JPH0782396B2 - 温度制御装置 - Google Patents

温度制御装置

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JPH0782396B2
JPH0782396B2 JP60068806A JP6880685A JPH0782396B2 JP H0782396 B2 JPH0782396 B2 JP H0782396B2 JP 60068806 A JP60068806 A JP 60068806A JP 6880685 A JP6880685 A JP 6880685A JP H0782396 B2 JPH0782396 B2 JP H0782396B2
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博志 桑本
青戸  一義
宗民 岡野
徹 長村
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Sanyo Electric Co Ltd
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Tottori Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D23/00Control of temperature
    • G05D23/19Control of temperature characterised by the use of electric means
    • G05D23/1902Control of temperature characterised by the use of electric means characterised by the use of a variable reference value

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Feedback Control In General (AREA)
  • Control Of Temperature (AREA)
  • Control Of Resistance Heating (AREA)
  • Irons (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 イ)産業上の利用分野 本発明は例えばアイロン等に使用される温度制御装置に
関する。
ロ)従来の技術 従来、例えば電気アイロンに使用される温度制御装置に
於いて、ヒーターと、ベースの温度を検出するサーミス
タと、該サーミスタの出力に基づき、リレー回路を介し
てヒーターを制御する制御回路とを有し、前記サーミス
タの熱応答性を向上して安定状態での温度変化の幅を低
減すると共に温度検知誤差を低減する様にしたものは例
えば特開昭58-112598号公報に開示されているが、この
様に安定状態での温度変化の幅を低減すると単位時間当
りのリレー接点の開閉回数が多くなるのでリレー接点の
耐用時間が短くなり、ひいてはリレー接点の導通不良、
接点溶着を生じてアイロンの寿命を短くする恐れがあっ
た。
ハ)発明が解決しようとする問題点 本発明は上記の点を考慮し、リレー接点の耐用時間を長
くすることができる温度制御装置を提供するものであ
る。
ニ)問題点を解決するための手段 本発明の温度制御装置は、被加熱体を加熱する加熱手段
と、所望の温度を設定する温度設定手段と、前記被加熱
体の温度を検出する温度検出手段と、前記温度設定手段
と前記温度検出手段の出力に基づき、リレー回路を介し
て前記加熱手段を制御する制御手段とを具備し、前記制
御手段は、前記温度設定手段と前記温度検出手段の出力
を比較する比較手段と、この比較手段の出力を遅延して
出力する遅延手段とを備え、この遅延手段は、前記比較
手段が前記リレー回路を閉から開状態へ切換える出力を
行ったときにこの出力をタイマー手段によって設定され
る所定時間遅延させる構成としたものである。
ホ)作用 本発明は上記の如く構成したものであるら、温度設定手
段によって所望の温度を設定すると、制御手段は被加熱
体の温度を温度検出手段の出力によって検出しながら設
定温度になるようにリレー回路を介して加熱手段を制御
する。この時、制御手段は遅延手段によってリレー回路
を閉から開状態へ切換えるときのタイミングを遅延させ
ることにより、リレー回路の開閉回数を低減させてリレ
ー接点の耐用時間を長くする作用を奏することができ
る。さらに、遅延手段は、比較手段の出力を、タイマー
手段によって設定される所定時間遅延させる構成とした
ので、リレー回路を閉から開状態へ切換えるときのタイ
ミングを安定させることができ、設定温度の高低によっ
てこのタイミングが変化するといった事態の発生を効果
的に防止することができる。
また、遅延手段を選択的に作動させることにより、リレ
ー回路の開閉タイミングを異ならせて使用することがで
きる。
ヘ)実施例 本発明の温度制御装置を備えた電気アイロンを例にと
り、実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は電気アイロンの部分断面図で、図中(1)はア
ルミニウム製のベース(被加熱体)、(2)は該ベース
に埋設したヒータ(加熱手段)、(3)は前記ベース
(1)に形成した気化室、(4)は該気化室の近傍で且
つベース(1)に密着固定したサーミスタ、(5)は前
記ベース(1)の底面に設けられ前記気化室(3)と連
通するスチーム孔、(6)は前記ベース(1)の上方に
設けたアイロンカバーで、前記気化室(3)に連通する
シリコンゴムの如き耐熱性ゴムよりなる筒状の連絡部材
(7)を設けている。(8)は前記アイロンカバー
(6)の上面に固定した把手体で、上部に棒状の握り部
(8A)を有し、下部に案内部(8B)を有し、後部に握り
部(8A)と案内部(8B)を連結した支持部(8C)を形成
している。(9)はアイロンカバー(6)と案内部(8
B)間に着脱自在に収納され、水を貯留するタンクで、
底面に前記連絡部材(7)に連通するスチームノズル
(10)を設けている。
第2図は握り部(8A)の斜視図で、(11)はベース
(1)の所望温度を低から高へ設定するUPスイッチ、
(12)は高から低へ設定するDOWNスイッチ、(13)(1
3)…は設定温度を表示する表示器である。
第3図は概略的な電気回路図で、図中(14)は交流電
源、(15)は直流電源回路、(16)はイニシャル回路
で、交流電源(14)を投入した時に正パルスを出力する
ものである。(17)は設定温度に応じた所定値を保持す
る設定手段で、UP DOWN.カウンタ回路(18)と、該カウ
ンタ回路のUP入力端子、DOWN入力端子に接続した前記UP
スイッチ(11)及びDOWNスイッチ(12)とから構成して
いる。前記UP DOWN.カウンタ(18)はUPスイッチ(11)
を閉じた時、低から高に対応する所定値を出力し、そし
てDOWNスイッチ(12)を閉じた時、高から低に対応する
所定値を出力するものである。(19)は前記ベース
(1)の温度を検出する検出手段で、前記サーミスタ
(4)とA/D変換回路(20)とから構成している。(2
1)はリレー回路で、前記ヒータ(2)に直列接続した
接点(21A)と、該接点と電磁結合したコイル(21B)
と、該コイルへの通電を制御するリレー用トランジスタ
(21C)とから構成している。(22)は前記設定手段(1
7)と検出手段(19)とに基づき、前記リレー回路(2
1)を介して前記ヒータ(2)を制御する制御手段で、
設定手段(17)と検出手段(19)との出力を比較する比
較手段(23)と、該比較手段の出力を遅延させるタイマ
ー手段(24)と、該タイマー手段を不動作にする初切換
検出手段(25)とから構成している。前記比較手段(2
3)は設定手段(17)による設定温度が検出手段(19)
による検出温度より大きい時には“H"レベル信号を、そ
して小さい時には“L"レベル信号を出力するものであ
る。又、前記タイマー手段(24)はインバータ回路(24
A)と、該インバータ回路を介して前記比較手段(23)
の出力を与えられる相反する極のコントロール端子を有
する第1、第2スリーステートバツフア回路(24B)、
(24C)と、第2スリーステートバツフア回路(24C)の
出力を与えられるワンシヨツト回路(24D)と、第2ス
リーステートバツフア回路(24C)の出力とワンシヨツ
ト回路(24D)の出力を与えられるアンド回路(24E)
と、第1スリーステートバツフア回路(24B)の出力と
アンド回路(24E)の出力を与えられるノア回路(24F)
とから構成している。前記夫々のスリーステートバツフ
ア回路(24B)(24C)はその出力端子を抵抗を介して接
地し、ハイインピーダンスとなつた時に出力端子が“L"
レベルになる様に設定している。前記ワンシヨツト回路
(24D)は入力パルスの立ち上がりに同期して所定幅の
負パルスを出力するものである。前記初切換検出手段
(25)はイニシヤル回路(16)の出力とUP DOWN・カウ
ンタ回路(18)の入力とを与えられたオア回路(26)の
出力を積分回路(27)を介してS入力端子に与えられ、
前記比較手段(23)の出力をR入力端子に与えられるフ
リツプフトツプ(状態切換器)(25A)と、該フリツプ
フロツプのQ出力端子をベースに接続し、コレクタを前
記第1、第2スリーステートバツフア回路(24B)、(2
4C)のコントロール端子に接続した切換用トランジスタ
(25B)とから構成している。
第4図はタイムチヤートを示し、(A)はベース(1)
の中央温度、(B)はサーミスタ(4)の検出温度、
(C)はフリツプフロツプ(25A)のS入力端子の入力
信号波形、(D)はフリツプフロツプ(25A)のR入力
端子の入力信号波形、(E)はフリツプフロツプ(25
A)のQ出力端子の出力信号波形、(F)は第1スリー
ステートバツフア回路(24B)の出力信号波形、(G)
は第2スリーステートバツフア回路(24C)の出力信号
波形、(H)はワンシヨツト回路(24D)の出力信号波
形、(I)はアンド回路(24E)の出力信号波形、
(J)はノア回路(24F)の出力信号波形である。
次に第1図乃至第4図に基づいて、上記構成に於ける動
作を説明する。先づ、予めUP DOUWN・カウンタ回路(1
8)の出力が例えば200℃に対応する所定値を保持する様
にセツトした状態で交流電源(14)を投入すると、比較
手段(23)は“H"レベル信号を出力するのでフリツプフ
ロツプ(25A)のR入力端子には“H"レベル信号が与え
られることになり、Q出力端子からは“L"レベル信号が
出力されて切換用トランジスタ(25B)はOFFする。この
切換用トランジスタ(25B)がOFFすると、第1、第2ス
リーステーロバツフア回路(24B)(24C)の夫々のコン
トロール端子には“H"レベル信号が与えられるので、第
1スリーステートバツフア回路(24B)の出力はハイイ
ンピーダンスになり、そして第2スリーステートバツフ
ア回路(24C)の出力はインバータ回路(24A)の出力に
対応して、“L"レベル信号を出力する。前記第1スリー
ステートバツフア回路(24B)は上述した様にハイイン
ピーダンスの時は“L"レベル信号を出力することにな
る。而して、アンド回路(24E)は“L"レベル信号を出
力するので、ノア回路(24F)は“H"レベル信号を出力
することになり、リレー用トランジスタ(21C)がONし
て、接点(21A)が閉じ、ヒーター(2)への通電が開
始される。又、イニシヤル回路(16)から正パルスがオ
ア回路(26)、積分回路(27)を介してフリツプフロツ
プ(25A)のS入力端子に与えられるので、積分回路(2
7)の時定数を例えば0.5秒程度に設定すると、交流電源
(14)投入後から0.5秒後にフリツプフロツプ(25A)は
Q出力端子から“H"レベル信号を出力することとなり、
切換用トランジスタ(25B)はONする。この切換用トラ
ンジスタ(25B)がONすると、第1スリーステートバツ
フア回路(24B)は今度はインバータ回路(24A)の出力
に対応するが、依然としてインバータ回路(24A)は
“L"レベル信号を出力しているのでひきつづき“L"レベ
ル信号を出力し、第2スリーステートバツフア回路(24
C)の出力はハイインピーダンスとなる。この第2スリ
ーステートバツフア回路(24C)は第1スリーステート
バツフア回路(24B)と同様にハイインピーダンスの時
は“L"レベル信号を出力することになり、依然として出
力に変化はない。従つて、ヒーター(2)への通電は保
持され、ベース(1)の温度は上昇する。
ベース(1)の温度が上昇し、サーミスタ(4)が第4
図に於けるt1の時点で200℃を検出すると、比較手段
(23)の出力は“L"レベル信号に変わり、そして第1ス
リーステート回路(24B)の出力は“H"レベル信号に変
わるので、ノア回路(24F)の出力は“L"レベル信号に
変わる。従つて、リレー用トランジスタ(21C)はOFFし
て、接点(21A)は開き、ヒーター(2)への通電は遮
断される。ベース(1)の温度はヒーター(2)への通
電が遮断されても、余熱により所定の温度まで上昇し、
そこから徐々に温度が下降することになる。この様な交
流電源(14)投入後に於けるベース(1)の最大上昇温
度は、安定状態に於ける最大上昇温度より多少高くなる
が(オーバーシユート)これは、サーミスタ(4)の熱
応答性に限界があるためである。
而して、ベース(1)の温度が下降し、サーミスタ
(4)が第4図におけるt2の時点で200℃を検出する
と、比較手段(23)の出力は“H"レベル信号に変わるの
で、フリツプフロツプ(25A)のR入力端子には“H"レ
ベル信号が与えられてQ出力端子の出力は“L"レベル信
号に変化する。従つて第1スリーステートバツフア回路
(24B)の出力はハイインピーダンスとなり、そして第
2スリーステートバツフア回路(24C)はインバータ回
路(24A)の出力に対応して“L"レベル信号を出力する
ので、ノア回路(24F)の出力は“H"レベル信号に変化
し、ヒーター(2)への通電が開始される。
次にベース(1)の温度が上昇してサーミスタ(4)が
第4図に於けるt3の時点で200℃を検出すると、比較手
段(23)の出力は“L"レベル信号に変化するので、第2
スリーステートバツフア回路(24C)の出力は“L"レベ
ル信号から“H"レベル信号に変化する。すると、ワンシ
ヨツト回路(24D)はこの信号の変化に同期して所定幅
の負パルスを出力するので、ノア回路(24F)はこの負
パルスの発生時間(第4図におけるt3〜t4)の間、
“H"レベル信号を保持することになり、ヒーター(2)
もその間通電されている。そして、ワンシヨツト回路
(24D)の出力が“H"レベル信号に復帰すると、ノア回
路(24F)の出力は“L"レベル信号に変化し、ヒーター
(2)への通電は遮断され、ベース(1)の温度は徐々
に降下して第4図に於けるt5の時点でサーミスタ
(4)が200℃を検出することになる。以後、第4図に
於けるt2〜t5のヒーターのON−OFFサイクルを繰り返
すことになる。
而して、DOWNスイッチ(12)を閉じて設定温度を200℃
から150℃に例えば第4図に於けるt5で変化せしめたと
すると、このt5時点から0.5秒後にフリツプフロツプ
(25A)のQ出力端子は“H"レベル信号に変わるので、
第1スリーステートバツフア回路(24B)はインバータ
回路(24A)の出力に対応して“H"レベル信号を出力
し、そして第2スリーステートバツフア回路(24C)の
出力はハイインピーダンスとなる。従つてノア回路(24
F)の出力は“L"レベル信号のままであり、ヒーター
(2)への通電は遮断された状態を保持することにな
る。而して、ベース(1)の温度が徐々に降下し、サー
ミスタ(4)が150℃を検出すると、比較手段(23)の
出力は“H"レベル信号に変わるので、フリツプフロツプ
(25A)のR入力端子には“H"レベル信号が与えられて
Q出力端子の出力は“L"レベル信号に変化する。従つて
第1スリーステートバツフア回路(24B)の出力はハイ
インピーダンスとなり、そして第2スリーステートバツ
フア回路(24C)はインバータ回路(24A)の出力に対応
して“L"レベル信号を出力するので、ノア回路(24F)
の出力は“H"レベル信号に変化し、ヒーター(2)への
通電が開始される。以後、150℃を境に、第4図に於け
るt2〜t5と略同様なヒーター(2)のON−OFFサイク
ルを繰り返すことになる。
次にUPスイツチ(11)を閉じて設定温度を150℃から200
℃に例えば第4図に於けるt14で変化せしめたとする
と、このt14時点から0.5秒後にフリツプフロツプ(25
A)のQ出力端子は“H"レベル信号に変わるので、第1
スリーステートバツフア回路(24B)はインバータ回路
(24A)の出力に対応して“L"レベル信号を出力し、そ
して第2スリーステートバツフア回路(24C)の出力は
ハイインピーダンスとなる。従つてノア回路(24F)の
出力は“H"レベル信号に変わり、ヒーター(2)への通
電が開始されることになる。而して、ベース(1)の温
度が上昇し、サーミスタ(4)が200℃を検出すると、
第4図に於けるt1時点と同様、即座にヒーター(2)
への通電は遮断され、そしてベース(1)の温度が降下
して、サーミスタ(4)が200℃を再び検出した後は第
4図に於けるt2〜t5と同様なヒーター(2)のON−OF
Fサイクルを繰り返すことになる。
次に上記ワンシヨツト回路(24D)より出力される負パ
ルスの幅を決定する一方法について述べる。
先づ上記構成に於いて、負パルスの幅を0秒とし、そし
て設定温度を200℃とした時、安定状態に於けるヒータ
ーのオン時間、オン−オフ1サイクル時間及び温度変化
の幅を測定したところ下表を得た。
ここで例えばリレーの寿命仕様を20万回、安全係数を2
として、リレーの寿命を実質10万回とすると、アイロン
の寿命は722時間となり、一般にアイロン目標寿命とさ
れる1500時間に778時間不足することになる。
次に負パルスの幅を4秒及び5秒として上記と同様測定
したところ下表を得た。
この場合に於いて、負パルスの幅を4秒にした時のアイ
ロンの寿命は1444時間、5秒にした時のアイロンの寿命
は1777時間となり、前者の場合は1500時間に対し、56時
間不足、後者の場合は277時間余裕有りとなつた。又、
温度変化の幅は前者の場合は10℃、後者の場合は12℃と
なり、バイメタル式の場合に生じる温度変化幅20〜32℃
に比べ著しく向上している。従つて負パルスの幅を5秒
としてワンシヨツト回路を設定すればよいことになる。
尚、本発明がタイマー手段を加熱手段の通電遮断の時の
み作用するように設定した理由は、温度上昇速度は周囲
温度にあまり影響を受けないが、温度下降速度は周囲温
度に非常に影響を受け易いため、タイマー手段を加熱手
段の通電開始に作用せしめると、周囲温度により温度変
化の幅が非常に大きく変化するような状態が起こりうる
ためである。
ト)発明の効果 上記のように本発明によれば、遅延手段によってリレー
回路を閉から開状態へ切換えるときのタイミングを遅延
させることにより、リレー回路の開閉回数を低減させて
リレー接点の耐用時間を長くすることができる。さら
に、遅延手段は、比較手段の出力を、タイマー手段によ
って設定される所定時間遅延させる構成としたので、リ
レー回路を閉から開状態へ切換えるときのタイミングを
常に安定させることができ、設定温度の高低によってこ
のタイミングが変化するといった事態の発生を効果的に
防止することができる。
また、遅延手段を選択的に作動させることにより、リレ
ー回路の開閉タイミングを異ならせて使用することがで
き、種々の制御形態を実行することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の温度制御装置を備えた電気アイロンの
部分断面図、第2図は同じく電気アイロンの握り部の斜
視図、第3図は同じく電気アイロンの電気回路図、第4
図は同じく電気アイロンのタイムチヤートである。 (2)……加熱手段(ヒーター)、(17)……設定手
段、(19)……検出手段、(21)……リレー回路、(2
2)……制御手段、(23)……比較手段、(24)……タ
イマー手段、(25)……初切換検出手段、(25A)……
状態切換器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡野 宗民 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 (72)発明者 長村 徹 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−112598(JP,A) 特開 昭58−82302(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被加熱体を加熱する加熱手段と、所望の温
    度を設定する温度設定手段と、前記被加熱体の温度を検
    出する温度検出手段と、前記温度設定手段と前記温度検
    出手段の出力に基づき、リレー回路を介して前記加熱手
    段を制御する制御手段とを具備し、前記制御手段は、前
    記温度設定手段と前記温度検出手段の出力を比較する比
    較手段と、この比較手段の出力を遅延して出力する遅延
    手段とを備え、この遅延手段は、前記比較手段が前記リ
    レー回路を閉から開状態へ切換える出力を行ったときに
    この出力をタイマー手段によって設定される所定時間遅
    延させる構成としたことを特徴とする温度制御装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、前記遅延手段を選択的に
    作動させる構成としたことを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の温度制御装置。
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