JPH0781226B2 - 水噴射式織機の緯糸引通装置 - Google Patents

水噴射式織機の緯糸引通装置

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JPH0781226B2
JPH0781226B2 JP12357386A JP12357386A JPH0781226B2 JP H0781226 B2 JPH0781226 B2 JP H0781226B2 JP 12357386 A JP12357386 A JP 12357386A JP 12357386 A JP12357386 A JP 12357386A JP H0781226 B2 JPH0781226 B2 JP H0781226B2
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weft
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valve
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隆嗣 加藤
耕司 石渡
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日産テクシス株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、水噴射式織機において織機の始動時や緯入ミ
スによるミス糸除去後の再始動の際等に人手によって新
たに緯糸を緯入ノズルに引通すための装置に関する。
〔技術の背景〕
一般に、水噴射式織機の緯入ノズルは、第4図に示すよ
うに、ノズルジョイント1にノズルボディ2を嵌挿して
ロックナット3で固定するとともに、緯糸Wが引通され
る導糸管4をノズルボディ2に螺合してあり、導糸管4
の先端部4aとノズルボディ2の内孔2aとの間に環状の噴
射口5を形成し、ノズルジョイント1の通孔1a,ノズル
ボディ2の中間部2b外側、この中間部2bに穿設した孔2c
及び導糸管4の先端部4a外側を通って噴射口5に至る流
水路に緯入用ポンプ6から緯入用水を供給して噴射口5
から緯入用水を噴射させ緯糸Wを牽引するようにしてい
る。
このような緯入ノズルNに緯糸Wを引通す場合には、作
業者がノズルNのノズル開口7を指で塞ぎ、ポンプ6を
手動等で作動させて噴射口5へ至る緯入用水送給径路X
を経て導糸管4の先端開口からその通孔4bに水を充満さ
せ、その後、緯糸Wの糸端部W1を通孔4bの後側に差込
み、ポンプ6を作動させつつノズル開口7から指を離し
て噴射口5から水を噴射させて行なわれる。この噴射に
より通孔4b内の水が吸引されてノズルN前方に射出され
るので、この水流にのって緯糸Wが導糸管4に引通され
る。
このように、糸端W1を牽引しながら引通しを行なうのは
導糸管4の先端部4aが細径になっているので手で引通す
ることが極めて困難であること、また、導糸管4の通孔
4bに一度に水を満たしてから緯糸Wを牽引するようにす
るのは、水を満たさないと、水は凝集力に富むことから
噴射口5からの噴射水流が導糸管4の出口孔の附近で急
速に集束してこの出口孔を塞ぐので通孔4b内の空気のつ
れ出し作用が劣るからである。一方、水を満たしておけ
ば噴射口5とノズル開口7との間に充満した水が噴射水
流によって押出されるので、そのピストン作用によって
通孔4b内の水がつれ出されるものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、このような緯糸を引通す従前の手段にあって
は導糸管に水を満たす作業が手などを使って行なうの
で、その分、その作業が煩雑になっているという問題が
ある。
そこで、本発明の技術的課題は逐一導糸管に水を満さな
くても緯糸を導系管に差込むだけで吸引可能にし、水を
満す作業をなくする点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
このような課題を解決するための本発明の技術的手段
は、緯入ノズルの噴射口へ至る緯入用水送給径路に随時
に作動させうる圧力空気送給装置を附設したものであ
る。
〔作用〕
この手段によれば、圧力空気送給装置を随時作動させる
と、緯入ノズルの噴射口から空気が噴射される。ここ
で、空気は水に比べて凝集力がきわめて小さいことから
導系管の出口孔の背後に流れの影が形成され、この影の
ところに生じる負圧に基づくドラッグ作用によって通孔
内の空気が引き込まれて牽引流を生じる。これは、空気
噴射式織機における空気噴射ノズルと同様の現象であ
る。従って、緯糸の引通しの際は、緯糸端部を導系管の
通孔にさらせば、緯糸は牽引流にのって緯入ノズルに引
通される。
〔実施例〕
以下添付図面に基づいて本発明の実施例に係る緯糸引通
装置を説明する。
第1図は第一の実施例に係る緯糸引通装置H1が用いられ
る水噴射式織機のシステムを示す図である。尚、上述し
た緯入ノズルNについてはその構成が同じなので同一の
符号を付してその説明を省略する。図において、Yは経
糸,15は筬,16は綜絖,17は織前,18は織布である。
緯糸引通装置H1において20は、緯入用水供給装置であ
る。この装置20において、21はプランジャポンプであっ
て、例えば、主軸と同期して回転するカムにより、クラ
ンクレバーを介して吸入行程を行ない、内臓のスプリン
グにより吐出行程を行なう。このポンプ21の吐出口21a
及び吸入口21bには夫々ボール弁22,23が設けられてい
る。A1は吸入径路であり、水槽24からチェックバルブ25
を介してポンプ21の吸入口21bに至っている。水槽24に
は水道管26から水道水が供給されるとともに、水位を一
定に保つフロート弁27が設けられている。A2は圧送径路
であり、ポンプ21の吐出口21aから織機のフレームがわ
に固定される緯入ノズルNに至っている。28及び29は夫
々圧送径路A2に介装される常開の遮断弁及び常閉のリリ
ーフ弁である。
また、30は圧力空気送給装置であり上記吸入径路A1及び
圧送径路A2を通って緯入ノズルNの噴射口5に至る緯入
用水送給径路Xに附設してある。圧力空気送給装置30に
おいて、31はリザーバタンクであり、その底部は上記チ
ェックバルブ25より下流の吸入径路A1に接続されている
とともに、上下位置調整可能に取付られている。また、
リザーバタンク31の上部には常時大気開放の三方電磁弁
32及びレギュレータ33を介して圧力空気供給源34に接続
されている。この構成からリザーバタンク31内の水位が
常時は水槽24内の水位と同じに保たれる。そしてリザー
バタンク31の上下位置を調整することによりこのリザー
バタンク31内に所定量の水を貯留しておく。
また、第1図において、40は緯糸測長貯留装置であり、
ドラム41とこのドラム41の先端部外周に設けたカバー42
とドラム41に圧接する押えローラ43とを備えている。ド
ラム41は織機の主軸によりベルト伝動装置44を介して回
転せしめられる一方、織機の停止時にはワインデングモ
ータ等によっても回転せしめられる。そして、給糸源か
ら引出された緯糸Wは押えローラ43とドラム41との間に
挟持され、カバー42内に生じる連れ回りの環状気流によ
って周方向に軽く引張られながら、ドラム41に巻付貯留
され、更にこの貯留部から緯入ノズルNに至る。
尚、45は緯糸グリッパ、46は緯糸グリッパ45の手前に設
けられる糸ガイドである。
また、50は緯入れ時に糸端を捕捉して緯糸Wに一定の張
力を与える糸端捕捉糸、51は緯入ノズルNと織布18との
間の緯糸Wを筬打ち直後に切断するカッタ、52は織布18
と捕捉糸50との間の緯糸Wを切断するカッタである。
60は、例えば、マイクロコンピュータからなる制御装置
であり、随時に作動させうる緯糸引通始動スイッチ61、
緯糸引通停止スイッチ62からの信号をはじめ、停止信号
等に基づいて、遮断弁28,リリーフ弁29,電磁弁32等の制
御を行なうものである。
次にこの緯糸引通装置H1の作用を説明する。まず、織機
作動中は、電磁弁32が閉弁して大気開放となっており、
タンク31は大気と連通している。また遮断弁28が開弁、
リリーフ弁29が閉弁しているためポンプ21により、圧力
水が間欠的にノズルNに送給され、噴射口5から噴出し
て緯糸Wを経糸Yの開口に緯入れする。ここで、例えば
緯入れミスにより停止信号が発信されると、ポンプ21の
作動が停止し遮断弁28が閉弁されリリーフ弁29が開弁さ
れる。織機の停止は停止信号が出力された次のサイクル
の最大開口、すなわち、緯入位相になるのでポンプ21か
ら圧力水が送給されるけれども、遮断弁28が閉弁されリ
リーフ弁29が開弁しているのでこの圧力水は、リリーフ
弁29を通って流出し、圧送径路A2の排圧が行なわれる。
この停止状態において、ミス糸除去等の後に緯糸Wをノ
ズルNに引き通す際には、第2図の制御装置60における
フローチャートを参照して説明すると、以下のようにな
る。
まず、始動スイッチ61を閉結する(1−1)。これによ
り遮断弁28,電磁弁32が開弁し(このときリリーフ弁29
は開弁している。)(1−2)、圧力空気供給源34から
レギュレータ33により圧力を調節された圧力空気がタン
ク31内に流入する。このためタンク31内の水は加圧さ
れ、緯入用水送給径路Xへ押し出される。このとき、チ
ェックバルブ25により、この圧力水の水槽24への流入は
阻止される。一方、ポンプ21のボール弁22,23を通過し
た圧力水は、噴射口5及びリリーフ弁29から噴出しつい
には、タンク31及び緯入用水送給径路Xの水が無くなっ
て噴射口5及びリリーフ弁29から、圧力空気が噴出する
ことになる。この圧力空気が噴出し始めた直後、すなわ
ち所定時間T1経過後(1−3)、リリーフ弁29が閉弁
し、圧力空気は噴射口5からのみ噴出することになる。
この状態では、緯入ノズルNの噴射口5からの空気噴射
により通孔4b内にはノズル開口7側に向かう負圧気流が
生じている。この状態において、緯糸Wの先端を通孔4b
内に挿入すると緯糸Wはこの負圧気流にのって牽引さ
れ、通孔4b内に引通されてノズル開口7から突出するこ
とになる。この引通しが終った後、停止スイッチ62を閉
結する(2−1)と、電磁弁32が閉弁し(2−2)、タ
ンク31は大気と連通する。そして、タンク31内には水槽
24側から水が流入して水槽24の水位と同一になる。この
水の流入に要する時間T2経過後(2−3)電磁弁32が開
弁して(2−4)圧力空気供給源34とタンク31とが連通
すると共に、リリーフ弁29が開弁する(2−4)。これ
により、再びタンク31内の水が押し出される。この開弁
から所定時間T3経過後(2−5)、リリーフ弁29が閉弁
し(2−6)、次に所定時間T4経過後(2−7)、電磁
弁32が閉弁する(2−8)。この水の押し出しにより、
緯入用水送給径路Xの空気抜きが行なわれ当該径路Xに
水が充満され、噴射口5から圧力水が直ぐに噴出可能に
なるとともに、電磁弁32の閉弁によりタンク31内の水位
が再び水槽24と同水位なる。
なお、前記始動スイッチ61閉結後、T1時間経過後に停止
スイッチ62が閉結された際は(1−5)、リリーフ弁29
及び電磁弁32が、閉弁され(1−6)、前記と同様の空
気抜きが行なわれる(2−3)〜(2−8)。
次に第3図に示す第二の実施例に係る緯糸引通装置H2
ついて説明する。これは前記実施例と圧力空気送給装置
70の構成が異っている。この圧力空気送給装置70は、チ
ェックバルブ25の下流側の吸入径路A1に圧力空気供給源
34から電磁弁71を介して連通する管路72を接続し、この
管路72に水道管26から電磁弁73を介したバイパス管74を
接続したものである。また、第3図中二点鎖線で示すよ
うに、圧力空気供給装置70は、圧力空気供給源34から電
磁弁75を介して圧送経路A2に連通するようにしても良
い。これによれば、織機作動中は電磁弁71(75),73が
閉弁されているので緯入ノズルNには、水槽24から吸入
した圧力水が送給される。
緯糸Wの引通しを行なうには、始動スイッチ61を閉結す
ることにより電磁弁71(75)、を開弁して圧力空気を緯
入ノズルNに送り、空気を噴出する。この状態におい
て、前述のように緯糸Wを緯入ノズルNに引通す。つぎ
に、停止スイッチ62を閉結すると、電磁弁71(75)が閉
弁して後、電磁弁73が開弁して緯入用水送給径路Xに水
道水が供給され空気抜きが行なわれる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明の緯糸引通装置によれば、
空気噴射による吸引流で緯糸を牽引できるので、ワンタ
ッチで緯入ノズルへ緯糸を引通することができ、作業の
煩雑さが解消する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第一の実施例に係る緯糸引通装置をこ
れが適用される水噴射式織機の構成とともに示す図、第
2図(a),(b)は制御装置のフローを示す図、第3
図は本発明の第二の実施例に係る緯糸引通装置を示す
図、第4図は緯入ノズルの構造を示す断面図である。 H1,H2……緯糸引通装置 N……緯入ノズル 5……噴射口 X……緯入用水送給径路 30,70……圧力空気送給装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】緯入ノズル(N)の噴射口(5)へ至る緯
    入用水送給径路(X)に随時に作動させうる圧力空気送
    給装置(30),(70)を附設した水噴射式織機の緯糸引
    通装置(H1),(H2)。
JP12357386A 1986-05-30 1986-05-30 水噴射式織機の緯糸引通装置 Expired - Lifetime JPH0781226B2 (ja)

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JP7154770B2 (ja) * 2018-01-31 2022-10-18 株式会社豊田自動織機 ウォータージェット織機の水噴射装置

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