JP2732118B2 - 焼結操業方法および焼結パレット - Google Patents

焼結操業方法および焼結パレット

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高炉等で製銃するに際しての原料となる焼
結鉱の操業方法および焼結用パレットに関する。
〔従来の技術〕
粉鉱石などから焼結鉱を製造する方法においては、粉
鉄鉱石に燃料としての炭材、例えばコークス粉と副原料
としての石灰石などを配合し、これを混合造粒した原料
(以下、原料と称す)を焼結パレットに装入して原料充
填層(以下、原料充填層を単に充填層と称す)を形成し
ている。そして充填層の表層に点火し、下方に空気を吸
引しながらコークスを燃焼させ、この燃焼熱で原料を焼
結している。
この場合充填層下層は、上層の焼結が終了した焼結パ
レットの一体化した焼結塊(以下これをシンターケーキ
と称す)による重みで圧力をうけ圧縮されるため高嵩密
度化し、通気が悪くなる。このため充填層への空気の吸
引量が低下し、コークスの燃焼速度が小さくなるので生
産性が低下する。
そこで本発明者らは、さきに下層に充填する原料に上
層に充填する原料より多くの造粒バインダーを添加し
(以下この方法をバインダーの偏析添加と称す)、充填
層下層に充填する原料の造粒を強化し、粗粒原料とする
ことによる下層の通気向上による生産性向上技術を特開
昭61−170522号として出願している。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来技術による焼結による充填層は、上層のシンター
ケーキの重みによる圧力をうけ圧縮されるため、下層程
通気が悪くなり、充填層への空気の吸引量が低下し、コ
ークスの燃焼速度が小さくなるので生産性が低下する問
題がある。またバインダーの偏析添加は、バインダーを
添加することによる製造コストの上昇の問題がある。
本発明は上記課題を解決した焼結操業方法および焼結
パレットを提供する。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するための本発明は、焼結パレット底
面上および/または該パレット内壁に凸状支持体を付設
した焼結パレットに焼結原料を装入した後、原料充填層
に点火し焼結することを特徴とする焼結操業方法であ
り、さらに、焼結パレット底面上および/または該パレ
ット内壁に凸状支持体を付設したことを特徴とする焼結
パレットである。
〔実施例〕
以下第1図から第8図に示す実施例により、本発明の
特徴を作用とともに具体的に説明する。
第9図は従来方法を示す図面であり、これは鉱石を供
給するホッパー9、石灰石などの副原料を供給するホッ
パー8、返鉱を供給するホッパー6、更に燃料であるコ
ークスをホッパー7から切り出し、ドラムミキサー10で
調湿造粒し原料とされる。造粒を強化するドラムミキサ
ー10は複数台とすることもある。ついで原料1はサージ
ホッパー2に搬送され、ドラム3から切り出し、シュー
ト4を介してパレット12に装入され、点火炉11で点火し
て焼結される。
実施例1、 実施例1によるパレットは、第1図(a)に示すよう
に、パレット12の両側内壁12gに複数段のシンターケー
キを支える凸状支持体13h1,13h2を付設した。第1図
(b)に第1図(a)の正面図を示す。第1図(b)に
示した凸状支持体13h1,13h2の内側への突起量b1,b2は、
パレット内壁から内側へ50mmである。凸状支持体の段数
としては2段である。第1図(c)に第1図(a)の側
面図を示す。第1図(a)に示した凸状支持体13h1,13h
2のパレット進行方向の幅C4は200mmである。
凸状支持体13h1,13h2の上下方向の位置としては、充
填層600mmの表層から凸状支持体13h1が300mm、凸状支持
体13h2が450mmである。したがってC1が300mm、C2が150m
m、C3が150mmである。
このような凸状支持体を付設したパレットを用いて、
第9図に示した従来方法と同じ工程で形成した充填層の
焼結進行中の状態を第2図に示す。第2図において、充
填層の焼結が進行し、凸状支持体13h1の位置まで焼結さ
れたシンターケーキ177は、パレット両側内壁の凸状支
持体13h1で支えられ、下部の焼結進行ゾーン18と充填層
5にシンターケーキの重みによる圧縮力が伝わらないた
め、焼結進行ゾーン18と充填層5の嵩密度が大きくなら
ず、通気が改善し焼結速度が大きくなった。
更に焼結が進行し、凸状支持体13h2の位置まで焼結が
進行すると、凸状支持体13h2の位置まで焼結された現象
と同じとなり、凸状支持体13h2以下の焼結進行ゾーンと
充填層5の焼結速度が大きくなった。
実施例2、 実施例2によるパレットは、第3図(a)に示すよう
に、パレット12の幅方向中央部に3段の凸状支持体14
h1,14h2,14h3を付設した。第3図(b)に第3図(a)
の正面図を示す。第3図(b)に示したように、凸状支
持体の上面の幅は、e1が25mm、e2とe3がそれぞれ60mmで
ある。また第3図(c)に第3図(a)の側面図を示
す。凸状支持体のパレット進行方向の幅f4は200mmであ
る。凸状支持体の上下方向の位置としては、充填層600m
mの表層から凸状支持体14h1が100mm、凸状支持体14h2
300mm、凸状支持体14h3が450mmである。したがってf1
200mm、f2、f3がそれぞれ150mmである。
このような凸状支持体を付設したパレットを用いて、
第9図に示した従来方法と同じ工程で形成した充填層の
焼結進行中の状態を第4図に示す。第4図において、充
填層の焼結が進行し、凸状支持体14h1の位置まで焼結さ
れたシンターケーキ17は、パレット中央部の凸状支持体
14h1で支えられ、下部の焼結進行ゾーン18と充填層5に
シンターケーキの重みによる圧縮力が伝わらないため、
焼結進行ゾーン18と充填層5の嵩密度が大きくならず、
通気が改善し焼結速度が大きくなった。
更に焼結が進行し、凸状支持体14h2及び凸状支持体14
h3の位置まで焼結が進行すると、凸状支持体14h2の位置
までの焼結現象と同じとなり、凸状支持体14h2および14
h3以下の焼結進行ゾーンと充填層5の焼結速度が大きく
なった。
実施例3、 実施例3によるパレットは、第5図(a)に示すよう
に、パレット12の両側内壁12gに3段の凸状支持体15h1,
15h2および15h3を付設した。第5図(b)に第5図
(a)の正面図を示す。第5図(b)に示した凸状支持
体15h1,15h2および15h3の内側への突起量、j1,j2,j
3は、パレット内壁から内側へ50mmである、凸状支持体
の段数としては3段である。第5図(c)に第5図
(a)の側面図を示す。第5図(c)に示した凸状支持
体15h1,15h2および15h3のパレット進行方向の幅k5は200
mmである。凸状支持体15h1,15h2および15h3の上下方向
の位置としては、充填層600mmの表層から凸状支持体15h
1が150mm、凸状支持体15h2が300mm、15h3が450mmであ
る。したがってk1〜k4まではそれぞれ150mm、である。
さらにこのパレットには、第6図(a)に示すよう
に、パレット12の幅方向中央部に3段の凸状支持体16
h1,16h2,16h3を付設した。第6図(b)に第6図(a)
の正面図を示す。第6図(b)に示したように、凸状支
持体の上面の幅は、m1が25mm、m2とm3がそれぞれ60mmで
ある。また第6図(c)に第6図(a)の側面図を示
す。凸状支持体のパレット進行方向の幅n4は200mmであ
る。凸状支持体の上下方向の位置としては、充填層600m
mの表層から凸状支持体16h1が150mm、凸状支持体16h2
300mm、凸状支持体16h3が450mmである。したがってn1
n2、n3はそれぞれ150mmである。
このような凸状支持体を付設したパレットを用いて、
第9図に示した従来方法と同じ工程で形成した充填層の
焼結進行中の状態を第7図に示す。第7図において、充
填層の焼結が進行し、凸状支持体15h1と16h1の位置まで
焼結されたシンターケーキ17は、パレットの凸状支持体
15h1と16h1で支えられ、下部の焼結進行ゾーン18と充填
層5にシンターケーキの重みによる圧縮力が伝わらない
ため、焼結進行ゾーン18と充填層5の嵩密度が大きくな
らず、通気が改善し焼結速度が大きくなった。
更に焼結が進行し、凸状支持体15h2と16h2の位置まで
焼結が進行すると、15h1と16h1の位置までの焼結現象と
同じとなり、凸状支持体15h2と16h2および凸状支持体15
h3と16h3以下の焼結進行ゾーンと充填層5の焼結速度が
大きくなった。
以上の実施例の凸状支持体の材質は耐熱、対磨耗鋳鉄
を使用しているが、耐熱、対磨耗鉄に限定するものでは
なく、耐熱、対磨耗に優れている材質であればいづれを
使用してもよい。
以上の実施例では、パレット幅方向の凸状支持体は中
央部一ヶ所に設置しているが、一ヶ所に限定するもので
はなく、第8図に示した凸状支持体19,20のように、パ
レット幅方向に2列以上設置しても良く、またシンター
ケーキを支える凸状支持体の段数は、1〜3段に限定す
るものではなく、多数段としても良い。また凸状支持体
のパレット進行方向の幅は200mmとしているが、200mmに
限定するものではなく、パレットの進行方向の幅に応じ
て適宜定められるものである。
〔発明の効果〕
以上説明したごとく、本発明による焼結操業方法およ
び焼結パレットによれば、シンターケーキの圧縮力が下
部の焼結進行ゾーンと充填層に伝わらないため、充填層
下層が高嵩密度化することはなく、従って下層の焼結速
度が大きくなり、生産性の高い焼結が可能となった。
実施例1では、生産性が34.2t/D/m2と従来方法の31.1
t/D/m2より3t/D/m2強、実施例2では35.4t/D/m2と従来
方法より4t/D/m2強、また、実施例3では生産性が36.0t
/D/m2と従来方法より5t/D/m2弱従来方法より生産性の高
い焼結が可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(c)は第1の実施例の凸状支持体を示
す斜視図,正面図,側面図、第2図は第1の実施例の焼
結進行状態を示す断面図、第3図(a)〜(c)は第2
の実施例の凸状支持体を示す斜視図,正面図,側面図、
第4図は第2の実施例の焼結進行状態を示す断面図、第
5図(a)〜(c)および第6図(a)〜(c)は第3
の実施例の凸状支持体を示す斜視図,正面図,および側
面図、第7図は第3の実施例の焼結進行状態を示す断面
図、第8図は其の他の実施例の焼結進行状態を示す断面
図、第9図は従来方法による焼結工程を示す図面であ
る。 1……原料、2……サージホッパー、3……ドラムフィ
ーダー、4……シュート、5……充填層、6……返鉱ホ
ッパー、7……コークスホッパー、8……石灰石ホッパ
ー、9……鉱石ホッパー、10……ドラムミキサー、11…
…点火炉、12……パレット、12g……パレット内壁、13h
1〜13h2,14h1〜14h3,15h1〜15h3,16h1〜16h3,19,20……
凸状支持体、17……シンターケーキ、18……焼結進行ゾ
ーン

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】焼結パレット底面上および/または該パレ
    ット内壁に凸状支持体を付設した焼結パレットに焼結原
    料を装入した後、原料充填層に点火し焼結することを特
    徴とする焼結操業方法。
  2. 【請求項2】焼結パレット底面上および/または該パレ
    ット内壁に凸状支持体を付設したことを特徴とする焼結
    パレット。
JP11335389A 1989-05-02 1989-05-02 焼結操業方法および焼結パレット Expired - Lifetime JP2732118B2 (ja)

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