JPH0782624B2 - 磁気記録再生装置のトラッキング制御装置 - Google Patents

磁気記録再生装置のトラッキング制御装置

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JPH0782624B2
JPH0782624B2 JP4018990A JP4018990A JPH0782624B2 JP H0782624 B2 JPH0782624 B2 JP H0782624B2 JP 4018990 A JP4018990 A JP 4018990A JP 4018990 A JP4018990 A JP 4018990A JP H0782624 B2 JPH0782624 B2 JP H0782624B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気ヘッドを磁気テープの幅方向に順次移動
させながら磁気テープの走行方向と平行な複数のトラッ
クに沿って情報の記録・再生を行う磁気記録再生装置に
おけるトラッキング制御装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、オーディオ装置として使用される磁気記録再生装
置では、回転ヘッドを備えたものを除くと、通常、トラ
ック数とヘッド数とが等しい構成となっている。上記の
トラック数とは、テープ走行方向に平行に形成されたデ
ータトラックの総数を指し、ヘッド数とは、記録ヘッ
ド、再生ヘッドあるいは録再ヘッド等の磁気ヘッドを一
体的に有するコンビネーションヘッドに含まれる磁気ヘ
ッドの数を指し、以下、同様である。上記のような磁気
記録再生装置では、磁気テープと磁気ヘッドとの相対位
置を規制するテープ・ヘッド相対位置規制手段を備えて
おり、その構成としては、磁気テープの幅方向両端をガ
イドする一対のフランジが形成されたガイドポスト等を
テープ走行経路に設けたものが最も一般的である。
ところが、上記のテープ・ヘッド相対位置規制手段は、
磁気テープの上下端をフランジに接触させることにより
磁気テープの上下運動を防止するものであるため、上下
の両フランジ間距離よりも広い幅の磁気テープが走行す
る場合には、磁気テープの上下端に機械的なストレスが
加わり、上下端を損傷させる虞がある。従って、上記の
規制手段では、磁気テープ端部の損傷を回避しなければ
ならない関係から、数十μm程度の規制幅が限界であ
る。従って、許容オフトラック量が十数〜数十μm程度
の高密度磁気記録再生装置では、上記のフランジ類によ
り磁気テープの変動を規制するだけでは不充分である。
又、近年、薄膜磁気ヘッドの発達に伴い、ヘッド数の多
いコンビネーションヘッドが開発され、マルチトラック
磁気記録再生装置は異なる高密度化が可能となってい
る。このような装置では、トラック幅の狭い記録を行う
ことができるが、それに伴って許容オフトラック量も小
さくなっている。従って、テープ・ヘッド相対位置規制
手段としては、前述のフランジによる規制構造に加え
て、磁気ヘッドと磁気テープ又はトラックとの相対位置
検出手段と、テープ幅方向に磁気ヘッドを移動させるヘ
ッド駆動手段とにより、磁気テープのウェービングに対
して磁気ヘッドを追随制御していく構成が採用されてい
る。
このような装置の一例としては、ヘッド数とトラック数
とが等しい固定ヘッドディジタルオーディオテープレコ
ーダがある。同装置では、例えば信学技報EA83−56、信
学技報EA81−64及びシャープ技報1984−28に開示されて
いるように、磁気テープ上に記録されたサーボ専用トラ
ックをテープ幅方向に並設された2個の再生ヘッドにて
トレースし、その再生出力を比較して追随制御すること
により、磁気ヘッドと磁気テープとの相対位置を規制す
る構成となっている。
その他のテープ・ヘッド相対位置規制手段の例として
は、ヘッド数とトラック数とが等しい磁気記録再生装置
において、磁気テープの幅方向一端部にトラッキング用
の信号を記録し、これをサーボ用再生ヘッドで再生して
信号レベルを基準レベルと比較するか、もしくは磁気テ
ープの幅方向両端部にトラッキング用の情報を記録し、
これらを1対のサーボ用再生ヘッドで再生して信号レベ
ルを比較することによりトラッキングを行うようにした
構成が提案されている(特公昭63−64811号公報参
照)。
ところで、上記の固定ヘッドディジタルオーディオテー
プレコーダ等のマルチトラック磁気記録再生装置では、
トラックピッチが数百μm程度であったため、薄膜ヘッ
ドを採用することより、磁気テープの複数トラックに対
応する記録及び再生ヘッドが一体となったコンビネーシ
ョンヘッドを構成することが可能であった。
しかしながら、更に高記録密度化する場合、磁気ヘッド
のギャップ幅を狭くすることによりトラック幅を狭くす
ることは可能であるが、薄膜ヘッドの集積には限界があ
るため、ある程度以上にはトラックピッチを小さくする
ことができない。又、ヘッド数を増加させることは回路
規模の大型化につながり、コストアップを招来する。従
って、トラックピッチが数十μm、トラック数が数十〜
数百の高密度磁気記録再生装置は、ヘッド数とトラック
数とが等しい構成では達成するのが困難である。
そこで、近年、情報処理システムのバックアップ用記憶
装置であって、一般にカセットストリーマと呼ばれてい
る多トラックの磁気記録再生装置等では、記録トラック
数よりヘッド数が少ない構成のサーペンタイン方式と呼
ばれる記録方式が取られている。
このサーペンタイン方式につき第3図に基づいて説明す
ると、走行方向がX、幅方向がYで示される磁気テープ
21が例えばY方向に等ピッチaで形成された16個のトラ
ックT1〜T16からなるトラック群22を有しているものと
する。この場合、上記のトラック群22に対して、例えば
4個の記録ヘッドW1〜W4及び4個の再生ヘッドR1〜R4
備えたコンビネーションヘッド23が配されている。
記録ヘッドW1〜W4はそれぞれ等ピッチb(b=4a)でY
方向に並設され、各再生ヘッドR1〜R4は対応する記録ヘ
ッドW1〜W4と対をなしてX方向あるいは−X方向に並設
されている。これら対をなす記録ヘッドW1〜W4と再生ヘ
ッドR1〜R4同士はY方向の配設位置毎に入れ代わった状
態で、交互に配されている。
記録あるいは再生動作の際、上記のコンビネーションヘ
ッド23は、先ず第3図に示す位置に駆動される。即ち、
記録ヘッドW1及び再生ヘッドR1の中心がトラックT1の中
心と一致し、同様に、記録ヘッドW2及び再生ヘッドR2
中心とトラックT5の中心、記録ヘッドW3及び再生ヘッド
R3の中心とトラックT9の中心、並びに記録ヘッドW4及び
再生ヘッドR4とトラックT13の中心がそれぞれ一致する
位置である。
次に、この相対位置を保持しながら、記録の場合には、
磁気テープ21をX方向に走行させ、記録ヘッドW1及びW3
にてトラックT1及びT9に同時に記録する。
磁気テープ21の長手方向一端部までの記録を終えると、
今度は−X方向に磁気テープ21を走行させ、記録ヘッド
W2及びW4によってトラックT5及びT13に同時に記録す
る。そして、磁気テープ21の長手方向他端部までの記録
終了後、コンビネーションヘッド23を−Y方向へトラッ
クピッチa分だけ移動させ、記録ヘッドW1及び再生ヘッ
ドR1の中心がトラックT2の中心と一致するように配す
る。その後、この相対位置を保持しつつ、上記と同様に
磁気テープ21をX及び−X方向に一往復させながらトラ
ックT2・T6・T10・T14に記録を行い、以下、同様にし
て、磁気テープ21が一往復する毎にコンビネーションヘ
ッド23を−Y方向にaだけ移動させながら、合計4往復
で全てのトラックT1〜T16に情報の記録を行う。
上記したサーペンタイン方式のマルチトラック磁気記録
再生装置では、少数の磁気ヘッドをテープ幅方向へ移動
させて多数トラックに対する記録及び再生を行う構成で
あるから、トラックピッチが小さくなり、トラック数が
増加した場合であっても、磁気ヘッドを多数回移動させ
ることにより対応することが可能である。従って、薄膜
ヘッドの集積化に対しては障害がない。
ところで、上記のサーペンタイン方式により磁気テープ
に記録を行う際のヘッド・テープ相対位置規制手段とし
ては、例えば、特開昭62−183019号公報に開示されてい
るように、前述のフランジ類による規制に加え、ステッ
ピングモータによる開ループ制御でのヘッド位置決め技
術が知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、サーペンタイン方式を採用することによ
り、例えば、トラックピッチが数十μmとなった場合、
当然トラック幅も数十μmとなり、許容オフトラック量
も十数〜数μm程度となってくる。このようになると、
上記の開ループ制御によるテープ・ヘッド相対位置規制
手段では、許容オフトラック量に対応することができな
い。
又、サーペンタイン方式によるトラック切換の全ストロ
ークが1mm程度、各トラック切換におけるトラッキング
の残留誤差を1μm程度とすると、サーボ用再生ヘッド
には60dB程度の大きなダイナミックレンジが必要とな
る。
ところが、前記固定ヘッドディジタルオーディオテープ
レコーダに用いられたサーボトラックを2個のサーボヘ
ッドでトレースする方法では、このような大きなダイナ
ミックレンジに対しては、S/N(SN比)及び線形性は保
証されず、従って各トラック切換位置において充分なト
ラッキング精度が得られにくいという問題がある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る磁気記録再生装置のトラッキング制御装置
は、上記の課題を解決するために、所定個数(1又は複
数個)の磁気ヘッドを備えたヘッドユニット(例えば、
薄膜ヘッドからなるコンビネーションヘッド)を磁気テ
ープの幅方向に順次移動させてトラック切換を行いなが
ら各磁気ヘッドによりそれぞれ磁気テープの走行方向と
平行な複数のデータトラックに沿って記録又は再生を行
うようにした磁気記録再生装置におけるトラッキング制
御装置において、上記磁気テープにデータトラックと平
行に設けたサーボトラックにサーボ信号が記録されるよ
うになっており、かつ、それぞれサーボトラックを再生
するサーボ用再生ヘッドがデータトラックのピッチとほ
ぼ等しい間隔で上記ヘッドユニットのトラック切換数よ
り1個多い個数だけ磁気テープの幅方向に沿って配列さ
れてなるサーボ用再生部が上記ヘッドユニットと一体的
に設けられるとともに、上記ヘッドユニットを磁気テー
プの幅方向に移動させる駆動手段と、各トラック切換位
置においてそのトラック切換位置に対応した隣接する2
個のサーボ用再生ヘッドによるサーボトラックの再生信
号に基づき上記駆動手段によるヘッドユニットの移動量
を制御する制御手段とが備えられていることを特徴とす
るものである。
〔作 用〕
上記の構成によれば、磁気テープにサーボ信号が記録さ
れる専用のサーボトラックをデータトラックと平行に形
成し、各トラック切換位置にてこのサーボトラックを磁
気テープの幅方向に配列された2個のサーボ用再生ヘッ
ドで再生して両者の再生信号同士を比較することにより
トラッキングを行うようにしている。その際、サーボ用
再生ヘッドはトラック切換数より1個多い個数だけヘッ
ドユニットと一体的に設け、各トラック切換位置にて、
それぞれ異なる組合せの2個のサーボ用再生ヘッドでサ
ーボトラックの再生を行うようにしているので、各トラ
ック切換位置にて正確なトラッキングが実現できるよう
になる。
〔実施例1〕 本発明の一実施例を第1図に基づいて説明すれば、以下
の通りである。
本実施例の磁気記録再生装置は、例えばハードディスク
装置等のバックアップ用記憶装置として使用されるもの
で、磁気テープのトラック数よりも少ない数の磁気ヘッ
ドを順次磁気テープの幅方向に移動させながら各トラッ
クに記録再生を行うサーペンタイン方式を採用してい
る。
第1図(a)に示すように、磁気記録再生装置は、それ
ぞれ磁気テープ1の幅方向であるY方向に延び、互いに
貼り合わされた1対の基板2a・2bを備え、基板2a・2b上
に薄膜ヘッドとして形成された記録ヘッドW1〜W8及び再
生ヘッドR1〜R8(一部のみ図示)によりヘッドユニット
としてのコンビネーションヘッド3が構成されている。
コンビネーションヘッド3は駆動手段により、Y又は−
Y方向に移動されるようになっている。
磁気テープ1としては、例えば、幅1/4inchのものが使
用され、この磁気テープ1にはそれぞれ走行方向(X方
向)と平行に延び、所定のトラックピッチc(例えば、
120μm)でY方向に配列された48本のデータトラックT
1〜T48に沿って情報の記録・再生が行われるようになっ
ている。
上記した一方の基板2aには奇数番目の記録ヘッドW1・W3
・W5・W7と偶数番目の再生ヘッドR2・R4・R6・R8が交互
に配置され、基板2a上の各ヘッドのギャップ位置は点線
Aで示す直線上に設定されている。
又、他方の基板2b上には奇数番目の再生ヘッドR1・R3・
R5・R7と偶数番目の記録ヘッドW2・W4・W6・W8が交互に
配置され、基板2b上の各ヘッドのギャップ位置は点線B
で示す直線上に設定されている。
対応する記録ヘッドW1〜W8と再生ヘッドR1〜R8はそれぞ
れ磁気テープ1の走行方向であるX方向に並べて配置さ
れて磁気ヘッド対H1〜H8を構成し、隣接する磁気ヘッド
対毎に記録ヘッドと再生ヘッドのX方向の位置が入れ換
えられている。なお、図では簡単のため、記録ヘッドW1
〜W8と再生ヘッドR1〜R8のY方向のサイズを等しく示し
ているが、実際には、磁気テープ2のウェービング(幅
方向の揺れ)等を考慮して、各記録ヘッドW1〜W8による
記録幅は各再生ヘッドR1〜R8による再生幅より若干大き
くなるように設定されている。
隣接する磁気ヘッド対間のY方向の間隔はd=6c(例え
ば、720μm)に設定され、駆動手段でコンビネーショ
ンヘッド3をトラックピッチcずつY方向に6回移動さ
せ、6回のトラック切換を行うことにより、全てのデー
タトラックT1〜T48に記録又は再生が行われるようにな
っている。
基板2bとの間にX方向の所定の間隔を隔てて基板7が固
定状態で設けられている。この基板7の一端部近傍に
は、磁気テープ1の幅方向一端部近傍にデータトラック
T1〜T48と平行に設定したサーボトラック8(便宜上ハ
ッチングで示す)にサーボ信号を記録するためのサーボ
信号記録用ヘッドWSが設けられている。なお、点線Cは
サーボ信号記録用ヘッドWSのギャップの延長線である。
一方の基板2aのY方向の一端部近傍にはサーボ用再生部
5が設けられている。このサーボ用再生部5はトラック
ピッチcと等間隔でY方向に配列された7個のサーボ用
再生ヘッドRS1〜RS7を備えている。各サーボ用再生ヘッ
ドRS1〜RS7のY方向のサイズeはトラックピッチcより
若干小さい値、例えば、100μmに設定されている。
又、これらサーボ用再生ヘッドRS1〜RS7の個数は、上記
のトラック切換数より1個多い個数に設定される。本実
施例では、トラック切換数は6であるから、7個のサー
ボ用再生ヘッドRS1〜RS7が設けられている。そして、各
サーボ用再生ヘッドRS1〜RS7は記録ヘッドW1と再生ヘッ
ドR1がデータトラックT1上に位置する時に、−Y方向の
端部に位置する2個のサーボ用再生ヘッドRS1・RS2がサ
ーボトラック8の第1図(a)中下部及び上部をほぼ同
一幅だけ覆い、サーボ用再生ヘッドRS1・RS2によるサー
ボトラック8からの再生信号量が等しくなるように位置
決めされている。なお、各サーボ用再生ヘッドRS1〜RS7
のギャップも点線Aで示す直線上に位置するように設定
されている。
各トラック切換位置において、対応するサーボ用再生ヘ
ッドRS1〜RS7の出力に基づき駆動手段によりコンビネー
ションヘッド3をY方向に移動させて各磁気ヘッド対H1
〜H8を対応するデータトラックの中央に誘導する制御手
段が設けられている。
又、図示しないが、磁気テープ1の幅方向両端部を規制
することにより、磁気テープ1のY方向のウェービング
を、例えば、±20μm程度に抑制するフランジ部材が設
けられている。
第1図(b)に示すように、各トラック切換位置にて使
用される隣接する2個のサーボ用再生ヘッドRS1・RS2、
RS2・RS3…の出力は、それぞれ振幅検出器11・12に入力
され、両振幅検出器11・12の出力は比較器13に入力され
るようになっている。比較器13の出力は制御手段として
の役割を有するサーボコントローラ14に入力され、これ
に基づいてサーボコントローラ14はモータドライバ15を
介して駆動手段の一例としてのボイスコイル型リニアモ
ータ16を駆動するようになっている。
上記の構成において、磁気テープ1に記録を行う場合
は、まず、第1図(a)において、磁気テープ1をX方
向に走行させ、磁気テープ1のサーボトラック8に対し
サーボ信号記録用ヘッドWSによりサーボ信号を記録しな
がら、もしくは記録した後、奇数番目の記録ヘッドW1・
W3・W5・W7により12個置きのデータトラックT1・T13・T
25・T37に情報の記録を行う。なお、この時、奇数番目
の再生ヘッドR1・R3・R5・R7により、記録した情報を直
ちに再生して記録に誤りがないか否かを確認し、万一、
誤りがあれば、再度、記録を行う。
又、この時、−Y方向の端部に位置する隣接する2個の
サーボ用再生ヘッドRS1・RS2によりサーボトラック8の
サーボ信号を再生し、両サーボ用再生ヘッドRS1・RS2に
より再生されるサーボ信号を振幅検出器11・12(第1図
(b))に入力して、ここで検出される振幅同士を比較
器13で比較して誤差信号を発生させ、サーボコントロー
ラ14で両サーボ用再生ヘッドRS1・RS2の振幅同士が等し
くなるようにモータドライバ15を介してボイスコイル型
リニアモータ16を駆動し、コンビネーションヘッド3を
Y又は−Y方向に移動させることにより、各奇数番目の
記録ヘッドW1・W3・W5・W7を対象とするデータトラック
T1・T13・T25・T37に追随させ、トラッキングを行う。
データトラックT1・T13・T25・T37に沿ってX方向の端
部まで記録を終了すると、今度は磁気テープ1を−X方
向に移動させながら、偶数番目の記録ヘッドW2・W4・W6
・W8により往路で記録したデータトラックT1・T13・T25
・T37から6トラックずつずれた12個置きのデータトラ
ックT7・T19・T31・T43に記録を行い、この結果、偶数
番目の再生ヘッドR2・R4・R6・R8により、記録した情報
に誤りがないか否かを直ちに確認する。この時もサーボ
用再生ヘッドRS1・RS2によりサーボトラック8のサーボ
信号を再生し、上記と同様にトラッキングを行う。な
お、サーボトラック8へのサーボ信号の記録は、往路で
行われているので、以後は必要ない。
−X方向の端部まで記録が終了すると、第1図(c)に
示すように駆動手段により、コンビネーションヘッド3
を−Y方向にトラックピッチcだけ移動させ、磁気テー
プ1をX方向に走行させながら、奇数番目の記録ヘッド
W1・W3・W5・W7によりデータトラックT2・T14・T26・T3
8に情報の記録を行う。なお、この時、サーボ用再生ヘ
ッドRS2・RS3でサーボトラック8のサーボ信号を再生
し、両サーボ用再生ヘッドRS2・RS3で再生されるサーボ
信号の振幅が等しくなるように駆動手段でコンビネーシ
ョンヘッド3をY又は−Y方向に移動させることによ
り、トラッキングを行う。
X方向の端部まで記録を終了すると、今度は磁気テープ
1を−X方向に移動させ、サーボ用再生ヘッドRS2・RS3
の出力に基づいてトラッキングを行いながら、偶数番目
の記録ヘッドW2・W4・W6・W8によりデータトラックT8・
T20・T32・T44に記録を行う。
以下、同様にして、磁気テープ1が一往復する毎にコン
ビネーションヘッド3を−Y方向にトラックピッチc分
だけ移動させながら、第1表に示すような記録ヘッドW1
〜W8とデータラックT1〜T48の組合せにより、合計6回
のトラック切換により全てのデータトラックT1〜T48 に情報の記録を行う。
なお、再生時も記録時と同様に磁気テープ1が一往復す
る毎にコンビネーションヘッド3を−Y方向にトラック
ピッチcだけ移動させながら順次各データトラックT1〜
T48の情報を再生するが、この場合も、各トラック切換
位置に対応した隣接する各サーボ用再生ヘッドでサーボ
トラック8のサーボ信号を再生することにより、トラッ
キングを行う。
本実施例では、トラック切換数6より1個だけ多い個数
のサーボ用再生ヘッドRS1〜RS7を設け、各トラック切換
位置にて隣接する2個のサーボ用再生ヘッドによりトラ
ッキングを行うようにしているので、各トラック切換位
置で正確にトラッキングを行えるようになる。
又、コンビネーションヘッド3及びサーボ用再生ヘッド
RS1〜RS7として薄膜ヘッドを使用しているので、各ヘッ
ドの寸法精度が良好になり、従って、トラック切換精度
も向上させることができる。
なお、上記の実施例では、サーボトラック8に対するサ
ーボ信号の記録を行うサーボ信号記録用ヘッドWSを設け
たが、例えば、磁気テープ1の製造時に予めサーボトラ
ック8にサーボ信号を記録するようにすれば、サーボ信
号記録用ヘッドWSは不要となる。
又、上記の実施例では、トラック切換数を6としたが、
トラック切換数は以外に任意に設定でき、その場合、サ
ーボ用再生ヘッドはトラック切換数より1個だけ多く設
ければ良い。
上記の実施例では、サーボ用再生ヘッドRS1〜RS7を一部
の記録及び再生ヘッドが設けられた基板2aに設けたが、
サーボ用再生ヘッドRS1〜RS7は基板2b上に設けるか、又
は基板2a及び2bとは別の基板に設けて、これを基板2a及
び2bと貼り合わせるようにしても良い。
〔実施例2〕 次に、第2図に基づいて第2実施例を説明する。
この第2実施例は、第1実施例の変形例であり、サーボ
用再生ヘッドRS1〜RS7を奇数番目と偶数番目に分けて基
板2a・2bに分散させて配置したものである。奇数番目の
サーボ用再生ヘッドRS1・RS3・RS5・RS7のギャップは点
線A上に配置されるとともに、偶数番目のサーボ用再生
ヘッドRS2・RS4・RS6のギャップは点線B上に配置され
ている。このようにすれば、サーボ用再生ヘッドRS1〜R
S7の集積度を緩和できるので、薄膜ヘッドとしてのサー
ボ用再生ヘッドRS1〜RS7の製造が容易になる。なお、第
1実施例と共通の部材には同一参照番号を付して説明を
省略する。
〔発明の効果〕
本発明に係る磁気記録再生装置のトラッキング制御装置
は、以上のように、磁気テープにデータトラックと平行
に設けたサーボトラックにサーボ信号が記録されるよう
になっており、かつ、それぞれサーボトラックを再生す
るサーボ用再生ヘッドがデータトラックのピッチとほぼ
等しい間隔で上記ヘッドユニットのトラック切換数より
1個多い個数だけ磁気テープの幅方向に沿って配列され
てなるサーボ用再生部が上記ヘッドユニットと一体的に
設けられるとともに、上記ヘッドユニットを磁気テープ
の幅方向に移動させる駆動手段と、各トラック切換位置
においてそのトラック切換位置に対応した隣接する2個
のサーボ用再生ヘッドによるサーボトラックの再生信号
に基づき上記駆動手段によるヘッドユニットの移動量を
制御する制御手段とが備えられている構成である。
これにより、磁気テープにサーボ信号が記録される専用
のサーボトラックをデータトラックと平行に形成し、各
トラック切換位置にてこのサーボトラックを磁気テープ
の幅方向に配列された2個のサーボ用再生ヘッドで再生
して両者の再生信号同士を比較することによりトラッキ
ングを行うようにし、その際、サーボ用再生ヘッドはト
ラック切換数より1個多い個数だけヘッドユニットと一
体的に設け、各トラック切換位置にて、それぞれ異なる
組合せの2個のサーボ用再生ヘッドでサーボトラックの
再生を行うようにしているので、サーペンタイン方式を
採用する際に各トラック切換位置にて正確なトラッキン
グが実現できるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すものである。 第1図(a)はトラッキング制御装置の概略正面図であ
る。 同図(b)は制御手段及び駆動手段を示すブロック図で
ある。 同図(c)はトラック切換動作を示す同概略正面図であ
る。 第2図は第2実施例のトラッキング制御装置を示す概略
正面図である。 第3図はサーペンタイン方式を採用した磁気記録再生装
置を示す概略正面図である。 3はコンビネーションヘッド(ヘッドユニット)、5は
サーボ用再生部、8はサーボトラック、14はサーボコン
トローラ(制御手段)、16はボイスコイル型リニアモー
タ(駆動手段)、RS1〜RS7はサーボ用再生ヘッド、T1〜
T48はデータトラックである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−260216(JP,A) 特開 平2−260217(JP,A) 特開 平2−260218(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定個数の磁気ヘッドを備えたヘッドユニ
    ットを磁気テープの幅方向に順次移動させてトラック切
    換を行いながら各磁気ヘッドによりそれぞれ磁気テープ
    の走行方向と平行な複数のデータトラックに沿って記録
    又は再生を行うようにした磁気記録再生装置におけるト
    ラッキング制御装置において、 上記磁気テープにデータトラックと平行に設けたサーボ
    トラックにサーボ信号が記録されるようになっており、
    かつ、それぞれサーボトラックを再生するサーボ用再生
    ヘッドがデータトラックのピッチとほぼ等しい間隔で上
    記ヘッドユニットのトラック切換数より1個多い個数だ
    け磁気テープの幅方向に沿って配列されてなるサーボ用
    再生部が上記ヘッドユニットと一体的に設けられるとと
    もに、上記ヘッドユニットを磁気テープの幅方向に移動
    させる駆動手段と、各トラック切換位置においてそのト
    ラック切換位置に対応した隣接する2個のサーボ用再生
    ヘッドによるサーボトラックの再生信号に基づき上記駆
    動手段によるヘッドユニットの移動量を制御する制御手
    段とが備えられていることを特徴とする磁気記録再生装
    置のトラッキング制御装置。
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