JP2967307B2 - 焼結層の通気性調整装置 - Google Patents

焼結層の通気性調整装置

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JP2967307B2
JP2967307B2 JP22356391A JP22356391A JP2967307B2 JP 2967307 B2 JP2967307 B2 JP 2967307B2 JP 22356391 A JP22356391 A JP 22356391A JP 22356391 A JP22356391 A JP 22356391A JP 2967307 B2 JP2967307 B2 JP 2967307B2
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正章 中山
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健郎 野崎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は焼結層の通気性調整装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】粉鉱石などから焼結鉱を製造する方法に
おいては、粉鉄鉱石に燃料としての炭材例えばコークス
粉と副原料としての石灰石粉などを配合し、これを混合
造粒した原料(以下、原料と称す)を焼結パレットに装
入して原料充填層(以下、単に充填層と称す)を形成し
ている。
【0003】そして充填層の表層に点火し、下方に空気
を吸引しながら原料中のコークス粉を燃焼させ、この燃
焼熱で原料を焼結している。
【0004】この場合、充填層下層は、上層の焼結が終
了し一体化した焼結塊(以下これをシンターケーキと称
す)による重みで圧力を受け圧縮されるため高嵩密度化
し、通気が悪くなる。このため充填層への空気の吸引量
が低下し、コークスの燃焼速度が小さくなるので生産性
が低下する。
【0005】そこで発明者らは、先に、焼結用パレット
底面方向から焼結層に突出して設置された長方形状のシ
ンターケーキ支持材を付設した焼結パレットに原料を装
入した後、充填層に点火し焼結する操業方法、ならび
に、焼結用パレット底面方向から焼結層に突出して設置
された長方形状のシンターケーキ支持材を付設した焼結
パレットによる下層の通気性向上による生産性向上技術
を特願平2−293446号として出願した。
【0006】図7は、長方形状の支持材の作用を説明す
る図である。シンターケーキ7は、パレット4の回動で
排鉱部に差し掛かると、パレットとパレットの間で亀裂
が生じ分断される。その後シンターケーキ7はパレット
4の傾動により長方形状のシンターケーキ支持材8から
剥離し、落下する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図7に示すように、焼
結パレット底面上に長方形状のシンターケーキ支持材8
を付設した場合には、支持材8の側面形状が長方形でパ
レット1台分の進行方向長さにわたり設置されているた
め、シンターケーキ7の支持範囲が広範になり、かつシ
ンターケーキ7と支持材8との離脱が容易となるため、
通気性改善による生産率向上効果が発揮されやすくな
る。しかし、このシンターケーキ支持材8の高さは装入
原料層高の2/3を占めるため、シンターケーキ支持材
8の自重あるいはシンターケーキ排鉱時の機械的衝撃に
十分耐え得るように支持材8のパレット4への取付け部
分を設計すると、そのパレット幅方向の幅がグレートバ
ー幅の5倍程度とかなり大きくなる。そのため、シンタ
ーケーキ支持材付近では、グレートバー部分と比較して
充填層中への吸引空気の流れが阻害され、焼成状況に悪
影響を及ぼす恐れがあった。また、このシンターケーキ
支持材8は1枚の重量が約70〜80kgもある重量物
であり、焼結パレットに取り付けるには重量が過大で、
作業の安全性、搬送性に問題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、焼結パ
レット底面方向から焼結層に突出してパレット進行方向
と平行に設置された長方形のシンターケーキ支持材のパ
レット取付け部分に、パレット進行方向と平行にスリッ
トを設けるとともに、シンターケーキ支持材本体に複数
個の貫通孔を設けたことを特徴とする焼結層の通気性調
整装置である。
【0009】
【作用、実施例】本発明の詳細を図示の実施例により説
明する。
【0010】図5は本発明の焼結層の通気性調整装置が
ドワイトロイド型焼結機上を周回する側面状況を示す断
面図である。ドラムフィーダー2の下に差しかかったパ
レット4のシンターケーキ7を支持するシンターケーキ
支持材8は、シュート3を介して装入された原料中に埋
没する。シンターケーキ支持材8が埋没した充填層5表
層のコークスに点火し、下方へ吸引する空気によりコー
クスの燃焼を伝播させ、この燃焼熱で焼結し、焼結終了
と同時にシンターケーキ7を排鉱する。
【0011】図6にシンターケーキ支持材8の焼結進行
中のパレット4上への設置状況を示す。シンターケーキ
支持材8はパレット4の幅方向に等間隔で3列設置す
る。このシンターケーキ支持材8により、支持材8の頂
上部まで焼結され形成したシンターケーキ7の自重が支
持される。したがって、それより下層の充填層5にかか
る荷重が緩和されることにより充填層5の通気性の悪化
が防止され、生産性の向上が実現できる。
【0012】図4はシンターケーキ支持材8を設置した
パレットの正面図、図3はパレットメインフレーム4d
へのシンターケーキ支持材8の取り付け側面図である。
シンターケーキ支持材8は通常のグレートバー4bと同
様にその底部形状が顎型となっており、パレットメイン
フレーム4d上に設置される。また、シンターケーキ支
持材8の1枚の重量は前述のとおり約70〜80kgあ
り、人力でパレット4に取り付けるには重量が過大であ
る。そこで、パレットメインフレーム4dに設置する際
の作業の安全性、搬送性を改善するためと自身の軽量化
を図る目的で、複数個の貫通孔8iをシンターケーキ支
持材本体上部に2箇所設けている。貫通孔8iの直径は
100mm以下である。ただし、焼結機排鉱部における
シンターケーキ支持材8からのシンターケーキ7の剥離
特性を考慮に入れると、貫通孔8iの直径は50mm以
下にすることが望ましい。図3、図1に示すように、シ
ンターケーキ支持材8の断面は下部厚み8cが40m
m、上部厚み8bが30mmの台形である。支持材側面
長さ8eはグレートバー4b1個分の長さであり、また
その高さ8aは装入原料層高の2/3の長方形となって
いる。この支持材8の側面形状は長方形であるため、焼
成完了後のシンターケーキ7の自重を支持する範囲が拡
大され、焼結ベッドの通気性改善効果が大きくなる。シ
ンターケーキ支持材底部幅8dは、その自重およびシン
ターケーキ排鉱時の機械的衝撃に十分耐え得る強度を保
持するためグレートバー4b5本分としている。このよ
うにシンターケーキ支持材底部幅8dがグレートバー4
bの5本分と幅が広く、支持材8近傍では吸引空気の流
れが阻害されることによる焼成状況への悪影響が懸念さ
れるので、シンターケーキ支持材8の底部にスリット8
fを設ける。図1に示すように、スリット8fはシンタ
ーケーキ支持材8の両側にパレット幅方向に2列ずつ設
けており、その幅8gは5mmである。また図2に示す
ように、スリット8fは支持材8の両側底部にパレット
進行方向にも2列ずつ設けられており、その長さ8hは
グレートバー4bの長さの1/3である。ここで支持材
8の材質は耐熱鋳鋼を用いたが、それに限定するもので
はなく、耐熱、耐摩耗、耐衝撃性に優れ強度の大な金属
であればよい。貫通孔8iは、ワイヤーロープを貫通さ
せ、吊り上げて搬送および取付、取外を行うため、シン
ターケーキ支持材8の重心より上方で長さ方向に少なく
とも2個設ける必要がある。貫通孔8iの孔径は、ワイ
ヤーロープを貫通させるために10mm以上とする必要
がある。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば
シンターケーキ支持材のパレット取付け部分にパレット
進行方向と平行にスリットを設けたので、吸引空気の流
れ阻害による焼成状況への悪影響を防止することが可能
になる。したがって、支持材の原料充填層の通気性改善
による生産率向上効果がより完全に発揮されやすくな
る。さらに、シンターケーキ支持材本体に貫通孔を複数
個設けたので、パレットに支持材を取り付ける際の作業
の安全性、作業効率が改善されると同時に、支持材の軽
量化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における支持材の断面図である。
【図2】本発明における支持材を上方より見た図であ
る。
【図3】パレットメインフレームへ支持材を取りつけた
状況を示す側面図である。
【図4】支持材を設置したパレットの正面図である。
【図5】パレットがドワイトロイド式焼結機を周回する
状況を示す側面図である。
【図6】パレットがドワイトロイド式焼結機を周回中の
支持材のパレットへの設置状況を示す図である。
【図7】支持材の作用を説明する図である。
【符号の説明】
1 サージホッパー 2 ドラムフィーダー 3 シュート 4 パレット 4a サイドウォール 4b グレートバー 4c サイドフレーム 4d パレットメインフレーム 5 充填層 6 点火炉 7 シンターケーキ 8 シンターケーキ支持材 8a シンターケーキ支持材高さ 8b シンターケーキ支持材上部厚み 8c シンターケーキ支持材下部厚み 8d シンターケーキ支持材底部幅 8e シンターケーキ支持材側面長さ 8f スリット 8g スリット幅 8h スリット長さ 8i 貫通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野崎 健郎 千葉県君津市君津1 新日本製鐵株式会 社 君津製鐵所内 (72)発明者 寺田 高志 千葉県君津市君津1 新日本製鐵株式会 社 君津製鐵所内 (56)参考文献 特開 平2−293586(JP,A) 実開 昭50−48806(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C22B 1/20 F27B 21/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焼結パレット底面方向から焼結層に突出
    してパレット進行方向と平行に設置された長方形のシン
    ターケーキ支持材のパレット取付け部分に、パレット進
    行方向と平行にスリットを設けるとともに、シンターケ
    ーキ支持材本体に複数個の貫通孔を設けたことを特徴と
    する焼結層の通気性調整装置。
JP22356391A 1991-08-09 1991-08-09 焼結層の通気性調整装置 Expired - Fee Related JP2967307B2 (ja)

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