JPH0780985A - 抗菌性積層体、これを用いた袋体、容器および成形カップ - Google Patents

抗菌性積層体、これを用いた袋体、容器および成形カップ

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JPH0780985A
JPH0780985A JP5253794A JP25379493A JPH0780985A JP H0780985 A JPH0780985 A JP H0780985A JP 5253794 A JP5253794 A JP 5253794A JP 25379493 A JP25379493 A JP 25379493A JP H0780985 A JPH0780985 A JP H0780985A
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託慈 及川
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洋一 福島
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聡 深谷
Kenichi Ishii
健一 石井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 抗菌剤の徐放性に優れ、しかもムラのない抗
菌作用が得られる抗菌性積層体、これを用いた袋体、容
器および成形カップを提供する。 【構成】 紙製の基材フィルム本体32の片面にアルミ
ニウム箔によるガスバリア性層33を設けて水蒸気非透
過性の基材フィルム34とする。この基材フィルムと、
シーラントフィルムである水蒸気透過性フィルム17と
を、AITCのシクロデキストリン包接化合物15を含
有する接着剤層16で接着積層して抗菌性積層体31を
構成する。更に、この積層体を用い、水蒸気透過性フィ
ルムを内面側にして、凹凸嵌合のファスナを備えた袋体
を構成する。この袋体では、食品の水分が水蒸気透過性
フィルムを透過し、包接化合物15からAITCが再生
されて抗菌作用が生じる。外気中の水分は基材フィルム
により遮断されるため、AITCの無駄な再生が防止さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アリルイソチオシアネ
ート(AITC)のシクロデキストリン包接化合物を含
有する抗菌性積層体ならびに、この積層体を用いた抗菌
性袋体、抗菌性容器および抗菌性成形カップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、肉や野菜等の生鮮食料品の保存、
流通用の包装材料として、ポリエチレンフィルム製のフ
ァスナ付袋体が用いられていたが、この袋体は単に食品
を外界から遮断するだけで、抗菌作用がないという欠点
があった。これを解決するためのものとして、抗菌作用
を有する物質、例えば銀ゼオライト粒子を添加した抗菌
性フィルムが用いられている。この抗菌性フィルムは、
生鮮食品に付着したり、冷蔵庫内に付着・浮遊してい
る、腐敗の原因となる微生物の繁殖を抑制することによ
り、生鮮食品の鮮度を保持するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記銀ゼオ
ライト粒子を添加した抗菌性フィルムは、例えば銀ゼオ
ライト粒子を混練した合成樹脂材料をフィルムに成形し
たものであり、封入内容物表面の水分が該フィルムに接
触して銀ゼオライトの一部が溶解滲出し、これが封入内
容物表面に付着して抗菌作用が生じるため、該抗菌性フ
ィルムのうち封入内容物と接触する部分しか抗菌作用が
なく、内容物が固体状のものである場合には、抗菌ムラ
が生じやすいという問題があった。
【0004】この問題を解消するための手段の一つとし
て、AITCを混練した合成樹脂材料をフィルムに成形
して抗菌性フィルムとすることが考えられる。しかしな
がら、AITCは該フィルムと水分が接触しなくてもガ
ス化し、フィルム外に滲出して封入内容物の雰囲気と混
合されてムラのない抗菌作用を生じる利点はあるもの
の、前記滲出速度がかなり早く、徐放性に欠けるため、
抗菌作用を長時間維持することができないだけでなく、
AITCの無駄な放出が伴いやすいという問題があっ
た。また、AITCは沸点151℃で、常温では液体で
あり、一般に200℃以上で加工されるフィルムに混入
することは難しい。
【0005】本発明は、上記の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、抗菌剤の徐放性に優れ、しかもムラの
ない抗菌作用を得ることができ、特に食品の鮮度保持用
として好適な抗菌性積層体、この積層体を用いた袋体、
容器および成形カップを提供することにある。本発明
は、環状のオリゴ糖であるシクロデキストリンの包接作
用(空洞に各種の分子を保持する性質)を利用し、AI
TCのシクロデキストリン包接化合物からAITCを徐
々に気化・放出させるように構成することにより、上記
従来の問題点を解決したものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の抗菌性
積層体(フィルムまたはシート)は、水蒸気非透過性の
基材フィルムと水蒸気透過性フィルムとを、AITCの
シクロデキストリン包接化合物を含有する中間層を介し
て積層したことを特徴とする。
【0007】請求項2に記載の抗菌性積層体は、請求項
1において、前記水蒸気透過性フィルムは、水蒸気透過
率(JIS Z 0208)が5〜40g/m2 ・24
Hrであることを特徴とする。
【0008】請求項3に記載の抗菌性積層体は、請求項
1または2において、前記中間層が、AITCのシクロ
デキストリン包接化合物を含有する接着剤層であること
を特徴とする。
【0009】請求項4に記載の抗菌性積層体は、請求項
1または2において前記中間層を、AITCのシクロデ
キストリン包接化合物を含有するアンカーコート剤層と
し、前記基材フィルムと水蒸気透過性フィルムを、押出
しラミネート法により前記アンカーコート剤層を介して
積層したことを特徴とする。
【0010】請求項5に記載の抗菌性積層体は、請求項
1,2,3または4において前記基材フィルムを、片面
にガスバリア性層を設けたものとし、該ガスバリア性層
と前記水蒸気透過性フィルムとの間に前記中間層を設け
たことを特徴とする。
【0011】請求項6に記載の抗菌性積層体は、請求項
1,2,3,4または5において、前記水蒸気透過性フ
ィルムに多数の微細孔をその厚さ方向に、かつその表面
から厚さ方向中間部まで形成したことを特徴とする。
【0012】請求項7に記載の抗菌性袋体は、請求項1
〜6のいずれか一つの項に記載の抗菌性積層体を用い、
前記水蒸気透過性フィルムを内面側にして袋体を構成す
るとともに、該袋体の食品出し入れ口を凹凸嵌合のファ
スナにより開閉可能としたことを特徴とする。
【0013】請求項8に記載の抗菌性容器は、容器本体
と、これを密封しうる着脱自在の蓋体とからなる水蒸気
非透過性の容器において、前記蓋体、容器本体の一方ま
たは双方の内面に、請求項1〜6のいずれか一つ項に記
載の抗菌性積層体を、前記水蒸気透過性フィルムを内面
側にして貼設したことを特徴とする。
【0014】請求項9に記載の抗菌性成形カップは、プ
ラスチックを主体とするカップ本体と、該本体のフラン
ジ部に溶着されるイージーピールの蓋体とからなる水蒸
気非透過性のカップにおいて、前記蓋体が、請求項1〜
6のいずれか一つの項に記載され、かつホットメルト接
着樹脂またはイージーピール樹脂からなる水蒸気透過性
フィルムを有する抗菌性積層体で構成したものであるこ
とを特徴とする。
【0015】
【作用】請求項1〜6に記載の抗菌性積層体は、例えば
このままの適宜寸法に裁断して食品(等)の包装用に、
または請求項7,8,9に記載のように食品(等)の包
装、保存用の抗菌性袋体、抗菌性容器もしくは抗菌性成
形カップの構成部材として用いられるが、いずれにして
も、前記水蒸気透過性フィルム面を食品収容側にして使
用される。この場合、水分を含むか、または表面に水分
が付着した食品を収容しない状態では、水分による包接
化合物からのAITCの再生が発生しないため、抗菌作
用はなく、包接化合物が消費されることはないが、食品
を収容すると、食品からの水分が水蒸気透過性フィルム
を透過して中間層内に滲入し、包接化合物のシクロデキ
ストリンが水分に溶解すると、包接化合物からAITC
が再生され、水蒸気透過性フィルムを透過して食品側に
徐々に気化放出されるので、長時間安定した抗菌作用を
維持することができる。また、食品収容側と反対側には
水蒸気非透過性の基材フィルムが設けてあるので、外気
中の水蒸気や外界の水滴が中間層内に滲入することはな
いため、AITCが包接化合物から過剰に気化放出され
ることもない。このように、上記抗菌性積層体ではAI
TCの徐放性に優れ、かつAITCの抗菌作用を有効に
生かすことができる。なお、AITCは、わさび(山
葵)成分の一つであり、イソチオシアン酸アリルとも呼
ばれ、人畜に無害で抗菌作用を有する揮発性の液体状化
合物である。
【0016】請求項1,3,4の抗菌性積層体では、水
蒸気透過性フィルムの水蒸気透過率が過大の場合には、
AITCが早期に消費されるため、抗菌作用を有する時
間が不足し、逆に水蒸気透過率が過小の場合には、抗菌
作用を有する時間が必要以上に長くなり、使い残しにな
ることがあるが、請求項2に記載の抗菌性積層体におい
ては、水蒸気透過性フィルムの水蒸気透過率を所定の範
囲内に設定したので、包接化合物からのAITCの気化
放出速度が適切なものとなるうえ、包接化合物を無駄な
く使用することができる。
【0017】請求項5に記載の抗菌性積層体において
は、基材フィルムに(気体透過率の小さい)ガスバリア
性層を設け、外気が食品側に透過しにくくしたため、外
気中の水蒸気が食品側に混入する割合が低下するので、
AITCの無駄な放出を防ぐことができるうえ、AIT
Cが基材フィルムを介して外気に逸散することがないの
で、包接化合物の有効利用率が高まる。
【0018】請求項6に記載の抗菌性積層体において
は、水蒸気透過性フィルムの微細孔部分では、フィルム
の肉厚が薄くなり、他の部分に比べてAITCの気化放
出速度が高まる。従って、前記微細孔の孔径や孔数を適
宜に設定することにより、食品の保存期間等に適合した
抗菌性積層体とすることができる。すなわち、表面に水
滴が付着した食品の包装用に用いる場合には、前記微細
孔の孔径を水滴の大きさに比べて十分小さくすること
で、水滴が微細孔内に侵入するのを防止し、AITCの
急速な放出を回避することができ、また、微細孔を設け
ない場合に比べてAITCの放出速度を高めることがで
きる。
【0019】請求項7に記載の抗菌性袋体においては、
請求項1〜6のいずれか一つの項に記載の抗菌性積層体
による作用が得られる。また、該袋体の食品出し入れ口
を凹凸嵌合のファスナにより開閉可能としたので、食品
の出し入れが簡便になるうえ、食品の一部を取り出し、
食品出し入れ口を閉じた後にはファスナにより袋体内を
外気から遮断することができるので、袋体内に残る食品
の鮮度維持作用に優れたものとなる。さらに、この抗菌
性袋体では、大気と接触する側に水蒸気非透過性の基材
フィルムが設けてあるため、空の状態で大気中に放置し
てもAITCの気化放出は発生しないので、経時により
抗菌作用が減退することもなく、食品を収容したときに
のみ抗菌作用を呈する。
【0020】請求項8に記載の抗菌性容器においては、
請求項1〜6のいずれか一つの項に記載の抗菌性積層体
による作用が得られる。また、蓋体により容器内を外気
から遮断することができるので、請求項7の袋体と同様
に、食品の鮮度維持作用が高まる。
【0021】請求項9に記載の抗菌性成形カップでは、
カップ本体に食品を収容した後、蓋体をホットメルト接
着樹脂またはイージーピール樹脂すなわち水蒸気透過性
フィルムを介して溶着することにより密封する。したが
って、密封後の成形カップにおいては、水蒸気透過性フ
ィルムが食品収容側にあり、水蒸気非透過性の基材フィ
ルムが外気側にあるので、請求項8に記載の抗菌性容器
と同様の作用が得られる。
【0022】
【実施例】次に本発明を、図面に示す実施例により更に
詳細に説明する。 実施例1(請求項1,3,5) 図1に示す抗菌性積層体11では、厚さ12μmのPE
T(ポリエチレンテレフタレート)フィルムである基材
フィルム本体12の片面に、厚さ3μmのPVDC(ポ
リ塩化ビニリデン)コート層であるガスバリア性層13
を設けることにより、水蒸気非透過性フィルムであるK
−PETの基材フィルム14を構成してある。そして、
この基材フィルム14と、厚さ30μmのLDPE(低
密度ポリエチレン)フィルムである水蒸気透過性フィル
ム17とを、AITCのシクロデキストリン包接化合物
の粉末15(以下、包接化合物15と略記する)を含有
する接着剤層16で接着積層して抗菌性積層体11を構
成したものである。なお、基材フィルム14は、ガスバ
リア性層13を介して水蒸気透過性フィルム17に接着
されている。
【0023】前記接着剤層16としては、合成樹脂材料
同士の接着用に使用される公知の接着剤を用いることが
できるが、積層体として安定した機能を得るためには、
水溶液型接着剤を除くラミネート用接着剤が好ましい。
このため、この実施例では接着剤層16として、ポリウ
レタン系等の二液硬化型のドライラミネート接着剤を用
いており、その厚さは2.5μmである。また、包接化
合物15の平均粒径は1.0μm、添加量は前記接着剤
100重量部に対し10重量部である。
【0024】前記水蒸気透過性フィルム17は、請求項
2に記載の水蒸気透過率を有するもの(後記する)であ
ることが好ましい。なお、基材フィルム本体12とし
て、ガスバリア性を有するものを用いることにより、ガ
スバリア性層13の積層を省略することもできる。
【0025】実施例2(請求項1,3,5) 図2に示す抗菌性積層体21では、厚さ20μmのOP
P(延伸ポリプロピレン)フィルムである基材フィルム
本体22の片面に、前記ガスバリア性層13を設けるこ
とにより、水蒸気非透過性フィルムであるK−OPPの
基材フィルム24を構成してある。そして、この基材フ
ィルム24と前記水蒸気透過性フィルム17とを、前記
接着剤層16で接着積層して抗菌性積層体21を構成し
たものである。なお、前記K−PETまたは、K−OP
Pの基材フィルムに代えて、片面にPVDCコート層を
設けたポリアミドフィルムを用いることもできる。
【0026】実施例3(請求項1,3,5) 図3に示す抗菌性積層体31では、厚さ50μmの紙で
ある基材フィルム本体32の片面に、厚さ7μmのアル
ミニウム箔であるガスバリア性層33を酢酸ビニル系エ
マルジョン接着剤で貼合することにより、水蒸気非透過
性の基材フィルム34を構成してある。そして、この基
材フィルム34と、イージーピールのシーラントフィル
ムである水蒸気透過性フィルム17とを、前記接着剤層
16で接着積層して抗菌性積層体31を構成したもので
ある。
【0027】実施例4(請求項1,3,5) 図4に示す抗菌性積層体41では、前記基材フィルム本
体14のガスバリア性層13の片面に更に前記ガスバリ
ア性層33を、二液硬化型ウレタン系接着剤で貼合する
ことにより、水蒸気非透過性の基材フィルム44を構成
してある。そして、この基材フィルム44と前記水蒸気
透過性フィルム17とを、前記接着剤層16で接着積層
して抗菌性積層体41を構成したものである。
【0028】実施例5(請求項1,3,5,6) 図5に示す抗菌性積層体51は、実施例1において水蒸
気透過性フィルム17の代わりに、水蒸気透過性フィル
ム57を設けたものである。この水蒸気透過性フィルム
57には、放電加工またはレーザー開孔により直径5μ
mの微細孔56をフィルムの厚さ方向に、かつその表面
から厚さ方向中間部まで、1cm2 当たり50〜500
0個の割合で形成してある。このような微細孔56を形
成することにより、単位時間当たりのAITCの気化放
出量が、これを設けない場合の1.3〜3.0倍に増大
する。
【0029】前記水蒸気透過性フィルムまたはシーラン
トフィルムとしては、AITCを気化放出させる量に応
じて適宜選択しうるが、特に水蒸気透過率(JIS Z
0208)が5〜40g/m2 ・24Hrのものが好
ましく、例えば下記のものが用いられる。すなわち、 厚さ20〜40μmのLDPEフィルム、 厚さ15〜30μmのMDPE(中密度ポリエチレ
ン)フィルム、または線状LDPEフィルム、 厚さ25〜70μmのエチレン・酢酸ビニル共重合体
フィルム(酢酸ビニル含有率3〜20%)、またはエチ
レン・メタクリル酸共重合体フィルム、 などである。
【0030】本発明の抗菌性積層体では、基材フィルム
は上記実施例のようにガスバリア性層を設けたものがよ
り好ましいが、水蒸気非透過性であればよく、基材フィ
ルム本体のみによる基材フィルム、例えばPETフィル
ム、OPPフィルム、ポリアミドフィルムを用いること
もできる。また、紙や金属箔(Al等)を適宜積層した
ものを用いることもできる。上記実施例の抗菌性積層体
は、水蒸気非透過性の基材フィルムと、水蒸気透過性フ
ィルムとを前記包接化合物を含有する接着剤層を介して
積層したものであるが、この接着剤層に代えて、前記包
接化合物を含有するアンカーコート層を設けることもで
きる。例えば、前記基材フィルム14のガスバリア性層
13にウレタン樹脂からなるアンカーコート層を設け、
溶融押出し直後のLDPEフィルムと基材フィルム14
とを圧着積層する(押出しラミネート法)ことにより、
抗菌性積層体を成形することもできる。
【0031】また、前記包接化合物を含有する接着剤層
に代えて、該包接化合物を含有しない接着剤層の表面
に、該包接化合物を含有するインクによる印刷層を設け
たり、前記ガスバリア性層13または33の表面に、前
記包接化合物を含有するインクによる印刷層を設ける
(この場合、接着剤に包接化合物を配合してもよいし、
印刷層が基材フィルムのほぼ全面にわたるものでは、接
着剤への包接化合物の配合を省略することもできる。)
ことができる。更に、包接化合物を含有する接着剤層の
表面に印刷層を設けることもできる。いずれにしても、
水蒸気非透過性の基材フィルムと水蒸気透過性フィルム
との間に、包接化合物を含有する中間層が介在していれ
ばよい。
【0032】本発明の抗菌性積層体は、これを包装用の
袋体に成形して用いるのが通常であるが、この積層体を
適宜の大きさに裁断し、従来一般に使用されている包装
用袋体内に同封したり、各種形態の容器の内面に貼設し
て用いることもできる。また、水蒸気透過性フィルムの
片面に前記包接化合物を含有する接着剤層を設けた積層
体を各種形態の容器の内面に、前記接着剤層を介して貼
設して用いることもできる。この場合、容器内面にあら
かじめ接着剤を塗布する必要がないという利点がある。
以下、本発明の抗菌性積層体を用いた袋体、容器および
成形カップの実施例について、図面をもとに説明する。
【0033】実施例6(請求項7) 図6はファスナ付の抗菌性袋体71の平面図であり、図
7はその要部の断面図である。図7に示すように、実施
例3の抗菌性積層体31を長方形に裁断したものを2枚
用意し、ファスナ片62を、一方の抗菌性積層体31の
水蒸気透過性フィルム(シーラントフィルム)37の端
部近傍に、かつその一片に平行に設ける。また、ファス
ナ片62に凹凸嵌合可能なファスナ片63を、他方の抗
菌性積層体31の水蒸気透過性フィルム37に、かつフ
ァスナ片62に対応する位置に設け、図6,7に示すよ
うにファスナ片62と63によりファスナ61を構成す
る。なお、図7において64は凸状係止片、65は凹状
係止片である。
【0034】この場合、水蒸気透過性フィルム37は、
エチレン・メタクリル酸共重合体フィルムとし、ファス
ナ片62,63はLDPE、MDPE、ポリプロピレン
等のオレフィン系重合体として、ファスナ片は溶着によ
り取りつける。そして、前記凹凸の係止片64,65を
対向させた状態で上記2枚のフィルムを重ね合わせ、そ
の外周端部を溶着(ヒートシール)して四角環状のシー
ル部66とすることにより図6に示す袋本体67を形成
し、更にシール部66のファスナ61配設部近傍に、V
字状のノッチ68を設けてファスナ付袋体71を構成す
る。
【0035】この実施例では、前記シール部66をエチ
レン・メタクリル酸共重合体フィルム同士の溶着により
形成するので、比較的低温の溶着で接着強度を高めるこ
とが可能なうえ、その形成作業も簡便に行うことができ
る。また、ファスナ61をエチレン・メタクリル酸共重
合体フィルムに溶着するので、合成樹脂材料として汎用
されているオレフィン系重合体によりファスナ61を形
成しても、比較的低温、かつ短時間にその取りつけを行
うことができる。上記袋体71は、空袋の形態で使用に
供することもできるし、あらかじめ食品(生鮮食品)を
包装した形態で使用することもできる。後者の場合、フ
ァスナ片を設けた2枚のフィルムで食品を包んだ後、袋
体71を構成する。
【0036】つぎに、あらかじめ食品を包装した形態の
袋体71の使用方法と、その作用について説明する。ま
ず、ノッチ68を始点とし、ファスナ61の長手方向の
端縁を案内として引き裂いて袋体71の端部を除去し、
ファスナ片62,63の嵌合を解いて開口し、食品を取
り出す。その後再びファスナ片62と63を嵌合させて
再封する。
【0037】この袋体71においては、食品からの水分
が水蒸気透過性フィルム37を透過して接着剤層16内
に滲入し、包接化合物15のシクロデキストリンが水分
に溶解するとAITCが再生され、水蒸気透過性フィル
ム37を透過して食品側に徐々に気化放出されるので、
長時間安定した抗菌作用を維持することができる。ま
た、食品収容側と反対側には、ガスバリア性層33を備
えた水蒸気非透過性の基材フィルム34を設けてあるの
で、外気中の水蒸気が食品側に混入しにくくなるためA
ITCの過剰な再生も起こらなくなるし、AITCが基
材フィルムを介して外気に逸散することもなくなる。こ
のように、この袋体71ではファスナ片62,63の嵌
合を解いて開口する前は勿論、再封後も的確、かつ安定
した抗菌作用すなわち食品の鮮度維持作用が得られる。
【0038】実施例7(請求項8) 図8は抗菌性容器81の概略断面図である。この容器8
1は、水蒸気非透過性の合成樹脂または厚紙または軽量
金属製の容器本体82と、これに着脱自在に嵌合しうる
合成樹脂等による蓋体83とからなる。この蓋体83
は、蓋体本体84の内面に実施例1の抗菌性積層体11
を、水蒸気透過性フィルム17を内面側にして、例えば
ポリオレフィン系のホットメルト型接着剤により貼り付
けたものである。
【0039】なお、所望により、抗菌性積層体11を容
器本体82の内面にも設けることができ、また抗菌性積
層体11に代えて、水蒸気透過性フィルム17の片面に
接着剤層16を設けたものを、該接着剤層16を介して
(別途に接着剤を用いることなく)、蓋体本体84の内
面に貼り付けることもできる。
【0040】つぎに、本発明の抗菌性袋体を用いた試験
例と、比較例について説明する。 〔試験例1〕抗菌性袋体として、実施例3の抗菌性積層
体31を用いて構成した、図6に示す袋体71を使用し
た。食品収容部の寸法は縦23cm、横13cmであ
る。この抗菌性袋体を開封し、食品として市販の切り餅
を2個入れて再封し室温の大気中に放置して、経時によ
るカビの発生状況を観察した。
【0041】〔比較例1〕ファスナ付の抗菌性袋体とし
て、厚さ12μmのK−PETフィルムと厚さ30μ
mのポリエチレンフィルムとの積層体(包接化合物な
し)によるものおよび、厚さ50μmのポリエチレン
フィルム単体(包接化合物なし)によるものを使用し
た。この抗菌性袋体の形状・寸法およびファスナの構造
は試験例1と同一である。この抗菌性袋体を開封し、試
験例1と同じく、食品として市販の切り餅を2個入れて
再封し、試験例1の切り餅入り袋体と並べて放置し、経
時によるカビの発生状況を観察した。
【0042】結果を図9に示す。上記の袋体では試験
開始2日後、の袋体では3日後に、それぞれ切り餅に
カビが発生した。これに対し、試験例1の袋体では10
日後においてもカビの発生は見られず、防カビ効果が確
認された。
【0043】実施例8(請求項9) 図10は抗菌性成形カップ91の概略断面図である。こ
の成形カップ91は、プラスチック例えばPETまた
は、PP/PVOH(ポリビニルアルコール)/PP
(積層体)を主体とするカップ本体92と、この本体9
2のフランジ部93に溶着されるイージーピールの蓋体
94とからなる水蒸気非透過性のカップである。前記蓋
体94の断面構造は図11に示すとおりで、厚さ50μ
mの紙である基材フィルム本体95の片面に、厚さ7μ
mのアルミニウム箔であるガスバリア性層96を、酢酸
ビニル系エマルジョン接着剤97で接着することにより
水蒸気非透過性の基材フィルム98を構成してある。そ
して、この基材フィルム98と、ホットメルト接着剤に
よる水蒸気透過性フィルム99とを前記接着剤層16で
接着積層することにより、抗菌性積層体からなるイージ
ーピールの蓋体94を構成したものである。この成形カ
ップ91では、カップ本体に食品Fを収容した後、接着
剤すなわち水蒸気透過性フィルム99を介して蓋体94
をフランジ部93に溶着して密封する。
【0044】
【発明の効果】以上の説明で明かなように、請求項1,
3,4に記載の抗菌性積層体は、水蒸気透過性フィルム
面を食品等の内容物収容側にして使用されるものであ
り、食品からの水分が水蒸気透過性フィルムを透過して
中間層内に滲入し、包接化合物から再生されたAITC
が水蒸気透過性フィルムを透過して食品側に徐々に気化
放出されるので、長時間安定した抗菌作用を維持するこ
とができる。また、食品収容側と反対側には水蒸気非透
過性の基材フィルムを設けてあるので、AITCの過剰
再生による無駄な放出もなく、AITCの徐放性に優
れ、かつAITCの抗菌作用を有効に生かすことができ
る効果がある。請求項2に記載の抗菌性積層体によれ
ば、水蒸気透過性フィルムの水蒸気透過率を所定の範囲
内に設定したので、包接化合物からのAITCの気化放
出速度が適切なものとなるうえ、包接化合物を無駄なく
使用することができる。請求項5に記載の抗菌性積層体
によれば、基材フィルムにガスバリア性層を設け、外気
が食品側に透過しにくくなるようにしたため、外気中の
水蒸気が食品側に混入する割合が低下して食品の鮮度維
持作用が更に高まる。また、AITCの外気への逸散が
防止されるので、包接化合物の有効利用率が高まる。請
求項6に記載の抗菌性積層体によれば、水蒸気透過性フ
ィルムに適宜孔径の微細孔を適宜数設けることにより、
食品の保存期間等に適合したAITC放出速度を有する
抗菌性積層体とすることができる。請求項7に記載の抗
菌性袋体によれば、請求項1〜6のいずれか一つの項に
記載の抗菌性積層体による効果が得られる。また、凹凸
嵌合のファスナにより開閉可能としたので、食品の出し
入れが簡便になるうえ、食品の一部を取り出し、再封し
た後にはファスナにより袋体内を外気から遮断すること
ができるので、袋体内に残る食品の鮮度維持作用が高ま
る。更に、この抗菌性袋体を空のままで大気中に放置し
ても、経時により抗菌作用が減退することもない。請求
項8に記載の抗菌性容器によれば、請求項1〜6のいず
れか一つの項に記載の抗菌性積層体による効果が得られ
る。また、蓋体により容器内を外気から遮断することが
できるので、請求項7の袋体と同様に、食品の鮮度維持
作用が高まる効果がある。請求項9に記載の抗菌性成形
カップによれば、密封後の成形カップにおいて水蒸気透
過性フィルムが食品収容側にあり、水蒸気非透過性の基
材フィルムが外気側にあるので、請求項8に記載の抗菌
性容器と同様の効果が得られる。このように本発明の抗
菌性積層体、抗菌性袋体、抗菌性容器および抗菌性成形
カップでは、水分を有する食品を収容しないときには抗
菌作用は発生せず(包接化合物の無駄な消費はなく)、
食品を収容した後においては、包接化合物を有効に利用
して長時間安定して、水分の多い生鮮食品を鮮度良く保
存することができる効果があり、冷蔵庫で用いる包装用
品として極めて優れた特性を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の抗菌性積層体の実施例を示す概略断面
図である。
【図2】抗菌性積層体の別の実施例を示す概略断面図で
ある。
【図3】抗菌性積層体の更に別の実施例を示す概略断面
図である。
【図4】抗菌性積層体の更に別の実施例を示す概略断面
図である。
【図5】抗菌性積層体の更に別の実施例を示す概略断面
図である。
【図6】本発明の抗菌性袋体の実施例を示す概略平面図
である。
【図7】図6の要部拡大断面図である。
【図8】本発明の抗菌性容器の実施例を示す概略断面図
である。
【図9】本発明の試験例および、比較例の結果を示す説
明図である。
【図10】本発明の抗菌性成形カップの実施例を示す概
略断面図である。
【図11】図10実施例における蓋体の一部拡大断面図
である。
【符号の説明】
11,21,31,41,51 抗菌性積層体 12,22,32,95 基材フィルム本体 13,33,96 ガスバリア性層 14,24,34,44,98 基材フィルム 15 包接化合物 16 接着剤層 17,37,57,99 水蒸気透過性フィルム 56 微細孔 61 ファスナ 62,63 ファスナ片 64 凸状係止片 65 凹状係止片 66 シール部 67 袋本体 68 ノッチ 71 袋体 81 容器 82 容器本体 83,94 蓋体 84 蓋体本体 91 成形カップ 92 カップ本体 93 フランジ部 97 接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 深谷 聡 東京都文京区小石川4丁目14番12号 共同 印刷株式会社内 (72)発明者 石井 健一 東京都文京区小石川4丁目14番12号 共同 印刷株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水蒸気非透過性の基材フィルムと水蒸気
    透過性フィルムとを、アリルイソチオシアネート(AI
    TC)のシクロデキストリン包接化合物を含有する中間
    層を介して積層したことを特徴とする抗菌性積層体。
  2. 【請求項2】 前記水蒸気透過性フィルムは、水蒸気透
    過率(JIS Z0208)が5〜40g/m2 ・24
    Hrであることを特徴とする請求項1に記載の抗菌性積
    層体。
  3. 【請求項3】 前記中間層が、AITCのシクロデキス
    トリン包接化合物を含有する接着剤層であることを特徴
    とする請求項1または2に記載の抗菌性積層体。
  4. 【請求項4】 前記中間層を、AITCのシクロデキス
    トリン包接化合物を含有するアンカーコート剤層とし、
    前記基材フィルムと水蒸気透過性フィルムを、押出しラ
    ミネート法により前記アンカーコート剤層を介して積層
    したことを特徴とする請求項1または2に記載の抗菌性
    積層体。
  5. 【請求項5】 前記基材フィルムを、片面にガスバリア
    性層を設けたものとし、該ガスバリア性層と前記水蒸気
    透過性フィルムとの間に前記中間層を設けたことを特徴
    とする請求項1,2,3または4に記載の抗菌性積層
    体。
  6. 【請求項6】 前記水蒸気透過性フィルムに多数の微細
    孔をその厚さ方向に、かつその表面から厚さ方向中間部
    まで形成したことを特徴とする請求項1,2,3,4ま
    たは5に記載の抗菌性積層体。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか一つの項に記載
    の抗菌性積層体を用い、前記水蒸気透過性フィルムを内
    面側にして袋体を構成するとともに、該袋体の食品出し
    入れ口を凹凸嵌合のファスナにより開閉可能としたこと
    を特徴とする抗菌性袋体。
  8. 【請求項8】 容器本体と、これを密封しうる着脱自在
    の蓋体とからなる水蒸気非透過性の容器において、前記
    蓋体、容器本体の一方または双方の内面に、請求項1〜
    6のいずれか一つ項に記載の抗菌性積層体を、前記水蒸
    気透過性フィルムを内面側にして貼設したことを特徴と
    する抗菌性容器。
  9. 【請求項9】 プラスチックを主体とするカップ本体
    と、該本体のフランジ部に溶着されるイージーピールの
    蓋体とからなる水蒸気非透過性のカップにおいて、前記
    蓋体が、請求項1〜6のいずれか一つの項に記載され、
    かつホットメルト接着樹脂またはイージーピール樹脂か
    らなる水蒸気透過性フィルムを有する抗菌性積層体で構
    成したものであることを特徴とする抗菌性成形カップ。
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