JPH0784505B2 - 無架橋発泡用直鎖状低密度ポリエチレン - Google Patents

無架橋発泡用直鎖状低密度ポリエチレン

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JPH0784505B2
JPH0784505B2 JP62293486A JP29348687A JPH0784505B2 JP H0784505 B2 JPH0784505 B2 JP H0784505B2 JP 62293486 A JP62293486 A JP 62293486A JP 29348687 A JP29348687 A JP 29348687A JP H0784505 B2 JPH0784505 B2 JP H0784505B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は無架橋発泡用直鎖状低密度ポリエチレンに関
し、さらに詳しくは、発泡成形性に優れ、得られる発泡
成形体の発泡倍率が高く、かつ気泡径が均一である無架
橋発泡用直鎖状低密度ポリエチレンに関する。
[従来の技術] 従来、ポリエチレン粒子を金型に充填、加熱して発泡成
形体を製造する方法において、発泡成形体の素材として
無架橋直鎖状低密度ポリエチレンが提案されており、た
とえば、特開昭第62−15239号公報には、無架橋直鎖状
低密度ポリエチレン予備発泡粒子が記載されている。こ
の予備発泡粒子は、融点115〜130℃、密度0.915〜0.940
g/cm3、メルトインデックス0.1〜5g/10分、エチレン単
位以外のα−オレフィン単位が炭素数4〜10のα−オレ
フィン単位であり、かつ平均気泡径が120〜1200μであ
る。
しかしながら、前記予備発泡粒子を用いて成形を行なっ
ても成形が不十分であったり、高発泡倍率の成形体が得
られない場合があるなど発泡体を安定して成形し得ない
などの問題があった。
本発明は、前記従来技術の欠点を克服し、安定した成形
加工が可能で、かつ高発泡倍率の発泡成形体を得ること
のできる無架橋発泡用直鎖状低密度ポリエチレンを提供
することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明者らは前記目的を達成すべく鋭意研究した結果、
メルトインデックス、密度、エチレン単位以外のα−オ
レフィン単位の種類とその含有割合および示差走査熱量
計による融解曲線のピーク幅を特定した無架橋発泡用直
鎖状低密度ポリエチレンが、発泡成形性に優れ、かつ高
発泡倍率で均一な気泡径を有する発泡成形体が得られる
ことを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の構成は、メルトインデックスが0.5
〜4g/10分であり、密度が0.900〜0.940g/cm3であり、エ
チレン単位以外の他のα−オレフィン単位が炭素数4〜
8のα−オレフィン単位であり、エチレン単位以外の他
のα−オレフィン単位の含有割合が0.05〜40重量%であ
り、かつ示差走査熱量計による融解曲線のピーク温度幅
が10℃以上であることを特徴とする無架橋発泡用直鎖状
低密度ポリエチレン(以下、LLDPEと称する。)であ
る。
本発明のLLDPEのメルトインデックスは0.5〜4g/10分、
好ましくは、1〜3g/10分である。ここでいうメルトイ
ンデックスは、190℃、2.16kgfの条件で測定した値であ
る。
このメルトインデックスが0.5g/10分未満の場合には、
高発泡倍率の発泡成形体が得難く、4g/10分を超える場
合には、気泡径の均一性が低下する。
本発明のLLDPEの密度は、0.900〜0.940g/cm3、好ましく
は、0.910〜0.935g/cm3である。
この密度が、0.900g/cm3未満の場合には、得られる発泡
成形体の剛性が低下し、0.940g/cm3を超える場合には、
発泡成形体の耐衝撃性が低下する。
本発明のLLDPEは、エチレン単位以外のα−オレフィン
単位として、炭素数4〜8のα−オレフィン単位を有す
る。
本発明においては、エチレン単位以外の前記α−オレフ
ィン単位は、LLDPE中に、その二種以上が含まれていて
も良い。
このα−オレフィン単位を与えるモノマーとしては、た
とえばブテン−1、4−メチルペンテン−1、ヘキセン
−1、ヘプセン−1、オクテン−1などが挙げられ、好
ましくは、ブテン−1、4−メチルペンテン−1、オク
テン−1などである。
エチレン以外の前記α−オレフィン単位の含有量は、通
常0.05〜40重量%であり、好ましくは0.05〜30重量%で
ある。
本発明のLLDPEは、示差走査熱量計による融解曲線の温
度ピーク幅が10℃以上であり、好ましくは、15〜50℃で
ある。
この温度ピーク幅が10℃未満の場合には、発泡成形性が
安定せず、高発泡の成形体が得られず、また気泡径の均
一な成形体が得られない。
前記温度ピーク幅は、次のようにして決定される。
まず、測定器としてパーキンエルマーDSC2型を用い、試
料10mgを190℃で3分間加熱し、融解後10℃/分で50℃
まで降温し、50℃で5分間保持した後、10℃/分で加熱
昇温しながら、たとえば第1図に示す融解曲線を記録す
る。
次に、前記第1図に示す融解曲線を例にすると、前記融
解曲線の60℃と130℃との点を結んで基線とし、融解曲
線のピークの最高部から基線に下ろした垂線と基線との
交点(b)と頂点(a)との距離をhとする。続いて頂
点から0.7hの垂直線上に基線と平行な直線を引き、融解
曲線との交点のうち、低温側をC、高温側をdとする。
前記C、dの融解温度をそれぞれTl、Thとすると、温度
ピーク幅(FDSC)は次式: FDSC=Th−Tl により求めることができる。
このような前述の特性を有するLLDPEは、次のようにし
て製造することができる。
すなわち、この発明のLLDPEは、マグネシウム化合物、
チタン化合物および有機アルミニウム化合物から得られ
る触媒の存在下に、温度120〜300℃の範囲内で、水素を
供給することなくエチレンとエチレン以外のα−オレフ
ィンとを重合させることにより得ることができる。
前記マグネシウム化合物としては、次式 MgR1 nX2-n (ただし、式中、R1は炭素数1〜18のアルキル基、アル
コキシル基、シクロアルキル基、アルキルアリール基、
アリール基、アリールオキシ基、アラルキル基あるいは
アリールアルコキシル基を示し、Xはハロゲン原子を示
す。また、nは0≦n≦2を満たす実数を意味する。)
で表される化合物を挙げることができる。
前記一般式によって表される各種のマグネシウム化合物
の中でも、無水塩化マグネシウム、エチル−n−ブチル
マグネシウムなどが好ましく、特にエチル−n−ブチル
マグネシウムなどが好ましい。
なお、これら各種のマグネシウム化合物は1種単独で用
いてもよく、2種以上を混合もしくは複合するなどして
組み合せて用いることもできる。
前記有機アルミニウム化合物としては、様々な化合物が
あるが、通常は、分子内に少なくとも1個のアルミニウ
ム−炭素結合を有する化合物を用いることができ、たと
えば次式、 R3 3-pAlXp、 R3 3-tAl(OR4)Xt、 R3 3Al2X3 (ただし、式中、R3、R4は炭素数1〜20のアルキル基、
アリール基を示し、Xは前記と同様であり、pは0、1
または2を示し、tは0または1を示す。)のいずれか
で表わされる化合物が挙げられる。
これらの中でも、R3 3Al2X3で表される有機アルミニウム
が好ましく、特にエチルアルミニウムセスキクロライド
などが好ましい。
前記チタン化合物としては、次式 Ti(OR2mX4-m (ただし、式中、R2は炭素数1〜10、好ましくは1〜6
のアルキル基、シクロアルキル基、アリール基あるいは
アラルキル基を示し、Xは前記と同様のハロゲン原子で
あり、mは通常0、1〜4の整数であるが、必ずしも整
数であるに限らず各種のチタン化合物の混合物の平均値
として0≦m≦4を満たす実数である。)で表わされる
化合物を用いることができる。
これらの中でも、前記一般式Ti(OR2で示されるテ
トラアルコキシチタンが好ましく、特にテトラ−n−ブ
トキシチタンが好ましい。
これら各種のチタン化合物は、1種単独で使用しても良
いし、また二種以上を混合して使用しても良い。
また、重合触媒は、前記マグネシウム化合物と前記アル
ミニウム化合物と前記チタン化合物とを調製することに
より得られる。
触媒の調製法としては特に制限がなく、たとえば、モノ
マーを有する重合反応容器中に前記マグネシウム化合物
と前記有機アルミニウム化合物と前記チタン化合物とを
別々に添加してこれらを混合しても良い。
触媒の好ましい調製の方法としては、たとえば、前記マ
グネシウム化合物と前記有機アルミニウム化合物とを反
応させ、得られる反応生成物と前記チタン化合物とを混
合する方法が挙げられる。
この方法をさらに詳述すると、次のとおりである。
すなわち、前記マグネシウム化合物と前記有機アルミニ
ウム化合物とを不活性溶媒中に加え、たとえば温度0〜
240℃にて、たとえば1時間以内の時間をかけて、撹拌
しながら接触反応をさせることにより行なう。
なお、この際に使用する不活性溶媒としては、たとえば
炭素数5〜16の脂肪族炭化水素、脂肪族炭化水素、芳香
族炭化水素等が挙げられる。
また、ここで加えるマグネシウム化合物と有機アルミニ
ウム化合物との割合は特に制限はなく、要するに後述す
る触媒中の各金属成分の割合となるような範囲で適宜に
調節すれば良い。
前記マグネシウム化合物と前記有機アルミニウム化合物
との反応生成物と前記チタン化合物との混合については
特に制限がない。
ただし、混合に当って、触媒中の各金属成分の割合が、
マグネシウム/チタン(原子比)=0.1〜200、特に0.5
〜30の範囲内とし、またアルミニウム/チタン(原子
比)=1〜200、特に2〜100の範囲内とするのが好まし
い。
なお、重合に際して前記触媒にさらに、公知の活性剤、
たとえば周期律表第IV族に属する元素のハロゲン化物な
どを共存させて重合触媒系として用いることもでき、そ
のようにすることによって活性をさらに高めることも可
能である。
前記活性剤としては、たとえば、炭素、シリコン、ゲル
マニウム、スズ、鉛等のハロゲン化物などが挙げられ
る。
重合に先立って行なう、活性剤と重合触媒との配合手順
については、特に制限がなくたとえば、 (1) 重合反応容器中に前記マグネシウム化合物と前
記有機アルミニウム化合物と前記チタン化合物と活性剤
とを別々に供給しても良く、 (2) 触媒調製時に、前記マグネシウム化合物、有機
アルミニウム化合物およびチタン化合物のいずれかに活
性剤を全量混合し、次いで触媒の他成分をこれに混合し
ても良く、あるいはまた、 (3) 触媒調製時に、前記マグネシウム化合物、有機
アルミニウム化合物およびチタン化合物のいずれかに活
性剤の一部を混合し、次いでこれに触媒の他成分を混合
調製する時に、前記マグネシウム化合物、有機アルミニ
ウム化合物およびチタン化合物のいずれかに活性剤の残
量を添加しても良い。
重合器に供給する前記触媒の割合は、用いる触媒の種類
・組成、モノマーの種類、所望ポリマーの物性および前
記のごとき他のさまざまの因子を考慮して適宜に設定す
べきであるが、重合反応系における触媒濃度が、チタン
濃度として0.001〜10ミリモル/、好ましくは0.001〜
1.0ミリモル/程度とするのが好適である。
また、前記活性剤の添加量は、活性剤/Alのモル比をa
としたときに、通常の0<a≦5.0、好ましくは、0.01
≦a≦1.0の範囲内に設定するのが良い。
前記エチレン(A)とエチレン以外の前記α−オレフィ
ン(B)との使用割合は、目的とするエチレン共重合体
の種類、特性に応じて様々な値に選定すればよいのであ
るが、例えば、使用する(A)と(B)との合計を100
重量%としたときに、(A)を通常60〜99.95重量%、
好ましくは(A)を70〜99.5重量%の範囲に設定して行
なうことによって、この発明のLLDPEを好適に製造する
ことが可能である。
前記重合反応を行なうに際しての反応温度としては、通
常120〜300℃で行なうことができるが、この温度範囲の
中でも生成ポリマーの溶解する温度範囲、例えば、150
〜250℃程度の温度範囲が好ましい。
反応圧力は、通常10〜150kg/cm2G、好ましくは20〜90kg
/cm2Gに設定して行なうのが好適である。
本発明のLLDPEを用いて発泡成形体を得る方法は、特に
制限はないが、低密度ポリエチレンの融点の−25〜+10
℃の範囲内で予備発泡を行なって平均粒子径2〜6mm、
好ましくは3〜5mmの予備発泡粒子を得た後、この粒子
を直ちに、または常温、常圧下に12〜72時間かけて養生
した後、金型に入れ、温度105〜130℃、水蒸気圧0.5〜4
kg/cm2Gの条件で水蒸気加熱することにより発泡成形体
を製造することができる。
予備発泡は、耐圧容器中で、LLDPE粒子と揮発性発泡剤
とを分散剤の存在下で水に分散させ、その樹脂粒子を粒
子の融点に近い温度に加熱して、粒子内に揮発性発泡剤
を含浸させた後、揮発性発泡剤の示す蒸気圧以上で耐圧
容器内の温度、圧力を一定に保持しながら、容器内容物
を容器内よりも低圧の雰囲気下に放出することにより行
なう。
前記揮発性発泡剤としては、沸点が−50〜120℃のプロ
パン、ブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタンなどの脂
肪族炭化水素、トリクロロフルオロメタン、ジクロロジ
フルオロメタン、ジクロロテトラフルオロメタン、トリ
クロロトリフルオロメタンなどのハロゲン化炭化水素な
どが挙げられ、特にジクロロジフルオロメタンが好まし
い。これらは1種あるいは2種以上用いることができ
る。
前記揮発性発泡剤の使用量は、無架橋直鎖状低密度ポリ
エチレン100重量部に対し、10〜60重量部、好ましくは2
0〜50重量部用いられる。
前記分散剤としては、たとえば、リン酸カルシウム、炭
酸亜鉛、酸化チタン、酸化アルミニウムなどが挙げら
れ、特に酸化アルミニウムが好ましい。
前記のようにして得られる発泡成形体は、通常、発泡倍
率35〜50倍の高発泡のものであり、また、平均気泡径10
0〜700μの均一な気泡径を有するものである。
また、本願発明に係るLLDPEを使用して前記発泡成形加
工をする際、前記LLDPE単独で前記発泡成形加工を行な
っても良いし、また、このLLDPEと他の樹脂とをブレン
ドして発泡成形加工をしても良い。
前記他の樹脂としては、たとえば、低密度ポリエチレ
ン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−
酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル等が挙げられる。
前記ブレンドを用いて発泡成形加工をする場合、前記他
の樹脂の配合割合は、本願発明の目的を阻害しない限り
において適宜に決定することができるのであるが、LLDP
Eに対して、通常、5〜50重量%であり、好ましくは10
〜30重量%である。
[実施例] (実施例1) 1の連続重合反応容器内に脱水したn−ヘキサン、エ
チルアルミニウムセスキクロライドを、エチル−n−ブ
チルマグネシウムおよびテトラブトキシチタンを供給
し、同時にエチレンと1−ブテンとを連続供給し、反応
温度185℃、反応圧力70kg/cm2Gの条件で0.11時間の重合
反応を行ないエチレン−1−ブテン共重合体750gを得
た。
得られたエチレン−1−ブテン共重合体は、メルトイン
デックスが1.1g/10分、密度が0.920g/cm3、融点が117
℃、示差走査熱量計による融解曲線の温度ピーク幅(F
DSC)が35℃であった。
このエチレン−1−ブテン100重量部、ジクロロジフル
オロメタン45重量部、微粒子状酸化アルミニウム1部、
水300部をオートクレーブ中に入れ、オートクレーブ内
の温度を112℃、圧力を30kg/cm2Gとし、その内圧をジク
ロロジフルオロメタンを加えることによって30kg/cm2G
に保持しながら、オートクレーブの一端を解放し、内容
物を大気中に放出して予備発泡粒子を得た。
得られた予備発泡粒子を常温、常圧で48時間養生した
後、金型に充填し、112℃、1kg/cm2Gの水蒸気で加熱
し、粒子同士を相互に融着させた後、冷却して金型から
取り出すことによって発泡成形体を得た。
得られた発泡成形体は、成形性が良好なものであり、そ
の発泡倍率は42倍で、平均気泡径が430μの均一なもの
であった。
得られた結果を第1表に示す。
(実施例2〜9)および(比較例1〜4) コモノマーの種類を変え、低密度ポリエチレンの諸性質
を変えて実施例1と同様の操作を行なって発泡成形体を
得た。
なお、比較例1〜4では、低密度ポリエチレンとして、
スタミレックス4018(比較例1)、スタミレックス3048
(比較例2)、スタミレックス4016(比較例3)、およ
びスタミレックス4046(比較例4)(いずれもDSM社
製、商品名)を用いた。
得られた結果を第1表に併せて示す。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明のLLDPEは、発泡成形時に
安定した成形性を示し、発泡倍率35〜50倍の高発泡の成
形体を得ることができるとともに均一な気泡径を有する
発泡成形体を得ることができるなどの利点を有するもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の示差走査熱量計による融解曲線の温度
ピーク幅を求める方法を示す説明図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メルトインデックスが0.5〜4g/10分であ
    り、密度が0.900〜0.940g/cm3であり、エチレン単位以
    外の他のα−オレフィン単位が炭素数4〜8のα−オレ
    フィン単位であり、エチレン単位以外の他のα−オレフ
    ィン単位の含有割合が0.05〜40重量%であり、かつ示差
    走査熱量計による融解曲線のピーク温度幅が10℃以上で
    あることを特徴とする無架橋発泡用直鎖状低密度ポリエ
    チレン。
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