JPH0784411A - フルカラー二成分系現像剤 - Google Patents

フルカラー二成分系現像剤

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JPH0784411A
JPH0784411A JP5182034A JP18203493A JPH0784411A JP H0784411 A JPH0784411 A JP H0784411A JP 5182034 A JP5182034 A JP 5182034A JP 18203493 A JP18203493 A JP 18203493A JP H0784411 A JPH0784411 A JP H0784411A
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toner
carrier
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black
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JP5182034A
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Hidefumi Gohara
秀文 郷原
Shinichi Kuramoto
信一 倉本
Yasuo Asahina
安雄 朝比奈
Michio Izumi
道雄 泉
Masaru Mochizuki
賢 望月
Chiharu Mochizuki
千春 望月
Tomomi Suzuki
智美 鈴木
Megumi Sakakura
めぐみ 坂倉
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 良質のフルカラー画像が得られる二成分系現
像剤を提供する。 【構成】 一つの像担持体上に色分解を施して静電潜像
を形成しこれを現像した後、これをマゼンタ、シアン、
イエロー及びブラックの各トナーで行なってから、一度
にこれらすべてのトナーを転写紙に転写し定着してフル
カラー画像を得るに際して、ブラック現像剤のキャリア
粒子の固有抵抗は10Ωcm以上でかつ他色の現像剤の
キャリア粒子の固有抵抗より高くしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフルカラー二成分系現像
剤に関し、詳しくは、カラー原稿から良質のコピーを得
るのに有用なフルカラー二成分系現像剤に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、多色原稿からカラー複写画像を得
ることの要請が高まっており、それに伴って、複写機メ
ーカーでは新たなカラー複写機、カラー現像剤、カラー
複写方法などの研究が盛んに行なわれている。一般に行
なわれているカラー複写方法は、シアン用、マゼンタ
用、イエロー用、ブラック用のそれぞれの感光体ドラム
を並べ、これらに原稿の色分解によって得られた各潜像
を形成させ、それぞれの潜像をシアントナー、マゼンタ
トナー、イエロートナー、ブラックトナーで顕像化し、
続いて、各トナーを一枚の普通紙のような転写部材に転
写させた後定着する、感光体ドラムは一つとし、この
上に色分解によって形成された潜像をいずれかの色のト
ナーで顕像化し、これを転写部材に転写し、除電及びク
リーニングを施した後、続いて、同様な操作を繰り返し
て同一の転写部材上にシアン、マゼンタ、イエロー、ブ
ラックの各トナーを付着させた後定着する、等の手段で
ある。
【0003】しかしながら、現在これらの方法で得
られるカラー複写画像は、いまだ本発明者らが納得でき
るものではないのが実情である。
【0004】前記の他、磁性体上に磁化された画
像部と磁化されてない背景部とからなる磁気潜像上に磁
性を有する磁性粒子と、その磁性粒子に静電気的に引き
つけられた画像粒子とを用いて現像した後、画像粒子の
みを被転写物に転写し可視像を得る磁気記録方法(特開
平2−887号公報)、各色トナーの大きさ、特性等
をそれぞれ極めて細かく規定し、そのフルカラートナー
キットを用いて画像形成を行なう方法(特開昭63−3
01960号公報)、二種類以上の金属を含有したフ
ェライトをキャリアとして用いるフルカラー二成分系現
像剤(特開平2−207275号公報)なども提案され
ている。だが、前記の方法では色ズレの生じる心配が
あり、前記の方法では所望のトナーを得ることが実質
上困難であり、また、前記の方法では粒度分布に極め
て厳格さが要求されるため、現像剤の調製が難しいとい
った未解決の問題が残されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発の目的は前記のご
とき不都合が生じることなく、良好なカラー複写物が得
られる二成分系現像剤を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、像担持体上に
第1の静電潜像を形成しこれを現像剤Aで現像した後、
転写部材にトナー転写し、次に像担持体上に第2の静電
潜像を形成しこれを現像剤Bで現像した後、該転写部材
に重ねてトナー転写し、次に像担持体上に第3の静電潜
像を形成しこれを現像剤Cで現像した後、該転写部材に
重ねてトナー転写し、更に、像担持体上に第4の静電潜
像を形成しこれを現像剤Dで現像した後、該転写部材に
重ねてトナー転写し、続いて、この転写部材の各トナー
を定着してフルカラー画像を得るための二成分系現像剤
において、前記の現像剤A,B,C及びDのトナー粒子
は互いに異なるイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック
のいずれかであり、また、ブラック現像剤のキャリア粒
子の固有抵抗は10Ωcm以上でかつ他色(イエロー、
マゼンタ、シアン)の現像剤のキャリア粒子の固有抵抗
より高いものであることを特徴としている。なお、この
本発明のカラー現像剤は前記及びのいずれかの方法
にも適応しうるものである。
【0007】以下に本発明をさらに詳細に説明する。本
発明において、ブラック現像剤のトナー(以降「ブラッ
クトナー」と称することがある)はカーボンブラックを
結着樹脂中に分散させたものであり、有色(他色)トナ
ーは染顔料を結着樹脂中に融解又は分散させたものであ
る。また、ブラック現像剤のキャリアの固有抵抗は有色
現像剤(シアン現像剤、マゼンタ現像剤、イエロー現像
剤)のキャリアの固有抵抗より10〜105Ωcm高く
なっているのが望ましい。更にまた、本発明で用いられ
るキャリア粒子はその表面がシリコーン樹脂で被覆され
ているのが望ましい。
【0008】ところで、二成分系現像剤のキャリアの抵
抗は画像品質上、その抵抗値が高いとエッジ効果により
細線再現性がよくなり黒色コピーの場合は良好となる。
カラー画像ではキャリアの抵抗が高いとエッジ効果が強
調されすぎて特に絵画の再現性はよくない。一般に、例
えばデジタル信号を用いたカラー複写機で、イエロー現
像剤、マゼンタ現像剤、シアン現像剤、ブラック現像剤
を用いたものでは画像の絵画と文字とを分離をして潜像
形成後現像をしてカラーコピーを得ている。このような
複写機において黒文字の再現を他色よりエッジ効果がで
るように現像剤を設定しておくと、黒文字はシャープな
引きしまったものとなり、絵画/文字を含んだカラーコ
ピーの画像品質は優れたものとなる。その手段としてブ
ラック現像剤中のキャリア抵抗を他色の現像剤中のキャ
リアより10Ωcm以上高くしておくことで達成され
る。本発明はこうした知見に基づいてなされたものであ
る。
【0009】本発明の現像剤においてトナー粒子を小さ
くすると、デジタル信号では静電潜像は一定電位のドッ
トにより形成され、シャドウ部、ハーフトーン部、ハイ
ライト部はドット密度を変えて表現されたものに現像が
行なわれる為に解像度及び階調性は良好となる。この粒
径はあまり小さいとトナー粉砕分級工程に時間が要しコ
ストアップとなり、従って3μm以上が良く、逆に、9
μm以上になると解像度が劣ってしまう。一方、キャリ
ア粒子は30μm以下であるとキャリア付着や飛散が生
じ易く、60μm以上であると解像力が落ちてしまう。
また、キャリア粒子表面には被覆層を設けてスペントナ
ーの付着防止や導電性物質を被覆層に添加して被覆に伴
うキャリア抵抗を行なうことは効果的である。
【0010】続いて、トナーの材料及びキャリアの粒子
について説明する。 (1)トナー材料の結着樹脂としては、ポリスチレン、
クロロポリスチレン、ポリ−α−メチルスチレン、スチ
レン−クロロスチレン共重合体、スチレン−プロピレン
共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−
塩化ビニル共重合体、スチレン−酢酸ビニル共重合体、
スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−アクリル酸
エステル共重合体(スチレン−アクリル酸メチル共重合
体、スチレン−アクリル酸エチル共重合体、スチレン−
アクリル酸ブチル共重合体、スチレン−アクリル酸オク
チル共重合体、スチレン−アクリル酸フェニル共重合体
等)、スチレン−メタクリル酸エステル共重合体(スチ
レン−メタクリル酸メチル共重合体、スチレン−メタク
リル酸エチル共重合体、スチレン−メタクリル酸ブチル
共重合体、スチレン−メタクリル酸フェニル共重合体
等)、スチレン−α−クロルアクリル酸メチル共重合
体、スチレン−アクリロニトリル−アクリル酸エステル
共重合体等のスチレン系樹脂(スチレン又はスチレン置
換体を含む単重合体又は共重合体)、塩化ビニル樹脂、
ロジン変性マレイン酸樹脂、フェニール樹脂、エポキシ
樹脂、ポリエステル樹脂、低分子量ポリエチレン、低分
子量ポリプロピレン、アイオノマー樹脂、ポリウレタン
樹脂、ケトン樹脂、エチレン−エチルアクリレート共重
合体、キシレン樹脂、ポリビニルブチラールなどがあげ
られ、特に好ましく用いられるのはポリエステル系又は
スチレン系樹脂である。
【0011】(2)トナー材料の着色材としては、 ブラック用着色材の例: カーボンブラック スピリットブラック アニリンブラック(C.I.Pigment Brack 1) イエロー用着色材の例: C.I.Pigment Yellow 1 Symuler Fast Yellow GH(大日
本インキ化学工業社製) C.I.Pigment Yellow 3 Symuler Fast Yellow 10GH(大
日本インキ化学工業社製) C.I.Pigment Yellow 12 Symuler Fast Yellow GF(大日
本インキ化学工業社製) イエロー 152 (有本化学社製) ピグメントイエロー GRT (山陽色素社製) スミカプリントイエロー ST-0(住友化学社製) ベンジジンイエロー 1316 (野間化学社製) セイカファストイエロー 2300(大日精化社製) リオノールイエロー GRT (東洋インキ社製) C.I.Pigment Yellow 13 Symuler Fast Yellow GRF(大日
本インキ化学工業社製) C.I.Pigment Yellow 14 Symuler Fast Yellow 5GR(大日
本インキ化学工業社製) C.I.Pigment Yellow 17 Symuler Fast Yellow 8GR(大日
本インキ化学工業社製) マゼンタ用着色材の例: C.I.Pigment Red 81 Symulex Rhodamine Y Tanex F(大
日本インキ化学工業社製) C.I.Pigment Red 122 C.I.Pigment Red 57 Symuler Brill Carmine 6B (大日本インキ化学工業社製) C.I.Pigment Red 22 Symuler Fast Brill Scarlet BG
(大日本インキ化学工業社製) C.I.Pigment Red 21 Sanyo Fast Red GR
(山陽色素社製) C.I.Pigment Red 18 Sanyo Toluidine Maroon Medium
(山陽色素社製) C.I.Pigment Red 114 Symuler Fast Carmine BS(大日本
インキ化学工業社製) C.I.Pigment Red 112 Symuler Fast Red FGR(大日本イ
ンキ化学工業社製) C.I.Pigment Red 5 Symuler Fast Carmine FB(大日本
インキ化学工業社製) シアン用着色材の例: C.I.Pigment Blue 15 Fastogen Blue (大日本インキ
化学工業社製) Chramofine SR (大日精化社製) C.I.Pigment Blue 16 Sumitone Cyanine Blue LG
(住友化学社製) C.I.Pigment Green 7 Phthalocyanine Green (東
洋インキ社製) 36 Cyanine Green 2YL (東洋インキ社製) C.I.Pigment Blue 15:3 Cyanine Blue GGK (日本ピ
グメント社製) などがあげられる。トナー中における着色材の量は、結
着樹脂100重量部に対して0.1〜15重量部より好
ましくは0.1〜9重量部が適当である。
【0012】(3)トナー中には電荷制御剤が一般に含
有されており、具体的にはニグロシン染料、含クロム錯
体、第4級アンモニウム塩等が用いられ、これらはトナ
ー粒子の極性により使いわけられる。カラートナーの場
合は、トナーの色調に影響を与えない無色又は淡色のも
のが好ましく、例えばサリチル酸金属塩又はサリチル酸
誘導体の金属塩(ボントロンE84、オリエント化学社
製)などが例示できる。電荷制御剤量は結着樹脂100
重量部に対して0.1〜10重量部より好ましくは0.
2〜7重量部が適当である。
【0013】(4)また、得られたトナー粒子には、流
動性付与剤を添加(内添、外添のいずれでもよいが外添
の方が望ましい)してもよい。流動性付与剤としては、
シリカ、アルミナ、マグネシア、ジルコニア、フェライ
ト、マグネタイト等の金属酸化物の微粒子及びそれら微
粒子をシランカップリング剤、チタネートカップリング
剤、ジルコアルミネート、四級化アンモニウム塩、脂肪
酸、脂肪酸金属塩、フッ素系活性剤、溶剤、ポリマー等
の処理剤によって表面処理または被覆したもの、ステア
リン酸、スタアリン酸亜鉛等の脂肪酸またはその金属塩
の微粒子、及びそれら微粒子を前記処理剤により表面処
理したもの、ポリスチレン、ポリメタクリル酸メチル、
ポリフッ化ビニリデン等のポリマー微粒子、及びそれら
微粒子を前記処理剤で表面処理または被覆したものが用
いられる。これら流動性付与剤の平均粒径は0.01〜
3μmの範囲のものが使用される。これら流動性付与剤
の添加量は、トナー粒子100重量部に対して0.1〜
7.0重量部、特に0.2〜5.0重量部の範囲が好ま
しい。トナー粒子と流動性付与剤との混合方法は、粉体
を流動状態で気流又は機械力などにより高速運動させ、
実質的に粉砕を起こさないように行なう。混合機として
は、高速流動型の混合機、例えばヘンシェルミキサー、
UMミキサー等である。
【0014】本発明に係るトナーを製造する方法として
は、種々の公知の方法、またはそれらを組み合わせた方
法により製造することができる。例えば、混練粉砕法で
は、結着樹脂とカーボンブラックなどの着色材および必
要とされる添加剤を乾式混練し、エクストルーダー又は
二本ロール、三本ロール等にて加熱溶融混練し、冷却固
化後、ジェットミルなどの粉砕機にて粉砕し、気流分級
機により分級してトナーが得られる。また、懸濁重合法
や非水分散重合法により、モノマーと着色剤、添加剤か
ら直接トナーを製造することも可能である。
【0015】一方、キャリアはキャリア芯材に離型性樹
脂が被覆されているのが一般的である。キャリア芯材の
例としては、鉄粉、酸化処理鉄粉、フェライト、ニッケ
ル等の磁性体が使用できる。芯物質の粒径は20〜70
μm、好ましくは30〜60μm程度が適当である。
【0016】キャリアコーティング用の離型性樹脂とし
ては、ポリオレフィン系樹脂、例えば、ポリエチレン、
ポリプロピレン、塩素化ポリエチレン、及びクロロスル
ホン化ポリエチレン;ポリビニル及びポリビニリデン系
樹脂、例えばポリスチレン、アクリル樹脂(例えばポリ
メチルメタクリレート)、ポリアクリロニトリル、ポリ
ビニルアセテート、ポリビニルアルコール、ポリビニル
ブチラール、ポリ塩化ビニル、ポリビニルカルバゾー
ル、ポリビニルエーテル及びポリビニルケトン;塩化ビ
ニル−酢酸ビニル共重合体;スチレン−アクリル酸共重
合体;オルガノシロキサン結合からなるストレートシリ
コン樹脂のようなシリコン樹脂又はその変性品(例えば
アルキド樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリ
ウレタン樹脂等による変性品);弗素樹脂、例えばポリ
テトラフルオロエチレン、ポリ弗化ビニル、ポリ弗化ビ
ニリデン、ポリクロロトリフルオロエチレン;ポリアミ
ド;ポリエステル、例えばポリエチレンテレフタレー
ト;ポリウレタン;ポリカーホネート;アミノ樹脂、例
えば尿素−ホルムアルデヒド樹脂;エポキシ樹脂等が挙
げられる。中でもスペントトナーのキャリアへの付着防
止の点で好ましいのは、アクリル樹脂、シリコン樹脂又
はその変性品、弗素樹脂、特にシリコン樹脂又はその変
性品である。なお、シリコン樹脂(但しストレートシリ
コーン樹脂)の市販品としては信越化学社製のKR27
1、KR255、KR251、トーレシリコーン社製の
SR2400、SR2406等があり、また変性シリコ
ーン樹脂としては信越化学社製のKR206(アルキッ
ド樹脂変性品)、KR3083(アクリル樹脂変性
品)、ES1001N(エポキシ樹脂変性品)、トーレ
シリコーン社製のSR2115(エポキシ樹脂変性
品)、SR2110(アルキッド樹脂変性品)等があ
る。離型性樹脂の使用量はキャリア芯材100重量部当
り0.1〜50重量部、好ましくは0.5〜30重量部
が適当である。
【0017】キャリア被覆層には、導電性物質を添加し
ておくこともできる。 (イ)白色系導電材の例: ECT−52 (TiO2系) チタン工業社製 KV400 (TiO2系) チタン工業社製 ECR−72 (TiO2系) チタン工業社製 ECTR−82 (TiO2系) チタン工業社製 500W (TiO2系) 石原産業社製 300W (TiO2系) 石原産業社製 S−1 (TiO2系) 石原産業社製 W−1 (SnO2系) 三菱金属社製 23K (ZnO) 白水化学社製 導電性亜鉛華No.1 (ZnO) 本荘ケミカル社製 導電性亜鉛華No.2 (ZnO) 本荘ケミカル社製 W−10 (TiO2系) 三菱金属社製 テントールWK−100 (導電性繊維) 大塚化学社製 テントールWK−200 (導電性繊維) 大塚化学社製 テントールWK−300 (導電性繊維) 大塚化学社製 MEC300 (SnO2系) 帝国化工社製 MEC500 (SnO2系) 帝国化工社製 (ロ)カーボンの例: Black Pearls 2000, VULCANXC-72 (キャボット社製) ケッチェンblack EC.DJ500, ケッチェンblackEC.DJ600
( ライオンアクゾ社製) デンカblack粒状、デンカblack粉状 (電気化学工
業社製) CONDUCTEX975, CONDUCTEX SC (コロンビア
カーボン社製) などがあげられる。
【0018】導電性物質の量は例えばシリコン樹脂10
0重量部に対して0.05〜70重量部より好ましくは
0.1〜50重量部であり、また必要に応じて被覆層の
接着力向上の為に、更には導電性物質の分散性向上の為
に、シランカップリング剤を前記被覆層に添加してもよ
い。被覆層の形成は従来の同様、キャリア粒子表面に噴
霧法、浸漬法等の手段で塗布することができる。
【0019】ここで固有抵抗の測定法は次の通りであ
る。即ち、面積10cm2(長さ4cm、巾2.5c
m)の電極板2枚を2mmの間隔で対向させて形成され
るセル内にサンプルを溢れる程度に流入せしめた後、こ
の状態で高さ15mmの位置から平板上に落下させるタ
ッピング操作を30回繰り返してサンプルをセル内に密
に充填する。次にセル上の余分なサンプルを除去してか
ら20℃、60%RHの環境下で電極板に直流電界を印
加して固有抵抗を求める。
【0020】
【実施例】次に実施例をあげて本発明をさらに具体的に
説明する。
【0021】実施例1 ポリエステル樹脂100重量部に対して表1に示した着
色材及び荷電制御剤を用いてフルカラートナーを得る。
【表1】 トナーの製造方法は2本ロール上で加熱下で混練し冷却
後、粉砕分級して平均粒径約9.0μmの母体トナーを
作成し、各母体トナー100重量部に対し微細シリカ
(日本アエロジル社製、R972)を1.0重量部の割
合で外部添加してトナーを調製した。
【0022】キャリア粒子の製造としては、イエロー、
マゼンタ、シアン現像用として下記のように作成した。
まず、キャリア被覆材として下記処方によりコーティン
グ液を調製した。 シリコーン樹脂液(東レシリコーン社製、SR2406、固形分20%) 300重量部 トルエン 1500重量部 回転円板型流動層粒子コーティング装置に平均粒径約5
0μmのフェライトキャリア55000重量部を入れ、
流動させながら上記処方のコーティング液を80℃の加
熱下に散布し、塗布を行なった塗布物をコーティング装
置より取り出し恒温槽に入れ、200℃で2時間加熱し
シリコーン膜の硬化を行なわせた。次に、ブラック現像
用キャリアとしては前記(イエロー/マゼンタ/シア
ン)キャリアコート処方中のシリコン樹脂液のみを30
0重量部から600重量部に増量して作製した(キャリ
アの固有抵抗を高くした)。このキャリアの固有抵抗は
表2のようになった。
【表2】
【0023】上記トナー5重量部と上記のそれぞれのキ
ャリアとの総量が100重量部となるよう混合して二成
分系現像剤を作成した。この現像剤をデジタルフルカラ
ー複写機ARTAGE8000リアテ(リコー社製)に
入れて画像出しを行なったところ、黒文字はシャープな
ものとなりエッジ効果は目立たない。また50,000
枚通紙テストをしても画像に変更は見られなかった。
【0024】実施例2 トナーの調製は実施例1同様にした。キャリア粒子とし
てはイエロー、マゼンタ、シアン現像剤用として下記の
ように作成した。まず、キャリア被覆材として下記処方
によりコーティング液を調製した。 シリコーン樹脂液(東レシリコーン SR2406、固形分20%) 300重量部 トルエン 1500重量部 回転円板型流動層粒子コーティング装置に平均粒径約5
0μmのフェライトキャリア5kg入れ、流動させなが
ら上記処方のコーティング液を80℃の加熱下に散布
し、塗布を行なった塗布物をコーティング装置より取り
出し恒温槽に入れ200℃で2時間加熱しシリコーン膜
の硬化を行なった。次にブラック現像剤用キャリアとし
ては前記(イエロー/マゼンタ/シアン)キャリアコー
ト処方中のシリコン樹脂液のみを300重量部から40
0重量部に増量して作成した(キャリアの固有抵抗を高
くした)。このキャリアの固有抵抗は表3のようになっ
た。
【表3】 上記各トナー5重量部と上記のそれぞれのキャリアとの
総量が100重量部となるよう混合して二成分現像剤を
作成した。この現像剤をデジタルフルカラー複写機AR
TAGE8000リアラ(リコー社製)に入れて画像出
しを行なったところ、黒文字はシャープなものとなり、
エッジ効果は目立たない。また50,000枚通紙テス
トをしても画像に変化は見られなかった。
【0025】実施例3 実施例1又は2のキャリア(イエロー、マゼンタ、シア
ン用キャリア)の被覆層を下記のものに代えた。まず、
キャリア被覆材として下記処方によりコーティング液を
調製した。 シリコーン樹脂液(東レシリコーン SR2406、固形分20%) 300重量部 導電性物質 ケッチェン・ブラックECDJ600(ライオンアクゾ社製) 3.0重量部 トルエン 1500重量部 回転円板型流動層粒子コーティング装置に平均粒約50
μmのフェライトキャリアを5000重量部入れ、流動
させながら上記処方のコーティング液を80℃の加熱下
に散布し、塗布を行なった塗布物をコーティング装置よ
り取り出し恒温槽に入れ、200℃で2時間加熱しシリ
コーン膜の硬化を行なった。一方、ブラック用キャリア
としては上記のキャリアコート処方中のシリコン樹脂液
を300重量部から500重量部に増量し、また、導電
性物質を3.0重量部から4.5重量部に増量して調製
した。これらのキャリア抵抗は表4のようになった。
【表4】 この各キャリアと実施例1又は2のトナーとを用いて実
施例1又は2と同じようなテストを行なったところ、実
施例1又は2とほぼ同じような結果が得られた。
【0026】実施例4,5,6及び7 実施例1又は2のトナーの粒径を表5に示したようにか
え、キャリアは実施例2のものを用いた。続いて、実施
例1及び2と同じテストを行なったところ、表5のよう
な結果が得られた。
【表5】
【0027】比較例1 トナーには実施例1又は2と同じものを用い、ブラック
用キャリアは実施例2のイエロー、マゼンタ、シアン用
のものを用いて実施例1又は2と同じテストをしたとこ
ろ、黒の文字部のシャープ性は前記実施例1又は2と異
なり劣っていた。
【0028】比較例2 比較例2のブラックキャリアコート処方中のシリコーン
樹脂液を400重量部から700重量部に増量してキャ
リアコートを実施してブラック用キャリアとした。この
キャリアを実施例1のブラックトナーと、実施例2のイ
エロー、マゼンタ、シアントナーに対しそのキャリアで
現像剤を作成した。この現像剤を実施例1又は2と同じ
ようにテストしたところ、黒の文字部のエッジ効果が大
きく、また、絵の部分のエッジ効果が大きくなってしま
った。ブラックキャリアの固有抵抗は2500V/cm
で8.5×106cmである。
【0029】実施例8,9,10及び11 トナーは実施例1と同じもので、キャリアは実施例2の
コート処方の芯材を変えて実施例1と同じようにコート
して前記実施例1と同じようにテストした。ただし、キ
ャリア粒径を表6のように変化させた。
【表6】
【0030】実施例12 実施例2のキャリアコート処方をシリコーン樹脂からM
MA(メチルメタアクリレート)樹脂に代えた以外は同
様にテストを行なったところ、1000枚の通紙でスペ
ントトナーがキャリアに付着してエッジ効果が大きな画
像となると共にトナー飛散が顕著になった。
【0031】
【発明の効果】請求項1及び2の発明によれば、フルカ
ラー現像剤中のブラック現像剤のキャリア抵抗を他色
(有色)のものより高くしたことで、文字部に幾分エッ
ジ効果が生じてシャープな文字再現性が得られる。請求
項3の発明によれば、被覆層のキャリア抵抗を容易に調
整できる。
フロントページの続き (72)発明者 泉 道雄 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 望月 賢 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 望月 千春 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 鈴木 智美 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 坂倉 めぐみ 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上に第1の静電潜像を形成しこ
    れを現像剤Aで現像した後、転写部材にトナー転写し、
    次に像担持体上に第2の静電潜像を形成しこれを現像剤
    Bで現像した後、該転写部材に重ねてトナー転写し、次
    に像担持体上に第3の静電潜像を形成しこれを現像剤C
    で現像した後、該転写部材に重ねてトナー転写し、更
    に、像担持体上に第4の静電潜像を形成しこれを現像剤
    Dで現像した後、該転写部材に重ねてトナー転写し、続
    いて、この転写部材上の該トナーを定着してフルカラー
    画像を得るための現像剤において、前記の現像剤A、
    B、C及びDのトナー粒子は互いに異なるイエロー、マ
    ゼンタ、シアン、ブラックのいずれかであり、また、ブ
    ラック現像剤のキャリア粒子の固有抵抗は10Ωcm以
    上でかつ他色現像剤のキャリア粒子の固有抵抗より高い
    ものであることを特徴とするフルカラー二成分系現像
    剤。
  2. 【請求項2】 前記のブラック現像剤のキャリアの固有
    抵抗は他色現像剤のキャリアの固有抵抗より10〜10
    5Ωcm高くなっている請求項1記載のフルカラー二成
    分系現像剤。
  3. 【請求項3】 前記キャリア粒子はその表面がシリコー
    ン樹脂で被覆されている請求項1又は2記載のフルカラ
    ー二成分系現像剤。
JP5182034A 1993-06-28 1993-06-28 フルカラー二成分系現像剤 Pending JPH0784411A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007219321A (ja) * 2006-02-17 2007-08-30 Ricoh Co Ltd 画像形成方法、2成分現像剤およびプロセスカ−トリッジ
JP2016184164A (ja) * 2015-03-25 2016-10-20 コニカミノルタ株式会社 画像形成方法、静電荷像現像剤セット、および画像形成装置

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JP2016184164A (ja) * 2015-03-25 2016-10-20 コニカミノルタ株式会社 画像形成方法、静電荷像現像剤セット、および画像形成装置

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