JP2006150576A - 横形マシニングセンタ、および、それによる加工方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 高信頼性を保証する切粉に強い横形マシニングセンタを提供する。
【解決手段】 ベッド2と、ワークWを取り付けた回転B軸可能な回転テーブル13を上下方向へ回動(A軸)するテーブル架台12と、主軸11が組み込まれた主軸台10を前後(Z軸)方向と、左右(X軸)方向に移動可能に取り付けられたサドル7と、前記サドル7を上下(Y軸)方向に移動可能に装架されたクロスレール5とから構成された横形マシニングセンタ1であって、テーブル架台12は、サドル7の左右方向に互いに間隔を取って前記ベッド1から直立する一対の直立側壁3,3に支承されて装架されるとともに、一対の直立側壁3,3の後方の垂直端面部3a,3aにクロスレール案内面6,6が設けられ、さらに、前記クロスレール5が上下(Y軸)方向に移動可能に設けられた構成とする横形マシニングセンタ1である。
【選択図】 図1
【解決手段】 ベッド2と、ワークWを取り付けた回転B軸可能な回転テーブル13を上下方向へ回動(A軸)するテーブル架台12と、主軸11が組み込まれた主軸台10を前後(Z軸)方向と、左右(X軸)方向に移動可能に取り付けられたサドル7と、前記サドル7を上下(Y軸)方向に移動可能に装架されたクロスレール5とから構成された横形マシニングセンタ1であって、テーブル架台12は、サドル7の左右方向に互いに間隔を取って前記ベッド1から直立する一対の直立側壁3,3に支承されて装架されるとともに、一対の直立側壁3,3の後方の垂直端面部3a,3aにクロスレール案内面6,6が設けられ、さらに、前記クロスレール5が上下(Y軸)方向に移動可能に設けられた構成とする横形マシニングセンタ1である。
【選択図】 図1
Description
本発明は、横形マシニングセンタと、横形マシニングセンタに設けられたテーブル架台と回転テーブルを使用した加工方法に関する。
近年、マシニングセンタに代表されるNC工作機械は、高速化、高精度化を追い求めてきた。中でも横形マシニングセンタは、研究開発が盛んに行われており、高速、高精度加工に適した直交3軸構成を有した横形マシニングセンタが提案されている。図5は、従来の横形マシニングセンタ示し、図6に示すI−I線の断面図であり、図6は図5の右側面図である。
図5に示すように、ベッド101の後部に立設固定されたコラム103の前面に、左右一対の上下方向案内レール105,105を設け、サドル107(図6参照)を上下移動可能に取り付けられている。サドル107の前面に上下一対の左右方向案内レール115,115を設け、主軸頭117を左右移動可能に取り付けられている。ベッド101のコラム103の前方に、一対の前後方向案内レール125,125を設け、テーブル127を水平方向の前後移動可能に取り付けられている。サドル107、主軸頭117、テーブル127の送り駆動手段をそれぞれ設けて、直交3軸を有した工作機械(横形マシニングセンタ)が構成され、高精度の加工を可能にしている(例えば、特許文献1)。
図5に示すように、ベッド101の後部に立設固定されたコラム103の前面に、左右一対の上下方向案内レール105,105を設け、サドル107(図6参照)を上下移動可能に取り付けられている。サドル107の前面に上下一対の左右方向案内レール115,115を設け、主軸頭117を左右移動可能に取り付けられている。ベッド101のコラム103の前方に、一対の前後方向案内レール125,125を設け、テーブル127を水平方向の前後移動可能に取り付けられている。サドル107、主軸頭117、テーブル127の送り駆動手段をそれぞれ設けて、直交3軸を有した工作機械(横形マシニングセンタ)が構成され、高精度の加工を可能にしている(例えば、特許文献1)。
しかしながら、長時間稼動、無人運転の工場の増加にともない、横形マシニングセンタの問題点は、高速化、高精度化への対応の他にもう1つ、信頼性の向上がある。信頼性の指標の1つであるMTBF、つまり、平均故障間隔を長くすることである。この平均故障間隔(MTBF)を短くしているのは、切粉の詰まり、切粉の堆積等が原因であり、テーブル127の移動が指令値通りに移動できずアラームが点灯して突然停止する。
特に、荒引き加工による重切削により、切粉が比較的大きく、長くなると、ワークを固定する治具に絡みついてZ軸方向のテーブル面に切屑が堆積し、水平方向の前進、後退の移動が不可能になり機械を停止させる。
そのため、生産計画に遅れが発生し、納期確保ができなくなるという問題があった。
特開2003−266257号公報(図1、図2)
特に、荒引き加工による重切削により、切粉が比較的大きく、長くなると、ワークを固定する治具に絡みついてZ軸方向のテーブル面に切屑が堆積し、水平方向の前進、後退の移動が不可能になり機械を停止させる。
そのため、生産計画に遅れが発生し、納期確保ができなくなるという問題があった。
そこで、本発明は、従来の横形マシニングセンタの切粉問題を抜本的に解決するために創案されたものであり、平均故障間隔を延ばし、高信頼性を保証する切粉に強い、しかも、高剛性、高精度、省スペース化を図った横形マシニングセンタを提供するとともに、横形マシニングセンタに設けられたテーブル架台と回転テーブルを使用した加工方法を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明の横形マシニングセンタ(1)は、ベッド(2)と、ワーク(W)を取り付けた回転(C軸)可能な回転テーブル(13)を上下方向へ回動(A軸)するテーブル架台(12)と、主軸(11)が組み込まれた主軸台(10)を前後(Z軸)方向と、左右(X軸)方向に移動可能に取り付けられたサドル(7)と、前記サドル(7)を上下(Y軸)方向に移動可能に装架されたクロスレール(6)とから構成された横形マシニングセンタ(1)であって、前記テーブル架台(12)は、前記ベッド(1)から直立する一対の直立側壁(3,3)に支承されて装架されるとともに、前記一対の直立側壁(3,3)の後方の垂直端面部(3a,3a)に前記クロスレール(5)が上下(Y軸)方向に移動可能なクロスレール案内面(6,6)を設けたことを特徴とする。
請求項2に係る発明の請求項1に記載の横形マシニングセンタ(1)は、前記ベッド(1)から直立する一対の直立側壁(3,3)の上端部(3b,3b)につなぎ部(4)が一体に設けられ、正面視で、□状に閉鎖したことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載された横形マシニングセンタ(1)の加工方法であって、前記テーブル架台(12)を180度上方へ回動させた加工位置(a)で、ワーク(W)を逆さにした姿勢で加工を行うことを含むことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、この発明の横形マシニングセンタ(1)におけるテーブル架台(12)は、前記ベッド(2)から直立する一対の直立側壁(3,3)に支承され、装架される構成である。また、直立側壁(3,3)の後方の垂直端面部(3a,3a)にクロスレール(5)が上下(Y軸)方向に移動可能なクロスレール案内面(6,6)を設けた構成である。このクロスレール案内面(6,6)は、切粉の発生箇所よりも一番離間しており、切粉が侵入しにくい位置にあり、しかも、テレスコープ式のカバー(17a)によって遮蔽されている。
さらに、ベッド(2)と一体化された一対の直立側壁(3,3)は、従来の横形マシニングセンタのコラム(103)(図5,図6参照)と同様の架台になるため、従来のコラム103のような鋳造成型品が不要になることから、省スペース化が可能である。
さらに、ベッド(2)と一体化された一対の直立側壁(3,3)は、従来の横形マシニングセンタのコラム(103)(図5,図6参照)と同様の架台になるため、従来のコラム103のような鋳造成型品が不要になることから、省スペース化が可能である。
請求項2に係る発明によれば、ベッド(1)から直立する一対の直立側壁(3,3)の上端部(3b,3b)につなぎ部(4)を設けて、正面視で、□状に閉鎖したことにより、高剛性、高精度を図った横形マシニングセンタを提供することができる。
請求項3に係る発明によれば、前記回転テーブル(13)のテーブル架台(12)は、180度上方へ回動させた加工位置(a)で、ワーク(W)を逆さにした姿勢での加工を行うことを含むようにしたので、5面の加工面のうち、4面の加工の発生した切粉は、切削水の勢いを借りなくても、切粉は重力により、直接、下部の切粉排出口(14)に落下することになるため、切粉はけのよい、切粉に強い横形マシニングセンタ(1)を提供することができる。
<第1実施形態>
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の第1実施形態を示す横形マシニングセンタ1の正面図、図2はその右側面図である。
図1に示すように、本発明の横形マシニングセンタ1は、回転テーブル13を取り付けたテーブル架台12がクランク状に形成してあり、両端の軸は左右の直立側壁3、3に回動可能に両端支持されている。
横形マシニングセンタ1は、直線軸(X,Y,Z)の3軸の他、回転テーブル13の回転(C軸)およびテーブル架台12の回動軸(A軸)の回動によって、回転テーブル13に取り付けた側の面を除くワークWの各側面をツールTによって切削加工することができる5軸制御の5面加工機の横形マシニングセンタ1である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の第1実施形態を示す横形マシニングセンタ1の正面図、図2はその右側面図である。
図1に示すように、本発明の横形マシニングセンタ1は、回転テーブル13を取り付けたテーブル架台12がクランク状に形成してあり、両端の軸は左右の直立側壁3、3に回動可能に両端支持されている。
横形マシニングセンタ1は、直線軸(X,Y,Z)の3軸の他、回転テーブル13の回転(C軸)およびテーブル架台12の回動軸(A軸)の回動によって、回転テーブル13に取り付けた側の面を除くワークWの各側面をツールTによって切削加工することができる5軸制御の5面加工機の横形マシニングセンタ1である。
図2に示すように、テーブル架台12は、大きく分けて3つの加工位置に区分される。
加工位置aは、切粉はけを最大限によくするため、ワークWを逆さ吊り状態にして、主に、ワークWの側面(4面)(図1、図2参照)を加工する際に使用する。
加工位置bは、主に、ワークWの上面d(図3参照)を加工する際に使用する。
加工位置cは、主に、ワークWの着脱の際に使用する(図2参照)。
加工位置aは、切粉はけを最大限によくするため、ワークWを逆さ吊り状態にして、主に、ワークWの側面(4面)(図1、図2参照)を加工する際に使用する。
加工位置bは、主に、ワークWの上面d(図3参照)を加工する際に使用する。
加工位置cは、主に、ワークWの着脱の際に使用する(図2参照)。
図1に示すように、ベッド2は、底部から左右方向に所定の間隔をもって直立する一対の直立側壁3,3と一体に形成され、中央に空間(スペース)を有するU字状に形成している。図2に示すように、それぞれの直立側壁3,3の後方の垂直端面部3a,3aは、クロスレール案内面6,6が配設されている。このクロスレール案内面6,6の近傍には、たとえば、サーボモータ(図示せず)でY軸(上下)方向へ移動することができるクロスレール5が装架されている。クロスレール5にはサドル7をX軸(左右)方向へ移動することができるために、サドル案内面8,8が配設されている。さらに、このサドル7の上部には、主軸台案内面9,9が配設され、Z軸(前後)方向へ移動可能な主軸台10が載置されており、この主軸台10には、ツールTを装着して回転させることのできる主軸11が組み込まれている。
また、図2に示すように、ベッド2の側面形状は、略L型に形成されており、主軸11が受けるスラスト力の反力を充分に受けるために、サドル7の後端の近傍まで、ベッド後端面2aが延長され、より低重心化と安定性を図った構造になっている。
さらに、テーブル架台12のA軸は、サーボモータ(図示せず)駆動により、0度、90度、180度と回動し、加工位置を変える。また、回転テーブル13も同様に、サーボモータ(図示せず)駆動により、たとえば、0度、90度、180度、270度と回動し、ワークWの向きを主軸11の方向へ変える。
また、図2に示すように、ベッド2の側面形状は、略L型に形成されており、主軸11が受けるスラスト力の反力を充分に受けるために、サドル7の後端の近傍まで、ベッド後端面2aが延長され、より低重心化と安定性を図った構造になっている。
さらに、テーブル架台12のA軸は、サーボモータ(図示せず)駆動により、0度、90度、180度と回動し、加工位置を変える。また、回転テーブル13も同様に、サーボモータ(図示せず)駆動により、たとえば、0度、90度、180度、270度と回動し、ワークWの向きを主軸11の方向へ変える。
図3は図1の平面図である。図3に示すように、テーブル架台12は、A軸によって90度回動した加工位置bの状態に有り、ワークWの上面dを加工する様子を示している。
ベッド2の底部はツールTによってワークWを加工した切粉および切削水の落下および排出に利用するために、V字状の勾配形状を形成し、大きな切粉排出口14を設けている。また、ベッド後端面2aから、たとえば、チップコンベヤ16を挿入し、切屑搬送トンネル15(図1参照)を経て、切粉は外部に排出される。
ベッド2の底部はツールTによってワークWを加工した切粉および切削水の落下および排出に利用するために、V字状の勾配形状を形成し、大きな切粉排出口14を設けている。また、ベッド後端面2aから、たとえば、チップコンベヤ16を挿入し、切屑搬送トンネル15(図1参照)を経て、切粉は外部に排出される。
<第2実施形態>
図4は、本発明の第2実施形態を示す横形マシニングセンタ1の正面図である。ベッド2から直立する一対の直立側壁3,3の上端部3b,3bには、一体につなぎ部4が設けられている。そして、ベッド2は、正面視で□(四角)状に閉鎖されて形成されている。これにより、高剛性、高精度を図った横形マシニングセンタ1を提供することができる。
このつなぎ部4によって一体化したベッド2はベッドのコラム化であり、コラムのベッド化である。この結果、横形マシニングセンタ1は、主軸11が水平になっている分、スペースをとるため、省スペース化はこれまで難題であったが、このベッド2のコラム化により、コラム分のスペースを削減することができる。
図4は、本発明の第2実施形態を示す横形マシニングセンタ1の正面図である。ベッド2から直立する一対の直立側壁3,3の上端部3b,3bには、一体につなぎ部4が設けられている。そして、ベッド2は、正面視で□(四角)状に閉鎖されて形成されている。これにより、高剛性、高精度を図った横形マシニングセンタ1を提供することができる。
このつなぎ部4によって一体化したベッド2はベッドのコラム化であり、コラムのベッド化である。この結果、横形マシニングセンタ1は、主軸11が水平になっている分、スペースをとるため、省スペース化はこれまで難題であったが、このベッド2のコラム化により、コラム分のスペースを削減することができる。
ここで、請求項3に係る横形マシニングセンタ1の加工方法について説明する。
1.最初、テーブル架台12を0度(一般的なテーブルの加工位置の角度)の姿勢にし、回転テーブル13上にワークWを固定する。ワークWの装着が完了すると、ドア17bを閉じる。
2.起動釦が押され(ON)、加工プログラムが開始すると、主軸11が回転し、図示しない切削水がワークWをめがけて噴射する。
3.テーブル架台12は上方へ180度、A軸で回動し、加工位置aに固定する。回転テーブル13に装着されたワークWを逆さにした姿勢で加工を開始する。その時、ベッド2上には切粉の落下を遮るは、ガイド等はなく、直接、下部の切粉排出口14に落下する。
4.ワークWの一面が加工終了すると、回転テーブル13が90度(C軸)回動し、位置決めされる。そして、主軸11のツールTは、図示しないATC装置によって、図示しないツールマガジン装置から新たなツールTと交換され、主軸台10が、X、Y、Z軸方向の軸移動を行い、もう一側面の加工が開始する。そして、同様の手順によって、三面、四面の加工が終了する。
5.つづいて、テーブル架台12は下方へ90度回動し、ワークWの上面d(図2のb参照)を側面に傾けた姿勢で加工を開始する。この加工部位から発生した切粉は、前記同様に下部の切粉排出口14に落下し、チップコンベヤ16によって、機外へ搬送される。
6.全加工が終了すると、テーブル架台12は、また、上方へ90度回動し、ワークWを逆さにし(図2のa参照)、下部に設けられたノズル(図示せず)によって切削水が噴射されて洗浄し、加工穴、削り面に残った切粉を完全に除去する。
7.テーブル架台12は、180度回動し、スタート時の0度の加工位置c(図2のc参照)に戻り、プログラムが終了する。
8.ドア17bを開き、加工完了のワークWを取り外す。
1.最初、テーブル架台12を0度(一般的なテーブルの加工位置の角度)の姿勢にし、回転テーブル13上にワークWを固定する。ワークWの装着が完了すると、ドア17bを閉じる。
2.起動釦が押され(ON)、加工プログラムが開始すると、主軸11が回転し、図示しない切削水がワークWをめがけて噴射する。
3.テーブル架台12は上方へ180度、A軸で回動し、加工位置aに固定する。回転テーブル13に装着されたワークWを逆さにした姿勢で加工を開始する。その時、ベッド2上には切粉の落下を遮るは、ガイド等はなく、直接、下部の切粉排出口14に落下する。
4.ワークWの一面が加工終了すると、回転テーブル13が90度(C軸)回動し、位置決めされる。そして、主軸11のツールTは、図示しないATC装置によって、図示しないツールマガジン装置から新たなツールTと交換され、主軸台10が、X、Y、Z軸方向の軸移動を行い、もう一側面の加工が開始する。そして、同様の手順によって、三面、四面の加工が終了する。
5.つづいて、テーブル架台12は下方へ90度回動し、ワークWの上面d(図2のb参照)を側面に傾けた姿勢で加工を開始する。この加工部位から発生した切粉は、前記同様に下部の切粉排出口14に落下し、チップコンベヤ16によって、機外へ搬送される。
6.全加工が終了すると、テーブル架台12は、また、上方へ90度回動し、ワークWを逆さにし(図2のa参照)、下部に設けられたノズル(図示せず)によって切削水が噴射されて洗浄し、加工穴、削り面に残った切粉を完全に除去する。
7.テーブル架台12は、180度回動し、スタート時の0度の加工位置c(図2のc参照)に戻り、プログラムが終了する。
8.ドア17bを開き、加工完了のワークWを取り外す。
なお、本発明はその技術思想の範囲内で種々の改造、変更が可能である。たとえば、X、Y、Z軸の案内面は、ころがりガイドであるが、すべりガイドであってもよい。各軸のサーボモータの個数については、X軸は1個、Y軸は2個、Z軸は1個としてもよい。また、各軸の駆動方式は、サーボモータとボールネジの組み合わせでもよいし、リニアモータであっても構わない。さらに、ATC装置や、ツールマガジン装置等についても、マシニングセンタの常道手段であるため、図を省略したが、どのような形態のものであっても構わない。
ところで、切粉本位に機械構成を考えた旋盤に逆立ち旋盤がある。これは立旋盤を逆さにしたもので、ワークWを把持するチャックが下向きになる。これは切削水の勢いを借りなくても切粉が重力によって落下することから、まさに「ニュートン旋盤」である。
同様に本発明のMC(マシニングセンタ)も、切粉本位の機械構成であり、切粉を重力によって落下させるMCであるため、本発明の機械は、「ニュートン横形MC」である。
同様に本発明のMC(マシニングセンタ)も、切粉本位の機械構成であり、切粉を重力によって落下させるMCであるため、本発明の機械は、「ニュートン横形MC」である。
1 横形マシニングセンタ
2 ベッド
2a ベッド後端面
3 直立側壁
3a 垂直端面部
3b 上端部
4 つなぎ部
5 クロスレール
6 クロスレール案内面
7 サドル
8 サドル案内面
9 主軸台案内面
10 主軸台
11 主軸
12 テーブル架台
13 回転テーブル
14 切粉排出口
15 切粉搬送トンネル
16 チップコンベヤ
17a カバー
17b ドア
T ツール(工具)
W ワーク(工作物)
a 回動位置(180度)
b 回動位置(90度)
c 回動位置(0度)
d 上面
2 ベッド
2a ベッド後端面
3 直立側壁
3a 垂直端面部
3b 上端部
4 つなぎ部
5 クロスレール
6 クロスレール案内面
7 サドル
8 サドル案内面
9 主軸台案内面
10 主軸台
11 主軸
12 テーブル架台
13 回転テーブル
14 切粉排出口
15 切粉搬送トンネル
16 チップコンベヤ
17a カバー
17b ドア
T ツール(工具)
W ワーク(工作物)
a 回動位置(180度)
b 回動位置(90度)
c 回動位置(0度)
d 上面
Claims (3)
- ベッド(2)と、ワーク(W)を取り付けた回転(C軸)可能な回転テーブル(13)を上下方向へ回動(A軸)するテーブル架台(12)と、主軸(11)が組み込まれた主軸台(10)を前後(Z軸)方向と、左右(X軸)方向に移動可能に取り付けられたサドル(7)と、前記サドル(7)を上下(Y軸)方向に移動可能に装架されたクロスレール(6)とから構成された横形マシニングセンタ(1)であって、
前記テーブル架台(12)は、前記ベッド(1)から直立する一対の直立側壁(3,3)に支承されて装架されるとともに、前記一対の直立側壁(3,3)の後方の垂直端面部(3a,3a)に前記クロスレール(5)が上下(Y軸)方向に移動可能なクロスレール案内面(6,6)を設けたことを特徴とする横形マシニングセンタ(1)。 - 前記ベッド(1)から直立する一対の直立側壁(3,3)の上端部(3b,3b)につなぎ部(4)が一体に設けられ、正面視で、□状に閉鎖したことを特徴とする請求項1に記載の横形マシニングセンタ(1)。
- 前記テーブル架台(12)を180度上方へ回動させた加工位置(a)で、ワーク(W)を逆さにした姿勢で加工を行うことを含む請求項1または請求項2に記載された横形マシニングセンタ(1)の加工方法。
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