JP2000061755A - 工作機械 - Google Patents

工作機械

Info

Publication number
JP2000061755A
JP2000061755A JP10232182A JP23218298A JP2000061755A JP 2000061755 A JP2000061755 A JP 2000061755A JP 10232182 A JP10232182 A JP 10232182A JP 23218298 A JP23218298 A JP 23218298A JP 2000061755 A JP2000061755 A JP 2000061755A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
machine tool
work
machining
chips
spindle shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10232182A
Other languages
English (en)
Inventor
Ei Yamamoto
鋭 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HIRAIWA IRON WORKS
HIRAIWA TEKKOSHO KK
Original Assignee
HIRAIWA IRON WORKS
HIRAIWA TEKKOSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HIRAIWA IRON WORKS, HIRAIWA TEKKOSHO KK filed Critical HIRAIWA IRON WORKS
Priority to JP10232182A priority Critical patent/JP2000061755A/ja
Publication of JP2000061755A publication Critical patent/JP2000061755A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Machine Tool Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ワークの加工と脱着操作を並行して行え、省ス
ペースなテーブルを用い得ると共に、専用の飛沫防護壁
を用いることなく、加工用と脱着用の各スペースを仕切
ることができ、切り屑等の排出も容易とした工作機械を
提案する。 【解決手段】フロア面Fに対し平行で且つ水平に配設さ
れたスピンドル軸25,26と、表裏両面にテーブル面
11,12を有し、上記スピンドル軸25,26に固定さ
れた工具21,22による加工時に何れかのテーブル面
11,12が上記スピンドル軸25,26の各中心線e
と直交し且つ垂直姿勢になるテーブル10と、上記各テ
ーブル面11,12に設けたワーク固定手段Kと、上記
テーブル10の各テーブル面11,12間における水平
方向の中心軸の両端に該テーブル10を回転可能に軸支
する一対の回転軸7,7とを含む、工作機械1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば横マシニン
グ式等の工作機械に関し、特にワークの加工と加工前後
のワークの脱着操作とを並行して行うことができる工作
機械に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、工作機械においては、ワークの
加工中は別のワークを装着できず、そのサイクルタイム
にはワークの脱着操作の時間も含まれている。そこで、
ワークの脱着時間を短くして生産性を上げ、且つ設置ス
ペースを少なくする工作機械の提案がされている。係る
提案の工作機械90は、図7に示すように、テーブル9
2上に第1ワーク93用の加工側94及び第2ワーク9
6をセットした装着側95を有している。上記テーブル
92は図示で左右方向に移動可能であり、これによる主
軸台91との相対移動により、加工側94と装着側95
は互いに置換可能とされている。
【0003】尚、加工側94と装着側95との間には、
収容部99内から図示で垂直に出没可能な飛沫防護壁9
8が位置し、加工中は切削油や切り屑等が装着(脱着)側
95へ飛散するのを防ぐと共に、テーブル92の移動時
には主軸台91との衝突を回避可能としている(特開平
7−223144号公報参照)。また、同様にテーブル
上に複数のワークを回転可能にセットし、且つテーブル
と主軸台の双方を移動可能とした提案もなされている
(特開平5−228759号公報参照)。
【0004】しかしながら、上記の各技術では、テーブ
ル上の同一平面をワークの加工用と脱着用のスペースに
区分して、テーブルと主軸台を相対移動させているの
で、加工と着脱操作を並行して行えるが、次のような問
題点があった。即ち、ワークの加工用と脱着用の平面を
同一面上に有する広い面積のテーブルを必要とし、且つ
加工用と脱着用の各スペースを仕切る飛沫防護壁を必要
とする。また、テーブルと主軸台を相対移動する際、飛
沫防護壁が主軸台に衝突しないように、それをスライド
させる機構も必要となる。しかも、加工時に排出される
切り屑はそのテーブル上に残るため、各スペースごとに
その排出手段を考慮せざるを得なかった。
【0005】
【発明が解決すべき課題】本発明は、以上に説明した従
来の技術における問題点を解決し、ワークの加工と脱着
操作を並行して行え、省スペースなテーブルを用い得る
と共に、専用の飛沫防護壁を用いることなく、加工用と
脱着用の各スペースを仕切ることができ、更に、切り屑
等の排出も容易とした工作機械を提案することを課題と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、テーブルをその中心軸の両端で回転可能と
し、平面状テーブルの表裏両面、或いは3角形以上の多
角柱を呈するテーブルの各テーブル面ごとにワークをセ
ットすることに着想して成されたものである。即ち、本
発明の工作機械は、工具を固定し且つ回転するスピンド
ル軸と、互いに対称な複数のテーブル面を有し、上記ス
ピンドル軸に固定された工具による加工時に何れかのテ
ーブル面が上記スピンドル軸の中心線と任意の角度で交
差するテーブルと、上記各テーブル面に設けたワーク固
定手段と、上記テーブルにおける複数の各テーブル面間
の中心軸の両端に上記テーブルを回転可能に軸支する一
対の回転軸と、を含む、ことを特徴とする。
【0007】また、より具体的には、フロア面に対し平
行で且つ水平に配設されたスピンドル軸と、互いに対称
な複数のテーブル面を有し、上記スピンドル軸に固定さ
れた工具による加工時に何れかのテーブル面が上記スピ
ンドル軸の中心線と直交し且つフロア面に対し垂直姿勢
になるテーブルと、上記各テーブル面に設けたワーク固
定手段と、上記テーブルにおける複数の各テーブル面間
の中心軸の両端に該テーブルを回転可能に軸支する一対
の回転軸と、を含む、工作機械も含まれる。
【0008】これらによれば、例えば平板状のテーブル
の表裏両面にワークをセットし、一方のテーブル面を加
工用とし他方のテーブル面をワークの脱着操作用とし
て、これらを同時に並行して行えるため、ワークの脱着
時間を短縮でき、且つテーブル自体を小型化できる。ま
た、平板状又は多角柱状のテーブルの各テーブル面自体
が、切削油や切り屑等の飛散を防ぐ防護手段を兼ねるの
で、従来のような飛沫防護壁やこれを移動させる機構を
省くことができ、シンプルな構造にし得る。
【0009】更に、前記テーブルの下方に切り屑・切り
粉回収部を更に含む、工作機械も提案する。これによれ
ば、加工によって排出される切り屑や切り粉をそれ自体
の落下によって自動的に回収することができ、このため
の労力を省略できると共に、排出手段も省略したり、簡
易で小型のものにて排出処理することが可能となる。
尚、上記回収部は、工作機械の本体フレームの上面に一
方向に傾斜した凹部としたり、又は別体のトレイを取り
出し可能にして用いたり、或いはこれらに切削油も併せ
て流下させ特定の方向に押し流すようにしたものも含ま
れる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下において、本発明の実施に好
適な形態を図面と共に説明する。図1(A)は本発明の工
作機械1の正面図で、図1(B)はその垂直断面を示す。
工作機械1は、下辺の本体フレーム2と、その両端から
垂直に立設する一対のスタンド4,4と、このスタンド
4,4間の中間位置に垂直に形成されたアクリル樹脂等
からなる透明なカバー8と、このカバー8の中央に切欠
かれた矩形状の開口部9内に、カバー8と略面一に配置
されたテーブル10を有する。このテーブル10は、そ
の左右両側辺で且つ図示で水平方向の中心軸が交差する
位置で、一対の回転軸7とその軸受6を介して、スタン
ド4,4間に回転可能に支持されている。尚、テーブル
10の垂直姿勢を保つため後述する位置決め手段を用い
る。
【0011】また、テーブル10の回転には、上記回転
軸7と連動する図示しないサーボモータやステッピング
モータ等を用いる。しかも、テーブル10の表裏の各テ
ーブル面11,12には、加工すべきワークWを位置固
定する固定手段Kが設けられている。この固定手段Kに
は、例えば一対の金具をネジ機構により接離させ、その
間にワークWを挟んでチャックする万力等と同様な治具
が挙げられる。更に、図1(B)に示すように、上記カバ
ー8及びテーブル10の奥行き(右側)方向のフレーム2
上には、主軸台20が位置する。この主軸台20は、ス
タンド4,4間に水平に架設された水平枠14上の各レ
ール16,16を介して水平方向に移動可能とされてい
る。
【0012】主軸台20のテーブル10側の正面には、
1種類の工具でも良いが、図示のように上下に2種類の
ドリル等の工具21,22を用い、これらを水平に固定
するチャック23,24と、これらを回転し且つ軸方向
に進退可能にスライドするスピンドル軸25,26と、
これらを支持し且つ上下方向に移動させるシャッタ機構
の昇降手段28が設けられている。上記スピンドル軸2
5,26はフロア面Fに平行且つ水平に配置される。従
って、工具21,22は、スピンドル軸25,26及び昇
降手段28とにより上下に昇降したり、テーブル10方
向に接離すると共に、主軸台20と共にレール16上を
移動することで図1(A)で左右方向にも移動可能であ
る。即ち、3次元方向に移動可能な水平向きの工具2
1,22により、ワークWに対し、所定の加工を施すこ
とができる。各スピンドル軸25,26の中心線eはテ
ーブル10に対し直交する。また、本体フレーム2の上
面には、奥向き傾斜して下がる凹部(切り屑・切り粉回収
部)3が形成されている。この凹部3は、フレーム2の正
面付近からカバー8の下方のスリット8aを潜り、水平
枠14下方の通し孔13から奥側に広く開口している。
尚、凹部3内の適所には切削油の注入孔が穿設されてい
る。
【0013】次に、工作機械1の機能について図2によ
り説明する。図2(A)に示すように、主軸台20側に向
いたテーブル面12上に固定されたワークWに対し、工
具21,22により所定の順序で孔明けや切削加工等が
行われる。予め、工具21,22のスピンドル軸25,2
6の各中心線eが、それぞれテーブル面12と直交する
状態になるようテーブル10を位置決めしておく。そし
て、この加工は、工作機械1と導通する図示しないコン
トローラやコンピュータ等に格納されたプログラムに従
って行われる。この加工時により生じた切り屑や切り粉
は、切削油と共に垂直なテーブル10等やスタンド4に
遮られるため、正面側に飛散することなく、下方の凹部
3内に落下し、図示で右側に流下する。即ち、テーブル
10及びカバー8と、両側のスタンド4,4とによって
ワークWとその加工空間を囲む加工室Rが形成される。
また、上記の加工状態において、テーブル10のテーブ
ル面11では、既に加工されたワークWを取外し且つ新
たなワーク(素材)Wをセットする脱着操作が、並行して
行われる。
【0014】次に、上記の加工が終わり且つ新たなワー
クWがセットされたことが確認されると、図2(B)に示
すように、テーブル10をその位置決め手段を解除し
て、図示で時計回り方向に前述したモータの回転により
180度回転させる。この際、テーブル面12側が下向
きになるので、残っていた切り屑や切り粉も確実に凹部
3内に落下する。そして、テーブル10が180度回転
し終わると、図2(A)において、テーブル10の各面1
1,12が表裏入れ替わる。即ち、新たなワークWがセ
ットされたテーブル面11が主軸台20と対接して加工
可能となり、加工されたワークWを有するテーブル面1
2が左側になり、新たなワークWと脱着交換される。
【0015】図3(A)は、テーブル10の垂直姿勢を保
つための位置決め手段30を示す。この位置決め手段3
0は、左右のスタンド4,4の上部に一対のホルダ3
4,34を対向して固定、その中空部36内にスライド
自在に嵌装されたロケートピン36を図示しないエアシ
リンダ等により水平方向に進退可能としている。一方、
各ピン36に対接するテーブル10における左右の端面
の上部には、各ロケートピン36の先端部を受け入れる
穴10aが水平に穿設されている。従って、前記ワーク
Wの加工及び脱着操作中においては、各ロケートピン3
6の先端部は、テーブル10の各穴10a内に進入し、
各ピン36がそれに作用する剪断力に耐えることで、テ
ーブル10を垂直姿勢に維持している。尚、テーブル1
0を回転する際には、図示のように各ピン36を各穴1
0aから抜き出す。
【0016】また、図3(B)に示す位置決め手段40
は、テーブル10の一端面にその周縁を突出して固定し
た薄い金属ディスク42と、一方のスタンド4の上端か
ら水平に延びる水平片5の先端に取付けられ、且つ上記
ディスク42の周縁を挟持する一対のブレーキパッド4
8,48を有する。各パッド48は、図3(b)にも示す
ように、水平片5に軸支された枢支軸44から互いに逆
向きに回転する湾曲した一対の対称なアーム46,46
に固定されている。各アーム46の基部には、図示しな
いワイヤ又はエアシリンダのピストンロッドの先端が連
結されている。従って、一対のアーム46,46を互い
に接近させるように操作すると、一対のパッド48,4
8は上記ディスク42の周縁を挟持し、テーブル10を
垂直姿勢に維持する。尚、テーブル10を回転する際に
は、パッド48同士が離れるように各アーム46をワイ
ヤ等により、互いに離れるよう僅かに回せば良い。
【0017】以上に説明した本発明の工作機械1によれ
ば、テーブル10の表裏両面でワークWの加工と脱着操
作が並行して行え、作業時間を低減できると共に、テー
ブル10自体も小型化できる。また、テーブル10のテ
ーブル面11,12自体が、切削油や切り屑の飛散を防
ぐ防護手段を兼ねるため、従来のような飛沫防護壁やこ
れを移動させる機構を省くことができ、シンプルな構造
にできる。更に、加工により生じる切り屑もテーブル1
0の回転によって自ら下方の凹部3内に落下するので、
切削油等と共に容易に排出できる。従って、作業者はワ
ークの脱着操作とカバー8超しの加工状態の監視に集中
でき、切り屑等の排出作業を著しく低減し得る。尚、テ
ーブル10はその水平方向の中心軸の両端で回転軸7と
軸受6により軸支されているので、スタンド4,4を含
めた工作機械1全体の剛性を保つと共に、バランサ等を
要さずにその回転をスムースに行え構造を簡素化でき
る。
【0018】図4は異なる形態の工作機械に関する。
尚、前記の形態と同じ部分や要素には共通した符号を用
いるものとする。図4(A)に示す工作機械50は、断面
略正三角形のテーブル52を用いたものである。このテ
ーブル52は、三つのテーブル面54,56,58を有
し、これらテーブル面54,56,58の何れかが、カバ
ー8の開口部9内に位置し且つ垂直姿勢を保つようにス
タンド4,4間に、その水平な中心軸が通る回転軸7,軸
受6を介して回転可能に支持されている。従って、図示
のように、位置決め手段30等によって垂直状態のテー
ブル面54上に固定されたワークWが加工中の場合、左
側で斜め上向きのテーブル面58において、加工済みの
ワークWの取外しと新たなワークWの固定操作を行うこ
とができる。尚、本体フレーム2上の凹部3を、図示で
斜め下向きのテーブル面56の中央付近の下方まで左側
に延ばすことにより、加工時の切り屑等を確実に回収す
ることができる。
【0019】また、図4(B)に示す工作機械60は、断
面略正四角形のテーブル61を用いたものである。この
テーブル61は、四つのテーブル面62,64,66,68
を有し、これらテーブル面62〜68の何れかが、カバ
ー8の開口部9内に位置し且つ垂直姿勢を保つようスタ
ンド4,4間に回転可能に支持されている。従って、図
示のように、垂直なテーブル面62上に固定されたワー
クWが加工中の場合、左側で上向きのテーブル面68、
又は垂直なテーブル面66において、加工済みのワーク
Wの取外しと新たなワークWの固定操作を行える。尚、
凹部3を下側のテーブル面64の下方まで延ばすと、残
った切り屑等を確実に回収できる。
【0020】図5(A)に示す工作機械70は、平板状の
テーブル72を縦軸にて回転可能に支持したものであ
る。即ち、本体フレーム2上で且つスタンド4,4間の
中間に凸部2aを設け、スタンド4,4の上端間に水平
枠4aを架設し、この間に回転軸76及び軸受78を介
して、テーブル72の上下辺の中央を回転可能に軸支し
ている。テーブル72はその垂直方向の中心軸の両端で
軸支されるので、例えば上記凸部2a内に設けたサーボ
モータM等により、スムースに回転できる。尚、その位
置決めには、前記位置決め手段30又は同手段40の何
れかを用い得る。また、各スピンドル軸25,26の中
心線の各中心線eは、テーブル72のテーブル面73,
74と直交する。
【0021】工作機械70によれば、テーブル72のテ
ーブル面73上に固定したワークWを加工中に、反対側
のテーブル面74上のワークWを脱着操作ができる。
尚、図5(A)に示すように、本体フレーム2上の凹部3
は凸部2aの部分を除いて正面付近まで形成しても、垂
直姿勢のテーブル面73,74上のワークWからの切り
屑等を確実に回収することができる。また、テーブル7
2を前記三角柱状のテーブル52や四角柱状のテーブル
61に置き換えることも可能である。テーブル72の周
囲には、その回転に支障のない範囲で前記カバー8を取
付けることもできる。
【0022】また、図6に示す工作機械80は、主軸台
82における工具21,22をチャック23,24を介
して回転させるスピンドル軸25,26の中心線eを、
テーブル10のテーブル面12に対して、任意の角度に
交差可能としたものである。即ち、スピンドル軸25,
26は、主軸台82の内部において、これらを水平及び
垂直方向に回転可能にして保持する昇降可能な支持体8
4,86に固定される。従って、図示のようにスピンド
ル軸25と共に工具21を斜め下向きの姿勢にして、テ
ーブル面12上のワークWに上下方向に傾斜した孔を穿
設したり、スピンドル軸26と共に工具22を斜め横向
きの姿勢にして、ワークWに左右方向に傾斜した孔を穿
設することが可能となる。尚、工作機械80のテーブル
10に替えて、前記テーブル52,61,72の何れかを
用いることも可能である。
【0023】本発明は、以上に説明した各形態に限定さ
れるものではない。例えば、スピンドル軸により回転す
る工具には、前記ドリルの他に、フライス(正面フライ
ス,エンドミル,側フライス)、リーマ、タップ、ブロー
チ、ボブ、又は、砥石車等が使用可能である。また、前
記レール16,16上に二つ以上の主軸台を併設し、こ
れらのスピンドル軸に互いに異なる上記工具を取付ける
こともできる。更に、テーブルは五角形以上の略正多角
形の断面を有する多角柱にて形成することも可能であ
る。また、切り屑・切り粉回収部は、前記傾斜した凹部
3やこれと略相似形のトレイの他に、その傾斜した送り
方向に直角な掻き出し片を複数配置した排出手段を凹部
3内に配置したり、或いは、複数の掻き出し片をその送
り方向に直角固定したエンドレスベルトやメッシュベル
トを用いることも可能である。
【0024】尚、本発明の工作機械は、テーブルの位置
決めとワークの加工順序、別のテーブル面におけるワー
クの脱着操作のセンサによる確認、及び、テーブルの回
転操作をコンピュータ等の制御手段における記憶部のプ
ログラムに従って自動的に行うこともでき、一層省力化
と効率の向上を図ることが可能である。また、ワークや
加工条件が変更された場合、プログラム中のRAMを訂
正することによって簡単に対応することもできる。尚、
ワークの脱着作業にロボットを用いても良い。また、本
発明の工作機械は、単独で用いるだけでなく、各種のマ
シニングセンタや加工設備内に付設する一部の加工装置
として用い得ることも明らかである。
【0025】
【発明の効果】以上において説明した本発明の工作機械
によれば、回転するテーブルの一つのテーブル面のワー
クを加工するのと並行して他のテーブル面のワークを脱
着操作でき、作業時間を加工時間と同じかこれに近付け
ることができ、作業の効率化を図ることができる。ま
た、テーブルを小型化して設置スペースを低減できると
共に、テーブル自体が加工用と脱着用とにスペースを仕
切るため、切り屑・切り粉や切削油等の飛散を防ぎ易く
なり、且つ構造を簡素化することも可能となる。更に、
請求項3の工作機械によれば、回転するテーブルから切
り屑や切り粉が切削油と共に、テーブル下方の回収部に
落下するので、これらの回収をそのための作業を減らし
て容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の工作機械の一形態を示す正面
図、(B)は(A)中のB−B断面図。
【図2】(A)及び(B)は、図1の工作機械の機能を示す
図1(B)と同様の断面図。
【図3】(A)及び(B)は図1の工作機械におけるテーブ
ル位置決め手段を示す部分概略図、(b)は(B)中の部分
斜視図。
【図4】(A)及び(B)は共に異なる形態の工作機械を示
す図1(B)と同様の断面図。
【図5】本発明の更に異なる形態の工作機械を示す図1
(B)と同様の断面図。
【図6】本発明の別の形態の工作機械を示す図1(B)と
略同様の部分断面図。
【図7】従来の工作機械を示す概略平面図。
【符号の説明】
1,50,60,70,80……………………………工作機
械 3………………………………………………………凹部
(切り屑・切り粉回収部) 7,76………………………………………………回転軸 10,52,61,72………………………………テーブ
ル 11,12,54〜58,62〜68,73,74…テーブ
ル面 21,22……………………………………………工具 25,26……………………………………………スピン
ドル軸 e………………………………………………………中心線 F………………………………………………………フロア
面 K………………………………………………………固定手
段(ワーク固定手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】工具を固定し且つ回転するスピンドル軸
    と、 互いに対称な複数のテーブル面を有し、上記スピンドル
    軸に固定された工具による加工時に何れかのテーブル面
    が上記スピンドル軸の中心線と任意の角度で交差するテ
    ーブルと、 上記各テーブル面に設けたワーク固定手段と、 上記テーブルにおける複数の各テーブル面間の中心軸の
    両端に上記テーブルを回転可能に軸支する一対の回転軸
    と、を含む、ことを特徴とする工作機械。
  2. 【請求項2】フロア面に対し平行で且つ水平に配設され
    たスピンドル軸と、 互いに対称な複数のテーブル面を有し、上記スピンドル
    軸に固定された工具による加工時に何れかのテーブル面
    が上記スピンドル軸の中心線と直交し且つフロア面に対
    し垂直姿勢になるテーブルと、 上記各テーブル面に設けたワーク固定手段と、 上記テーブルにおける複数の各テーブル面間の中心軸の
    両端に該テーブルを回転可能に軸支する一対の回転軸
    と、を含む、ことを特徴とする工作機械。
  3. 【請求項3】前記テーブルの下方に切り屑・切り粉回収
    部を更に含む、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載の工作機械。
JP10232182A 1998-08-19 1998-08-19 工作機械 Withdrawn JP2000061755A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10232182A JP2000061755A (ja) 1998-08-19 1998-08-19 工作機械

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10232182A JP2000061755A (ja) 1998-08-19 1998-08-19 工作機械

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000061755A true JP2000061755A (ja) 2000-02-29

Family

ID=16935301

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10232182A Withdrawn JP2000061755A (ja) 1998-08-19 1998-08-19 工作機械

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000061755A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001083159A1 (de) * 2000-04-28 2001-11-08 Dipl.-Ing. Laempe Gmbh Vorrichtung zum mechanischen vor- und/oder fertigbearbeiten von gussteilen
WO2001094070A1 (fr) * 2000-06-09 2001-12-13 Makino Milling Machine Co., Ltd. Dispositif de machine-outil et procede de remplacement de la palette dudit dispositif
US6786686B1 (en) 1999-11-19 2004-09-07 Makino Milling Machine Co., Ltd. Numerically controlled machine tool
JP2007290074A (ja) * 2006-04-25 2007-11-08 Mekutoron:Kk 工作機械
JP2010504222A (ja) * 2006-09-21 2010-02-12 エアバス・フランス 工作機械のパーツ用固定支持体
JP2012510372A (ja) * 2008-12-30 2012-05-10 ▲機▼械科学研究▲総▼院先▲進▼▲製▼造技▲術▼研究中心 大・中型の砂型のデジタル化加工方法及びその設備
WO2013071325A1 (de) * 2011-11-18 2013-05-23 Anger Machining Gmbh Werkzeugmaschine mit einer vielzahl feststehender werkzeugspindeln
JP2015531693A (ja) * 2012-09-17 2015-11-05 シェフラー テクノロジーズ アー・ゲー ウント コー. カー・ゲーSchaeffler Technologies AG & Co. KG 加工すべき被加工材面に少なくとも1つの工作装置を用いて凹部を設ける方法及び装置
US20160167182A1 (en) * 2012-10-16 2016-06-16 Horkos Corporation Machine tool
US20170297155A1 (en) * 2016-04-14 2017-10-19 F. Zimmermann Gmbh Positioning device, in particular tool positioning device, for a processing center, and processing center with same
EP3381609A1 (en) * 2017-03-23 2018-10-03 Hurise Co., Ltd. Coolant flow guide for grinder
CN114986905A (zh) * 2022-07-22 2022-09-02 山东脉和增材制造有限公司 一种3d打印机及其控制方法

Cited By (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6786686B1 (en) 1999-11-19 2004-09-07 Makino Milling Machine Co., Ltd. Numerically controlled machine tool
WO2001083159A1 (de) * 2000-04-28 2001-11-08 Dipl.-Ing. Laempe Gmbh Vorrichtung zum mechanischen vor- und/oder fertigbearbeiten von gussteilen
DE10020879B4 (de) * 2000-04-28 2006-01-19 Dipl.-Ing. Laempe Gmbh Vorrichtung zum mechanischen Vor- und/oder Fertigbearbeiten von Gussteilen
US6785942B2 (en) 2000-06-09 2004-09-07 Makino Milling Machine Co., Ltd. Machine tool system and method of replacing pallet of the device
EP1295674A4 (en) * 2000-06-09 2003-11-05 Makino Milling Machine DEVICE FOR A MACHINE TOOL AND METHOD FOR REPLACING A PALLET OF THIS DEVICE
EP1295674A1 (en) * 2000-06-09 2003-03-26 Makino Milling Machine Co. Ltd. Machine tool device and method of replacing pallet of the device
WO2001094071A1 (fr) * 2000-06-09 2001-12-13 Makino Milling Machine Co., Ltd. Dispositif de machine-outil et procede de remplacement de la palette dudit dispositif
WO2001094070A1 (fr) * 2000-06-09 2001-12-13 Makino Milling Machine Co., Ltd. Dispositif de machine-outil et procede de remplacement de la palette dudit dispositif
JP2007290074A (ja) * 2006-04-25 2007-11-08 Mekutoron:Kk 工作機械
JP4688721B2 (ja) * 2006-04-25 2011-05-25 株式会社メクトロン 工作機械
JP2010504222A (ja) * 2006-09-21 2010-02-12 エアバス・フランス 工作機械のパーツ用固定支持体
US8469080B2 (en) 2008-12-30 2013-06-25 Advanced Manufacture Technology Center China Academy Of Machinery Science And Technology Digital processing method and device of large or medium-size sand mold
JP2012510372A (ja) * 2008-12-30 2012-05-10 ▲機▼械科学研究▲総▼院先▲進▼▲製▼造技▲術▼研究中心 大・中型の砂型のデジタル化加工方法及びその設備
WO2013071325A1 (de) * 2011-11-18 2013-05-23 Anger Machining Gmbh Werkzeugmaschine mit einer vielzahl feststehender werkzeugspindeln
JP2014533609A (ja) * 2011-11-18 2014-12-15 アンガー マヒニング ゲーエムベーハー 複数の固定式工具スピンドルを備えた工作機械
US9669506B2 (en) 2011-11-18 2017-06-06 Anger Machining Gmbh Machine tool having a multiplicity of stationary tool spindles
JP2015531693A (ja) * 2012-09-17 2015-11-05 シェフラー テクノロジーズ アー・ゲー ウント コー. カー・ゲーSchaeffler Technologies AG & Co. KG 加工すべき被加工材面に少なくとも1つの工作装置を用いて凹部を設ける方法及び装置
US20160167182A1 (en) * 2012-10-16 2016-06-16 Horkos Corporation Machine tool
US9492902B2 (en) * 2012-10-16 2016-11-15 Horkos Corporation Machine tool
US20170297155A1 (en) * 2016-04-14 2017-10-19 F. Zimmermann Gmbh Positioning device, in particular tool positioning device, for a processing center, and processing center with same
US10160078B2 (en) * 2016-04-14 2018-12-25 F. Zimmermann Gmbh Positioning device, in particular tool positioning device, for a processing center, and processing center with same
EP3381609A1 (en) * 2017-03-23 2018-10-03 Hurise Co., Ltd. Coolant flow guide for grinder
CN114986905A (zh) * 2022-07-22 2022-09-02 山东脉和增材制造有限公司 一种3d打印机及其控制方法
CN114986905B (zh) * 2022-07-22 2024-05-10 山东脉和增材制造有限公司 一种3d打印机及其控制方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4320186B2 (ja) ロッド材料にフライス作業および旋削作業を実施するフライス盤
JP4219342B2 (ja) 工作機械の工具交換装置
JP2000061755A (ja) 工作機械
JP6059947B2 (ja) 複合加工機及び加工方法
JP2004160584A (ja) 多軸加工工作機械及びテーブルユニット着脱用治具
JP2005103694A (ja) 工作機械
JP7000411B2 (ja) インナフライス機
JPH03178735A (ja) 3―相―クランク軸加工
US4651404A (en) Machine tool
JP2006150576A (ja) 横形マシニングセンタ、および、それによる加工方法
JPH055305U (ja) 主軸移動形自動旋盤
CN113618482A (zh) 一种防切屑飞溅的数控机床及其工作方法
JP3215971B2 (ja) 数値制御工作機械における角穴加工方法
JP7194537B2 (ja) 反転ユニットおよび加工装置
JPS5837107B2 (ja) 工作機械装置
JP2012250292A (ja) 工作機械
JP4498631B2 (ja) 主軸移動型自動旋盤
JP4474869B2 (ja) 旋盤
WO2023162180A1 (ja) 工作機械
JP2008105158A (ja) 立形工作機械
JPH01281840A (ja) 切り粉除去装置
JP2001225235A (ja) 工作機械
CN213615262U (zh) 一种立式加工中心的工作台划分装置
JP3476044B2 (ja) 作業機械
CN221088917U (zh) 一种具有防护功能的自动化零件加工用工作台

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20051101