JPH07254483A - 誘導加熱調理器の制御装置 - Google Patents

誘導加熱調理器の制御装置

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JPH07254483A
JPH07254483A JP4250294A JP4250294A JPH07254483A JP H07254483 A JPH07254483 A JP H07254483A JP 4250294 A JP4250294 A JP 4250294A JP 4250294 A JP4250294 A JP 4250294A JP H07254483 A JPH07254483 A JP H07254483A
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章 片岡
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弘文 仲倉
Toshiichi Nakazawa
敏一 中澤
Tamotsu Izumitani
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    • H05B6/02Induction heating
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Abstract

(57)【要約】 【目的】底面が反った鍋の正確な検出を行い、油の異常
加熱を防止する誘導加熱調理器の制御装置を提供するこ
とを目的とする。 【構成】1はプレートである。温度検出器8は加熱コイ
ル6の中央からプレート1の下面に接するように取り付
けられており、プレート1の上面に置かれた調理鍋9の
温度を検出している。駆動回路13はマイクロコンピュ
ータを含んだ判断手段14、制御手段15等の各種電子
回路から構成されており、操作手段16および温度検出
器8からの信号を判断手段14に取り組んで、加熱コイ
ル6への通電を制御するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油の異常加熱の防止す
る誘導加熱調理器の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、誘導加熱調理器は高効率、安全性
等、その特性が優れていることが注目されており、誘導
加熱調理器の開発や生産が盛んなってきている。このた
め、誘導加熱調理器は特に安全性の機能に対しては重視
した設計がなされている。以下に従来の誘導加熱調理器
の例をあげ説明する。
【0003】図10は従来の誘導加熱調理器の側面断面
図である。図10において、1はプレート、2はプレー
ト1を固定しているフレームである。本体ケース3はフ
レーム2に固定されており、前面に吸気口4と後面に排
気口5とを有している。加熱コイル6は複数の導線をよ
り合わせ渦巻き状に巻回してコイルベース7に固定され
ている。温度検出器8は加熱コイル6の中央からプレー
ト1の下面に接するように取りつけられており、プレー
ト1の上面に置かれた調理鍋9の温度を検出している。
駆動回路10は加熱コイル6に電力を供給している。ま
た、温度検出器8と駆動回路10とは電気的に接続され
ており、調理鍋9の温度によって駆動回路10の動作が
制御されることになる。冷却ファン11は吸気口4の近
傍に設けられ、駆動回路10等にある発熱部品を冷却し
ている。
【0004】以上のように構成された誘導加熱調理器に
ついて、以下その動作を説明する。プレート1の上に調
理鍋9を乗せ、操作部(図示せず)のスイッチを入れる
ことによって、本体内部に設けられた加熱コイル6や駆
動回路10等が動作し加熱することができる。また、調
理鍋9に油を入れ天ぷら料理を行っているとき、使用者
が誤って加熱し続けると油の温度が異常に上がり、最悪
の場合には発火することになるが、そのような場合に
は、駆動回路10が温度検出器8の異常高温を検出し、
その温度が予め設定している制御温度以上になると加熱
コイル6に供給する電流を低減することで、油発火を防
止する制御を行う。このとき、調理鍋9の底面が反って
いた場合には温度検出器8の温度が上がりにくいため、
油が異常高温となりやすい。このため、加熱中における
温度検出器8の単位時間当たりの温度上昇値が小さい時
には調理鍋9の底面が反っていると判断して、制御温度
を所定の値より小さくすることで補正を加えていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来例ように加熱中における温度検出器8の単位時間当
たりの温度上昇値(温度勾配)で調理鍋9の底面の反り
を判断した場合は、誤検知しやすいものであった。即
ち、油量や加熱出力等鍋の底面の反り以外の要素によっ
ても温度検出器8の温度勾配は大きく変化し、これらの
要素の影響で誤検知しやすいものであった。また、調理
鍋9の底面の反り状態の情報を積極的に活用し、天ぷら
調理をより良いものにすることがなされていなかった。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、底面が反った鍋の正確な検出を行い、油の異常加熱
を防止しする誘導加熱調理器の制御装置を提供すること
を第1の目的とする。
【0007】第2の目的は、短時間で底面が反った鍋の
形状を検知し、油の異常加熱を防止する誘導加熱調理器
の制御装置を提供することである。
【0008】第3の目的は、調理鍋9の底面の反りを検
知し、それに基づいて加熱コイルの温度制御を行い、被
調理物の温度上昇をすばやく行うと共に油の異常加熱を
防止する誘導加熱調理器の制御装置を提供することであ
る。
【0009】第4の目的は、調理鍋9の底面の反り情報
を天ぷら温調に活用して、調理性能を向上させた誘導加
熱調理器の制御装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために本発明の誘導加熱調理器の制御装置は、加熱中
に駆動回路によって加熱出力を一時的に低下もしくは停
止した出力低減期間を設け、出力低減期間開始から温度
検出器の温度が最大となる時間を検出時間とし、この値
により加熱コイルに供給する電流の制御を行う。
【0011】また、第2の目的を達成するために本発明
の誘導加熱調理器の制御装置は、加熱中に駆動回路によ
って加熱出力を一時的に低下もしくは停止した出力低減
期間を設け、出力低減期間における温度検出器の単位時
間当たりの温度上昇値を検出温度勾配とし、この値によ
り加熱コイルに供給する電流の制御を行う。
【0012】上記第3の目的を達成するために本発明の
誘導加熱調理器の制御装置は、温度検出器の値を検知し
て加熱出力をコントロールする制御温度値を駆動回路に
少なくとも2つ備え、第1の制御温度は第2の制御温度
より高い値に設定する。加熱中に駆動回路によって加熱
出力を一時的に低下もしくは停止した出力低減期間を設
け、出力低減期間開始から温度検出器の温度が最大とな
る時間を検出時間とする。検出時間が予め設定した判断
時間より小さい場合は調理鍋の底面の反りを小さいと判
断して、駆動回路は第1の制御温度で加熱出力を少なく
とも1回コントロールし、検出時間が予め設定した判断
時間以上の場合は調理鍋の底面の反りを大きいと判断し
て、駆動回路は第2の制御温度で少なくとも1回コント
ロールし、加熱出力を制御する。同じく第3の目的を達
成するために本発明の誘導加熱調理器の制御装置は、温
度検出器の値を検知して加熱出力をコントロールする制
御温度値を駆動回路に少なくとも2つ備え、第1の制御
温度は第2の制御温度より高い値に設定し、加熱中に駆
動回路によって加熱出力を一時的に低下もしくは停止し
た出力低減期間を設け、出力低減期間における温度検出
器の単位時間当たりの温度上昇値を検出温度勾配とす
る。検出温度勾配が予め設定した温度勾配より大きい場
合は調理鍋の底面の反りを小さいと判断して、駆動回路
は第1の制御温度で加熱出力を少なくとも1回コントロ
ールし、検出温度勾配が予め設定した温度勾配より小さ
い場合は調理鍋の底面の反りを大きいと判断して、駆動
回路は第2の制御温度で少なくとも1回加熱出力をコン
トロールしている。
【0013】さらに、第4の目的を達成するために本発
明の誘導加熱調理器の制御装置は、駆動回路中に制御温
度値を少なくとも2つ以上設けるとともに第1の制御温
度値は第2の制御温度値より高い値に設定し、加熱中に
駆動回路によって加熱出力を一時的に低下もしくは停止
させ、出力低減開始から温度検出器の検出温度が最大と
なるまでの時間を検出時間とする。この検出時間が予め
設定した判断時間より短い場合は、第1の制御温度値で
加熱出力を少なくとも1回コントロールした後、検出温
度がその後設定した温度値以上にならないように加熱出
力を制御するとともに、温度検出器の検出温度が急激に
変動した場合はその変動に応じて所定量制御温度値を変
化させ、所定時間その制御温度値で加熱出力を制御をす
る。検出時間が予め設定した判断時間以上の場合は、第
2の制御温度値で少なくとも1回加熱出力をコントロー
ルし検出温度がその後設定した温度値以上にならないよ
うに加熱出力を制御する。同じく第4の目的を達成する
ために、駆動回路中には制御温度値を少なくとも2つ以
上設けるとともに第1の制御温度値は第2の制御温度値
より高い値に設定し、加熱中に駆動回路によって加熱出
力を所定期間の間低下もしくは停止させ、この期間にお
ける温度検出器の単位時間当たりの温度上昇値を検出温
度勾配とする。この検出温度勾配が予め設定した温度勾
配より大きい場合は、駆動回路は第1の制御温度値で加
熱出力を少なくとも1回コントロールした後検出温度が
その後設定した温度値以上にならないように加熱出力を
制御するとともに、温度検出器の検出温度が急激に変動
した場合はその変動に応じて所定量制御温度値を変化さ
せ、所定時間その制御温度値で加熱出力を制御する。検
出温度勾配が予め設定した温度勾配以上の場合は、第2
の制御温度値で少なくとも1回加熱出力をコントロール
し、検出温度がその後設定した温度値以上にならないよ
うに加熱出力を制御する。
【0014】
【作用】第1の技術手段によって、加熱中に駆動回路に
よって加熱出力を一時的に低下もしくは停止した出力低
減期間を設け、出力低減期間の温度検出器の温度の変化
を測定することで、調理鍋の底面の反り状態は次のよう
に検出できる。誘導加熱調理器は調理鍋の底面を直接誘
導加熱するため、調理鍋の底面が最も温度が高くなり、
この熱が伝導し、温度検出器を加熱することになる。し
たがって、調理鍋の底面の反りが大きいとこの底面と調
理器本体外郭との間に空気層ができ、温度検出器への熱
伝導が遅れる。このため、調理鍋の底面温度は加熱出力
低減開始時が最大温度になるのに対し、温度検出器が最
大温度となるのは、空気層があるためその時点からかな
り遅れることになり、この遅れ時間が調理鍋の底面の反
り状態を示すことになる。この手段が加熱出力の大きさ
や加熱物の量に対して影響しにくいのは、上記遅れ時間
は調理鍋の底面、空気層、温度検出器との熱伝導が主体
的に影響しているからである。
【0015】また、第2の技術手段は、第1の技術手段
同様出力低減期間の温度検出器の温度の変化を測定する
ことで、調理鍋の底面の反りを検知できる。即ち、調理
鍋の底面の反りが大きいと底面と調理器本体外郭との間
に空気層ができ、温度検出器への熱伝導が少なくなり、
温度検出器の単位時間当たりの温度上昇値(温度勾配)
が小さくなる。したがって、この温度勾配の値が調理鍋
の底面の反り状態を示すことになる。この方法の検知
は、加熱出力の影響を受けにくいが、加熱物の量に対し
ては若干影響を受け、第1の技術手段に対して検知精度
が若干劣るが、温度検出器の最大温度到達を待たずして
判断できるため、検知に必要な時間は非常に低減でき
る。
【0016】さらに、第3の手段は、第1の手段または
第2の手段で調理鍋の底面の反り状態を検出し、温度検
出器の値を検知して最初の加熱出力をコントロールする
制御温度値を駆動回路に少なくとも2つ備え、第1の制
御温度は第2の制御温度より高い値に設定する。反りが
大きいと判断した場合は第1の制御温度値で少なくとも
1回加熱出力をコントロールした後、その後設定した温
度値以上にならないように加熱出力を制御する。反りが
大きいと判断した場合は第2の制御温度値で少なくとも
1回コントロールし、その後設定した温度値以上になら
ないように加熱出力を制御する。これにより、底面の反
りが少ない時は、被調理物に比べ温度検出器の方が短時
間に温度上昇するため、定常時の被調理物の温度に合わ
せた制御温度を用い加熱すると、定常時の制御温度に到
達する前に出力が制御され、被調理物の温度上昇が遅く
なるからである。もちろん、底面の反りが大きい場合に
上記のように1回目の制御温度を高く設定すると、被調
理物が異常高温となるまで加熱されることとなるので、
初期の制御温度は上記の第1の制御温度より低い第2の
制御温度で加熱出力制御を行う。
【0017】さらに、第4の技術手段は、第3の手段を
用いて調理鍋の底面の反りにより加熱コイルの出力制御
をする。それと共に、反りが小さいと判断した場合は、
温度検出器の温度変化に応じて制御温度の値を所定量変
化させ、例えば、天ぷら温調時に温度検出器の温度低下
が著しい場合には調理鍋内に調理物を投入されたと判断
し、制御温度の値を所定量高めるコントロール等を行う
ことで調理物を入れられても油温の低下が少ない温調が
できる。一方、調理鍋の底面の反りが大きいと判断した
場合は温度検出器の温度変化に応じて制御温度の値を変
化させないようにしている。これは、上記したように調
理鍋の底面の反りが大きい場合は、調理鍋の底面の温度
が温度検出器に熱伝導されにくいため、新たな被調理物
が投入されたときの調理鍋の底面の温度変化に対して、
温度検出器の温度が大きく遅れて追従するため、現象に
対して常に遅れた制御となり、調理鍋の底面の反りが少
ない場合の制御を反りの大きい場合に用いることは、む
しろ、正確な温調ができないからである。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0019】図1は本発明の第1の実施例を示したもの
である。なお、本実施例において、前述の従来例に示し
たものと同一構成部品には同じ符号を付し、その説明は
省略する。本実施例の特徴的構成は、従来例で説明した
駆動回路部に油の異常加熱を防止する対策を施したこと
にある。即ち、駆動回路13はマイクロコンピュータを
含んだ判断手段14、制御手段15等の各種電子回路か
ら構成されており、操作手段16および温度検出器8か
らの信号を判断手段14に取り組んで、加熱コイル6へ
の通電を制御するものである。また、制御回路13には
高く設定した第1の制御温度Sh1と低く設定した第2
の制御温度Sh2とからなる設定値を有し、加熱途中に
出力を停止する出力低減期間を設け、出力低減期間内の
温度検出器の最大温度到達時間と出力停止開始時間との
差を検出時間とし、検出時間が予め設定した判断時間よ
り短い場合は調理鍋9の底面の反りが小さいと判断し、
1回目の加熱コイル6への出力コントロールは第1の制
御温度を用い、2回目以後のコントロールは第2の制御
温度にて行っている。一方、検出時間が予め設定した判
断時間より長い場合は調理鍋9の底面の反りが大きいと
判断し、1回目以後の全てのコントロールは第2の制御
温度にて行っている。
【0020】次に図1、図2、図3に基づいてその動作
を説明する。即ち、駆動回路13は操作手段16から加
熱開始を入力すると、加熱コイル6に最大出力で通電を
行うとともに駆動回路13内の出力検知機能や時計機能
等を用いて積算出力Wが計算される。積算出力Wが予め
設定されている値P以上となると駆動回路13は加熱コ
イル6への通電を停止し、温度検出器8の温度hを測定
して、まず、h1として記憶する。通電を停止するこの
通電停止期間を出力停止期間と呼ぶ。この期間を出力停
止ではなく出力低減して、出力低減期間としてもかまわ
ない。この出力停止期間において駆動回路13は、通電
停止からの時間tを時計機能を用いて常に計測するとと
もに、温度検出器8の温度hを随時測定して記憶し、も
し、この期間の測定温度が最初h1とした値以上となっ
た場合は、測定したh2の値をh1として随時記憶し直
す。即ち、h1は温度検出器8の現時点の最大温度を記
憶する様に設定する。また、通電停止からの時間tが、
予め設定した判断時間Tに至るまでに測定値h2が最大
温度値h1より小さい値となった時は、判断時間T内に
温度検出器8が最大温度となったことになり、調理鍋9
の底面の反りが小さいと判定し、高い方の第1の制御温
度Sh1を選択する。一方、通電停止からの時間tが判
断時間T以上となっても測定値h2が最大温度値h1よ
り小さくならない時は、温度検出器8が最大温度となる
時間は判断時間T以上となり、調理鍋9の底面の反りが
大きいと判定し、低い方の第2の制御温度Sh2を選択
する。判断時間T内に最大温度値を検出した場合は、そ
の温度を検出した時点で通電を再開するかないしは出力
停止を継続し、少なくとも1回第1の制御温度値で制御
をする。判断時間Tないに最大温度値を検出できなかっ
た場合は、判断時間Tが経過した後、通電を再開し第2
の制御温度値で制御を開始する。また、第1または第2
の制御温度値を予め設定せずに、判断時間T内に最大温
度に達した場合、この最大温度達成時間に対応して第1
の制御温度値を設定することもできる。判断時間T内に
最大温度に達しなかった場合、最大温度に達するまで通
電の停止ないしは低減を継続し、この最大温度到達時間
に対応して、第2の制御温度値を設定するようにする事
もできる。
【0021】以上のような本発明の実施で、実際、油を
加熱した場合は図3に示すように調理鍋9の底面の反り
の大きさの違いにもとづいて、加熱コントロールに違い
を設け、油の異常加熱を防止することができる。ここ
で、出力停止期間の温度検出器8の最大温度到達時間
で、調理鍋9の底面の反りの大小を判断できるのは下記
の理由である。誘導加熱調理器は調理鍋9の底面温度が
一番高くなり、ここから温度検出器8に熱伝導すること
になるが、図4に示すように調理鍋9の底面12の反り
が大きいと底面12とプレート1との間に空気層がで
き、底面12の反りが大きいほど温度検出器8への熱伝
導が遅れ、温度検出器8が最大温度となる時間が長くな
るからである。この温度検出器8が最大温度となる時間
と調理鍋9の底面12の反りとの関係は図5に示すよう
に調理鍋9内の油量にはほとんど影響されないため正確
な判断ができる。
【0022】本実施例では、1回目コントロールは、温
度検出器8がの制御温度に到達するまでは最大出力もし
くは出力停止で制御される。1回目の制御温度に到達す
ると図6に示すように温度検出器8と制御温度との温度
差および温度検出器8の温度勾配との組合せで加熱コイ
ル6への出力を駆動回路13は算出し、2回目以降の制
御が行われる。なお、この温度勾配は、温度検出器8が
1℃変化する時間として本実施例では計算されている。
また、本実施例では調理鍋9の底面の反りが小さいと判
断した1回目の制御温度のみ高い方の制御温度Sh1を
選択し、他の制御温度は低い方の制御温度Sh2を選択
している。それは、底面の反りが少ない時は温度検出器
8の方が油に比べて短時間に温度上昇するため、定常時
の油温に合わせた制御温度を用い加熱すると所定の油温
に到達する前に出力が制御され、油の温度上昇が遅くな
るからである。もちろん、底面の反りが大きい場合に上
記のような1回目の制御温度を高く設定すると油が異常
高温となるまで加熱され、この点においても調理鍋9の
底面の反りに対する正確な検知が重要である。
【0023】このように、実施例の誘導加熱調理器の制
御装置によれば、調理鍋9の底面の反りを正確に判断で
き、底面の反りが大きい場合は制御温度を低くして油加
熱時に異常高温となることを防止し、底面の反りが小さ
い場合は1回目の制御温度を高くして加熱初期に油温が
短時間に所定の温度になるようにしている。また、本実
施例の出力停止期間自体が、油の異常加熱を防止する作
用がある。即ち、調理鍋9底面の反りが大きい場合ほど
出力停止期間が長く、その間、油の温度上昇を止めると
ともに温度検出器8を温度上昇させ、結果として、油の
温度上昇を抑制しながら温度検出器8を所定の制御温度
に早く到達させる作用があるからである。
【0024】図7は本発明の第2の実施例を示したもの
である。第1の実施例と相違する点は、調理鍋9の底面
の反りの判断を出力停止期間における温度検出器8の温
度勾配(単位時間当たりの温度変化量)を用いて行い、
温度勾配が所定の値以上の場合は底面の反りが小さいと
判断し、温度勾配が所定の値より小さい場合は底面の反
りが大きいと判断しているところである。即ち、出力停
止期間において駆動回路13は、通電停止からの時間t
を時計機能を用いて常に計測し、時間tが予め設定して
いた値T以上となると温度検出器8の温度hを測定して
h2として記憶する。もし、h2−h1が予め設定して
いた温度差H以上となった場合は、調理鍋9の底面の反
りが小さいと判定し、高い方の制御温度Sh1を選択す
る。一方、h2−h1が予め設定していた温度差Hより
小さくなった場合は、調理鍋9の底面の反りが大きいと
判定し、低い方の制御温度Sh2を選択するようにして
いる。
【0025】このように第2の実施例の誘導加熱調理器
の制御装置によれば、調理鍋9の底面の反りの判断を出
力停止期間における温度検出器8の温度勾配を用いて行
っているので、調理鍋9内の油量によって若干の影響を
受けるものの第1の実施例のような温度検出器8の最大
温度を検出するまで待つことなく、短時間に調理鍋9の
底面の反りの判断ができる。
【0026】なお、第1および第2の両実施例では、調
理鍋9の底面の反りが小さいと判断した1回目の制御温
度のみを高い方の制御温度Sh1を選択し、他の制御温
度は低い方の制御温度Sh2を選択しているが、反りの
大小に関係無く2回目の以降の制御温度を別の値Sh3
としてもよい。要は、少なくとも1回は調理鍋9の底面
の反りに応じて制御温度を変えればよい。また、両実施
例では、2回目以降のコントロールは温度検出器8と制
御温度との温度差および温度検出器8の温度勾配との組
合せで加熱出力を変化させる制御をしているが、制御温
度を基準に加熱出力の切り温度および入り温度を設定し
た制御としてもよい。さらに、両実施例では、調理鍋9
の底面の反りを2水準の場合分けで行ったが、多水準で
もよく、要は、出力停止期間で底面の反りを判断する手
段を用いればよい。また、両実施例では、出力停止期間
における出力を停止しているが、出力を低下させてもよ
く、要は、出力停止期間における出力はその前の出力よ
り小さければよい。さらに、図6に示した値は色々考え
られ、要は、温度検出器8と制御温度との温度差および
温度検出器8の温度勾配との組合せで加熱コイル6への
出力を算出する制御が行えばよい。
【0027】次に、第3の実施例として調理鍋9の底面
の反り状態の情報をもとに天ぷら温調の性能を向上させ
るコントロールを説明する。図8に示すように所定の制
御温度でコントロールしても、調理鍋9の底面の反りが
大きい場合には温度検出器8の温度は大きく変化する。
一方、調理鍋9の底面の反りが小さい場合には温度検出
器8の温度変化は小さい。また、この状態に調理物を投
入すると、調理鍋9の底面の反りが大きい場合には、投
入する前との差がでにくいが、調理鍋9の底面の反りが
小さい場合には、投入とほぼ同時に温度検出器8の温度
低下が起こり、投入する前との差が顕著に現れる。した
がって、第3の実施例としては第1、第2の実施例等で
得られる調理鍋9の底面の反り状態の情報をもとに、底
面の反りが小さい場合には、温度検出器8の温度が著し
く低下すると、駆動回路13は調理鍋9に調理物が入れ
られたと判断(これを負荷検知と呼ぶ)し、図9のよう
に制御温度を所定時間上昇させ、調理物によって油温が
低下する分を短時間に復帰させるコントロールをする。
一方、底面の反りが大きい場合には、制御温度は固定し
たままである。したがって、底面の反りが小さい場合に
は、天ぷら等のできあがり性能が向上することになる。
また、底面の反りが大きい場合には、調理性能は従来と
同じである。底面の反りが大きい場合に反りの少ないと
きに用いるコントロールをしない理由としては、底面の
反りが大きい時は調理物の入っていない安定した状態に
おいても、温度検出器8の温度変化が大きく、上記した
負荷検知が常に働き、油温の安定が全く無くなり、調理
性能は著しく低下するからである。
【0028】
【発明の効果】以上のように第1の本発明は、底面が反
った鍋の正確な検出を行い、油の異常加熱を防止する誘
導加熱調理器の制御装置を提供することができる。
【0029】第2の本発明は、底面が反った鍋の検出が
短時間で行い、油の異常加熱を防止する誘導加熱調理器
の制御装置を提供することができる。
【0030】第3の本発明は、調理鍋9の底面の反りを
検知し、それに基づいて加熱コイルの温度制御を行い、
被調理物の温度上昇をすばやく行うと共に油の異常加熱
を防止する誘導加熱調理器の制御装置を提供することが
できる。
【0031】第4の本発明は、調理鍋の底面の反り情報
を天ぷら温調に活用して、調理性能を向上させた誘導加
熱調理器の制御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における誘導加熱調理器の制御
装置のブロック図
【図2】本発明の第1の実施例における誘導加熱調理器
の制御装置のフローチャート
【図3】同実施例における油加熱初期の制御状態を示す
【図4】本発明の実施例における底面の反った調理鍋を
示す要部断面図
【図5】出力停止期間の温度検出器の温度変化を示す図
【図6】本発明の実施例における加熱コイルへの出力の
制御値を示す図
【図7】本発明の第2の実施例における誘導加熱調理器
の制御装置のフローチャート
【図8】本発明の第3の実施例における温度検出器の温
度変化を示す図
【図9】本発明の第3の実施例における被調理物を投入
したときの温度変化を示す図
【図10】従来の加熱調理器の断面図
【符号の説明】
6 加熱コイル 8 温度検出器 9 調理鍋 13 駆動回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 泉谷 保 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体内に加熱コイルと、加熱コイルに電流
    を供給しかつその電流の供給制御を行う駆動回路を設
    け、調理鍋と本体接触面の近傍に調理鍋の温度を検出す
    る温度検出器を具備した誘導加熱調理器において、加熱
    中に駆動回路によって加熱出力を一時的に低下もしくは
    停止させ、出力低減開始から温度検出器の検出温度が最
    大となるまでの時間を検出時間とし、この検出時間によ
    り調理鍋の底の反りを判断し加熱コイルに供給する電流
    を制御する誘導加熱調理器の制御装置。
  2. 【請求項2】本体内に加熱コイルと、加熱コイルに電流
    を供給しかつその電流の供給制御を行う駆動回路を設
    け、調理鍋と本体接触面の近傍に調理鍋の温度を検出す
    る温度検出器を具備した誘導加熱調理器において、加熱
    中に駆動回路によって加熱出力を所定期間の間低下もし
    くは停止させ、この期間における温度検出器の単位時間
    当たりの温度上昇値を検出温度勾配とし、この検出温度
    勾配により調理鍋の底の反りを判断し加熱コイルに供給
    する電流を制御する誘導加熱調理器の制御装置。
  3. 【請求項3】本体内に加熱コイルと、加熱コイルに電流
    を供給しかつその電流の供給制御を行う駆動回路を設
    け、調理鍋と本体接触面の近傍に調理鍋の温度を検出す
    る温度検出器を具備した誘導加熱調理器において、駆動
    回路中には制御温度値を少なくとも2つ以上設けるとと
    もに第1の制御温度値は第2の制御温度値より高い値に
    設定し、加熱中に駆動回路によって加熱出力を一時的に
    低下もしくは停止させ、出力低減開始から温度検出器の
    検出温度が最大となるまでの時間を検出時間とし、検出
    時間が予め設定した判断時間より短い場合は、第1の制
    御温度値で加熱出力を少なくとも1回コントロールし、
    検出時間が予め設定した判断時間以上の場合は、第2の
    制御温度値で少なくとも一回コントロールし加熱出力を
    制御する誘導加熱調理器の制御装置。
  4. 【請求項4】本体内に加熱コイルと、加熱コイルに電流
    を供給しかつその電流の供給制御を行う駆動回路を設
    け、調理鍋と本体接触面の近傍に調理鍋の温度を検出す
    る温度検出器を具備した誘導加熱調理器において、駆動
    回路中には制御温度値を少なくとも2つ以上設けるとと
    もに第1の制御温度値は第2の制御温度値より高い値に
    設定し、加熱中に駆動回路によって加熱出力を所定期間
    の間低下もしくは停止させ、この期間における温度検出
    器の単位時間当たりの温度上昇値を検出温度勾配とし、
    検出温度勾配が予め設定した温度勾配より大きい場合
    は、駆動回路は第1の制御温度値で加熱出力を少なくと
    も1回コントロールし、検出温度勾配が予め設定した温
    度勾配以上の場合は、第2の制御温度値で少なくとも一
    回コントロールし、加熱出力を制御する誘導加熱調理器
    の制御装置。
  5. 【請求項5】本体内に加熱コイルと、加熱コイルに電流
    を供給しかつその電流の供給制御を行う駆動回路を設
    け、調理鍋と本体接触面の近傍に調理鍋の温度を検出す
    る温度検出器を具備した誘導加熱調理器において、駆動
    回路中には制御温度値を少なくとも2つ以上設けるとと
    もに第1の制御温度値は第2の制御温度値より高い値に
    設定し、加熱中に駆動回路によって加熱出力を一時的に
    低下もしくは停止させ、出力低減開始から温度検出器の
    検出温度が最大となるまでの時間を検出時間とし、検出
    時間が予め設定した判断時間より短い場合は、第1の制
    御温度値で加熱出力を少なくとも1回コントロールした
    後第2の制御温度値以上にならないように加熱出力を制
    御するとともに、温度検出器の検出温度が急激に変動し
    た場合はその変動に応じて所定量制御温度値を変化さ
    せ、所定時間その制御温度値で加熱出力を制御し、検出
    時間が予め設定した判断時間以上の場合は、第2の制御
    温度値で少なくとも1回コントロールし、加熱出力を制
    御する誘導加熱調理器の制御装置。
  6. 【請求項6】本体内に加熱コイルと、加熱コイルに電流
    を供給しかつその電流の供給制御を行う駆動回路を設
    け、調理鍋と本体接触面の近傍に調理鍋の温度を検出す
    る温度検出器を具備した誘導加熱調理器において、駆動
    回路中には制御温度値を少なくとも2つ以上設けるとと
    もに第1の制御温度値は第2の制御温度値より高い値に
    設定し、加熱中に駆動回路によって加熱出力を所定期間
    の間低下もしくは停止させ、この期間における温度検出
    器の単位時間当たりの温度上昇値を検出温度勾配とし、
    検出温度勾配が予め設定した温度勾配より大きい場合
    は、駆動回路は第1の制御温度値で加熱出力を少なくと
    も1回コントロールした後検出温度が第2の制御温度値
    以上にならないように加熱出力を制御するとともに、温
    度検出器の検出温度が急激に変動した場合はその変動に
    応じて所定量制御温度値を変化させ、所定時間その制御
    温度値で加熱出力を制御し、検出温度勾配が予め設定し
    た温度勾配以上の場合は、第2の制御温度値で少なくと
    も1回コントロールし、加熱出力を制御する誘導加熱調
    理器の制御装置。
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EP2690924A1 (en) * 2012-07-27 2014-01-29 Samsung Electronics Co., Ltd Induction heating cooker and control method thereof

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