JPH0783900B2 - 帯状板材の連続プレス加工装置 - Google Patents

帯状板材の連続プレス加工装置

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JPH0783900B2
JPH0783900B2 JP4313598A JP31359892A JPH0783900B2 JP H0783900 B2 JPH0783900 B2 JP H0783900B2 JP 4313598 A JP4313598 A JP 4313598A JP 31359892 A JP31359892 A JP 31359892A JP H0783900 B2 JPH0783900 B2 JP H0783900B2
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JP
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press working
press
plate material
strip
shaped plate
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JP4313598A
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Inventor
稔 吉沢
和彦 椿
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株式会社南雲製作所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、U字状などの変形断面
形状が連続した連続凹凸形状に帯状板材を連続プレス加
工する帯状板材の連続プレス加工装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば本出願人による特開昭63−17
4824号に示すようなリング部材の加工方法を例に説
明する。
【0003】打抜孔や切欠部などを連続的に決められた
パターンで打ち抜いた帯状鉄板材を移送装置により断続
的にプレス加工装置に移送する。
【0004】プレス加工装置は、加工位置に配設されて
おり、昇降するプレス上型と受下型とから成るプレス加
工部を有し、このプレス加工部のプレス上型が下降して
帯状鉄板材の加工位置をU字断面形状に変形プレスす
る。
【0005】このプレス加工後、プレス上型が上昇退避
すると再び所定量だけ帯状鉄板材は移送装置により送ら
れて停止し、再びプレス加工部で同様に次の変形プレス
がなされる。
【0006】このように順次断続的な移送とプレス加工
がなされ、帯状鉄板材は前記U字断面形状が連続した連
続凹凸形状に連続プレス加工される。
【0007】その後、この加工済の帯状鉄板材は曲げ加
工装置によりリング形状に曲げ加工されることとなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来の帯
状板材の連続プレス加工装置は単に一の昇降するプレス
加工部によりプレス加工を連続的に行う構造である。
【0009】しかしながら、板材を変形プレス加工する
際には、この変形部へ周辺部を引き込む作用が生じ、一
回のプレス毎に僅かではあるが帯状板材が移送方向とは
逆に引き寄せられる誤差が生じる。
【0010】一般に一リングに対して36駒ものプレス
加工を施すため、この誤差が累積されてしまい精度が向
上しない問題があった。
【0011】本発明は、プレス加工におけるこの問題点
に積極的に取り組み、複数のプレス加工部により連続的
に加工ができ作業能率が向上するだけでなく、前記問題
点を解決することで精度も極めて向上する秀れた帯状板
材の連続プレス加工装置を提供することを目的としてい
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0013】帯状板材1を断続的に移送する移送装置2
と、この帯状板材1の加工位置をU字状などの変形断面
形状にプレス加工するプレス加工装置3とから成り、移
送装置2による断続的な移送とプレス加工装置3による
プレス加工とを繰り返して帯状板材1を変形断面形状が
連続した連続凹凸形状に連続プレス加工する帯状板材の
連続プレス加工装置において、変形断面形状にプレス加
工し得る複数のプレス加工部3A,3B,・・・を帯状
板材1の移送方向に沿って並設し、移送先端側の第一プ
レス加工部3Aが下降している際にこの第一プレス加工
部3Aの下降より少し遅れて移送基端側の第二プレス加
工部3Bを下降せしめて連続プレス加工する時間差加工
制御機構4を設けて前記プレス加工装置3を構成したこ
とを特徴とする帯状板材の連続プレス加工装置に係るも
のである。
【0014】
【作用】移送装置2により帯状板材1の加工位置はプレ
ス加工装置3に移送される。このプレス加工装置3の加
工が終了する毎に再び移送装置2により所定量だけ帯状
板材1は移送され、再びプレス加工装置3によりプレス
加工が行われる。
【0015】帯状板材1はこのように移送装置2による
断続的な移送とプレス加工装置3によるプレス加工が繰
り返されて連続凹凸形状に連続加工される。
【0016】このプレス加工においては、時間差加工制
御機構4に制御されて、先ず移送先端側の第一プレス加
工部3Aが下降して帯状板材1の所定加工位置がプレス
加工される。
【0017】この第一プレス加工部3Aが下降して帯状
板材1を押さえ付けている状態で、前記第一プレス加工
部3Aの下降よりやや遅れて第二プレス加工部3Bが下
降しプレス加工が施される。
【0018】従って、第一プレス加工部3Aにより帯状
板材1が押さえられた位置決め状態で第二プレス加工部
3Bにより帯状板材1へプレス加工が施されることとな
る。
【0019】
【実施例】本実施例は、図2に示すような打抜孔や切欠
部をプレス形成した帯状板材1をプレス加工し、図3に
示すようにU字断面形状(変形断面形状)が連続したリ
ング部材を形成する装置に本発明を適用したものであ
る。
【0020】図1は本装置の概略構成を示すもので、図
中符号5は前記図2に示す打抜孔や切欠部を予め決めら
れたパターンで打ち抜いた帯状板材1を巻き出し供給す
る供給リールで、3が本発明の主要部となる複数のプレ
ス加工部3A,3B,・・・を有するプレス加工装置、
6は加工を終え変形断面形状が連続した連続凹凸形状に
加工された帯状板材1を曲げ加工し、リング形状に加工
する曲げ加工装置である。
【0021】次に本実施例の要部であるプレス加工装置
3について、図4〜図6に基づいて説明する。
【0022】本実施例は、近接状態に四体のプレス加工
部3A,3B,3C,3Dを帯状板材1の移送方向に沿
って並設している。
【0023】各プレス加工部3は昇降する昇降体7の下
端にプレス上型となる凸部8を形成し、この凸部8が下
降した際嵌合する受下型となる凹部9とから構成され、
この両者間に帯状板材1を送り込み、昇降体7を下降さ
せて帯状板材1をU字断面形状に変形プレスし、結果と
してU字断面が連続した連続凹凸形状になるように構成
している。
【0024】また、時間差加工制御機構4は次のように
構成されている。
【0025】プレス加工部3A,3B,3C,3Dの上
部に回転軸10を架設し、この回転軸10に各プレス加工部
3A,3B,3C,3Dの昇降体7の上面を下方へ押圧
するカム盤11A,11B,11C,11Dを設けている。
【0026】このカム盤11A,11B,11C,11Dの形状
を設計して、回転軸10が回転することにより、先ず帯状
板材1の移送先端側である第一プレス加工部3Aが下降
し、この第一プレス加工部3Aが下降したままで、順次
少しづつ遅れて、第二プレス加工部3B,第三プレス加
工部3C,第四プレス加工部3Dが下降するように構成
している。
【0027】また、四体全部が下降を終えると下降した
ままとなっている各プレス加工部3A,3B,3C,3
Dの昇降体7を押圧していたカム盤11A,11B,11C,
11Dの押圧が解除され、戻しバネ12の戻し力により上昇
退避するように設計している。
【0028】従って、本実施例では次のように作動す
る。
【0029】帯状板材1の加工位置がプレス加工装置3
の移送先端側の第一プレス加工部3Aまで移送されて停
止する。
【0030】この際、時間差加工制御機構4が作動す
る。
【0031】即ち、回転軸10の回転により各カム盤11
A,11B,11C,11Dが回転し、先ずカム盤11Aにより
第一プレス加工部3Aの昇降体7が下方へ押圧されて戻
しバネ12に抗して下降し、帯状板材1の加工位置が凸部
8と凹部9との挾持嵌合によりプレス加工される。
【0032】このカム盤11Aの形状によりこの下降状態
が維持されたまま、次に第二プレス加工部3Bが同様に
次のカム盤11Bに押圧されてプレス加工される。
【0033】このプレス加工においては、先の第一プレ
ス加工部3Aにより帯状板材1は押さえ込まれて位置決
め状態にあるため、プレスによる引き込み現象が押さえ
られ、帯状板材1が引き戻される戻り誤差などが防止さ
れる。
【0034】続いて同様に次のカム盤11Cにより第三プ
レス加工部3Cが下降してプレス加工される。この際、
先の第一プレス加工部3Aはまだ下降した状態で帯状板
材1を押さえ込んでいるため、前記効果が発揮されるた
め第三プレス加工部3Cの下降に際しては、第二プレス
加工部3Bは下降した状態になくても良く、また、第二
プレス加工部3Bが下降した状態ならば第一プレス加工
部3Aは既に上昇退避していても良い。
【0035】同様に続いてカム盤11Dによりカム盤11C
が下降してプレス加工される。
【0036】本実施例では、このように一連に時間差を
置いて四体が下降して行き、四番目の第四プレス加工部
3Dが下降すると、これまで下降した状態を保持してい
た三体の各プレス加工部3A,3B,3Cと一緒に四体
が戻しバネ12により一斉に上昇退避するように構成して
いる。
【0037】従って、僅かに時間差があるもののこの一
連のプレス加工により一度に四ヶ所のプレス加工が施さ
れ、作業能率が数倍以上に向上すると共に、更に上述の
ように常に帯状板材1を押さえ込んだ位置決め状態で次
々とプレス加工されるため、引き戻し誤差が生じなく、
従来例のようにこの誤差がプレス加工毎に累積されて精
度が劣ることなく、精度の極めて高いプレス加工を施す
ことができる。
【0038】また、本実施例では、この四体の一連の加
工を終えると、第四プレス加工部3Dでプレス加工した
位置が第一プレス加工部3Aによりプレス加工される位
置まで帯状板材1を移送し、先のプレス加工を繰り返す
ように移送装置2並びにプレス加工装置3を制御してい
る。
【0039】従って、第一プレス加工部3Aは実際には
先の第四プレス加工部3Dによりプレス済の部分に下降
するため、プレス加工を行わなく、帯状板材1を押さえ
込む位置決め作用のみを果たす役割のものである。
【0040】従って、一回の一連加工動作で実際には四
体で三ヶ所のプレス加工を行うが、このように制御する
ことでいずれのプレス加工においても常に帯状板材1は
位置決められているため、プレスによる引き戻し誤差な
どが全く生じないものとなり、前記効果が一層良好に発
揮されることとなる。
【0041】図中符号13は駆動部と連結されるスプロケ
ット、14は移送を良好とするリフタープレート、15はプ
レス加工時には沈むリフタースプリング、16は帯状板材
1の横ズレ防止用ガイドプレートである。
【0042】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、時
間差加工制御機構により一のプレス加工部で帯状板材が
押さえ込まれ、この位置決め状態で次のプレス加工部に
よりプレス加工されるため、プレス加工時の材料の引き
戻し作用が阻止され、誤差が生じないプレス加工を施す
ことができ、そのため連続して繰り返されるこのプレス
加工による累積誤差が飛躍的に減少し、極めて加工精度
の高い帯状板材の連続プレス加工装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の概略構成図である。
【図2】本実施例の加工前の帯状板材の平面図である。
【図3】本実施例の加工後の帯状板材の斜視図である。
【図4】本実施例の要部であるプレス加工装置の側断面
図である。
【図5】本実施例の要部であるプレス加工装置の正断面
図である。
【図6】本実施例の要部であるプレス加工装置の並設さ
れたプレス加工部の拡大説明側面図である。
【符号の説明】
1 帯状板材 2 移送装置 3 プレス加工装置 3A 第一プレス加工部 3B 第二プレス加工部 4 時間差加工制御機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状板材を断続的に移送する移送装置
    と、この帯状板材の加工位置をU字状などの変形断面形
    状にプレス加工するプレス加工装置とから成り、移送装
    置による断続的な移送とプレス加工装置によるプレス加
    工とを繰り返して帯状板材を変形断面形状が連続した連
    続凹凸形状に連続プレス加工する帯状板材の連続プレス
    加工装置において、変形断面形状にプレス加工し得る複
    数のプレス加工部を帯状板材の移送方向に沿って並設
    し、移送先端側の第一プレス加工部が下降している際に
    この第一プレス加工部の下降より少し遅れて移送基端側
    の第二プレス加工部を下降せしめて連続プレス加工する
    時間差加工制御機構を設けて前記プレス加工装置を構成
    したことを特徴とする帯状板材の連続プレス加工装置。
JP4313598A 1992-11-24 1992-11-24 帯状板材の連続プレス加工装置 Expired - Lifetime JPH0783900B2 (ja)

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JPH06210360A JPH06210360A (ja) 1994-08-02
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