JPH0781911A - アルミナの炭窒化による窒化アルミニウムの連続製造方法 - Google Patents

アルミナの炭窒化による窒化アルミニウムの連続製造方法

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JPH0781911A JP6247157A JP24715794A JPH0781911A JP H0781911 A JPH0781911 A JP H0781911A JP 6247157 A JP6247157 A JP 6247157A JP 24715794 A JP24715794 A JP 24715794A JP H0781911 A JPH0781911 A JP H0781911A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アルミナと、炭素と、窒素とから炭窒化反応
によって窒化アルミニウムを連続的に製造する方法。 【構成】 反応を少なくとも1つの導管からなる反応器
で行い、反応器の反応区域の交換面積/容積の比を5〜
150 m-1、好ましくは10〜50m-1にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアルミナの炭窒化による
窒化アルミニウムの連続製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カレントベッド反応器を用いてアルミナ
を炭化窒化して窒化アルミニウムを製造する方法は公知
である(例えば、欧州特許出願公開第 0,266,927号、特
開昭63−297205号、英国特許第87.00208号を参照)。反
応を回転炉で行う方法も提案されている(例えば、特開
昭62−278109号、特開昭62− 20030号、特開昭61− 746
35号を参照) 。可動バケットまたは固定バケットを備え
た鉛直炉内で窒化アルミニウムを製造する方法も提案さ
れている(例えば、欧州特許出願公開第 0,272,377号
(前者)、日本国特許第 1,290,562号(後者)を参照)。
【0003】これらの方法には多くの欠点がある。先
ず、これらの方法に共通の欠点は反応器の有効容積が小
さく、そのため、一定の製造能力および生産性しかない
点である。また、炉内での反応物の滞留時間の分布が広
いため、得られる製品が一般に不均質になるという欠点
がある。この欠点は回転炉および連続運転式のカレント
ベッド反応器の場合に特に見られる。
【0004】系統的反応器(reacteur methodique) すな
わち連続運転されるカレントベッド反応器で反応を行う
方法も提案されている(欧州特許出願公開第 0,519,806
号、国際公開第WO92 /16467 号を参照)。この方法を
用いると1時間当たり約1kg〜数キログラムの窒化アル
ミニウムを製造することができる。しかし、この反応器
の生産性はまだ十分ではない。当然ながら、製造を高レ
ベルに維持し且つ製品の均質性を高く維持したままプラ
ントの生産性を高くする必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、アル
ミナの炭窒化による窒化アルミニウムの製造方法におい
て、製品の均質性を高く維持したまま反応器の生産性を
高くすることにある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、アルミナ
と、炭素と、窒素とから炭窒化反応によって窒化アルミ
ニウムを連続的に製造する方法において、反応を少なく
とも1つの導管からなる反応器で行い、反応器の反応区
域の交換面積/容積の比を5〜150 m-1の範囲にするこ
と点に特徴がある。上記の比は10〜50m-1の範囲にする
のが好ましい。「反応区域」とはアルミナの炭窒化反応
を起こすことができる温度を有する反応器の区域を意味
し、この温度は一般に 1,350〜2,000 ℃である。「交換
面積」とはこの反応区域の導管の内壁の面積を意味す
る。
【0007】本発明方法を実施する第1の方法では、ア
ルミナと、炭素と、窒素との間の反応が連続供給で連続
的に運転される反応器で行われる。本発明の別の好まし
い方法では、アルミナと、炭素と、窒素との間の反応が
カレントベッド反応器で行われる。
【0008】第1の実施方法では連続供給運転される反
応器が使用され、この反応器は一般にグラファイトで作
られたほぼ鉛直な少なくとも1本の直線状の導管で構成
される。この反応器には顆粒が供給される。この顆粒は
アルミナと炭素との混合物からなるペースト、好ましく
はこのペーストの顆粒化を容易にするためのバインダー
を含むペーストを成形して得られる。このバインダーを
炭素原料の一部とすることもできる。
【0009】「バインダー」とは本発明方法で定義の機
械的強度を顆粒に付与することが可能な任意の化合物を
意味する。一般に、この機械的強度は破壊強度(resista
ncea l'ecrasement) と磨耗損失(perte a l'attrition)
とを測定して求める。熱分解時に炭素を生じる熱硬化
性樹脂のバインダーを用いた時には、顆粒に十分な機械
的強度と十分な多孔度とが同時に与えられるように炭素
と熱硬化性樹脂との量を調節する。
【0010】カーボンブラックは炭窒化速度に好都合な
孔容積を与え、熱硬化性樹脂は顆粒を結合させる役目を
する。熱硬化性樹脂はフェノール−ホルムアルデヒド樹
脂水溶液の中から選択するのが好ましいが、当然なが
ら、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂
等のその他の樹脂を用いることもできる。カーボンブラ
ックは平均粒径が 0.5〜10μm、好ましくは1〜5μm
で且つ孔容積が0.3cm3/g以上の広範囲のカーボンブラ
ックの中から選択することができる。例としては孔容積
が10 cm3/gまでのアセチレンブラックを挙げることが
できる。
【0011】アルミナは高純度アルミナを選択するのが
好ましく、その粒径はカーボンブラックの粒径とほぼ同
じ大きさにするのが推奨される。ペースト(及び顆粒)
の調製のためおよび均質化のために、分散剤、例えばポ
リアクリレートアンモニウム塩型の分散剤を用いるのが
好ましい。通常、顆粒の調製時に、総炭素量すなわち原
料として加えた炭素と熱硬化性樹脂から生じる炭素との
総炭素量が炭窒化反応の理論量(比C/Al23=3)に
等しくなるか、それよりも大きくなるようにする。この
過剰量は 100%にすることができるが、好ましくは0〜
50%の範囲である。
【0012】供給する顆粒の破壊強度(「バルク破壊強
度」−シェル(Shell) 法で測定される)とは一般に 0.2
〜3MPaであり、磨耗損失は一般に15%以下である。
「磨耗損失」量は顆粒25gを円筒形の密閉金属管(内径
36mm、長さ 305mm)に入れ、この管を回転支持部材に固
定(回転支持部材の回転軸線がこの管の長さ方向の中心
を通るようにする)する方法で測定する。回転速度 25
rpm で1時間処理した後に得られる固体を篩分け(425
μmの格子)し、篩を通った微粒子を回収して重量を測
定する。磨耗損失量は〔式1〕で表される:
【0013】
【式1】 A%=(P2/P1)×100 (ここで、A%は磨耗損失を示し、P1は顆粒の初期重
量を表し、P2は得られた微粒子の重量を表す)
【0014】原料装填物の窒素パーコレーション(perco
lation) は反応器の導管の底部へ窒素ガスを連続的に導
入して行う。反応器の導管の頭部は廃棄ガスマニホール
ドに接続されている。この廃棄ガスは主として過剰なC
OとN2 とで構成され、焼却炉の底へ送ることができ
る。
【0015】炭窒化反応が完了するのに十分な反応時間
の後に顆粒を冷却し、回収する。この顆粒は過剰な炭素
を含むことがある(AlN+C)が、残留α−Al23の含
有量は一般にAlNに対して0.5 %未満である(X線回折
で測定)。反応時間は例えば0.5 〜25時間の範囲で変え
ることができる。過剰な炭素は酸素を含むガスで、好ま
しくは700 ℃以下の温度で燃焼して除去することができ
る。
【0016】最後に、純粋な窒化アルミニウムを粉砕チ
ャンバ(汚染を防止するために例えばエラストマーで被
覆するのが好ましい)を有するエアージェットミルでバ
ラバラに(disagglomere)する。上記方法で得られる窒化
アルミニウム粉末は残留α−Al23の含有量が 0.5重量
%以下(AlNに対して)のAlNからなる平均粒径が 0.5
〜5μmの粒子で、そのBET比表面積は一般に少なく
とも2m2/gであり、場合によっては5m2/gにな
る。
【0017】第2の方法を用いるのが好ましいが、この
方法ではカレントベッド式反応器で本発明方法を実施す
る。「カレントベッド(lit coulant) 、流れ床」とは従
来と同じ意味を有し、ピストン流型反応器を意味してい
る。
【0018】より正確には、本発明方法では、アルミナ
と、炭素と、窒素との間の反応を一定の供給速度で運転
されるカレントベッド式反応器で反応物が均一且つ一定
の滞留時間となり、各粒子の周りに所定レベルのガス相
の均一な組成ができ且つ強力な物質移動と熱交換とがで
きる条件下で原料装填物をパーコレーションしながら行
う。この方法では供給速度を一定にするために、例えば
カレントベッドの底部に設けた重量測定装置または容積
測定装置を用いて連続的に抜き出し、一定断面積のスリ
ーブ(virole)中を装填物をピストンフローで流すことが
できる。
【0019】本発明方法では、反応器としてどのような
形式のものを選択した場合でも、その反応器は少なくと
も下記機能を有していなければならない: 1) 出発原料の顆粒(成形原料)を熱ガスで加熱する機
能すなわち熱交換器としての機能 2) 炭窒化反応器の機能 3) 反応器に入る窒素を炉の加熱区域から出た顆粒と接
触させて加熱する機能
【0020】一般に、反応器は単一の導管で構成され、
この導管の全部または一部が反応区域を構成する。反応
区域の導管の横断面は規則的な形状または任意の形状を
有することができる。規則的な形状の例としては円、楕
円、環、直線状または曲線状の多角形および対称軸を有
する幾何学形状が挙げられる。円形横断面を有する導管
を用いるのが好ましい。上記形状の横断面を有する同一
または互いに異なる複数の導管を反応区域に設けること
もできる。
【0021】反応区域に複数の導管を設けた場合の反応
器の内側の各導管の配置は規則的でも不規則でもよい。
一般には、例えば各導管の中心が1つの円または反応器
の中心と同心な複数の円上に位置するように配置する
か、寸法の異なる環の場合(図1)には同心状に各導管
を配置する。好ましくは各導管の中心を反応器の中心と
同心な円上に配置する。
【0022】各導管の間の空間は一般に熱伝導材料、例
えばグラファイト、タングステン、モリブデンで作ら
れ、好ましくは導管を形成する材料と同じ材料、通常は
グラファイトで作る。反応区域が複数の導管で構成され
る時には、反応区域に隣接した窒素加熱区域は単一の導
管で作ることもできるが、一般には形状および/または
寸法が互いに異なる1つまたは複数の導管で作ることも
できる。
【0023】反応器の底部は一般に窒素供給孔を有する
截頭円錐台形のシェルと連通し、このシェルの底部には
重量測定用に顆粒を連続的に抜き出すことが可能な密封
定容測定装置が設けられている。反応器に連続的に供給
される新しい顆粒の高さは充填レベルを一定にするセン
サー(反応器の頭部に配置される)で一定に維持され
る。
【0024】炭窒化済みの熱い顆粒は反応器の底部へ向
かって移動する間に連続的に導入される窒素によって徐
々に冷却され、冷却された顆粒が上記の密封定容測定装
置を介して抜き出される。冷却後の顆粒は過剰な炭素を
含む場合もある(AlN+C) が、残留α−Al23の含有
量はAlNに対して 0.5%以下である(X線回折測定)。
過剰な炭素は酸素を含むガスで、好ましくは 700℃以下
の温度で燃焼によって除去することができる。
【0025】最後に、得られた純粋な窒化アルミニウム
を粉砕チャンバを備えたエアジェットミル(汚染を防ぐ
ために例えばエラストマーで被覆するのが好ましい)で
粉砕する。上記本発明方法で得られる窒化アルミニウム
粉末は平均粒径が 0.5〜5μmの粒子で、残留α−Al2
3の含有量が 0.5重量%以下(AlNに対して)のAlN
で構成され、BET比表面積は少なくとも2m2/gで
あり、5m2/gになることもある。以下、本発明の実
施例を説明する。
【0026】
【実施例】実施例1 550 重量部の細かく粉砕した高純度アルミナ(平均粒
径:1μm−ASTMC678規格、孔容積:0.76cm3
g)と、182 重量部のアセチレンブラック(平均粒径:
2〜3μm、孔容積:7.0cm3/g)と、257 重量部のフ
ェノール−ホルムアルデヒド水溶液(濃度は約60%)
と、11重量部のポリアクリルレートアンモニウム分散剤
とを混合する。得られた混合物をアルミナの白色粒子が
消えるまでアルミナ被覆した混練機で処理する。得られ
たペーストを押出プレスへ送り、押出プレスの直径3mm
の押出孔の出口でカッターで長さ6mmの棒状体に切断す
る。
【0027】得られた顆粒を通気オーブン内で150 ℃で
乾燥させる(重量損失10.8%)と、下記重量組成とな
る: アルミナ 61.6% 炭素 20.4% 樹脂 17.5% 分散剤 0.5% 顆粒の破壊強度は 2.8MPaであり、磨耗損失は 2.2%で
ある。
【0028】顆粒を連続運転されるカレントベッド式の
グラファイト反応器へ供給する。この反応器は円筒形の
導管で構成され、反応区域の内径は300mm で、交換面積
/容積の比は 13 m-1である。顆粒の供給速度は4.2 kg
/時である。反応器の底部から窒素を流速16kg/時で供
給する。反応区域の外壁温度は 1,450〜1,700 ℃であ
り、反応区域内の滞留時間は約12時間である。炭窒化さ
れて反応区域から出て、冷却された顆粒は2.40kg/時の
速度で抜き出される(これは 100%窒化アルミニウム2.
04kg/時に対応する)。この条件での反応器の生産性は
100%窒化アルミニウムが1時間当たり反応区域1リッ
トル当たり0.0412kgできることに相当する。
【0029】顆粒を取ってインコネル皿上に約1cmの厚
さの層に広げた後、断続電気加熱炉に入れ、空気を循環
させて温度を 650±5℃に維持する。この温度に8時間
維持する。重量損失は約12.5%である。この処理後の残
留遊離炭素の含有量は700ppm以下であり、酸素含有量は
1%未満である。こうして得られた窒化アルミニウムを
エラストマーでライニングされたエアジェットミルで粉
砕する。最終的な窒化アルミニウムの平均粒径は1μm
であり、この窒化アルミニウムのBET比表面積は4m
2/gである。
【0030】実施例2 直径が 300mmの円の内部に含まれる横断面が円形の反応
区域を有する4つの導管で構成された反応器を用いて実
施例1の条件で運転した。各導管の直径は 110mmで、交
換面積/容積の比は36m-1である。顆粒の供給速度は4.
05kg/時である。反応器の底部から流速24kg/時で窒素
を供給する。反応区域内の滞留時間は約7時間である。
炭窒化されて反応区域から出て、冷却された顆粒は 2.3
kg/時の速度で抜き出される(これは 100%窒化アルミ
ニウム 2.0kg/時に対応する)。この条件での反応器の
生産性は 100%窒化アルミニウムが1時間当たり反応区
域1リットル当たり 0.075kg生じることに相当する。
【0031】実施例3(比較例) 直径が 800mmの横断面が円形の反応区域を有する導管で
構成されたグラファイトの反応器を用いて実施例1の条
件で運転した。この交換面積/容積比は5m-1に相当す
る。窒素の供給速度は20kg/時である。顆粒の供給速度
は5kg/時であり、これは 100%窒化アルミニウム 2.5
kg/時に相当する。反応区域内の滞留時間は、約90時間
である。この条件での反応器の生産性は 100%窒化アル
ミニウムが1時間当たり反応区域1リットル当たり 0.0
07kg生じることに相当する。
【0032】実施例4 連続供給で連続運転される反応器の反応区域で実施例1
の条件でアルミナの炭窒化を行った。1回のシーケンス
で顆粒45kgを反応器の反応区域へ導入する。反応区域の
外壁の温度は 1,500℃である。反応区域内の滞留時間は
約23時間である。炭窒化反応の終了後に顆粒を抜き出
し、反応区域へ新しい顆粒を供給する。この抜出し−供
給動作を約1時間続けたが、反応区域の外壁の温度は約
1,500℃で一定に維持した。この条件での反応器の生産
性は 100%窒化アルミニウムが1時間当たり反応区域1
リットル当たり 0.023kg生じることに相当する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 反応区域に複数の導管を有する反応器の内部
の各導管の配置を示す3つの概念的断面図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジャン−ピエール ディッソン フランス国 69390 ヴェルネゾン ルゥ ト デコンダミヌ 364 (72)発明者 ロラン バシュラル フランス国 69007 リヨン グラン リ ュ ドゥ ラ ギロティエール 99

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミナと、炭素と、窒素とから炭窒化
    反応によって窒化アルミニウムを連続的に製造する方法
    において、反応を少なくとも1つの導管からなる反応器
    で行い、反応器の反応区域の交換面積/容積の比を5〜
    150 m-1にすることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 交換面積/容積の比を10〜50m-1にする
    請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 導管の横断面形状を円、楕円、環、規則
    的または不規則な直線または曲線状多角形および対称軸
    を有する幾何学形状の中から選択される形状にする請求
    項1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 バインダーを用いてアルミナおよび炭素
    を破壊強度が 0.2〜3MPaで、磨耗損失が15%以下の顆
    粒状にする請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 連続供給で運転される反応器を用いる請
    求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 カレントベッド式反応器が用いる請求項
    1〜5のいずれか一項に記載の方法。
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