JPH0782267B2 - 非磁性1成分トナーによる非接触現像装置 - Google Patents

非磁性1成分トナーによる非接触現像装置

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JPH0782267B2
JPH0782267B2 JP61287015A JP28701586A JPH0782267B2 JP H0782267 B2 JPH0782267 B2 JP H0782267B2 JP 61287015 A JP61287015 A JP 61287015A JP 28701586 A JP28701586 A JP 28701586A JP H0782267 B2 JPH0782267 B2 JP H0782267B2
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は電子写真を応用した複写機、プリンタ等の画像
形成装置の現像装置に関するものである。
従来の技術 従来、乾式現像剤を用いた現像方法としては、大別して
2成分系現像剤を用いる方法と1成分系現像剤を用いる
方法に二分される。
2成分系現像剤を用いる方法は、トナーとキャリアの混
合現像剤を用いるため、トナーとキャリアの混合比を一
定に保つトナー濃度制御装置が必要になるとともにキャ
リアの劣化による定期的交換等の欠点を有している。そ
のため、最近では前記欠点を除去するためにキャリアを
用いない1成分現像剤のみによる現像法が提案されてい
る。
この現像法は、たとえば特開昭54−43038号公報、特開
昭56−110963号公報、米国特許4,083,326号明細書等に
示されるものがあり、第6図、第7図、第8図にその構
成を示す。
第6図(特開昭54−43038号公報)において、1は現像
ローラ、2はトナー、3はホッパ、4はブレード、5は
感光体を示す。現像ローラ1は表面が凹凸状の金属材料
で構成されていて、ホッパ3からトナー2が供給され
る。次に現像ローラ1が矢印の方向に回転した時に、現
像ローラ1の表面に摺接したブレード4によってトナー
2は所定極性に帯電されるとともに現像ローラ1の表面
上にコーティングされる。次に帯電したトナー2は、感
光体5の静電潜像と対向した時に飛しょうして現像する
ものである。
第7図(特開昭56−110963号公報)において、6は感光
体、7は感光体6に摺接する導電性ウレタン材料より成
る現像ローラ、8は現像ローラ7に摺接する導電性ファ
ーブラシ、9は導電性のファーブラシ8と現像ローラ7
に電圧を印加する電源、10は電源9の電圧を調整する電
圧分配器、11はトナー12を収納したホッパである。ホッ
パ11からファーブラシ8に供給されたトナー12は、ファ
ーブラシ8により摩擦帯電され、次に電源9の電圧によ
りファーブラシ8から現像ローラ7上にコーティングさ
れ、その後感光体6の静電潜像に付着して現像するもの
である。また現像した結果、所定の現像濃度が得られな
かった時には電圧分配器10により調整するものである。
第8図(米国特許4,083,326号公報)において13は現像
ローラ、14はトナー、15はホッパ、16はブレード、17は
シート状の感光体、18、19は現像ローラ13に摺接する導
電性ファーブラシ、20はホッパ15と導電性のファーブラ
シ18に電圧を印加する第1の電源、21は導電性のファー
ブラシ18と現像ローラ7に電圧を印加する第2の電源で
ある。また第2の電源21の印加する電圧は、第1の電源
20の印加する電圧より大きくし、かつ感光体17の静電潜
像の電圧より低く構成してある。ファーブラシ18により
摩擦帯電されたトナー14は第1と第2の電源20、21の電
位差によりホッパ15から導電性ファーブラシ18を介して
現像ローラ13に供給され、次にブレード16により平滑化
された後、感光体17の静電潜像に付着して現像するもの
である。次に現像後の現像ローラ13上のトナー14を導電
性のファーブラシ19により掻き落とし現像ローラ上の現
像履歴を除去する。
発明が解決しようとする問題点 しかし、このような方式のものでは現像剤(トナー)の
均一な帯電性の点で問題があり、高品位の画像再現を困
難にしていた。
すなわち、第6図に示すものについては、現像ローラ上
の表層のトナーはブレードと接触し摩擦帯電され、現像
されなかった現像ローラ上のトナーはブレードと接触し
さらに摩擦帯電される。したがって、トナーの過帯電の
問題があり、高品位の画像再現を困難にしていた。
第7図に示すものについては、ファーブラシと現像ロー
ラとの間の電界によりファーブラシ上の帯電トナーを現
像ローラ上にコーティングするものである。そのため、
現像されなかった現像ローラ上のトナー及びファーブラ
シ内のトナーは、現像ローラとファーブラシとの摺擦に
よりさらに摩擦帯電される。したがって、過帯電の問題
があり、高品位の画像再現を困難にしていた。
第8図に示すものについては、2つのファーブラシを用
い一方のファーブラシでファーブラシ上の帯電トナーを
現像ローラ上にコーティングし、他方のファーブラシで
現像後の現像ローラ上の帯電トナーを掻き落とすもので
ある。しかし、この第8図に示す現像装置では、現像さ
れなかったファーブラシ内のトナーは、さらに現像ロー
ラと接触し摩擦帯電されるため過帯電の問題があり、高
品位の画像再現を困難にしていた。本発明は、従来の問
題点を解決し、高画質の画像形成装置を提供するもので
ある。
問題点を解決するための手段 そして上記問題点を解決するための本発明の現像装置
は、非磁性1成分トナーを用いて電荷保持体上の静電潜
像を非接触状態で現像するための非磁性1成分トナーに
よる非接触現像装置であって、前記トナーの貯蔵手段
と、前記トナーを前記静電潜像に対向して非接触状態で
その表面上に担持する、回転可能に保持された円筒状の
トナー担持体と、前記トナー担持体上に前記トナーを供
給するための、前記トナー担持体に対向して配設された
回転可能な円筒状の第2のトナー供給手段を具備し、前
記第2のトナー供給手段及びトナー担持体と、前記貯蔵
手段とは、略垂直な壁によって仕切られると共に、前記
壁には、それぞれの部分に保持されたトナーが相互に行
き来可能となるような開口部が形成されてあり、前記ト
ナー貯蔵手段内には、その内部に貯蔵されたトナーを撹
拌して、貯蔵手段内に貯蔵されたトナーを前記開口部を
通して前記第2のトナー供給手段に搬送するための第1
のトナー供給手段であって、回転軸と、一端部が前記回
転軸に保持され、自由端である他端部が貯蔵手段の内壁
面に接触する、弾性を有するシート状部材で構成され、
前記シート状部材は、その自由端が開口部を通過する際
には、開口部の下側から上側に向けて通過するように回
転軸によって回転される第1のトナー供給手段が配設さ
れており、前記第2のトナー供給手段の外周部は、前記
開口部近傍において前記第2のトナー供給手段に保持さ
れたトナーを掻き取るためのトナー掻き取り手段に当接
すると共に、前記第2のトナー供給手段の回転方向は、
前記トナー掻き取り手段により掻き取られたトナーを前
記開口部より前記トナー貯蔵手段に向かって搬送する方
向に回転されており、更に、前記トナー担持体には、前
記第2のトナー供給手段より前記トナー担持体に供給さ
れたトナーの厚みを、少なくとも現像部において一定厚
みに形成するための板状の弾性体が圧接されており、か
つ前記弾性体の圧接状態は、前記弾性体の一端部を固定
端とし、自由端である他端部を前記トナー担持体に圧接
させたものであると共に、前記自由端と固定端との位置
関係は、前記自由端が前記トナー担持体表面から受ける
摩擦力によって前記トナー担持体表面から離接する方向
のモーメントを受けるような位置関係に設定されている
非磁性1成分トナーによる非接触現像装置である。
作用 この技術的手段による作用は次のようになる。すなわ
ち、第一のトナー供給手段によりトナー貯蔵手段内のト
ナーを仕切り板の開口部よりトナー担持手段へ供給しト
ナー担持手段によりトナーを帯電させると共にトナー担
持手段上に担持させ、現像後、第2のトナー供給手段に
保持されたトナーは、第2のトナー供給手段の外周部に
当接したトナー掻き取り手段により掻き取られ、この掻
き取られたトナーは、第2のトナー供給手段の回転によ
って、開口吹からトナー貯蔵手段に戻されると共に、開
口部からは新規なトナーが第2のトナー供給手段に供給
されるため、トナー担持体上のトナーは過帯電すること
がない。したがって、高画質の現像が可能になる。
実施例 以下に本発明の実施例について説明する。
第1図から第3図は本発明の第1の実施例で、電子写真
複写機に使用した例である。
第1図において、22は電荷保持体で静電記録紙、感光ド
ラム等である。この実施例では電荷保持体22は感光ドラ
ムで、アルミニウムの基台23の表面上に酸化亜鉛、セレ
ン、有機光導電材料等の光導電体24を担持したものであ
る。(したがって以下、電荷保持体22を感光ドラム22と
称する。)25は帯電器で第1の直流高圧電源26によって
感光ドラム22上の光導電体24に応じて、たとえば酸化亜
鉛の場合はマイナス、セレンの場合はプラスのコロナを
与えて光導電体24を全面帯電させるものである。27は光
学部で、パターン光像を感光ドラム22上に投影して静電
潜像を形成するものである。28は現像剤で通常の非磁性
一成分トナーである。29はトナー担持手段で現像ローラ
30と第二の供給手段である円筒状の弾性体31で構成して
ある。
また、トナー担持体である現像ローラ30はたとえばステ
ンレス鋼、アルミニウム等の金属ローラ、金属ローラの
表面を樹脂でコーティングしたローラ等が用いられ、好
ましくは第2図に示すように現像ローラ30の両端外周面
30a,30b平滑面で中央表面30cに微細な凹凸の粗面を形成
し、感光ドラム22に対して一定間隔を有して設置し、た
とえば第1図に示すように反時計方向に回転してある。
また、円筒状の弾性体31はファーブラシ、スポンジから
成るローラ等で、心金32の外周面に弾性材料33の層を形
成してある。この実施例では円筒状の弾性体31はファー
ブラシで、弾性材料33はカーボンを含有したレーヨン繊
維を使用した導電性のファーで構成してある。またファ
ーブラシ31は、現像ローラ30の表面と摺接し、たとえば
時計方向で、かつ現像ローラ30の周速以上で回転させあ
る。さらに、ファーブラシ31の繊維は、第3図に示すよ
うに回転時に現像剤28がファーブラシ31の両端外周部か
ら中央部に移動する方向にスパイラルの形状にしてあ
る。34はトナー貯蔵手段で、現像剤28を収納した貯蔵部
35とトナー担持手段29へ供給しする第一のトナー供給手
段36で構成してある。また、貯蔵部35は一端に現像剤28
の補給用開口部37を有しきょう体38の一部で形成してあ
る。また、トナー供給手段36は心金39の外周面にたとえ
ば厚さ約30μmのポリエチレンテレフタレート等から成
るシート状の弾性部材40の一端を固定し、心金39を回転
または揺動し現像剤28をトナー担持手段29へ供給しする
ものである。この実施例では心金39は時計方向に回転し
てある。41は仕切り板で第一のトナー供給手段36とトナ
ー担持手段29との間に設け、現像剤28が第一のトナー供
給手段36とトナー担持手段29との間で流出入する開口部
42を有してある。43はかき取り板できょう体38の一部で
形成し、ファーブラシ31と摺接しファーブラシ31内の現
像剤28の量を均一にすると共にファーブラシ内の過帯電
の現像剤28を掻き落とすものである。44は補給用開口部
37の蓋である。第2図に示すように45は現像ローラ30の
軸受、46はファーブラシ31の軸受である。47は電圧印加
手段である第2の直流高圧電源で、現像ローラ30とファ
ーブラシ31との間に電圧を印加するものである。48は第
2の直流高圧電源47の電流地を検出し、現像剤28の有無
を検知する検知手段である。49は現像剤28の層厚を規制
する層厚規制手段であるブレードで、この実施例ではウ
レタンゴム等の弾性材料から成るゴムブレードを用いて
いるが、ブレード材料としては他のゴム材料や、ポリエ
チレンテレフタレート等の弾性のある合成樹脂や、りん
青銅、ばね鋼等の弾性金属でも良く、また弾性金属或は
合成樹脂にふっ素樹脂をコーティングしたもの等でも良
い。またブレード49は現像ローラ30の回転方向に対して
貯蔵部35より下流側で、且つ感光ドラム22との対向部よ
り上流側で現像ローラ30の表面に圧接させて設けてあ
る。さらにブレード49の幅は、第2図に示すように現像
ローラ30の両端外周面30a,30bと当接する長さにしてあ
る。50,51は現像剤28のもれを防止するシール材で、例
えばフェルト、スポンジ、ゴム等の弾性材料で構成して
ある。
またシール部材50,51は現像ローラ30の両端外周面30a,3
0bおよびブレード49の両端面に当接してある。なお、フ
ァーブラシ31は導電性材料を用いることによって、現像
ローラ30上の摩擦帯電した現像剤28の過帯電を防止する
と共に電位を均一にする働きがある。したがってファー
ブラシ31は比抵抗が1010Ωcm程度以下、好ましくは103
Ωcmないし107Ωcmの導電性材料を用いる方が良い。
またファーブラシ31としては、この実施例のように導電
性のレーヨン繊維だけでなく他の導電性繊維を用いても
良いし、またコーティングを均一にするために静電植毛
で製作したファーブラシを用いることも有効である。さ
らに円筒状の弾性体31の弾性材料33として、導電性のス
ポンジ、導電性の布、柔らかいワイヤブラシを用いても
前記の摩擦帯電、コーティング等の作用が有効に行われ
ることは勿論である。
以上のように構成した第1の実施例の現像装置について
その動作を説明する。
ここでは動作をわかり易くするために、感光ドラム22上
の光導電体24は酸化亜鉛、円筒状の弾性体31はアルミニ
ウムの心金32上に弾性材料33としてカーボンを含有した
比抵抗が約105Ωcmのレーヨン繊維を3600本/cm2程度植
毛したファーブラシ、現像ローラ30の表面粗さは5μmR
max,現像ローラ30に圧接するブレード49の線圧力は25g/
cm、感光ドラム22と現像ローラ30の間隙は0.15mm、現像
剤28は通常のプラス帯電性の非磁性1成分トナーを用い
て実験した。
第1図において、帯電器25に第1の高圧直流電源26によ
り約−6kVの高圧を印加してマイナスのコロナにより感
光ドラム22の全面を約−600Vにマイナス帯電する。次に
マイナス帯電した感光ドラム22に光学部27によりハロゲ
ンランプ等によって照射した原稿の反射像(パターン光
像)を投影すれば、感光ドラム22上の原稿の非画像部に
相当する部分は反射光によってほぼ0Vに近い残留電位ま
で除電されポジの静電潜像を形成する。その間に貯蔵部
35内の現像剤28は第一の供給手段36により開口部42を介
してファーブラシ31内に供給される。次にファーブラシ
31内の過剰の現像剤28はかき取り板43で掻き取られ適量
に供給されると共にかき取り板43やきょう体38との摩擦
によりプラス帯電する。さらにこの現像剤28はファーブ
ラシ31の回転により現像ローラ30と対向する位置まで搬
送され現像ローラ30の表面上に帯電された現像剤28をコ
ーティングする。このときに適量に供給された現像剤28
はファーブラシ31の回転により現像ローラ30の表面との
摩擦によりさらに均一にプラス帯電する。次に現像ロー
ラ30とファーブラシ31との間に第2の直流高圧電源47に
より電圧を印加し、現像ローラ30の表面上に帯電された
現像剤28をコーティングする。第2の直流高圧電源47に
より印加する電圧は30Vから250V程度が望ましく、この
実施例においては100Vを印加している。尚、第2の直流
高圧電源47による電界によって現像剤28がファーブラシ
31から現像ローラ30へ移送される際、現像剤28の中に未
帯電の現像剤や逆符号に帯電した現像剤があったとして
もその現像剤は移送されにくく、正規に帯電した現像剤
28だけが現像に寄与する。したがって、良好な画像を得
ることができる。この現像状態ではファーブラシ31内に
適量の現像剤28があり、そのためファーブラシ31と現像
ローラ30との接触抵抗が高いため検出手段48の電流値は
小さい。
つぎに現像工程を繰り返し、貯蔵部35内の現像剤28およ
びファーブラシ31内の現像剤28がなくなると前記の接触
抵抗が低くなり検出手段48の電流値が大きくなる。した
がって、検出手段48の電流値によって貯蔵部35内の現像
剤28の有無を検出することができる。
本実施例における開口部42を介した現像剤の供給、還流
の動作について説明する。弾性部材40の自由端である先
端部は、その回転に伴い、開口部が形成された略垂直な
壁面に沿って下側から上側に向け移動を始める。
この移動の当初、壁面近傍の現像剤は、壁面が略垂直で
あるために弾性部材40によって全体的に上方に持ち上げ
られるだけであり、開口部42からファーブラシ31への現
像剤の供給は殆ど行われない。
そして、弾性部材40の先端部が開口部42を通過する時に
は、弾性部材の先端部は壁面からの支えを失う形とな
り、その先端部は開口部42に入り込むように変形する。
この変形によって、弾性部材40の先端部分に連れて運搬
された現像剤はファーブラシ側へ向け供給される。
弾性部材40が開口部42を通過した後、少なくともなお略
垂直な壁面に沿って移動中の間は、開口部42の近傍の貯
蔵部35側には空洞部が形成される。その理由は、前述の
通り、少なくともこの期間は、壁面近傍の現像剤は上方
に持ち上げられる動きを行い、かつこの期間は、貯蔵部
35内において、この空間部を埋めるような、開口部42か
ら見て貯蔵部35の後方部から開口部42に向かう現像剤の
流動は発生しないからである。
従って、その分、開口部42の近傍には空間部が形成さ
れ、この空洞が形成されている期間、掻き取り板43によ
って掻き取られた現像剤は、この現像剤を開口部42に向
けて流動せしめるファーブラシの回転によってこの空洞
部に向かって流れ、結局、貯蔵部35内に回収されること
となる。
開口部42の近傍に形成されるこの空洞部が消滅するの
は、弾性部材40が再び壁面に近づき、壁面部近傍の現像
剤が上述のように、壁面に沿って上方に持ち上げられる
時である。
従って、例えば、弾性部材40を支持する芯金39の回転速
度を適当に設定することにより、この空洞部が形成され
る時間を適当に調整することができる。
上記の様にして、貯蔵部35の現像剤は、弾性部材40が開
口部42を通過する期間において、間欠的に開口部42から
ファーブラシに供給されることとなる。
なお、この様に、貯蔵部35からの現像剤の供給は間欠的
に行われ、ファーブラシ等に保持されたトナーの一部が
略定期的に新たなトナーと交換される構成であるので、
マクロ的に見てファーブラシ内には一定の帯電量に達し
たトナーを十分に保持できることとなる。また、第一の
供給手段36は前記現像工程を繰り返し、貯蔵部35内の現
像剤28の量が少なくなったとしてもシート状の弾性部材
40が時計方向に回転しているため第4図に示すように変
位して、常に現像剤28を開口部42を介してファーブラシ
31内に供給することができる。そのため、貯蔵部35の底
面の傾斜角を小さくしても、貯蔵部35内の現像剤28を最
後まで支障なくファーブラシ31に供給できる。また現像
剤28は貯蔵部35内でシート状の弾性部材40より撹はんし
ているため、貯蔵部35内の現像剤28の高さが一定になる
効果がある。ここでは第2の直流高圧電流47の電圧調整
でコーティングされた現像ローラ30の表面上の現像剤28
の層厚は所定の厚み以上になっており、且ついくつかの
バラツキがある。続いて現像ローラ30の回転によって現
像ローラ30表面の帯電された現像剤28はブレード49を通
過する時にブレード49によつてその一部がかき取られて
所定の層厚すなわち約40μm(この時の層厚は10μm〜
70μm程度が望ましい)に規制される。この時ブレード
49に当接した現像剤28は、現像ローラ30中央部より両端
部方向に移動しつつ、前記スパイラルの形状にしたファ
ーブラシ31の回転によりファーブラシ31の両端部より中
央部に移動する。そのため現像ローラ30およびファーブ
ラシ31の両端近傍の現像剤28の増大がなく、貯蔵部35内
の現像剤28の高さが一定になる効果がある。さらに、ブ
レード49の両端面と当接したシール部材50,51は、現像
ローラ30の両端外周面30a,30bの平滑面に当接している
ため、現像ローラ30が回転しめも摩耗が非常に少なく且
つ現像剤28の飛散やもれがない。また、シール部材50,5
1はブレード49および現像ローラ30と当接する接合面が
平滑面であり、前記接合部に間隙を発生することがな
い。したがって、現像ローラ30の軸方向に押し寄せられ
る分力による現像剤28のもれがない。すなわち、本現像
装置は現像ローラ30上の現像剤28を均一に帯電し、しか
も層厚を均一にすることができ、さらに現像剤28の飛散
やもれがなく、しかもカブリ及び濃度ムラのない高品位
な画層を得ることができる。
さらに現像ローラ30と感光ドラム22の周速を同速にして
いるため、潜像を現像した時のエッジ効果をなくすこと
ができる。また本現像装置は、ファーブラシ31内の現像
剤28を第2の直流高圧電源47の電圧で現像ローラ30上へ
飛しょう付着しているため、現像剤28が所定層厚にする
までの立ち上がりの時間が1sec以内と速くできるので余
分な待ち時間を必要としない。次に感光ドラム22上のマ
イナス帯電した静電潜像が現像ローラ上のプラス帯電し
た現像剤28と対向した時に、現像剤28が感光ドラム22上
の静電潜像の静電力により飛しょうしてその潜像を現像
することができる。現像後、現像ローラ30の表面上に付
着している現像剤28をファーブラシ31により掻き落とし
現像ローラ30の履歴を消去する。したがってゴーストの
ない高品位な画像を得ることができる。次にファーブラ
シ31によりかき落とされた現像剤28はファーブラシ31で
搬送され、次にかき取り板43でかき落とされ開口部42を
介して貯蔵部35内に戻すため、トナー担持手段上トナー
は過帯電しない。したがって、高画質の画像が可能にな
る。さらに本現像装置は、1つのファーブラシで現像ロ
ーラへの現像剤の供給と現像後の現像ローラ上の現像剤
のかき落としができるため構造が簡単になると共に小型
になり、それに加えてトナーのもれ及び飛散のない構成
であるため現像装置の配置の制約を広げることができ
る。尚、この実施例においては電子写真複写機における
正規現像(ポジーポジ現像)について実験した例につい
て説明したが、レーザプリンタ等における反転現像(ネ
ガーポジ現像)についても本発明が適用できることは言
うまでもない。
次に本発明の第2の実施例について説明する。第5図は
本発明の第2の実施例を示したものであり、第1の実施
例の場合と同一の機能を有する構成要素については同一
番号を付している。円筒状の弾性体31は、アルミニウム
の芯金の外周部に導電性のスポンジを配設してローラに
形成したものである。このスポンジは導電性であっても
よい。
本実施例では、現像ローラ30と弾性体31は一定の間隔
(この間隔は0.1mm〜0.5mmがよい)を保って近接位置で
対向している。この様な間隔が存在しても、現像ローラ
30と弾性体31との間の直流のバイアス電源によって、第
1の実施例で説明したように帯電した現像剤が現像ロー
ラ30に移送されることは言うまでもない。
第5図において、層厚規制手段49は、第1の実施例と同
様の弾性ブレードを用いており、また現像剤も第1の実
施例と同様に非磁性1成分トナーを用いている。このブ
レード49はその一端部をトナー担持体である現像ローラ
30の回転方向に対して、貯蔵部35より下流側で、かつ感
光ドラム22との対向部より上流側で現像ローラ30の表面
に圧接させ、他端を現像ローラ30の回転時に前記圧接部
において受ける摩擦力によって前記一端部が現像ローラ
30面より逃げようと作用する位置できょう体38に固定
し、さらにこの実施例ではブレード49は現像ローラ30と
圧接部の形状を凸部状にしてある。そのためブレード49
で一部かき取られた現像剤28は、後続する現像剤28の力
によってブレード49の凸部壁面に沿って矢印A方向に流
れを変えて円筒状の弾性体35側に落下する。この結果、
前記圧接部近傍の現像ローラ30とブレード49との対向部
では現像剤28が還流するのでさらに均一なコーティング
ができる。
本発明は以上に説明した5つの実施例だけではなく、現
像剤の帯電、現像ローラへのコーティング、層厚規制等
の、各要素の組み合わせによってさらに多数の構成が可
能であることはいうまでもない。また本発明は非磁性一
成分現像剤によく適合し、かつ電荷保持体と非接触の構
成であるため電荷保持体上に複数色の現像剤を重ねて現
像するカラー画像の形成にも有利である。
発明の効果 以上説明した如く、本発明においてはトナー担持手段と
トナー貯蔵手段内に設けた第一のトナー供給手段との間
に前記トナーが流出入する開口部を有する仕切り板を設
けて、現像後トナー担持手段によりトナー担持手段上の
帯電トナーを前記開口部よりトナー貯蔵手段内に戻すた
め、トナー担持手段上トナーは過帯電しない。したがっ
て、高画質の現像が可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例における現像装置の断面
図、第2図、第3図はそれぞれ本発明の第1の実施例に
おける現像装置の各部分の構成図、第4図は本発明の第
1の実施例における現像装置の別の断面図、第5図は本
発明の第2の実施例における現像装置の断面図、第6
図、第7図、第8図は、それぞれ従来例の現像装置の要
部断面図である。 22……電荷保持体、28……現像剤(1成分トナー)、29
……トナー担持手段、34……トナー所蔵手段、41……仕
切り板、42……開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斎藤 憙 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−107662(JP,A) 特開 昭61−162069(JP,A) 特開 昭56−107274(JP,A) 特開 昭56−91261(JP,A) 特開 昭61−159674(JP,A)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非磁性1成分トナーを用いて電荷保持体上
    の静電潜像を非接触状態で現像するための非磁性1成分
    トナーによる非接触現像装置であって、 前記トナーの貯蔵手段と、 前記トナーを前記静電潜像に対向して非接触状態でその
    表面上に担持する、回転可能に保持された円筒状のトナ
    ー担持体と、 前記トナー担持体上に前記トナーを供給するための、前
    記トナー担持体に対向して配設された回転可能な円筒状
    の第2のトナー供給手段を具備し、 前記第2のトナー供給手段及びトナー担持体と、前記貯
    蔵手段とは、略垂直な壁によって仕切られると共に、前
    記壁には、それぞれの部分に保持されたトナーが相互に
    行き来可能となるような開口部が形成されてあり、 前記トナー貯蔵手段内には、その内部に貯蔵されたトナ
    ーを撹拌して、貯蔵手段内に貯蔵されたトナーを前記開
    口部を通して前記第2のトナー供給手段に搬送するため
    の第1のトナー供給手段であって、回転軸と、一端部が
    前記回転軸に保持され、自由端である他端部が貯蔵手段
    の内壁面に接触する、弾性を有するシート状部材で構成
    され、前記シート状部材は、その自由端部が開口部を通
    過する際には、開口部の下側から上側に向けて通過する
    ように回転軸によって回転される第1のトナー供給手段
    が配設されており、 前記第2のトナー供給手段の外周部は、前記開口部近傍
    において前記第2のトナー供給手段に保持されたトナー
    を掻き取るためのトナー掻き取り手段に当接すると共
    に、前記第2のトナー供給手段の回転方向は、前記トナ
    ー掻き取り手段により掻き取られたトナーを前記開口部
    より前記トナー貯蔵手段に向かって搬送する方向に回転
    されており、 更に、前記トナー担持体には、前記第2のトナー供給手
    段より前記トナー担持体に供給されたトナーの厚みを、
    少なくとも現像部において一定厚みに形成するための板
    状の弾性体が圧接されており、 かつ前記弾性体の圧接状態は、前記弾性体の一端部を固
    定端とし、自由端である他端部を前記トナー担持体に圧
    接させたものであると共に、前記自由端と固定端との位
    置関係は、前記自由端が前記トナー担持体表面から受け
    る摩擦力によって前記トナー担持体表面から離接する方
    向のモーメントを受けるような位置関係に設定されてい
    る 非磁性1成分トナーによる非接触現像装置。
  2. 【請求項2】第2のトナー供給手段が、ファーブラシで
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の非磁
    性1成分トナーによる非接触現像装置。
  3. 【請求項3】ファーブラシが導電性ファーブラシである
    ことを特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の非磁性
    1成分トナーによる非接触現像装置。
  4. 【請求項4】ファーブラシとトナー担持体との接触位置
    において、ファーブラシとトナー担持体とを同一方向
    で、かつファーブラシの周速をトナー担持体の周速より
    も早く回転可能となしたことを特徴とする特許請求の範
    囲第2項または第3項に記載の非磁性1成分トナーによ
    る非接触現像装置。
JP61287015A 1986-12-02 1986-12-02 非磁性1成分トナーによる非接触現像装置 Expired - Lifetime JPH0782267B2 (ja)

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