JPH08291343A - 焼結操業方法およびスタンド傾き矯正装置 - Google Patents
焼結操業方法およびスタンド傾き矯正装置Info
- Publication number
- JPH08291343A JPH08291343A JP11655795A JP11655795A JPH08291343A JP H08291343 A JPH08291343 A JP H08291343A JP 11655795 A JP11655795 A JP 11655795A JP 11655795 A JP11655795 A JP 11655795A JP H08291343 A JPH08291343 A JP H08291343A
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- Japan
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- stand
- sintering
- pallet
- hopper
- straightening
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 下方吸引式焼結機の焼結パレット上にスタン
ドを設置し、シンターケーキをスタンドで支持しながら
焼結する際、スタンドが倒れて床敷ホッパーを破壊する
のを防止する。 【構成】 床敷ホッパー13の手前にスタンド傾き矯正
装置24を設置する。スタンド傾き矯正装置24は、ス
タンド21に対応する位置に、進入口幅が広く、出口幅
が狭い開口部を有する。スタンド21にこの開口部を通
過させ、パレット幅方向への傾きを矯正した後に、床敷
14および焼結原料1を装入し、焼結する。
ドを設置し、シンターケーキをスタンドで支持しながら
焼結する際、スタンドが倒れて床敷ホッパーを破壊する
のを防止する。 【構成】 床敷ホッパー13の手前にスタンド傾き矯正
装置24を設置する。スタンド傾き矯正装置24は、ス
タンド21に対応する位置に、進入口幅が広く、出口幅
が狭い開口部を有する。スタンド21にこの開口部を通
過させ、パレット幅方向への傾きを矯正した後に、床敷
14および焼結原料1を装入し、焼結する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高炉等で製銑するに際
して原料となる焼結鉱を製造する焼結操業方法およびス
タンド傾き矯正装置に関する。
して原料となる焼結鉱を製造する焼結操業方法およびス
タンド傾き矯正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の焼結操業方法と焼結パレットを図
5〜8に示す。
5〜8に示す。
【0003】図5に示したように、従来の焼結操業方法
では、主原料の鉱石、副原料の石灰石、燃料のコークス
と返鉱をミキサー10で調湿、造粒して焼結原料1とし
てサージホッパー2に搬送した後、ドラムフィーダー3
から切り出し、シュート4を介して焼結パレット12に
装入し、通常600mm厚みの原料充填層5を形成す
る。焼結パレット12にはスタンド21を設置し、焼結
操業中にシンターケーキを支持することにより焼結層の
通気を改善し、生産性を高める方法が特開平4−168
234号公報に記載されている。
では、主原料の鉱石、副原料の石灰石、燃料のコークス
と返鉱をミキサー10で調湿、造粒して焼結原料1とし
てサージホッパー2に搬送した後、ドラムフィーダー3
から切り出し、シュート4を介して焼結パレット12に
装入し、通常600mm厚みの原料充填層5を形成す
る。焼結パレット12にはスタンド21を設置し、焼結
操業中にシンターケーキを支持することにより焼結層の
通気を改善し、生産性を高める方法が特開平4−168
234号公報に記載されている。
【0004】焼結パレット12の焼結機長手方向の長さ
は1mである。図6に示したように、スタンド21は焼
結パレット12の幅方向4mを3等分した2カ所に設置
し、スタンド高さ22は0.3m、スタンド幅23は
0.5mである。スタンド21の材質は耐熱鋳鋼とし、
厚みは35mmである。
は1mである。図6に示したように、スタンド21は焼
結パレット12の幅方向4mを3等分した2カ所に設置
し、スタンド高さ22は0.3m、スタンド幅23は
0.5mである。スタンド21の材質は耐熱鋳鋼とし、
厚みは35mmである。
【0005】図7に示したように、スタンド21は床敷
ホッパー13を通過するため、床敷ホッパー13を切り
欠き、0.05mの床敷ホッパースタンド進入幅15a
を持つ床敷ホッパースタンド進入部15を設けた床敷ホ
ッパー13により焼結パレット12底面に床敷14を装
入する。
ホッパー13を通過するため、床敷ホッパー13を切り
欠き、0.05mの床敷ホッパースタンド進入幅15a
を持つ床敷ホッパースタンド進入部15を設けた床敷ホ
ッパー13により焼結パレット12底面に床敷14を装
入する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図8に示したように、
スタンド21の焼結パレット12の幅方向への垂線に対
するスタンド倒れ角度16が大きくなると、スタンド2
1が床敷ホッパースタンド進入部15に掛かった時床敷
ホッパー13に衝突し、床敷ホッパー13を破壊して焼
結機を停止せざるを得ないこととなり、生産が停止し、
生産低下する問題がある。スタンド21の倒れは主とし
てスタンド21底部と焼結パレット12との接触部に粉
の鉱石や粉の焼結鉱が噛み込んで生じる。また、熱応力
によるスタンド21自体の曲がりによっても倒れが生じ
ることがあるが、極めてまれであり問題とはならない。
スタンド21の焼結パレット12の幅方向への垂線に対
するスタンド倒れ角度16が大きくなると、スタンド2
1が床敷ホッパースタンド進入部15に掛かった時床敷
ホッパー13に衝突し、床敷ホッパー13を破壊して焼
結機を停止せざるを得ないこととなり、生産が停止し、
生産低下する問題がある。スタンド21の倒れは主とし
てスタンド21底部と焼結パレット12との接触部に粉
の鉱石や粉の焼結鉱が噛み込んで生じる。また、熱応力
によるスタンド21自体の曲がりによっても倒れが生じ
ることがあるが、極めてまれであり問題とはならない。
【0007】床敷ホッパースタンド進入幅15aを大き
くして、スタンド倒れ角度16が大きくなってもスタン
ド21が床敷ホッパースタンド進入部15に掛かった時
に床敷ホッパー13に衝突させないという対策も考えら
れるが、床敷ホッパースタンド進入幅15aを大きくす
ると、床敷ホッパースタンド進入部15の下部には床敷
14が装入できないため、この部分の焼結パレット12
底面には直接原料が装入され、この原料が焼結するとき
高温となるので、焼結パレット12底面の火格子が高温
に晒され、破損する問題が生じる。
くして、スタンド倒れ角度16が大きくなってもスタン
ド21が床敷ホッパースタンド進入部15に掛かった時
に床敷ホッパー13に衝突させないという対策も考えら
れるが、床敷ホッパースタンド進入幅15aを大きくす
ると、床敷ホッパースタンド進入部15の下部には床敷
14が装入できないため、この部分の焼結パレット12
底面には直接原料が装入され、この原料が焼結するとき
高温となるので、焼結パレット12底面の火格子が高温
に晒され、破損する問題が生じる。
【0008】本発明は、スタンド倒れ角度16が大きく
なっても床敷ホッパースタンド進入部15にスタンド2
1が掛かった時床敷ホッパー13に衝突しないように、
スタンド21の倒れを矯正することにより、長期安定操
業を可能とする。
なっても床敷ホッパースタンド進入部15にスタンド2
1が掛かった時床敷ホッパー13に衝突しないように、
スタンド21の倒れを矯正することにより、長期安定操
業を可能とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の焼結操業方法
は、下方吸引式焼結機の焼結パレット上に設置したスタ
ンドによりシンターケーキを支持しながら焼結する焼結
操業方法において、焼結パレット上の進行方向、床敷ホ
ッパーより手前に設置したスタンド傾き矯正装置によ
り、前記スタンドのパレット幅方向への傾きを矯正した
後に床敷および焼結原料を装入して焼結することを特徴
とする焼結操業方法である。また、本発明のスタンド傾
き矯正装置は、焼結パレット進行方向、床敷ホッパーよ
り手前の焼結パレット上幅方向に設置した板状のスタン
ド傾き矯正装置において、焼結パレット上のスタンドに
対応する位置にスタンドのパレット幅方向への傾きを矯
正する開口部を有することを特徴とするスタンド傾き矯
正装置である。スタンド傾き矯正装置の開口部のスタン
ド矯正進入口幅は、スタンド矯正出口幅に対して漸次拡
大させることが好ましい。
は、下方吸引式焼結機の焼結パレット上に設置したスタ
ンドによりシンターケーキを支持しながら焼結する焼結
操業方法において、焼結パレット上の進行方向、床敷ホ
ッパーより手前に設置したスタンド傾き矯正装置によ
り、前記スタンドのパレット幅方向への傾きを矯正した
後に床敷および焼結原料を装入して焼結することを特徴
とする焼結操業方法である。また、本発明のスタンド傾
き矯正装置は、焼結パレット進行方向、床敷ホッパーよ
り手前の焼結パレット上幅方向に設置した板状のスタン
ド傾き矯正装置において、焼結パレット上のスタンドに
対応する位置にスタンドのパレット幅方向への傾きを矯
正する開口部を有することを特徴とするスタンド傾き矯
正装置である。スタンド傾き矯正装置の開口部のスタン
ド矯正進入口幅は、スタンド矯正出口幅に対して漸次拡
大させることが好ましい。
【0010】
【作用】図2に示すように、本発明のスタンド傾き矯正
装置24はスタンド矯正進入口幅26をスタンド矯正出
口幅29に対して漸次拡大させたため、スタンド倒れ角
度16が大きくなったスタンド21がスタンド矯正進入
部25に達しても、スタンド傾き矯正装置24の進入口
に掛かることなくスタンド矯正出口に向かって進行す
る。スタンド傾き矯正装置24はスタンド矯正出口幅2
9をスタンド矯正進入口幅26より小さくしてあるの
で、スタンド倒れ角度16が大きいスタンド21でも、
スタンド矯正面30に沿って進行する過程で、スタンド
底部と焼結パレット12との接触部に噛み込んだ粉の鉱
石や粉の焼結鉱を砕きながら垂直に立ち上がるため、ス
タンド倒れが矯正され、スタンド倒れ角度16が小さく
なる。
装置24はスタンド矯正進入口幅26をスタンド矯正出
口幅29に対して漸次拡大させたため、スタンド倒れ角
度16が大きくなったスタンド21がスタンド矯正進入
部25に達しても、スタンド傾き矯正装置24の進入口
に掛かることなくスタンド矯正出口に向かって進行す
る。スタンド傾き矯正装置24はスタンド矯正出口幅2
9をスタンド矯正進入口幅26より小さくしてあるの
で、スタンド倒れ角度16が大きいスタンド21でも、
スタンド矯正面30に沿って進行する過程で、スタンド
底部と焼結パレット12との接触部に噛み込んだ粉の鉱
石や粉の焼結鉱を砕きながら垂直に立ち上がるため、ス
タンド倒れが矯正され、スタンド倒れ角度16が小さく
なる。
【0011】倒れが矯正され垂直に立ち上がったスタン
ド21は、床敷ホッパースタンド進入部15に掛かった
時、床敷ホッパー13に衝突せず、容易に通過すること
ができる。この間に床敷ホッパー13下部から床敷14
を装入することが可能となり、長期安定操業が可能とな
る。
ド21は、床敷ホッパースタンド進入部15に掛かった
時、床敷ホッパー13に衝突せず、容易に通過すること
ができる。この間に床敷ホッパー13下部から床敷14
を装入することが可能となり、長期安定操業が可能とな
る。
【0012】スタンド傾き矯正装置24のスタンド矯正
進入口幅26は0.2〜0.5mが適当である。このス
タンド矯正進入口幅26はスタンド高さ22を考慮して
決められる。スタンド倒れ角度16が同じでもスタンド
高さ22が高いとスタンド21頂部の水平方向の振れは
大きくなるので、スタンド矯正進入口幅26も大きくす
る必要がある。逆にスタンド高さ22が低いとスタンド
21頂部の水平方向の振れは小さくなるので、スタンド
矯正進入口幅26は小さくとも良い。
進入口幅26は0.2〜0.5mが適当である。このス
タンド矯正進入口幅26はスタンド高さ22を考慮して
決められる。スタンド倒れ角度16が同じでもスタンド
高さ22が高いとスタンド21頂部の水平方向の振れは
大きくなるので、スタンド矯正進入口幅26も大きくす
る必要がある。逆にスタンド高さ22が低いとスタンド
21頂部の水平方向の振れは小さくなるので、スタンド
矯正進入口幅26は小さくとも良い。
【0013】スタンド矯正出口幅29は0.05mが適
当である。スタンド矯正出口幅29は床敷ホッパースタ
ンド進入幅15aを考慮して決められ、床敷ホッパース
タンド進入幅15aと同じ0.05mが望ましい。
当である。スタンド矯正出口幅29は床敷ホッパースタ
ンド進入幅15aを考慮して決められ、床敷ホッパース
タンド進入幅15aと同じ0.05mが望ましい。
【0014】スタンド矯正進入口高さ27はスタンド高
さ22を考慮して決められ、スタンド高さ22の1.2
倍が適当である。
さ22を考慮して決められ、スタンド高さ22の1.2
倍が適当である。
【0015】
【実施例1】焼結工程を図1に、スタンド傾き矯正装置
の概略を図2に示す。
の概略を図2に示す。
【0016】図1に示すように、主原料の鉱石、副原料
の石灰石、燃料のコークスと返鉱をミキサー10で調
湿、造粒して焼結原料1としてサージホッパー2に搬送
した後、ドラムフィーダー3から切り出し、シュート4
を介して焼結パレット12に装入し、原料充填層5を形
成した。原料充填層5の厚さは600mmとした。
の石灰石、燃料のコークスと返鉱をミキサー10で調
湿、造粒して焼結原料1としてサージホッパー2に搬送
した後、ドラムフィーダー3から切り出し、シュート4
を介して焼結パレット12に装入し、原料充填層5を形
成した。原料充填層5の厚さは600mmとした。
【0017】図2に示すように、焼結パレット12には
スタンド21を設置した。スタンド21の焼結パレット
12の焼結機長手方向の長さは従来と同じ1mとした。
スタンド21は焼結パレット12の幅方向4mを3等分
した2カ所に設置した。スタンド高さ22は0.3m、
スタンド幅23は0.5mとした。スタンド21の材質
は耐熱鋳鋼とし、厚みは35mmとした。従来のように
スタンド21は床敷ホッパー13を通過するため、床敷
ホッパー13の下部を切り欠き、床敷ホッパースタンド
進入部を設けた床敷ホッパー13により焼結パレット1
2底面に床敷14を装入した。
スタンド21を設置した。スタンド21の焼結パレット
12の焼結機長手方向の長さは従来と同じ1mとした。
スタンド21は焼結パレット12の幅方向4mを3等分
した2カ所に設置した。スタンド高さ22は0.3m、
スタンド幅23は0.5mとした。スタンド21の材質
は耐熱鋳鋼とし、厚みは35mmとした。従来のように
スタンド21は床敷ホッパー13を通過するため、床敷
ホッパー13の下部を切り欠き、床敷ホッパースタンド
進入部を設けた床敷ホッパー13により焼結パレット1
2底面に床敷14を装入した。
【0018】図2に示すように、スタンド傾き矯正装置
24を床敷ホッパー13より装入部側31方向4mの位
置に設置し、スタンド傾き矯正装置24のスタンド矯正
進入口幅26を0.4m、スタンド矯正出口幅29を
0.05m、スタンド矯正進入口高さ27を350mm
とした。また、スタンド矯正面長さ28は0.5mに設
定した。
24を床敷ホッパー13より装入部側31方向4mの位
置に設置し、スタンド傾き矯正装置24のスタンド矯正
進入口幅26を0.4m、スタンド矯正出口幅29を
0.05m、スタンド矯正進入口高さ27を350mm
とした。また、スタンド矯正面長さ28は0.5mに設
定した。
【0019】スタンド矯正進入口幅26を0.4mと大
きくしているため、スタンド倒れ角度16が大きいスタ
ンド21もスタンド傾き矯正装置24に進入し、スタン
ド矯正面30により倒れが矯正され、垂直に立ち上がっ
た。倒れが矯正され垂直に立ち上がったスタンド21は
床敷ホッパースタンド進入部に掛かった時床敷ホッパー
13に衝突せず、容易に通過した。このため床敷ホッパ
ー13下部から床敷14を装入することが可能となり、
焼結機を長期に停止することなく、長期安定操業が可能
となった。
きくしているため、スタンド倒れ角度16が大きいスタ
ンド21もスタンド傾き矯正装置24に進入し、スタン
ド矯正面30により倒れが矯正され、垂直に立ち上がっ
た。倒れが矯正され垂直に立ち上がったスタンド21は
床敷ホッパースタンド進入部に掛かった時床敷ホッパー
13に衝突せず、容易に通過した。このため床敷ホッパ
ー13下部から床敷14を装入することが可能となり、
焼結機を長期に停止することなく、長期安定操業が可能
となった。
【0020】
【実施例2】焼結工程を図3に、スタンド傾き矯正装置
の概略を図4に示す。
の概略を図4に示す。
【0021】図3に示すように、主原料の鉱石、副原料
の石灰石、燃料のコークスと返鉱をミキサー10で調
湿、造粒して焼結原料1としてサージホッパー2に搬送
した後、ドラムフィーダー3から切り出し、シュート4
を介して焼結パレット12に装入し、原料充填層5を形
成した。原料充填層5の厚さは600mmとした。
の石灰石、燃料のコークスと返鉱をミキサー10で調
湿、造粒して焼結原料1としてサージホッパー2に搬送
した後、ドラムフィーダー3から切り出し、シュート4
を介して焼結パレット12に装入し、原料充填層5を形
成した。原料充填層5の厚さは600mmとした。
【0022】図4に示すように、焼結パレット12には
スタンド21を設置した。スタンド21の焼結パレット
12の焼結機長手方向の長さは従来と同じ1mとした。
スタンド21は焼結パレット12の幅方向4mを3等分
した2カ所に設置した。スタンド高さ22は0.3m、
スタンド幅23は0.5mとした。スタンド21の材質
は耐熱鋳鋼とし、厚みは35mmとした。従来のように
スタンド21は床敷ホッパー13を通過するため、床敷
ホッパー13の下部を切り欠き、床敷ホッパースタンド
進入部を設けた床敷ホッパー13により焼結パレット1
2底面に床敷14を装入した。
スタンド21を設置した。スタンド21の焼結パレット
12の焼結機長手方向の長さは従来と同じ1mとした。
スタンド21は焼結パレット12の幅方向4mを3等分
した2カ所に設置した。スタンド高さ22は0.3m、
スタンド幅23は0.5mとした。スタンド21の材質
は耐熱鋳鋼とし、厚みは35mmとした。従来のように
スタンド21は床敷ホッパー13を通過するため、床敷
ホッパー13の下部を切り欠き、床敷ホッパースタンド
進入部を設けた床敷ホッパー13により焼結パレット1
2底面に床敷14を装入した。
【0023】図4に示すように、スタンド傾き矯正装置
24を床敷ホッパー13と一体型として設置し、スタン
ド傾き矯正装置24のスタンド矯正進入口幅26を0.
3m、スタンド矯正出口幅29を0.05m、スタンド
矯正進入口高さ27を350mmとした。また、スタン
ド矯正面長さ28は0.4mに設定した。
24を床敷ホッパー13と一体型として設置し、スタン
ド傾き矯正装置24のスタンド矯正進入口幅26を0.
3m、スタンド矯正出口幅29を0.05m、スタンド
矯正進入口高さ27を350mmとした。また、スタン
ド矯正面長さ28は0.4mに設定した。
【0024】スタンド矯正進入口幅26を0.3mと大
きくしているため、スタンド倒れ角度16が大きくなっ
たスタンド21もスタンド傾き矯正装置24に進入し、
スタンド矯正面30により倒れが矯正され、垂直に立ち
上がった。倒れが矯正され垂直に立ち上がったスタンド
21はスタンド矯正出口幅29と同じ0.05mの床敷
ホッパースタンド進入幅15aを持つ床敷ホッパースタ
ンド進入部に掛かった時床敷ホッパー13に衝突せず、
容易に通過した。このため床敷ホッパー13下部から床
敷14を装入することが可能となり、焼結機を長期に停
止することなく、長期安定操業が可能となった。
きくしているため、スタンド倒れ角度16が大きくなっ
たスタンド21もスタンド傾き矯正装置24に進入し、
スタンド矯正面30により倒れが矯正され、垂直に立ち
上がった。倒れが矯正され垂直に立ち上がったスタンド
21はスタンド矯正出口幅29と同じ0.05mの床敷
ホッパースタンド進入幅15aを持つ床敷ホッパースタ
ンド進入部に掛かった時床敷ホッパー13に衝突せず、
容易に通過した。このため床敷ホッパー13下部から床
敷14を装入することが可能となり、焼結機を長期に停
止することなく、長期安定操業が可能となった。
【0025】
【発明の効果】従来はスタンド倒れにより焼結機を年間
平均8日間停止せざるを得ず、生産が低下していたが、
本発明により焼結機の停止日数はなくなり、生産の低下
が防止される。
平均8日間停止せざるを得ず、生産が低下していたが、
本発明により焼結機の停止日数はなくなり、生産の低下
が防止される。
【図1】本発明の焼結操業方法を示す図である。
【図2】本発明のスタンド傾き矯正装置を示す図であ
る。
る。
【図3】本発明の焼結操業方法を示す図である。
【図4】本発明のスタンド傾き矯正装置を示す図であ
る。
る。
【図5】従来の焼結操業方法を示す図である。
【図6】従来のスタンドを設置した焼結パレットを示す
図である。
図である。
【図7】従来のスタンドを設置した焼結パレットを示す
図である。
図である。
【図8】従来の倒れたスタンドを示す図である。
1 焼結原料 2 サージホッパー 3 ドラムフィーダー 4 シュート 5 原料充填層 6 返鉱ホッパー 7 石灰石ホッパー 8 コークスホッパー 9 鉱石ホッパー 10 ミキサー 11 点火炉 12 焼結パレット 12a 焼結パレット側壁 13 床敷ホッパー 14 床敷 15 床敷ホッパースタンド進入部 15a 床敷ホッパースタンド進入幅 16 スタンド倒れ角度 21 スタンド 22 スタンド高さ 23 スタンド幅 24 スタンド傾き矯正装置 25 スタンド矯正進入部 26 スタンド矯正進入口幅 27 スタンド矯正進入口高さ 28 スタンド矯正面長さ 29 スタンド矯正出口幅 30 スタンド矯正面 31 装入部側 32 排鉱部側
Claims (3)
- 【請求項1】 下方吸引式焼結機の焼結パレット上に設
置したスタンドによりシンターケーキを支持しながら焼
結する焼結操業方法において、焼結パレット上の進行方
向、床敷ホッパーより手前に設置したスタンド傾き矯正
装置により、前記スタンドのパレット幅方向への傾きを
矯正した後に床敷および焼結原料を装入して焼結するこ
とを特徴とする焼結操業方法。 - 【請求項2】 焼結パレット進行方向、床敷ホッパーよ
り手前の焼結パレット上幅方向に設置した板状のスタン
ド傾き矯正装置において、焼結パレット上のスタンドに
対応する位置にスタンドのパレット幅方向への傾きを矯
正する開口部を有することを特徴とするスタンド傾き矯
正装置。 - 【請求項3】 請求項2記載のスタンド傾き矯正装置の
開口部のスタンド矯正進入口幅をスタンド矯正出口幅に
対して漸次拡大させたことを特徴とするスタンド傾き矯
正装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11655795A JPH08291343A (ja) | 1995-04-19 | 1995-04-19 | 焼結操業方法およびスタンド傾き矯正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11655795A JPH08291343A (ja) | 1995-04-19 | 1995-04-19 | 焼結操業方法およびスタンド傾き矯正装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08291343A true JPH08291343A (ja) | 1996-11-05 |
Family
ID=14690070
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11655795A Withdrawn JPH08291343A (ja) | 1995-04-19 | 1995-04-19 | 焼結操業方法およびスタンド傾き矯正装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08291343A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007270249A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Kurimoto Mec Ltd | シンターケーキ支持スタンド用特殊鋼 |
KR100893269B1 (ko) * | 2002-11-08 | 2009-04-17 | 주식회사 포스코 | 소결광 제조 시스템 |
JP2011179753A (ja) * | 2010-03-01 | 2011-09-15 | Nippon Steel Corp | 床敷鉱ホッパー及びそれを備えた焼結機 |
-
1995
- 1995-04-19 JP JP11655795A patent/JPH08291343A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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