JPH04130003A - 窒化アルミニウム粉末の連続製造法 - Google Patents

窒化アルミニウム粉末の連続製造法

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JPH04130003A
JPH04130003A JP24626990A JP24626990A JPH04130003A JP H04130003 A JPH04130003 A JP H04130003A JP 24626990 A JP24626990 A JP 24626990A JP 24626990 A JP24626990 A JP 24626990A JP H04130003 A JPH04130003 A JP H04130003A
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alumina
aluminum nitride
nitriding
nitride powder
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Yasunoshin Fukuma
福間 康之臣
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は高純度の窒化アルミニウム粉末の工業的製造法
に関するものである。
[従来の技術〕 窒化アルミニウム焼結体はその高伝熱性、高絶縁性、高
機械的強度から、半導体用基板材料として注目されてい
る。この焼結体の原料となる窒化アルミニウム粉末の合
成法として以下の方法か知られている。
■)アルミニウムを窒素中で加熱する直接窒化法。
2)アルミナとカーボンの混合物を窒素雰囲気下で窒化
する還元窒化法。
3)アルミニウム化合物(気体)を窒素あるいはアンモ
ニアと気相で反応させる気相合成法。
窒化アルミニウム焼結体が上記の高伝熱性等、優れた特
性を発揮するためには、原料の窒化アルミニウム粉末は
高純度で微細な粒径であることが要求される。
又、窒化アルミニウムが広く使用されるためには、工業
的に安価に生産できることも要求される。
上記1)の方法は安価ではあるが、反応が表面から進行
するため、中心部が未反応で残り易く、生成した窒化ア
ルミニウムも塊状となり、粉砕の必要がある。純度の高
いものは粒径か大きく、微細な粒径を得ようとすれば、
粉砕時の酸化により、純度が低下する。
3)の方法は非常に微細な粉末は得られるのであるが、
表面積が大きいため、表面酸化を受は易く、酸素の吸着
量も多い。又、原料コストも高く、工業的生産性も悪い
2)の方法は比較的微細な粒径の窒化アルミニウム粉末
が得られるのであるが、まだ満足のいく純度ものは得ら
れていない。これは通常脱カーボン処理を大気中で行う
ため、一部酸化が起こるからである。
大気中での酸化を防止するため、アンモニア又は水素に
よる脱カーボンも検討されているが、この場合でも窒化
処理と脱カーボン処理が別々の炉で行われるため、窒化
処理の終わった試料が、その後のハンドリング中に酸素
を吸着する現象が起こり、好ましくない。
又、工業的観点からみると、大気中で脱力−ホンする方
法であれ、アンモニア又は水素中で脱力−ホンする方法
であれ、プロセスか窒化処理とその後の脱カーボン処理
と分かれており、この間はハツチで処理されており、生
産性か悪い。
例えば特開昭62−207703には竪型焼成炉で工業
的に窒化アルミニウムを連続生産する方法か開示されて
いるか、この方法では窒化処理の部分は連続化可能であ
るが、脱カーボン処理も含めては連続化されていない。
又、特開平1−226705には脱カーボン処理の連続
化法が開示されているが、いずれにしても窒化処理、脱
カーボン処理を通して連続化されたプロセスは見当たら
ない。両プロセスをバッチで行うことは、冷却、昇温を
繰り返すため、設備コストたけでなく、エネルギーコス
トの面からも問題である。すなわち未だ、カーボン及び
酸素含有量が低い、高純度の窒化アルミニウム粉末を工
業的に易く供給する方法は確立していないのが現状であ
る。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は窒化アルミニウム粉末を製造する上で問題とな
る純度及び生産性、製造コストの問題を解決しようとす
るものである。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究を行った
結果、一つの炉で窒化処理と脱カーボン処理を連続的に
行う方法を見出し、本発明に至った。
すなわち、上記目的を達成した本発明とはアルミナもく
はアルミナ前駆体と炭素源物質とからなる混合物を還元
窒化して窒化アルミニウムを製造する方法において、ま
ず該混合物が充填された竪型管状反応炉の上部より該混
合物を連続的、もしくは間欠的に供給し、並流の窒素気
流下、1350℃〜1650℃の温度範囲で窒化し、引
き続き同温度範囲で反応炉から取り出すことなく、向流
のアンモニアもしくは水素を含有する非酸化性ガス気流
下で脱カーボンし、竪型管状反応炉の下部より製品を取
得することを特徴とする窒化アルミニウム粉末の連続製
造法である。
さらに詳しく本発明を説明すると、本発明で使用するア
ルミナもしくはアルミナ前駆体と炭素源物質とからなる
混合物は、アルミニウム源としては、γアルミナ、αア
ルミナ、ベーマイト、有機アルミニウム化合物の加水分
解物、水溶性アルミニウム化合物を中和して得られる水
酸化アルミニウム等、何であってもよい。
又、炭素源もカーボンブラック、石油樹脂、ピッチ、フ
ェノール樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、ポリイミド樹
脂、ポリアミド樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアクリロ
ニトリル、さらには低分子量物である尿素、メラミン、
グルコース等、何であってもよい。
但し本発明の効果である高純度で微細粒径の窒化アルミ
ニウム粉末が得られるということを最大限に生かそうと
すれば、該混合物として、水溶性アルミニウム水溶液に
ポリアクリロニトリル粉末を分散させ、これを中和して
得られる、水酸化アルミニウムとポリアクリロニトリル
の混合物を用いるのか好ましい。
上記混合物を使用し、本発明の方法に従い、窒化アルミ
ニウムを合成すれば、取得された粉末は、比表面積6m
27g以上、酸素含有量0.5%以下、炭素含有量0.
1%以下の特性を有する高純度、微細粒子界となる。未
た、かかる高純度と微細粒径を両立させた窒化アルミニ
ウム粉末は得られていない。この条件を満足する粉末は
焼結性、伝熱性が著しく向上する。すなわち、不純物で
ある酸素は特に伝熱特性に悪影響を与え、炭素は焼結性
に悪影響を与えると考えられる。これらの量は低ければ
、低い方が望ましい。
又、−次粒子径は焼結性と関連しており、ある適当な範
囲があり、小さければ小さい方がよいとは限らない。こ
の範囲は粒子の耐酸化性、ハンドリング性等から0.1
〜0.4μmが好ましく、比表面積で表現するならば、
6[I12/g〜1.5m2/gである。
以下、上記特性を満足する窒化アルミニウム粉末の製造
方法を例として説明するが、本発明の方法の適用はこの
混合物に限定されるものではない。
本発明で使用するアルミニウム源である水溶性アルミニ
ウム化合物として、例えば塩化アルミニウム、ポリ塩化
アルミニウム、硫酸アルミニウム、硝酸アルミニウム等
が挙げられる。これら水溶性アルミニウム化合物は水溶
液の形で使用されるため、水溶液中の陰イオンとして、
塩素イオン、硫酸イオン、硝酸イオンが存在すればよく
、水酸化アルミニウムを塩酸、硫酸、硝酸等に溶解させ
たものでもよい。水溶液の濃度は後の中和工程を考える
とアルミナ換算で1〜20%が適当である。この水溶液
に分散させるポリアクリロニトリルは粒径は1〜50μ
厘が好ましい。さらに好ましくは1〜20μlである。
後の中和工程でこのポリアクリロニトリル粒子の表面に
水酸化アルミの微細な沈澱が析出するので特にポリアク
リロニトリル粒子自体それほど微粉である必要はない。
水溶性アルミニウム化合物とポリアクリロニトリルの混
合比はアルミナ換算でアルミナ対ポリアクリロニトリル
の重量比で1:1〜3であることか望ましい。この比が
1未満たと反応は完結せず、酸素含有量が増す。逆に3
を超えるとカーボンか残留し、好ましくない。本発明の
アルミナ対ポリアクリロニトリルの重量比の範囲は従来
技術のカーボン範囲に比べると炭素源の比率が高い領域
になっている。従来技術では空気中で脱カーボン処理を
行うため、あまり温度が上げられずカーボンの添加量は
あまり多くできない。本発明では後述するように、脱カ
ーボン処理をアンモニアもしくは水素を含有する非酸化
性ガス気流下で行うため、従来より炭素源の添加量を増
しても十分脱カーボンが可能とになっている。さらにポ
リアクリロニトリルは炭素源だけでなく、窒素源をも有
することが相まって、窒化が有効に進むと考えられる。
このポリアクリロニトリルはホモポリマーだけでなく実
質的にポリアクリロニトリルであれば、多少のコポリマ
ーが入っていてもがまゎない。
ポリアクリロニトリルの水溶液への分散に際して、場合
によっては界面活性剤及び、または水溶性の有機溶媒を
使用しても良い。界面活性剤はドデシルベンゼンスルホ
ン酸ソーダのようなアニオン系でもノニルフェノールエ
チレンオキサイド付加物のようなノニオン系でもよい。
界面活性剤の添加量はアルミナに対し0.5〜10重量
%が好ましい。0.5重量%未満だと分散効果がないし
、10重量%を超えると残留した界面活性剤が窒化に悪
影響を及はす。
水溶性の有機溶媒として、メタノール、エタノール、イ
ソプロパツール、プロパツール等のアルコールが挙げら
れるが、特にこれらに限定されるわけではない。この有
機溶媒を水溶液で使用する場合の濃度は5〜95重量%
まで適当に選べる。
次にポリアクリロニトリルを分散させた水溶性アルミニ
ウム化合物の水溶液を塩基で中和するわけであるが、こ
の中和剤としてアンモニア、ヒドラジン及びメチルアミ
ン、エチルアミン等アミン類の水溶液が使用できる。工
業的にはアンモニア水が安価で好適である。中和は室温
か若干冷却しながらするのがよい。撹拌しながら徐々に
中和するとなお好ましい。中和終了後のpHは6.0〜
8.0とする。このようにすると水溶性アルミニウム化
合物の中和生成物である水酸化アルミニウムの粒径は0
.1μm以下になる。
この水酸化アルミニウムとポリアクリロニトリルのスラ
リー状混合物を通常の方法で濾過し、湿潤状態でペレッ
トに造粒する。ペレットサイズは1〜20+n+aが適
当であるが、形状は円柱状、球状等、いかなる形状でも
よい。ペレットに造粒後、通常の方法にて乾燥する。
この原料ペレットを用い第1図に示した装置によって窒
化アルミニウム粉末を製造する本発明の方法を具体的に
説明する。
第1図は本発明の方法に適した管状反応炉の縦断面の模
式図である。
管状の発熱体lの中心にアルミナ製チューブ2かあり、
その中に黒鉛製チューブ3、それに続くアルミナ製チュ
ーブ4かあり、黒鉛製チュブ3の上端はペレット供給口
5となり、アルミナ製チューブ4の上端にはスリット又
はホール6が設けである。このアルミナ製チューブ4の
下端は製品抜き出しロアになっている。
第2〜5図に示した装置は、さらに内管9を備えたもの
である。
上記原料ペレット 8を管状反応炉の上部ペレット供給
口 5より連続的、もしくは間欠的に供給し、並流の窒
素気流下、1350〜1650℃の温度範囲で窒化する
ここで重要なことは原料ペレット 8と窒素ガスを並流
にすることである。通常、管状炉で連続的に窒化する場
合、排ガスによる製品の汚染を防止するため、向流にす
るのが通常であるが、本発明では、あえてこれを並流に
することにより、排ガス中のガス状カーボンを窒化に有
効活用している。
又、本発明では脱カーボン処理を高温のアンモニアもく
は水素を含有する非酸化性ガス気流下で行うため、排ガ
スによる多少の汚染は問題とならない。管状反応炉の上
部ペレット供給口5より連続的、もしくは間欠的に供給
された原料ペレット 8は漸次、管状反応炉を下方に移
動する。この管状反応炉の中央部には反応管壁にスリッ
ト又ホール6が多数設けてあり、管状反応炉上部より供
給された窒素ガスは、管状反応炉下部より供給されたア
ンモニアもしくは水素を含有する非酸化性ガスとこの位
置で衝突し、共にスリット又はホール8より反応管外に
排出される。これに対し、窒化反応の終了したペレット
はスリット又はホールより反応管外に排出されることな
く、管状反応炉中を下方に移動する。窒化反応終了ペレ
ットが管状反応炉の中央部のスリット又はホール6の位
置をすぎると向流のアンモニアもしくは水素を含有する
非酸化性ガスによる脱カーボン反応が始まる。つまり、
管状反応炉の中央部のスリット又はホール6を境として
上部では窒化反応が、下部では脱カーボン反応か起こり
、原料ペレットは窒化から脱カーボンに至る間、管状反
応炉の外部に取り出されることも、−旦冷却されること
もない。従って、窒化反応と脱カーボン反応を別個の反
応器で行う従来の方法に比べ、プロセスの簡略化、使用
エネルギーの削減が計れ、コスト面、生産性の面で優位
性か出てきている。さらに窒化反応終了ペレットのハン
ドリング操作がないために大気中の酸素による汚染がな
く純度が高くなる利点もある。
上記例では排ガスは反応管すなわちアルミナ製チューブ
4の壁のスリット又はホール6より反応管外に排出され
たが、排出機構はこれに限定されるものでなく、例えば
、第2〜5図に示すように反応管を二重管にして、内管
9に設けたスリット又はホール6より排ガスを内管9を
通して排出してもよい。重要なことは窒素ガスとアンモ
ニアもしくは水素を含有する非酸化性ガスとが途中で衝
突し、共に排ガスとして排出されることである。
この窒化反応、及び脱カーボン反応を行う温度範囲は1
350〜1650℃か好ましい、さらに好ましくは14
50〜1600℃の範囲である。1350℃未満では窒
化反応かなかなか進まず、窒化時間か長くなる。逆に1
650℃を超えると、窒化反応は速くなるが、窒化アル
ニウムの粒成長が顕著になり、粒子径が0.4μm以上
(比表面積でいえば8m27g以下)となり、好ましく
ない。脱カーボン反応も1350℃未満では遅く、上記
範囲が好適である。窒化時間及び脱カーボン時間はそれ
ぞれ1〜10時間の範囲が好ましい。
脱カーボン反応に使用するアンモニアもしくは水素を含
有する非酸化性ガスとは、窒素に水素を混入してもよい
し、より好ましくはアンモニアガスをそのまま使用する
のがよい。アルモニアは1000℃以上では水素と窒素
に分解する。
窒化反応に使用する窒素ガス及び脱カーボン反応に使用
するアンモニアもしくは水素を含有する非酸化性ガスの
反応管内流速は室温の空塔速度として、 0.5〜10
cm/secである。
脱カーボンか終了したベレットは管状反応炉の下部より
連続的、もしくは間欠的に抜き比される。
[実施例コ 以下に実施例により本発明を具体的に説明する。
以下の各実施例に記載の酸素含有量は板場製作所の酸素
分析装置(EMGA2200)で測定した。
比表面積は島津製作所のBET法により求めた。
一次粒子径はSEMで1万倍の写真を撮り、母集団を3
00〜800個とし、大きさを測定、算術平均で求めた
なお、実施例に記載した各成分の量はすべて重量基準で
ある。
実施例1 硫酸アルミニウム水溶液(a度:アルミナとして8%)
450部に純水750部を添加する。これに界面活性剤
としてノニルフェノールエチレンオキサイド17モル付
加物2部、粒径1〜20μmのポリアクリロニトリル粉
末74部を添加、ボールミルで12時間混合した。
次いて濃度10%のアンモニア水で中和を行った。中和
は室温で溶液を撹拌しながら実施、最終pHは7.5と
した。中和後ボールミルで6時間混合、ボールミル終了
後、濾過した湿潤状態の混合物を単軸前押出機にかけ、
4mmX 4n+mφの円柱状ベレットとした。このベ
レットを100℃で3時間空気中で乾燥した。
このベレットを第1図に示した上半分が内径38mra
φの黒鉛製チューブ3からなり、その下に上端にスリッ
ト 6を有する内径3Bo+mφのアルミナ製チューブ
4が連結された竪型管状電気炉に充填し、昇温した。次
に該電気炉の上部ベレット供給口5より窒素ガスと前記
原料ベレット 8を連続的に供給した。
窒素ガスの流速は1.5L /分とした。一方竪型管状
電気炉の下部製品抜出ロアより向流でアンモニアガスを
1.2L /分の流速で連続的に供給した。反応後の排
ガスは共にスリット 6より排出した。この間、竪型管
状電気炉の温度を1500℃に制御した。そして、竪型
管状電気炉の下部製品抜出ロアから1時間に1回の割合
で間欠的に1回につき 6〜81ずつ製品を抜出した。
ベレットの各反応ゾーン滞留時間は窒化反応と脱カーボ
ン反応、それぞれ4時間とした。かくして、得られた白
色の粉末の酸素含有量は0.45%、炭素含有量は0,
08%、比表面積は7.2m2/g、SEM観察による
一次粒子径は0.28μ和であった。
実施例2 実施例1で使用した原料ベレットを使用し、竪型管状電
気炉の温度を1550℃に制御する以外、実施例1と同
様の操作にて白色の粉末を得た。
この粉末を分析したところ、酸素含有量は0.3%、炭
素含有量は0.05%、比表面積は6.6m27g、 
S E M観察による一次粒子径は0,32μmであっ
た。
実施例3 硫酸アルミニウム水溶液450部の代わりにポリ塩化ア
ルミニウム水溶液(濃度:アルミナとして1096) 
 350部を使用し、実施例1と同様の操作にて、原料
ペレットを合成した。
この原料ペレットを使用し、竪型管状電気炉の温度を1
550℃に制御する以外、実施例1と同様の操作にて白
色の粉末を得た。
この粉末を分析したところ、酸素含有量は0.4%、炭
素含有量は0 、065’6、比表面積は[i、4m’
 /gSS E M観察による一次粒子径は0.32μ
川であった。
比較例1 実施例1て使用した原料ペレットを使用し、これを黒鉛
製ルツボに入れ、実施例1て使用した竪型管状電気炉中
て窒素ガスを下から2L/分流しながら、1500℃、
4時間加熱保持した。
炉が室温まで冷却後、黒鉛製ルツボを取り出し内容物を
アルミナ製ボート移し、再度管状電気炉中で、アンモニ
アガスをIL/分流しながら、1500℃で4時間加熱
保持し、白色の粉末を得た。
この粉末を分析したところ、酸素含有量は0.6%、炭
素含有量は008%、比表面積は70川2/gSSEM
観察による一次粒子径は0.3μ■であった。
[発明の効果] 以上述べたように、本発明の連続窒化、脱カーボン法は
、窒化アルミニウムを大量にしかも安く生産する方法を
提示するものであり、工業的意義は大きい。しかも本発
明記載の所定原料を使用すれば、製品の純度は非常に高
くなり、微細粒径と純度の両立した優れた特性の窒化ア
ルミニウム粉末か得られる。かかる特性の窒化アルミニ
ウム粉末が安価に取得できるということは、集積回路基
板、構造材料としての窒化アルミニウムの用途を大きく
広げるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1で使用した管状反応炉の断面の模式図
。 第2〜5図は本発明に使用可能な他の型式の管状反応炉
の断面の模式図である。 1・・・発熱体、2・・・アルミナ製チューブ、3・・
・黒鉛製チューブ、4・・アルミナ製チューブ、5・・
・ペレット供給口、6・・・スリット又はホール、7・
・・製品抜き出し口、8・・・原料ペレット、9・・・
内管。 特許出願人 旭化成工業株式会社 代理人 弁理士 旭     宏 代理人 弁理士 小 松 秀 岳

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アルミナもしくはアルミナ前駆体と炭素源物質と
    からなる混合物を還元窒化して窒化アルミニウムを製造
    する方法において、まず該混合物が充填された竪型管状
    反応炉の上部より該混合物を連続的、もしくは間欠的に
    供給し、並流の窒素気流下、1350℃〜1650℃の
    温度範囲で窒化し、引き続き同温度範囲で反応炉から取
    り出すことなく、向流のアンモニアもしくは水素を含有
    する非酸化性ガス気流下で脱カーボンし、竪型管状反応
    炉の下部より製品を取得することを特徴とする窒化アル
    ミニウム粉末の連続製造法。
JP24626990A 1990-09-18 1990-09-18 窒化アルミニウム粉末の連続製造法 Pending JPH04130003A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5525321A (en) * 1993-09-17 1996-06-11 Elf Atochem S.A. Carbonitriding of alumina to produce aluminum nitride
US5538705A (en) * 1993-09-17 1996-07-23 Elf Atochem S.A. Carbonitriding of alumina to produce aluminum nitride
JP2015031462A (ja) * 2013-08-05 2015-02-16 株式会社トクヤマ 縦型窒化炉

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