JPH0784561A - 画面表示制御方法 - Google Patents

画面表示制御方法

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JPH0784561A
JPH0784561A JP5228742A JP22874293A JPH0784561A JP H0784561 A JPH0784561 A JP H0784561A JP 5228742 A JP5228742 A JP 5228742A JP 22874293 A JP22874293 A JP 22874293A JP H0784561 A JPH0784561 A JP H0784561A
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徹 今井
Tetsuo Muranaga
哲郎 村永
Masaaki Akutsu
正明 阿久津
Masami Kodama
真美 児玉
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  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 一つの計算機ディスプレイを複数に分割して
使用するウィンドウシステムにおいて、ウィンドウ内に
表示されている内容に対して、ユーザが直線、曲線、文
字などの描画入力を行った場合に、ウィンドウが変更さ
れた時に元の描画の意味を保存することのできる画面表
示制御方法を提供する。 【構成】 ウィンドウをディスプレイに表示するウィン
ドウ表示手段と、ウィンドウの情報を記憶するウィンド
ウ情報記憶手段と、ユーザからディスプレイへの描画入
力を行う描画入力手段と、描画入力の情報を記憶する描
画情報記憶手段と、ウィンドウの表示を変化させるウィ
ンドウ変更手段と、描画の表示を変化させる描画変更手
段と、描画と関連を持つウィンドウ及びウィンドウと関
連を持つ描画を対応つける描画・ウィンドウ対応手段か
らなり、ウィンドウの表示が変化した場合に描画・ウィ
ンドウ対応手段にてウィンドウの占有する領域と共通部
分を持つ領域を有する描画を検索し、該当描画があれば
その表示を変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ウィンドウや文字、図
形、画像などを計算機ディスプレイに表示するための画
面表示制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一つの計算機ディスプレイを複数に分割
して使用することを可能とするウィンドウシステムにお
いて、各々のウィンドウで実行されているアプリケーシ
ョンプログラムが表示している内容に対して、コメント
付け、覚え書きなどの目的にユーザは直線、曲線、文字
などの描画入力を行うことができる。これらの描画入力
は、ウィンドウで実行されているアプリケーションプロ
グラムが描画入力を想定していない場合でも、入力する
ことができる。
【0003】入力された描画はウィンドウ管理プログラ
ムの制御におかれるため、例えばウィンドウが移動した
り、閉じたり、閉じていたウィンドウが開かれるといっ
たウィンドウの変更が生じた場合に、描画が単一ウィン
ドウの内部に収まる場合にはその変更に合わせて移動、
消去、再表示といった変更を受ける。しかし、描画が単
一ウィンドウの領域を越え外部に出て、複数のウィンド
ウの関係や異なるウィンドウ内部に表示される図形を結
び付ける場合に、結び付けているウィンドウの一部が移
動、閉じる、開くなどの状態の変化を受けると、描画や
描画により結びつけられている他のウィンドウがそのま
ま残され、描画が描かれた時の意味が保存されないとい
う問題があった。
【0004】例えば、あるウィンドウと別のウィンドウ
が描画により結びつけられていた場合に、一方のウィン
ドウが移動すると、そのウィンドウの領域を越え外部に
出た描画部分や描画により結びつけられたウィンドウは
位置が変わらないため、結び付けていたウィンドウの対
応やウィンドウ内部に表示される文字、図形等の対応が
取れなくなるという問題があった。また、ウィンドウが
閉じられてアイコン化されると、同様にそのウィンドウ
の領域を越え外部に出た描画や結びつけられたウィンド
ウは表示されたままであるため、対応が取れなくなると
いう問題があった。特に描画が文字列であり、その一部
分が変更を受けるウィンドウ上にあり、他の部分がそう
でない場合、ウィンドウ上の文字列の一部のみが変更を
受けるため、意味をなさなくなるという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ウィンドウ
に曲線、文字などの描画入力を行なった表示画面に対し
てウィンドウの変更があった場合に、該ウィンドウに関
連する描画の持つ意味を保存することのできる画面表示
制御方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画面表示制
御方法は、ウィンドウの情報を画面上に表示し、入力さ
れた描画の情報を画面上に表示し、表示される前記ウィ
ンドウの情報を変更し、表示された前記描画の情報のう
ち、変更された前記ウィンドウの占有する領域と共通部
分を持つ領域を有する描画の情報を、前記ウィンドウの
情報の変更に対応して変更して表示することを特徴とす
るものである。
【0007】
【作用】本発明では、描画とウィンドウの対応を解析
し、ウィンドウが変更された時に関連する描画も変更す
ることにより、描画入力を想定していないアプリケーシ
ョンがウィンドウ内で実行されている場合でもウィンド
ウやウィンドウ内部に表示される文字、図形などを結び
付ける描画の意味を、描かれた時と同様に保存すること
ができる。
【0008】
【実施例】以下、図を用いて本発明の一実施例について
説明する。図1は、本実施例の全体の構成を示す図であ
る。図示するように、本実施例に係るシステムは、ウィ
ンドウ表示手段1、ウィンドウ情報記憶手段2、ウィン
ドウ変更手段3からなるウィンドウ管理部10と、描画
入力手段4、描画情報記憶手段5、描画変更手段6から
なる描画管理部11と、描画・ウィンドウ対応手段7、
表示手段8、指示部9とからなる。
【0009】ウィンドウ表示手段1は、ユーザもしくは
プログラムから指示部9を介してウィンドウ表示要求を
受けて、表示手段8に表示要求を出す。ウィンドウ情報
記憶手段2は、ウィンドウ表示手段1から得たウィンド
ウの位置や状態などを記憶する手段であり、ウィンドウ
変更手段3により参照される。ウィンドウに変更が生じ
るとウィンドウ情報記憶手段2も変更を受ける。ウィン
ドウ変更手段3は、ユーザもしくはプログラムからウィ
ンドウ表示要求を受けて、表示手段8に表示要求を出
す。また、描画変更手段6により描画に変更があると、
描画・ウィンドウ対応手段7を参照して関連するウィン
ドウを検索し、該当するウィンドウがあればそれを変更
する。また、変更に応じてウィンドウ情報記憶手段2を
更新する。
【0010】描画入力手段4は、ユーザもしくはプログ
ラムから描画入力要求を受けて、表示手段8に表示要求
を出す。描画情報記憶手段5は、描画入力手段4から得
た描画の位置や状態などを記憶する手段であり、描画変
更手段6により参照される。描画に変更が生じると描画
情報記憶手段5も変更を受ける。描画変更手段6は、ウ
ィンドウ変更手段3によりウィンドウに変更があると、
描画・ウィンドウ対応手段7を参照して関連する描画を
検索し、該当する描画があればそれを変更する。また、
変更に応じて描画情報記憶手段5を更新する。
【0011】描画・ウィンドウ対応手段7は、描画から
関連するウィンドウを検索したり、ウィンドウから関連
する描画を検索するための手段である。表示手段8は、
計算機ディスプレイに新たなウィンドウや描画を表示し
たり、すでに表示されているウィンドウや描画の変更す
る際の消去、表示を司る手段である。
【0012】図2は、本発明の実施例としてとり挙げ
る、ウィンドウに対して描画が入力された例である。2
つのウィンドウ21,22が表示されている時、ユーザ
がそれらを関連つけるため自由曲線(矢印)を書き込ん
でいる。また、1つのウィンドウには文字による書き込
み(「要検討」)もなされている。さらに1つのウィン
ドウは閉じてアイコンの状態になっている。
【0013】図3は、ウィンドウ情報記憶手段2の一例
を示す図である。ウィンドウ情報記憶手段にはウィンド
ウに関する情報として、識別子、位置、サイズ、開いて
いる/閉じている、などが記憶されている。例えば、図
2に示す3つのウィンドウ21,22,23に対しては
それぞれ識別子として、W1,W2,W3が与えられて
おり、それぞれの欄に記憶されている。ウィンドウの位
置は矩形の左上の点の座標により表されており、それぞ
れ(Px1,Py1),(Px2,Py2),(Px
3,Py3)と記憶されている。各々のサイズはそれぞ
れ(Sx1,Sy1),(Sx2,Sy2),(Sx
3,Sy3)である。また、各々が開かれた状態にある
か、閉じた状態にあるかが記されている。W1,W2は
開かれているが、W3は閉じられている。さらに付随情
報へのポインタを記憶するフィールドをもつ。これは、
ウィンドウが閉じられアイコン化された時に、アイコン
の位置やサイズを記録するために使用される。
【0014】図4は、描画情報記憶手段5の一例を示す
図である。描画情報記憶手段には、ユーザから入力され
た描画に関する情報として、識別子、描画の種類、属
性、表示の有無などが記憶されている。例えば、図2に
示す2つの描画に対しては識別子として、D1,D2が
与えられており、それぞれの欄に記憶されている。描画
の種類として、D1は自由曲線、D2は文字列が記憶さ
れている。属性は描画の種類によって異なる。例えば、
自由曲線の場合はそれを構成する座標の点列を記憶す
る。座標(0,0)は終端の記号である。文字列の場合
は、開始位置、サイズと文字列の内容を記憶する。文
字′\0′は終端の記号である。表示状態は描画が画面
に表示されているか、消去されたか、変更されて表示さ
れているかを示すフィールドである。D1,D2は表示
されていることが示されている。
【0015】図5はウィンドウが変化した場合の本実施
例における処理を示すフローチャートである。例えばウ
ィンドウW1が(Px1,Py1)から(Px1′,P
y1′)に移動したとする。この移動はユーザが指示し
たものであっても、プログラムにより指示されたもので
あっても良い。
【0016】まず移動要求のあったウィンドウを検出
し、それらの集合をWとする(S1)。Wの要素は一つ
であっても複数であっても良い。ウィンドウ変更手段
は、Wを移動し、ウィンドウ情報記憶手段に記憶される
ウィンドウW1の位置を(Px1′,Py1′)に変更
する(S2)。次に、描画・ウィンドウ対応手段により
Wに関連する描画djの集合Dを求める(S3)。これ
は、ウィンドウの占有する領域と共通部分を持つ領域を
有する描画を検索すればよい。
【0017】もしDが空集合であるなら(S4Ye
s)、関連する描画はないので終了する。Dが空集合で
ないなら(S4No)、ウィンドウの変更の種類に応じ
た描画の変更が描画変更手段により行われる。変更の種
類が移動である場合は、図6に示す処理がDの要素それ
ぞれについて行なわれる。変更の結果が描画情報記憶手
段に記憶される(S6)。本実施例では、D={D1}
であるから、D1に対して、図6に示す処理を行う。
【0018】図6はウィンドウwiが移動される場合の
描画変更手段6の処理を示すフローチャートである。描
画djが文字列でなく(S11No)、かつウィンドウ
wi以外のウィンドウとも領域に共通部分がある場合
(S12Yes)、描画djを構成する点列を、ウィン
ドウwiの領域に含まれる点(a)、別のウィンドウの
領域に含まれる点(b)、その他の点(c)に分類する
(S14)。(a)については、ウィンドウwiの移動
量を計算し、同じだけ移動させることにより、移動前と
同様にウィンドウwi上の同じ位置に表示される。
(b)については、別のウィンドウは移動されないた
め、点もそのまま変更されない。(c)については、
(a)と(b)の点をつなぐように再配置する。つま
り、(c)にもっとも近い(a)の点と、(c)にもっ
とも近い(b)の点を結ぶように(c)を再構成する
(S15)。
【0019】なお、描画djが文字列である場合や(S
11Yes)、文字列でなくても他のウィンドウとの共
通部分を持たない場合は(S12No)、単にウィンド
ウwiと同じ移動量だけ移動すれば良い(S13)。
【0020】図7は、図2の画面に対して図5および図
6に示す処理を行った後の画面を示す図である。ウィン
ドウW1の移動(21′)に従い、矢印の描画D1のう
ち、ウィンドウW1の内部の点がウィンドウW1と共に
移動した。ウィンドウW2(22)の内部の点は変更を
受けていない。どちらのウィンドウにも含まれない点列
はウィンドウW1内の描画とウィンドウW2内の描画を
結び付けるように再配置された。なお、このどちらのウ
ィンドウにも含まれない点列は位置が変わるのみではな
く、点の数も変わっても良い。
【0021】図8は、図5および図6に示す処理を行っ
た後のウィンドウ情報記憶手段2を示す図である。ウィ
ンドウW1は移動したため、位置が(Px1′,Py
1′)に変更されている。
【0022】図9は、図5および図6に示すアルゴリズ
ムを適用した後の描画情報記憶手段5を示す図である。
D1は変更を受けた描画であり、図6に示す処理により
新たな座標値(x1′,y1′),(x2′,y
2′),... に変更されている。
【0023】第2の実施例として、図2に示す画面にお
いてウィンドウが閉じられた場合の処理を示す。図5に
示す描画変更部の処理が第1の実施例とは異なる(S
7)。図10は、ウィンドウwiが閉じられる場合の描
画変更手段6の処理を示すフローチャートである。描画
djが文字列でなく(S21No)、かつウィンドウw
i以外のウィンドウとも領域に共通部分がある場合(S
22Yes)、描画djを構成する点列を、ウィンドウ
wiの領域に含まれる点(a)、別のウィンドウの領域
に含まれる点(b)、その他の点(c)に分類する(S
24)。(a)については、ウィンドウwiが閉じられ
るため消去される。(b)については、別のウィンドウ
は移動されないため、点もそのまま変更されない。
(c)については、ウィンドウwiと(b)の点をつな
ぐように再配置する。つまり、アイコン化されたウィン
ドウwiと、(c)にもっとも近い(b)の点を結ぶよ
うに(c)を再構成する(S25)。
【0024】なお、描画djが文字列である場合や(S
21Yes)、文字列でなくても他のウィンドウとの共
通部分を持たない場合は(S22No)、単に描画dj
を消去すれば良い(S23)。
【0025】図11は、図2の画面に対して図5および
図10に示す処理を行った後の画面を示す図である。ウ
ィンドウW1を閉じられて左下にアイコンとなって表示
された(21″)。矢印の描画D1のうち、ウィンドウ
W1の内部の点は消去された。ウィンドウW2(22)
の内部の点は変更を受けていない。どちらのウィンドウ
にも含まれない点列はウィンドウW1とウィンドウW2
内の描画を結び付けるように再配置された。なお、この
どちらのウィンドウにも含まれない点列は位置が変わる
のみではなく、点の数も変わっても良い。
【0026】図12は、図5および図10に示す処理を
行った後のウィンドウ情報記憶手段2を示す図である。
ウィンドウW1は閉じられていると記憶されており、さ
らにアイコンの位置(Px1″,Py1″)とサイズ
(Sx1″,Sy1″)が記憶され、記憶位置へのポイ
ンタが付随情報のフィールドに記憶されている。第1の
実施例の場合はウィンドウwiが移動されたが、これは
元の状態に戻ることはないため、描画の元の位置やサイ
ズを記憶せずに変更して良かったが、閉じられたウィン
ドウは再び開かれることがあるため、描画の元の位置や
サイズを記憶しておく必要がある。このため上記の処理
を行う。
【0027】図13は、図5および図10に示す処理を
行った後の描画情報記憶手段5を示す図である。D1は
表示されているものの変更を受けたために、表示の欄に
変更と記憶する。さらに、元の点列の他に図10の処理
により計算された新たな点列を記憶する。第1の実施例
の場合はウィンドウwiが移動されたが、これは元の状
態に戻ることはないため、描画の元の位置やサイズを記
憶せずに更新して良かったが、閉じられたウィンドウは
再び開かれることがあるため、描画の元の位置やサイズ
を記憶しておく必要がある。このため上記の処理を行
う。
【0028】図14は、閉じたウィンドウを開く場合の
描画変更手段6のフローチャートである。描画の表示状
態が消去の場合は再表示し、表示状態を表示にする(S
33)。変更の場合は、属性のポインタを辿り、ウィン
ドウを閉じる前の点列に戻し、表示状態を表示にする
(S32)。
【0029】次にウィンドウに変更が加えられた場合に
描画の変更を上記とは別の方法で行う実施例について述
べる。図2に示す画面において、ウィンドウW1が移動
する場合を想定する。
【0030】図15〜16はウィンドウが変化した場合
の本実施例における処理を示すフローチャートである。
ウィンドウW1が(Px1,Py1)から(Px1′,
Py′)に移動したとする。この移動はユーザが指示し
たものであっても、プログラムにより指示されたもので
あっても良い。
【0031】まず移動要求のあったウィンドウを検出
し、それらの集合をWとする(S41)。Wの要素は一
つであっても複数であっても良い。ウィンドウ変更手段
は、Wを移動し、ウィンドウ情報記憶手段に記憶される
ウィンドウW1の位置を(Px1′,Py1′)に変更
する(S42)。次に、描画・ウィンドウ対応手段によ
りWに関連する描画の集合Dを求める(S43)。
【0032】もしDが空集合であるなら(S44Ye
s)、関連する描画はないので終了する。Dが空集合で
ないなら(S44No)、描画変更手段によりDの要素
それぞれについて(δx,δy)だけ移動する。ここ
で、δx=Px1′−Px1,δy=Py1′−Py1
である。本例では、D={D1}であるから、D1の位
置を移動し、描画情報記憶手段に記憶されているD1の
属性である座標列の各々に(δx,δy)を加える(S
46)。
【0033】ここで、W1に関連する描画Dが移動され
たため、描画Dに関連するウィンドウも移動する必要が
ある。そこで描画・ウィンドウ対応手段によりDに関連
するウィンドウの集合を求め、これをWとする(S4
9)。本例では、W={W2}である。次に、ウィンド
ウ変更手段はWの各々を(δx,δy)だけ移動し、ウ
ィンドウ情報記憶手段に記憶されるウィンドウの位置も
更新する(S52)。
【0034】さらに、W2に関連する描画があればこれ
らも移動する必要があるため、描画・ウィンドウ対応手
段により再びWに関連する描画の集合Dを求める。本例
では、D={D2}であるから、D2の位置を移動し、
描画情報記憶部に記憶されているD2の属性である開始
座標に(δx,δy)を加える。描画D2に関連するウ
ィンドウがあれば、これらも移動する必要があるため、
描画・ウィンドウ対応手段によりDに関連するウィンド
ウの集合Wを求める。W=φであるから終了する。
【0035】図17は、図2の画面に対して図15〜1
6に示す処理を行った後の画面を示す図である。ウィン
ドウW1の移動(21′)に従い、矢印の描画D1が移
動し、矢印の結び付けているウィンドウW2が移動(2
2′)し、W1の関連する描画D2が移動した。移動量
はそれぞれW1の移動量と等しいので、ウィンドウW1
を移動前に描画が置かれていた位置はウィンドウに対し
て相対的に保存される。ウィンドウW3(23)はウィ
ンドウW1及びそれが関連を持つ描画やウィンドウとの
関連がないため、変更を受けない。
【0036】図18は、図15〜16に示す処理を行っ
た後のウィンドウ情報記憶手段2を示す図である。ウィ
ンドウW1,W2は移動したため、位置がそれぞれ(P
x1′,Py1′),(Px2′,Py2′)=(Px
1+δx,Py1+δy)に変更されている。
【0037】図19は、図15〜16に示す処理を行っ
た後の描画情報記憶手段5を示す図である。D1は属性
として自由曲線を構成する座標列を有しているので、こ
れらすべてに(δx,δy)を加える。D2は属性とし
て文字列の開始座標を有しているので、これに(δx,
δy)を加える。
【0038】上記3つの実施例において、描画から関連
あるウィンドウを検索する方法(S3,S43)、ある
いはウィンドウから関連ある描画を検索する方法(S4
9)を述べる。
【0039】図20は、ウィンドウから描画を対応つけ
る描画・ウィンドウ対応手段7の実施例を示す図であ
る。ウィンドウWから関連する描画の集合Dを求めるに
は、Wの要素wiの各々に対し、次の処理を行う。ウィ
ンドウwiの位置をウィンドウ情報記憶手段より得る
(S63)。wiの占有する領域を計算する。これは、
ウィンドウ情報記憶手段に記憶される位置とサイズか
ら、実際に占有している領域を計算する(S64)。次
にすべての描画の位置を描画情報記憶手段より得る(S
65)。描画djの占有する領域を計算する(S6
6)。これは、描画情報記憶手段に記憶される種類と属
性により決定される。例えば、文字列の場合には、開始
座標とサイズにより文字列全体が占有する領域が計算で
きる。自由曲線の場合には、それを構成する点が置かれ
た座標位置を領域とする。しかし、領域の計算法はこの
例に留まらない。
【0040】図21(a)に示すように描画が閉曲線の
場合は曲線上の点だけでなく、その内部も領域と考えて
良い。また図21(b)に示すように、描画が矢印の場
合はその曲線上の点だけでなく、矢印が示す方法の延長
は領域であると考えても良い。
【0041】次に、ウィンドウwiの占有する位置と描
画の各々の占有する位置を比較し、共通部分を持つ描画
の集合D(i)′を求める(S67)。D(i)′の中
で、すでに変更を受けた描画があればさらに変更する必
要はないので、これを除きD(i)とする(S68)。
Wの要素各々に対し上記ステップを行い、D
(1),... ,D(n)を求めた後、それらの和集合を
求めると、これがウィンドウWに関連する描画の集合D
である(S70)。これにより、ユーザの入力した意図
を考慮したウィンドウから描画への関連付けが可能とな
る。
【0042】図22は、描画からウィンドウを対応つけ
る描画・ウィンドウ対応手段の実施例を示す図である。
描画Dから関連するウィンドウの集合Wを求めるために
は、Dの要素diの各々に対し、次の処理を行う。描画
diの位置を描画情報記憶手段より得る(S73)。d
iの占有する領域を計算する(S74)。これは、描画
情報記憶手段に記憶される種類と属性から、図20のS
64で述べた方法と同様に求めることができる。図21
に示す描画の領域の計算方法も同様である。
【0043】次にすべてのウィンドウの位置をウィンド
ウ情報記憶手段より得る(S75)。各々のウィンドウ
の占有する領域を計算する。これは、ウィンドウ情報記
憶手段に記憶される位置とサイズから、実際に占有して
いる領域を計算できる(S76)。描画diの占有する
領域とウィンドウの各々の占有する領域を比較し、共通
部分を持つウィンドウの集合W(i)′とする(S7
7)。W(i)′の中で、すでに変更を受けたウィンド
ウがあればさらに変更する必要はないので、これを除き
W(i)とする(S78)。Dの要素各々に対し上記ス
テップを行い、W(1),... ,W(n)を求めた後、
それらの和集合を求めると、これが描画Dに関連するウ
ィンドウの集合Wである(S80)。これにより、ユー
ザの入力した意図を考慮した描画からウィンドウへの関
連付けが可能となる。
【0044】上記実施例では、ウィンドウが移動要求を
受けた場合の本実施例の動作について説明したが、ウィ
ンドウが変更を受けるのは移動のみではない。図15〜
16には、一例としてウィンドウが閉じる(アイコン化
される)場合、開く場合の処理も述べた。ウィンドウが
閉じる場合には、関連する描画や、該描画に関連するウ
ィンドウが開いていると描画の意味が保存されないた
め、描画は消去し、ウィンドウを閉じる(S47,S5
3)。ウィンドウが開く場合には、消去されている関連
する描画や、閉じられている該描画に関連するウィンド
ウがあれば、描画は表示し、ウィンドウを開く(S4
8,S54)。これらの状態の変化が起こると、それぞ
れ描画情報記憶手段、ウィンドウ情報記憶手段が更新さ
れる。ウィンドウの変更の種類はこれらに留まらない。
例えば、サイズ変更の場合も、関連する描画や該描画に
関連するウィンドウがあれば、元の描画が結び付けてい
る位置が変わらないように変更を行えば良い。
【0045】なお、本実施例では描画・ウィンドウ対応
手段7はウィンドウの変更があった場合に対応を検索す
る例を示したが、描画やウィンドウ生成された時に描画
とウィンドウの対応表を作っておき、ウィンドウ変更時
には対応表を検索するだけでも良い。この場合の対応表
を作る方法は例えば図20、図22に示すアルゴリズム
に従えば良い。
【0046】図23は上述したウィンドウの変更に対応
させて描画を変更する処理を指定された領域内でのみ行
う例を示す画面である。領域R内については上述した実
施例に示した処理を行うため、例えば1つのウィンドウ
が移動すれば、関連ある描画やウィンドウが移動する
が、領域R外ではこのような処理は行わず、ウィンドウ
の表示のみを変更する。指定した領域がRの外であり、
逆にR内は描画変更処理を行わないことも可能である。
【0047】また、ある領域内で描画変更処理が行われ
るか否かは固定的なものとは限らない。指定されたある
領域で描画変更処理を行うか否かを動的に切替えること
もできる。この場合の切替えとは、ユーザにより指示す
る場合もプログラムにより指示する場合も含む。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ウ
ィンドウの表示が変化した場合にウィンドウに関連のあ
る描画を検索し、該当描画があればその表示も変化させ
ることにより、描画入力を想定していないアプリケーシ
ョンがウィンドウ内で実行されている場合でもウィンド
ウやウィンドウ内部に表示される文字、図形などを結び
付ける描画の意味を、描かれた時と同様に保存すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るシステム全体の構成
を示す図。
【図2】 本発明の一実施例を説明するための画面を示
す図。
【図3】 ウィンドウ情報記憶手段を示す図。
【図4】 描画情報記憶手段を示す図。
【図5】 本実施例の動作を示すフローチャート。
【図6】 図5を補足するフローチャート(移動の場
合)。
【図7】 図6を適用した画面の図。
【図8】 図6を適用したウィンドウ情報記憶手段の
図。
【図9】 図6を適用した描画情報記憶手段の図。
【図10】 図5を補足するフローチャート(閉じる場
合)。
【図11】 図10を適用した画面の図。
【図12】 図10を適用したウィンドウ情報記憶手段
の図。
【図13】 図10を適用した描画情報記憶手段の図。
【図14】 図5を補足するフローチャート(開く場
合)。
【図15】 本発明の別の実施例の動作を示すフローチ
ャート。
【図16】 図15の続きを示すフローチャート。
【図17】 図15を適用した画面の図。
【図18】 図15を適用したウィンドウ情報記憶手段
の図。
【図19】 図15を適用した描画情報記憶手段の図。
【図20】 描画からウィンドウを対応させる描画・ウ
ィンドウ対応手段のフローチャート。
【図21】 描画の別の例を示す図。
【図22】 ウィンドウから描画を対応させる描画・ウ
ィンドウ対応手段のフローチャート。
【図23】 領域を限定し本発明を適用した図。
【符号の説明】
1…ウィンドウ表示手段 2…ウィンドウ情報記憶手段
3…ウィンドウ変更手段 4…描画入力手段 5…描
画情報記憶手段 6…描画変更手段 7…描画・ウィン
ドウ対応手段 8…表示手段 9…指示部 10…ウィ
ンドウ管理部 11…描画管理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 児玉 真美 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウィンドウの情報を画面上に表示し、入力
    された描画の情報を画面上に表示し、表示される前記ウ
    ィンドウの情報を変更し、表示された前記描画の情報の
    うち、変更された前記ウィンドウの占有する領域と共通
    部分を持つ領域を有する描画の情報を、前記ウィンドウ
    の情報の変更に対応して変更して表示することを特徴と
    する画面表示制御方法。
  2. 【請求項2】前記ウィンドウの情報の変更に対応して変
    更された前記描画の占有する領域と共通部分を持つ領域
    を有する他のウィンドウの情報を、前記ウィンドウの情
    報の変更あるいは前記描画の情報の変更に対応して変更
    して表示することを特徴とする請求項1記載の画面表示
    制御方法。
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