JPH0781786B2 - 焼結用パレット - Google Patents

焼結用パレット

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JPH0781786B2
JPH0781786B2 JP29344690A JP29344690A JPH0781786B2 JP H0781786 B2 JPH0781786 B2 JP H0781786B2 JP 29344690 A JP29344690 A JP 29344690A JP 29344690 A JP29344690 A JP 29344690A JP H0781786 B2 JPH0781786 B2 JP H0781786B2
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pallet
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sintering
sinter
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政美 藤本
忠弘 稲角
正章 中山
政徳 小林
健郎 野崎
俊也 仲
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、たとえば鉄鉱石の焼結機に使用するパレット
の構造に関する。
〔従来の技術〕
従来の焼結鉱製造プロセスを、第7図に示す。
焼結鉱製造の主原料である鉱石はホッパー10から、副原
料である石灰石はホッパー8から、返鉱はホッパー9か
ら、燃料であるコークスはホッパ7からそれぞれ切り出
され、ミキサー11で調湿,造粒され焼結原料となる。
焼結原料1は、ミキサー11からベルトコンベアによって
サージホッパー2に搬送,貯蔵された後、ドラムフィー
ダ2aによって切り出され、シュート3を介して焼結機の
パレット4上に装入され、原料充填層5を形成する。
鉄鉱石を主原料とする焼結プロセスの場合、原料充填層
の厚さは通常600mm程度である。焼結機では、点火炉6
によって原料充填層表層部に着火し、原料充填層下方へ
空気を吸引しながら原料充填層中のコークスを燃焼さ
せ、この燃焼による熱によって焼結反応を進行させ焼結
鉱を得る。
〔発明が解決しようとする課題〕
この焼結プロセスにおいて原料充填層下部では、シンタ
ー・ケーキと呼ばれる焼結が完了した塊によって荷重を
加えられ、圧縮されて高密度化し、通気性が悪くなる。
これによって空気の吸引量が減少し、コークスの燃焼速
度が低下するから、焼結鉱製造における生産性を低くす
る。
このような問題を解決すべく発明者等は、特願平01-113
353号に原料充填層の通気性を改善する技術的手段を提
案した。しかしながらこの技術においても、構造が複雑
であるほか焼結鉱の排出が円滑でない等、解決さるべき
技術的課題があった。
本発明は、上記問題を解決し、簡潔な構造で焼結鉱製造
における生産性を格段に向上せしめ得る焼結機を提供す
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の特徴とする処は、焼結用パレットのグレート上
に、シンター・ケーキ支持面を有し、パレット進行方向
に平行な断面が台形で、高さが200〜400mmの板状支持部
材を、パレットの進行方向に平行に原料充填層に埋設す
るように垂設したことを特徴とする焼結用パレット。
〔実施例〕
以下、本発明を好ましい実施例に則して詳細に説明す
る。
第1図乃至第4図に本発明の一実施例を示す。第1図
は、DL式焼結機のパレット4の走行方向に平行な断面が
台形形状で板状のシンター・ケーキ支持部材12をパレッ
ト4幅方向に少なくとも1箇所以上適宜間隔をおいて設
けた場合の実施態様を示す側面図である。
パレット4がサージホッパー2の下部に設けられたドラ
ムフィーダ2aの下に差し掛かった位置で、支持部材12は
シュート3を介して装入された原料の充填層5に埋没す
る。次いで、点火炉6によって原料充填層5表層部に着
火し、原料充填層下部へ空気を吸引して原料充填層中の
コークスを燃焼させて焼結反応を進行させ、図示右端側
の排鉱位置で排鉱する。
第2図に、パレット4がDL式焼結機において回動してい
る途中、即ち焼結反応が進行している途中の支持部材12
と原料充填層5の関係を示す。この実施例においては、
支持部材12をパレット4の幅方向中央部に1箇所固設し
ている。支持部材12の上部平面(頂上)まで焼結反応が
進行してきてできたシンター・ケーキ16は、支持部材12
の上部平面によって支持される。
而して、第2図に示す下部原料充填層5にシンター・ケ
ーキ16による荷重が加わることがなく、下部充填層5の
通気性が損なわれることがないから、従来のプロセスに
比し生産性が大きく向上する。なお第2図において、4a
はパレット4の側壁、4bはグレート・バー、4dはメイン
フレームである。
第3図(a)は、パレット4の進行方向に垂直な断面を
示す断面図、第3図(b)はパレット4の進行方向に平
行な断面を示す断面図である。
第3図(a),(b)において、支持部材12はパレット
4の幅方向中央に設けられている。この実施例におい
て、支持部材12の下部の厚さ15aは、グレート・バー4b
の2本分の厚さである。また、支持部材12の頂上部の厚
さ15cは、グレート・バー4bの1本分の厚さである。
第3図(b)は、支持部材12の取り付け状態を示すパレ
ット4の進行方向に平行な断面図であるが、この図にお
いて、支持部材12の下部の長さ(パレット4の進行方向
寸法)18は、グレート・バー4bの長さに等しい。支持部
材12の高さ15は、この実施例では、原料充填層5の層厚
600mmの約2/3である。400mmである。この実施例では支
持部材12のパレット4進行方向後方の傾斜角13は45度、
パレット4進行方向前方の傾斜角14は4度である。なお
支持部材12は、グレート・バー4bと同様にパレット4の
メインフレーム4dに取り付けた。
第4図に支持部材12の作用を示す。シンター・ケーキ16
が排鉱位置へ差し掛かると、パレット4間の間隔が大き
く開き、シンター・ケーキ16に亀裂が入って分断され、
パレット4の回動に応じてシンター・ケーキ16は落下す
る。
このようにしてシンター・ケーキ16が落下、排鉱せしめ
られるときに、支持部材12が後方傾斜角13を有している
ため、後方傾斜面13aはシンター・ケーキ16の落下方向
に近づく方向となり、シンター・ケーキ16の離脱を容易
にする。而して支持部材12の摩耗が軽減され、焼結機の
メインテナンス・コストを低下させ、設備稼働率を向上
させる。
支持部材12の後方傾斜角13は、シンター・ケーキ16の離
脱を容易にすべく可及的に大きくすることが望ましい。
第5図(a),(b)に支持部材を複数個設けた第2の
実施例を示す。本実施例で、パレットの幅方向中央部に
設けた支持部材を12、側壁部に設けた支持部材を17で示
す。支持部材12および17の頂上のパレット4進行方向の
寸法は、第1図乃至第4図に示す実施例におけるよりも
長くしてある。
支持部材12および17の、パレット4進行方向に垂直な縦
断面における形状は、第1図乃至第4図に示す実施例に
おけると同様に、台形形状を呈する。支持部材12下部の
厚さ(パレット幅方向寸法)15aは、グレート・バー4b
の2本分の厚さであり、頂上部の厚さ15cは、グレート
・バー4bの1本分の厚さである。パレット4側壁に設け
られる支持部材17下部の厚さ(パレット幅方向の寸法)
17aは、グレーと・バー4bの1本分の厚さであり、頂上
部の厚さ17bはこの実施例では50mmである。
第5図(b)は、支持部材12および17のメインフレーム
4dへの取り付け状態を示すパレット4進行方向に平行な
断面図である。支持部材12および17は、グレート・バー
4b1箇分の長さに後続(給鉱側)のパレット4のグレー
ト・バー4b上にグレート・バー4bの長さの1/2に相当す
る長さ(15b)を延長した下部長さ(パレット4進行方
向寸法)18を有する。この実施例においては支持部材12
および17の高さ15は、原料充填層の厚さ600mmの2/3に相
当する。400mmである。支持部材12および17の後方(給
鉱側)傾斜角13は、この実施例では20度、前方(排鉱
側)傾斜角は30度である。
支持部材12および17のメインフレーム4dへの取り付け方
は、グレート・バー4bのメインフレーム4dへの取り付け
方と同様とした。
第6図に第5図(a),(b)に示す支持部材12および
17の作用を示す。
シンター・ケーキ16がパレット4の回動によって排鉱位
置に差し掛かると、パレット4進行方向におけるパレッ
ト間の間隔が大きく開いてシンター・ケーキ16に亀裂が
入り分断され、シンター・ケーキ16はパレット4の回動
に応じて落下する。
このようにしてシンター・ケーキ16が落下、排鉱せしめ
られるときに、支持部材12および17は、後続(給鉱側)
のパレット4のグレート・バー4b上にグレート・バー4b
の長さの1/2に相当する長さだけ、延長した部分15bが露
出する。支持部材12および17の延長部分15bが露出する
過程で、後続するパレット4からのシンター・ケーキ16
の離脱が、支持部材12および17の後方傾斜面13aによっ
て容易となる。16aは、支持部材12および17の離脱部分
を示す。
従って支持部材12および17の後方(給鉱側)傾斜角13
は、可及的に大きい方がよい。また、パレット4の回動
に応じて落下するシンター・ケーキ16のパレット4から
の離脱は、支持部材12および17に露出部分が存在するた
め、落下時に引っ掛かりがなく容易となる。而して支持
部材12および17の磨耗も軽減される。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明は、シンター・ケーキの通気性
を改善して生産性を向上するとともに、支持部材を簡潔
な構造のものとしたから、高温強度が高く、かつシンタ
ー・ケーキの離脱が容易であり、このため支持部材の摩
耗が大幅に軽減され、焼結機のメインテナンス・コスト
を低くすることができるとともに、設備稼働率を高める
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例における焼結機の作動状況を示
す略側面図、第2図は第1図における支持部材と原料充
填層,シンター・ケーキの関係を示す斜視図、第3図
(a)は第1図に示す実施例における支持部材のグレー
トへの取り付け状況を示すパレット進行方向に垂直な断
面図、第3図(b)は第1図に示す実施例における支持
部材のグレートへの取り付け状況を示すパレット進行方
向に平行な断面図、第4図は第1図に示す実施例におけ
る支持部材の排鉱部における作用を示す図面、第5図
(a)は本発明の第2の実施例における支持部材のグレ
ートへの取り付け状況を示すパレット進行方向に垂直な
断面図、第5図(b)は第2の実施例における支持部材
のグレートへの取り付け状況を示すパレット進行方向に
平行な断面図、第6図は第5図(a),(b)に示す実
施例における支持部材の排鉱部における作用を示す図
面、第7図は従来の焼結工程を説明する図面である。 1……原料、2……サージホッパー、4……パレット、
5……原料充填層、12、112、17……支持部材、13……
支持部材の後方傾斜角、16……シンター・ケーキ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 政徳 千葉県君津市君津1 新日本製鐵株式会社 君津製鐵所内 (72)発明者 野崎 健郎 千葉県君津市君津1 新日本製鐵株式会社 君津製鐵所内 (72)発明者 仲 俊也 福岡県北九州市八幡東区枝光1―1―1 新日本製鐵株式会社設備技術本部内 (56)参考文献 特開 平2−293586(JP,A) 実開 昭50−48806(JP,U) 実公 昭58−42870(JP,Y2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】焼結用パレットのグレート上に、シンター
    ・ケーキ支持面を有し、パレット進行方向に平行な断面
    が台形で、高さが200〜400mmの板状支持部材を、パレッ
    トの進行方向に平行に原料充填層に埋設するように垂設
    したことを特徴とする焼結用パレット。
JP29344690A 1990-10-30 1990-10-30 焼結用パレット Expired - Lifetime JPH0781786B2 (ja)

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CN110629018B (zh) * 2019-09-30 2021-05-28 鞍钢股份有限公司 一种改善厚料层烧结透气性的生产方法

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