JP2018053551A - 防舷材用保護部材及び空気式防舷材 - Google Patents

防舷材用保護部材及び空気式防舷材 Download PDF

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Abstract

【課題】 防舷材全体としての緩衝性が向上すると共に、船舶における色移りが目立たない防舷材用保護部材、及び、船舶への衝撃が緩和される空気式防舷材を提供する。【解決手段】 防舷材6は、気密性を有する可撓性材料であるゴム材料よりなり、気体が封入された俵形状を有する防舷材本体2と、防舷材本体2の外周面3(防舷材6の外周面8)に取り付けられる防舷材用保護部材11とから構成される。防舷材用保護部材11は、発泡材である発泡ポリウレタンからなり、任意の色に着色できる緩衝体21a〜21hと、緩衝体21a〜21hを防舷材6の外周面8に取り付けるための取付手段31である接着剤36とからなる。このように構成することにより、緩衝体21a〜21hの緩衝性が向上するため、防舷材全体としての緩衝性が向上する。又、緩衝体21a〜21hの色を船舶の色に合わせて選択することができるため、船舶における色移りが目立たない。【選択図】 図1

Description

この発明は防舷材用保護部材及び空気式防舷材に関し、特に防舷材に取り付けて用いられる防舷材用保護部材、及び、防舷材用保護部材を備えた空気式防舷材に関するものである。
従来、岸壁等に配置される空気式防舷材は、その外周面に、中古タイヤを編み込んだチェーンネットが巻き付けられていた。これにより、空気式防舷材の外周は、タイヤにより保護されていた。
一般的に、タイヤは黒色であり、船舶の外面は白色である。そのため、船舶がタイヤを介して空気式防舷材に接触したとき、船舶の外面にタイヤの黒色が色移りすることがあった。又、景観を配慮し、空気式防舷材自体を白色に形成しても、黒色のタイヤが目立ってしまうことがあった。
そこで、次のような空気式防舷材が提案されている。
図13は、特許文献1で開示された従来の空気式防舷材の概略正面図であり、図14は、図13で示した空気式防舷材における保護ブロックの斜視図である。
これらの図を参照して、空気式防舷材91には、その外周面にネット状の防舷施設用保護材95が取り付けられている。
防舷施設用保護材95は、空気式防舷材91の外周面に格子縞状に配設され、ポリエチレン樹脂を使用して、押出し成形により、略方形状の板状に形成された複数の保護ブロック100から構成される。
保護ブロック100は、その相対する側縁部近傍においてロープ等の紐状体102が挿通する連結用連結穴103a及び103bと、その表裏面において連結用連結穴103a及び103bに略平行な凹凸部104とが形成されている。
又、保護ブロック100は、接舷する船舶の色と同系色、又は防舷材の使用場所の景観にマッチした色に着色したポリエチレン樹脂材料からなっている。これにより、船舶への色移りや、景観に配慮したものとなっている。
特開2001−348840号公報 特開2007−106350号公報
上記のような従来の空気式防舷材91では、保護ブロック100がポリエチレン樹脂からなるため、硬質であり、緩衝性に乏しいものであった。
その他にも、次のような空気式防舷材も提案されている。
図15は、特許文献2で開示されたその他の従来の空気式防舷材の概略断面図であり、図16は、図15で示した“X”部分の拡大断面図である。
これらの図を参照して、空気式防舷材121は、中空円筒状に形成された本体部132と、両端の口金部133a及び133bとから構成される。
本体部132は、その内側に形成された内層ゴム134と、内層ゴム134の外側に形成された補強コード層135と、補強コード層135の外側に形成された外層ゴム136と、外層ゴム136の外表面に一体的に塗布され、任意の色に着色を施したウレタンエラストマー被覆層137とから構成されている。これにより、船舶の外観を汚す虞が少ないものとなっている。
しかしながら、空気式防舷材121において、ウレタンエラストマー被覆層137は、スタティックミキシングガン等を使用してスプレー方式により所定の色に着色したウレタンエラストマー被覆材を塗布するか、又は刷毛等を使用して塗布するものであり、船舶の外観を汚さないことを目的としてのものである。そのため、ウレタンエラストマー被覆層137は、厚さが薄く、緩衝性が乏しいものであった。又、図16の一点鎖線で示したウレタンエラストマー被覆層137aのように、任意の部位において塗布厚さを厚く形成しても、まだ緩衝性が乏しいものであった。そのため、緩衝性を向上させるには、ウレタンエラストマー被覆層137全体を更に厚く形成する必要があり、形成するのに手間がかかるものであった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、防舷材全体としての緩衝性が向上すると共に、船舶における色移りが目立たない防舷材用保護部材、及び、船舶への衝撃が緩和される空気式防舷材を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、防舷材に取り付けられる防舷材用保護部材であって、発泡材からなり、任意の色に着色できる緩衝体と、緩衝体を防舷材の外面に取り付けるための取付手段とを備えたものである。
このように構成すると、緩衝体の緩衝性が向上すると共に、緩衝体の色を船舶の色に合わせて選択することができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成において、緩衝体は、発泡ポリウレタン又は発泡ポリエチレンからなるものである。
このように構成すると、緩衝体の緩衝性がより一層向上する。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の発明の構成において、取付手段は、接着剤を含むものである。
このように構成すると、防舷材に緩衝体が強固に接着される。
請求項4記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の発明の構成において、防舷材は、俵形状を有し、取付手段は、緩衝体が固定され、防舷材の外周面の一部に環状に巻き付けるサイズを有する弾性シートと、弾性シートを防舷材の外周面の一部に巻き付けた状態で保持する保持手段とを含むものである。
このように構成すると、緩衝体は、弾性シートを介して防舷材に取り付けられる。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明の構成において、弾性シートは、周方向の両端部が対向するように防舷材に巻き付けられ、保持手段は、巻き付けた状態における弾性シートの両端部において、対向する位置に形成された一対の保持用穴と、一対の保持用穴に挿通し、両端部を固定する固定具とを含むものである。
このように構成すると、固定具により、弾性シートの巻き付け状態が保持される。
請求項6記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の構成において、防舷材は、俵形状を有し、取付手段は、複数の紐状部材が網状に接続して形成され、防舷材の外周面の一部に環状に巻き付けるサイズを有する網状部材と、網状部材を防舷材の外周面の一部に巻き付けた状態で保持する保持手段とを含み、緩衝体は紐状部材の一部に取り付けられたものである。
このように構成すると、緩衝体は、網状部材を介して防舷材に取り付けられる。
請求項7記載の発明は、請求項6記載の発明の構成において、緩衝体は、紐状部材の一部を挟み込む一対の緩衝部材と、緩衝部材が紐状部材の一部を挟み込んだ状態で、緩衝部材の各々を固定する接着剤とを含むものである。
このように構成すると、防舷材に網状部材を巻き付けた状態のままで、緩衝体を網状部材に取り付けることが可能になる。
請求項8記載の発明は、空気式防舷材であって、気密性を有する可撓性材料よりなり、気体が封入された中空の俵形状を有する防舷材本体と、防舷材本体の外周面に取り付けられる、請求項1から請求項7のいずれかに記載の防舷材用保護部材とを備えたものである。
このように構成すると、船舶による衝撃が、防舷材用保護部材を介して防舷材本体に伝わる。
以上説明したように、請求項1記載の発明は、緩衝体の緩衝性が向上するため、防舷材全体としての緩衝性が向上する。又、緩衝体の色を船舶の色に合わせて選択することができるため、船舶における色移りが目立たない。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、緩衝体の緩衝性がより一層向上するため、防舷材全体としての緩衝性がより一層向上する。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加えて、防舷材に緩衝体が強固に接着されるため、防舷材に対する防舷材用保護部材の取付状態の信頼性が向上する。
請求項4記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加えて、緩衝体は、弾性シートを介して防舷材に取り付けられるため、防舷材に対して防舷材用保護部材の取り付けが容易になる。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明の効果に加えて、固定具により、弾性シートの巻き付け状態が保持されるため、防舷材に対して防舷材用保護部材の取り付けが迅速化する。
請求項6記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加えて、緩衝体は、網状部材を介して防舷材に取り付けられるため、防舷材に対して防舷材用保護部材の取り付けが容易になる。
請求項7記載の発明は、請求項6記載の発明の効果に加えて、防舷材に網状部材を巻き付けた状態のままで、緩衝体を網状部材に取り付けることが可能になるため、緩衝体の取り付けが容易になる。
請求項8記載の発明は、船舶による衝撃が、防舷材用保護部材を介して防舷材本体に伝わるため、船舶への衝撃が緩和される。
この発明の第1の実施の形態による防舷材用保護部材を備えた防舷材の概略正面図である。 図1で示した防舷材の概略右側面図である。 図1で示したIII−IIIラインから見た概略端面図である。 この発明の第2の実施の形態による防舷材用保護部材を備えた防舷材の概略正面図である。 図4で示した防舷材の概略右側面図である。 図4で示したVI−VIラインから見た概略端面図である。 この発明の第3の実施の形態による防舷材用保護部材を備えた防舷材の概略正面図である。 図7で示した防舷材の概略右側面図である。 図7で示したIX−IXラインから見た一部を示す概略拡大端面図である。 図7で示した防舷材における緩衝体の概略正面図である。 図10で示した緩衝体の概略右側面図である。 図7で示した防舷材における緩衝体の概略取付工程図である。 特許文献1で開示された従来の空気式防舷材の概略正面図である。 図13で示した空気式防舷材における保護ブロックの斜視図である。 特許文献2で開示されたその他の従来の空気式防舷材の概略断面図である。 図15で示した“X”部分の拡大断面図である。
図1は、この発明の第1の実施の形態による防舷材用保護部材を備えた防舷材の概略正面図であり、図2は、図1で示した防舷材の概略右側面図であり、図3は、図1で示したIII−IIIラインから見た概略端面図である。
これらの図を参照して、防舷材6は、図示しない岸壁等に配置される空気式防舷材1であって、気密性を有する可撓性材料であるゴム材料よりなり、気体が封入された俵形状を有する防舷材本体2と、防舷材本体2の外周面3(防舷材6の外面10、防舷材6の外周面8)に取り付けられる防舷材用保護部材11とから構成される。
防舷材6の右方端部には、接続具4aを介して、連結部材5aが取り付けられている。この連結部材5aを介して、防舷材6は、隣接する別の防舷材と連結されている。同様にして、防舷材6の左方端部には、接続具4bを介して、連結部材5bが取り付けられている。この連結部材5bを介して、防舷材6は、隣接する別の防舷材と連結される。
防舷材用保護部材11は、中古タイヤと同程度の圧縮性能を有し、微小な独立発泡の発泡材である発泡ポリウレタンからなり、例えば顔料等を混ぜ合わせることで任意の色に着色できる緩衝体21a〜21hと、緩衝体21a〜21hを防舷材6の外周面8に取り付けるための取付手段31である接着剤36とからなる。これにより、防舷材用保護部材11は、コスト的に有利に形成できる。
防舷材用保護部材11の緩衝体21a〜21hの各々は、下面が防舷材6の俵形状を有する外周面8に沿う曲面形状を有するように直方体を変形させた形状に形成されている。緩衝体21a〜21hの各々は、緩衝体21a〜21hの長手方向と防舷材本体2の長手方向とが平行となるようにして周方向において等間隔に配置されている。緩衝体21a〜21hの下面の各々は、防舷材6の外周面8に、取付手段31である接着剤36によって、固定されている。このように接着剤36で固定することで、防舷材6に緩衝体21a〜21hが強固に接着されるため、防舷材6に対する防舷材用保護部材11の取付状態の信頼性が向上する。
使用に際して、船舶が岸壁に接舷したとき、船舶による衝撃が防舷材用保護部材11を介して防舷材6(空気式防舷材1)の防舷材本体2に伝わることになるため、船舶への衝撃が緩和される。
防舷材用保護部材11の緩衝体21a〜21hは、上述したように発泡材から形成されている。これにより、緩衝体21a〜21hの緩衝性が向上するため、防舷材全体としての緩衝性が向上している。
ここでは、緩衝体21a〜21hは、上述したように発泡ポリウレタンよりなる。そのため、緩衝体21a〜21hの緩衝性がより一層向上するので、防舷材全体としての緩衝性がより一層向上したものとなっている。尚、緩衝体21a〜21hは、発泡ポリエチレンから形成されても良い。この場合、発泡ポリウレタンと同様の効果を奏する。
又、防舷材用保護部材11の緩衝体21a〜21hは、上述したように任意の色に着色できるものである。このように形成することにより、緩衝体21a〜21hの色を、例えば白色のように船舶の色に合わせて選択することができるため、船舶における色移りが目立たない。即ち、船舶に緩衝体21a〜21hの色が色移りしても、その色が目立つことがない。又は、緩衝体21a〜21hの色を、防舷材6の使用場所の景観に適合した色に合わせて選択することもできる。これにより、景観に配慮したものとなる。
使用を繰り返すことで、防舷材6の緩衝体21a〜21hの一部が摩耗や破損した場合には、該当する緩衝体のみを取り外し、新たな緩衝体を接着剤36で防舷材6に取り付けて交換することができる。
図4は、この発明の第2の実施の形態による防舷材用保護部材を備えた防舷材の概略正面図であり、図5は、図4で示した防舷材の概略右側面図であり、図6は、図4で示したVI−VIラインから見た概略端面図である。
尚、この第2の実施の形態による防舷材用保護部材12は、図1で示した防舷材用保護部材11と基本的な構成は同一である。ここでは、その相違点を中心に説明する。
これらの図を参照して、防舷材用保護部材12の緩衝体21a〜21hは、図1で示した防舷材用保護部材11においては防舷材6の外周面8に接着剤36で直接固定されていたものが、布にシート状のゴムを貼り合わせた取付手段31である弾性シート39に固定されている。
防舷材用保護部材12の緩衝体21a〜21hは、防舷材6の外周面8の一部に環状に巻き付けるサイズを有する弾性シート39に接着剤で固定されている。尚、弾性シート39を防舷材6の外周面8に巻き付けたとき、防舷材用保護部材12の緩衝体21a〜21hは、図1で示した防舷材用保護部材11と同様に配置されるように、弾性シート39に固定されるのが好ましい。
取付手段31である弾性シート39は、周方向の両端部である端部41a及び41bが対向するように防舷材6に巻き付けられる。
巻き付けた状態における弾性シート39の端部41a及び41bの各々には、対向する位置に一対の保持手段50である保持用穴44a及び44bがそれぞれ形成されている。この一対の保持用穴44a及び44bの各々に、保持手段50であるシャックルからなる固定具55を挿通させることで、弾性シート39の両端部(端部41a及び41b)を固定する。これにより、(取付手段31を構成する)保持手段50によって、弾性シート39は、防舷材6の外周面8の一部に巻き付けた状態で保持される。尚、弾性シート39において、保持手段50である保持用穴44a及び44bと固定具55とは、弾性シート39の両端部(端部41a及び41b)に2つ以上形成されることが、固定保持の観点から好ましい。ここでは、弾性シート39において、防舷材6の長手方向の両端部にそれぞれ固定手段50が形成されている。
このように構成することで、緩衝体21a〜21hは、弾性シート39を介して防舷材6に取り付けられるため、防舷材6に対して防舷材用保護部材12の取り付けが容易になる。又、固定具55により、弾性シート39の巻き付け状態が保持されるため、防舷材6に対して防舷材用保護部材12の取り付けが迅速化する。更に、弾性シート39は、比重の小さいゴムを含んで形成されているため、弾性シート39に浮力が発生する。
使用を繰り返すことで、防舷材6の緩衝体21a〜21hの大部分が摩耗や破損した場合には、弾性シート39を防舷材6から取り外し、新たな緩衝体が固定された弾性シートを防舷材6に取り付けることで、迅速な交換が可能となる。
図7は、この発明の第3の実施の形態による防舷材用保護部材を備えた防舷材の概略正面図であり、図8は、図7で示した防舷材の概略右側面図であり、図9は、図7で示したIX−IXラインから見た一部を示す概略拡大端面図であり、図10は、図7で示した防舷材における緩衝体の概略正面図であり、図11は、図10で示した緩衝体の概略右側面図である。
尚、この第3の実施の形態による防舷材用保護部材13は、図1で示した防舷材用保護部材11と基本的な構成は同一である。ここでは、その相違点を中心に説明する。
これらの図を参照して、防舷材用保護部材13の緩衝体21a〜21hは、中古タイヤと同程度の圧縮性能を有し、微小な独立発泡の発泡材である発泡ポリウレタンからなり、任意の色に着色できるものである。緩衝体21a〜21hは、取付手段31である後述する網状部材61の紐状部材64の一部に取り付けられている。
取付手段31である網状部材61は、チェーンからなる複数の紐状部材64a及び64b等が網状に接続して形成され、防舷材6の外周面8の一部に環状に巻き付けるサイズを有している。
網状部材61は、防舷材6の外周面8の一部に環状に巻き付けられ、(取付手段31を構成する)保持手段80である保持具82a及び82bによって防舷材6の外周面8の一部に巻き付けた状態を保持される。保持手段80である保持具82a及び82bは、防舷材6の両端部(端部41a及び41b)に配置され、複数の紐状部材64a等に連結している。
特に図9〜図11を参照して、防舷材用保護部材13の緩衝体21bは、開口27が形成された角丸の略直方体形状を有し、紐状部材64a及び64bの一部を挟み込む一対の緩衝部材25a及び25bと、緩衝部材25a及び25bが紐状部材64a及び64bの一部を挟み込んだ状態で、緩衝部材25a及び25bの各々を固定する接着剤30とを含んで構成される。
又、図10で示したように一対の緩衝部材25a及び25bの各々を重ね合わせた状態(図9で示した紐状部材64a及び64bの一部を挟み込んだ状態)において、緩衝体21bは、正面視における頂点部分から開口27に連通するように、紐状部材64a及び64bを挿通させるための挿通用穴28a〜28dが直線状に形成されている。即ち、一対の緩衝部材25a及び25bの各々は、重ね合わせたときに挿通用穴28a〜28dが形成されるように、断面視半円形状の溝29a及び29bが形成されている。尚、他の緩衝体21a、21c〜21hの各々も、緩衝体21bと同様に形成されている。
尚、ここでは、図10で示した緩衝体21bの正面視における左右方向の長さLは、550mmであり、上下方向の長さLは、550mmであり、開口27の直径Rは、200mmである。図11で示した緩衝体21bの側面視における左右方向の長さWは、120mmであり、挿通用穴28dの直径Rは、60mmである。挿通用穴28a〜28cの直径も、挿通用穴28dの直径と同様に形成されている。
緩衝体21bは、中古タイヤと同程度の圧縮性能を有している。ここでの中古タイヤは、厚みが157mmで、外径が470mmで、内径が230mmである自動車用タイヤを示している。又、緩衝体21bは、荷重5.5kNで変位35%であり、変位35%で吸収エネルギー0.085kN・mである圧縮性能を有している。尚、図1で示した防舷材用保護部材11及び図4で示した防舷材用保護部材12における緩衝体21a〜21hも、この中古タイヤと同程度の圧縮性能を有している。
図12は、図7で示した防舷材における緩衝体の概略取付工程図である。
図12の(1)を参照して、緩衝体21bの取付に際して、まず、緩衝体21bの緩衝部材25bを、防舷材6の外周面8と紐状部材64bとの間に配置する。その際に、紐状部材64bの下方に、緩衝部材25bの溝29bが位置するように配置する。
次に、図12の(2)を参照して、緩衝体21bの緩衝部材25aを上方から、緩衝部材25bに重ね合わせて、接着剤30で固定する。その際に、紐状部材64bの上方に、緩衝部材25aの溝29aが位置するように配置し、緩衝体21a及び21bで挟み込む。これにより、緩衝体21bは挿通用穴28dによって紐状部材64bの一部を挟み込むことになる。
従って、緩衝体21bは、網状部材61を介して防舷材6に取り付けられるため、防舷材6に対して防舷材用保護部材13の取り付けが容易になる。又、防舷材6に網状部材61を巻き付けた状態のままで、緩衝体21bを網状部材61に取り付けることが可能になるため、緩衝体21bの取り付けが容易になる。
又、図7で示したように、緩衝体23a及び23bを網状部材61の紐状部材64bに取り付けることで、防舷材全体としての緩衝性を向上させている。
更に、図7及び図10を参照して、紐状部材64aは、緩衝体21bの挿通用穴28a及び28cに挿通している。紐状部材64bは、緩衝体21bの挿通用穴28b及び28dに挿通している。紐状部材64aと紐状部材64bとは、緩衝体21bの開口27の位置で連結されている。このように取り付けることで、緩衝体21bは不用意に移動することがない。
使用を繰り返すことで、防舷材6の緩衝体21a〜21hが摩耗や破損した場合には、網状部材61から取り外し、新たな緩衝体を図12で示したように取り付けることで交換することができる。このとき、緩衝体21bには、挿通用穴28a〜28dが形成されており、緩衝体21bと紐状部材64a及び64bとは完全に密着した状態ではないので、取り外し易い。又、取付に際して、紐状部材64a及び64bが邪魔にならないので、緩衝部材25a及び25bの各々を接着し易い。
尚、上記の各実施の形態では、防舷材は、空気式防舷材であったが、例えば中実構造のゴム材料から形成されたものであるように、空気式以外の防舷材であっても良い。
又、上記の各実施の形態では、防舷材本体は、特定材質及び特定形状を有するものであったが、その他の材質及びその他の形状であっても良い。
更に、上記の各実施の形態では、緩衝体は、特定形状を有するものであったが、例えば円柱形状や筒形状、星型の柱形状のように、その他の形状から形成されても良い。
更に、上記の各実施の形態では、緩衝体の各々は、特定位置に配置されたものであったが、例えば格子状や千鳥状、螺旋状、非等間隔のように、その他の位置で配置されても良い。
更に、上記の各実施の形態では、緩衝体は、特定材質から形成されたものであったが、発泡材からなり、任意の色に着色できるものであれば、それ以外の材質から形成されても良い。
更に、上記の各実施の形態では、取付手段は、特定の方法によるものであったが、緩衝体を防舷材の外周面に取り付けるためのものであれば、それ以外の方法であっても良い。
更に、上記の第2の実施の形態では、弾性シートは、布にシート状のゴムを貼り合わせたものであったが、例えばシート状のゴムのみから形成されるように、それ以外のもので形成されていても良い。
更に、上記の第2の実施の形態では、固定具は、特定のものであったが、一対の保持用穴に挿通し、弾性シートの両端部を固定するものであれば、それ以外のものであっても良い。
更に、上記の第2の実施の形態では、緩衝体は、接着剤で弾性シートに固定されていたが、それ以外の方法で、弾性シートに固定されてあっても良い。
更に、上記の第2の実施の形態では、保持手段は、特定の方法によるものであったが、弾性シートを防舷材の外周面の一部に巻き付けた状態で保持するものであれば、それ以外の方法であっても良い。
更に、上記の第3の実施の形態では、紐状部材は、チェーンからなるものであったが、例えばロープやワイヤーのように、それ以外のものから形成されても良い。
更に、上記の第3の実施の形態では、緩衝体は、開口及び挿通用穴が形成されたものであったが、開口及び挿通用穴は形成されていなくても良い。
更に、上記の第3の実施の形態では、緩衝体は、一対の緩衝部材からなるものであったが、紐状部材の一部に取り付けられるものであれば、それ以外のものから形成されても良い。
1…空気式防舷材
2…防舷材本体
3…外周面
6…防舷材
8…外周面
10…外面
11〜13…防舷材用保護部材
21…緩衝体
25…緩衝部材
30…接着剤
31…取付手段
36…接着剤
39…弾性シート
41…端部
44…保持用穴
50…保持手段
55…固定具
61…網状部材
64…紐状部材
80…保持手段
尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (8)

  1. 防舷材に取り付けられる防舷材用保護部材であって、
    発泡材からなり、任意の色に着色できる緩衝体と、
    前記緩衝体を前記防舷材の外面に取り付けるための取付手段とを備えた、防舷材用保護部材。
  2. 前記緩衝体は、発泡ポリウレタン又は発泡ポリエチレンからなる、請求項1記載の防舷材用保護部材。
  3. 前記取付手段は、接着剤を含む、請求項1又は請求項2記載の防舷材用保護部材。
  4. 前記防舷材は、俵形状を有し、
    前記取付手段は、
    前記緩衝体が固定され、前記防舷材の外周面の一部に環状に巻き付けるサイズを有する弾性シートと、
    前記弾性シートを前記防舷材の前記外周面の前記一部に巻き付けた状態で保持する保持手段とを含む、請求項1又は請求項2記載の防舷材用保護部材。
  5. 前記弾性シートは、周方向の両端部が対向するように前記防舷材に巻き付けられ、
    前記保持手段は、
    前記巻き付けた状態における前記弾性シートの前記両端部において、対向する位置に形成された一対の保持用穴と、
    前記一対の保持用穴に挿通し、前記両端部を固定する固定具とを含む、請求項4記載の防舷材用保護部材。
  6. 前記防舷材は、俵形状を有し、
    前記取付手段は、
    複数の紐状部材が網状に接続して形成され、前記防舷材の外周面の一部に環状に巻き付けるサイズを有する網状部材と、
    前記網状部材を前記防舷材の前記外周面の前記一部に巻き付けた状態で保持する保持手段とを含み、
    前記緩衝体は前記紐状部材の一部に取り付けられた、請求項1又は請求項2記載の防舷材用保護部材。
  7. 前記緩衝体は、
    前記紐状部材の一部を挟み込む一対の緩衝部材と、
    前記緩衝部材が前記紐状部材の前記一部を挟み込んだ状態で、前記緩衝部材の各々を固定する接着剤とを含む、請求項6記載の防舷材用保護部材。
  8. 空気式防舷材であって、
    気密性を有する可撓性材料よりなり、気体が封入された中空の俵形状を有する防舷材本体と、
    前記防舷材本体の外周面に取り付けられる、請求項1から請求項7のいずれかに記載の防舷材用保護部材とを備えた、空気式防舷材。
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