JPH05132721A - 焼結鉱の製造方法および焼結用パレツト - Google Patents

焼結鉱の製造方法および焼結用パレツト

Info

Publication number
JPH05132721A
JPH05132721A JP32155091A JP32155091A JPH05132721A JP H05132721 A JPH05132721 A JP H05132721A JP 32155091 A JP32155091 A JP 32155091A JP 32155091 A JP32155091 A JP 32155091A JP H05132721 A JPH05132721 A JP H05132721A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pallet
sintering
side wall
sintered
raw material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP32155091A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Fujimoto
政美 藤本
Tadahiro Inasumi
忠弘 稲角
Koji Iida
孝司 飯田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP32155091A priority Critical patent/JPH05132721A/ja
Publication of JPH05132721A publication Critical patent/JPH05132721A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、高炉等で製銑する焼結鉱の製造方
法とその焼結用パレットに関し、安定した焼結の進行に
より生産性を改善することを目的とする。 【構成】 側壁上部を外側へ階段状に張出し部23を設
けた焼結用パレット、または側壁上部を外側へ階段状に
張出させるとともにパレット幅方向中央部底面に垂直に
凸状支持体26を付設した焼結用パレットを使用し、こ
のパレットに原料を装入して焼結を行う焼結鉱の製造方
法である。 【効果】 焼結の過程においてシンターケーキが支持さ
れて焼結反応体と原料充填層の通気が確保され、その結
果焼結速度が増大し、また均一に安定した焼結が進行
し、歩留が向上して生産性が改善される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高炉等で製銑するに際
して原料となる焼結鉱の製造方法およびそのために用い
る焼結用パレットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の焼結鉱製造プロセスを図4に示
す。すなわち図4において、焼結鉱製造の主原料である
鉱石はヤードから鉱石ホッパー9に、副原料の石灰石は
ホッパー8に、燃料であるコークスはホッパー7にそれ
ぞれ運ばれる。鉱石、石灰石、コークスは各ホッパー
9,8,7から切り出され、またホッパー6から切り出
された返鉱とともに、ミキサー10で調湿,造粒されて
焼結原料となる。
【0003】造粒された原料1は、サージホッパー2に
搬送,貯蔵された後ドラムフィーダ3で切り出し、シュ
ート4を介してパレット12に装入されて原料充填層5
を形成する。鉄鉱石を主原料とする焼結プロセスの場
合、原料充填層5の厚さは通常500〜600mm程度
である。
【0004】次に点火炉11でコークス炉ガスを空気燃
焼させ、充填層5表層のコークスに点火する。一方原料
充填層を通して下方向に空気を吸引しながら充填層内の
コークスを燃焼させ、その燃焼熱により充填層5の上層
から下層にかけて順次原料を焼結していく。
【0005】この場合原料充填層下層は、焼結が終了し
て焼結パレット12上に一体化した焼結塊(以下、焼結
が終了して焼結パレット上に一体化した焼結塊を「シン
ターケーキ」と称す)による荷重を受け、圧縮されるた
め高嵩密度化して通気が悪くなる。その結果、充填層中
への空気の吸引量が低下し、コークスの燃焼速度が小さ
くなるので生産性が低下する。
【0006】そこで本発明者らは、シンターケーキによ
る荷重を解消し、焼結層の通気改善によって生産性向上
を図るために、先にパレット内に凸状支持体を設けてシ
ンターケーキの荷重を支持した焼結方法を発明し、特開
平2−254125号,および特願平2−16726号
として出願した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来技術による焼結で
は、シンターケーキによる荷重を受けて圧縮されるた
め、下層にいくに従って通気性が悪くなる。その結果充
填層中への空気の吸引量が低下し、コークスの燃焼速度
が小さくなるので生産性が低下するという問題が生じ
る。
【0008】前記特開平2−254125号公報におけ
る発明では、シンターケーキ支持焼結方法は構造が極め
て複雑であり、排鉱側でのシンターケーキと支持体との
離脱が少し困難なため、支持体が損傷するという問題が
ある。
【0009】また特願平2−16726号として出願し
た発明は、シンターケーキ支持のために周辺の装置、例
えば原料装入装置,点火炉,焼結鉱排鉱部などの大幅な
拡張が必要となるため、設備費がかかるなどの問題があ
る。
【0010】本発明は上記課題を解決し、安定した焼結
の進行により生産性を改善する焼結鉱の製造方法および
焼結用パレットを提供する。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の方法は、側壁上
部を外側へ階段状に張出させた焼結用パレット、または
側壁上部を外側へ階段状に張出させるとともにパレット
幅方向中央部底面にパレット底面に垂直に凸状支持体を
付設した焼結用パレットを使用し、このパレットに原料
を装入して焼結を行うことを特徴とする焼結鉱の製造方
法である。
【0012】また本発明のパレットは、焼結用パレット
の側壁上部を外側へ階段状に張出させたことを特徴と
し、また焼結用パレットの側壁上部を外側へ階段状に張
出させるとともに、パレット幅方向中央部底面にパレッ
ト底面に垂直に凸状支持体を付設したことを特徴とする
焼結用パレットである。
【0013】
【実施例】以下本発明を実施例により詳細に説明する。
【0014】図1は本発明実施例1,図2は実施例2,
図3は実施例3のそれぞれの焼結機回動時のパレットの
状況を示す斜視図である。
【0015】焼結工程は、図4に示した従来の焼結鉱の
製造工程と同じであり、本発明のパレットはこれら機器
配置例のなかで使用される。
【0016】実施例1における本発明のパレットの状況
を図1に示す。すなわち図1には、本発明のパレットが
焼結機を回動していく途中のパレット12内におけるシ
ンターケーキ21a形成の状況を示した。
【0017】焼結層厚D1 は600mmとし、またパレ
ット側壁22aのパレット側壁高さa1 は焼結層厚D1
と同じ600mmとしている。パレット側壁22a上部
にはパレット張出し部23aを設けている。パレット張
出し部23aの外側張出し長さb1 は30mm、張出し
部高さc1 は150mmとした。
【0018】従ってパレット側壁22aのパレット下部
高さd1 は450mmである。なおこのパレット張出し
部23aは、パレット側壁22aと一体化したものであ
る。またパレット幅e1 は4m、パレット長さf1 は1
mとしている。
【0019】焼結が進行して図1に示す状態になると、
シンターケーキ21aはパレット張出し部23aの底面
で支持され、シンターケーキ21a下部の焼結反応体2
5aと原料充填層5aとにはその荷重が掛からなくな
る。
【0020】このため焼結反応体25aと原料充填層5
aの通気が確保されて焼結速度が大きくなり、また均一
に安定した焼結が進行するので歩留が向上し、生産性も
大幅に改善された。
【0021】実施例2における本発明のパレットの状況
を図2に示す。すなわち図2には、本発明のパレットが
焼結機を回動していく途中のパレット12内におけるシ
ンターケーキ21b形成の状況を示した。
【0022】焼結層厚D2 は750mmとし、またパレ
ット側壁22bのパレット側壁高さa2 は焼結層厚D2
と同じ750mmとしている。パレット側壁22b上部
にはパレット張出し部23bを設けている。パレット張
出し部23bの外側張出し長さb2 は50mm、張出し
部高さc2 は250mmとした。
【0023】従ってパレット側壁22bのパレット下部
高さd2 は500mmである。なおこのパレット張出し
部23bはパレット側壁22bに対して分割型となって
おり、固定ボルト24によりパレット側壁22bに固定
されている。またパレット幅e2 は4m、パレット長さ
2 は1mとしている。
【0024】焼結が進行して図2に示す状態になると、
シンターケーキ21bはパレット張出し部23bの底面
で支持され、シンターケーキ21b下部の焼結反応体2
5bと原料充填層5bにはその荷重が掛からなくなる。
このため焼結反応体25bと原料充填層5bの通気が確
保されて焼結速度が大きくなり、また均一に安定した焼
結が進行するので歩留が向上し、生産性も大幅に改善さ
れた。
【0025】実施例3における本発明のパレットの状況
を図3に示す。すなわち図3には、焼結機を回動する本
発明のパレット12の状況を示した。
【0026】この実施例3では、パレット12幅方向中
央部に凸状支持体26を設置した。この凸状支持体26
の上部厚みgはグレート27の1本分とし、下部厚みh
はグレート27の2本分とした。また高さiは400m
mである。一方凸状支持体26の長さは、パレット長さ
3 と同じ1mとした。
【0027】パレット側壁22cのパレット側壁高さa
3 は600mmとした。なお焼結層厚(図示せず)は側
壁高さa3 と同じ600mmである。パレット側壁22
c上部にはパレット張出し部23cを設けている。パレ
ット張出し部23cの外側張出し長さb3 は30mm、
張出し部高さc3 は200mmとした。従ってパレット
側壁22cのパレット下部高さd3 は400mmであ
る。
【0028】なおこのパレット張出し部23cは、パレ
ット側壁22cと一体化したものである。またパレット
幅e3 は6m、パレット長さf3は1mとしている。
【0029】凸状支持体高さiおよび張出し部23cの
底面まで焼結が進行すると、シンターケーキ(図示せ
ず)は支持体26頂上部とパレット張出し部23cの底
面で支持されて、シンターケーキ下部の焼結反応体(図
示せず)と原料充填層(図示せず)にその荷重が掛から
なくなる。
【0030】このため焼結反応体と原料充填層の通気が
確保されて焼結速度が大きくなり、また均一に安定した
焼結が進行するので歩留が向上し、生産性も大幅に改善
された。
【0031】次に従来技術と本発明実施例の生産性を
(t/d/m2 )を比較して表1に示す。この結果から
も明らかなように、焼結速度が大きくなるとともに生産
性は大幅に改善された。
【0032】
【表1】
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、焼
結の過程においてシンターケーキが支持されて焼結反応
体と原料充填層の通気が確保され、その結果焼結速度が
大きくなり、また均一に安定した焼結が進行するので、
実施例にも示したように歩留が向上して生産性が大幅に
改善された。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例1の焼結機回動時のパレットの状
況を示す斜視図である。
【図2】本発明実施例2の焼結機回動時のパレットの状
況を示す斜視図である。
【図3】本発明実施例3の焼結機回動時のパレットの状
況を示す斜視図である。
【図4】焼結鉱の製造工程を説明するための機器配置例
を示す略側面図である。
【符号の説明】
1 焼結原料 2 サージホッパー 3 ドラムフィーダ 4 シュート 5,5a,5b 原料充填層 6 返鉱ホッパー 7 コークスホッパー 8 石灰石ホッパー 9 鉱石ホッパー 10 ミキサー 11 点火炉 12 パレット 21a,21b シンターケーキ 22a,22b,22c パレット側壁 23a,23b,23c パレット張出し部 24 固定ボルト 25a,25b 焼結反応体 26 凸状支持体 27 グレート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側壁上部を外側へ階段状に張出させた焼
    結用パレット、または側壁上部を外側へ階段状に張出さ
    せるとともにパレット幅方向中央部底面にパレット底面
    に垂直に凸状支持体を付設した焼結用パレットを使用
    し、このパレットに原料を装入して焼結を行うことを特
    徴とする焼結鉱の製造方法。
  2. 【請求項2】 焼結用パレットの側壁上部を外側へ階段
    状に張出させたことを特徴とする焼結用パレット。
  3. 【請求項3】 焼結用パレットの側壁上部を外側へ階段
    状に張出させるとともに、パレット幅方向中央部底面に
    パレット底面に垂直に凸状支持体を付設したことを特徴
    とする焼結用パレット。
JP32155091A 1991-11-11 1991-11-11 焼結鉱の製造方法および焼結用パレツト Withdrawn JPH05132721A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32155091A JPH05132721A (ja) 1991-11-11 1991-11-11 焼結鉱の製造方法および焼結用パレツト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32155091A JPH05132721A (ja) 1991-11-11 1991-11-11 焼結鉱の製造方法および焼結用パレツト

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05132721A true JPH05132721A (ja) 1993-05-28

Family

ID=18133820

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32155091A Withdrawn JPH05132721A (ja) 1991-11-11 1991-11-11 焼結鉱の製造方法および焼結用パレツト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05132721A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05132721A (ja) 焼結鉱の製造方法および焼結用パレツト
JP2548649B2 (ja) 鉄鉱石の焼結方法
JP2732118B2 (ja) 焼結操業方法および焼結パレット
JP2805237B2 (ja) 鉄鉱石の焼結方法および焼結用パレット
JPH06129775A (ja) シンターケーキ支持焼結方法およびそれに用いる焼結パレット
JPH04168234A (ja) 焼結用パレット
JP3394277B2 (ja) シンターケーキ支持焼結法およびその機能を有する焼結パレット
JPH06129776A (ja) 焼結鉱の製造方法およびそれに用いる焼結鉱製造用パレット
JPH051336A (ja) 焼結機パレツトへの床敷鉱供給方法
JPH0914857A (ja) 焼結鉱の製造方法
JPH10122754A (ja) シンターケーキ支持スタンドを有する焼結機
JP2697549B2 (ja) 2段点火式焼結鉱製造方法
JPH0627292B2 (ja) 焼結原料の装入方法
JPS60248830A (ja) 焼結機によるバインダ用生石灰の製造方法
JPH04304326A (ja) 焼結鉱製造方法
JPH03226530A (ja) 焼結操業方法および焼結用パレット
JP2525292B2 (ja) 焼結鉱製造法
JP2715218B2 (ja) 焼結用パレット
JPH0130894B2 (ja)
JPS61235518A (ja) 焼結原料の装入方法
JPH03223428A (ja) 焼結操業方法および焼結用パレット
JPH06323745A (ja) 焼結用パレット
JPH059605A (ja) 焼結層の通気性調整装置
JPH06212294A (ja) 焼結鉱の製造方法
JPH076005B2 (ja) 焼結機での生石灰の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990204