JPH0784467B2 - 特定のビス−アザ2環式不安解消薬の製法およびその中間体 - Google Patents
特定のビス−アザ2環式不安解消薬の製法およびその中間体Info
- Publication number
- JPH0784467B2 JPH0784467B2 JP4501915A JP50191592A JPH0784467B2 JP H0784467 B2 JPH0784467 B2 JP H0784467B2 JP 4501915 A JP4501915 A JP 4501915A JP 50191592 A JP50191592 A JP 50191592A JP H0784467 B2 JPH0784467 B2 JP H0784467B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- formula
- compound
- alkyl
- phthalimido
- reagent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D401/00—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom
- C07D401/02—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom containing two hetero rings
- C07D401/06—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom containing two hetero rings linked by a carbon chain containing only aliphatic carbon atoms
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D471/00—Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00
- C07D471/02—Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00 in which the condensed system contains two hetero rings
- C07D471/04—Ortho-condensed systems
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Hydrogenated Pyridines (AREA)
- Steroid Compounds (AREA)
- Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
- Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
- Reinforced Plastic Materials (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 発明の背景 本発明は後記式(II)のジ(C1−C3)アルキル シス−
N−(2−フタルイミド)エチル)ピペリジン−2,5−
ジカルボキシレートエステルに関するものであり、また
ジ(C1−C3)アルキル シス−ピペリジン−2,5−ジカ
ルボキシレート(後記式(I))をラセミ体(C1−C3)
アルキル (7S*,9aS*)−4,6,7,8,9,9a−ヘキサヒド
ロ−2H,3H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1−オン−7
−カルボキシレートエステル(後記式(III))に変換
する際に、これらの化合物を中間体として使用する方法
に関するものである。本明細書において用いる構造式な
らびに記号R*およびS*は絶対的ではなく、相対的な立
体化学構造を表すためのものである。
N−(2−フタルイミド)エチル)ピペリジン−2,5−
ジカルボキシレートエステルに関するものであり、また
ジ(C1−C3)アルキル シス−ピペリジン−2,5−ジカ
ルボキシレート(後記式(I))をラセミ体(C1−C3)
アルキル (7S*,9aS*)−4,6,7,8,9,9a−ヘキサヒド
ロ−2H,3H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1−オン−7
−カルボキシレートエステル(後記式(III))に変換
する際に、これらの化合物を中間体として使用する方法
に関するものである。本明細書において用いる構造式な
らびに記号R*およびS*は絶対的ではなく、相対的な立
体化学構造を表すためのものである。
式(III)の化合物は既知であり、先にブライトらによ
り下記式の特定のビス−アザ2環式不安解消薬(anxiol
ytic agent)の合成において有用な中間体として報告さ
れている: 式中、XはNまたはCHであり、Yは特定のピラゾロ、ト
リアゾロ、テトラゾロまたは環式イミド基のいずれかを
表す(国際特許出願公開第90/08144号明細書、1990年7
月)。
り下記式の特定のビス−アザ2環式不安解消薬(anxiol
ytic agent)の合成において有用な中間体として報告さ
れている: 式中、XはNまたはCHであり、Yは特定のピラゾロ、ト
リアゾロ、テトラゾロまたは環式イミド基のいずれかを
表す(国際特許出願公開第90/08144号明細書、1990年7
月)。
同様な方法で異性体(C1−C3)アルキル(7R*,9aS*)
−4,6,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−2H,3H−ピリド[1,2−
a]ピラジン−1−オン−7−カルボキシレートエステ
ルをジ(C1−C3)アルキル トランス−ピペリジン−2,
5−ジカルボキシレートから製造する方法および中間体
が、同時に出願された米国特許出願第07/661,726号明細
書(アーバン、“トランス−ピペリジン−2,5−ジカル
ボキシレートの製法”に記載されている。
−4,6,7,8,9,9a−ヘキサヒドロ−2H,3H−ピリド[1,2−
a]ピラジン−1−オン−7−カルボキシレートエステ
ルをジ(C1−C3)アルキル トランス−ピペリジン−2,
5−ジカルボキシレートから製造する方法および中間体
が、同時に出願された米国特許出願第07/661,726号明細
書(アーバン、“トランス−ピペリジン−2,5−ジカル
ボキシレートの製法”に記載されている。
発明の概要 本発明は下記の方法に関するものである: これらの式中、RおよびR1はそれぞれ無関係に(C1−
C3)アルキルである。Rの好ましい基はメチルであり、
R1の好ましい基はエチルである。
C3)アルキルである。Rの好ましい基はメチルであり、
R1の好ましい基はエチルである。
また本発明は式(II)の中間体、好ましくはR1がエチル
であるものに関するものである。
であるものに関するものである。
以下において用いる“反応に対して不活性な溶剤”とい
う表現は、それらの成分が出発原料、試薬、中間体また
は生成物と、目的生成物の収率に不都合な影響を及ぼす
様式で相互作用することのない溶剤系を表す。
う表現は、それらの成分が出発原料、試薬、中間体また
は生成物と、目的生成物の収率に不都合な影響を及ぼす
様式で相互作用することのない溶剤系を表す。
発明の詳細な記述 本発明は容易に実施することができる。出発原料として
用いられるジアルキルシス−ピペリジン−2,5−ジカル
ボキシレートエステル(I)は既知であり、一般に対応
するジアルキル ピリジン−2,5−ジカルボキシレート
から通常の接触水素添加法により得られる。
用いられるジアルキルシス−ピペリジン−2,5−ジカル
ボキシレートエステル(I)は既知であり、一般に対応
するジアルキル ピリジン−2,5−ジカルボキシレート
から通常の接触水素添加法により得られる。
本発明方法の第1工程の1変法によれば、式(II)の中
間化合物は式(I)の化合物を2−(フタルイミド)エ
チルトリフレート(前記の試薬B)と反応させることに
より形成される。一般に少なくとも1モル当量(通常は
約2−15%モル過剰)のこの試薬を塩基、たとえば炭酸
ナトリウム(この場合も一般に少なくとも1モル当量、
通常は2−4倍モル過剰)の存在下で用いる。反応は反
応に対し不活性な溶剤、好ましくは水および水−非混和
性溶剤、たとえば塩化メチレンからなる2相溶剤中で実
施される。反応温度は決定的なものでなく、約5−45℃
の温度が一般に満足すべきものである。周囲温度(たと
えば約17-28℃)が好ましい。反応混合物を加熱または
冷却するエネルギー費が避けられるからである。式(I
I)の生成物は常法により反応混合物の有機相から容易
に単離される。
間化合物は式(I)の化合物を2−(フタルイミド)エ
チルトリフレート(前記の試薬B)と反応させることに
より形成される。一般に少なくとも1モル当量(通常は
約2−15%モル過剰)のこの試薬を塩基、たとえば炭酸
ナトリウム(この場合も一般に少なくとも1モル当量、
通常は2−4倍モル過剰)の存在下で用いる。反応は反
応に対し不活性な溶剤、好ましくは水および水−非混和
性溶剤、たとえば塩化メチレンからなる2相溶剤中で実
施される。反応温度は決定的なものでなく、約5−45℃
の温度が一般に満足すべきものである。周囲温度(たと
えば約17-28℃)が好ましい。反応混合物を加熱または
冷却するエネルギー費が避けられるからである。式(I
I)の生成物は常法により反応混合物の有機相から容易
に単離される。
本発明の第1工程の変法によれば、N−(2−(フタル
イミド)エチル基を、水素および水素添加触媒の存在下
で、または好ましくは水素化物還元剤の存在下で、2−
(フタルイミド)アセトアルデヒドによる化合物(I)
の還元アルキル化により導入する。必要なアルデヒド
は、その場で市販の2−(フタルイミド)アセトアルデ
ヒドジエチルアセタール(R1=エチル;前記試薬C)の
酸触媒による加水分解によって、簡便に形成することが
できる。好ましい方法によれば、アセタールの加水分解
に用いた強酸触媒(たとえばHCl)がなお存在したまま
で、ジエステル(I)を一般にその場で形成されたこの
アルデヒドと予備反応させる。次いで得られた付加物を
ヒドリド型還元剤、好ましくは緩和な試薬、たとえばナ
トリウムトリアセトキシボロヒドリド[Na(OAc)3BH]に
より、反応に対し不活性な溶剤、たとえば酢酸中におい
て、アセタールの加水分解に用いた強酸(たとえばHC
l)がなお存在したままで、還元する。温度は決定的な
ものでなく、約15-40℃の温度が一般に満足すべきもの
である。式(II)の生成物は常法により反応混合物の抽
出液から、水−非混和性溶剤、たとえば塩化メチレンを
用いて容易に単離される。
イミド)エチル基を、水素および水素添加触媒の存在下
で、または好ましくは水素化物還元剤の存在下で、2−
(フタルイミド)アセトアルデヒドによる化合物(I)
の還元アルキル化により導入する。必要なアルデヒド
は、その場で市販の2−(フタルイミド)アセトアルデ
ヒドジエチルアセタール(R1=エチル;前記試薬C)の
酸触媒による加水分解によって、簡便に形成することが
できる。好ましい方法によれば、アセタールの加水分解
に用いた強酸触媒(たとえばHCl)がなお存在したまま
で、ジエステル(I)を一般にその場で形成されたこの
アルデヒドと予備反応させる。次いで得られた付加物を
ヒドリド型還元剤、好ましくは緩和な試薬、たとえばナ
トリウムトリアセトキシボロヒドリド[Na(OAc)3BH]に
より、反応に対し不活性な溶剤、たとえば酢酸中におい
て、アセタールの加水分解に用いた強酸(たとえばHC
l)がなお存在したままで、還元する。温度は決定的な
ものでなく、約15-40℃の温度が一般に満足すべきもの
である。式(II)の生成物は常法により反応混合物の抽
出液から、水−非混和性溶剤、たとえば塩化メチレンを
用いて容易に単離される。
本発明の第2工程、すなわち式(II)の中間体を環化し
て、目的とする式(III)のアルキル、ピリド[1,2−
a]ピラジン−1−オン−7−カルボキシレート誘導体
を形成する工程は、第1アミン、たとえばメチルアミン
または水性ヒドラジンを、反応に対し不活性な溶剤、た
とえばメタノール中において作用させることによって簡
便に達成される。好ましい試薬はヒドラジンである。こ
れは簡単な濾過によって容易に除去できる不溶性副生物
を生じるからである。少なくとも1モル当量、通常は2
モル当量以上のヒドラジンを用いる。温度は決定的なも
のでなく、5−45℃の温度が一般に満足すべきものであ
り、前記の理由から周囲温度が好ましい。
て、目的とする式(III)のアルキル、ピリド[1,2−
a]ピラジン−1−オン−7−カルボキシレート誘導体
を形成する工程は、第1アミン、たとえばメチルアミン
または水性ヒドラジンを、反応に対し不活性な溶剤、た
とえばメタノール中において作用させることによって簡
便に達成される。好ましい試薬はヒドラジンである。こ
れは簡単な濾過によって容易に除去できる不溶性副生物
を生じるからである。少なくとも1モル当量、通常は2
モル当量以上のヒドラジンを用いる。温度は決定的なも
のでなく、5−45℃の温度が一般に満足すべきものであ
り、前記の理由から周囲温度が好ましい。
前記のように式(III)の化合物は、前記ブライトらの
国際特許出願公開第90/08144号明細書による前記式
(A)の不安解消薬の製造における中間体として有用で
ある。
国際特許出願公開第90/08144号明細書による前記式
(A)の不安解消薬の製造における中間体として有用で
ある。
以下の実施例はより詳細な説明のために提示されたにす
ぎない。
ぎない。
実施例1 ジメチル シス−N−(2−(フタルイミド)エチル)
ピペリジン−2,5−ジカルボキシレート 方法A 12.0g(45.6mmol)のフタルイミドアセトアルデヒド−
ジエチルアセタール(アルドリッヒ・ケミカル社)の溶
液(36mlの酢酸および1.34mlの濃HCl中)を45-50℃に2
時間加熱した。溶液を20℃に冷却したのち、9.08gのジ
メチル シス−ピペリジン−2,5−ジカルボキシレート
を添加し、20-25℃でさらに30分間攪拌を続けた。得ら
れた淡橙色の溶液を、12.08g(57mmol)のNa(OAc)3BHを
少量ずつ30分間にわたって添加し、30-35℃でさらに30
分間攪拌することにより処理した。溶液を20℃に冷却
し、120mlのH2Oおよび120mlのCH2Cl2で希釈したのち振
盪し、相分離した。有機相をまず50mlのH2Oで、次いで5
0mlの飽和NaHCO3で洗浄した。CH2Cl2を蒸留により36ml
のエタノールで置換し、次いで100mlのヘキサンを添加
したところ、固体が結晶化し、これを20-25℃で一夜顆
粒化させた。この固体を濾過および乾燥することにより
13.5g(79.4%)の本実施例の表題化合物を97-100℃で
融解する固体として得た。
ピペリジン−2,5−ジカルボキシレート 方法A 12.0g(45.6mmol)のフタルイミドアセトアルデヒド−
ジエチルアセタール(アルドリッヒ・ケミカル社)の溶
液(36mlの酢酸および1.34mlの濃HCl中)を45-50℃に2
時間加熱した。溶液を20℃に冷却したのち、9.08gのジ
メチル シス−ピペリジン−2,5−ジカルボキシレート
を添加し、20-25℃でさらに30分間攪拌を続けた。得ら
れた淡橙色の溶液を、12.08g(57mmol)のNa(OAc)3BHを
少量ずつ30分間にわたって添加し、30-35℃でさらに30
分間攪拌することにより処理した。溶液を20℃に冷却
し、120mlのH2Oおよび120mlのCH2Cl2で希釈したのち振
盪し、相分離した。有機相をまず50mlのH2Oで、次いで5
0mlの飽和NaHCO3で洗浄した。CH2Cl2を蒸留により36ml
のエタノールで置換し、次いで100mlのヘキサンを添加
したところ、固体が結晶化し、これを20-25℃で一夜顆
粒化させた。この固体を濾過および乾燥することにより
13.5g(79.4%)の本実施例の表題化合物を97-100℃で
融解する固体として得た。
方法B 70mlのCH2Cl2、9.8g(51mmol)のN−(2−ヒドロキシ
エチル)フタルイミド、および6.1ml(0.52mmol)の2,6
−ルチジンの混合物を攪拌下で−4℃に冷却した。温度
を15℃より低く維持しながらトリフルオロメタンスルホ
ン酸無水物(8.9ml,0.53mmol)を1時間にわたって徐々
に添加した。得られた混合物を15-20℃で1.25時間攪拌
し、次いで順次40mlのH2O、40mlの2N HClおよび40mlの
H2Oで洗浄して、N−((2−トリフリルオキシ)エチ
ル)フタルイミドの溶液を得た。20-25℃で別の反応容
器に50mlのCH2Cl2、55mlのH2O、および10.6g(0.1mol)
のNa2CO3を装填した。15分間攪拌したのち、ジメチル
シス−ピペリジン−2,5−ジカルボキシレート(11.9g,5
0mmol)および上記の試薬溶液を添加し、混合物を20-25
℃で1.25時間攪拌した。有機相を分離し、30mlの水で洗
浄し、CH2Cl2をヘキサンと共に沸騰させることにより置
換して、最終容量125mlとなした。その間に表題生成物
が結晶化し始めた。0−5℃で1時間攪拌および顆粒化
したのち、本実施例の表題化合物16.7gが濾過により採
取された;融点98-100℃。
エチル)フタルイミド、および6.1ml(0.52mmol)の2,6
−ルチジンの混合物を攪拌下で−4℃に冷却した。温度
を15℃より低く維持しながらトリフルオロメタンスルホ
ン酸無水物(8.9ml,0.53mmol)を1時間にわたって徐々
に添加した。得られた混合物を15-20℃で1.25時間攪拌
し、次いで順次40mlのH2O、40mlの2N HClおよび40mlの
H2Oで洗浄して、N−((2−トリフリルオキシ)エチ
ル)フタルイミドの溶液を得た。20-25℃で別の反応容
器に50mlのCH2Cl2、55mlのH2O、および10.6g(0.1mol)
のNa2CO3を装填した。15分間攪拌したのち、ジメチル
シス−ピペリジン−2,5−ジカルボキシレート(11.9g,5
0mmol)および上記の試薬溶液を添加し、混合物を20-25
℃で1.25時間攪拌した。有機相を分離し、30mlの水で洗
浄し、CH2Cl2をヘキサンと共に沸騰させることにより置
換して、最終容量125mlとなした。その間に表題生成物
が結晶化し始めた。0−5℃で1時間攪拌および顆粒化
したのち、本実施例の表題化合物16.7gが濾過により採
取された;融点98-100℃。
方法C 水(3リットル)中の炭酸ナトリウム(500g,4.72mol)
および塩化メチレン(4.5リットル)中のシス−ピペリ
ジン−2,5−ジカルボキシレートジメチルエステル(240
g,1.18mol)からなる十分に攪拌された2相混合物に、
塩化メチレン(3リットル)中の2−(フタルイミド)
エチルトリフレート(417g,1.29mol)の溶液を定常流で
3時間にわたって添加した。有機相を分離し、水相を新
鮮な塩化メチレン(3リットル)で抽出した。有機抽出
液を合わせて水(3リットル)、次いでブライン(3リ
ットル)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、
最後に真空中で濃縮して固体を得た。残渣全体を15分
間、激しく攪拌しながら還流エーテル(3リットル)中
で処理した。周囲温度に冷却したのち、溶液をヘキサン
(3リットル)に注入し、得られた混合物を18時間攪拌
した。本実施例の表題生成物を濾過により採取した。
および塩化メチレン(4.5リットル)中のシス−ピペリ
ジン−2,5−ジカルボキシレートジメチルエステル(240
g,1.18mol)からなる十分に攪拌された2相混合物に、
塩化メチレン(3リットル)中の2−(フタルイミド)
エチルトリフレート(417g,1.29mol)の溶液を定常流で
3時間にわたって添加した。有機相を分離し、水相を新
鮮な塩化メチレン(3リットル)で抽出した。有機抽出
液を合わせて水(3リットル)、次いでブライン(3リ
ットル)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、
最後に真空中で濃縮して固体を得た。残渣全体を15分
間、激しく攪拌しながら還流エーテル(3リットル)中
で処理した。周囲温度に冷却したのち、溶液をヘキサン
(3リットル)に注入し、得られた混合物を18時間攪拌
した。本実施例の表題生成物を濾過により採取した。
実施例2 ラセミ体メチル (7S*,9aS*)−4,6,7,8,9,9a−ヘキ
サヒドロ−2H,3H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1−オ
ン−7−カルボキシレート 240mlのメタノール、16.6g(44mmol)の実施例1の表題
生成物、および5.74ml(97mmol)の54%ヒドラジンの混
合物を、20-25℃で17時間攪拌した。次いで混合物を200
mlのCH2Cl2で希釈し、1時間顆粒化し、副生成物を濾過
し、75mlのCH2Cl2で洗浄することにより採取した。濾液
および洗液を合わせて蒸留によって225mlに濃縮し、CH2
Cl2/メタノールを蒸留によりイソプロピルアルコール
で置換して、最終容量200mlとなした。50℃から8℃ま
で2時間かけて徐々に冷却したのち、表題生成物9.2gを
濾過により採取した。このバッチ全体をCH2Cl2から再結
晶により精製して、精製された表題生成物7.45gを得
た。これは先に引用したブライトらの国際特許出願公開
第90/08144号明細書の製造例4の生成物と一致した。
サヒドロ−2H,3H−ピリド[1,2−a]ピラジン−1−オ
ン−7−カルボキシレート 240mlのメタノール、16.6g(44mmol)の実施例1の表題
生成物、および5.74ml(97mmol)の54%ヒドラジンの混
合物を、20-25℃で17時間攪拌した。次いで混合物を200
mlのCH2Cl2で希釈し、1時間顆粒化し、副生成物を濾過
し、75mlのCH2Cl2で洗浄することにより採取した。濾液
および洗液を合わせて蒸留によって225mlに濃縮し、CH2
Cl2/メタノールを蒸留によりイソプロピルアルコール
で置換して、最終容量200mlとなした。50℃から8℃ま
で2時間かけて徐々に冷却したのち、表題生成物9.2gを
濾過により採取した。このバッチ全体をCH2Cl2から再結
晶により精製して、精製された表題生成物7.45gを得
た。これは先に引用したブライトらの国際特許出願公開
第90/08144号明細書の製造例4の生成物と一致した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マーティアショー,チャールズ・ウィリウ ム アメリカ合衆国コネチカット州06359,ノ ース・ストニントン,ノリッチ−ウェスタ リー・ロード 274,ピー・オー・ボック ス 232 (72)発明者 アーバン,フランク・ジョン アメリカ合衆国コネチカット州06385,ウ ォーターフォード,トゥイン・レイクス・ ドライブ 12 (72)発明者 ヴァンダープラス,ブライアン・クレメン ト アメリカ合衆国コネチカット州06357,ナ イアンティック,スプリング・グレン・ロ ード 89
Claims (9)
- 【請求項1】次式の化合物: (Rは(C1−C3)アルキルである)。
- 【請求項2】Rがメチルである、請求の範囲第1項に記
載の化合物。 - 【請求項3】次式の化合物: (Rは(C1−C3)アルキルである)の製造方法におい
て、 (a)次式の化合物: を少なくとも1モル当量の次式のトリフレートエステ
ル: と過剰モルのNa2CO3の存在下に、水および水−非混和性
有機溶剤からなる2相の反応に対して不活性な溶剤中で
反応させるか、または 少なくとも1モル当量の次式のアルデヒド: および少なくとも1化学当量のヒドリド型還元剤と、反
応に対して不活性な溶剤中で反応させて、次式の中間化
合物: を形成し、そして (b)式(II)の化合物を反応に対して不活性な溶剤中
で過剰の第1アミンまたは水性ヒドラジンの作用により
環化して、式(III)の化合物を形成する工程からなる
方法。 - 【請求項4】Rがメチルである、請求の範囲第3項に記
載の方法。 - 【請求項5】工程(a)の試薬が式(B)のトリフレー
トエステルである、請求の範囲第4項に記載の方法。 - 【請求項6】工程(a)の試薬が式(C)のアルデヒド
である、請求の範囲第4項に記載の方法。 - 【請求項7】式(C)のアルデヒドが、次式のアセター
ル: をその場で酸触媒により加水分解することによって形成
される、請求の範囲第6項に記載の方法。 - 【請求項8】ヒドリド型還元剤がナトリウムトリアセト
キシボロヒドリドである、請求の範囲第6項に記載の方
法。 - 【請求項9】工程(b)の試薬が水性ヒドラジンであ
る、請求の範囲第6項に記載の方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/661,730 US5185449A (en) | 1991-02-27 | 1991-02-27 | Process and intermediate for certain bis-aza-bicyclic anxiolytic agents |
US661,730 | 1991-02-27 | ||
PCT/US1991/008400 WO1992015575A1 (en) | 1991-02-27 | 1991-11-19 | Process and intermediate for certain bis-aza-bicyclic anxiolytic agents |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06501021A JPH06501021A (ja) | 1994-01-27 |
JPH0784467B2 true JPH0784467B2 (ja) | 1995-09-13 |
Family
ID=24654869
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4501915A Expired - Fee Related JPH0784467B2 (ja) | 1991-02-27 | 1991-11-19 | 特定のビス−アザ2環式不安解消薬の製法およびその中間体 |
Country Status (23)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5185449A (ja) |
EP (1) | EP0586376B1 (ja) |
JP (1) | JPH0784467B2 (ja) |
KR (1) | KR100189044B1 (ja) |
AT (1) | ATE153662T1 (ja) |
AU (1) | AU647562B2 (ja) |
CA (1) | CA2101433C (ja) |
DE (1) | DE69126326T2 (ja) |
DK (1) | DK0586376T3 (ja) |
ES (1) | ES2101831T3 (ja) |
FI (1) | FI107153B (ja) |
GR (1) | GR3024125T3 (ja) |
HU (2) | HU223138B1 (ja) |
IE (1) | IE920600A1 (ja) |
IL (1) | IL101022A (ja) |
MX (1) | MX9200802A (ja) |
MY (1) | MY110167A (ja) |
NO (1) | NO302947B1 (ja) |
NZ (1) | NZ241738A (ja) |
PT (1) | PT100161B (ja) |
TW (1) | TW268949B (ja) |
WO (1) | WO1992015575A1 (ja) |
ZA (1) | ZA921406B (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0737683A1 (en) * | 1991-02-27 | 1996-10-16 | Pfizer Inc. | N-2-(Phthalimido)ethyl trans-piperidine-2,5-dicarboxylates as intermediates in the preparation of perhydro-1H-pyrido[1,2-a]pyrazines |
WO1996010571A1 (en) * | 1994-09-30 | 1996-04-11 | Pfizer Inc. | 2,7-SUBSTITUTED OCTAHYDRO-1H-PYRIDO[1,2-a]PYRAZINE DERIVATIVES |
US5731307A (en) * | 1994-09-30 | 1998-03-24 | Pfizer, Inc. | Neuroleptic 2,7-disubtituted perhydro-1h-pyrido 1, 2-A!pyrazines |
US6670476B2 (en) | 2000-11-29 | 2003-12-30 | Pfizer Inc. | Resolution of trans-7-(hydroxy-methyl)octa-hydro-2H-pyrido[1,2-a]pyrazine |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3388128A (en) * | 1965-09-03 | 1968-06-11 | Allan R. Day | Substituted 1, 4-diazabicyclo [4. 4. 9] decanes |
MX19222A (es) * | 1989-01-23 | 1993-12-01 | Pfizer | Agentes ansioliticos bis-aza-biciclicos |
EP0737683A1 (en) * | 1991-02-27 | 1996-10-16 | Pfizer Inc. | N-2-(Phthalimido)ethyl trans-piperidine-2,5-dicarboxylates as intermediates in the preparation of perhydro-1H-pyrido[1,2-a]pyrazines |
-
1991
- 1991-02-27 US US07/661,730 patent/US5185449A/en not_active Expired - Lifetime
- 1991-11-19 HU HU9302428A patent/HU223138B1/hu not_active IP Right Cessation
- 1991-11-19 ES ES92900722T patent/ES2101831T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1991-11-19 AT AT92900722T patent/ATE153662T1/de not_active IP Right Cessation
- 1991-11-19 KR KR1019930702557A patent/KR100189044B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1991-11-19 HU HU9302428A patent/HUT67440A/hu unknown
- 1991-11-19 AU AU90666/91A patent/AU647562B2/en not_active Ceased
- 1991-11-19 CA CA002101433A patent/CA2101433C/en not_active Expired - Fee Related
- 1991-11-19 JP JP4501915A patent/JPH0784467B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1991-11-19 DE DE69126326T patent/DE69126326T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1991-11-19 WO PCT/US1991/008400 patent/WO1992015575A1/en active IP Right Grant
- 1991-11-19 EP EP92900722A patent/EP0586376B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1991-11-19 DK DK92900722.7T patent/DK0586376T3/da active
-
1992
- 1992-02-20 IL IL10102292A patent/IL101022A/en not_active IP Right Cessation
- 1992-02-25 MX MX9200802A patent/MX9200802A/es not_active IP Right Cessation
- 1992-02-25 PT PT100161A patent/PT100161B/pt not_active IP Right Cessation
- 1992-02-26 ZA ZA921406A patent/ZA921406B/xx unknown
- 1992-02-26 IE IE060092A patent/IE920600A1/en not_active IP Right Cessation
- 1992-02-26 NZ NZ241738A patent/NZ241738A/xx not_active IP Right Cessation
- 1992-02-26 MY MYPI92000314A patent/MY110167A/en unknown
- 1992-03-14 TW TW081101935A patent/TW268949B/zh active
-
1993
- 1993-08-26 NO NO933048A patent/NO302947B1/no unknown
- 1993-08-26 FI FI933754A patent/FI107153B/fi not_active IP Right Cessation
-
1997
- 1997-07-16 GR GR970401775T patent/GR3024125T3/el unknown
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
PT100161A (pt) | 1993-05-31 |
JPH06501021A (ja) | 1994-01-27 |
ZA921406B (en) | 1993-08-26 |
CA2101433C (en) | 1999-07-27 |
HU9302428D0 (en) | 1993-11-29 |
HU223138B1 (hu) | 2004-03-29 |
ATE153662T1 (de) | 1997-06-15 |
NO933048L (no) | 1993-08-26 |
WO1992015575A1 (en) | 1992-09-17 |
EP0586376B1 (en) | 1997-05-28 |
AU9066691A (en) | 1992-10-06 |
EP0586376A1 (en) | 1994-03-16 |
FI107153B (fi) | 2001-06-15 |
MY110167A (en) | 1998-02-28 |
IL101022A (en) | 1996-06-18 |
FI933754A0 (fi) | 1993-08-26 |
DE69126326T2 (de) | 1997-09-04 |
IE920600A1 (en) | 1992-09-09 |
HUT67440A (en) | 1995-04-28 |
US5185449A (en) | 1993-02-09 |
GR3024125T3 (en) | 1997-10-31 |
NO302947B1 (no) | 1998-05-11 |
AU647562B2 (en) | 1994-03-24 |
ES2101831T3 (es) | 1997-07-16 |
NZ241738A (en) | 1993-05-26 |
DE69126326D1 (de) | 1997-07-03 |
NO933048D0 (no) | 1993-08-26 |
TW268949B (ja) | 1996-01-21 |
PT100161B (pt) | 1999-09-30 |
IL101022A0 (en) | 1992-11-15 |
FI933754A (fi) | 1993-08-26 |
MX9200802A (es) | 1992-08-01 |
DK0586376T3 (da) | 1997-10-27 |
CA2101433A1 (en) | 1992-08-28 |
KR100189044B1 (ko) | 1999-06-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3058863B2 (ja) | シルデナフィルの製造法 | |
EP0606065B1 (de) | Verfahren zur Herstellung von Biphenylderivaten | |
JP3399546B2 (ja) | 置換されたインダゾール誘導体製造のための方法及び中間体 | |
JPH0784467B2 (ja) | 特定のビス−アザ2環式不安解消薬の製法およびその中間体 | |
EP0965589B1 (en) | Process and intermediates for the manufacture of pyridine-2,3-dicarboxylate compounds | |
GB2036744A (en) | Eburnane derivatives | |
JP2651912B2 (ja) | イミダゾール誘導体、それらの製造法及び薬剤としての使用 | |
US6080867A (en) | Process and intermediates for the manufacture of pyridine-2,3-dicarboxylate compounds | |
KR19990008411A (ko) | 4-히드록시-2-피롤리돈의 개량 제법 | |
JPS58192846A (ja) | α,β−不飽和ケトンの製造法 | |
US5455350A (en) | Process and intermediate for certain bis-aza-bicyclic anxiolytic agents | |
KR100589966B1 (ko) | 베타-케토에스테르 화합물의 제조방법 | |
JP2002527425A (ja) | 4−置換n−[(アルケ−2−エニ−1−イル)オキシ]−およびn−アラルキルオキシ−2,2,6,6−テトラアルキルピペリジンの合成方法 | |
US6121459A (en) | Single pot process for producing (Z)-azabicyclo oxime ethers | |
JP2743198B2 (ja) | シクロペンタン類 | |
US5182400A (en) | Process for the preparation of esters of 5-alkylpyridine-2,3-dicarboxylic acid | |
KR100365526B1 (ko) | 바이시클로[3.3.1]노난 구조 화합물의 제조방법 | |
US5243053A (en) | Methylene meldrum's acid precursors | |
US4216325A (en) | 4-(p-Fluorobenzoyl)-1-[3-(p-fluorobenzoyl)propyl]piperidine | |
US20020019532A1 (en) | Process for the synthesis of (2S)-phenyl-3-piperidone | |
HU195485B (en) | Process for producing aromatic carboxylic acid derivatives and -carboxamide derivatives | |
EP0215477A1 (en) | Process and intermediates for antiarrhytmic 1,3-diazabicyclo/4.4.0/dec-2-en-4-ones | |
PL119592B1 (en) | Process for preparing derivatives of cis-3-n,n-dialkylaminomethyl-2-phenyldicyclo/2,2,2/octanestil-2-fenildvuciklo 2,2,2 oktanov | |
JPH07278451A (ja) | 7−アザフタリド誘導体の製造方法 | |
KR20010044286A (ko) | 알킬-3-(2,6-디할로겐-5-플루오로)-옥소-3-피리딘프로피오네이트의 제조방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070913 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080913 Year of fee payment: 13 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |