｈを支持して
いる。ａ→及び（１＠はシール、０１は上部ハウジング
（８）に固定されシールＨを支持する止め輪、（９）は
上部ハウジング（８）及び容器（６）にボルトａυで固
定された上部容器で、排気口（１■）が取付けられてい
る。＠は駆動源の電動機で、７ランジ（至）を介し上部
容器（９）上にボルト＠によシ取付けられている。−は
電動機同の回転軸で、軸凍手−によシ駆動軸（４）を連
結している。α匂は容器（６）に取付けられ、被真空引
き体から真空引きするための吸入口、図は弁で、バネ３
０により押圧されている。

また、国は逆止弁で吸油管（至）に板バネ（ロ）により
押圧されている。＠υ、圏は油通路で、Ｏリングｔ４ｃ
ｑ及びシール０４．α鴫によう大気圧室叫とシールされ
ている。１：１は油である。

次に動作について説明する。

モータ（５）を回転すると、駆動スクロール（りは軸中
心０１を中心として回転され、従動スクロール（２）が
軸中心０２を中心として追従して回転される。

このような上記両スクロールｉｌｌ　ｔ　＋２１の回転
によう吸入口（Ｉ匂から被真空引き体（図示は略す）の
気体が吸入され、吸入室（６ａ）によう吸引され、圧縮
室（３）に入る。こうして、圧縮室（３）が中心側に移
動し気体の圧縮作用が行なわれる。圧縮された気体は吐
出口（ｌｃ）から弁（至）を押し上げ、吐出穴（４ｂ）
を経て大気圧室１０１に至る。そして、排気口（！ｌ）
から外部の大気中へ排出される。シールｏ４Ｉ、　Ｃｌ
６１は大気圧室−と吸入室（６ａ）の密封を行なってい
る。弁（ロ）は圧縮室（３）内よシ圧縮吐出された気体
が大気圧室（＋０１よう逆戻りしないようにしている。

つぎに逆止弁（至）はモータ圓の回転力による遠心力で
板バネ（ハ）によシ開放され、油通路１４１１，１４２
を経由して圧縮室（３）へ油ｉ４３を供給する。また、
モータ（財）が停止した場合には、逆止弁−は閉鎖され
て吸油管（至）に密着し、油通路＠υを閉じる。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来のスクロール流体機械は、以上のように構成されて
いるので、大気圧室（１０１内の油−を圧縮室（３）内
へ供給する油通路ｉ４υ、四間に軸受同が配されている
にもかかわらず、供給される油匝の大半は圧縮室（３）
側に吸引されるため、現実には軸受側部に油四が滞留さ
れず潤滑不良を発生するという問題点があった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、軸受への確実な油潤滑が可能なスクロール流
体機械を得ることを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

この発明に係るスクロール流体機械は、上部容器内に形
成され内部に潤滑油が貯溜された排気室、上記上部容器
の下部に設けられた下部容器内に配設され互いに異なる
軸心上で自転し共働して圧縮室を形成するとともに上記
圧縮室内で生成された圧縮流体を上記排気室内に排出す
る一対のスクロール、上記両容器間を貫通し上記スクロ
ールのいずれか一方と連結する駆動軸、上記貫通部に設
けられ上記駆動軸にお互い所定の隙間を介して嵌合する
一対の軸封装置、この両軸封装置間の隙間を介して上記
圧縮室内に上記排気室内の潤滑油を給油する給油路、上
記貫通部の上記軸封装置よう上記排気室側に設けられ上
記駆動軸を支承する軸受とを備えたものである。

〔作用〕

この発明に係るスクロール流体機械の軸受は排気室内の
潤滑油中に浸漬される。

〔発明の実施例〕

以下、この発明の一実施例を図について説明する。

第１図において、罰はモータで回転軸−が下方へ突出し
ている。（９）はとのモータ匈に結合され、内部が排気
室（Ｂ）を構成する上部容器で、上部外側の一方に排気
口１ｔ）が装着されると共に、他方に真空容器（図示は
略す）と連通ずる吸気口（１′４が装着されている。（
９ａ）は上部容器（９）内と仕切られて上端が上記吸気
口Ｈと連通ずると共に下方が開口した垂直状の吸気通路
、（ハ）は上記上部容器（９）の下部に結合された下部
容器、（４８ａ　）はこの下部容器四の上端に形成され
た軸受支えで、そのボス部（４８ｂ）には給油路ｉ４υ
が形成され軸受嵌合部（４８ｃ）内に連通している。（
７）はこの下部容器（ハ）の下部に結合された下部カバ
ー、（１）は下部容器（ロ）内に配置されるスクロール
で、軸部（４）が上記上部容器（９）から突出すると共
に上記下部容器−と上部容器（９）に軸受ｏｏ。

ａ′７１を介して回転自在に支承されている。（４２は
上記軸受嵌合部（４８ｃ　）内と後述する圧縮室（１）
内を連通ずる給油路、（２）は上記駆動スクロール（１
）と協働して圧縮室（４）を形成する従動スクロールで
、軸部（５）が下部カバー（７）に軸受（ＩＬ　（１１
を介し、上記駆動スクロール［＋１の軸心に対して偏心
した位置にて回転自在に支障されている。（財）は上記
駆動スクロール（１）と上記従動スクロール（２）とを
互に旋回自在に連結するオルダム継手で駆動スクロール
（１）に結合された腕（３４ａ）と、従動スクロール（
２）に結合された継手（３４ｂ）とで構成されている。

銅は回転軸回と軸部（４）とを連結するカップリングで
ファン（３０ａ　）と兼用されている。（財）は上部容
器（９）と下部容器藺間をシールする０　１Ｊング、ｍ
は吸気通路（９ａ）を上部容器（９）内から仕切るＯリ
ング、□□□は下部容器朋と下部カバー（７）間をシー
ルするＯリング、（４ａ）Ｈ軸部（４）に形成された排
気通路で潤滑油＋４３の油面の上部に開口している。（
１＠、（１→は上部容器（９）と下部容器部間を封止す
るオイルシール、（ハ）は軸受支え（４８ａ　）に結合
されたベーンポンプで、上記給油路［４１１に連通ずる
給油路（４５ａ　）を有するポンプケーシング（４５ｂ
）と、軸部（４）に嵌着されるｏ　−タ（４５ｃ）と、
このロータ（４５ｃ）に挿入されるベーン（４５ｄ　）
と、上記ポンプケーシング（４５ｂ）に形成される吸入
口（４５ｅ）と、油を吐出する吐出口（４５ｆ）と、吐
出口（４５ｆ）と給油路（４５ａ）を開閉する逆止弁ｔ
４ｅを付勢するスプリング１４７１とで構成されている
。

上記のように構成されたものにおいては、モータ四の回
転により１駆動スクロールｆｉｌが回転すると共にオル
ダム継手（財）を介して従動スクロール（２）が偏心回
転するので、各スクロール（１１，＋２１で圧縮された
気体が、排気通路を介して上部容器（９）内に吐出され
る。このため、真空容器（図示は略す）の気体は吸気口
０匂−吸気通路（９ａ）→下部容器囮を経て、各スクロ
ール流体機械　＋２１へと吸込まれ、上記のように・上
部容器（９）内へ吐出される。また、上部容器（９）内
の気体は排気口（Ｉｌｊを介して機体外へと排気される
。

ここで、下部容器（ハ）内の潤滑油は、各スクロール１
１ｌ　＋　（２１に吸込まれ、各スクロール１１１１２
１の相互の摺動面を封止し、気体のリークを防止すると
共に、その一部は気体と共に排気通路（４ａ）から上部
容器（９）内に吐出される。また一方、油の一部は遠心
力で各スクロール１１１　（２１の外周部へも排出され
る。ところが、各スクロール流体機械　ｔｚｌ内の油は
、常に排気通路（４ａ）から上部容器（９）内に吐出さ
れているため、下部容器闘内の油が減少し、各スクロー
ル流体機械　１２＋の摺動面の潤滑が不足し、リーク防
止機能が低下しようとする。このため、上部容器（９）
内の油がベーンポンプ（イ）により１各スクロール（ｌ
）。

（２）内に供給される。つまｂ１駆動スクロールｆｉｌ
の軸部（４）に装着されているロータ（４５Ｃ）が回転
すると、ベーン（４５ｄ）とポンプケーシング（４５ｂ
）により、吸入口（４５ｅ）から周囲の油が吸入され、
吐出口（４５ｆ）から吐出される。吐出口（４５ｆ）か
ら油が吐出されると、その吐出圧力により、スプリング
１４７１に抗して逆止弁−が上昇し、吐出口（４５ｆ）
と給油路（４）とを連通ずることになる。従って、油は
給油路（４５ａ）から給油路−〇を介して軸受嵌合部（
４８ｃ）内へ供給され、更に、給油路（６）を介して各
スクロール流体機械　＋２１内の圧縮室（４）内に少量
ずつ供給される。

又、軸受かん合部（４８Ｃ）内の軸受０乃は一対のオイ
ルジ−ルミ力、−の上部にあり、排気室（Ｂ）内の潤滑
油Ｍｌに十分に浸漬された状態で潤滑されている。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によれば貫通部に設けられ駆動
軸を支承する軸受を、軸封装置よシ排気側に位置させ潤
滑油中に浸漬させたので、十分な潤滑ができ、潤滑不良
の発生を防止することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例におけるスクロール流体機
械を示す断面図、第２図は従来のスクロ−ル流体機械を
示す断面図である。 図に分いて、ｉｔｌ＋　＋２１は一対のスクロールとし
ての駆動スクロールおよび従動スクロール、（４）は駆
動軸、（９）は上部容器、Ｑ４１．　＋１５１は軸封装
置としてのオイルシール、同は軸受、１４１１．ｆ４２
は給油路、囮は下部容器、内は圧縮室、（Ｂ）は排気室
である。 尚、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　上部容器内に形成され内部に潤滑油が貯溜された排気
   室、上記上部容器の下部に設けられた下部容器内に配設
   され互いに異なる軸心上で自転し、共働して圧縮室を形
   成するとともに上記圧縮室内で生成された圧縮流体を上
   記排気室内に排出する一対のスクロール、上記両容器間
   を貫通し上記スクロールのいずれか一方と連結する駆動
   軸、上記貫通部に設けられ上記駆動軸にお互い所定の隙
   間を介して嵌合する一対の軸封装置、この両軸封装置間
   の隙間を介して上記圧縮室内に上記排気室内の潤滑油を
   給油する給油路、上記貫通部の上記軸封装置より上記排
   気室側に設けられ、上記駆動軸を支承する軸受とを備え
   たことを特徴とするスクロール流体機械。