JPH10138064A - 複合加工装置 - Google Patents

複合加工装置

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Publication number
JPH10138064A
JPH10138064A JP29293596A JP29293596A JPH10138064A JP H10138064 A JPH10138064 A JP H10138064A JP 29293596 A JP29293596 A JP 29293596A JP 29293596 A JP29293596 A JP 29293596A JP H10138064 A JPH10138064 A JP H10138064A
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JP
Japan
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spindle head
work
machining apparatus
combined machining
axis
Prior art date
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Application number
JP29293596A
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English (en)
Inventor
Riichi Otani
谷 利 一 大
Masahiro Komata
又 正 博 小
Minoru Ota
田 稔 太
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 切削用と研削用の2つのユニットを備えた複
合加工装置では、コストが高いとともに設置スペースも
大きくなり、両方を同時に使用することができず、加工
形態に対する制約が大きいという問題があった。 【解決手段】 基台1上に、ワークを載置するワークテ
ーブル2と、工具を取付ける主軸ヘッド4を備え、ワー
クテーブル2と主軸ヘッド4の間で、互いに直交する
X、Y、Zの3方向および主軸ヘッド4の軸Cに直交す
る2本の軸Z、Pの各軸回り方向の相対的な移動を可能
にした複合加工装置M1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワークに対して切
削や研削などの加工を行うのに用いられる複合加工装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の複合加工装置としては、例えば
図30に示すものがあった。図示の複合加工装置100
は、基台101上に、ワークテーブル102と、切削ユ
ニット103と、研削ユニット104を備えている。
【0003】ワークテーブル102は、基台101上に
設けた第1案内部105により、図の左右方向であるX
方向に移動可能であり、その上面には、モータを内蔵し
た第1ワーク保持具106と、これに相対向する第2ワ
ーク保持具107が同軸状態で設けてある。第1ワーク
保持具106は、ワークテーブル102上に固定してあ
り、他方、第2ワーク保持具107は、ワークテーブル
102上に設けた第2案内部108によってワークテー
ブル102と同じX方向に移動可能であり、これによ
り、第1ワーク保持具106に対して近接離間可能にな
っている。
【0004】切削ユニット103および研削ユニット1
04は、基台101上に設けた第3および第4の案内部
109,110により、図の上下方向であるY方向に移
動可能である。切削ユニット103は、その側面に切削
工具111が取付けてある。研削ユニット104は、図
に対して垂直方向のZ軸回りに回動可能であり、その2
つの側面に、外側研削工具112と内側研削工具113
が取付けてある。
【0005】上記の複合加工装置100は、第1および
第2のワーク保持具106,107により図示しないワ
ークの両端部を保持して同ワークを軸回りに回転させ、
ワークテーブル103および各ユニット103,104
を移動させながらワークに切削あるいは研削を行うこと
となる。このような複合加工装置は、例えば、特開平4
−365526号公報に記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような従来の複合加工装置にあっては、切削用と研削
用の2つのユニットを備えているため、コストが高いと
ともに設置スペースも大きくなり、また、2つのユニッ
トがあるにもかかわらず両方を同時に使用することがで
きないと共に、ワークテーブルのX方向の移動と各ユニ
ットのY方向の移動だけでは加工形態に対する制約が大
きいという問題があり、このような問題を解決すること
が課題であった。
【0007】
【発明の目的】本発明は、上記従来の課題に着目して成
されたもので、コストの低下や設置スペースの縮小を実
現することができると共に、切削および研削を含む各種
の加工および様々な加工形態に対応することができる複
合加工装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる複合加工
装置は、請求項1として、基台上に、ワークを載置する
ワークテーブルと、工具を取付ける主軸ヘッドを備え、
ワークテーブルと主軸ヘッドの間で、互いに直交する3
方向および主軸ヘッドの軸に直交する2本の軸の各軸回
り方向の相対的な移動を可能にした構成とし、請求項2
として、基台上に、コラムを水平方向に移動可能に且つ
基台に対する垂直軸回りに回動可能に設けると共に、コ
ラムに、主軸ヘッドを基台に対する垂直方向に移動可能
に且つ主軸ヘッドの軸に直交する水平軸回りに回動可能
に設けた構成とし、請求項3として、ワークテーブルが
水平方向に移動可能に設けてある構成とし、請求項4と
して、ワークテーブルが固定してある構成とし、請求項
5として、ワークテーブル上に、第1および第2のワー
ク保持具が対向する状態で近接離間可能に設けてある構
成とし、請求項6として、第1および第2のワーク保持
具のうち、少なくとも一方の保持具が保持したワークの
回転駆動源を備えている構成とし、請求項7として、第
1および第2のワーク保持具のうち、少なくとも一方の
保持具を基台に対する垂直軸回りに回動可能に設けた構
成とし、請求項8として、ワークテーブルが基台に対す
る垂直軸回りに回動可能に設けてある構成とし、請求項
9として、基台におけるワークテーブルの支持面と主軸
ヘッドの支持面とが互いに内向きに傾斜していると共
に、その各傾斜支持面を基準にしてワークテーブルおよ
び主軸ヘッドを互いに内向きに傾斜した状態に配置し、
両支持面の間に略水平方向に駆動されるコンベアを備え
た構成とし、請求項10として、コラムに、基台に対し
て垂直方向に移動する昇降体を設けると共に、昇降体
に、水平軸回りに回動する中空状の回動体を設け、この
回動体に主軸ヘッドを設けた構成とし、請求項11とし
て、コラムに、主軸ヘッドがその軸方向に移動可能に設
けてある構成とし、請求項12として、主軸ヘッドが正
逆回転可能な主軸を備えている構成とし、請求項13と
して、主軸ヘッドが第2の主軸ヘッドを着脱自在に備え
ている構成とし、請求項14として、主軸ヘッドに対す
る工具交換装置を備えた構成とし、請求項15として、
主軸ヘッドが切削用工具および研削用工具を各々着脱可
能な共通の主軸を備えている構成としており、上記の構
成を従来の課題を解決するための手段としている。
【0009】
【発明の作用】本発明の請求項1に係わる複合加工装置
では、主軸ヘッドが1つであり、この主軸ヘッドに各種
工具が着脱されることとなり、ワークテーブルと主軸ヘ
ッドの間で、互いに直交する3方向および主軸ヘッドの
軸に直交する2本の軸の各軸回り方向の相対的な移動を
可能にしているので、ワークにおける様々な加工形態に
対応して、ワークに対する主軸ヘッドの工具の姿勢を自
在に変化し得ることとなる。
【0010】本発明の請求項2に係わる複合加工装置で
は、コラムの水平移動および垂直軸回りの回動、コラム
に対する主軸ヘッドの垂直移動および水平軸回りの回動
により、ワークにおける様々な加工形態に対応して、ワ
ークに対する主軸ヘッドの工具の姿勢が自在に変化す
る。
【0011】本発明の請求項3に係わる複合加工装置で
は、ワークテーブルが水平方向に移動するので、主軸ヘ
ッド側の水平方向の移動が一方向あるいは水平方向に固
定とすることが可能になり、ワークテーブルおよび主軸
ヘッドの移動により、ワークに対する主軸ヘッドの工具
の姿勢が自在に変化する。
【0012】本発明の請求項4に係わる複合加工装置で
は、ワークテーブルが固定してあって、主軸ヘッド側の
みの移動により、ワークに対する主軸ヘッドの工具の姿
勢が自在に変化する。
【0013】本発明の請求項5に係わる複合加工装置で
は、ワークテーブル上に設けた第1および第2のワーク
保持具の近接離間に伴ってワークの保持および解放が行
われ、第1および第2のワーク保持具で保持したワーク
に加工を行う。
【0014】本発明の請求項6に係わる複合加工装置で
は、第1および第2のワーク保持具でワークを保持し、
少なくとも一方のワーク保持具に設けた回転駆動源によ
りワークを軸回りに回転させながら加工を行う。
【0015】本発明の請求項7に係わる複合加工装置で
は、第1および第2のワーク保持具のうち、少なくとも
一方の保持具が基台に対する垂直軸回りに回動するの
で、そのワーク保持具の回動により主軸ヘッドに対して
ワークの姿勢を傾けることが可能となる。
【0016】本発明の請求項8に係わる複合加工装置で
は、ワークテーブルが基台に対する垂直軸回りに回動可
能に設けてあるので、ワークテーブルの回動により主軸
ヘッドに対してワークの姿勢を傾けることが可能とな
る。
【0017】本発明の請求項9に係わる複合加工装置で
は、基台におけるワークテーブルの支持面と主軸ヘッド
の支持面とが互いに内向きに傾斜し、これに合わせてワ
ークテーブルと主軸ヘッドも内向きに傾斜した状態にな
っているので、加工により発生した切り屑がワークテー
ブルと主軸ヘッドの間に落下することとなり、その切り
屑をワークテーブルの支持面と主軸ヘッドの支持面の間
に設けたコンベアにより装置外部に搬出する。
【0018】本発明の請求項10に係わる複合加工装置
では、コラムに対して昇降体とともに移動する中空状の
回動体に主軸ヘッドを設けているので、回動体の中空部
内に主軸ヘッドに対する動力源等の供給系を通すことが
可能になる。
【0019】本発明の請求項11に係わる複合加工装置
では、コラムに対して主軸ヘッドがその軸方向に移動可
能に設けてあるので、ワークに対する主軸ヘッドおよび
工具の突出量を大きくして加工を行うことが可能にな
る。
【0020】本発明の請求項12に係わる複合加工装置
では、主軸ヘッドが正逆回転可能な主軸を備えているの
で、主軸ヘッドの180度異なる回動位置において主軸
の回転方向を変えることにより、ワークに対する主軸の
回転方向が同一になる。
【0021】本発明の請求項13に係わる複合加工装置
では、加工形態などに応じて主軸ヘッドに対して第2の
主軸ヘッドが装着され、この第2の主軸ヘッドに取付け
た工具により加工を行う。
【0022】本発明の請求項14に係わる複合加工装置
では、主軸ヘッドに対する工具交換装置を備えているの
で、全自動化による連続的な複合加工に対応し得ること
となる。
【0023】本発明の請求項15に係わる複合加工装置
では、主軸ヘッドが切削用工具および研削用工具を各々
着脱可能な共通の主軸を備えているので、1つの主軸ヘ
ッドにおいて、工具の交換とともに切削および研削の加
工を連続的に行う。
【0024】
【発明の効果】本発明の請求項1に係わる複合加工装置
によれば、各種工具が着脱される主軸ヘッドが1つであ
って、コストの低下や設置スペースの縮小を実現するこ
とができると共に、1つの主軸ヘッドを用いて切削や研
削等の各種加工を行うことができ、さらに、ワークテー
ブルと主軸ヘッドの間で、互いに直交する3方向および
主軸ヘッドの軸に直交する2本の軸の各軸回り方向の相
対的な移動を可能にしたことから、当該装置1台でワー
クにおける様々な加工形態に容易に且つ確実に対応する
ことができる。
【0025】本発明の請求項2に係わる複合加工装置に
よれば、請求項1と同様にコストの低下や設置スペース
の縮小を実現することができると共に、コラムの水平移
動および垂直軸回りの回動、コラムに対する主軸ヘッド
の垂直移動および水平軸回りの回動により、請求項1と
同様に当該装置1台でワークにおける様々な加工形態に
対応することができる。
【0026】本発明の請求項3に係わる複合加工装置に
よれば、請求項1および2と同様の効果を得ることがで
きるうえに、とくに、ワークテーブルおよび主軸ヘッド
の移動により、当該装置1台でワークにおける様々な加
工形態に対応することができる。
【0027】本発明の請求項4に係わる複合加工装置に
よれば、請求項1および2と同様の効果を得ることがで
きるうえに、ワークテーブルが固定してあることから、
ワークテーブル周囲の構造を簡略化して装置の正面幅な
どを小さくすることができ、装置の設置スペースのさら
なる縮小に貢献し得る。
【0028】本発明の請求項5に係わる複合加工装置に
よれば、請求項1〜4と同様の効果を得ることができる
うえに、第1および第2のワーク保持具の近接より、ワ
ークを確実に保持することができると共に、両ワーク保
持具の離間によりワークを簡単に解放することができ、
作業性の向上なども図ることができる。
【0029】本発明の請求項6に係わる複合加工装置に
よれば、請求項1〜5と同様の効果を得ることができる
うえに、ワークを回転させながら加工を行うことがで
き、ワークの周方向にわたる切削や研削等の加工に容易
に対処することができる。
【0030】本発明の請求項7に係わる複合加工装置に
よれば、請求項6と同様の効果を得ることができるうえ
に、ワーク保持具の回動により主軸ヘッドに対してワー
クの姿勢を傾けることができ、例えば、ワークの端部に
おけるテーパ面の成形などにも容易に対処することがで
きる。
【0031】本発明の請求項8に係わる複合加工装置に
よれば、請求項1〜7と同様の効果を得ることができる
うえに、ワークテーブルの回動により主軸ヘッドに対し
てワークの姿勢を傾けることができ、例えば、軸方向全
体にわたってテーパ状を成すワークの加工などに容易に
対処することができる。
【0032】本発明の請求項9に係わる複合加工装置に
よれば、請求項1〜7と同様の効果を得ることができる
うえに、ワークテーブルと主軸ヘッドを内向きに傾斜し
た状態にしたことから、加工により発生した切り屑がワ
ークテーブルと主軸ヘッドの間に落下することとなっ
て、加工位置から切り屑を容易に除去することができ、
しかも、その切り屑をワークテーブルの支持面と主軸ヘ
ッドの支持面の間に設けたコンベアにより装置外部に搬
出するので、切り屑の処理性を著しく高めることができ
る。
【0033】本発明の請求項10に係わる複合加工装置
によれば、請求項2〜9と同様の効果を得ることができ
るうえに、回動体の中空部内に主軸ヘッドに対する動力
源等の供給系を通すことが可能になることから、例え
ば、主軸ヘッドに高速で高精度の加工が可能な流体軸受
け内蔵型のビルトインモータを採用することができ、こ
の際、軸受け用流体の供給系を回動体の内側に通すこと
ができる。
【0034】本発明の請求項11に係わる複合加工装置
によれば、請求項2〜10と同様の効果を得ることがで
きるうえに、コラムに対して主軸ヘッドがその軸方向に
移動可能に設けてあることから、ワークに対する主軸ヘ
ッドおよび工具の突出量を大きくすることができ、例え
ば、ワークの内周に切削や研削等の加工を行う場合に容
易に対処することができる。
【0035】本発明の請求項12に係わる複合加工装置
によれば、請求項1〜11と同様の効果を得ることがで
きるうえに、主軸ヘッドの180度異なる回動位置にお
いて主軸の回転方向を変えることにより、ワークに対す
る主軸の回転方向を同一にすることができ、ワークにお
ける様々な加工位置および加工形態により広く対応する
ことができる。
【0036】本発明の請求項13に係わる複合加工装置
によれば、請求項1〜12と同様の効果を得ることがで
きるうえに、必要に応じて第2の主軸ヘッドを着脱する
ことにより、ワークにおける様々な加工位置および加工
形態への対応機能をより一層高めることができる。
【0037】本発明の請求項14に係わる複合加工装置
によれば、請求項1〜13と同様の効果を得ることがで
きるうえに、主軸ヘッドに対する工具交換装置を備えて
いることから、全自動化による連続的な複合加工に対応
することができ、生産性などを著しく高めることができ
る。
【0038】本発明の請求項15に係わる複合加工装置
によれば、請求項1〜14と同様の効果を得ることがで
きるうえに、1つの主軸ヘッドにおいて、工具の交換と
ともに切削および研削の加工を連続的に行うことができ
る。
【0039】
【実施例】図1〜図9は、本発明の請求項1〜3、11
および15に係わる複合加工装置の一実施例を説明する
図である。
【0040】図1〜図3に示す複合加工装置M1は、基
台1上に、ワーク載置用のワークテーブル2と、コラム
3および主軸ヘッド4を備えている。
【0041】ワークテーブル2は、基台1上に設けたレ
ール状の第1案内部5により、図1の左右方向である水
平なX方向に移動自在であって、第1案内部5の一端側
に設けたワークテーブル移動用のモータ6を駆動源とし
て往復駆動される。
【0042】コラム3は、第1案内部5のほぼ中央に対
する位置において基台1上に設けたレール状の第2案内
部7により、図1の上下方向である水平なY方向に移動
自在であって、第2案内部7の一端側に設けたコラム移
動用のモータ8を駆動源としてワークテーブル2に向け
て進退駆動される。
【0043】また、コラム3は、とくに図3に示すよう
に、第2案内部7に直接案内されるスライダ9と、この
スライダ9に対して竪軸回りに回転自在に装着される回
転テーブル10を備えると共に、コラム3の内部に設け
たコラム回動用のモータ11の出力軸と、回転テーブル
10の中心軸とを歯車機構12で連結した構成になって
いる。これにより、コラム3は、コラム回動用のモータ
11を駆動源として基台1に対して垂直なZ軸回りに回
動する。
【0044】さらに、コラム3は、その上下方向にわた
るスクリューシャフト13と、スクリューシャフト13
を軸回りに回転させるヘッド昇降用モータ14を備えて
おり、スクリューシャフト13には、昇降体15が螺合
した状態で装着してある。昇降体15は、図1において
X方向と同方向の水平なP軸を中心に回動する回動体1
6と、回動体16の駆動源であるヘッド回動用モータ1
7を備えている。
【0045】主軸ヘッド4は、回動体16に設けたレー
ル状の第3案内部18により、その軸C方向に移動自在
に設けてあり、第3案内部18の一端側に設けたヘッド
進退用モータ19により進退駆動される。つまり、主軸
ヘッド4は、コラム3とともにY方向に移動可能で且つ
Z軸回りに回動可能であると共に、コラム3に対する昇
降体15の上下動によりZ方向に移動可能であり、さら
に、昇降体15に対する回動体16の回動により水平な
P軸回りに回動可能である。
【0046】これにより、複合加工装置M1では、ワー
クテーブル2とコラム3に設けた主軸ヘッド4の間で、
互いに直交するX、Y、Zの3方向、および主軸ヘッド
4の軸Cに直交する2本のZ軸およびP軸の各軸回り方
向の相対的な移動が可能になっており、さらに、主軸ヘ
ッド4がその軸C方向にも移動可能になっている。
【0047】また、各モータ6,8,11,14,1
7,19は、制御装置20に電気的に接続してある。こ
の制御装置20は、ワークに施そうとする加工形態に応
じて予めデータが入力され、そのデータに基づいて各モ
ータを駆動する。また、主軸ヘッド4における主軸4a
は、切削や研削などの各種の工具(T1)が着脱可能で
あると共に、加工内容に応じて回転速度を変化させるこ
とができる。この主軸4aにあっても制御装置20によ
り制御される。
【0048】上記の構成を備えた複合加工装置M1で
は、ワークテーブル2、コラム3および主軸ヘッド4の
移動により、ワークに対する主軸ヘッド4の工具T1の
姿勢を自在に変化させることが可能であって、コラム3
に対して主軸ヘッド4がその軸C方向に移動可能に設け
てあるので、ワークに対する工具T1の突出量を大きく
することが可能であると共に、1つの主軸ヘッド4を用
いて切削や研削等の加工を行うことが可能であり、例え
ば図4〜図9に示すような加工に用いられる。
【0049】図4は、ワークテーブル2上に固定したワ
ークW1のXZ面に平行な面S1の加工を示す図であ
る。工具T1がドリルであれば穴加工が行われ、工具T
1がエンドミルやフライスであれば溝加工や面加工が行
われ、工具T1が砥石であれば溝や面の研削が行われ
る。加工位置は、ワークテーブル2のX方向の移動およ
び主軸ヘッド4のZ方向の移動により制御し、加工深さ
は、コラム3のY方向の移動または主軸ヘッド4の軸C
方向の移動により制御する。また、ワークテーブル2の
X方向の移動および主軸ヘッド4のZ軸方向の移動を同
時に制御すれば、図5および図6に示すようにコンタリ
ング加工が行われる。
【0050】図7は、ワークテーブル2上に固定したワ
ークW1において、XZ面に対してZ軸回りに角度を有
する面S2の加工を示す図である。この場合には、図4
に示す状態からコラム3をZ軸回りに面S2の角度分だ
け回動させることとなる。そして、加工位置は、ワーク
テーブル2のX方向の移動、コラム3のY方向の移動お
よび主軸ヘッド4のZ方向の移動により制御し、加工深
さは、主軸ヘッド4の軸C方向の移動により制御する。
【0051】図8は、ワークテーブル2上に固定したワ
ークW1のYZ面に平行な面S3の加工を示す図であ
る。この場合には、図4に示す状態から、コラム3に対
して主軸ヘッド4を水平なP軸回りに180度回動させ
ると共に、コラム3をZ軸回りに90度回動させること
となる。そして、加工位置は、コラム3のY方向の移動
および主軸ヘッド4のZ方向の移動により制御し、加工
深さは、ワークテーブル2のX方向の移動または主軸ヘ
ッド4の軸C方向の移動により制御する。
【0052】図9は、ワークテーブル2上に固定したワ
ークW2において、YZ面に対してY軸回りに角度を有
する上向きの面S4の加工を示す図である。この場合に
は、図4に示す状態からコラム3をZ軸回りに90度回
動させると共に、コラム3に対して主軸ヘッド4を水平
なP軸回りに面S4の角度分だけ回動させる。そして、
加工位置は、ワークテーブル2のX方向の移動、コラム
3のY方向の移動および主軸ヘッド4のZ方向の移動に
より制御し、加工深さは、主軸ヘッド4の軸C方向の移
動により制御する。
【0053】このように、上記実施例の複合加工装置M
1では、1つの主軸ヘッド4を用いて切削や研削等の各
種加工が行われることとなり、さらに、ワークテーブル
2と主軸ヘッド4の間で、互いに直交するX、Y、Zの
3方向および主軸ヘッド4の軸Cに直交するZ軸および
水平なP軸の各軸回り方向の相対的な移動を可能にした
ことから、当該装置1台でワークにおける様々な加工形
態に容易に且つ確実に対応し得る。
【0054】図10は、本発明の請求項4に係わる複合
加工装置の一実施例を説明する図である。なお、先の実
施例と同様の構成部位は、同一符号を付して詳細な説明
を省略し、この実施例以降の実施例も同様とする。
【0055】この実施例の複合加工装置M2は、基台1
上にワークテーブル2を固定した構成になっている。ま
た基台1上には、ワークテーブル2と平行に第1案内部
5が設けてあり、この第1案内部5により、コラム3を
Y方向に案内する第2案内部7をX方向に移動可能にし
ている。
【0056】この実施例における複合加工装置M2で
は、固定したワークテーブル2に対して、主軸ヘッド4
側のみの移動により、ワークに対する主軸ヘッド4の工
具T1の姿勢が自在に変化することとなり、また、ワー
クテーブル2の周囲の構造が簡略化されるので装置の正
面幅(X方向の幅)などを小さくすることができる。
【0057】図11〜図19は、本発明の請求項5およ
び6に係わる複合加工装置の一実施例を説明する図であ
る。
【0058】図11および図12に示す複合加工装置M
3は、第1案内部5によりX方向に移動するワークテー
ブル2上に、第1および第2のワーク保持具21,22
を同軸上で対向する状態に備えている。両ワーク保持具
21,22は、ワーク保持用のチャック21a,22
a、および保持したワークの回転駆動源であるモータ2
1b,22bを備えている。
【0059】第1ワーク保持具21は、ワークテーブル
2の一端部寄りに固定してある。他方、第2ワーク保持
具22は、ワークテーブル2上に設けたレール状の第4
案内部23により、ワークテーブル2と同様にX方向に
移動自在であって、第4案内部23の端部に設けた保持
具移動用モータ24を駆動源として、第1ワーク保持具
21に対して近接離間するように進退駆動される。つま
り、両ワーク保持具21,22は、各々のチャック21
a,22aによりワークを把持・解放することが可能で
あると共に、互いに近接離間によってもワークを把持・
解放することが可能である。
【0060】上記の複合加工装置M3は、1つの主軸ヘ
ッド4を用いて切削および研削等の加工を行うことが可
能であり、例えば図13〜図19に示すような加工に用
いられる。
【0061】図13は円筒状ワークW3の外周面への加
工を示す図である。この場合、ワークW3は、その一端
部が第1ワーク保持具21のチャック21aによって把
持されると共に、他端部が第2ワーク保持具22のチャ
ック22aに組込んだセンター25によって支持されて
いる。そして、工具T1がドリルであれば穴加工が行わ
れ、工具T1がエンドミルやフライスであれば溝加工や
面加工が行われ、工具T1が砥石であれば溝や面の研削
が行われることとなり、第1保持具21のモータ21b
の作動により適宜ワークW3を軸回り(X軸回り)に回
転させる。
【0062】このとき、加工位置は、ワークテーブル2
のX方向の移動および主軸ヘッド4のZ方向の移動によ
り制御し、加工深さは、コラム3のY方向の移動または
主軸ヘッド4の軸C方向の移動により制御する。また、
ワークテーブル2のX方向の移動とワークW3の軸回り
の回動を同期制御することにより、図14に示すよう
に、エンドミルである工具T1でワークW3の外周面に
ねじれ溝Gを形成することができる。
【0063】図15は第2ワーク保持具22で保持した
円筒状ワークW3の外周面に研削を行う場合を示す図で
ある。主軸ヘッド4の主軸4aには、砥石である工具T
2が取付けてある。この場合には、図11に示す状態か
らコラム3をZ軸回りに90度回動させると共に、コラ
ム3に対して主軸ヘッド4を水平なP軸回りに180度
回動させる。そして、ワークW3の軸方向の加工位置
は、ワークテーブル2のX方向の移動または第2保持具
22のX方向の移動により制御し、切り込みは、コラム
3のY方向の移動により制御する。
【0064】また、第2ワーク保持具22による回転と
コラム3のY方向の移動を同期制御することにより、図
16に示すように、砥石である工具T2を用いて断面楕
円形状ワークW4の外周面の研削も可能である。
【0065】図17は、第1ワーク保持具21で保持し
た段付き円筒状ワークW5における段の角部分に研削を
行う場合を示す図である。主軸ヘッド4の主軸4aに
は、成形砥石である工具T3が取付けてある。この場合
には、図15に示す状態からさらにコラム3をZ軸回り
に45度回動させる。そして、コラム3のY方向の移動
およびワークテーブル2のX方向の移動で加工位置およ
び切り込みを制御することによってアンギュラー研削が
行われる。
【0066】図18は、第1ワーク保持具21で保持し
たテーパ付き円筒状ワークW6におけるテーパ面S5に
研削を行う場合を示す図である。主軸ヘッド4の主軸4
aには、砥石である工具T2が取付けてある。この場合
には、テーパ面S5の角度に対応してコラム3をZ軸回
りに可動させる。そして、主軸ヘッド4の軸C方向の移
動により加工位置を制御し、コラム3のY方向の移動あ
るいはワークテーブル2のX方向の移動により切り込み
を制御する。
【0067】図19は、両ワーク保持具21,22で保
持した棒状ワークW7の外周面に切削を行う場合を示す
図である。この場合には、図11に示す状態から、コラ
ム3をZ軸回りに180度回動させると共に、コラム3
に対して主軸ヘッド4を水平なP軸回りに180度回動
させ、さらに、主軸ヘッド4の主軸4aに切削用の工具
T4を取付ける。そして、ワークW7を軸回りに回転さ
せ、コラム3のY方向の移動または主軸ヘッド4の軸C
方向の移動により切り込みを制御すると共に、ワークテ
ーブル2をX方向に移動させることにより、ワークW7
の外周面を切削する。
【0068】図20は、本発明の請求項7に係わる複合
加工装置の一実施例を説明する図である。
【0069】この実施例の複合加工装置M4は、ワーク
テーブル2上の第4案内部23と第2ワーク保持具22
間に、第4案内部23によりX方向に案内される回転テ
ーブル26を備えており、回転テーブル26により、第
2ワーク保持具22が基台1に対する垂直軸(Z軸)回
りに回動するようになっている。
【0070】この複合加工装置M4では、図8と同様の
テーパ付き円筒状ワークW6のテーパ面S5に研削を行
う場合に、主軸ヘッド4の軸Cの方向をワークテーブル
2の移動方向であるX方向に向けた状態にしておき、第
2ワーク保持具22によりワークW5を把持すると共
に、この第2ワーク保持具22をテーパ面S5の角度に
対応してZ軸回りに回動させることで、テーパ面S5の
研削が可能となる。
【0071】図21は、本発明の請求項8に係わる複合
加工装置の一実施例を説明する図である。
【0072】この実施例の複合加工装置M5は、基台1
上の第1案内部5とワークテーブル2の間に、第1案内
部5によりX方向に案内される回転テーブル27を備
え、この回転テーブル27により、ワークテーブル2が
基台1に対する垂直軸(Z軸)回りに回動するようにな
っている。
【0073】この複合加工装置M5では、軸方向の中間
部分にテーパ面S6を有する円柱状ワークW8におい
て、テーパ面S6の外周面に研削を行う場合、主軸ヘッ
ド4の軸Cの方向をワークテーブル2の移動方向である
X方向に向けた状態にしておき、第1および第2のワー
ク保持具21,22でワークW8の両端部を保持すると
共に、テーパ面S6の角度に対応してワークテーブル2
をZ軸回りに回動させ、さらにはワークW8を軸回りに
回転させ、この状態で砥石である工具T2を用いてテー
パ面S6の研削を行うこととなる。
【0074】図22および図23は、本発明の請求項9
に係わる複合加工装置の一実施例を説明する図である。
【0075】この実施例の複合加工装置M6は、基台1
におけるワークテーブル2の支持面STと主軸ヘッド4
4の支持面SHとが互いに内向きに傾斜していると共
に、その各傾斜支持面ST,SHを基準にしてワークテ
ーブル2および主軸ヘッド44を互いに内向きに傾斜し
た状態に配置しており、両支持面ST,SHの間に略水
平方向に駆動されるチップコンベア28を備えている。
【0076】両支持面ST,SHは、装置の中心に対し
て互いに内向きに45度ずつ傾斜しており、直角の位置
関係にある。ワークテーブル2は、支持面STに設けた
第1案内部5によりX方向に移動可能である。主軸ヘッ
ド44は、支持面SHに設けた第2案内部7によりY方
向に移動可能である。また、コンベア28は、ワークテ
ーブル2の移動方向であるX方向に動いている。
【0077】上記の複合加工装置M6では、ワークテー
ブル2と主軸ヘッド44が内向きに傾斜した状態になっ
ているので、主軸ヘッド44がワークテーブル2の上面
に対向した状態で進退することとなり、ワークテーブル
2と主軸ヘッド44とが干渉することがなく、また、加
工により発生した切り屑をワークテーブル2と主軸ヘッ
ド44の間に落下させ、コンベア28により装置外部に
搬出する。
【0078】図24および図25は、本発明の請求項9
に係わる複合加工装置の他の実施例を説明する図であ
る。
【0079】この実施例の複合加工装置M7は、ワーク
テーブル2および主軸ヘッド4の構成が先の図11に示
す実施例の装置に類似しており、基台1において、ワー
クテーブル2の支持面STと主軸ヘッド4の支持面SH
とを互いに内向きに45度ずつ傾斜させると共に、その
各傾斜支持面ST,SHを基準にして、ワークテーブル
2と、コラム3および主軸ヘッド4とを互いに内向きに
傾斜した状態に配置しており、両支持面ST,SHの間
に略水平方向に駆動されるコンベア28を備えている。
なお、この実施例では、コラム3の回動軸であるZ軸は
支持面SHに対して垂直である。この複合加工装置M7
にあっても先の実施例と同様の効果を得ることができ
る。
【0080】図26は、本発明の請求項10に係わる複
合加工装置の一実施例を説明する図である。
【0081】この実施例の複合加工装置M8は、コラム
3に、基台1に対して垂直方向に移動する昇降体29を
設けると共に、昇降体29に、水平なP軸回りに回動す
る中空状の回動体30を設け、この回動体30に主軸ヘ
ッド4を設けた構成になっている。昇降体29は、図1
〜図3に示す実施例の装置と同様に、コラム3の上下方
向にわたるスクリューシャフト13と、スクリューシャ
フト13を軸回りに回転させるヘッド昇降用モータ14
により昇降駆動される。
【0082】回動体30は、円筒状の部材であって、一
端部に歯車30aが設けてあると共に、他端部にフラン
ジ部30bを一体的に有している。この回動体は、歯車
30aが設けてある一端部をコラム3の内側にし、且つ
他端部をコラム3の外側にした状態で昇降体29に回転
自在に保持してある。歯車30aには、昇降体29に設
けたヘッド回動用モータ17の出力歯車17aが係合し
ている。
【0083】また、回動体30のフランジ部30bの端
面には、主軸ヘッド4をその軸C方向に案内するレール
状の第3案内部18と、主軸ヘッド4側に係合するスク
リューシャフト31が平行に設けてあり、スクリューシ
ャフト31を図示しないモータで軸回りに回転させるこ
とにより、回動体30に対して主軸ヘッド4をその軸C
方向に移動させるようになっている。ここで、スクリュ
ーシャフト31は、回動体30のフランジ部30bの端
面において、中心から片側に偏った位置に設けてある。
【0084】上記回動体30により支持された主軸ヘッ
ド4には、流体軸受けを内蔵したビルトインモータが用
いられる。そして、回動体30の中空部内には、ビルト
インモータに冷却油や軸受け油を送るための供給管32
およびビルトインモータから排出された油の排出管33
が通してある。供給管32および排出管33は、コラム
3内において、昇降体29の動きを妨げないように適当
な緩みをもたせた状態にしてあると共に、コラム3の側
壁に設けた継手34から外部に導き出され、各油の供給
源およびドレンに接続してある。
【0085】このように、上記実施例の複合加工装置M
8では、ビルトインモータを採用しているので、高速で
高精度の加工が可能になり、また、ビルトインモータに
対する油等の供給系が各可動部分の動きを妨げる心配も
まったくない。
【0086】図27は、本発明の請求項12に係わる複
合加工装置の一実施例を説明する図である。
【0087】図示の複合加工装置M3は、図11に示す
実施例の装置と同様の構成を有するものであって、主軸
ヘッド4が正逆回転可能な主軸4aを備えている。した
がって、複合加工装置M3は、コラム3において主軸ヘ
ッド4をワークテーブル2側にし、主軸ヘッド4をP軸
回りに回動させた際に、180度異なる回動位置におい
て主軸4aの回転方向を変えることにより、ワークW3
に対する主軸4aおよび工具T2の回転方向を同一にす
ることができる。
【0088】図28は、本発明の請求項13に係わる複
合加工装置の一実施例を説明する図である。
【0089】図示の複合加工装置M9は、主軸ヘッド4
の反コラム側の側面に、第2の主軸ヘッド35を着脱自
在に備えている。第2の主軸ヘッド35は、その軸方向
を第1の主軸ヘッド4の軸C方向と平行にし且つ主軸3
5aも同方向に向けた状態で設けてある。
【0090】上記の複合加工装置M9は、コラム3にお
いて主軸ヘッド4をワークテーブル2側にした状態で、
第2の主軸ヘッド35がさらにワークテーブル2側に突
出することとなる。したがって、例えば第1ワーク保持
具21に保持された円筒状ワークW9に対して、第2主
軸ヘッド35の主軸35aに取付けた工具T5を用いて
ワークW9の内面側の切削あるいは研削が行われる。
【0091】図29は、本発明の請求項14に係わる複
合加工装置の一実施例を説明する図である。
【0092】図示の複合加工装置M10は、前実施例の
装置と同様の構成を備えると共に、主軸ヘッド4に対す
る工具交換装置36を備えている。工具交換装置36
は、複数の工具T6〜T10を収容した割出し機構付き
のマガジン37と、割出し位置にセットした工具と主軸
ヘッド4の工具T11とを交換する回動式の交換アーム
38を備えている。この複合加工装置M10では、主軸
ヘッド4の主軸4aをワークテーブル2の反対側に向け
た状態にして工具の交換が行われる。そして、この複合
加工装置M10では、工具交換装置36の付設により、
全自動化による連続的な複合加工に対応し得ることとな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1〜3、11および15に係わ
る複合加工装置の一実施例を示す平面図である。
【図2】図1に示す複合加工装置の正面図である。
【図3】図1に示す複合加工装置のコラム部分の正面断
面図である。
【図4】図1に示す複合加工装置の一加工例を示す要部
の平面図である。
【図5】図1に示す複合加工装置の他の加工例を示す要
部の側面図である。
【図6】図5に示すワークの加工面の正面図である。
【図7】図1に示す複合加工装置のさらに他の加工例を
示す要部の平面図である。
【図8】図1に示す複合加工装置のさらに他の加工例を
示す要部の平面図である。
【図9】図1に示す複合加工装置のさらに他の加工例を
示す要部の正面図である。
【図10】本発明の請求項4に係わる複合加工装置の一
実施例を示す平面図である。
【図11】本発明の請求項5および6に係わる複合加工
装置の一実施例を示す平面図である。
【図12】図11に示す複合加工装置の正面図である。
【図13】図11に示す複合加工装置の一加工例を示す
要部の平面図である。
【図14】図13に示すワークの加工部分の正面図であ
る。
【図15】図11に示す複合加工装置の他の加工例を示
す要部の平面図である。
【図16】図15に示す加工において断面楕円形状のワ
ークと砥石である工具を示す説明図である。
【図17】図11に示す複合加工装置のさらに他の加工
例を示す要部の平面図である。
【図18】図11に示す複合加工装置のさらに他の加工
例を示す要部の平面図である。
【図19】図11に示す複合加工装置のさらに他の加工
例を示す平面図である。
【図20】本発明の請求項7に係わる複合加工装置の一
実施例を示す平面図である。
【図21】本発明の請求項8に係わる複合加工装置の一
実施例を示す平面図である。
【図22】本発明の請求項9に係わる複合加工装置の一
実施例を示す側面図である。
【図23】図22に示す複合加工装置の正面図である。
【図24】本発明の請求項9に係わる複合加工装置の他
の実施例を示す側面図である。
【図25】図24に示す複合加工装置の正面図である。
【図26】本発明の請求項10に係わる複合加工装置の
一実施例を示すコラム部分の正面断面図である。
【図27】本発明の請求項12に係わる複合加工装置の
一実施例を示す平面図である。
【図28】本発明の請求項13に係わる複合加工装置の
一実施例を示す平面図である。
【図29】本発明の請求項14に係わる複合加工装置の
一実施例を示す平面図である。
【図30】切削および研削を行う従来の複合加工装置を
示す平面図である。
【符号の説明】
M1〜M10 複合加工装置 ST ワークテーブルの支持面 SH 主軸ヘッドの支持面 T1〜T11 工具 W1〜W9 ワーク 1 基台 2 ワークテーブル 3 コラム 4 44 主軸ヘッド 4a 主軸 21 第1ワーク保持具 22 第2ワーク保持具 28 コンベア 30 中空状の回動体 35 第2の主軸ヘッド 36 工具交換装置

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台上に、ワークを載置するワークテー
    ブルと、工具を取付ける主軸ヘッドを備え、ワークテー
    ブルと主軸ヘッドの間で、互いに直交する3方向および
    主軸ヘッドの軸に直交する2本の軸の各軸回り方向の相
    対的な移動を可能にしたことを特徴とする複合加工装
    置。
  2. 【請求項2】 基台上に、コラムを水平方向に移動可能
    に且つ基台に対する垂直軸回りに回動可能に設けると共
    に、コラムに、主軸ヘッドを基台に対する垂直方向に移
    動可能に且つ主軸ヘッドの軸に直交する水平軸回りに回
    動可能に設けたことを特徴とする請求項1に記載の複合
    加工装置。
  3. 【請求項3】 ワークテーブルが水平方向に移動可能に
    設けてあることを特徴とする請求項1または2に記載の
    複合加工装置。
  4. 【請求項4】 ワークテーブルが固定してあることを特
    徴とする請求項1または2に記載の複合加工装置。
  5. 【請求項5】 ワークテーブル上に、第1および第2の
    ワーク保持具が対向する状態で近接離間可能に設けてあ
    ることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の複
    合加工装置。
  6. 【請求項6】 第1および第2のワーク保持具のうち、
    少なくとも一方の保持具が保持したワークの回転駆動源
    を備えていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか
    に記載の複合加工装置。
  7. 【請求項7】 第1および第2のワーク保持具のうち、
    少なくとも一方の保持具を基台に対する垂直軸回りに回
    動可能に設けたことを特徴とする請求項6に記載の複合
    加工装置。
  8. 【請求項8】 ワークテーブルが基台に対する垂直軸回
    りに回動可能に設けてあることを特徴とする請求項1〜
    7のいずれかに記載の複合加工装置。
  9. 【請求項9】 基台におけるワークテーブルの支持面と
    主軸ヘッドの支持面とが互いに内向きに傾斜していると
    共に、その各傾斜支持面を基準にしてワークテーブルお
    よび主軸ヘッドを互いに内向きに傾斜した状態に配置
    し、両支持面の間に略水平方向に駆動されるコンベアを
    備えたことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載
    の複合加工装置。
  10. 【請求項10】 コラムに、基台に対して垂直方向に移
    動する昇降体を設けると共に、昇降体に、水平軸回りに
    回動する中空状の回動体を設け、この回動体に主軸ヘッ
    ドを設けたことを特徴とする請求項2〜9のいずれかに
    記載の複合加工装置。
  11. 【請求項11】 コラムに、主軸ヘッドがその軸方向に
    移動可能に設けてあることを特徴とする請求項2〜10
    のいずれかに記載の複合加工装置。
  12. 【請求項12】 主軸ヘッドが正逆回転可能な主軸を備
    えていることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに
    記載の複合加工装置。
  13. 【請求項13】 主軸ヘッドが第2の主軸ヘッドを着脱
    自在に備えていることを特徴とする請求項1〜12のい
    ずれかに記載の複合加工装置。
  14. 【請求項14】 主軸ヘッドに対する工具交換装置を備
    えたことを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載
    の複合加工装置。
  15. 【請求項15】 主軸ヘッドが切削用工具および研削用
    工具を各々着脱可能な共通の主軸を備えていることを特
    徴とする請求項1〜14のいずれかに記載の複合加工装
    置。
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