JPH078095Y2 - 鋳物ゲート部の切断装置 - Google Patents

鋳物ゲート部の切断装置

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JPH078095Y2
JPH078095Y2 JP3206688U JP3206688U JPH078095Y2 JP H078095 Y2 JPH078095 Y2 JP H078095Y2 JP 3206688 U JP3206688 U JP 3206688U JP 3206688 U JP3206688 U JP 3206688U JP H078095 Y2 JPH078095 Y2 JP H078095Y2
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JP
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cutter
cutting
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gate
blade
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JP3206688U
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慎一郎 白岩
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Kanematsu Corp
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Kanematsu Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、鋳物の湯口、押湯等の棒状のゲート部を除
去する鋳物ゲート部の切断装置に関する。
(従来の技術) 従来、この種の鋳物ゲート部の除去処理としては刊行物
(発行所 丸善株式会社.発行日 昭和48年5月20日
改訂3版 鋳物便覧、11.後処理 11.1 湯口、押し湯
の除去と仕上げ、P677〜P693)に説明される如く、ハン
マー、グラインダー、溶断機、帯のこ機、プレス等によ
り除去されるのが一般的であった。
(解決しようとする課題) しかしながら、上記ハンマーによる場合には製品に欠肉
を生ずる恐れがあり、また、グラインダー、溶断機、帯
のこ機による場合には切削粉が発生して作業環境を悪く
する問題点があり、また、プレスの場合には固定したカ
ッターにより押切るため、断面積の大きなゲート部を切
断する場合はカッターの部分的摩耗が生じてその寿命が
短くなり、また、切断応力が一時に発生するので製品に
近接した位置で切断すると欠肉を生ずるので製品より離
れた位置で切断しなければならないので、残ったゲート
部分を別な手段で除去しなければならない等の問題点が
あり、また、上記各手段による場合、労力および工数を
多く必要とする等の問題点があった。
本考案は、上記問題点を解決すべくなされたもので、切
削粉の発生を著減し得るとともに、構成刃先の生成を防
止し、また、ゲート部の切断作業性を向上することので
きる鋳物ゲート部の切断装置を提供することを目的とす
るものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記技術課題を解決するため、固定用ベース
と該固定用ベースの上方に上下動可能に設けた可動体と
の間にゲート部を有するワークを把持可能に把持部材を
配設し、前記可動体に垂設した支持枠に回転可能に並設
したカッター軸に円形カッターを取付け、かつ両円形カ
ッター相互の片角刃部を所定の間隔で取付けて前記ゲー
ト部を切断通過可能に設けるとともに、前記両カッター
の側方には同片角刃部が通過可能で、同片角刃部の入口
側で構成刃先を剥離可能に同片角刃部に近接する縁部を
有し、かつ同片角刃部の通過過程に潤滑剤を供給可能な
回転受け部を有する構成刃先防止機構を付設する構成と
した鋳物ゲート部の切断装置に存する。
(作用) 上記のように構成された切断装置において、左右の円形
カッターが降下されて両カッター間を鋳物ゲートが通過
切断される過程で、両カッターが強制回転あるいは自己
回転され、この回転されるカッターの側部に同片角刃部
に潤滑剤を供給する機能と構成刃先を剥離する機能とを
有する構成刃先防止機構を設けて鋳物ゲート部を切断す
る。
(実施例) 次に、本考案の一実施例を図面にしたがって説明する
と、図中1は切断装置の全体であって、その固定用ベー
ス2の四隅には可動体6を上下方向へ水平状に保持して
案内するガイド支柱3が立設されている。また、この固
定用ベース2の所定の位置にはワークW(本例ではピス
トン素材を例示した)のを載置して棒状ゲート部Waを水
平状にして保持するための凹受部5を有するワーク支持
台4が設けられている。
6は可動体であって、固定用ベース2と対応して設けら
れるとともに、その上面側の中央部には図示はしないが
フレーム側に設けられて作動源により上下動される作動
部材7が連結されている。また、同可動体6の四隅には
固定用ベース2に立設したガイド支柱3と対向して同支
柱3に外嵌するガイド筒体8が垂設されている。また、
可動体6の下面側には固定用ベース2に設けたワーク支
持台4と対応してワークWを把持する押え部材10を有す
る押え板9が吊持状に設けられている。この押え板9の
両端には可動体6の下面より所定の間隔で垂設された吊
持杆11を挿通可能な挿通孔12が貫設され、吊持杆11の端
部には抜け止め部材13が着脱自在に取付けられている。
また、吊持杆11には所定のばね圧を有するコイルばね14
が外嵌状に弾着されて押え板9は常に下方へ付勢されて
いる。また、押え部材10の下面にはワーク支持台4の凹
受部と対応してワークWを把持する凹受部15が形成され
ている。
16は押え板9に近接状に設けられた切断部であって、該
切断部16はカッター部17とカッター作動部23とより構成
されている。
18はカッター部17の支持枠であって可動体6の下面の所
定位置より垂設され、同下端部側には所定の間隔でカッ
ター軸19がメタル20を介して回転可能に並設されるとと
もに、同軸19の前端(ワーク支持台4側)には片角刃部
22を有する円形カッター21がその底刃部22aを前面側と
して取付けられ、この両カッター21の片角刃部22の先端
はカッター軸19間の中心Cに対し若干の間隔tを有して
取付けられるとともに、ワーク支持台4上にワークWを
載置してゲート部Waをカッター軸19間の中心Cに整合し
て切断する際、両カッター21の底刃部22aはワークWの
外周面に近接した位置となるように取付けられている。
また、カッター軸19の他端部にはカッター作動部23を構
成する同刃数を有するピニオン24が着脱可能に取付けら
れている。
25はカッター作動部23を構成する対をなすラックであっ
て、カッター軸19に取付けられたピニオン24と噛合可能
に固定用ベースの取付けた取付支持台26に立設状に取付
けられている。
27は円形カッター21の構成刃先防止機構であって、両カ
ッター21の側方にそれぞれ設けられたホルダー部材28に
はカッター21の片角刃部22の底刃部22aおよび外周刃部2
2bの一部に倣う略三角形状で円弧状の回転受け凹部29が
凹設され、同受け凹部29の入口側29aではカッター21が
回転されて同受け凹部29へ入る時、片角刃部22に生成さ
れる構成刃先を除去するため、底刃部22aおよび外周刃
部22bと対設する縁部との間隔が近接状に設けられてい
る。また、外周刃部22bと対設する面29bとホルダー部材
28の外側面28aとの間には潤滑孔30が貫設され、同孔30
には図示はしないが潤滑剤プレスユニットに接続された
パイプ31が取付けられてエア圧により潤滑剤、例えば硫
化モリブデン系の粉末とワックスを主体としてゲル状に
混合した潤滑剤を片角刃部22に吹付けるように構成され
ている。
次に、上記のように構成された本実施例の作用について
説明する。
先ず、第4図に示すようにワークWをワーク支持台4に
載置するとともに、同ワークWのゲート部Waの中心をカ
ッター部17の中心Cに整合させる。しかる後、作動源を
起動して可動体6を降下作動すると、同可動体6はガイ
ド筒体8を介してガイド支柱3に沿って水平状に保持さ
れて降下される。この降下により押え板9の下面に取付
けられた押え部材10がワークWに当接され、さらに降下
されることで、コイルばね14のばね圧によりワークWは
強固に把持されるとともに、この把持した状態の時点で
はピニオン24はラック25に噛合係合されてカッター21は
それぞれ図示実線矢印方向a1,a2へ強制的に回転され、
両カッター21の片角刃部22はゲート部Waの切断直前位置
にある(第5図参照)。そして、可動体6がさらに降下
されることで両カッター21は矢印方向a1,a2へ回転しな
がらゲート部Waを徐々に切断することができる(第6図
参照)。切断を完了すると可動体6は上昇されこれによ
りカッター21は夫々逆転されらが上昇され元の位置に復
され停止される。したがって、この両カッター21による
切断過程では同カッター21の回転方向a1,a2に対し第6
図に示す破線方向に切断抵抗F1が作用するので、この切
断抵抗F1は可動体6の作動荷重Fの荷重方向と同方向で
あることから、可動体6に対する作動荷重Fは比較的小
さな荷重でよい利点があり、また、カッター21の回転過
程では構成刃先防止機構27の回転受け凹部29を通過する
片角刃部22に潤滑剤を塗布するものであるから、鋳造後
の比較的温度の高いワークWのゲート部Waを低回転のカ
ッター21で切断するとしても、この潤滑剤には硫化モリ
ブデン系の粉末を混入したものであるから、この粉末が
片角刃部22と切断面との間でラッピング作用をなして切
屑の付着を著減して構成刃先の生成を小さくすることが
できとともに、この切断はほぼ塑性変形による切断であ
るから切断粉の発生を著減することができるので、作業
環境を向上することができ、また、生成された構成刃先
は回転受け凹部9の入口側29aで剥離されるので、カッ
ター21の切断能は低下することがないので切断作業能率
を向上することができ、また、切断面を美麗に切断する
ことができる。また、カッター21はラック25と噛み合う
ピニオン24により回転されるので特定な刃先部に連続荷
重が掛らないのでカッター21の対用度を長くすることが
できる。
なお、上記実施例におけるゲート部に対する切断能力は
カッター21およびピニオン24の径により選択される。ま
た、上記実施例においてはタッター作動部23を設けて左
右のカッター21を強制的回転して切断する構成として例
示したが、これに限定するものではなく、例えばカッタ
ー作動部23を省略して可動体6を降下してカッター21の
片角刃部22に生ずる回転モーメントを利用してカッター
21を自己回転させて切断する構成としてもよい。
(考案の効果) さて、本考案は固定用ベースと該固定用ベースの上方に
上下動可能に設けた可動体との間にゲート部を有するワ
ークを把持可能に把持部材を配設し、前記可動体に垂設
した支持枠に回転可能に並設したカッター軸に円形カッ
ターを取付け、かつ両円形カッター相互の片角刃部を所
定の間隔で取付けて前記ゲート部を切断通過可能に設け
るとともに、前記両カッターの側方には同片角刃部が通
過可能で、同片角刃部の入口側で構成刃先を剥離可能に
同片角刃部に近接する縁部を有し、かつ同片角刃部の通
過過程に潤滑剤を供給可能な回転受け部を有する構成刃
先防止機構を付設する構成したことにより、この両カッ
ターによる切断過程では同カッターの回転方向に対し逆
向き方向に切断抵抗が作用するので、この切断抵抗は可
動体6の作動荷重の荷重方向と同方向であることから、
可動体に対する作動荷重は比較的小さな荷重でよい利点
があり、また、カッターの回転過程では構成刃先防止機
構により片角刃部に潤滑剤を塗布するものであるから、
鋳造後の比較的温度の高いワークのゲート部を低回転の
カッターで切断するとしても、この潤滑剤により切屑の
付着を著減して構成刃先の生成を小さくすることができ
とともに、この切断はほぼ塑性変形による切断であるか
ら切断粉の発生を著減することができるので、作業環境
を向上することができ、また、生成された構成刃先は構
成刃先防止機構で剥離されるので、カッターの切断能は
低下することがないので切断作業能率を向上することが
できる。また、カッターはラックと噛み合うピニオンに
より回転されるので特定な刃先部に連続荷重が掛からな
いのでカッターの耐用度を長くすることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案の一実施例を示し、第1図は切断装置の
正面図、第2図は第1図の一部を破断して示す拡大正面
図、第3図は第2図の平面図、第4図ないし第6図は作
用説明図である。 1……鋳物ゲート部切断装置 2……固定用ベース、4……ワーク支持台 6……可動体、9……押え板 17……カッター部、18……支持枠 19……カッター軸、21……円形カッター 22……片角刃部、27……構成刃先防止機構 29……回転受け凹部、29a……回転受け凹部入口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定用ベースと該固定用ベースの上方に上
    下動可能に設けた可動体との間にゲート部を有するワー
    クを把持可能に把持部材を配設し、前記可動体に垂設し
    た支持枠に回転可能に並設したカッター軸に円形カッタ
    ーを取付け、かつ両円形カッター相互の片角刃部を所定
    の間隔で取付けて前記ゲート部を切断通過可能に設ける
    とともに、前記両カッターの側方には同片角刃部が通過
    可能で、同片角刃部の入口側で構成刃先を剥離可能に同
    片角刃部に近接する縁部を有し、かつ同片角刃部の通過
    過程に潤滑剤を供給可能な回転受け部を有する構成刃先
    防止機構を付設する構成とした鋳物ゲート部の切断装
    置。
JP3206688U 1988-03-10 1988-03-10 鋳物ゲート部の切断装置 Expired - Lifetime JPH078095Y2 (ja)

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JPH01138520U JPH01138520U (ja) 1989-09-21
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101335737B1 (ko) * 2009-04-01 2013-12-05 현대중공업 주식회사 프로펠러 압탕 상부 절단장치

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JP2818830B2 (ja) * 1990-02-19 1998-10-30 三菱重工業株式会社 多極電気コネクタ用配線接続箱

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