JPH078196U - 防舷材用ネット - Google Patents

防舷材用ネット

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JPH078196U
JPH078196U JP4320193U JP4320193U JPH078196U JP H078196 U JPH078196 U JP H078196U JP 4320193 U JP4320193 U JP 4320193U JP 4320193 U JP4320193 U JP 4320193U JP H078196 U JPH078196 U JP H078196U
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JP
Japan
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fender
net
belt
crossing
length
Prior art date
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Pending
Application number
JP4320193U
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English (en)
Inventor
友義 三宅
正夫 竹本
巌 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibata Industrial Co Ltd
Original Assignee
Shibata Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH078196U publication Critical patent/JPH078196U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 防舷材を覆うネットとして船体に損傷を与え
ることなく、軽量で取扱いやすいものを得る。 【構成】 少なくとも外表面が天然繊維または合成繊維
からなるベルト3、4を防舷材1の長さ(横)及び幅
(縦)方向に所要の等間隔に数条に交錯させて防舷材1
の外表面に被せるように形成したネット2で、このネッ
ト2の交錯部Aを縫着9し、さらにその両側からゴム布
10を貼着して結合加工するとともに、長さ方向のベル
ト3はその両端部を防舷材1両端に巻着した締結ロープ
6、7に係止具8を介して取り付けるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、船舶、岸壁、海洋構築物等における接岸部分に設けられる防舷材 用のネットに係り、特に空気袋等の防舷材を覆って設けられるチェーンあるいは ワイヤー等のネットにより接岸時に船体に凹みが生じたり、塗料が剥げたりする などで船体が損傷を受けるのを防止することのできる防舷材用ネットに関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
従来、防舷材用保護ネットとしては、例えば図4に示すように、ゴム製の空気 袋からなる防舷材21の外周面に自動車の古タイヤ23と金属製チェーン22を 用いて網状に連結し、金属製チェーン22の両端部の係留金具24に結合された 吊り下げ用のチェーンまたはワイヤ25によって船体あるいは岸壁に取り付けら れるものがある(実開昭60−45731号公報)。
【0003】 しかしながら、このような保護ネットは金属製チェーンが表面に露出している ために、船舶が防舷材に接触した時に、該金属製チェーンが船舶の塗装面に傷を 付けたり、塗装を剥がしたりするという問題がある。また、上記保護ネットがワ イヤネットの場合には、ワイヤが摩耗したり、腐食しやすく、繊維ロープネット の場合には縦横のネットの交差部分の径が大きくなり、その部分の摩耗が激しい 。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような保護用ネットの問題点を解消するものとして、近年、防舷材の外 周面を覆うカバーが提案されている(実開昭4−67592号公報)。これは図 5に示すように、防舷材31の胴部周囲を金属部材が露出しないようにシート状 のジャケット32で覆い、このジャケットの幅方向に沿う両側縁に間隔をおいて 複数個穿孔した結着ロープ挿通用穴部34にて結着ロープ33を締着して装着す るものである。なお、35はフック部、36は係留金具、37は絞りロープであ る。
【0005】 しかしながら、このような防舷材の全体を覆う保護カバーでは、金属部材が露 出していないので、船体を損傷するなどの恐れはないが、防舷材の全体を覆うた めカバーとしての重量が重くなってカバーの取扱いが不便であり、かつコスト高 になるという問題がある。
【0006】 この考案は、上記した従来の防舷材用ネットあるいは保護カバーの問題点に鑑 みてなされたもので、製作が簡単で、軽量であり、しかも船体に損傷を与えるこ とのない防舷材用ネットを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
即ち、この考案の第1の考案は、防舷材の外周面に被せられるように形成され 、少なくとも外表面が天然繊維または合成繊維からなるベルトを防舷材胴体部の 長さ(横)および幅(縦)方向に数条に交錯させて形成したネットであって、上 記ネットの交錯部を結合加工するとともに、長さ(横)方向のベルトはその両端 部を防舷材両端に卷着した締結ロープに係止具を介して取り付けてなるものであ り、第2の考案は、第1の考案において縦、横ベルト交錯部の結合加工として該 交錯部を縫着してからゴム被覆を行うものであり、また、第3の考案は第1の考 案において、ベルトとしてナイロンベルトを使用するというものである。
【0008】 第4の考案の防舷材用ネットは、少なくとも外表面が天然繊維または合成繊維 からなるベルトを互いに交錯させて防舷材の外周面に被せられるように網状に形 成し、前記各交錯部を結合後、該交錯部の外表面をゴムにより被覆したことを特 徴とするものである。
【0009】
【作用】
この考案になる防舷材用ネットは、少なくとも外表面が天然繊維または合成繊 維からなる製織したベルトをゴム製の空気袋からなる防舷材の外周面に被せられ るように、防舷材の長さ(横)および幅(縦)方向に所要の間隔で数条に交錯さ せてネット状に形成し、その縦、横ベルトの交錯部は縫製してから両面からゴム 被覆またはゴム接着して補強した構造であるから、船体の接岸時に防舷材を覆っ たネットが船体に接触しても、このネットが繊維ベルトであるため、船体の塗料 が剥げたり、船体が凹む等の損傷を受けることがない。
【0010】 なお、この考案に用いるベルトとしては、後述の実施例ではナイロンベルトを 用いたが、外表面が天然繊維または合成繊維である構成であれば、どのような製 織ベルトでもよく、従って内部に金属繊維を用いたものであってもよい。一般的 にはナイロンベルト、ビニロンベルトがあるが、強度の点からナイロンベルトが 好ましい。また、数条の縦、横ベルトの交錯部の結合加工は、交錯部を縫製した のち、その両面にイソプレンゴム、ニトリルゴムのような耐摩耗性を有するゴム 布を貼着するか、ゴム接着剤を塗ればよい。更に、ベルトを防舷材の長さ(横) および幅(縦)方向に配置して互いに交錯させる代わりに、例えばベルトを防舷 材の長さ(横)方向に対して傾斜する方向に配置して互いに交錯させてもよい。
【0011】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図により詳細に説明する。図1はこの考案のネット を防舷材に取り付けた状態を示す側面図であり、図2はその端面図である。図に おいて、1はゴム製の空気袋からなる防舷材であり、この防舷材1の周面にこの 考案のネット2が被せられている。該ネット2は何れも幅が150mm程度の横 方向のナイロンベルト(以下、単にベルトという)3と縦方向のベルト4を夫々 所要の間隔をもって配し、縦方向のベルト4は何れも防舷材1を巻架してその端 部がリング5に締結されている。
【0012】 また、横方向のベルト3は防舷材1の両端付近で何れも締結ロープ6、7に係 止具8によって取り付けられ、この締結ロープ6、7は防舷材1の両端の半球状 部に卷着されている。そして、縦、横ベルト4、3の配設により生ずる多数の両 者の交錯部Aは、図3に示すように、該交錯部Aを縫着9したのち、両側からゴ ム布10を貼着する補強が施されている。11は、このネット2を巻裝した防舷 材1を船体等に懸吊するためのφ50mm程度のナイロンロープなどからなる吊 り下げ用条体であり、その一方端部は締結ロープ7に取り付けられている。
【0013】 なお、本実施例を示す図1および図2においては、横方向のベルト3が8本、 縦方向のベルト4が4本よりなるネットを示したが、縦、横ベルトの本数はこれ に限定されるものではない。
【0014】 そして、ベルトを防舷材の長さ(横)および幅(縦)方向に配置して互いに交 錯させる代わりに、例えばベルトを図1に示す防舷材の長さ(横)方向に対して 傾斜する方向に配置して互いに交錯させてもよい。つまり、複数本のベルトを防 舷材の外側に右回りの方向に螺旋状に巻き付けると共に、複数本の別のベルトを 防舷材の外側に左回りの方向に螺旋状に巻き付けて、右回りの複数本の各ベルト と左回りの複数本の各ベルトとを互いに交錯させてもよい。
【0015】
【考案の効果】
この考案の防舷材用ネットは、以上のように防舷材の外周面に縦、横方向に所 要等間隔にベルトを交錯させてなり、その交錯部を縫着、ゴム被覆したものであ って、少なくとも外表面が天然繊維または合成繊維で構成された製織ベルトを素 材としているので、このネットを被せた防舷材が船舶の接岸時などに船体に接触 したとしても、これによって船体の塗料が剥げたり、船体が凹むなど船体に損傷 を与える恐れはなく、また、製作も簡単で、得られたネットも軽量であり、更に ベルトの交錯部は結合加工を施しているので破損しにくく、万一破損や摩耗が生 じても破損部分だけ、またはネット全体を簡単に取り替えることができる。そし て、製造コストも従来のネットより大幅に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案のネットを防舷材に被せた状態を示す
側面図である。
【図2】図1の端面図である。
【図3】この考案のネットの交錯部の拡大図である。
【図4】従来のチェーンネットを防舷材に装着した状態
を示す説明図である。
【図5】従来のカバーを防舷材に装着した状態を示す説
明図である。
【符号の説明】
1 防舷材 2 ネット 3 横方向のベルト 4 縦方向のベルト 5 リング 6 締結ロープ 7 締結ロープ 8 係止具 9 縫着 10 ゴム布 11 吊り下げ用条体 A 交錯部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防舷材の外周面に被せられるように形成
    され、少なくとも外表面が天然繊維または合成繊維から
    なるベルトを防舷材胴体部の長さ(横)および幅(縦)
    方向に数条に交錯させて形成したネットであって、上記
    ネットの交錯部を結合加工するとともに、長さ(横)方
    向のベルトはその両端部を防舷材両端に巻着した締結ロ
    ープに係止具を介して取り付けてなる防舷材用ネット。
  2. 【請求項2】 ベルト交錯部の結合加工として該交錯部
    を縫着後ゴム被覆を行う請求項1記載の防舷材用ネッ
    ト。
  3. 【請求項3】 ベルトがナイロンベルトである請求項1
    記載の防舷材用ネット。
  4. 【請求項4】 少なくとも外表面が天然繊維または合成
    繊維からなるベルトを互いに交錯させて防舷材の外周面
    に被せられるように網状に形成し、前記各交錯部を結合
    後、該交錯部の外表面をゴムにより被覆したことを特徴
    とする防舷材用ネット。
JP4320193U 1993-07-12 1993-07-12 防舷材用ネット Pending JPH078196U (ja)

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JP4320193U JPH078196U (ja) 1993-07-12 1993-07-12 防舷材用ネット

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JP4320193U JPH078196U (ja) 1993-07-12 1993-07-12 防舷材用ネット

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JPH078196U true JPH078196U (ja) 1995-02-03

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ID=12657323

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JP4320193U Pending JPH078196U (ja) 1993-07-12 1993-07-12 防舷材用ネット

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018061734A1 (ja) * 2016-09-29 2018-04-05 シバタ工業株式会社 防舷材用保護部材及び空気式防舷材

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018061734A1 (ja) * 2016-09-29 2018-04-05 シバタ工業株式会社 防舷材用保護部材及び空気式防舷材
JP2018053551A (ja) * 2016-09-29 2018-04-05 シバタ工業株式会社 防舷材用保護部材及び空気式防舷材

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990608