JPH078313B2 - ミシンの停止制御方法 - Google Patents

ミシンの停止制御方法

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JPH078313B2
JPH078313B2 JP20596090A JP20596090A JPH078313B2 JP H078313 B2 JPH078313 B2 JP H078313B2 JP 20596090 A JP20596090 A JP 20596090A JP 20596090 A JP20596090 A JP 20596090A JP H078313 B2 JPH078313 B2 JP H078313B2
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JP
Japan
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sewing machine
sewing
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learning
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JP20596090A
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勝弘 藤川
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、縫製作業の停止指令が出されてから縫製針
を所定位置に停止させるようにするために学習するミシ
ンの停止制御方法に関する。
[従来の技術] 第5図は従来のこの種のミシンの制御装置を示すブロッ
ク図である。図に於いて、(1A)は主制御装置、(2)
は駆動装置、(3)はベルト(3a)を介してミシン
(4)に連結され、このミシン(4)を駆動するモート
ル、(5)はミシン(4)の上軸(4a)に連結され、ミ
シン針(4b)の上位置、下位置及び上軸(4a)の回転速
度を検出するために設けられた検出器である。
従来のミシンの制御装置は上記のように構成されている
ので、今、主制御装置(1A)に運転指令(S1)が与えら
れると、この主制御装置(1A)は、検出器(5)からの
速度検出信号(PG)と、速度指令(SC)とを比較し、そ
の誤差分をクラッチ信号(CL)又はブレーキ信号(BK)
として出力し、駆動装置(2)を介してモートル(3)
内のクラッチ(図示せず)又はブレーキ(図示せず)を
制御することによって、ミシン(4)の回転数、即ち、
縫製速度を速度指令(SC)に対応する速度(N)に調整
するようになっている。
次に、運転指令(S1)がOFFされると、主制御装置(1
A)は予め設定された位置X(ミシン針の上位置又は下
位置)にミシン(4)を停止させるようになっており、
第6図は以上述べたミシンの動作説明図である。
尚、上述したようにミシン針(4b)を所定位置に正確に
停止させる為に、ミシンが所定速度(通常、ミシンの停
止準備速度という)以下になってからブレーキをかける
様にされており、第7図(A)は上記ミシンの停止準備
速度を検知する検知動作説明図で、ミシン針(4b)の下
位置の場合を示している。
今、検出器からの信号(DN)がOFFになってから、次のO
Nになるまでの時間t1を主制御装置(1A)が測定し、予
め設定された時間tよりもt1が長い場合或いは等しい場
合(t1≧t)は、停止準備速度以下になったものと判断
してブレーキをかけ、ミシン針(4b)を下位置に停止さ
せる。
又、予め設定された時間tのほうが測定された時間t1よ
りも長い場合(t1<t)は、再度検出器(5)からの信
号(DN)がOFFになってから、次のミシン針の下位置ま
での時間を測定して上述した(t1≧t)の条件になるま
で待つようになっている。
この様に、従来のミシンの制御装置によれば、第7図
(A)に示すように、信号(DN)がONしている間に運転
指令(S1)がOFFになったとき、信号(DN)がONになる
までの時間t1が上記t1≧tの条件になっていても、ミシ
ン針(4b)が下位置に停止しないことがあり、停止させ
たい位置で停止せずに、縫製作業に対して1回転した感
じを与えるばかりでなく、第7図(B)に示すように、
運転指令(S1)がOFFの時点からの時間t2測定が有効と
なり、t1≧tの状態であっても、t2<tの条件になると
ミシン針(4b)は下位置で停止することができなかっ
た。
[発明が解決しようとする課題] 上記のような従来のミシンの制御装置では、縫製作業を
終了させる際、停止させたい所定の位置より先に進んで
縫製してしまい、ミシン針を所定の位置に正確にすばや
く停止させることができないという問題があった。
この発明は、かかる課題を解決するためになされたもの
で、「学習モード」でそれぞれサンプリングする運転指
令OFF時のミシンの回転数(N)と、その減速時間
(T)とに基づいてブレーキ制御定数aを求めた後「運
転モード」に切換えられ、定められたブレーキ制御定数
aに基づいてミシン針を所定の位置に正確にすばやく停
止させることができるミシンの停止制御方法を得ること
を目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明に係るミシンの停止制御方法は、停止指令によ
り停止のための所定速度まで回転速度を減速させ、この
減速された回転速度とその減速時間とを計測してミシン
の制動状態における減速途中の減衰特性を算出して記憶
する学習運転行程と、その学習運転工程で記憶されたミ
シンの減衰特性を用いて減速時間を算出し、この減速時
間に基づいてミシン針を上又は下位置に停止させる縫製
運転工程と、その縫製運転を行う前に、予め上記学習運
転により上記ミシンの減衰特性を学習できるように上記
学習運転と上記縫製運転を切り替える切替工程とを備え
たものである。
[実施例] 第1図はこの発明の実施例のブロック図であり、
(2),(3),(4),(4a),(4b),(5)は従
来と同一のものである。図に於いて、(1)は駆動装置
(2を介してモートル(3)を駆動及び停止の指令を行
う主制御装置、(4c)はミシン(4)に設けられたモー
ド切替えスイッチで、学習モードと運転モードとに切替
えができる。(6)は制動演算装置で、学習モードによ
りモートルのブレーキ制御定数の最適値a0を求める演算
式 a0=(N0−N)/T0 N0…学習モードにおいて予め定められた停止準備速度、
N…減速前の一定速度、T0…実際の縫製作業(複数回)
で得られた停止準備速度における減速時間、 上記により求められたブレーキ制御定数の最適値a0を用
いて運転モードにより減速時間Tを求める演算式 T=(N1−N)/a0 N1…予め定められたモートルの停止準備速度により演算
が行われる。
この発明のミシンの停止制御方法は上記のように構成さ
れており、第2図は学習モードにおける学習時のタイミ
ングチャート、第3図は学習モードの動作を示すフロチ
ャート、第4図は運転モードの動作を示すフロチャート
であり、その動作を説明する。
先ず、本装置のモード切替えスイッチ(4c)を「学習モ
ード」に設定すると、モード切替えスイッチ(4c)から
のCH信号(切替え信号)により、主制御装置(1)は制
動演算装置(6)に学習モードによる演算式a0=(N0
N)/T0で演算を行うように指令する(ステップ1)。
次に、ミシン(4)で実際に縫製作業を複数回にわたり
行い、制動演算装置(6)の演算式でブレーキ制御定数
の最適値a0を求める。その際、第2図に示すように、運
転指令(S1)のOFF時のミシンの回転速度Nから予め設
定された傾きをもったモートルのブレーキ制御定数aで
減速させると共に、その減速時から予め定められた減速
速度を停止準備速度(N0)として、その停止準備速度に
おける減速時間を複数回サンプリングして求め(T0)、
その求められた減速時間T0と予め定められた停止準備速
度N0を上記演算式に代入し、実際のモートルのブレーキ
制御定数の最適値a0を算出する(ステップ2)。
そして、制動演算装置(6)で求められたブレーキ制御
定数の最適値a0を主制御装置(1)に一次転送する(ス
テップ3)。
主制御装置(1)はブレーキ制御定数の最適値a0を制動
演算装置(6)に格納された運転モードの演算式のaに
代入(書き替え)する(ブレーキ制御定数を自動的に設
定する)(ステップ4)。
次に、モード切替えスイッチ(4c)を「運転モード」に
設定すると、モード切替えスイッチ(4c)からのCH信号
が主制御装置(1)に出力される(ステップ5)。
主制御装置(1)はCH信号により制動演算装置(6)に
ブレーキ制御定数の最適値a0を設定した運転モードにお
ける演算式T=(N1−N)/a0の演算式を指定する(ス
テップ6)。
次に、制動演算装置(6)は予め任意に定められた停止
準備速度N1の入力により、運転モードにおける減速時間
Tを算出する(ステップ7)。
そして、運転指令(S1)のOFF時から時間が計測され、
予め定められた時間T1に対して減速時間TがT1≦Tとな
っているかどうか判断する(ステップ8)。
減速時間TがT1≦Tの条件を満たしている場合は、ミシ
ン針(4b)の下位置又は上位置の位置信号が検出器
(5)から出力されているかどうか判断する(ステップ
9)。
検出器(5)から位置信号が出力されている場合は、主
制御装置(1)は停止準備速度になったものとして、BK
信号を駆動装置(2)に出力してすばやくモートル
(3)を停止させると共に、ミシン針(4b)を所定の位
置(上又は下位置)に正確に停止させることができる
(ステップ10)。
この様に、学習モードで実際のモートルのブレーキ制御
定数の最適値a0を算出し減速時間Tを求めて停止させた
ことにより、より精度を高くしてミシン針を定位置にす
ばやく停止させることができる。
尚、上記実施例に於いては、モード切替えスイッチ(4
c)で「学習モード」と「運転モード」とを切替えた場
合を示したが、自動的に切替えるようにしてもよい。
更に、上記実施例における学習モードではN0を予め定め
られた停止準備速度としたが、T0を予め定められた減速
時間としてN0を実際の縫製作業(複数回)によりサンプ
リングして求めてもよい。
[発明の効果] 以上のようにこの発明によれば、予め学習運転工程で減
衰特性を算出し、この減速特性をもとにしてミシンを停
止させるようにしたので、一層精度がよく、すばやいミ
シンの停止制御が可能になり、ミシン針を上又は下位置
に正確にすばやく停止させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例のブロック図、第2図は学習
モードにおける学習時のタイミングチャート、第3図は
学習モードの動作を示すフロチャート、第4図は運転モ
ードの動作を示すフロチャート、第5図は従来のこの種
のミシンの制御装置を示すブロック図、第6図はミシン
の運転動作を示す説明図、第7図(A)及び第7図
(B)はミシンの制御装置の制動動作説明図である。 図において、(1)は主制御装置、(2)は駆動装置、
(3)はモートル、(4)はミシン、(4a)は上軸、
(4b)はミシン針、(4c)はモード切換えスイッチ、
(5)は検出器、(6)は制動演算装置である。 なお、図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】停止指令により停止のための所定速度まで
    回転速度を減速させ、この減速された回転速度とその減
    速時間とを計測してミシンの制動状態における減速途中
    の減衰特性を算出して記憶する学習運転行程と、 該学習運転工程で記憶されたミシンの減衰特性を用いて
    減速時間を算出し、この減速時間に基づいてミシン針を
    上又は下位置に停止させる縫製運転工程と、 該縫製運転を行う前に、予め前記学習運転により前記ミ
    シンの減衰特性を学習できるように前記学習運転と前記
    縫製運転を切り替える切替工程とを備えたことを特徴と
    するミシンの停止制御方法。
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