JPH0784775B2 - 屋根パネルの施工方法 - Google Patents

屋根パネルの施工方法

Info

Publication number
JPH0784775B2
JPH0784775B2 JP62063585A JP6358587A JPH0784775B2 JP H0784775 B2 JPH0784775 B2 JP H0784775B2 JP 62063585 A JP62063585 A JP 62063585A JP 6358587 A JP6358587 A JP 6358587A JP H0784775 B2 JPH0784775 B2 JP H0784775B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roof
panel
divided
roof panel
division
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62063585A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63226434A (ja
Inventor
惠一 冨山
次郎 福江
尚豊 川目
進 田中
道夫 細川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui House Ltd filed Critical Sekisui House Ltd
Priority to JP62063585A priority Critical patent/JPH0784775B2/ja
Publication of JPS63226434A publication Critical patent/JPS63226434A/ja
Publication of JPH0784775B2 publication Critical patent/JPH0784775B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、屋根パネルの施工方法に関するものであ
る。
従来の技術 従来、屋根の施工工数の削減と輸送コストの低減を目的
として、屋根パネルを棟側で分割して相互に枢着し、こ
の枢着点を支点として折り畳んだ状態で現場へ搬送した
後、これらの聞かせて躯体上へ設置することが考えられ
ており、実開昭51−156617号公報には、このような屋根
パネルの発明が記載されている。また、その明細書に
は、そのように折り畳んだパネルをクレーンで吊り上げ
ることによって、自重で開かせることが出来る旨記載さ
れている。
他方、パネルを容易に聞かせるための手段として、特開
昭54−71817号公報には、先に施工されたトラスの上弦
材にレール溝を設け、パネル下端の金具をこのレール溝
に沿って滑らせることによって、自動的にトラス上へ設
置する方法が開示されている。
発明が解決しようとする問題点 上記従来の屋根パネルの設置工法において、吊り上げた
際のパネルの自重によって開かせる方法では、吊り上げ
と同時に地上近くで開くこととなるため、敷地の狭い所
では他の障害物に衝突したり、或いは、作業者に危険が
伴うという欠点がある。
他方、トラス上弦材をレールとして用いる後者の方法で
は、このような欠点がない半面、トラスのない構造即ち
パネル自体に骨組を組み込んだものには使用できず、結
局は、それに代わる三角形のレール体を取り付けなけれ
ばならない不都合がある。
この発明は、かかる従来の欠点を解消して、吊り上げか
ら躯体へ設置するまでの任意の位置で開くことが出来る
ようにした屋根パネルの施工方法を提供するものであ
る。
問題点を解決するための手段 上記の目的を達成するため、この発明では、中間部分で
2分割された屋根分割パネル(1)(1)をその分割端
で相互に枢支連結して裏面側へ折畳んだものにおいて、
各分割パネル(1)(1)の前記枢支点(8)(8)よ
りも上記分割端と反対側の端部寄りの位置で、かつ、分
割端が上部側となるようにして吊り上げ、この吊り上げ
と同時もしくは吊り上げ後に、上記分割後端側に下向き
の力を作用させて前記非分割端側を外方へ開かせ躯体
(25)上へ設置することを特徴とするものである。
作用 予め工場で生産された屋根パネル(18)は、折畳んだ状
態で現場へ搬送されるため輸送が容易であり、しかも、
トラックから降ろして躯(25)上へ設置する途中の任意
の位置で開くことができる。
実施例 以下、この発明の構成を図示の実施例に基づいてより詳
しく説明すると、第5図以下に、この発明に使用される
屋根パネルの構造を示しており、これらの図において、
(1)(1)は、屋根棟を通る垂直面を境として、左右
方向に2分割された屋根分割パネルであり、これらの屋
根分割パネル(1)は、屋根棟方向に間隔をおいて配置
された1対の溝形鋼からなる上弦材(2)(2)、両上
弦材(2)(2)の屋根棟及び軒先側の端部間に渡され
た横架材(3)(3)、各上弦材(2)(2)の溝間に
渡された木製母屋(4)(4)…、及び、この母屋
(4)上にビス等によって固定された屋根下地板(5)
からなる。
そして、第6図以下で示すように、各屋根分割パネル
(1)(1)の屋根棟側の端部には、その各上弦材
(2)(2)の下面より突設させたブラケット(6)
(6)が突出されており、これらのブラケット(6)
(6)が、上部連結金具(7)の端部に、枢支ピン
(8)(8)を介して、上下方向へ回動自在に枢着さ
れ、これによって屋根裏面側へ折畳み可能に連結されて
いる。他方、各屋根分割パネル(1)(1)、軒先側の
端部寄りの位置には、同じく屋根棟を通る垂直面を境と
して左右方向に分割された1対の下弦材(9)(9)
が、前記上弦材(2)(2)へピン(11)(11)によっ
て上下方向へ回動自在に枢着されるとともに、両分割下
弦材(9)(9)の中央側の端部が、1つの下部連結金
具(12)の端部へ、ピン(13)を介して回動自在に枢着
されている。(14)は、束材であり、この束材(14)の
上端が、前記分割パネル(1)(1)の棟側の端部を連
結する上部連結金具(7)の下面へ固着されるととも
に、その下端は、下部連結金具(12)に形成した上下方
向のガイド穴(15)内へ、上下方向へスライド自在に挿
入されている。(16)は、この束材(14)下端と、下部
連結金具(12)に形成した連結穴(17)へ挿し込んで取
り付けられる固定ピンであり、この固定ピン(17)は、
現場で設置した後に取り付けられるものである。即ち、
このピン(17)を取り外した状態で、第3図のように、
両屋根分割パネル(1)(1)を折畳むと、連結金具
(12)が束材(14)上をスライドして、各分割下弦材
(9)(9)が内方へ折畳まれ、これによって、両分割
パネル(1)(1)間に収納されるようになっている。
第4図で示すように、下弦材(9)は屋根棟方向に各2
本計4本使用され、これに伴って束材(14)は屋根棟方
向に2本用いられている。第5図の(19)は、各下部連
結金具(12)(12)間に連結された繋ぎ梁である。
次に、上記屋根パネル(18)の設置方法を第1図〜第4
図に基づいて説明する。まず、第3図で示すように、屋
根パネル(18)は、図のように折畳んだ状態でトラック
によって現場へ輸送される。そして、現場では、係止用
ワイヤー(21)の4個の先端を、各分割パネル(1)
(1)の分割端側の枢支連結部即ち上部連結金具(7)
両端のピン(8)(8)よりも、分割端と反対側の軒先
側の端部寄りの位置へ係止し、これをクレーンブーム
(22)より吊り下げたクレーンワイヤー(23)によって
吊り上げ、前記分割端側が上部側となるようにして屋根
パネル(18)を持ち上げる。このとき、第2図で示すよ
うに、2個の上部連結金具(7)へ、夫々引張り紐(2
4)の上端を括り付けておき、更に、この引張り紐(2
4)の下端を、第1図のように、地面上の固定部材(2
5)(25)へ括りつけておき、この状態でクレーンブー
ム(22)を操作して上方へ吊り上げると、引張り紐(2
4)(24)が引っ張られると同時に、この引張り紐(2
4)(24)に作用する引張り力が、分割パネル(1)
(1)の分割端側即ち上部連結金具(7)を下方へ引っ
張るような力となって作用するので、これによって、こ
の分割端側で下方に引き下げられ、これに伴って第2図
の如く両分割パネル(1)(1)が外方へ開くととも
に、同時に、下部連結金具(12)が束材(14)に沿って
下方にスライドし、分割下弦材(9)(9)を開かせる
ので、そのまま、第4図のように躯体(26)上へ設置し
て固定する。このとき、前記ピン(16)又はボルトを、
下部連結金具(12)と束材(14)の下端へ挿し込めば、
三角形が維持された状態に固定されることになる。分割
パネル(1)(1)を地上近く低い所で開かせるか、或
いは、上空で開かせるかは、引張り紐(24)(24)の長
さを調節することによって変更できる。特に、障害物の
ない上空で開かせるようにすれば、比較的狭い敷地でも
このような作業を行なうことができる。また、引張り紐
(24)は、束材(14)の下端等に連結して引っ張るよう
にしてもよいし、更には、分割下弦材(9)(9)の下
部連結金具(12)へ括り付けて、この下弦材(9)
(9)に直接力を作用させて分割パネル(1)(1)を
開かせるようにしてもよい。更には、このような引張り
紐(24)以外の他の部材を用いて引っ張るようにしても
よいし、引張り紐(24)の下端を前記のように地上の固
定部材に括りつけないで、ある程度持ち上げた段階で人
力で引っ張るようにようにすることも可能である。
発明の効果 以上のように、この発明によれば、クレーン等で吊り上
げた後分割端側に人為的な力を作用させて開かせるの
で、その時期を選択することによって、任意の位置で開
かせることができ、敷地の狭い所やトラスのない構造の
建物の場合でも、能率良く作業を行なうことが出来ると
言う効果がある。また、そのような下向きの力は、実施
例でも示すように、紐体を連結するという簡単な手段で
行うことが出来、装備自体も僅かなもので済む。
【図面の簡単な説明】
第1図は、屋根パネルを開かせた状態を示す斜視図、第
2図は、持ち上げた状態の斜視図、第3図は、輸送され
た屋根パネルを持ち上げる途中の状態を示す概略説明
図、第4図は、躯体上へ設置した状態を示す概略説明
図、第5図は、屋根パネルの斜視図、第6図は、屋根パ
ネルの折畳み状態を示す要部側面図、第7図は、屋根パ
ネルの開いた状態を示す要部の側面図、第8図は、第7
図のA−A線断面図である。 (1)……屋根分割パネル、(8)……枢支ピン、 (9)……下弦材、(24)……引っ張り紐、 (26)……躯体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 進 大阪府大阪市北区中之島6丁目2番27号 積水ハウス株式会社内 (72)発明者 細川 道夫 大阪府大阪市北区中之島6丁目2番27号 積水ハウス株式会社内 (56)参考文献 特開 昭52−134224(JP,A) 特開 昭54−71817(JP,A) 実開 昭51−156617(JP,U)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中間部分で2分割された屋根分割パネルを
    その分割端で相互に枢支連結して裏面側へ折畳んだもの
    において、各分割パネルの前記枢支点よりも上記分割端
    と反対側の端部寄りの位置で、かつ、分割端が上部側と
    なるようにして吊り上げ、この吊り上げと同時もしくは
    吊り上げ後に、上記分割端側に下向きの力を作用させて
    前記非分割端側を外方へ開かせ躯体上へ設置することを
    特徴とする屋根パネルの施工方法。
  2. 【請求項2】上記分割端側に前記の下向きの力を作用さ
    せる紐体を取り付けて、この紐体を引っ張るようにした
    特許請求の範囲第1項記載の屋根パネルの施工方法。
JP62063585A 1987-03-17 1987-03-17 屋根パネルの施工方法 Expired - Lifetime JPH0784775B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62063585A JPH0784775B2 (ja) 1987-03-17 1987-03-17 屋根パネルの施工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62063585A JPH0784775B2 (ja) 1987-03-17 1987-03-17 屋根パネルの施工方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63226434A JPS63226434A (ja) 1988-09-21
JPH0784775B2 true JPH0784775B2 (ja) 1995-09-13

Family

ID=13233491

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62063585A Expired - Lifetime JPH0784775B2 (ja) 1987-03-17 1987-03-17 屋根パネルの施工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0784775B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02141056U (ja) * 1989-04-28 1990-11-27

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63226434A (ja) 1988-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7832151B2 (en) Prefabricated building structure with collapsible roof sections
US4912891A (en) Folding building structure
CN107013051A (zh) 一种活动房
JP3230733U (ja) 建築工事用仮設屋根
NZ227858A (en) Tent-like enclosure with specific openable end assembly
US6223476B1 (en) Retractable ceiling assembly
JPH0784775B2 (ja) 屋根パネルの施工方法
JPH06288097A (ja) 折り畳み式全天候シェルター
JPH0784776B2 (ja) 屋根パネルの施工方法
JP3072214B2 (ja) 仮設上屋
JP2563794B2 (ja) 屋根パネル
JP2847385B2 (ja) 軒裏野縁を取付けた屋根パネル
JP2807995B2 (ja) 屋根・床パネルの設置方法
JP2764366B2 (ja) 開閉機構を備えた仮設テント
JP2820607B2 (ja) 上吊り式カーポート
JPH086387B2 (ja) 屋根パネルの施工方法
JPH0635617Y2 (ja) 柱上作業用天幕
JP2563795B2 (ja) 建築用屋根・天井パネル
JPH0949349A (ja) 伸縮式シートハウス
JP2736616B2 (ja) 建物ユニット
JP2000110406A (ja) 屋上鉄塔におけるステーの構築方法
JPH07166715A (ja) 建築現場の仮設屋根
JPH0413326Y2 (ja)
JP2000073487A (ja) 軒天形成方法及び軒天形成用構造物
JP2617826B2 (ja) 雨天時作業を容易にする建築足場